JPH08156617A - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク

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Publication number
JPH08156617A
JPH08156617A JP33106094A JP33106094A JPH08156617A JP H08156617 A JPH08156617 A JP H08156617A JP 33106094 A JP33106094 A JP 33106094A JP 33106094 A JP33106094 A JP 33106094A JP H08156617 A JPH08156617 A JP H08156617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
wall surface
baffle plate
fuel
rear wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33106094A
Other languages
English (en)
Inventor
Miyuki Hishiki
幸 日紫喜
Naoki Kobayashi
小林  直樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP33106094A priority Critical patent/JPH08156617A/ja
Publication of JPH08156617A publication Critical patent/JPH08156617A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の減速時に、燃料タンクの後部に対する
燃料の反動波により流動音が発生することを、簡単な構
成によって効果的に抑制する。 【構成】 車両の燃料タンク10において、後壁面14
の中央付近が左右端部より後方へ突出していると共に、
タンク中央部分15が左右端部よりも深くなっており、
バッフルプレート17が後壁面14と小間隔をおいて上
壁面から内部に垂下している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載される液体
燃料タンクの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の減速時には、燃料タンク内の液体
燃料が慣性により急速に前方へ移動し、燃料タンクの前
壁面及び上壁面前端部に衝突して衝撃音を発生させ、そ
の後ゆり返された反動波が燃料タンクの後壁面及び上壁
面後端部に衝突して、さらに流動音を発生させるため、
従来は図4〜図6に示されているように、燃料タンク1
内の前部において、適当な大きさの小孔2が適当な位置
に複数個明けられたバッフルプレート3を、前壁面4か
ら小間隔をおいて燃料タンク1の上壁面5より垂下さ
せ、このバッフルプレート3により車両の減速時に燃料
が前方へ移動することを抑制して、異音の発生を防止す
るようにしていた。
【0003】しかしながら、燃料タンク1内の燃料量が
比較的少なくなって、図示のように燃料液面aがバッフ
ルプレート3の下端近くにまで低下すると、車両の減速
時には燃料がバッフルプレート3の下方を通って、図3
に示された燃料液面bのように燃料タンク1の前壁面4
及び上壁面5の前端部に衝突し、その後ゆり返された反
動波がやはりバッフルプレート3の下方を通り、燃料液
面cのように燃料タンク1の後壁面6及び上壁面5の後
端部に衝突することになって、バッフルプレート3によ
る燃料移動の抑制効果は少なくなっていた。
【0004】また、燃料タンク1の横幅が図示のように
比較的深い中央部分の後方で狭くなっている場合には、
後方への燃料の反動波は狭くなった中央後部に向かって
大きく増幅されるため、燃料タンク1の後部における前
記流動音の発生がとくに著しくなる不具合があった。
【0005】これらの対策として、バッフルプレート3
を燃料タンク1の下方にまで延長させることが考えられ
るが、この場合には、燃料タンク1の上壁面におけるバ
ッフルプレート3の取り付け部分に大きな負荷が作用
し、そこに亀裂を発生させるおそれがあって、実際的で
はない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両の減速
時に、燃料タンクの後部に対する燃料の反動波により流
動音が発生することを、簡単な構成によって効果的に抑
制しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る燃料タンクは、後壁面から小間隔をおくように上壁面
より垂下するバッフルプレートが設置されている。
【0008】
【作用】上記のように、後壁面から小間隔をおくように
上壁面より垂下するバッフルプレートが設置されている
ため、車両の減速時に燃料タンク内の燃料がその慣性に
よって前方へ移動したとき、その後方への反動波の流動
は上記バッフルプレートにより制止されるので、この反
動波が燃料タンクの後壁面及び上壁面の後端部に衝突す
ることは抑制され、従って、燃料タンク内で流動音が発
生することを効果的に軽減させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。図1〜図3において、車両に搭載された燃料タン
ク10は、アッパータンク11及びロアタンク12がそ
れぞれのフランジ部13で溶接されて全体が形成され、
図1のように後壁面14の中央付近が左右端部よりも後
方に突出し、かつ、図2のように中央部分15が左右端
部よりも深くなった構造をしていると共に、適当な大き
さの小孔16が適当な位置に複数個明けられたバッフル
プレート17が、後壁面14から小間隔をおいて燃料タ
ンク10の上壁面18より垂下し、その下端がロアタン
ク12内の上部にまで届くようにされている。
【0010】従って、車両の減速時に燃料タンク10内
の液体燃料が慣性により急速に前方へ移動した後、ゆり
返されたその反動波は、後壁面14から小間隔をおいて
設置されたバッフルプレート17により流動が制止され
るが、この場合にはとくに、比較的深い燃料タンク中央
部分15の後壁面14が左右端部よりも後方に突出して
横幅が狭くなっており、後方への燃料の反動波がこの狭
くなった中央部分15に向かって大きく増幅されるた
め、燃料液面が高められた反動波は燃料タンク10の上
壁面18より垂下したバッフルプレート17に確実に衝
突することになるので、バッフルプレート17は反動波
の流動を効果的に抑制して、流動音の発生を防止するこ
とができる。
【0011】しかも、上記のように、燃料タンク後壁面
14の部分的な後方突出形状により、後方への反動波は
増幅して液面が高められるので、バッフルプレート17
は比較的小型であっても反動波の流動を十分に抑制する
ことができ、このため、バッフルプレート17を大型に
形成する必要がなくなって、燃料タンク10内部の構造
も比較的簡単とすることができる。
【0012】なお、上記実施例においては、バッフルプ
レートが燃料タンクの上壁面より垂下しているが、この
バッフルプレートを燃料タンクの底面から立ち上がるよ
うに構成しても、上記実施例と同様な作用効果を奏する
ことができるものである。
【0013】
【発明の効果】本発明にかかる燃料タンクでは、後壁面
から小間隔をおくように上壁面より垂下するバッフルプ
レートが設置されているため、車両の減速時に燃料タン
ク内の燃料がその慣性により前方へ移動したとき、後方
への反動波の流動は上記バッフルプレートにより制止さ
れて、この反動波が燃料タンクの後壁面及び上壁面の後
端部に衝突することは抑制されるので、燃料タンク内で
流動音が発生することを効果的に軽減させて、車両の乗
り心地を容易に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における上面図。
【図2】図1のII−II矢視断面図。
【図3】図1の III−III 矢視断面図。
【図4】従来装置における上面図。
【図5】図4のV−V矢視断面図。
【図6】図4のVI−VI矢視断面図。
【符号の説明】
10 燃料タンク 11 アッパータンク 12 ロアタンク 14 後壁面 15 中央部分 17 バッフルプレート 18 上壁面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後壁面から小間隔をおくように上壁面よ
    り垂下するバッフルプレートが設置された燃料タンク。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記燃料タンクがア
    ッパータンク及びロアタンクから形成され、上記バッフ
    ルプレートは上記アッパータンクより垂下して下端が上
    記ロアタンク内の上部に配置された燃料タンク。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、部分
    的に後方へ突出した後壁面の部分に面して上記バッフル
    プレートが設置された燃料タンク。
  4. 【請求項4】 請求項3において、左右端部よりも後方
    へ突出した後壁面の中央部分に面して上記バッフルプレ
    ートが設置された燃料タンク。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4において、上記
    後壁面の後方へ突出した部分が左右端部の少なくとも一
    方より深く形成された燃料タンク。
JP33106094A 1994-12-08 1994-12-08 燃料タンク Pending JPH08156617A (ja)

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JP33106094A JPH08156617A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 燃料タンク

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0893295A1 (de) * 1997-07-25 1999-01-27 Kautex Textron GmbH & Co. KG. Kraftstofftank
US6293420B1 (en) 1997-07-25 2001-09-25 Kautex Textron Gmbh & Co., Kg. Fuel tank
JP2010280296A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Toyota Motor Corp 燃料タンク構造
JP2012066660A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Mitsubishi Motors Corp 車両搭載タンク
KR101290881B1 (ko) * 2007-07-19 2013-07-29 현대자동차주식회사 연료탱크의 연료 유동음 감쇄장치
US9950616B2 (en) 2010-12-03 2018-04-24 Jeffrey Yager Deployable fuel tank baffle and fuel tank system

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991110