JPS63151519A

JPS63151519A - 車両用燃料タンク

Info

Publication number: JPS63151519A
Application number: JP62303474A
Authority: JP
Inventors: ウオルフガング　フライワルト; ホルスト　エバート
Original assignee: Daimler Benz AG
Current assignee: Daimler Benz AG
Priority date: 1986-12-03
Filing date: 1987-12-02
Publication date: 1988-06-24
Anticipated expiration: 2011-12-25
Also published as: JP2566430B2; US4844278A; SE8704691D0; GB2198099B; GB2198099A; GB8728259D0; DE3641356C1; SE8704691L; SE464451B

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、燃料の動きを安定さ垂るための装置を持つ車
両用燃料タンクに関する。

従来の技術タンク内に隔壁あるいは同様の固定物を備えた燃料タン
クについては、すでにドイツ特許公報第８６１９６９号
に示しである。

隔壁あるいは同様の固定物は、タンク内部の燃料が曲線
部を通過する時に遠心力の影響によって曲線部の外側方
向に起こす動きを防止するのに役立っている。

このようにしである程度は燃料が安定化されるが、しか
しまだ燃料の動きは残り、その動きが特に加速時や減速
時にはタンク壁部とともに作用してノイズを引き起こし
、静かな車両の場合には不快感を与えることがある。

発明が解決しようとする問題点本発明の目的は、燃料タンク内に生じる不快なノイズを
防止することである。

問題点を解決するための手段前述の目的は２本発明によれば、燃料タンクの壁部を安
定化処理室のある表面構造にすることによって達っせら
れる。

本発明に基づいて製造したタンク壁部では、壁に突当た
った燃料の枝先が２本発明によるタンク壁部の表面構造
によって、広範囲にわたって無数の小さい波に分解２分
散、方向転換されるようになり、その結果、壁に突当た
った燃料の圧力が効果的に弱められて、燃料の動きによ
るノイズは車両内部でも気がつかないほど低下する。

本発明の場合、燃料の動きによるノイズを効果的に低下
させる目的で、タンク壁部の安定化処理室のある表面構
造に関して種々の構造を許容している。

そこで、吹いて加工されたプラスチック製燃料タンクの
場合には、このような表面構造をじかに相応のタンク壁
部に成形することが特にすすめられる。それに対して、
Ｉｌ板金製成形板から成る燃料タンクの場合には、タン
ク壁部上に配置したタンク・インサートにこうい９た表
面構造を成形するようにした方が有利である。この場合
、タンク−インサートは、緩和の目的のために、さらに
タンク壁に接触させである（摩擦緩和）。

実施例本発明のその他の特徴および詳細については。

本発明による燃料タンクもしくはタンク壁部の実施例を
示した図を用いながら以下で説明する。

第１図は、外部フランジ（１０）　、　　（１２）に沿
って溶接された２つの薄板金製成形板（１４）。

（１６）から成る。たとえば直方体形の燃料タンク（１
７）を示している。走行方向から見て前方のタンク壁部
（１８）の内側には、構造全体として（２０）で示した
タンク・インサートが配置してあり、タンク・インサー
トは、燃料に対して耐久性のあるプラスチック、たとえ
ばポリアミド製の、主に平板形をした２つのインサート
部分（２０”）、（２０″）から成っている。この２つ
のインサート部分は、壁の輪郭に沿って、少なくとも局
部的に壁にぴったり押しつけられるように。

２つを溶接する前にそれぞれ別々に２つの薄板金製成形
板（１４）　、　　（１６）の前方側タンク壁部（１８
）に配置されている。

前方側タンク壁部（１８）とは反対側のタンク・インサ
ート（２０）表面は、たとえば車両を減速する時に特に
タンク・インサート（２０）の燃料ない部分に突当たる
燃料の波光が広範囲にわたって分解２分散、方向転換さ
れ、突当たった燃料の圧力を効果的に弱め、不快なノイ
ズを低下させるような構造になっている。

ノイズ低下作用をするインサート表面は、この目的のた
めに、びっしりと並んで互いに連結した安定化処理室（
２２）を形成する。この安定化処理室は、比較的太の高
いピン状の突起（２４）によって形成されており、この
突起は、たとえば断面が円形を成し、タンク・インサー
ト（２０）の平面部（２６）に垂直に立つように配置し
である。

突起（２４）は、主に、平面部（２６）方向に向かって
円錐を描くようにのびている。

第２図が示すように、突起（２４）は列をなして配置し
てあり、一つの突起列の各突起（２４）の間に間隔をも
たせながら両側がそれぞれ隣の突起列の突起（２４）と
相対するように、突起（２４）を隣の突起列に対して配
置しである。

第１図から分かるように、ガイド・フィン（２８）は、
たとえば平面部（２６）の上、突起（２４）の間に分散
配置しである。ガイド・フィン（２８）はまっすぐな棒
状で、突起（２４）と同じ高さとなっている。第１図に
関連して言うならば。

ガイド・フィン（２８）がそれぞれ、垂直方向にのびて
タンク・インサート全３体の高さを越えることもありう
る。

しかしながら、優先されるのは第１図の構造で。

この場合、ガイド・フィン（２８）°は４５°の角度で
斜めに配置され、また同時に複数のガイド・フィン（２
８）が間隔を取りながらも直線をなして次々に配置され
ている。このようなガイド・フィン（２８）は、安定化
処理室（２２）もしくは突起（２４）、によって無数の
小さな波に分散した波光の方向を斜め上に方向転換させ
る。そうすることによって、燃料の流路が拡大し、ノイ
ズ低下も必然的にさらに改善される。さらにまたこの目
的に役立っているのは、隣合うガイド・フィン（２８）
の間に配置した棒状のパンフル（３０）で。

そのうちの幾つかは、直線をなすガイド・フィン（２８
）の間隙の横倒に配置されている。

ガイド・フィン（２８）は、直線的配列から逸脱した配
置にすることもでき、場合によっては異なった高さにす
ることも可能である。また、棒状のバッフル（３０）の
空間配置も９図に示したものから逸脱することもできる
。

インサート部分（２０’）、　　（２０″）は、主に、
走行方向から見て前方のタンク壁部（１８）の内側（３
２）に溶接によって取り付けた固定ポル）（３４）で固
定されており、各固定ボルトはインサート部分（２０’
）、　　（２０”）のスロワ）（３６）を突き抜けてい
る。各固定ボルトにはだいたい、燃料に対して耐久性の
あるプラスチック製の押さえ座金（３８）が差し込んで
あり、押さえ座金は、インサート部分（２０”）、　　
（２０″）の平面部（２６）の、突起のない部分（３９
）に締めつけである。

第４図はタンク・インサートの第２の実施例を示したも
ので、構造全体は（４０）で示しである。

これは、たとえばタンク壁の一方が斜めにのび。

壁の上部では弧を描きながら外側を向いた構造になって
いる。このようなタンク・インサート（４０）は、タン
ク壁の形が平らな場合には平たくすることもできる。

このタンク・インサートは、平面図ではだいたいが四角
形となっている安定化処理室（４２）を特徴としており
、この安定化処理室はタンク・インサート（４０）の表
面上に配置されたフィン構造によって形成されている。

フィン構造には、水平および垂直にのびる多数のフィン
（４４）、　　（４６）があり、垂直にのびるフィン（
４４）は水平にのびるフィン（４６）よりも丈が高くな
っていることが多い。

第４図から分かるように、だいたい、ハチの巣構造の安
定化処理室（４２）は相互につながっている。これは、
たとえば、垂直のフィン（４４）には切り込み（４８）
をつくり、その切り込みを垂直フィンよりも丈の低い水
平のフィン（４６）が相応に横の間隔を取りながら貫通
することによって実現されている。ただし９図の簡略化
のために、切り込み（４８）は上部のフィン（４６）に
しか示してない。

上述の構造の変形を示しているのが第５図である。この
場合のタンク・インサート　（５０）は。

燃料に面する側に比較的狭い間隔を置いて配置された。

水平方向にのびる。だいたいが２〜５關と丈の低いフィ
ン（５２）を持つ成形物である。各フィン（５２）の間
の隙間は、壁部（５４）によって橋渡しされている。さ
らにこの壁部（５４）には、だいたい１局部的に孔（５
６）が開けられている。（５８）は、水平のフィン（５
２）に対して横向きにのびる棒状のフィンを示しており
。

その高さは、フィン（５２）の数倍、たとえば４゜５倍
に相当する。このフィン（５８）はガイド・フィンとな
り、場合によっては水平のフィン（５２）に対して斜め
にのびることもあるが、水平のフィン（５２）と−緒に
なって側面を仕切られた安定化処理室（６０）を形成す
る。安定化処理室の底部の孔（５６）は、必要なノイズ
低下効果を改善するの役立つ。

第６図の実施例の場合、タンク・インサート（６２）は
、燃料タンク壁（６３）の、ふるいのように穴の開けら
れた曲げやすい被覆となっている。

この被覆は、たとえば、燃料に対して耐久性のある曲げ
やすいプラスチック製のプレー）（６４）から成る。こ
の場合の安全化処理室は、互いに密接に配置された。プ
レート（６４）を貫通する。

断面が円形の穿孔（６６）（穴を開けた成形板）によっ
て形成されている。しかしまた、プラスチック製プレー
）（６４）の代わりに穴を開けた薄板金を用いることも
考えられる。

本発明に関してここで説明した実施例はすべて。

基本的には、燃料タンクの任意の壁部に、相応の配置に
よって取り付けることができる。前方側タンク壁（１８
）に相応のタンク・インサートを取り付けることによっ
て、すでにもう、必要となるノイズ低下に関する充分な
結果は得られている。

その場合、第１図から第５ａ図のタンク・インサートの
各構造は、プラスチック製燃料タンクの場合、Ｒ造波術
に応じて多少の違いはあるが、タンク壁にじかに成形す
ることができる。

安定化処理室（２２）、　　（４２）、　　（６０）を
形成するタンク・インサート　（２０）、　　（４０）
。

（５０）の構成要素は、これらの場合、***構造によっ
てつくられている。安定化処理室を形成するために、タ
ンク・インサート表面を加工もしくは成形して凹部をつ
くることもできることは明らかである。

第６図による構造は９部分的あるいは全体的に燃料タン
クを内張すするのに特に通していて有益である。タンク
もしくはタンク壁の立体的形態に特別に合わせた形状に
する必要がないからである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、たとえば走行方向から見て前方にあるタンク
壁部の内側に安定化処理室を形成した表面構造を持つ燃
料タンクを示す縦断面図で、この場合の表面構造は、タ
ンク壁部上に配置したタンク・インサートの一部となっ
ている。第２図は第１図において点線の円で示した部分
の拡大図、第３図は第１図の線■−■に沿った部分の拡
大図。第４図は相応の表面構造を持つタンク・インサートの第
２の実施例を示した遠近法による部分図。第５図はタンク・インサートの第３の実施例を示した遠
近法による部分図、第５ａ図は第５図のタンク・インサ
ートを線Ｖａ−Ｖａに沿って見た部分的横断面図、第６
図はタンク・インサートの第４の実施例を示す図である
。以下余白（１０）　、　（１２）・・・外部フランジ　　（１４
）　、　（１６）・・・薄板金製成形板　　（１７）・
・・燃料タンク　　（１８）・・・タンク壁部　　（２
０）　、　（４０）　、　（５０）　、　（６２）・・
・タンク・インサート　　（２０’）　、　（２０’）
・・・インサート部分（２２）　、　（４２）　、　（
６０）・・・安定化処理室　　（２４）・・・突起（２
６）・・・平面部　　（２８）・・・ガイド・フィン　
　（３０）・・・バッフル　　（３２）・・・タンク壁
部の内側　　（３４）・・・固定ボルト　　（３６）・
・・スロット　　（３８）・・・押さえ座金　　（３９
）・・・突起のない部分　　（４４）　、　（４６）　
。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）タンク内部に多数の安定化処理室を備えた車両用
燃料タンクであって、安定化処理室が少なくともタンク
の一方の壁部に隣接すると同時に各安定化処理室が相互
に隣接し合い、横側の境界面で相互につながっていて、
またタンク内部まで開口しており、安定化処理室（２２
）の、反対側タンク壁部に面した方の部分が開口してい
ること、その深さは安定化処理室に隣接するタンク壁部
（１８）と反対側タンク壁部との間の幅の一部に相当す
ることを特徴とする車両用燃料タンク。
（２）安定化処理室（２２）に隣接するタンク壁部が走
行方向から見て前方に位置していることを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載の車両用燃料タンク。
（３）安定化処理室（２２）が特にピン状の突起によっ
て形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
項または第２項に記載の車両用燃料タンク。
（４）棒状のガイド・フィン（２８）が突起（２４）の
間にあることを特徴とする特許請求の範囲第３項記載の
車両用燃料タンク。
（５）タンク壁部（１８）のガイド・フィン（２８）が
垂直線に対して斜めにのびると同時に各ガイド・フィン
が互いに平行に位置していることを特徴とする特許請求
の範囲第４項記載の車両用燃料タンク。
（６）互いに平行に位置しているガイド・フィン（２８
）の間に、このガイド・フィンに対して斜めに位置する
棒状のバッフル（３０）があることを特徴とする特許請
求の範囲第５項記載の車両用燃料タンク。
（７）突起（２４）、ガイド・フィン（２８）、棒状バ
ッフル（３０）がタンク壁部の内側に成形されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第６項記載の車両用燃料
タンク。
（８）安定化処理室（２２）もしくは突起（２４）、ガ
イド・フィン（２８）、棒状バッフル（３０）が、タン
ク壁部（１８）上に配置された、タンク壁部の内側（３
２）と接触するタンク・インサート（２０）に成形され
ていることを特徴とする特許請求の範囲第６項または第
７項のどちらかに記載の車両用燃料タンク。
（９）安定化処理室（２２）の深さが約１０ｍｍである
ことを特徴とする特許請求の範囲第１〜８項のいずれか
に記載の車両用燃料タンク。
（１０）突起（２４）の直径が約２ｍｍであることを特
徴とする特許請求の範囲第３〜９項のいずれかに記載の
車両用燃料タンク。