JPS61143425A - 芳香族ポリエステル及びその製造法 - Google Patents
芳香族ポリエステル及びその製造法Info
- Publication number
- JPS61143425A JPS61143425A JP26536884A JP26536884A JPS61143425A JP S61143425 A JPS61143425 A JP S61143425A JP 26536884 A JP26536884 A JP 26536884A JP 26536884 A JP26536884 A JP 26536884A JP S61143425 A JPS61143425 A JP S61143425A
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- Japan
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- acid
- diol
- consisting mainly
- component
- ethylenedioxy
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は新規な芳香族ポリエステル及びその製造法に関
し、更に詳しく社溶融成形可能で、優れた機械的性質、
耐熱性、寸法安定性等を有する〜成形品を与える新規な
6.6’ −(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸
を主たる酸成分とする芳香族ポリエステル及びその製造
法に関する。
し、更に詳しく社溶融成形可能で、優れた機械的性質、
耐熱性、寸法安定性等を有する〜成形品を与える新規な
6.6’ −(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸
を主たる酸成分とする芳香族ポリエステル及びその製造
法に関する。
近年、技術の高度化により物理的、化学的に高性能を有
する素材の要求が高まっているが、かかる素材として例
えばp−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナ
フトエ酸等やテレフタル酸、ハイドロキノン等を主成分
として、溶融下光学的異方性を示す液晶ポリマーが種々
提案されている。
する素材の要求が高まっているが、かかる素材として例
えばp−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナ
フトエ酸等やテレフタル酸、ハイドロキノン等を主成分
として、溶融下光学的異方性を示す液晶ポリマーが種々
提案されている。
従来よシ樹脂、繊維、フィルム等各種分野に広く使用さ
れているポリエチレンテレフタレートに比べ、かかる液
晶ポリマーは確かに高いヤング嘉、融点等を有しており
、優れた素材と言うことができるが、その高い分子間力
の故に、溶融成形すると一軸方向罠配向しやすく1例え
ばポリエチレンテレフタレートで得られる様な二軸配向
フィルム金通常の溶融成形方法により得ることは極めて
困難である。
れているポリエチレンテレフタレートに比べ、かかる液
晶ポリマーは確かに高いヤング嘉、融点等を有しており
、優れた素材と言うことができるが、その高い分子間力
の故に、溶融成形すると一軸方向罠配向しやすく1例え
ばポリエチレンテレフタレートで得られる様な二軸配向
フィルム金通常の溶融成形方法により得ることは極めて
困難である。
一方、溶融下光学的に等方性でかつポリエチレンテレフ
タレートより芳香族性、分子の剛直性の高いものとして
ポリエチレン2.6−ナフタレートや4.4’ −(エ
チレンジオキシ)ジ安息香酸とエチレングリコールとを
縮合して得られるポリエステルが知られているが、これ
らについては上述の特性が未だ十分と祉言い難い。
タレートより芳香族性、分子の剛直性の高いものとして
ポリエチレン2.6−ナフタレートや4.4’ −(エ
チレンジオキシ)ジ安息香酸とエチレングリコールとを
縮合して得られるポリエステルが知られているが、これ
らについては上述の特性が未だ十分と祉言い難い。
本発明の目的は、溶融成形ができかつ該溶融下で光学的
に等方性を示し、しかも優れた機械的性質、耐熱性、寸
法安定性等を有する新規な芳香族ポリエステルを提供す
ることにある。更に本発明の目的は該芳香族ポリエステ
ルの製造法を提供することにある。
に等方性を示し、しかも優れた機械的性質、耐熱性、寸
法安定性等を有する新規な芳香族ポリエステルを提供す
ることにある。更に本発明の目的は該芳香族ポリエステ
ルの製造法を提供することにある。
本発明の目的は、主たる特徴:
6.6’ −(エチレンジオキシ1ジ−2−ナフトエ酸
を主とする酸成分と1,4−シクロヘキサンジメタノー
ルを主とするジオール成分のエステル単位の繰返しから
なり、かつ固有粘度が0.4以上である実質的に線状の
芳香族ポリエステルによって達成される。かかる芳香族
ポリエステルは6.6’ −(エチレンジオキシ)ジ−
2−す7トエ酸を主とする二官能性カルボン酸及び/又
社そのエステル形成性誘導体ト1.4−シクロヘキサン
ジメタノールを主とするジオールとを、ポリマーの固有
粘度が0.4以上となるまで反応せしめることによって
製造できる。
を主とする酸成分と1,4−シクロヘキサンジメタノー
ルを主とするジオール成分のエステル単位の繰返しから
なり、かつ固有粘度が0.4以上である実質的に線状の
芳香族ポリエステルによって達成される。かかる芳香族
ポリエステルは6.6’ −(エチレンジオキシ)ジ−
2−す7トエ酸を主とする二官能性カルボン酸及び/又
社そのエステル形成性誘導体ト1.4−シクロヘキサン
ジメタノールを主とするジオールとを、ポリマーの固有
粘度が0.4以上となるまで反応せしめることによって
製造できる。
木兄明忙おける6、6’ −(エチレンジオキシ)ジ−
2−す7トエ酸は下記構造式■で示される芳香族ジカル
ボン酸である。
2−す7トエ酸は下記構造式■で示される芳香族ジカル
ボン酸である。
HoocCQO−OH,CM、0−Oo−cooH、、
、、、、i上記6.6’ −(エチレンジオキシ)ジ−
2−ナフトエ酸はその一部を他の二官能性カルボン酸で
置換することができる。この他の二官能性カルボン酸と
して社下記構造式u、mで示されるカルボン酸をあげる
ことができる。
、、、、i上記6.6’ −(エチレンジオキシ)ジ−
2−ナフトエ酸はその一部を他の二官能性カルボン酸で
置換することができる。この他の二官能性カルボン酸と
して社下記構造式u、mで示されるカルボン酸をあげる
ことができる。
HOOC−R1−C0OH・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・■HOOC−R” −OH・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・I上記
R1としては例えば炭素数2〜10のアルキレン;置換
基(例えば恢級アルキル、・・ロゲン等)で核置換され
ていてもよいフェニレン、ナフタレン、ジフェニレン;
炭素数6は+OCR,C)I、−で示される基等をあげ
ることができる。更に具体的にはテレフタル酸。
・・・・・・・・・・・■HOOC−R” −OH・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・I上記
R1としては例えば炭素数2〜10のアルキレン;置換
基(例えば恢級アルキル、・・ロゲン等)で核置換され
ていてもよいフェニレン、ナフタレン、ジフェニレン;
炭素数6は+OCR,C)I、−で示される基等をあげ
ることができる。更に具体的にはテレフタル酸。
イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボンヘキサン
ジカルボン酸等を例示で色る。
ジカルボン酸等を例示で色る。
かかる他の二官能性カルボン酸は、全酸成分当り50モ
ル%未満、更には30モル%未満、゛特に20モル%未
満であることが好ましいO 更に本発明においては1.4−シクロヘキサンジメタノ
ールを主とするジオール成分を用いる。1.4−シクロ
ヘキサンジメタノールとし℃はそのトランス体、シス体
、あるいはその混合物が適宜使用できる。
ル%未満、更には30モル%未満、゛特に20モル%未
満であることが好ましいO 更に本発明においては1.4−シクロヘキサンジメタノ
ールを主とするジオール成分を用いる。1.4−シクロ
ヘキサンジメタノールとし℃はそのトランス体、シス体
、あるいはその混合物が適宜使用できる。
上記1,4−シクロへキサンジメタツール社その一部を
他のジオールで置換することができる。この他のジオー
ルとし又は下記構造式■で示されるジオールをあげるこ
とができる。
他のジオールで置換することができる。この他のジオー
ルとし又は下記構造式■で示されるジオールをあげるこ
とができる。
HO−R” −OR・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・■上記Rsとしては、エチレン、プロ
ピレン。
・・・・・・・・■上記Rsとしては、エチレン、プロ
ピレン。
トリメチレン、ナト2メチレン、ヘキサメチレン:
、 ・≠≠幸置換されていて
もよいフェニレン、ナフタレン、ジフェニル:炭jml
[6〜12のシクロアルキレン等が好ましく例示できる
。これらのうち、炭素数が2〜10でありかつ結合手間
の炭素数が偶数である基が好ましい。
、 ・≠≠幸置換されていて
もよいフェニレン、ナフタレン、ジフェニル:炭jml
[6〜12のシクロアルキレン等が好ましく例示できる
。これらのうち、炭素数が2〜10でありかつ結合手間
の炭素数が偶数である基が好ましい。
他のジオールの具体例としてはエチレングリフール、ト
リメチレングリコール、プロピレンクリコール、ペンタ
メチレングリコール。
リメチレングリコール、プロピレンクリコール、ペンタ
メチレングリコール。
テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール
、オクタメチレングリコール。
、オクタメチレングリコール。
1.4−シクロヘキサンジオール、ハイドロキノン。レ
ゾルシン、ビスフェノールA、 ビスフェノールスル
ホン等を挙げることができる。
ゾルシン、ビスフェノールA、 ビスフェノールスル
ホン等を挙げることができる。
かかる他のジオールは、全ジオール成分当り50モル%
未満、更には30モル%未満、特に20モル%未満であ
ることが好ましい。
未満、更には30モル%未満、特に20モル%未満であ
ることが好ましい。
本発明において芳香族ポリエステルは上記の酸成分とジ
オール成分のエステルよりなるが、6.6’ −(エチ
レンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分と1.4−シク
ロヘキサンジメタノール成分とのエステル単位が全繰返
し単位の50%以上、更には70%以上、特に80%以
上であることが好ましい。この芳香族ポリエステルは、
固有粘度0.4以上、更には0.5以上であることが好
ましい。
オール成分のエステルよりなるが、6.6’ −(エチ
レンジオキシ)ジ−2−ナフトエ酸成分と1.4−シク
ロヘキサンジメタノール成分とのエステル単位が全繰返
し単位の50%以上、更には70%以上、特に80%以
上であることが好ましい。この芳香族ポリエステルは、
固有粘度0.4以上、更には0.5以上であることが好
ましい。
本発明の芳香族ポリエステルは、従来公知のポリエステ
ルの重縮合方法に準じて製造することが出来るが、好ま
しい方法としては6.6’ −(エチレンジオキシ)ヘ
ラ−2−ナフトエ酸及び/又はそのエステル形成性誘導
体ト114−シクロヘキサンジメタノールとを、場合に
よっては更に他種酸成分となるジカルボン酸、ヒドロキ
シカルボン酸及び/又はこれらのエステル形成性誘導体
や他穐ジオール成分となるジヒドーキシ化合物等を用い
て、好ましくは触媒の存在下で反応させる方法があげら
れる。
ルの重縮合方法に準じて製造することが出来るが、好ま
しい方法としては6.6’ −(エチレンジオキシ)ヘ
ラ−2−ナフトエ酸及び/又はそのエステル形成性誘導
体ト114−シクロヘキサンジメタノールとを、場合に
よっては更に他種酸成分となるジカルボン酸、ヒドロキ
シカルボン酸及び/又はこれらのエステル形成性誘導体
や他穐ジオール成分となるジヒドーキシ化合物等を用い
て、好ましくは触媒の存在下で反応させる方法があげら
れる。
前記カルボン酸のエステル形成性誘導体としてはメチル
、エチル、プロピル等の恢級アルキルエステル、フェニ
ル等のアリールエステル等が例示される。ジオールは全
酸成分に対し1゜1〜3モル倍用いることが好ましい。
、エチル、プロピル等の恢級アルキルエステル、フェニ
ル等のアリールエステル等が例示される。ジオールは全
酸成分に対し1゜1〜3モル倍用いることが好ましい。
また触媒としては例えばナトリウム、カリウアルミニウ
ム、コバルト、鉛、ニッケル、チタニウム、マンガン、
アンチモン等の単体。
ム、コバルト、鉛、ニッケル、チタニウム、マンガン、
アンチモン等の単体。
酸化物、水素化物、水酸化物、ハロゲン化物。
無機及び有機酸塩類、錯塩、複塩、アルコラード、フェ
ノ2−ト等をあげることができ、これらは二種以上併用
してもよい。特にアンチモン化合物、ゲルマニウム化合
物、チタニウム化合物等が重縮合触媒として好ましく用
いられる。かかる触媒量はポリャーに対しo、o o
sへ0.5モル%程度が好ましい。
ノ2−ト等をあげることができ、これらは二種以上併用
してもよい。特にアンチモン化合物、ゲルマニウム化合
物、チタニウム化合物等が重縮合触媒として好ましく用
いられる。かかる触媒量はポリャーに対しo、o o
sへ0.5モル%程度が好ましい。
好ましい重合温度は得られるポリマーの融点以上350
℃以下、より好ましくは融点中5℃以上330℃以下で
あるが、特に高重合度のものを得たい場合には溶融重合
法によって得た比較的低重合度のポリマーを粉粒化し、
減圧下及び/又は不活性ガス気流下ポリマーの融点より
低い温度に加熱して重合度を高める、いわゆる固相重合
法も採用出来る。
℃以下、より好ましくは融点中5℃以上330℃以下で
あるが、特に高重合度のものを得たい場合には溶融重合
法によって得た比較的低重合度のポリマーを粉粒化し、
減圧下及び/又は不活性ガス気流下ポリマーの融点より
低い温度に加熱して重合度を高める、いわゆる固相重合
法も採用出来る。
芳香族ポリエステルには、ポリマーが実質的に線状であ
る範囲内で、例えば安息香酸。
る範囲内で、例えば安息香酸。
ベンゾイル安息香酸等のエステル形成性官能基を1個有
する化合物:グリセリン、ペンタエリスリトール、トリ
メリット酸、ピロメリット酸等のエステル形成性官能基
t−3佃以上有する化合物の残基金含有せしめてよく、
この様な芳香族ポリエステルは前記カルボン酸。
する化合物:グリセリン、ペンタエリスリトール、トリ
メリット酸、ピロメリット酸等のエステル形成性官能基
t−3佃以上有する化合物の残基金含有せしめてよく、
この様な芳香族ポリエステルは前記カルボン酸。
ヒドロキシ化合物及び/又はそのエステル形成性誘導体
を前記ポリエステル重縮合反応系に添加反応させること
によって得ることが出来る。
を前記ポリエステル重縮合反応系に添加反応させること
によって得ることが出来る。
本発明の芳香族ポリエステルは高い融点を有している。
例えば、下記式
で示される構造(繰返し単位)を有するポリマー(但し
、1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス体:
シス体の比が7:3の混合物である〕は285℃の融点
を有しておりこの融点はポリエチレンテレフタレートの
256℃、ポリエチレン−2,6−す7タレートの26
7℃に比べて約20℃高い。
、1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス体:
シス体の比が7:3の混合物である〕は285℃の融点
を有しておりこの融点はポリエチレンテレフタレートの
256℃、ポリエチレン−2,6−す7タレートの26
7℃に比べて約20℃高い。
本発明の芳香族ポリエステルは、押出成形。
射出成形、圧縮成形、ブロー成形等の通常の溶融成形に
供することが出来、繊維、フィルム、三次元成形品、容
器、ホース等に加工することが出来る。特に繊維、フィ
ルムに於ては溶融紡糸又は製膜後ガラス転移点以上融点
以下の温度で少なくとも1軸方向に延伸し、更に好まし
くは熱処理することによって機械的性能に優れ、また耐
熱性、耐加水分解性。
供することが出来、繊維、フィルム、三次元成形品、容
器、ホース等に加工することが出来る。特に繊維、フィ
ルムに於ては溶融紡糸又は製膜後ガラス転移点以上融点
以下の温度で少なくとも1軸方向に延伸し、更に好まし
くは熱処理することによって機械的性能に優れ、また耐
熱性、耐加水分解性。
温度及び湿度変化に対する寸法安定性等の化学的、熱的
に優れた性能を有するものとなる。
に優れた性能を有するものとなる。
なお、本発明の芳香族ポリエステルには、他種熱可塑性
ポリマー、紫外線吸収剤等の安定剤、酸化防止剤、可塑
剤、滑剤、Ill燃剤。
ポリマー、紫外線吸収剤等の安定剤、酸化防止剤、可塑
剤、滑剤、Ill燃剤。
#聾剤、顔料、核剤、充填剤あるいはガラス繊維、炭素
繊維、アスベスト等の如き強化材などを必要に応じて配
合してもよい。
繊維、アスベスト等の如き強化材などを必要に応じて配
合してもよい。
〔実施例J
以下実施例をあげて本発明を説明する。
fx オ固有粘度Fip−クロロフェノール/テトラク
ロルエタン(40760重量比)の混合溶媒を用い35
℃で測定して求め、又カラス転移点、融点はDSCによ
り昇温速度20℃/分で測定した。また例中の「部JF
if重量部」を意味する。
ロルエタン(40760重量比)の混合溶媒を用い35
℃で測定して求め、又カラス転移点、融点はDSCによ
り昇温速度20℃/分で測定した。また例中の「部JF
if重量部」を意味する。
参考例
〔ジエチル6.6’ −(エチレンジオキシ)ジ−2−
ナフトニートの製造〕 エチル6−ヒドロキシ−2−ナフトニート216部、ナ
トリウム23部、シフロムエタン器を備えた反応器に仕
込み、エタノールの還流下10時間反応させた。反応物
を冷却後濾過し、ジオキサンにより再結晶せしめ融点1
91〜193℃の白色結晶97部を得た。このものの赤
外吸収スペクトル図を図1に示す。
ナフトニートの製造〕 エチル6−ヒドロキシ−2−ナフトニート216部、ナ
トリウム23部、シフロムエタン器を備えた反応器に仕
込み、エタノールの還流下10時間反応させた。反応物
を冷却後濾過し、ジオキサンにより再結晶せしめ融点1
91〜193℃の白色結晶97部を得た。このものの赤
外吸収スペクトル図を図1に示す。
実施例1
精留塔付き反応器にジエチル6.6’ −(エチレンジ
オキシ)ジ−2−ナフトニート(融点193℃) 45
8部、1,4−シクロヘキサンジメタノール(トランス
体:シス体=7:3の混合物)288部及びチタニウム
テトラブトキシド0.1部を仕込み、200−260”
Cに加熱し1反応により生ずるエタ/′−ルを系外に留
去せしめた。
オキシ)ジ−2−ナフトニート(融点193℃) 45
8部、1,4−シクロヘキサンジメタノール(トランス
体:シス体=7:3の混合物)288部及びチタニウム
テトラブトキシド0.1部を仕込み、200−260”
Cに加熱し1反応により生ずるエタ/′−ルを系外に留
去せしめた。
はぼ理論量のエタノールが留出してから反応物を攪拌機
、窒素ガス導入口及び留出口を備えた反応器に移し、2
90℃で窒素ガス気渡中常圧で30分反応させ、次いで
反応温度を300℃に昇温し、かつ系内を徐々に減圧と
して15分後に絶対圧約0.2+s■fIgとし、更に
10分間反応せしめた。得られたポリマーは溶融下透明
であり、固有粘度は0.75であった。またDSCにお
ゆる融点は285℃であった。
、窒素ガス導入口及び留出口を備えた反応器に移し、2
90℃で窒素ガス気渡中常圧で30分反応させ、次いで
反応温度を300℃に昇温し、かつ系内を徐々に減圧と
して15分後に絶対圧約0.2+s■fIgとし、更に
10分間反応せしめた。得られたポリマーは溶融下透明
であり、固有粘度は0.75であった。またDSCにお
ゆる融点は285℃であった。
このポリマーの赤外吸収スペクトル図を図2に示す。
実施例2
実施例1で得たポリマーを粉砕、乾燥後300℃で溶融
し、直径0.5關、長さ5關の口金より押出し、ドラフ
ト約15で巻き取った。次いで得られた未延伸糸を15
0℃の熱板上で4.0倍煙伸した。得られた繊維は、2
0テニール(de)の太さを持ち、強度4.8 g /
de、伸度8%、ヤング率98g/d@であった。
し、直径0.5關、長さ5關の口金より押出し、ドラフ
ト約15で巻き取った。次いで得られた未延伸糸を15
0℃の熱板上で4.0倍煙伸した。得られた繊維は、2
0テニール(de)の太さを持ち、強度4.8 g /
de、伸度8%、ヤング率98g/d@であった。
実施例3
精留塔付き反応器にジエチル6.6’ −(エチレンジ
オキシ)ジ−2−ナツトエート41.2部。
オキシ)ジ−2−ナツトエート41.2部。
ジメチルテレフタレート1.9部、1.4−シ々口ヘキ
サンジメタツール〔トランス/シス(7/3 )混合物
329部及びチタニウムテトラブトキシド0.01部を
仕込み、180〜260℃に加熱し反応によって生ずる
エタノール、メタノールを系外に留出せしめた。はぼ理
論量が留出してから反応物を攪拌機、窒素ガス導入口及
び留出口を備えた反応器に移し、290℃で窒素ガス気
流中常圧で30分反応させ、次いで反応温度を300℃
に昇温し、かつ系内金体々に減圧として15分後に絶対
圧約0.2mm11gとし、更に50分間反応させた。
サンジメタツール〔トランス/シス(7/3 )混合物
329部及びチタニウムテトラブトキシド0.01部を
仕込み、180〜260℃に加熱し反応によって生ずる
エタノール、メタノールを系外に留出せしめた。はぼ理
論量が留出してから反応物を攪拌機、窒素ガス導入口及
び留出口を備えた反応器に移し、290℃で窒素ガス気
流中常圧で30分反応させ、次いで反応温度を300℃
に昇温し、かつ系内金体々に減圧として15分後に絶対
圧約0.2mm11gとし、更に50分間反応させた。
得られたポリマーは固有粘度0.68で結晶性であり、
融点は270℃であった。このポリマーは赤外吸収スペ
クトルで確認した。
融点は270℃であった。このポリマーは赤外吸収スペ
クトルで確認した。
実施例4
実施例3で得たポリマーを粉砕、乾燥後295、℃で溶
融し、巾150a+m、 リップ間隔0.811If
flのTダイよシ押出し、70℃のドラムで急冷してフ
ィルムを得た。該未延伸フィルムをタテ、ヨコ両方向に
各3.5倍140℃で同時2軸延伸した。得られたフィ
ルムは強度20 kg/m、伸度24%、ヤング率38
0kg/IIFであった。
融し、巾150a+m、 リップ間隔0.811If
flのTダイよシ押出し、70℃のドラムで急冷してフ
ィルムを得た。該未延伸フィルムをタテ、ヨコ両方向に
各3.5倍140℃で同時2軸延伸した。得られたフィ
ルムは強度20 kg/m、伸度24%、ヤング率38
0kg/IIFであった。
図1は参考例で得られた化合物の赤外吸収スペクトル図
であり、図2は実施例1で得られたポリエステルの赤外
吸収スペクトルである。 \−1〜−I
であり、図2は実施例1で得られたポリエステルの赤外
吸収スペクトルである。 \−1〜−I
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、6,6′−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ
酸を主とする酸成分と1,4−シクロヘキサンジメタノ
ールを主とするジオール成分のエステル単位からなり、
かつ固有粘度が0.4以上である実質的に線状の芳香族
ポリエステル。 2、6,6′−(エチレンジオキシ)ジ−2−ナフトエ
酸を主とする二官能性カルボン酸及び/又はそのエステ
ル形成性誘導体と1,4−シクロヘキサリンメタノール
を主とするジオールとを反応せしめることを特徴とする
固有粘度0.4以上の実質的に線状の芳香族ポリエステ
ルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26536884A JPS61143425A (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 | 芳香族ポリエステル及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26536884A JPS61143425A (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 | 芳香族ポリエステル及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61143425A true JPS61143425A (ja) | 1986-07-01 |
Family
ID=17416204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26536884A Pending JPS61143425A (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 | 芳香族ポリエステル及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61143425A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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