JPS5821895B2 - アルデヒドノセイゾウホウ - Google Patents

アルデヒドノセイゾウホウ

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JPS5821895B2
JPS5821895B2 JP50073515A JP7351575A JPS5821895B2 JP S5821895 B2 JPS5821895 B2 JP S5821895B2 JP 50073515 A JP50073515 A JP 50073515A JP 7351575 A JP7351575 A JP 7351575A JP S5821895 B2 JPS5821895 B2 JP S5821895B2
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JP
Japan
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reaction
catalyst
general formula
alloy
molten
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JP50073515A
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JPS51149217A (en
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荻野義定
糸井和男
斉藤保夫
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式■ (式中、ZはC−C−C−C−C−C−C−なる炭素骨
格を有し、かつ二重結合を1個以上有するかまたは飽和
の炭化水素基である) で表わされるアルコールを亜鉛、インジウム、タリウム
、アルミニウムおよびガリウムから選ばれる金属または
これを含む低融点合金の溶融状物と接触させることによ
り、一般式■ (式中、Zは一般式■におけるそれと同じ意味を有する
)で表わされるアルデヒドを製造する方法に関する。
従来、一般式■のアルコールを一般式■のアルデヒドに
変換する方法はいくつか知られており、これらの従来法
は (1) 重クロム酸塩のような酸化剤を用いて酸化す
る方法、 (2)Cu−Zn、Cu−Cr、ZnOなどの固体触媒
を用いて直接脱水素する方法、 (3)IB族金属またはこれらの合金を含む固体触媒お
よび分子状酸素を用いて接触的に酸化脱水素する方法な
どである。
(1)の方法では多量の酸化剤を消費する欠点があり、
(2)の方法ではたとえばゲラニオールの脱水素におい
てシトラールのほかにシトラールの二重結合が水素化さ
れたシトロネラールを大量に生成する。
(3)の方法によればたとえばゲラニオールとネロール
との、混合物を原料とする場合、80%以上の選択率で
シトラールが得られる。
しかしながらこの(3)の方法の場合にかぎらず一般に
固体触媒を用いる気相反応では触媒の構造とくに触媒表
層部の微細な構造などによって反応成績が著しく変化す
ることを避は難く、触媒の調製に特別の注意と熟練を要
する。
本発明者らは上述のような問題を伴わない触媒として溶
融状態の金属および合金を用いる各種の反応について鋭
意研究を重ねてきた結果、このたび、ある種の低融点金
属および合金が溶融状態において一般式■のアルコール
の脱水素活性を有することを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明によれば、一般式■で表わされるアル
コールを亜鉛、インジウム、タリウム、アルミニウムお
よびガリウムから選ばれる金属またはこれを含む低融点
合金の溶融状物と接触させることにより、一般式■で表
わされるアルデヒドを好収率で得ることができる。
ここで言う低融点合金とは亜鉛(m、p、419℃)、
インジウム(m、p、ts6.4℃)、タリウム(m、
p、 302:5℃)、アルミニウム(m、p。
660.2℃)およびガリウム(m、 p、 29.7
8℃)のうちの少くとも1種を含む合金であってかつそ
の融点が約600℃以下のものを指す。
かかる合金の例としてはIn−Zn合金、In−8n合
金、Zn−B1 合金、Cu−In合金、zn−8n合
金などを挙げることができる。
なかでもIn −Zn合金がとくに好ましい結果を与え
る。
単独の金属を用いる場合にはZnを用いるのがとくに好
ましい。
この種の溶融金属および溶融合金がメタノールエタノー
ル、イソプロパツール、第二ブタノールシクロへキサノ
ールなどの低級アルコールの脱水素活性を有することは
本発明者らの発表によって既に公知であるが、同様の溶
融金属および溶融合金カ高級アルコールである一般式I
のアルコールの脱水素反応に対して有効な触媒作用を発
揮すること、および殊に高温において必ずしも十分に安
定ではない一般式■のアルデヒド類がこのような方法に
よって高い選択率で得られることは予知し得なかった新
しい事実である。
本発明に従う反応は、たとえば原料アルコールをベンゼ
ン、アセトンなどの本反応に悪い効果を与えないような
溶剤で希釈して溶融触媒中に導入するか、または、より
好ましくは、原料アルコールをヘリウムガス、窒素ガス
などの不活性ガスと共に蒸気状で溶融触媒中に吹き込む
ことによって便利に行うことができる。
原料アルコールの供給速度および反応温度などによって
反応成績は変化する。
一般に原料アルコールの供給速度を約0.7〜2モル/
触媒1時とする場合に好結果が得られる。
反応温度は用いる金属または合金の溶融温度以上でかつ
約400〜700℃の範囲内が好ましく、とくに500
〜550℃が最適である。
固体触媒では、化学組成が同一であっても、その活性、
選択性は触媒の調製法、調製条件によって著しく異なり
、触媒調製に特別の経験と技術を必要とし、触媒性能の
再現に常時注意する必要があるが、本発明に従って液体
金属(または合金)触媒を用いるときは触媒性能は、触
媒の純度と組成で定まり、固体触媒の場合のような注意
を必要とせず、このことは実用上きわめて重要である。
また、固体触媒では、触媒の結晶成長、焼結による性能
劣化、あるいは、反応物の分解、副反応などにより不揮
発性生成物の付着が生じた場合、有効表面積が低下し性
能劣化が生ずるなど、触媒性能の劣化が生じ易いが、液
体金属(または合金)では、原理上、結晶成長とか焼結
は生じないので、これに伴う性能劣化は起きない。
さらに、液体金属(または合金)触媒を用いるときは、
反応器底部からの反応物の吹込型の反応方式を採用する
ことによって、不揮発性副生成物質は自動的に浮上し、
反応物が常に新鮮な触媒と接触しうるように維持でき、
不揮発性副生物に基づく触媒性能劣化も避けることがで
きる。
本発明の方法を用いて一般式■で表わされる多数のアル
コール類を一般式■で表わされる対応するアルデヒドに
変換することができるが、原料アルコールの入手または
合成の容易さならびに生成アルデヒドの有用性を考慮す
ると、次に挙げるアルコール類を原料とすることが好ま
しい。
上記のアルデヒド類はいずれも香料工業において重要な
物質であり、香料としであるいは香料の合成中間原料、
溶剤または保留剤として用いられる。
またこれらのアルデヒド類は医薬や農薬の合成中間原料
として有用な化合物を含んでいる。
たとえば、シトラールはビタミンAの合成中間体として
重要であり、テトラヒドロシトラール、シトロネラール
などは幼若ホルモン様活性物質の合成中間体として有用
である。
以下、本発明を実施例により説明する。
なお実施例中の転化率は直接、目的生成物への転化率で
あり、選択率は捕集された生成物中の目的生成物の含有
率である。
実施例 1 の脱水素反応を行うため図面の反応装置を使用した。
第1図において1は耐熱ガラス製反応管(筒状部の内径
20酊)、2は気化器、3は冷却器、4および5は液状
留出物トラップ、6は流量計、?、8,9,10および
11はパイプである。
反応管1に粒状の亜鉛60〜100グを充填し、パイプ
7より精製ヘリウムガスを通じて系内の空気を駆逐しな
がら反応管1を加熱して亜鉛を溶融した。
溶融亜鉛の温度が457℃に達したのち、気化器2およ
びパイプ3を約250°Cに加熱して気化器2に予め入
れておいたシトロネロールをヘリウムガスとともに溶融
亜鉛中に吹込んだ。
パイプ9を通して流出ガス状混合物を冷却器3で水冷し
、さらに液留出物トラップ4および5で氷冷して凝縮性
成分を捕集し、ガスクロマトグラフィーにより分析した
その結果を表1に示す。実施例 2 シトロネロールのかわりにゲラニオールを用いヘリウム
ガスのかわりに窒素ガスを用い、窒素カス流速30〜4
0ml/mix、反応温度470℃とする以外は実施例
1とほぼ同様にして反応を行い、ゲラニオールの転化率
22%、シトラール生成の選択率44%の結果を得た。
実施例 3〜10 亜鉛のかわりに表3に記載の金属または合金を用い、表
3に記載の反応条件を用いる以外は実施例1と同様にし
てシトロネロールとゲラニオールの脱水素反応を行い、
シトロネロールからはシトロネラールを得、ゲラニオー
ルからシトラールを得た。
反応条件および反応結果を表3に示す。友だしN2流速
−30〜40rnl/mix実施例 11 シトロネロールの脱水素反応を第2図の反応装置により
実施した。
なお第2図において1は反応管(筒状部の直径25龍、
底から筒状部上端までの長さ約10cIfL)、2は反
応管1′中の溶融金属触媒、3′は予熱器、4′は原料
アルコール供給管、テはキャリアーガス供給管、σは生
成物流出管である。
触媒としてインジウム70fIを用い、キャリアーガス
として窒素ガス(流速2J/hr) を用い、シトロ
ネロールは希釈しないか(RunI6.1〜3)または
アセトンで希釈して(Run A4〜7)供給した。
反応結果を表4に示す。実施例 12 実施例11と同じ反応装置を使用し、シトロネロールの
かわりにゲラニオールを用い、触媒としてタリウム(7
0f)、キャリアーガスとして窒素ガス(流速21/h
r) を用いて反応を行ない、下記の結果を得た。
実施例 13 実施例11と同じ反応装置を用い、種々の触媒を用いて
、アセトンで希釈したシトロネロールの脱水素反応を行
ない、下記の結果を得た。
窒素キャリアーガスは、流速2J/hr) とした。
実施例 14 実施例11と同じ反応装置を用い、種々の触媒を用いて
、アセトンで希釈したゲラニオールの脱水素反応を行な
い、下記の結果を得た。
窒素キャリアーガスは流速2 l / hr とした
実施例 15 実施例11と同じ反応装置を用い、触媒としてTI又は
Zn−In合金を用い、窒素キャリアーガス流速27:
/ hr とし、アセトンで希釈したネロールの脱
水素反応を行なった結果を次表8に示す。
【図面の簡単な説明】
添付の図面第1図および第2図は本発明の実施例に用い
た反応装置の概念図である。 第1図中の1は耐熱ガラス製反応管、2は気化管、3は
冷却器、4および5は液状留出物のトラップ、6は流量
計、7〜11はパイプである。 また第2図中のfは反応管、2は反応管1′中の溶融金
属触媒、3′は予熱器、lは原料アルコール供給管、5
′はキャリアーガス供給管、6′は生成物流出管である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、ZはC−C−C−C−C−C−C−なる炭素骨
    格を有し、かつ二重結合を1個以上有するかまたは飽和
    の炭化水素基である) で表わされるアルコールを亜鉛、インジウム、タリウム
    、アルミニ【ムおよびカリウムから選ばれる金属または
    これ 含む低融点合金の溶融状物と接触させることを特
    徴とする。 一般式 (式中、2は上記の意味を有する)で表わされるアルデ
    ヒドの製造法。
JP50073515A 1975-06-17 1975-06-17 アルデヒドノセイゾウホウ Expired JPS5821895B2 (ja)

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