JPS6056620A - 車高調整式油圧緩衝器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動二輪車等に使用される車高調整式油圧
緩衝器に関する。

一般に自動二輪車の後車輪等を緩衝方式で支持する油圧
緩衝器は、シリンダ内を摺動［７、かつ減衰力発生機構
を備えたピストンのロッドを、該シリンダ外方に引き出
し、ピストンロッド側に固設されたばね受と、シリンダ
外周に設けられたばね受との間にスプリングを介在して
構成される。従来、この種の緩衝器は、道路状況によっ
てスプリングのセット荷重を、ねじ式、カム式、油圧式
等の手段により変更できるようになっており、緩衝作用
を向上せしめる反面、スプリングのセット荷重の変更に
よシ車高が変化し、車高を一定に保つのは困難であった
。

この発明は、かかる困難の解消を目的とする車高調整式
油圧緩衝器を提案するもので、前記緩衝器の上部取付位
置を外嵌・保持するベアリングハウジングに、車体フレ
ームに取付けられるマウントペースおよびロックナツト
を旋回自在に外嵌・螺合したことを要旨とする。

以下、この発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。

第１図はこの発明の緩衝器における上部取付位置を分解
した概略説明図、第２図は第１図の緩衝器を車体フレー
ムに取付けた状態を示す平面図である。（１）はシリン
ダ、（２）はピストンロッド、（３）はピストンロッド
（２）先端部を外嵌保持するベアリングハウジングであ
り、該ペアリングツ・シリンダ（３）にはマウントペー
ス（４）、およびロックナツト（５）が旋回自在に外嵌
・螺合されている。上記マウントペース（４）は第２図
に示す如く、車体フレーム（Ｇ）にボルト等で取付けら
れているものである。一方、シリンダ（１）底部のボト
ムメタル（７）はリンクを介してリヤーフォークに支持
しているものである。従って、まずロックナツト（５）
をゆるめ、次にベアリングハウジング（３）上端の爪形
状部に工具を当てて回転することによシ、車体フレーム
（６）に取付けられたマウントペース（４）はベアリン
グハウジング（３）外周面の雄ねじに沿って昇降し、緩
衝器長さ、つま〕車軸と車体フレーム（６）との間の長
さを変化せしめ、スプリングのセット荷重の変史により
変化した車高を補正する。しかるに車高を一足に保つの
は容易である。車高を調整した後はロックナラ）　（５
１ｔ−１４８め付はチオく。

第３図は、この発明の一実施例を示す装部拡大縦断正面
図である。この緩衝器は正立型であり、（８）はシリン
ダケース、（９）は該シリンダケース（８）円を摺動す
るピストン、（１０）（１１）は該ピストン（９）に穿
設された油孔である。（１２）は緩衝器の圧縮工程時に
作動する開閉弁、（１３）は伸長工程時に作動する開閉
弁、（１４）はピストン（９）を支持するロッドでちり
、シリンダケース（８）上方より引き出されている。ピ
ストンロッド（１４）の上部縮径段部には、気体または
液体封入バルブ（１５）を有するアッパーメタル（１６
）が外嵌固設され、該アッパーメタル（１６）外周部に
は下方を開口した溝が設けられ、上記封入バルブ（１５
）と接続している。上記アッパーメタル（１６）の溝内
には、下方よシ円筒形可動部材（１７）が挿入され摺動
自在に内嵌して、その上方に圧力室（１８）を形成する
。また、アッパーメタル（１６）には、その下方より断
面鉤形ストッパー（１９）が外嵌螺合され、その下方に
設けられたばね受（２０）の上動を戎制している。なお
、ばね受（２０）の内周側は上方に突出部が配設され、
円筒形可動部材（１７）の下端に当接されている。（２
１）はスプリングであｐ。

シリンダケース（８）下部外周に設けられたばね受（図
示省略）と上記ばね受（２０）との間に介在されている
。（２２）はスプリングガイド、（２３）は圧力室（１
８）内を気密に保つためのＯ−リング、（２４）は上記
可動部材（１７）の抜は止め用のストッパーリング、（
２５）はリバウンドラバーである。ピストンロッド（１
４）の上端部には、ブツシュ（２Ｇ）を介してベアリン
グハウジング（２７）が外嵌されて、レリ、該ベアリン
グハウジング（２７）内のベアリング８１Ｓ　（２Ｂ）
（２９）にてピストンロッド（１４）を回転可能に保持
している。

また、ペアリングツ・シリンダ（２７）内周上部に１役
けられた雌ねじに螺着する円筒部材（３０）（３１）は
、ピストンロッド（１４）に外嵌螺着したナツト（３２
）にて上面を係止され、ベアリング／１ウジング〔２７
〕の抜は止め作用をなしている。（３３）はペアリング
ツ・シリンダ（２７）に旋回自在に外嵌・螺合されたマ
ウントペースでアシ、車体フレーム（図示省略）に取付
けられている。（３４）はロックナツトである。また、
シリンダーケース（８）底部のボトムメタル（図示省略
）はリンクを介してリヤーフォー・りに支持されている
。

上記構成よりなる油圧緩衝器において、スプリング（２
１）のセット荷重の変更は、圧力室（１８）内に封入バ
ルブ（１５）より高圧気体または液体を出し入れするこ
とにより行なわれる。例えば、圧力室（１８）内に高圧
油を入れると、円筒形可動部材（１７）がアッパーメタ
ル（１６）内を下刃にＷＪ！ＪＩＪＬ、ばね受（２０）
を下方に移動せし、める。従って、スズリング（２１）
のセット荷重は大きくなる。しかる後、断面鉤形ストッ
パー（１９）を回してアッパーメタル（１６）外周に沿
って下降せしめ、ばね受（２０）に該ストッパー（１９
）の下端が当接すねば停止する。以上の如く、スプリン
グ（２１）のセット荷重が大きくなれば、該スプリング
（２１）のばね反力のため、車両の沈み込み量も少くな
り、従って車高は高くなる。この車高の変化量を、まず
ロックナツト（３４）をゆるめ、次にベアリングハウジ
ング（２７）上端の爪形状部に工具を当てて回転するこ
とにより、車体フレームに取付けられたマウントペース
（３３）をベアリングハウジング（２７）外周面の雄ね
じに沿って下降せしめ、緩衝器長さ、つまシ車軸と車体
フレームとの間の長さを短かく調整する。なお、スズ１
ノング（２１）のセット荷重を小さり１．た場合は上記
とＯま逆方１ｒ′ｒＪにペアリングツ・ウジング（２７
）を回転すれば良い。

車高を調整した後は、ロツクナソ）　（３４）を“め令
ｔけてマウントベース（３３）の位置を固定する。

第４図は、この発明の他の実施例を示す要部拡大縦断正
面図である。

この緩衝器は倒立型であり、シリンダケース（３５）底
部が上にたっている。（３６）は該シリンダケース（３
５）内を摺動するピストン、　（３７）（３８）　ｆｑ
Ｌ　ｉ亥ピストン（３６）に穿設された油孔である。シ
リンダ“ケース（３５〕士部外周には雄ねじが螺刻され
＊　Ｎ’Ｅ　ｊＱ　ｉＳｌじ部にばね受（３９）が旋回
自在に外嵌＃ｙＡ合されている。（４０）は上記ピスト
ン（３６）を支持するロッドであり、シリンダケース（
３５）下方より０１き出されている。該ピストンロッド
（４０）先端側には％（１′、Ｌ′ネ受が固設されてお
り、上記ばね受（３９）との１ｌｊＪにスプリング（４
１）が介在されている。上記シリンダケース（３５）底
部中央には円形溝力；穿設され、咳？Ｉ／ｉ内にはその
溝内を外周側圧力室（５９）と内ｒｌａ　供ａ圧力室（
６りとに仕切るピース（６１）が嵌入され、その上端ね
じ部にてシリンダケース（３５）底部に螺着されている
。該ピース（６１）にはシリンダケース（３５）内の上
部油室と上記内周側圧力室（６０）とを連絡する油孔（
６２Ｘ６３）、および核油孔（６３）を開閉するだめの
円板状ディスクバルブ〔６４〕が設けられておシ、また
内周側圧力室（６０）と外周側圧力室（５９）とを連通
する油孔（４２）が穿設されている。なお、外周側圧力
室（５９）は、シリンダケース（３５）底部側壁の所定
箇所に形成されたブ２グ形状部（４３）およびパイプ（
４４）等を介して、外部のサブタンク内圧力室と連通さ
れている。一方、シリンダケース（３５）底部外側よシ
上記外周側圧力室（５９）Ｋ連絡する取付孔を穿孔し、
該孔に回転自在にプレグ形状の円筒部材（４５）を嵌挿
している。寸だシリンダケース（３５）内底部外周側に
、同ケース（３５）内の上部油室より取付孔に交差方向
よシ連通する油路（４６）を穿設し、該油路（４６）に
見合った位置の円筒部材（４５）外周に流量調整用オリ
フィス（４７〕が複数個、異径にして穿設されている。

々お、（４ｇ）はプラグｓ　（４９）は管継手、また０
−リングが谷要；プ１にｉ！ｉ己設され、気−にシール
されている。上記シリンダ“クーース（３５）底部中心
より上方に取付用シャツ）（５０）ンう玄突設され、該
シャフト（５０）の上方よりブツシュ（５１）＞よびペ
アリングツ・ウジング（５２）が外嵌さＪｔ−ｃふ・す
、該ペアリングツ・ウジング（５２）内のベアリングｇ
ｌＫ５３）（５４）にて取付用シャツｌ−（５０）の上
端部を回転Ｌ’Ｔ　＊ｐ　ｌ’ζ保持している。また、
取付用シャツ１−　（５０）の上！陽には７１ζルｌ−
（５５）が挿入螺着され、該Ｈ？ルト（５５）の負）部
下面がペアリングツ・ウジング（５２）のベア１ノング
部（５４）上面に当接して抜は止め作ＩＩＪをなしてい
る。

（５６）はペアリングツ・ウジング（５２）内周」二音
りしこ設しナられた雌ねじに螺着するナツトでありべ７
１７７７部（５３）上面にその下面を当接している。（
５７）　＆よペアリングツ・ウジング（５２）に旋回自
在にケト１仄・東Ｖイｊされたマウントベースであり、
卓イ・）【フレーム（図示省略ンに取付けられている。

（５８）はロックナツトで必る。またピストンロッド（
４０）”Ｆ　０ｉｔｌ　ｆｌμに固設されたボトムメタ
ル（図示省略）＆まりンクを介してリヤーフォークに支
持されている。

上記構成よりなる油圧緩衝器において、スプリング（４
１）のセット荷重の変更は、はね受（３９）を回してシ
リンダケース（３５）外周の雄ねじに沿って昇降させる
ことにより行なわれる。例えば、はね受（３９）を下方
に移動せしめれば、スプリング（４１）の、セット荷重
は大きくなる。１フ［定のセット荷重が得られればロッ
クナツト（６５）を締め伺けてばね受（３９）の位置を
固定する。以上の如く、スプリング（４１）のセット荷
重が大きくなれは、該スプリング（４１）のはね反力の
ため、車両の沈み込み量も少くなり、従って車高は高く
々る。この車高の変化量を補正するだめの調整方法は前
記実施例と同様に１ベアリングハウジング（５２）を回
転させてマウントベース（５７）を下降せしめ、緩衝器
長さを短かくするという簡単なものである。

この発明によれば上記の如く、従来の油圧緩衝器に簡単
な改良を加えただけであるにもかかわらず、自動二輪車
に取付けられた状態で、車高−整が無段階、かつ容易と
なる。更に、スプリングのセット荷重の変更手段がねじ
式、カム式、油圧式のいずれの緩衝器においても適用可
能であるため、道路状況によってスプリングのセット荷
重の変更をした後、速やかな車高調整が実施可能となり
、効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の緩衝器における上部取付位置を分解
した概略説明図、第２図Ｖｉ、Ｗ；１図の緩衝器を車体
フレームに取付けた状態を示す平面図、第３図はこの発
明の一実施例を示す要部拡大縦断正面図、第４図はこの
発明の他の実施例を示す要部拡大縦断正面図である。 １・・・シリンダ、２，１４．４０・・・ピストンロッ
ド、３２７．５２・・ベアリングハウジング、４，３３
．５７・・・マウントヘース、５．３４．５８・・・ロ
ックナツト、８１３５・・シリンダケース。 特許田廚へ　株式会社昭和製作所 粥１図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シリンダ内を摺動し、かつ減衰力発生機構を備えたピス
   トンのロッドを、該シリンダ外方に引き出して構成され
   、王立または倒立して自動二輪車等に使用される油圧緩
   衝器において、該緩衝器の上部に位置するピストンロン
   ド先端部咬だはシリンダ底部を外嵌保持するベアリング
   ハウジングに、車体フレームに取付けられるマウントペ
   ースおよびロックナツトを旋回自在に外嵌・螺合したこ
   とを特徴とする車高調整式油圧緩衝器。