JPS5938700A - 放射線増感スクリ−ンおよびその製造法 - Google Patents

放射線増感スクリ−ンおよびその製造法

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JPS5938700A
JPS5938700A JP14907082A JP14907082A JPS5938700A JP S5938700 A JPS5938700 A JP S5938700A JP 14907082 A JP14907082 A JP 14907082A JP 14907082 A JP14907082 A JP 14907082A JP S5938700 A JPS5938700 A JP S5938700A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、放射線増感スクリーンおよびその製造法に関
するものである。さらに詳しくは、本発明は、支持体と
、この支持体上に設けられた結合剤と蛍光体との組成比
がに25〜l : 100 (屯早比)の範囲の蛍光体
含有樹脂層とから実質0勺に構成されている放射線増感
スクリーンおよびその製造法に関するものである。
放射線増感スクリーンは、医療診断を目的とするX線撮
影等の医療用放射線撮影、物質の非破壊検査を目的とす
る工業用放射線撮影なと゛の種々の分野における放射線
撮影において、撮影系の感度を向上させるために、X線
写真フィルム等の放射線写真フィルムの片面あるいは両
面に密着させるように重ね合わせて使用するものである
。この放射線増感スクリーンは、基本構造として、支持
体と、その片面に形成された蛍光体含有樹脂層とからな
るものである。なお、この蛍光体含有樹脂層の支持体と
は反対側の表面(支持体に面していない側の表面)には
一般に、透明な保護膜が設けられていて、蛍光体層を化
学的な変質あるいは物理的な111i撃から保護してい
る。
蛍光体含有樹脂層は、蛍光体粒子を分散状態で含有支持
する結合剤からなるものである。そしてこの蛍光体含有
樹脂層の支持体上への付設は、一般に以−干に説明する
ような常圧下での塗布方法を利用して行なわれている。
すなわち、蛍光体粒子および結合剤を適当な溶剤中で混
合分散して塗布液を調製し、この塗布液をドクタープレ
ーIS、ロールコータ−、ナイフコーターなどの塗布手
段を用いて常圧下にて放射線増感スクリーンの支を寺体
トに直接塗布した後、塗膜から溶媒を除去することによ
って、あるいはあらかじめ塗布液をガラス4jyなどの
仮支持体の上に常圧下にて塗布し、次いで塗膜から溶媒
を除去して蛍光体含有樹脂R膜を形成させ、これを仮支
持体から剥離して放射線増感スクリーンの支持体」二に
接合することによって、蛍光体含有樹脂層の支持体上へ
の細膜が行なわれている。
蛍光体含有樹脂層中の蛍光体粒子は、X線等の放射線に
よって励起された時に高l111度の発光を示す性質を
有するものである。従って、被写体を通過した放射線の
量に応じて蛍光体は高輝度の発光を示し、放射線増感ス
クリーンの蛍光体含有樹脂層の表面に接するようにして
重ね合わされて置かれた放射線写真フィルムは、この蛍
光体の発光によっても感光するため、比較的少ない放射
線量で写真フィルムの充分な感光を達成することができ
る。
」−記のような基本構造を有する放射線増感スクリーン
については、感度が高いこと、および画質(鮮鋭度、粒
状性等)の良好な画像を与えるものであることが望まれ
る。このうち、画像の鮮鋭度について、被写体のより正
確でかつ訂細な情報を1υ・るという点から、得られる
画像の鮮鋭度の少しでも向−ヒした放射線増感スクリー
ンの開発が望まれている。
本発明は、鮮鋭度の向上した画像を与える放射線増感ス
クリーンおよびその製造法を提供することをその目的と
するものである。
」二足の目的は、支持体と、この支持体」−に設けられ
た結合剤と蛍光体との組成比が1=25〜l:100(
重量比)の範囲の蛍光体含有樹脂層とから実質的に構成
されている放射線増感スクリーンにおいて、」二足蛍光
体含有樹脂層の空隙率か、通常の常圧下での塗布方法に
より形成される当該組成比の蛍光体含有樹脂層の空隙率
の90%以下の値を有することを特徴とする本発明の放
射線増感スクリーンにより達成することができる。
また、上記目的は、 (1)支持体と、この支持体−Lに設けられた通路の常
圧下での塗布方法により形成された結合剤と蛍光体との
組成比が1=25〜lg1oo(重jr1几)の範囲の
蛍光体含有樹脂層とから実質的に構成されているシート
を圧縮処理することにより、上記イに光体含有樹脂層の
空隙率を圧縮処理以前の空隙率の90%以下とすること
を特徴とする本発明の放射線増感スクリーンの製造法、
あるいは、 (2)通常の常圧下での塗布方法により形成された結合
剤と蛍光体との組成比がl:25〜1:100(重量比
)の範囲の蛍光体含有樹脂層を圧縮処理することにより
、上記蛍光体含有樹脂層の″Jニー、隙率を圧縮処理以
前の空隙率の90%以下とした後、上記蛍光体含有樹脂
層を支持体上に細膜することを特徴とする本発明の放射
線増感スクリーンの製造1大、 により達成することができる。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明は、結合剤と蛍光体との組成比がl:25〜1:
100(重量比)の範囲にある放射線増感スクリーンの
蛍光体含有樹脂層の空隙率を、通常の常圧下での塗布方
法により形成される当該組成比の蛍光体含有樹脂層の空
隙率よりも一定のレベル以下に減少させることにより、
放射線増感スクリーンの鮮鋭度の顕著な向」二、すなわ
ち放射線増感スクリーンの使用時において放射線写真フ
ィルムに形成記録される画像の鮮鋭度のw4著な向上を
実現するものである。
すなわち、通常の常圧下での塗布方法により支持体上に
蛍光体と結合剤とからなる蛍光体含有樹脂層(以下、単
に蛍光体層と略す)を形成する際、蛍光体層には空気が
混入しやすく空隙が生しる。この空隙は、特に蛍光体粒
子の回りに生じやすい。さらに、結合剤に対し蛍光体の
含有量が増大するにつれて蛍光体粒子が密になって蛍光
体粒子間には空隙が多量生じやすくなる。
ところで、被写体を透過したX線などの放射線が放射線
増感スクリーンの蛍光体層に入射すると、蛍光体層中の
蛍光体粒子は、その透過像に応じた放射線エネルギーを
吸収して励起状態になり、その放射線とは異なる波長を
有する可視領域乃至近紫外領域の光を瞬時に発する。こ
の蛍光体粒子から発せられた光が写真フィルムを感光し
、画像形成に寄与する。一般には、蛍光体層中に含まれ
る蛍光体の量が増大すれば発光量が増大し、従って感度
が向上する。一方、鮮鋭度は蛍光体層の厚さに依存する
。すなわち、蛍光体層が厚くなればなる程蛍光体粒子か
ら発せられた光は蛍光体層中でより拡散し、光像はぼけ
た状態で写真フィルムに記録されることになり、得られ
る画像の鮮鋭度は低下する。従って、蛍光体層を薄くす
れば鮮鋭度の向上した画像が得られることになる。
本発明者の検討によれば、結合剤と蛍光体とのM1成比
がl:25〜1:100(重量比)の範囲の蛍光体含有
樹脂層とから実質的に構成されている放射線増感スクリ
ーンにおいて、蛍光体層の空隙率を、通常の常圧下での
塗布方法により形成される当該組成比の蛍光体含有樹脂
層の空隙率の90%以下とすることにより、蛍光体層中
の蛍光体の音度を従来の放射線増感スクリーンにおける
蛍光体の密度よりも高くし、その結果として蛍光体層の
厚さを薄くして、画像の鮮鋭度を顕著に向−ヒさせるこ
とができることが判明した。
また、本発明の放射線増感スクリーンは、従来の放射線
増感スクリーンの蛍光体層における蛍光体の密度よりも
高富度の蛍光体層を有するものであるから、たとえば、
本発明の放射線増感スクリーンの蛍光体層が従来の放射
線増感スクリーンのす1を光体層と同一の層厚であれば
、本発明の放射線増感スクリーンの蛍光体層の方がより
多く蛍光体粒子を含有することができ、従って本発明の
放射線増感スクリーンによれば、鮮鋭度を低下させるこ
となく感度の向上が可能となる。すなわち、同−鮮鋭度
の比較において、本発明の放射線増感スクリーンは従来
の放射線増感スクリーンよりも高感度である。また逆に
、同一感度の比較において、本発明の放射線増感スクリ
ーンは従来の放射線増感スクリーンよりも高鮮鋭度であ
る。
さらに、保護膜あるいは蛍光体層を着色することによっ
て、従来の放射線増感スクリーンと同一感度、同一鮮鋭
度とした本発明の放射線増感スクリーンは、従来の放射
線増感スクリーンよりも画像の粒状性が良い。
以上述べたような好ましい特性を持った本発明の放射線
増感用スクリーンは、たとえば、次に述べるような方法
により製造することができる。
本発明の放射線増感スクリーンにおいて、蛍光体含有樹
脂層は、基本的には蛍光体粒子を分散状fハ:で含有支
持する結合剤からなる層である。
消光体粒子についてはすでに各種のものが知られている
。本発明において使用するのが好ましい放射線増感用蛍
光体粒子の例としては、次のような物質からなる粒子を
挙げることができる。
タングステン酸塩系蛍光体(CaWO4、MgWO4、
CaWO4:Pb等)、テルビウム賦活17 J:類酸
硫化物系蛍光体[Y 202 S : T b、G d
 202 S : T b 、L a 202 S :
 T b、(Y、Gd) 202S :Tb、(Y、G
d)202S・T b 、 T m等]、チルビラ1賦
活希土類燐酸塩系イ11光体(Y P O4: T b
 、 G d P Oa : T b、L a P O
a : T b等)、テルビウム賦活希土類オキシハロ
ゲン化物系蛍光体(LaOB r : Tb。
La0Br:Tb、Tm、La0CJl:Tb、Lao
c文: T b 、 Tm、 G dOB′r : T
 b、Gd0Cl : Tb等)、ツリウム賦活昂土類
オキシハロゲン化物系蛍光体(L aOB r : T
m、La0Cl : Tm等)、硫酸バリウム系蛍光体
[BaSO4: Pb、BaSO4:Eu”、(Ba、
 S r) SOa : E u2+等]、2価ノユー
ロビウム賦活アルカリ土類金属燐酸塩系蛍光体[B11
L3(p o 4 ) 2 : E u24、(Ba、
Sr) 3 (POa)2:Eu2+等]、2価のユー
ロピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光
体[BaFCJl:Eu”、BaFBr:Eu”、Ba
FCI :Eu”、Tb、BaFBr:Eu”。
Tb、BaF2*BaCM2mKCM:Eu”、BaF
  2 *BaCJlj  2 *xBaSO4eKc
u:Eu”、(Ba 、Mg)F2.*BaCM2 e
KCu:Eu2+等]、沃化物系蛍光体(CsI:Na
、CsI :Tn、NaI、KI:TJlj等)、硫化
物系蛍光体[ZnS:Ag、(Zn、Ccl)S:Ag
、 (Zn  、Cd)S  :  Cu、 (Zn。
Cd)S : Cu、AM等]、燐酸ハフニウム系蛍光
体(Hf P2O7: Cu等)。ただし、本発明に用
いる蛍光体粒子は、これらのものに限られるものではな
く、放射線の照射により可視乃至近紫外領域の発光を示
す蛍光体の粒子であればいかなるものであってもよい。
また蛍光体層の結合剤の例としては、ゼラチン等の蛋白
質、デキストラン等のポリサッカライド、またはアラビ
アゴムのような天然高分子物質;および、ポリビニルブ
チラール、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、エチル
セルロース、塩化ビニリデン・塩化ビニルコポリマー、
ポリメチルメタクリレート、塩化ビニル・酢酸ビニルコ
ポリマー、ポリウレタン、セルロースアセテートブチレ
ート、ポリビニルアルコール、線状ポリエステルなどよ
うな合成高分子物質などにより代表される結合剤を挙げ
ることができる。このような結合剤のなかで特に好まし
いものは、ニトロセルロース線状ポリエステル、および
ニトロセルロースと線状ポリエステルとの混合物である
蛍光体層は、たとえば、次のような塗布方法により支持
体上に形成することができる。
まず」−記の蛍光体粒子と結合剤とを適当な溶剤に加え
、これを充分に混合して、結合剤溶液中にフ1を光体粒
子が均一に分散した塗布液を調製する。
塗布液調製用の溶剤の例としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパツール、n−ブタノールなどの低級ア
ルコール;メチレンクロライド、エチレンクロライドな
どの塩素原子含有炭化水素;アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンなどのケトン;酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低級脂肪酸と低級ア
ルコールとのエステル;ジオキサン、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチル
エーテルなどのエーテル;そして、それらの混合物を挙
げることができる。
塗布液における結合剤と放射線増感用蛍光体粒子との組
成比は、目的とする放射線増感スクリーンの特性、蛍光
体粒子の種類などによって異なるが、1:25乃至1:
100(重量比)の範囲から選ばれ、そして特にl:2
5乃至1:85(重量比)の範囲から選ぶことが好まし
い。
なお、塗布液には、上記塗布液中における蛍光体粒子の
分散性を向上させるための分散剤、また、形成後の蛍光
体層中における結合剤と蛍光体粒子との間の結合力を向
上させるための可塑剤などの種々の添加剤が混合されて
いてもよい。そのような目的に用いられる分散剤の例と
しては、フタル酸、ステアリン酸、カプロン酸、親油性
界面活性剤などを挙げることができる。そして可塑剤の
例としては、燐酸トリフェニル、燐酸トリクレジル、燐
酸ジフェニルなどの燐酸エステル;フタル酸ジエチル、
フタル酸ジメトキシエチルなどのフタル酸エステル;グ
リコール酸エチルフタリルエチル、グリコール酸ブチル
フタリルブチルなどのグリコール酸エステル;そして、
トリエチレングリコールとアジピン酸とのポリエステル
、ジエチレングリコールとコハク酸とのポリエステルな
どのポリエチレングリコールと脂肪族二塩基酸とのポリ
エステルなどを挙げることができる。
上記のようにして調製された蛍光体粒子と結合剤を含有
する塗布液を、次に、支持体の表面に均一に塗布するこ
とにより塗布液の塗膜を形成する。この塗布操作は、通
常の塗布手段、たとえはドクターブレード、ロールコー
タ−、ナイフコーターなどを用いることにより行なうこ
とができる。
ついで、形成された塗膜を徐々に加熱することにより乾
燥して、支持体上への蛍光体層の形成を完了する。蛍光
体層の層厚は、目的とする放射線増感スクリーンの特性
、蛍光体粒子の種類、結合剤と蛍光体粒子との混合比な
どによって異なるが、通常は20gm乃至1mmとする
。ただし、この層厚は、50乃至500pmとするのが
好ましい。
なお、蛍光体含有樹脂層は、必ずしも上記のように支持
体上に塗布液を直接塗布して形成する必要はなく、たと
えば、別は、ガラス板゛、金属板、プラスチックシート
などのシート(仮支持体)上にQ 11+液を塗布し乾
燥することにより蛍光体層を形成したのち、これを、支
持体上に押圧するか、あるいは接着剤を用いるなどして
支持体とイ11°光体層とを接合してもよい。
また、rlt光体含有樹脂層は、得られる放射線増感ス
クリーンの粒状性を向上させる目的で着色剤によってA
′色されていてもよい。
本発明において使用する支持体は、放射線増感スクリー
ンの製造のための材料として知られている各種の材料か
ら任意に選ぶことができる。そのような材料の例として
は、セルロースアセテート、ポリエステル、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミド、I・リア
セテート、ポリカーボネートなどのプラスチック物質の
フィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔などの
金属シーI・、通常の紙、バライタ紙、レジンコート紙
、二酸化チタンなどの顔料を含有するピグメント紙、ポ
リビニルアルコールなどをザイジングした紙などを挙げ
ることができる。ただし、放射線増感スクリーンとして
の特性を考慮した場合、本発明においてi’+に(lf
ましい支持体の材料はプラスチックフィルムである。こ
のプラスチックフィルムにはカーボンブランクなどの光
吸収P1物賀が練り込まれていてもよく、あるいは二酸
化チタンなどの光反射性物質が錬り込まれていてもよい
。前諮は高鮮鋭度タイプの放射線増感用スクリーンに適
した支持体であり、後者は高感度タイプの放射線増感用
スクリーンに適した支持体である。
公知の放射線増感スクリーンにおいて、支持体と蛍光体
層の結合を強化するため、あるいは放射線増感スクリー
ンとしての感度もしくは画質を向上させるために、蛍光
体層が設けられる側の支持体表面にゼラチンなどの高分
子物質を塗布して接着性付与層としたり、あるいは二酸
化チタンなどの光反射性物質からなる光反射層、もしく
はカーボンブラックなどの光吸収性物質からなる光吸収
層を設けることも行なわれている。また物質の非破壊検
査を目的とする工業用放射線撮影に用いる放射線増感ス
クリーンにおいては、蛍光体層が設けられる側の支持体
表面に、散乱放射線の除去などを目的として、鉛箔、鉛
合金箔、錫箔などの金属箔を設けることも行なわれてい
る。本発明において用いられる支持体についても、これ
らの各種の層を設けることができる。
さらに、得られる画像の鮮鋭度を向上させる目的で、支
持体の蛍光体層側の表面(支持体の蛍光体層側の表面に
接着性付与層、光反射層、光吸収層、あるいは金属箔な
どが設けられている場合には、その表面を意味する)に
、凹凸を形成することができ、それらの構成は所望の放
射線増感スラリ2ンの目的、用途などに応じて任意に選
択することができる。
1−記のようにして支持体上に形成された蛍光体含有樹
脂層の空隙率は、次の(I)式により理論的に求めるこ
とができる。
Vair/V= V[(atb)/)x/)y−aρyρair   b
pxρairl−−−(I) (ただし、■  =蛍光体層の全体積 Vair  :蛍光体層中の空気体積 A  :蛍光体の全重都。
ρ′X :蛍光体のvJrK ρy :結合剤の布置 pair :空気の密度 a  :イ11゛光体の重量 b  :結合剤の重i#) さらに(I)式において、pairは〜0であるから、
(I)式は近似的に次の(n)式で表わすことかできる
Vair/V= (atb)pxpyV   A  (apy+  bρ
X)V [(atb)ρXρyl −−−(n) (ただし、V、Vair 、A、 ρx、/)y、at
およびbの定義は(I)式と同じである)本発明におい
て、蛍光体含有樹脂層の空隙率は(n)式により計初し
て求めた。
一例として、テルビウム賦活酸硫化ガドリニウム蛍光体
および結合剤として線状ポリエステルとニトロセルロー
スとの混合物とからなる蛍光体含有樹脂層の支持体」二
への形成は、」二足に述べた通常の常圧下での塗布方法
により、そして具体的には例えば次のようにして行なわ
れる。
線状ポリエステルとニトロセルロースとの混合物とテル
ビウム賦活耐硫化ガドリニウム蛍光体(Gd202S:
Tb)の粒子とを組成比がl:40(重量比)となるよ
うにメチルエチルケトン中でプロペラミキサーを用いて
充分に混合し、粘度が30PS (25°C)の塗布液
を調製する。この塗布液をドクターブレードを用いてポ
リエチレンテレフタレート(支持体)上に均一に塗布し
たのち、乾燥器内に入れ、器内の温度を25°Cからl
oo’cに徐々に上昇させて塗膜の乾燥を行なうことに
より、支持体上に蛍光体含有樹脂層を形成する。
このようにして形成された結合剤と蛍光体との組成比が
l:40の蛍光体含有樹脂層の空隙率は32.2%であ
った。また、結合剤および蛍光体の使用量を変えること
以外は上記と同様にして形成された結合剤と蛍光体との
組成比が1:80のイ1テ光体含有樹脂層の空隙率は、
35.0%であった。
上記の蛍光体含有樹脂層は、通常の常圧下での塗布方法
により形成される蛍光体層の代表的な一例で、あり、用
いる結合剤、蛍光体粒子、溶剤の種類を変えても、fI
Iられる蛍光体層の空隙率は大きく変化することはない
。また、(n)式の空隙率のgtrl、において、塗布
液に添加される添加剤は・機部であるため無視すること
ができる。さらに、蛍光体層の空隙率は通常実施されて
いる塗布操作の範囲内であれば、塗布条件の変化にもあ
まり影響を受けない。
従って、蛍光体含有樹脂層の空隙率を変化させる最大の
因子は、前記の(IF)式からも明らかなように結合剤
と蛍光体との組成比[(■)式の定義からb:a、重量
比]である。蛍光体含有樹脂層において結合剤に対する
蛍光体粒子の比率が増大するほど、結合剤中に分散する
蛍光体粒子間の平均距離は短くなりその間に空隙が生じ
ゃすくなる。従って、蛍光体含有樹脂層の空隙率は蛍光
体の!11−が増えるにつれて増加する傾向にある。
木発明の放射線増感スクリーンの製造においては1次に
、′蛍光体層中に混入している空気の一部を除去などし
て空隙を減少させる。この空隙の減少は、たとえば、蛍
光体層を圧縮処理することにより行なわれる。
蛍光体層の圧縮処理は、一般に、50〜1500 k 
g / c m’の範囲の圧力で、常温〜蛍光体層の融
点付近の範囲の温度で加熱しながら行なわれる。圧縮時
間は、30秒〜5分の範囲にあることが好ましい。また
、好ましい圧力は、300〜700 k g / c 
m’であり、そして好ましい温度は、使用する結合剤な
どにより異なるが、50〜120℃である。
木発明の圧縮処理のために使用される圧縮装置の例とし
ては、カレンダーロール、ホットプレスなど一般に知ら
れているものを挙げることができる。たとえば、カレン
ダーロールによる圧縮処理は、支持体と蛍光体層からな
るシートを、一定の温度に加熱したローラーの間を一定
の速度で通過させることにより行なわれる。また、ホッ
トプレスによる圧縮処理は、一定の温度に加熱した二枚
の金属板の間に上記シートを固定した後、両側から−・
定時間、一定の圧力をかけることにより行なわれる。た
だし、本発明に用いられる圧縮装置は、これらのものに
限られるものではなく、上記のようなシートを加熱しな
がら圧縮することのできるものであればいかなるもので
あってもよい。
なお、たとえば、仮支持体上に形成した蛍光体含有樹脂
薄膜を圧縮処理する場合には、その薄膜を放射線増感ス
クリーンの支持体上に付設する前に行なうことも可能で
ある。その場合には、蛍光体含有樹脂薄膜単独、あるい
は蛍光体含有樹脂薄膜と仮支持体との複合シートなどの
形態にて圧縮処理し、次に、圧縮処理した蛍光体含有樹
脂薄膜を放射線増感スクリーンの支持体上に千1設する
なお1通常の放射線増感スクリーンにおいては、支持体
に接する側とは反対側の蛍光体層の表面に、蛍光体層を
物理的および化学的に保護するための透明な保護膜が設
けられている。このような透明保護膜は、本発明の放射
線増感スクリーンについても設置することが好ましい。
透明保護膜は、たとえば、酢酸セルロース、二)・ロセ
ルロースなどのセルロース誘導体; するいはポリメチ
ルメタクリレ−1・、ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルホルマール、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニル、塩
化ビニル・酢酸ビニルコポリマーなどの合成高分子物質
のような透明な高分沿物賀を適当な溶媒に溶解して調製
した溶液を蛍光体層の表面に塗布する方法により形成す
ることができる。あるいはポリエチレンテレフタレート
、ポリエチレン、塩化ビニリデン、ポリアミドなどから
別に形成した透明な薄膜を蛍光体層の表面に適当な接着
剤を用いて接着するなどの方法によっても形成すること
ができる。このようにして形成する透明保護膜の膜厚は
、約3乃至20ILmとするのが望ましい。
なお、透明保護膜は得られる放射せ増感スクリーンの粒
状性を向にさせる目的で着色剤によって消色されていて
もよい。
以」二に記載した方法によって代表される方法により製
造される本発明の放射線増感スクリーンの蛍光体含有樹
脂層(結合剤と蛍光体との組成比は1:25〜1:10
0の範囲である)の空隙率は、通常の畠圧下での塗布方
法により形成される当該組成比の蛍光体含有樹脂層の空
隙率の90%以下とされ、また、そのようにして得た蛍
光体含有樹脂層の空隙率(絶対値)は一般に35%を越
えることはない。
上記のように放射線増感スクリーンにおける蛍光体含有
樹脂層の空隙率を減少させることにより蛍光体層におけ
る蛍光体の密度は高くなり、従ってiff光体使用量が
一定である場合蛍光体層は薄くなり、祠られる画像の鮮
鋭度が著しく向上する。
次に本発明の実施例および比較例を記載する。
ただし、これらの各個は本発明を制限するものではない
[実施例1] 線状ポリエステル樹脂と硝化度11.5%のニ)・ロセ
ルロースとの混合物(結合剤)と放射線増感用のテルビ
ウム賦活耐硫化ガドリニウム蛍光体(Gd202S:T
b)の粒子とを1:40の重−76組成比で混合し、メ
チルエチルケトンを添加した後プロペラミキサーを用い
て充分に攪拌混合して、蛍光体粒子が均一に分散し、か
つ粘度が30PS(25°C)の塗布液を調製した。次
に、二酸化チタンを練り込んだポリエチレンテレフタレ
ートシート(支持体、厚み:250pm)をガラス板上
に水平に置き、この支持体の上に塗布液をドクターブレ
ードを用いて均一に塗布した。そして塗布後に、塗膜が
形成された支持体を乾燥器内に入れ、この乾燥器の内部
の温度を25°Cから100°Cに徐々に」二昇させて
、塗膜の乾燥を行なった。このようにして、支持体とこ
の支持体」−に設けられた層厚が約120gmの蛍光層
とからなるシートを得た。
次いて、支持体とこの支持体の片面に形成された蛍光体
層とからなるシーI・を、カレンダーロールを用いて6
20 k g / c m’の圧力、および100°C
の温度で圧縮した。
そして、圧縮処理をした蛍光体層の」二にポリエチレン
テレフタレートの透明フィルム(厚み=12gm、ポリ
エステル系接着剤が伺与されているもの)を接着剤層側
を下に向けて簡、いて接71することにより、透明保護
膜を形成し、支持体、蛍光体層、および透明保護膜から
構成された放射線増感スクリーンを製造した。
[実施例2] 実施例1で製造された支持体とこの支持体」二に設けら
れた蛍光体層とからなるシートと同一のシートを、52
0kg/cnfの圧力および100℃の温度で圧縮する
こと以外は、実施例1の方法と同様な処理を行なうこと
により、支持体、蛍光体層、および透明保護膜から構成
された放射線増感スクリーンを製造した。
[実施例3] 実施例1で製造された支持体とこの支持体上に設けられ
た蛍光体層とからなるシートと同一のシートを、420
 k g / c m’の圧力およびioo℃の温度で
圧縮すること以外は、実hlft例1の方法と同様な処
理を行なうことにより、支持体、蛍光体層、および透明
保護膜から構成された放射線増感スクリーンを製造した
[実施例4] 実施例1で製造された支持体とこの支持体上に設けられ
た蛍光体層とからなるシートと同一のシートを、620
 k g / c m’の圧力および80°Cの温度で
圧縮すること以外は、実施例1の方法と同様な処理を行
なうことにより、支持体、蛍光体層、および透明保護膜
から構成された放射線増感スクリーンを製造した。
[実施例5] 実施例1で製造された支持体とこの支持体上に設けられ
た蛍光体層とからなるシーI・と同一のシー l−を、
520 k g / c m’の圧力および80°Cの
温度で圧縮すること以外は、実施例1の方法と同様な処
理を行なうことにより、支持体、蛍光体層、および透明
保護膜から構成された放射線増感スクリーンを製造した
[実施例6] 実施例1で製造された支持体とこの支持体上に設けられ
た蛍光体層とからなるシートと同一のシートを、420
 k g/ Cm’(7)圧力および80℃の温度で圧
縮すること以外は、実施例1の方法と同様な処理を91
なうことにより、支持体、イ1を光体層、および透明保
護膜から構成された放射線増感スクリーンを製造した。
[比較例1] 実施例1で製造された支持体とこの支持体」二に設けら
れた蛍光体層とからなるシートと同一のシートを圧縮し
ないこと以外は、実施例1の方法と同様な処理を行なう
ことにより、支持体、蛍光体層、および透明保護膜から
構成された放射線増感スクリーンを製造した。
上記のようにして製造した各々の放射線増感スクリーン
の蛍光体層の体積および重量の測定値と、使用した蛍光
体の密度(7,5g/ cm’)および結合剤の密度(
1,258g/Cm’)とから、(n)式により蛍光体
含有樹脂層の空隙率をそれぞれ計算して求めた。
各々の蛍光体含有樹脂層について得られた結果を第1表
に示す。
第1表 月−万 温度 空隙率 相対空隙率 (kg/cm’ )  (°C)  (%)   (%
)実施例1   B20  100  25.13  
 78.5実施例2  520  100  25.7
   79.8実施例3  420  100  26
.2   81.4実施例4’   620  80 
 2f(,883,2実施例5  520  80  
27.0   83.9実施例6  420  8o 
  28.2   87.6比較例1   −−32.
2  100また、」二足のようにして製造した実施例
1および比較例1の放射線増感スクリーンを、次に記載
する画像鮮鋭度試験により評価した。すなわち、放射線
増感スクリーンとX線′り′真フィルトとをカセツテ内
で圧着し、解像力チャートを介してX線′す′真撮影を
行ない、できあがったX線写真の変調伝達関数(MTF
)を測定した。
イクもれた結果をまとめて図面にグラフの形で示す。
図面は、 A:実施例1の放射線増感スクリーンにおける空間周波
数とM T F値との関係、および、B:比較例1の放
射線増感スクリーンにおtチる空間周波数とM ’r 
F値との関係、 をそれぞれ表わしている。
また、各々の放射線増感スクリーンについて、(!)・
られた結果(空間周波数2サイクル/mmにおけるM 
TF値)を第2表に示す。
第2表 鮮鋭度 実施例1        0.36 比較例1        0.32 [実施例7] 線状ポリエステル樹脂と硝化度11.5%のニトロセル
ロースとの混合物(結合剤)と放射線増感用のテルビウ
ム賦活酸硫化ガドリニウム蛍光体(Gd202S:Tb
)の粒子とを1:80の重lf1組成比で混合すること
以外は、実施例1の方法と同様な処理を行なうことによ
り、支持体、蛍光体層、および透明保護膜から構成され
た放射線増感スクリーンを製造した。
[実施例8] 実施例7で製造された支持体とこの支持体上に設けられ
た蛍光体層とからなるシーI・と同一のシー+−を、5
20kg/cm’の圧力およびioooCの温度で圧縮
すること以外は、実施例7の方法と同様な処理を行なう
ことにより、支持体、イ6゛光体層、および透明保護膜
から構成された放射線増感スクリーンを製造した。
[実施例9] 実施例7で製造された支持体とこの支持体」−にi没け
られた蛍光体層とからなるシートと回−のシートを、4
20kg/cm’の圧力および100℃の温度で圧縮す
ること以外は、実施例7の方法と同様な処理を91なう
ことにより、支45体1.)i7.光体層、および透明
保護膜から構成された放射線増感スクリーンを製造した
[実施例10] 実施例7で製造された支持体とこの支持体−にに設けら
れた蛍光体層とからなるシートと同一のシートを、62
0 k g / c m’の圧力および80°0(7)
温度で圧縮すること以外は、実施例7の方法と同様な処
理を行なうことにより、支持体、蛍光体層、および透明
保護膜から構成された放射線増感スクリーンを製造した
[実施例11] 実施例7で製造された支持体とこの支持体」二に設けら
れた蛍光体層とからなるシートと同一のシーi、を、5
20 k g / c m’の月−力および80°Cの
温度で圧縮すること以外は、実施例7の方法と同様な処
理を行なうことにより、支持体、蛍光体層、および透明
保護膜から構成された放射線増感スクリーンを製造した
[実施例12] 実施例7で製造された支持体とこの支持体上に設けられ
た蛍光体層とからなるシートと同一のシートを、420
 k g/ cm’c7)圧力および80°Cの温度で
圧縮すること以外は、実施例7の方法と同様な処理を行
なうことにより、支持体、蛍光体層、および透明保護膜
から構成された放射線増感スクリーンを製造した。
[比較例2] 実施例7で製造された支持体とこの支持体」二に設けら
れた蛍光体層とからなるシートと同一のシートを圧縮し
ないこと以外は、実施例7の方法と同様な処理を行なう
ことにより、支持体、イ11・光体層、および透明保護
膜から構成された放射線増感スクリーンを製造した。
16記のようにして製造した各々の放射線増感スクリー
ンの蛍光体含有樹脂層の空隙率を、前記と同様の方法に
よりそれぞれ計算して求めた。
各々の蛍光体含有樹脂層について得られた結果を第3表
に示す。
第3表 圧力 温度 空隙率 相対空隙率 (kg/Cm’ )  (”C)  (%)   (%
)実施例7    B20 100  29.0   
82.9実施例8  520 100  29.3  
 83.7実施例9  420 100  2B、8 
  85.1実施例10  620  80  30.
4   81(,11実施例11  520  80 
 30.7   87.7実施例12 420  80
  31.2   89.1比較例2   −  − 
 35.0  100また、上記のようにして製造した
実施例7および比較例2の放射線増感スクリーンを、前
記の画像酊鋭瓜試験により評価した。
各々の放射線増感スクリーンについて、得られた結果(
空間周波数2サイクル/ m mにおけるMTFイ1r
1)を第4表に示す。
第4表 鮮鋭度 実施例7       0・40 比較例2        0.35
【図面の簡単な説明】
図面は、実施例1および比較例1で製造された放射線増
感スクリーンを用いて得られたX線写真の変調伝達関数
(MTF)のグラフである。 図面において、 Aは、実施例1の放射線増感スクリーン(本発明の放射
線増感スクリーン)における空間周波数とMTFイtr
iとの関係、および、 Bは、比較例1の放射線増感スクリーン(通′畠の塗布
方法により製造された放射線増感スクリーン)における
空間周波数とMTF値との関係、をそれぞれ表わしてい
る。 特許出願人 富士写真フィルム株式会社代理人   弁
理士   柳川泰男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l。支持体と、この支持体上に設けられた結合剤と蛍光
    体との組成比が1=25〜l : 100 (重量比)
    の範囲の蛍光体含有樹脂層とから実質的に構成されてい
    る放射線増感スクリーンにおいて、上記蛍光体含有樹脂
    層の空隙率が、通常の常圧下での塗布方法により形成さ
    れる当該組成比の蛍光体含有樹脂層の空隙率の90%以
    下の値を有することを特徴とする放射線増感スクリーン
    。 2゜上記蛍光体が、テルビウム賦活耐硫化ガドリニウム
    蛍光体であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の放射線増感スクリーン63゜上記結合剤が、線状ポ
    リエステルとニトロセルロースとの混合物であることを
    特徴とする特jl請求の範囲第1項もしくは第2項記載
    の放射線増感スクリーン。 4゜上記蛍光体含有樹脂層の空隙率の減少が、頌光体含
    有樹脂層を圧縮処理することによりもたらされたもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項
    のいずれかの項記載の放射線増感スクリーン。 5゜支持体と、この支持体上に設けられた通常の常圧下
    での塗布方法により形成された結合剤と蛍光体との組成
    比がl:25〜l:100(重量比)の範囲の蛍光体含
    有樹脂層とから実質的に構成されているシートを圧縮処
    理することにより、上記蛍光体含有樹脂層の空隙率を圧
    縮処理以前の空隙率の90%以下とすることを特徴とす
    る放射線増感スクリーンの製造法。 6゜上記圧縮処理を、50〜1500kg/Cm’の圧
    力、そして常温以上かつ上記結合剤の融点以下の温度に
    て行なうことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の
    放射線増感スクリーンの製造法。 7゜上記圧縮処理を、300〜700kg/c m’の
    圧力、そして50〜120℃の温度側こて行なうことを
    特徴とする特許請求の範囲第5項記載の放射線増感スク
    リーンの製造法。 8゜」二足圧縮処理を、カレンダーロールを用いて行な
    うことを特徴とする特許請求の範囲第5項乃至第7項の
    いずれかの項記載の放射線増感スクリーンの製造法。 9゜上記圧縮処理を、ホットプレスを用いて行なうこと
    を特徴とする特許請求の範囲第5項乃至第7項のいずれ
    かの項記載の放射線増感スクリーンの製造法。 10 、 JZ記蛍光体が、テルビウム賦活耐硫化ガド
    リニウム蛍光体であることを特徴とする特許請求の範囲
    第5項乃至第9項のいずれかの項記載の放射線増感スク
    リーンの製造法。 11、上記結合剤が、線状ポリエステルとニトロセルロ
    ースとのンF合物であることを特徴とする特許請求の範
    囲第5項乃至第10項のいずれかの」J′1記載の放射
    線増感スクリーンの製造法。 12゜通常の常圧下での塗布方法により形成された結合
    剤と蛍光体との組成比が1:25〜1:100(重量比
    )の範囲の蛍光体含有樹脂層を圧縮処理することにより
    、該蛍光体含有樹脂層の空隙率を圧縮処理以前の空隙率
    の90%以下とした後、該蛍光体含有樹脂層を支持体上
    に4=J設することを特徴とする放射線増感スクリーン
    の製造法。 13゜−I〕記圧縮処理を、50〜1500kg/c 
    m’の圧力、そして常温以上かつ]二足結合剤の融点以
    ト°の温度にて行なうことを特徴とする特許請求の範囲
    第12項記載の放射線増感スクリーンの製造法。 14゜に記圧縮処理を、300〜700kg/cm゛の
    圧力、そして50〜120°Cの温度にて行なうことを
    特徴とする特許請求の範囲第12項記4ヲ、の放射線増
    感スクリーンの製造法。 15゜上記圧縮処理を、カレンダーロールを用いて行な
    うことを特徴とする特許請求の範囲Pf′S12項乃至
    第14項のいずれかの項記載の放射線増感スクリーンの
    製造法。 16゜上記圧縮処理をホットプレスを用いて行なうこと
    を特徴とする特許請求の範囲第12JJ’i乃至第14
    項のいずれかの項記載の放射線増感スクリーンの製造法
    。 17゜上記蛍光体が、テルビウム賦活耐硫化ガドリニウ
    ム蛍光体であることを特徴とする特許請求の範囲S12
    項乃至第16項のいずれかの項記載の放射線増感スクリ
    ーンの製造法。 18゜」二足結合剤が、線状ポリエステルとニトロセル
    ロースとの混合物であることを特徴とする特許請求の範
    囲第12項乃至第17項のいずれかの項記載の放射線増
    感スクリーンの製造法。
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