JPH11322965A - 農業用ポリオレフィン系樹脂フィルム - Google Patents

農業用ポリオレフィン系樹脂フィルム

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JPH11322965A
JPH11322965A JP10130100A JP13010098A JPH11322965A JP H11322965 A JPH11322965 A JP H11322965A JP 10130100 A JP10130100 A JP 10130100A JP 13010098 A JP13010098 A JP 13010098A JP H11322965 A JPH11322965 A JP H11322965A
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JP
Japan
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film
weight
layer
agricultural
resin film
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Pending
Application number
JP10130100A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tashiro
健 田代
Keiko Iwase
圭子 岩瀬
Sadao Yamada
貞夫 山田
Atsushi Obayashi
厚 大林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical MKV Co
Original Assignee
Mitsubishi Chemical MKV Co
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical MKV Co filed Critical Mitsubishi Chemical MKV Co
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Greenhouses (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性、防塵性、防曇性及び防曇持続性に優
れた農業用ポリオレフィン系樹脂フィルムを提供する。 【解決手段】 メタロセン系触媒の存在下に、エチレン
とα−オレフィンとを共重合して得られた直鎖状低密度
ポリエチレン100重量部に対して0.01〜1重量部
のフッ素含有化合物Aと、0.1〜5重量部の非イオン
系界面活性剤Bと、0.05〜3重量部の脂肪酸アミド
系化合物Cの三成分を配合し、フィルム化してなる層を
有することを特徴とする農業用ポリオレフィン系樹脂フ
ィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用フィルムに
関するものである。更に詳しくは、透明性、防塵性、防
曇性及び防曇持続性に優れた農業用ポリオレフィン系樹
脂フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、農業用作物を半促成または抑制栽
培して、その市場性、生産性を高めるため、農業用塩化
ビニルフィルムやポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、及びポリオレフィン系樹脂を主体とした特殊
フィルムなどの農業用被覆材による被覆下に有用作物を
栽培する、いわゆるハウス栽培やトンネル栽培が盛んに
行われている。なかでも、ポリオレフィン系樹脂を主体
とした特殊フィルムは、フィルム中に可塑剤を含まず化
学的構造も安定しているため、長期の使用にも光線透過
性はほとんど変わらず、焼却しても有害ガスの発生がな
く、安価であること等から近年盛んに利用されるように
なってきている。
【0003】しかしながら、ポリオレフィン系樹脂のう
ち、例えば特開昭63−149147号公報記載の高圧
ラジカル法で製造された分岐状低密度ポリエチレンを基
材層として積層する方法によるものは、フィルムの透明
性が十分でないという欠点がある。一方、例えば特公昭
63−65026号公報には、直鎖状ポリエチレンを基
材層として積層する方法が提案されているが、満足し得
るものではなかった。そこで、近年、例えば特開平9−
52332号公報の新たな直鎖状低密度PEとして、メ
タロセン系触媒を用いてエチレンとα−オレフィンとを
共重合したものを基材層として積層する方法が提案され
ている。この方法によるフィルムは透明性が改良される
ものの、ハウスに用いられた場合ハウス内外の温度差や
内部の湿度によってフィルム表面に結露した水滴による
曇りを防止する防曇性に関しては、長期にわたって性能
を維持するに至らないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨とす
るところは、メタロセン系触媒の存在下に、エチレンと
α−オレフィンを共重合して得られた直鎖状低密度ポリ
エチレン100重量部に対して0.01〜1重量部のフ
ッ素含有化合物Aと、0.1〜5重量部の非イオン系界
面活性剤Bと、0.05〜3重量部の脂肪酸アミド系化
合物Cの三成分を配合し、フィルム化してなる層を有す
ることを特徴とする農業用ポリオレフィン系樹脂フィル
ムに存する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明におけるメタロセン系触媒の存在下に、エチレン
とα−オレフィンとを共重合して得られた直鎖状低密度
ポリエチレン(以下、「メタロセンポリエチレン」とい
う。)には特開平6−9724号公報、特開平6−13
6195号公報、特開平6−136196号公報、特開
平6−207057号公報、特開平9−57916号公
報などに記載されているメタロセン触媒成分を含む、い
わゆるメタロセン系オレフィン重合用触媒の存在下、エ
チレンとブテン−1,4−メチルペンテン−1、オクテ
ンなどの炭素原子数3〜12のα−オレフィンとを共重
合し、得られる共重合体の密度が0.880〜0.94
0g/cm3 、メルトフローレート(MFR)0.3〜
3g/10分になるように調製したものである。
【0006】この共重合体は、(A法)特開昭58−1
9309号、特開昭59−95292号、特開昭60−
35005号、特開昭60−35006号、特開昭60
−35007号、特開昭60−35008号、特開昭6
0−35009号、特開昭61−130314号、特開
平3−163088号の各公開公報、ヨーロッパ特許出
願公開第420436号明細書、米国特許第50554
38号明細書及び国際公報WO91/04257号明細
書などに記載されている方法、即ちメタロセン触媒、特
にメタロセン・アルモキサン触媒、又は、例えば、国際
公開公報WO92/01723号明細書等に開示されて
いるような、メタロセン化合物と、メタロセン化合物と
反応して安定なイオンとなる化合物からなる触媒、又
は、更には、特開平5−295020号、特開平5−2
95022号などに記載されているような、メタロセン
化合物を無機化合物に担持させた触媒などを使用して、
主成分のエチレンと従成分の炭素数4〜20のα−オレ
フィンとを、得られる共重合体の密度が0.880〜
0.930g/cm3 となるように共重合させる方法で
ある。この重合方法としては、高圧イオン重合法、溶液
法、スラリー法、気相法などを挙げることができる。こ
れらの中では高圧イオン重合法で製造するのが好まし
い。
【0007】なお、この高圧イオン重合法とは、特開昭
56−18607号、特開昭58−25106号の各公
報に記載されているが、圧力が100kg/cm2
上、好ましくは300〜1500kg/cm2 で、温度
が125℃以上、好ましくは150〜200℃の反応条
件下に高圧イオン重合法により製造されるものである。
他方、メタロセンポリエチレンといわれるエチレン−α
オレフィン共重合体の製造方法として、例えば、(B
法)特開平6−9724号、特開平6−136195
号、特開平6−136196号、特開平6−20705
7号の各公開公報に記載されているメタロセン触媒成
分、有機アルミニウムオキシ化合物触媒成分、微粒子状
担体、および必要に応じて有機アルミニウム化合物触媒
成分、イオン化イオン性化合物触媒成分を含む、オレフ
ィン重合用触媒の存在下に、気相、またはスラリー状あ
るいは溶液状の液相で種々の条件でエチレンとα−オレ
フィン、具体的には炭素原子数3〜20のα−オレフィ
ンとを、得られる共重合体の密度が0.900〜0.9
30g/cm3 となるように共重合させることによって
も調製することができるが、本発明の主目的であるフィ
ルムでの良好な初期透明性及び透明持続性が得られる点
で上記(A)法によるメタロセンポリエチレンの製造が
より好ましい。
【0008】(A)法によるメタロセンポリエチレン
は、温度上昇溶離分別(TREF:Temperatu
re Rising Elution Fractio
nation)による測定によって得られる微分溶出曲
線で特定される。即ち、温度上昇溶離分別によって得ら
れる溶出曲線のピークが1つ存在するもので、そのピー
ク温度が20〜100℃、好ましくは40〜80℃の範
囲内にあるものである。また、該ピーク温度の溶出温度
以外の温度において溶出するものが実質的に該溶出曲線
に存在することがある。上記溶出曲線のピーク温度内の
ピークが2つ以上存在すると透明性が劣るものとなる。
また、存在していない場合にはフィルムがべたつくこと
になる。
【0009】温度上昇溶離分別(TREF)による溶出
曲線の測定 上記温度上昇溶離分別(Temperature Ri
sing Elution Fractionatio
n:TREF)による溶出曲線の測定は、「Journ
al of Applied Polymer Sci
ence.Vol 126,4,217−4,231
(1981)」、「高分子討論会予稿集2P1C09
(昭和63年)」等の文献に記載されている原理に基づ
いて実施される。すなわち、先ず対象とするポリエチレ
ンを溶媒中で一度完全に溶解させる。その後、冷却し、
不活性担体表面に薄いポリマー層を生成させる。かかる
ポリマー層は結晶し易いものが内側(不活性担体表面に
近い側)に形成され、結晶し難いものが外側に形成され
てなるものである。次に、温度を連続又は段階的に昇温
することにより、先ず、低温度では対象ポリマー中の非
晶部分から、すなわち、ポリマーの持つ短鎖分岐の分岐
度の多いものから溶出する。溶出温度が上昇すると共
に、徐々に分岐度の少ないものが溶出し、ついには分岐
の無い直鎖状の部分が溶出して測定は終了する。この各
温度での溶出成分の濃度を連続的に検出して、その溶出
量と溶出温度によって描かれるグラフ(溶出曲線)のピ
ークによって、ポリマーの組成分布を測定することがで
きるものである。本発明の積層フィルムの外層を構成す
るエチレン−αオレフィン共重合体は、以下の物性を示
すものである。
【0010】メルトフローレート(MFR) JIS−K7210により測定されたMFRが0.01
〜10g/10分、好ましくは0.1〜5g/10分、
更に好ましくは0.3〜3g/10分の値を示すもので
ある。該MFRがこの範囲より大きいと成形時にフィル
ムが蛇行し安定しない。また、該MFRがこの範囲より
小さすぎると成形時の樹脂圧力が増大し、成形機に負荷
がかかるため、生産量を減少させて圧力の増大を抑制し
なければならず、実用性に乏しい。
【0011】密度 JIS−K7112により測定された密度が0.880
〜0.940g/cm 3 、好ましくは0.880〜0.
930g/cm3 、更に好ましくは0.880〜0.9
20g/cm3 の値を示すものである。該密度がこの範
囲より大きいと透明性が悪化する。また、密度がこの範
囲より小さいと、フィルム表面のべたつきによりブロッ
キングが生じ実用性に乏しくなる。
【0012】分子量分布 ゲルパーミュレーションクロマトグラフィー(GPC)
によって求められる分子量分布(重量平均分子量/数平
均分子量)は1.5〜3.5、好ましくは1.5〜3.
0の値を示すものである。該分子量分布がこの範囲より
大きいと機械的強度が低下し好ましくない。該分子量分
布がこの範囲より小さいと成形時にフィルムが蛇行し安
定しない。
【0013】本発明で用いられる直鎖状エチレン・α−
オレフィン共重合体にはこの直鎖状エチレン・α−オレ
フィン共重合体以外のポリエチレン(例えば高圧法低密
度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レン等)、エチレン・酢酸ビニル共重合体等を併用する
ことによって、フィルム成形性およびフィルムの強度、
柔軟性を改善することができる。その場合、メタロセン
ポリエチレン100〜30重量部に対し、他のポリエチ
レン0〜70重量部、好ましくはメタロセンポリエチレ
ン99〜60重量部に対し、他のポリエチレン1〜40
重量部併用することができる。
【0014】本発明においてフッ素含有化合物Aとして
は、従来から使用されているフッ素系界面活性剤あるい
は共重合オリゴマーを使用することができる。例えば、
次の一般式で表される化合物が挙げられる。
【0015】
【化1】
【0016】
【化2】
【0017】共重合オリゴマー(1) CF3 (CF2 6 (CH2 2 OCOC(CH3 )=
CH2 とC2 5 OCOCH=CH2 とHO(CHCH
O)2 OCOCH=CH2 とを、仕込み重量比率1:
0.1:1.5の割合で重合した、分子量約4000の
共重合オリゴマー 共重合オリゴマー(2) CF3 (CF2 7 SO2 N(CH3 )(CH2 2
COC(CH3 )=CH2 とCH3 OCOCH=CH2
とHO(CHCHO)3 OCOCH=CH2 とを、仕込
み重量比率1:0.5:0.5の割合で重合した、分子
量約4000の共重合オリゴマー 共重合オリゴマー(3) CF3 (CF2 8 CONH(CH2 2 OCOC(C
3 )=CH2 CH3OCOCH=CH2 とHO(CH
CHO)10OCOCH=CH2 とを、仕込み重量比率
1:1:1の割合で重合した、分子量約2000の共重
合オリゴマー 共重合オリゴマー(4) CF3 (CF2 8 (CH2 2 OCOCH=CH2
3 7 OCOCH=CH2 とHO(CHCHO)3
COCH=CH2 とを、仕込み重量比率1:0.1:1
の割合で重合した、分子量約2000の共重合オリゴマ
ー 共重合オリゴマー(5)
【0018】
【化3】
【0019】とC2 5 OCOCH=CH2 とHO(C
HCHO)3 OCOCH=CH3 とを、仕込み重量比率
1:0.2:1の割合で重合した、分子量約6000の
共重合オリゴマー(式中Rfは直鎖状、または、分岐鎖
状のポリフルオロアルキル基を、Rはアルキル基を、n
は自然数を表す。)
【0020】前記一般式で表されるフッ素含有化合物に
含有されるポリフルオロアルキル基としては、炭素数6
〜12個のものが特に好適である。本発明において使用
するフッ素含有化合物Aは、それぞれ単独で使用するこ
とができるし、2種またはそれ以上組み合わせて使用す
ることができる。このフッ素含有化合物Aのポリオレフ
ィン系樹脂基材への配合量は、配合するフッ素含有化合
物の種類、基体ポリオレフィン系樹脂の種類等に応じて
変えることができ、基体ポリオレフィン系樹脂100重
量部当り0.01〜1重量部である。この範囲より少な
いと基体ポリオレフィン系樹脂の混練加工が不均一とな
り、フィルム成形後透明性が劣る。又、この範囲より多
いとフィルム表面への噴出しが多くなり、透明性が低下
すると共に、防曇性に悪影響をもたらす。
【0021】本発明において使用する非イオン系界面活
性剤Bとしては、例えば、ソルビタンモノミリステー
ト、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステ
アレート、ソルビタンモノベヘネート及び/または0.
1〜5モルのアルキレンオキサイド付加物等のソルビタ
ン系界面活性剤;グリセリンモノパルミテート、グリセ
リンモノステアレート、グリセリンジパルミテート、グ
リセリンジステアレート、ジグリセリンモノステアレー
ト、ジグリセリンモノベヘネート、ジグリセリンジパル
ミテート、ジグリセリンジステアレート、ジグリセリン
モノパルミテート・モノステアレート、トリグリセリン
モノステアレート、トリグリセリンジステアレート、ト
リグリセリントリステアレート及び/または0.1〜5
モルのアルキレンオキサイド付加物等のグリセリン系界
面活性剤;ポリエチレングリコールモノステアレート、
ポリエチレングリコールモノパルミテート等のポリエチ
レングリコール系界面活性剤;トリメチロールプロパン
モノステアレート等のトリメチロールプロパン系界面活
性剤;ペンタエリスリトールモノパルミテート等のペン
タエリスリトール系界面活性剤;アルキルフェノールの
アルキレンオキサイド付加物;ソルビタン/グリセリン
の縮合物と脂肪酸とのエステル、ソルビタン/アルキレ
ングリコールの縮合物と脂肪酸とのエステル、アルキレ
ンジエタノールアミン類、アルキルジエタノールアミド
類等が挙げられ、これらは単独であるいは2種以上を組
合わせて用いることが出来る。
【0022】特に、本発明に有利な界面活性剤として
は、ソルビタンモノステアレート、グリセリンモノステ
アレート、ジグリセリンジステアレート等のソルビタン
系及び/またはグリセリン系界面活性剤が挙げられる。
かかる防曇剤の配合量は、0.1〜5重量部の範囲内で
ある。0.1重量部未満では、防曇性の発現が充分でな
く、5重量部を越えると、ブリードアウトし易くなり、
フィルムの透明性や防塵性の低下をきたすので好ましく
ない。
【0023】C成分として配合される脂肪酸アミド系化
合物は、成形時A成分と相まって混練安定性を向上さ
せ、フィルムの透明性を維持させるものである。例え
ば、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド、メチレ
ンビスステアロアミド、エチレンビスステアロアミド、
オレイン酸アミド、エシル酸アミド、エチレンビスラウ
リルアミド等が挙げられる。C成分の配合量は、基体ポ
リオレフィン系樹脂100重量部に対し、0.05〜3
重量部であるものとする。これが0.05重量部未満で
は、成形時混練加工が安定せず、フィルムの透明性が十
分でない。
【0024】一方、3重量部を超えると、表面への噴出
し量が多くなり、透明性を阻害する一方で防曇性の発現
を損なうという問題があるので好ましくない。本発明に
おける農業用ポリオレフィン系樹脂フィルムには、必要
に応じて下記の各種添加剤、例えば光安定剤、紫外線吸
収剤、安定剤、酸化防止剤、安定化助剤、保温剤、帯電
防止剤、アンチブロッキング剤、着色剤等を配合するこ
とができる。
【0025】光安定剤としては、従来公知の光安定剤を
用いることができ、中でもヒンダードアミン系光安定剤
(HALS;Hindered Amine Light Stabilizers) が好
ましく用いられる。ヒンダードアミン系安定剤として
は、具体的には、以下のような化合物が用いられる。
【0026】コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシ
エチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン重縮合物、ポリ〔{6−(1,1,3,
3−テトラメチルブチル)イミノ−1,3,5−トリア
ジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン
{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ}〕、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、
1,5,8,12−テトラキス〔4,6−ビス{N−
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブ
チルアミノ}−1,3,5−トリアジン−2−イル〕−
1,5,8,12−テトラアザドデカン、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、ビス(1−n−オクトキシ−2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバ
ケート、1−〔2−{3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ}エチ
ル〕−4−{3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニルオキシ}−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン、4−ベンゾイルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、8−アセチ
ル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−
1,3,8−トリアザスピロ〔4.5〕デカン−2,4
−ジオン、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテト
ラカルボキシレート、テトラキス(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタ
ンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)
−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビ
ス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
・ジ(トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテトラカ
ルボキシレート、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2
−{2,3,4−トリス(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)ブチルカル
ボニルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオ
キサスピロ〔5.5〕ウンデカン、3,9−ビス〔1,
1−ジメチル−2−{2,3,4−トリス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジルオキシカルボニ
ル)ブチルカルボニルオキシ}エチル〕−2,4,8,
10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン等があ
げられる。
【0027】この内、ビス(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1−n−オ
クトキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレー
ト、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4
−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシ
ル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート
が好ましく、特に好ましいのは、ビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラ
キス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレー
ト、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4
−ブタンテトラカルボキシレートである。これらヒンダ
ードアミン系化合物は1種類で、または2種類以上を組
み合わせて使用してもよい。
【0028】紫外線吸収剤として使用可能な化合物とし
ては、例えば次のようなものがあげられる。ベンゾトリ
アゾール系紫外線吸収剤−2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ
−3′−tert−アミル−5′−イソブチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−3′−イソブチル−5′−メチルフェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
キシ−3′−イソブチル−5′−プロピルフェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキ
シ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−〔2′−ヒドロ
キシ−5′−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)
フェニル〕ベンゾトリアゾール。
【0029】ベンゾフェノン系紫外線吸収剤−2,2′
−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,
2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェ
ノン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−オクトキシベンゾフェノン、
【0030】サリチル酸系紫外線吸収剤−フェニルサリ
シレート、パラオクチルフェニルサリシレート紫外線吸
収剤は、単独又は二種以上を組み合わせて使用すること
ができる。上に例示したものの中では、ベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤
が、特に好ましい。
【0031】安定剤として使用可能な化合物としては、
ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズマレエートエ
ステル、ジオクチルスズメルカプチド、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、
ラウリン酸カルシウム、リシノール酸バリウム、オレイ
ン酸カルシウム、オクトイン酸亜鉛等をあげることがで
きる。これら安定剤は、単独又は二種以上を組み合わせ
て使用することができる。
【0032】酸化防止剤として使用可能な化合物として
は、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノ
ール、2,2′−メチレンビス(6−tert−ブチル
−4−エチルフェノール)、ジラウリルチオジプロピオ
ネート等をあげることができる。これら酸化防止剤、単
独又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
【0033】安定化助剤として使用可能な化合物として
は、トリフェニルホスファイト、ジオクチルフェニルホ
スファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、
ジフェニルイソデシルホスファイト、トリラウリルトリ
チオホスファイト、ジフェニルアシッドホスファイト、
ジオクチルアシドホスファイト等をあげることができ
る。これら安定化助剤は、単独又は二種以上を組み合わ
せて使用することができる。
【0034】保温剤としては、Mg、Ca、Alおよび
Siの少なくとも一つの原子を含有する無機化合物が挙
げられる。例えば、保温剤として有効なMg、Ca、A
lおよびSiの少なくとも1つの原子を含有する無機酸
化物、無機水酸化物、ハイドロタルサイト類などであ
る。具体的には、SiO2 、Al2 3 、MgO、Ca
Oなどの無機酸化物;Al(OH)3 、Mg(O
H)2 、Ca(OH)2 などの無機水酸化物;式M2+
1-x Alx (OH)2 (An-)x/n ・mH2 O〔式中、
2+は、Mg、CaまたはZnの二価金属イオンであ
り、An-はCl- 、Br- 、I- 、NO3 2- 、Cl
4-、SO4 2- 、CO2 2- 、SiO3 2- 、HPO4 2-
HBO3 2- 、PO4 2- 等のアニオンであり、xは、0<
x<0.5の条件を満足する数値であり、mは、0≦m
≦2の条件を満足する数値である〕で表される無機複合
化合物、その焼成物等のハイドロタルサイト類などが挙
げられる。これらの中でも、ハイドロタルサイト類が好
ましく、特に上記式で表される無機複合化合物の焼成物
が好ましい。上記のような無機化合物は、単独又は2種
以上組み合わせて使用することができる。
【0035】帯電防止剤として使用可能な化合物として
は、例えばポリオキシエチレン・アルキルアミン、ポリ
グリコール・エーテル、p−スチレンスルホン酸ナトリ
ウム等をあげることができる。これら帯電防止剤は、単
独又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
【0036】以上の各種添加剤は、それぞれ1種または
2種以上を組み合わせて使用することができる。上記各
種添加剤の配合量は、フィルムの性能を悪化させない範
囲、通常は基体のオレフィン系樹脂100重量部当り/
5重量部以下の範囲で選ぶことができる。基体ポリオレ
フィン系樹脂に、フッ素含有化合物Aと非イオン系界面
活性剤Bと脂肪酸アミド系化合物C及び、各種添加剤を
配合するには、各々必要量秤量し、バンバリーミキサ
ー、あるいは一軸又は二軸の混練押出機等を使用して従
来から知られている方法で溶融混練ペレットを得るのが
有効である。このようにして得られた樹脂組成物をフィ
ルム化するには、それ自体公知の方法、例えば溶融押出
し成形法(Tダイ法、インフレーション法を含む)、カ
レンダー成形法等の従来から知られている方法によれば
よい。
【0037】かかるフィルムは単層でもよいが、防塵性
や保温性、柔軟性及び強度などを良好に発揮するため積
層フィルムを構成しても良い。この場合、例えば外層、
中間層、内層を有する三層構成のフィルムにおいて、
1)本発明によるメタロセンポリエチレンとA,B及び
C成分を含む層を外層に用いる例、2)中間層に用いる
例、3)内層に用いる例、4)中間層と内層に用いる
例、5)外層と中間層に用いる例、6)外層と内層に用
いる例、7)外層、中間層、内層に用いる例が挙げられ
るが、特に、メタロセンポリエチレンとA,B,及びC
成分を内層に用いる、上記3)、4)、6)、7)の態
様が好ましい。尚、フィルムを実際展張使用した場合
に、ハウス、トンネル等の外側になる面を外層、内側に
なる面を内層、それらの中間にある層を中間層という。
【0038】その他の層を構成する樹脂としては、例え
ば一般の直鎖状低密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリ
エチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等
の他のポリエチレンやエチレン−α−オレフィン共重合
体、酢酸ビニル含有量が30重量%以下のエチレン・酢
酸ビニル共重合体、及びこれらの混合樹脂が挙げられ、
特に直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、
エチレン・酢酸ビニル共重合体が好ましい。
【0039】三層構成の場合、所期の性能を発揮させる
ために、少なくとも内層は、フッ素含有化合物Aと非イ
オン系界面活性剤Bと脂肪酸アミド系化合物Cの三成分
を必須配合した樹脂で構成されていることが好ましく、
更にそれ以外の層にこれら配合剤が含まれていても構わ
ない。
【0040】本発明に係るフィルムは、透明でも、梨地
でも、半梨地でもよく、その用途は農業用ハウス(温
室)、トンネル等の被覆用に使用できるほか、マルチン
グ用、袋掛用等にも使用できる。また、フィルム厚みに
ついては強度やコストの点で0.03〜0.3mmの範
囲のものが好ましく、0.05から0.2mmのものが
より好ましい。
【0041】
【発明の効果】本発明の農業用ポリオレフィン系樹脂フ
ィルムは、成形安定性、透明性、防塵性、防曇持続性等
の全ての性能において優れたものであり、農業用フィル
ムとしての利用価値は極めて高い。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の例に
限定されるものでない。
【0043】実施例1〜7 比較例1〜8 三層インフレーション成形装置として三層ダイに100
mmφ((株)プラ工研製)を用い、押出機は外内層を
30mmφ((株)プラ技研製)2台、中間層を40m
mφ((株)プラ技研製)として成形温度170℃、ブ
ロー比2.0、引取速度5m/2分にて、0.1mm厚
の表1−1,1−2,に示す単層または積層フィルムを
得た。得られた各フィルムについて、次のような評価試
験を行った。その結果を表3−1,3−2,4−2に示
す。
【0044】1)透明性試験 本発明で得られたフィルムの波長555ミリミクロンに
おける直進光線透過率を分光光度計(日立製作所製、3
30型)によって測定し、その値を示した。
【0045】2)低温防曇性 500ccビーカーに300ccの水(15℃)を入
れ、検体フィルムにて被覆したのち、恒温水槽(15
℃)にビーカーを地表面から10度傾斜させて低部から
2/3の部分まで水浸させ、0℃の恒温室に所定時間放
置した後のフィルム面の状況を肉眼観察した。フィルム
面の水滴の流れ状態を下記の基準で評価した。 ○:有滴(微小水滴)部分がない ○×:有滴部分が10%以下 △:有滴部分が30%以下 ×:有滴部分が40%を越える
【0046】3)防曇持続性 500ccビーカーに300ccの水(45℃)を入
れ、検体フィルムにて被覆したのち、恒温水槽(45
℃)にビーカーを地表面から10度傾斜させて低部から
2/3の部分まで水浸させ、25℃の恒温室に所定時間
放置した後のフィルム面の状況を肉眼観察した。フィル
ム面の水滴の流れ状態を前記低温防曇性と同じ基準で評
価した。
【0047】4)防塵性 検体フィルムを三重県一志郡の試験圃場に設置したパイ
プハウス(間口3m、奥行き5m、棟高1.5m、屋根
勾配30度)に被覆し、平成9年1月から平成9年12
月までの12カ月間展張試験を行った。試験後のフィル
ムを回収し、波長555ミリミクロンでの平行光線透過
率を分光光度計(日立製作所製、330型)により測定
した。測定結果の基準は次の通りとした。 ◎:光線透過率が75%以上のもの。 ○:光線透過率が65〜74%の範囲のもの。 ○×:光線透過率が55〜64%の範囲のもの。 △:光線透過率が40〜54%の範囲のもの。 ×:光線透過率が40%未満のもの。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】MePE カーネル65FI:日本ポリケ
ム(株)製エチレン・α−オレフィンメタロセン系直鎖
状ポリエチレン(A法による) LLPE ノバテックUF240 :日本ポリケム(株)製
直鎖状ポリエチレン LPE ノバテックLF240 :日本ポリケム(株)製分
岐状ポリエチレン EVA ノバテックLV420 :日本ポリケム(株)製E
VA DHT−4A:協和化学工業(株)製 ハイドロタルサ
イト UV531:サイテック(株)製 ベンゾフェノン系紫
外線吸収剤 キマソーブ944:チバガイギー(株)製 光安定剤
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】MePE カーネル65FI:日本ポリケ
ム(株)製エチレン・α−オレフィン メタロセン系直鎖状ポリエチレンLLPE ノバテック
UF240 :日本ポリケム(株)製直鎖状ポリエチレン LPE ノバテックLF240 :日本ポリケム(株)製分
岐状ポリエチレン EVA ノバテックLV420 :日本ポリケム(株)製E
VA DHT−4A:協和化学工業(株)製 ハイドロタルサ
イト UV531:サイテック(株)製 ベンゾフェノン系紫
外線吸収剤 キマソーブ944:チバガイギー(株)製 ヒンダード
アミン系光安定剤
【0054】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/08 C08L 23/08 //(C08L 23/08 101:04) (72)発明者 山田 貞夫 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エムケーブイ株式会社名古屋事業 所内 (72)発明者 大林 厚 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エムケーブイ株式会社名古屋事業 所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタロセン系触媒の存在下に、エチレン
    とα−オレフィンとを共重合して得られた直鎖状低密度
    ポリエチレン100重量部に対して0.01〜1重量部
    のフッ素含有化合物Aと、0.1〜5重量部の非イオン
    系界面活性剤Bと、0.05〜3重量部の脂肪酸アミド
    系化合物Cの三成分を配合し、フィルム化してなる層を
    有することを特徴とする農業用ポリオレフィン系樹脂フ
    ィルム。
  2. 【請求項2】 少なくとも外層、中間層及び内層を有す
    る多層構成からなる農業用ポリオレフィン系樹脂フィル
    ムであって、少なくとも内層が請求項1記載の層である
    ことを特徴とする請求項1記載の農業用ポリオレフィン
    系樹脂フィルム。
JP10130100A 1998-05-13 1998-05-13 農業用ポリオレフィン系樹脂フィルム Pending JPH11322965A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004022639A1 (en) * 2002-09-06 2004-03-18 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Film compositions with permanent anti-fog, anti-mist and anti-cloud properties

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004022639A1 (en) * 2002-09-06 2004-03-18 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Film compositions with permanent anti-fog, anti-mist and anti-cloud properties

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