JP3443795B2 - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク

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JP3443795B2
JP3443795B2 JP18814797A JP18814797A JP3443795B2 JP 3443795 B2 JP3443795 B2 JP 3443795B2 JP 18814797 A JP18814797 A JP 18814797A JP 18814797 A JP18814797 A JP 18814797A JP 3443795 B2 JP3443795 B2 JP 3443795B2
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英司 藤原
利一 熱方
俊之 吉村
正巳 花香
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両や船等の輸送
機器に搭載されるのに適した燃料タンクに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、タンク本体の上部に燃料注入管を
取付け、この燃料注入管の燃料流出口をタンク本体内に
開口させ、この燃料流出口から燃料タンクの底壁面に向
けて燃料流出方向に延びるトラフ状の燃料案内板がタン
ク本体内に配置された燃料タンクが開示されている(実
開平1−83619)。この燃料タンクでは、燃料注入
時に燃料流出口から流出した燃料は燃料案内板により案
内されてタンク本体内の狭い範囲の燃料と静かに衝突す
る。この結果、タンク本体内での燃料の泡立ちを低減で
きるので、この泡立ちに伴って発生する燃料蒸気を僅か
に抑えることができる。また燃料流出口はタンク本体内
の上部空間に開口しているので、タンク本体内の燃料が
燃料注入管内を押上げられて燃料注入管の注入口から外
部に排出される恐れはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の燃
料タンクでは、燃料案内板をタンク本体内に配置しなけ
ればならず、部品点数及び加工工数が増大する不具合が
あった。また、タンク本体内がバッフル板により複数の
小室に仕切られた燃料タンクでは、タンク本体内に比較
的長い上記燃料案内板を配置することは難しかった。本
発明の目的は、新たな部品を追加せず、また加工工数を
殆ど増大せずに、高速給油時の燃料の泡の発生を低減で
きる燃料タンクを提供することにある。本発明の別の目
的は、入口パイプの出口端から流出した燃料をバッフル
板に確実に案内できる燃料タンクを提供することにあ
る。本発明の更に別の目的は、燃料注入時に燃料液面が
入口パイプの出口端を塞ぐ位置まで上昇しても更に燃料
を注入でき、またタンク本体内の燃料がほぼ満杯になっ
てもその燃料が入口パイプから吹き返すことがない燃料
タンクを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、燃料12を貯留可能なタンク本体1
3と、タンク本体13内に鉛直方向に延びて設けられタ
ンク本体13内を複数の小室13b,13c,13dに
区画しかつこれらの小室13b,3c,13dを連通す
る複数の透孔14aが形成されたバッフル板14と、タ
ンク本体13の上壁13a又は側壁上部に出口端16b
に向うに従って下るように傾斜して挿着された入口パイ
プ16とを備え、入口パイプ16の出口端16bがバッ
フル板14に対向しかつバッフル板14と所定の間隔を
あけて設けられ、入口パイプ16の出口端16bから流
出した燃料12がバッフル板14に沿って流下するよう
に構成された燃料タンクの改良である。その特徴ある構
成は、入口パイプ16の出口端16bに燃料12をバッ
フル板14に案内するガイド部16dが設けられたとこ
ろにある。この請求項1に記載された燃料タンクでは、
入口パイプ16から注入されてこのパイプ16の出口端
16bからタンク本体13内に流出した燃料12はバッ
フル板14に当接した後、このバッフル板14に沿って
流下する。この結果、上記流下する燃料12は既にタン
ク本体13に貯まった燃料12と急激な衝突を行うこと
なく、上記貯まった燃料12に緩やかに流入するので、
高速給油時であっても燃料12の泡の発生を低減でき
る。またタンク本体13に注入される燃料12の流量の
多少に拘らず、入口パイプ16の出口端16bから流出
した燃料12を確実にバッフル板14に衝突するように
案内できる。
【0005】
【0006】請求項に係る発明は、請求項に係る発
明であって、更に図1に示すように、入口パイプ16の
上面にタンク本体13内に位置するように通気孔16c
が形成されたことを特徴とする。この請求項に記載さ
れた燃料タンクでは、タンク本体13内に燃料を注入し
てタンク本体13内の燃料の液面が入口パイプ16の出
口端16bを塞ぐ位置まで上昇しても、タンク本体13
内の空気が通気孔16c及び入口パイプ16を通って排
出されるので、更に燃料をタンク本体13に注入でき
る。またタンク本体13内の燃料がほぼ満杯になって
も、タンク本体13内の燃料蒸気は通気孔16c及び入
口パイプ16を通って大気中に排出されるので、タンク
本体13の燃料12が入口パイプ16から吹き返すこと
はない。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1及び図2に示すように、燃料タ
ンク11は自動車に搭載され、この燃料タンク11には
自動車のエンジンに供給される燃料12が貯留される。
燃料タンク11は燃料12を貯留可能なタンク本体13
と、タンク本体13内に鉛直方向に延びて設けられたバ
ッフル板14,14と、タンク本体13の上壁13aに
挿着された入口パイプ16とを備える。タンク本体13
及びバッフル板14は鋼板やアルミ合金板等のプレス加
工により形成される。バッフル板14,14はこの実施
の形態ではタンク本体13内に2枚配設され、これらの
バッフル板14,14によりタンク本体13内が3つの
小室13b,13c,13dに区画される。またバッフ
ル板14には縦長の複数の透孔14a(図2)が形成さ
れ、これらの透孔14aにより各小室13b,13c,
13dが連通される。入口パイプ16は入口端16aか
ら出口端16bに向うに従って下るように傾斜して上壁
13aに挿着されその出口端16bは小室13d内に臨
む。
【0008】本実施の形態の特徴ある構成は、入口パイ
プ16の出口端16bがバッフル板14に対向しかつバ
ッフル板14と所定の間隔をあけて設けられ、入口パイ
プ16の出口端16bから流出した燃料12がバッフル
板14に沿って流下するように構成されたところにあ
る。また入口パイプ16の出口端16bに燃料12をバ
ッフル板14に案内するガイド部16dが設けられる
(図1)。この実施の形態では、入口パイプ16の出口
端16b面がバッフル板14に略平行になるように、入
口パイプ16を斜めに切断することにより、ガイド部1
6dが入口パイプ16と一体的に設けられる。更に入口
パイプ16の上面にはタンク本体13内に位置するよう
に通気孔16c(図1)が形成される。
【0009】このように構成された燃料タンクの動作を
説明する。タンク本体13内の燃料12が残り少なくな
ると、運転者は自動車を給油所に走らせる。給油所では
給油ガン17を入口パイプ16の入口端16aに挿入し
て燃料12をタンク本体13内に注入する。入口パイプ
16の出口端16bからタンク本体13内に流出した燃
料12はバッフル板14に当接した後、このバッフル板
14に沿って流下する。これによりバッフル板14に沿
って流下する燃料12は既にタンク本体13に貯まった
燃料と急激に衝突することなく、このタンク本体13に
貯まった燃料12に緩やかに流入する。この結果、容量
の大きなタンク本体13に高速給油を行っても、タンク
本体13内の燃料12の泡の発生を低減できる。
【0010】また入口パイプ16にガイド部16dを設
ける、即ち入口パイプ16の出口端16b面がバッフル
板14に略平行になるように出口端16bを形成したの
で、給油ガン17から流出する燃料12の流量が少なく
ても、入口パイプ16の出口端16bから流出した燃料
12を確実にバッフル板14に衝突するように案内でき
る。この結果、上記と同様にタンク本体13内の燃料1
2の泡の発生を低減できる。更にタンク本体13内に燃
料を注入してタンク本体13内の燃料の液面が入口パイ
プ16の出口端16bを塞ぐ位置まで上昇しても、タン
ク本体13内の空気が通気孔16c及び入口パイプ16
を通って大気中に排出されるので、更に続けて燃料をタ
ンク本体13に注入でき、タンク本体13内に燃料12
をほぼ満杯になるまで注入できる。タンク本体13内の
燃料12がほぼ満杯になると、燃料蒸気の発生によりタ
ンク本体13内の気圧が大気圧より高くなろうとする
が、上記燃料蒸気は通気孔16c及び入口パイプ16を
通って大気中に排出されるので、タンク本体13に貯留
された燃料12が入口パイプ16から吹き返すことはな
い。
【0011】なお、この実施の形態では、入口パイプを
タンク本体の上壁に挿着したが、入口パイプをタンク本
体の側壁上部又は上壁及び側壁のコーナ部に挿着しても
よい。また、この実施の形態では、燃料タンクを自動車
に搭載したが、船又はその他の輸送機器に搭載してもよ
い。また、この実施の形態では、バッフル板をタンク本
体内に2枚配設して、タンク本体内を3つの小室に区画
したが、バッフル板をタンク本体内に1枚又は3枚以上
配設して、タンク本体内を2つ又は4つ以上の小室に区
画してもよい。更に、この実施の形態では、入口パイプ
の出口端にガイド部を設けることにより、入口パイプの
出口端面がバッフル板に略平行になるように出口端を形
成したが、燃料をバッフル板に衝突するように案内でき
ればガイド部の形状は上記実施の形態に限定されない。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、入
口パイプの出口端をバッフル板に対向しかつバッフル板
と所定の間隔をあけて設けたので、入口パイプの出口端
から流出した燃料はバッフル板に当接した後、このバッ
フル板に沿って流下する。この結果、流下する燃料は既
にタンク本体に貯まった燃料と急激な衝突を行わずに、
上記貯まった燃料に緩やかに流入するので、高速給油時
であっても燃料の泡の発生を低減できる。また燃料案内
板を新たにタンク本体内に配置する必要のある従来の燃
料タンクと比較して、本発明では新たな部品を追加せ
ず、また加工工数を殆ど増大せずに済むので、製造コス
トを押上げることはない。またタンク本体内のバッフル
板が燃料案内板の配置を邪魔する恐れのあった従来の燃
料タンクと比較して、本発明ではバッフル板が邪魔にな
ることはない。
【0013】また入口パイプの出口端に燃料をバッフル
板に案内するガイド部を設ければ、タンク本体内に注入
される燃料の流量の多少に拘らず、入口パイプの出口端
から流出した燃料を確実にバッフル板に衝突するように
案内できる。この結果、上記と同様に燃料の泡の発生を
低減できる。また入口パイプの上面にタンク本体内に位
置するように通気孔を形成すれば、タンク本体内に燃料
を注入してタンク本体内の燃料の液面が入口パイプの出
口端を塞ぐ位置まで上昇しても、タンク本体内の空気が
通気孔及び入口パイプを通って排出されるので、更に燃
料をタンク本体に注入できる。この結果、タンク本体内
に燃料をほぼ満杯になるまで注入できる。更にタンク本
体内の燃料がほぼ満杯になると、タンク本体に発生した
燃料蒸気は通気孔及び入口パイプを通って大気中に排出
されるので、タンク本体内の燃料が入口パイプから吹き
返すことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の燃料タンクを示す図2のA
−A線断面図。
【図2】その燃料タンクの要部破断斜視図。
【符号の説明】
11 燃料タンク 12 燃料 13 タンク本体 13a 上壁 13b,13c,13d 小室 14 バッフル板 14a 透孔 16 入口パイプ 16b 入口パイプの出口端 16c 通気孔 16d ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花香 正巳 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日 野自動車工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−92321(JP,U) 実開 平5−46530(JP,U) 実開 昭61−120615(JP,U) 実開 平1−83619(JP,U) 実開 平4−122223(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 15/00 - 15/077

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料(12)を貯留可能なタンク本体(13)
    と、前記タンク本体(13)内に鉛直方向に延びて設けられ
    前記タンク本体(13)内を複数の小室(13b,13c,13d)に区
    画しかつこれらの小室(13b,13c,13d)を連通する複数の
    透孔(14a)が形成されたバッフル板(14)と、前記タンク
    本体(13)の上壁(13a)又は側壁上部に出口端(16b)に向う
    に従って下るように傾斜して挿着された入口パイプ(16)
    とを備え、 前記入口パイプ(16)の出口端(16b)が前記バッフル板(1
    4)に対向しかつ前記バッフル板(14)と所定の間隔をあけ
    て設けられ、 前記入口パイプ(16)の出口端(16b)から流出した燃料(1
    2)が前記バッフル板(14)に沿って流下するように構成さ
    た燃料タンクにおいて、 前記入口パイプ(16)の出口端(16b)に前記燃料(12)を前
    記バッフル板(14)に案内するガイド部(16d)が設けられ
    たことを特徴とする燃料タンク
  2. 【請求項2】 入口パイプ(16)の上面にタンク本体(13)
    内に位置するように通気孔(16c)が形成された請求項
    記載の燃料タンク。
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