JPH11316617A - 半導体回路装置 - Google Patents

半導体回路装置

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JPH11316617A
JPH11316617A JP10122272A JP12227298A JPH11316617A JP H11316617 A JPH11316617 A JP H11316617A JP 10122272 A JP10122272 A JP 10122272A JP 12227298 A JP12227298 A JP 12227298A JP H11316617 A JPH11316617 A JP H11316617A
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clock
signal
clock signal
circuit
node
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JP10122272A
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Tsukasa Oishi
司 大石
Noriyoshi Sakashita
徳美 坂下
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力バッファおよび出力バッファへ与えられ
るクロック信号のスキューをなくす。 【解決手段】 データ入出力を行なうDQパッド群(3
a)および外部信号を入力する周辺パッド群(4a)に
含まれる入力バッファに対してツリー状に配列される複
数のクロック伝送ノードを有するクロック分配回路(3
0)を介して同期化回路(7)からのクロック信号を伝
達する。この同期化回路(7)は、クロック分配回路
(30)の最も近接するノード(32p)からの信号と
外部からのクロック信号の位相同期を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体回路装置
に関し、特にクロック信号に同期して動作する回路装置
における内部クロック信号を分配するための構成に関す
る。より特定的には、外部から与えられるクロック信号
に同期して外部信号およびデータの取込ならびにデータ
の出力を行なうクロック同期型半導体記憶装置における
内部クロック信号の分配の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図32は、従来のクロック同期型半導体
記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図32
において、クロック同期型半導体記憶装置は、行列状に
配列される複数のメモリセルを有するメモリアレイ90
0と、外部から与えられるクロック信号EXCLKを受
け、この外部クロック信号EXCLKに同期した内部ク
ロック信号INCLKを生成する同期化回路902と、
同期化回路902からの内部クロック信号INCLKに
同期して外部から与えられるアドレス信号ADを取込み
内部アドレス信号を生成するアドレス入力回路904
と、内部クロック信号INCLKに同期して外部からの
コマンドφCを取込み内部制御信号を発生する制御信号
入力回路906と、制御信号入力回路906からの内部
制御信号に従って指定された動作モードに必要な各種制
御信号を発生する制御回路908と、制御回路908の
制御の下に動作し、アドレス入力回路904から与えら
れた内部アドレス信号に従ってメモリアレイ900のメ
モリセルを選択するセル選択回路910と、制御回路9
08の制御の下に動作し、内部クロック信号INCLK
に同期してセル選択回路910により選択されたメモリ
セルへのデータの入出力を行なうデータ入出力回路91
2を含む。
【0003】コマンド信号φCは、複数の外部からの制
御信号、たとえばロウアドレスストローブ信号ZRA
S、コラムアドレスストローブ信号およびライトイネー
ブル信号ZWEなどを含み、内部クロック信号INCL
Kの立上がりエッジにおけるこれらの複数の外部制御信
号の状態の組合せにより、動作モードを指定するコマン
ドが形成される。
【0004】図33は、この図32に示すクロック同期
型半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャート図で
ある。以下、図33を参照して、この図32に示すクロ
ック同期型半導体記憶装置の動作について説明する。
【0005】外部クロック信号EXCLKのサイクル♯
aの前のサイクルにおいて、アクティブコマンドが与え
られ、メモリアレイ900においては、アドレス指定さ
れた行に対応するメモリセルが選択状態へ駆動されて保
持されている。
【0006】クロックサイクル♯aにおいて、コマンド
信号φCが所定の状態に設定され、データ書込を指定す
るライトコマンドが与えられる。このクロックサイクル
♯aにおいては、外部クロック信号EXCLKの立上が
りに同期して、アドレス入力回路904が、この外部か
らのアドレス信号ADを取込み内部アドレス信号を生成
する。また、データ入出力回路912は、ライトコマン
ドに従って、外部から与えられる書込データd0を外部
クロック信号EXCLKに同期して取込む。セル選択回
路910は、アドレス入力回路904から与えられたア
ドレス信号に従ってメモリセルを選択する。
【0007】このクロックサイクル♯a以降の連続する
クロックサイクルにおいて書込データd1、d2および
d3がそれぞれ外部クロック信号EXCLKの立上がり
に同期して取込まれる。これらの書込データd0〜d3
が、所定のシーケンスで、メモリアレイ900のセル選
択回路910により選択されたメモリセルへ書込まれ
る。1つのコマンドが与えられたとき、連続的に書込ま
たは読出されるデータの数を、バースト長と呼ぶ。図3
3においては、バースト長4の場合のデータ書込動作が
一例として示される。
【0008】外部クロック信号EXCLKのサイクル♯
bにおいて、コマンド信号φCが所定の状態に設定さ
れ、データ読出を示すリードコマンドが与えられる。こ
のリードコマンドに従って、アドレス入力回路904
は、外部クロック信号EXCLKの立上がりに同期して
外部からのアドレス信号ADを取込み内部アドレス信号
を生成する。セル選択回路910は、メモリアレイ90
0のアドレス指定されたメモリセルを選択し、この選択
メモリセルのデータがデータ入出力回路912へ与えら
れる。セル選択回路910によるメモリセルの選択から
データ入出力回路912への選択メモリセルのデータ転
送までにはある期間が必要となる。外部クロック信号E
XCLKのサイクル♯cの前のサイクルにおいてデータ
入出力回路912から有効データが出力されてクロック
サイクル♯cの外部クロック信号EXCLKの立上がり
エッジで、この読出データq0が確定し、外部装置によ
り、サンプリングされる。以降、バースト長のデータが
順次外部クロック信号EXCLKに同期して読出され
る。このクロックサイクル♯bからクロックサイクル♯
cまでのクロックサイクル期間は、通常、CASレイテ
ンシと呼ばれ、図33において、CASレイテンシが3
の場合の読出動作が一例として示される。
【0009】図32に示すようなクロック同期型半導体
記憶装置においては、外部からのアドレス信号およびコ
マンド信号は、外部クロック信号EXCLK(内部クロ
ック信号INCLK)に同期して取込まれる。したがっ
て、制御信号同士のスキューを考慮する必要がなく、内
部回路の動作開始タイミングを早くすることができ、高
速アクセスが実現される。
【0010】また、データの入出力も、外部クロック信
号EXCLKに同期して行なわれているため、データ転
送速度は、実効的に外部クロック信号EXCLKの速度
と同じとなり、高速のデータ転送が実現される。
【0011】同期化回路902は、外部から与えられる
クロック信号EXCLKに同期した内部クロック信号I
NCLKを生成し、アドレス入力回路904および制御
信号入力回路906の信号取込タイミングを決定する。
したがって、これらのアドレス入力回路904および制
御信号入力回路906においては、正確な外部信号の取
込および早いタイミングでの内部信号の発生を実現する
ことができる。また、データ入出力回路912において
も、外部クロック信号EXCLKに従ってデータの入出
力を行なうことができ、正確なデータの入出力および高
速データ転送を実現することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図34(A)は、図3
2に示す同期化回路の概略構成を示す図である。図34
(A)に示す同期化回路902は、位相同期回路(PL
L)などのフィードバックループを有する同期回路で構
成される。この同期化回路902は、外部から与えられ
る外部クロック信号EXCLKと内部クロック信号IN
CLKの位相が等しくなるように内部クロック信号IN
CLKの位相を調整する。したがって、図34(B)に
示すように、内部クロック信号INCLKの位相は、外
部クロック信号EXCLKの位相と一致する。
【0013】外部からの制御信号およびアドレス信号
は、この外部クロック信号EXCLKを基準として発生
される。したがって、半導体記憶装置において、外部ク
ロック信号EXCLKに対するコマンド信号φCのスキ
ューは極めて小さく(信号伝送方向は同じ)、十分なセ
ットアップ時間Tsおよびホールド時間Thを確保する
ことができる。しかしながら、この同期化回路902
は、内部クロック信号INCLKの位相を外部クロック
信号EXCLKに一致させる機能は有しているが、この
内部クロック信号INCLKが、半導体記憶装置内部で
伝達される際に生ずるスキューを調整する機能は有して
いない。
【0014】図35(A)は、同期化回路902からの
内部クロック信号の分配態様を概略的に示す図である。
図35(A)においては、同期化回路902からの内部
クロック信号は、入力回路♯ai、♯biおよび♯ci
にそれぞれクロック伝送路(信号線)L1、L2および
L3を介して伝達される。これらのクロック伝送路L
1、L2およびL3は、配線容量および配線抵抗が異な
り、信号伝搬遅延が異なる。ここで、図35(A)にお
いては、同期化回路902から、クロック伝送路L1、
L2およびL3へ、それぞれ内部クロックINCLK
a、INCLKbおよびINCLKcが伝達されるよう
に示される。クロック伝送路L1、L2およびL3は、
この順に、その信号伝搬遅延が大きくなる。入力回路♯
ai〜♯ciは、図32に示す各入力回路904、90
6および912のいずれであってもよい。
【0015】図35(B)は、この図35(A)に示す
各クロック信号と入力回路へ与えられる信号SIGの時
間関係を概略的に示す図である。図35(B)におい
て、外部クロック信号EXCLKのサイクル♯caにお
いて、信号SIGが与えられる。このとき、内部クロッ
ク信号INCLKa、INCLKb、およびINCLK
cの時間差が小さく、クロックスキューが小さい場合に
は、この外部クロック信号EXCLKの立上がりエッジ
で信号SIGを、各入力回路♯ai〜♯ciで取込ん
で、内部信号を生成することはできる。信号SIGは、
入力回路♯ai〜♯ciそれぞれに与えられる信号群を
代表的に表わす。しかしながら、この場合においても、
クロックスキューを考慮して内部動作開始タイミングを
決定する必要があり、内部動作開始タイミングが遅れ
る。また、信号SIGのホールド時間が不十分な場合、
正確な内部信号を生成することができなくなる。
【0016】一方、図35(B)の外部クロック信号E
XCLKのサイクル♯cbに示すように、この外部クロ
ック信号EXCLKが高速(高い周波数)のクロック信
号であると、内部クロック信号INCLKa〜INCL
Kcの時間差が相対的に大きく、クロックスキューが大
きくなった場合には、外部クロック信号EXCLKの立
上がりエッジにおいて取込まれるべき信号SIGは、入
力回路♯ciへ与えられる内部クロック信号INCLK
cでは取込むことができない。したがって、このような
クロックスキューが大きくなった場合、指定された動作
を実行することができない。したがって、この半導体記
憶装置の動作周波数は、クロックスキューにより決定さ
れることになり、高速動作を実現することができなくな
る。すなわち、クロックスキューの大きさが外部クロッ
ク信号のサイクル時間に対して占める割合が大きくなる
と、正確な動作を行なうことができなくなるため、半導
体記憶装置の動作周波数は、クロックスキューにより大
きく制限を受けることになる。
【0017】図36(A)は、図32に示すデータ入出
力回路912のデータ出力部の構成を概略的に示す図で
ある。図36(A)において、複数のデータ出力回路O
B♯0〜OB♯nが並列に設けられる。これらのデータ
出力回路OB♯0〜OB♯nへ、同期化回路902から
クロック伝送路L4を介して内部クロック信号INCL
Kが伝達される。データ出力回路OB♯0〜OB♯n
は、このクロック伝送路L4を介して与えられる内部ク
ロック信号INC(INC0〜INCn)に同期してデ
ータの転送および出力を行なう。このクロック伝送路L
4においても配線の長さの相違によるクロックスキュー
が存在する。
【0018】図36(B)は、この図36(A)に示す
データ出力部の動作を示すタイミング図である。データ
出力回路OB♯0は、同期化回路902に最も近接して
おり、このクロック伝送路L4の長さが最も短く、内部
クロック信号INC0の外部クロック信号EXCLKに
対する遅延が最も小さい。一方、データ出力回路OB♯
nは、同期化回路902から最も遠く離れており、クロ
ック伝送路L4の長さが最も長く、その伝搬遅延が最も
大きくなる。
【0019】データ出力回路OB♯0〜OB♯nは、デ
ータ読出時、この与えられる内部クロック信号INC0
〜INCnに従ってデータの転送および出力を行なう。
したがって、データ出力回路OB♯0から出力されるデ
ータQ0が最も早いタイミングで確定状態となり、一
方、データ出力回路OB♯nから出力されるデータQn
が最も遅いタイミングで確定状態となる。
【0020】したがって、このデータ出力回路OB♯0
〜OB♯nは、内部クロック信号INC0〜INCnの
遅延により、そのデータ出力タイミングも遅延するた
め、外部クロック信号EXCLKに対するデータQ0〜
Qnのセットアップ時間が内部クロック信号の遅延時間
分短くなり、出力データのマージンが小さくなる(外部
装置は外部クロック信号EXCLKの立上がりエッジで
データをサンプリングする)。
【0021】また、この図36(B)のデータQnにお
いて破線で示すように、クロックスキューが大きくなっ
て、データQnの確定タイミングが、外部クロック信号
EXCLKの立上がりエッジよりも遅くなった場合に
は、正確なデータの読出を行なうことができない。した
がって、データ出力動作時においても、このクロック伝
送路L4におけるクロックスキュー、すなわち内部クロ
ック信号INC0〜INCnの遅延時間差により、デー
タ出力の動作周波数が決定される。特に、近年の半導体
記憶装置においては、たとえば16ビットと多ビットデ
ータが出力されており、このデータ出力回路OB♯0〜
OB♯nの数が大きくなり、応じてクロック伝送路L4
におけるクロックスキューも、大きくなる傾向にあり、
高速のクロック信号に同期して正確にデータを出力する
ことができなくなるという問題が生じる。
【0022】図37は、従来の半導体回路装置の他の構
成を示す図である。図37においては、同期化回路92
0からの内部クロック信号INCLKに同期して内部回
路NK♯0〜NK♯nが動作する。これらの内部回路N
K♯0〜NK♯nは、同一の処理内容を実行する必要は
ない。クロック伝送路LKを介して与えられる内部クロ
ック信号INCLKによりその動作サイクルが規定され
て、所定の処理を行なう構成であればよい。すなわち、
この半導体回路装置は、通常の演算処理装置であっても
よい。
【0023】この図37に示すような半導体回路装置の
場合においても、同期化回路920から、内部クロック
信号INCLKがクロック伝送路LKを介して内部回路
NK♯0〜NK♯nに伝達される。内部回路NK♯0〜
NK♯nには、最小遅延量の内部クロック信号を受ける
内部回路と、最大遅延量の内部クロック信号を受ける内
部回路とが存在する。したがって、この場合において
も、内部回路NK♯0〜NK♯nは、クロック伝送路L
5を介して伝送される内部クロック信号INCLKのス
キューを見込んで動作する必要があり、高速動作を行な
うことができなくなるという問題が生じる。
【0024】特に、半導体回路装置が大規模となり、ク
ロック伝送路L1〜L5に接続される回路の数が増加す
ると、応じてクロック伝送路の負荷も大きくなり、この
内部クロック伝送路における信号伝搬遅延が大きくな
り、クロックスキューの問題がより顕著となる。
【0025】図35(A)、図36(A)および図37
に示すような半導体回路装置におけるクロックスキュー
の問題を解消するために、各クロック遅延量に応じて、
遅延時間を調整するダミー遅延を配置する構成が行なわ
れる。
【0026】図38は、従来の半導体回路装置における
クロックスキュー対策の一例を示す図である。図38に
おいては、内部回路が、複数の内部回路群NG♯0〜N
G♯mに分割される。内部回路群NG♯0〜NG♯(m
−1)に対し、遅延時間を調整するためのダミー遅延D
DL♯0〜DDL♯(m−1)がそれぞれ配設される。
同期化回路925からの内部クロック信号INCLK
は、クロック伝送路L6を介して伝達され、内部回路群
NG♯0〜NG♯(m−1)へは、それぞれ対応のダミ
ー遅延DDL♯0〜DDL♯(m−1)を介して内部ク
ロック信号が伝達され、内部回路群NG♯mには、クロ
ック伝送路L6からの内部クロック信号INCLKが伝
達される。
【0027】ダミー遅延DDL♯0〜DDL♯(m−
1)の各々は、たとえば抵抗とキャパシタを有するRC
遅延回路または、インバータを用いた遅延回路で構成さ
れ、クロック伝送路L6における遅延時間を補償する遅
延量に設定される。すなわち、最小遅延地点に設けられ
た内部回路群NG♯0に対応して設けられるダミー遅延
DDL♯0の遅延時間は、このクロック伝送路L6全体
に付随する負荷に起因するクロック遅延と同程度の大き
さを有する。一方、ダミー遅延DDL♯(m−1)は、
最大遅延量の内部回路群NG♯mに対する遅延を補償す
るようにその遅延量が設定される。
【0028】内部回路群NG♯0〜NG♯mそれぞれに
おいては、複数の内部回路が存在し、共通に、内部クロ
ック信号が与えられる。
【0029】この図38に示す構成の場合、内部回路群
NG♯0〜NG♯(m−1)それぞれに対してダミー遅
延DDL♯0〜DDL♯(m−1)を設ける必要があ
り、クロック信号を伝達するための回路部分の占有面積
が大きくなり、高集積化に対する1つの障害となる。
【0030】また、ダミー遅延DDL♯0〜DDL♯
(m−1)は、このクロック伝送路L6における後段
(下流)側の遅延時間を補償するような遅延時間に設定
されるが、正確な遅延時間を設定するのは困難であり、
正確に内部回路群NG♯0〜NG♯mに、同じ位相の内
部クロック信号を与えるのは困難である。さらに、内部
回路群NG♯0〜NG♯mそれぞれにおいては、与えら
れた内部クロック信号がその内部に含まれる内部回路に
分配されるが、各内部回路に対するクロックの伝搬遅延
が一定ではなく、内部回路群NG♯0〜NG♯mそれぞ
れにおいて、内部に含まれる内部回路に対するクロック
スキューが存在するという問題が生じる。
【0031】また、上述のような、内部クロック信号の
スキューによる動作周波数の低下の問題は、単一半導体
チップ上に集積化される半導体集積回路装置において生
じるのみならず、ボード上に複数の集積回路装置が配置
される構成においても、ボード上配線の信号伝搬遅延に
より、各半導体集積回路装置の動作タイミングにずれが
生じ、同様の問題が生じる。
【0032】それゆえ、この発明の目的は、内部クロッ
ク信号のスキューの生じることのない半導体回路装置を
提供することである。
【0033】この発明の他の目的は、位相の揃った内部
クロック信号を各内部回路へ与えることのできるクロッ
ク分配回路を備えた半導体回路装置を提供することであ
る。
【0034】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体回
路装置は、クロック信号を発生するクロック発生回路
と、与えられたクロック信号に従って動作する複数の内
部回路とを含む。これら複数の内部回路は、クロック発
生回路に物理的に最も近接する最小遅延の第1のノード
と、このクロック発生回路から物理的に最も遠く離れた
最大遅延の第2のノードとの間に配置される。
【0035】請求項1に係る半導体回路装置は、さら
に、この第1のノードと第2のノードの中央点に対応す
るノードを出発ノードとして、ツリー状に配置されかつ
各ノードが互いに反対方向に延在するクロック伝送路に
接続される複数のノードと、各ノードに対応して配置さ
れ、対応のノードに与えられたクロック信号を対応のク
ロック伝送路に伝達するクロックドライバとを有するク
ロック分配回路を備える。このクロック分配回路は、ク
ロック発生回路からのクロック信号を複数の内部回路へ
伝達する。
【0036】請求項2に係る半導体回路装置は、請求項
1のツリーの各ノードの互いに反対方向に延在するクロ
ック伝送路が、互いに実質的に同じクロック伝搬遅延を
有する。クロック伝送路は、ノードがツリーの末端にい
くにつれてその伝搬遅延が実質的に1/2ずつ低減され
る。
【0037】請求項3に係る半導体回路装置は、請求項
1または2のクロック発生回路が、外部から与えられる
外部クロック信号に対応する内部クロック信号を発生し
てクロック分配回路へ与える手段を含む。
【0038】請求項4に係る半導体回路装置は、請求項
3の装置が、さらに、ツリーの末端の複数のノードのう
ちの第1のノードに最も近接する特定のノードのクロッ
ク信号をクロック発生回路へ伝達するフィードバック回
路を備える。
【0039】クロック発生回路は、このフィードバック
回路からの信号とクロック発生回路へ与えられた外部ク
ロック信号とが位相同期するようにその内部クロック信
号の位相を調節する手段を含む。
【0040】請求項5に係る半導体回路装置は、請求項
4の装置が、さらに、外部クロック信号を受け、バッフ
ァ処理してクロック発生回路へ与えるクロック入力バッ
ファを備える。フィードバック回路は、このクロック入
力バッファと同じ構成を有しかつツリーの特定のノード
から受けてバッファ処理するレプリカバッファを備え
る。
【0041】請求項6に係る半導体回路装置は、請求項
4の装置が、外部クロック信号を受けてクロック発生回
路へ伝達するクロック入力手段を備える。フィードバッ
ク回路は、このクロック入力手段と実質的に同じ信号伝
達特性を有し、最も近接するツリー末端の特定のノード
からクロック信号を受けてバッファ処理してクロック発
生回路へ与える手段を含む。
【0042】請求項7に係る半導体回路装置は、クロッ
ク信号を発生するためのクロック発生回路と、このクロ
ック発生回路からのクロック信号をこのクロック発生回
路には物理的に最も近接する最近接点から物理的に最も
離れた最遠点を有する領域にわたって伝達するためのク
ロック分配回路を備える。このクロック分配回路は、最
近接点と最遠点との間の中点を出発ノードとしてツリー
状に配設される複数のノードを有する。各ノードには、
与えられた信号を伝達するためのドライバと、互いに反
対方向に延在しかつ遅延が実質的に同じでありかつドラ
イバからの信号を受ける信号伝送路とが接続される。信
号伝送路の遅延は、ツリーの末端に近づくにつれて単調
に減少される。
【0043】請求項8に係る半導体回路装置は、外部か
ら与えられる外部クロック信号に同期した内部クロック
信号を往路および復路を有するループ状クロック伝送路
へ伝達するクロック発生回路を備える。このループ状ク
ロック伝送路は、折返し点で往路および復路に区分され
る。
【0044】この請求項8に係る半導体回路装置は、さ
らに、クロック伝送路の往路の中央点に結合され、この
往路上を伝達される内部クロック信号をクロック発生回
路へフィードバックするフィードバック経路を備える。
このフィードバック経路の遅延時間は、実質的に往路の
中央点から折返し点までの遅延時間に実質的に等しい。
【0045】このクロック発生回路は、フィードバック
経路を介して伝達される信号と外部クロック信号との位
相が等しくなるように内部クロック信号の位相を調整す
る手段を含む。
【0046】請求項9に係る半導体回路装置は、外部ク
ロック信号を受けてクロック発生回路へ与えるクロック
入力バッファと、フィードバック経路に設けられ、かつ
クロック入力バッファと同じ構成を有し、このフィード
バック経路を介して伝達されたクロック信号を受けてク
ロック発生回路へ与えるレプリカバッファをさらに備え
る。
【0047】請求項10に係る半導体回路装置は、外部
クロック信号を受けてクロック発生回路へ与えるクロッ
ク入力手段と、フィードバック経路に設けられ、かつク
ロック入力手段と同じ信号伝達特性を有し、このフィー
ドバック経路を介して伝達された信号を受けてクロック
発生回路へ伝達するレプリカ手段をさらに備える。
【0048】請求項11に係る半導体回路装置は、この
ループ状クロック伝送路の折返し点は、ループ状クロッ
ク伝送路の全体の伝搬遅延の実質的に1/2の伝送遅延
を与える点である。
【0049】請求項12に係る半導体回路装置は、ルー
プ状クロック伝送路は、複数の内部回路へクロック信号
を伝達し、折返し点はこれら複数の内部回路のうち、ク
ロック発生回路から物理的に最も遠く離れた内部回路に
対応して設けられる。
【0050】請求項13に係る半導体回路装置は、請求
項8の装置が、さらに、折返し点に関して互いに対称な
位置にある往路および復路上のノードの内部クロック信
号を合成して第2の内部クロック信号を生成する手段を
備える。
【0051】請求項14に係る半導体回路装置は、複数
の内部回路に対応して往路上に設けられる複数の第1の
ノードと、折返し点に関して複数の第1のノード各々と
対称な位置に配置される複数の第2のノードと、往路お
よび復路の互いに対称な位置に配置された第1および第
2のノードの対各々に設けられ、対応の第1および第2
のノード上の内部クロック信号の中間の位相を有する第
2の内部クロック信号を生成して対応の内部回路へ与え
る複数のクロック再生回路をさらに備える。
【0052】クロック伝送路を、最近接点と最遠点の遅
延量の最小および最大の地点の中央の地点に対応する点
を中心に対称的にツリー状にノードを配設して順次伝達
することにより、また各ノードへの信号伝送路を、ほぼ
同じ遅延量の伝送路とすることになり、同じ遅延量を有
するノードの数が順次増加して、最近接点および最遠点
の内部回路へクロック信号を伝達する。このツリーの末
端のノードにおいては、同じ遅延であり、各内部回路
へ、同じ遅延を有するクロック信号を伝達することがで
きる。
【0053】また、ループ状のクロック伝送路を形成
し、往路の中央点からフィードバック経路を介してクロ
ック発生回路へクロック信号をフィードバックすること
により、折返し点におけるクロック信号の位相が外部ク
ロック信号に同期し、この折返し点のクロック信号に対
し、対称な遅延を有する内部クロック信号を生成するこ
とができる。これらの対称なノードのクロック信号を合
成することにより、折返し点のクロック信号と同じ位相
のクロック信号を生成して内部回路へ与えることがで
き、クロックスキューを低減することができる。
【0054】
【発明の実施の形態】[全体の構成]図1は、この発明
が適用される半導体回路装置の全体の構成を概略的に示
す図である。図1においては、半導体回路装置として、
半導体記憶装置が示される。図1において、半導体記憶
装置1は、この半導体記憶装置1が形成されるチップの
長辺方向に沿って延在する中央領域10の両側に配置さ
れる16個のメモリマット2a〜2pを含む。これらの
メモリマット2a〜2pは、メモリセルが行列状に配列
されるメモリセルアレイおよびメモリセルを選択するた
めのロウデコーダ、ワード線ドライバ、およびコラムデ
コーダを含む。これらのメモリマット2a〜2pのう
ち、メモリマット2aおよび2eがバンクBA♯0を構
成し、メモリマット2bおよび2fがバンクBA♯1を
構成し、メモリマット2cおよび2gがバンクBA♯2
を構成し、メモリマット2dおよび2hがバンクBA♯
3を構成する。
【0055】また、メモリマット2iおよび2mがバン
クBA♯4を構成し、メモリマット2jおよび2nがバ
ンクBA♯5を構成し、メモリマット2kおよび2oが
バンクBA♯6を構成し、メモリマット2lおよび2p
がバンクBA♯7を構成する。バンクBA♯0〜BA♯
7は、それぞれ互いに独立に、メモリセルアレイ行を選
択状態へ駆動することができる。
【0056】中央領域10において、長辺方向における
外側に、データの入出力を行なうためのDQパッド(デ
ータ入出力パッド)が複数個配列されるDQパッド群3
aおよび3bが配設される。これらのDQパッド群3a
および3bの間に、アドレス信号および制御信号を入力
するためのアドレスパッドおよび制御信号入力パッドを
含む周辺パッド群4aおよび4bが配置される。
【0057】これらの周辺パッド群4aおよび4bの間
の領域に、主制御回路を配置するための制御回路配置領
域5が設けられる。この制御回路形成領域5において
は、外部からのクロック信号を受けるクロック入力パッ
ド部6と、このクロック入力パッド部6からのクロック
信号に従って内部クロック信号を発生する同期化回路7
が設けられる。ここで、「パッド部」は、パッドと、そ
のパッドに与えられる信号をバッファ処理するバッファ
回路両者を含む。同期化回路7は、一例として、DLL
(ディレイド・ロックド・ループ)が示される。この同
期化回路7からの内部クロック信号が、DQパッド群3
aおよび3bならびに周辺パッド群4aおよび4bのパ
ッドそれぞれに対応して設けられるバッファ回路(特に
入力バッファ回路)へ与えられる(この経路は図示せ
ず)。
【0058】DQパッド群3aは、この図1において線
分1Aで示す領域の左側のバンクBA♯0〜BA♯3お
よびBA♯4〜BA♯7に対するデータの入出力を行な
い、DQパッド群3bは、この線分1Aの右側のバンク
BA♯0〜BA♯7に対するデータの入出力を行なう。
周辺パッド群4aおよび4bを中央領域10の中心部に
近く配設し、その両側外部にDQパッド群3aおよび3
bを配置することにより、メモリセルのデータの伝達経
路を短くすることができ、また制御回路配置領域5内に
主制御回路を配置することにより、周辺パッド群4aお
よび4bからの配線長が短くなる。また主制御回路から
各バンク(メモリマット)に対する制御信号の伝達経路
をこの制御回路配置領域5を中心として対称的なレイア
ウトとすることができ、レイアウトが容易となる。この
中央領域10において外側にDQパッド群を配置し、そ
の内側に周辺パッド群を配置する構成は、ODIC(ア
ウタDQ・インナークロック)配置と呼ばれる。
【0059】この半導体記憶装置1は、線分1Aを対称
軸として、その内部構成および配線が対称な構成を有し
ている。したがって、以下の説明においては、片側のD
Qパッド群3aおよび周辺パッド群4aに対するクロッ
ク分配経路の構成について説明する。周辺パッド群4b
およびDQパッド群3bに対しても、同じ構成のクロッ
ク分配回路が設けられる。
【0060】図2は、図1に示す半導体記憶装置1のよ
り詳細な構成を示す図である。図2においては、DQパ
ッド群3aおよび周辺パッド群4aおよびメモリマット
2a〜2dおよび2i〜2lの部分の構成を示す。メモ
リマット2a〜2hおよび2m〜2pの部分も同様の構
成を備える。
【0061】メモリマット2a〜2dおよび2i〜2l
の各々は、奇数列のブロックMAOおよび偶数列のブロ
ックMAEに分割される。偶数列ブロックMAEおよび
奇数列ブロックMAOそれぞれから、同数個のメモリセ
ル列が選択される。図示しないコラムプリデコーダから
のプリデコード信号に従って、2ビットプリフェッチ方
式で列選択を行なう。偶数列ブロックおよび奇数列ブロ
ックに分割することにより、列選択態様を偶数列ブロッ
クおよび奇数列ブロックで同じとして、2ビットプリフ
ェッチ方式のデータ読出/書込制御の簡略化を図る。
【0062】メモリマット2a〜2dおよび2i〜2l
それぞれに対し、対応のメモリブロックMAOおよびM
AEからアドレス指定された列を選択するためのYデコ
ーダ(カラムデコーダ)11a〜11dおよび11i〜
11lが設けられる。
【0063】メモリマット2aおよび2b共通に、ロウ
アドレス信号をデコードするロウデコーダ(Xデコー
ダ)12aが設けられ、メモリマット2cおよび2dに
共通にロウデコーダ12bが設けられ、メモリマット2
iおよび2jに共通にロウデコーダ12cが設けられ、
メモリマット2kおよび2lに共通にロウデコーダ12
dが設けられる。
【0064】さらに、ロウデコーダ12a〜12dそれ
ぞれに対応して、この対応のロウデコーダからのロウ指
定信号に従って、アドレス指定された行を選択状態へ駆
動するためのワード線ドライバ13a〜13dが設けら
れる。ワード線ドライバ13a〜13dの各々は、自身
に隣接するバンクにより共有され、アドレス指定された
バンクの行(ワード線(メイン/サブワード線))を選
択状態へ駆動する。
【0065】DQパッド群3aは、チップ中央領域10
に整列して配置される複数のデータ入出力用のDQパッ
ド部3aa〜3anを含む。これらのDQパッド部3a
a〜3anは、中央領域10において行方向に沿って延
在し、メモリマット2a〜2d(バンクBA♯0〜BA
♯3)とデータの授受を行なうデータバス14aおよび
チップ中央領域10に行方向に沿って延在してメモリマ
ット2i〜2l(バンクBA♯4〜BA♯7)に共通に
設けられるデータバス14bに結合される。
【0066】周辺パッド群4aは、アドレス信号(A
d)を受けるアドレスパッド部4ada、4adb、…
と、外部からの制御信号(コマンド信号CM)を受ける
制御入力パッド部4acaを含む。これらのパッド部4
ada、4adb、…、4acaも、同様、この中央領
域10においてDQパッド部3aa〜3anと整列して
配置される。
【0067】アドレスパッド部4ada、4adb、…
からの内部アドレス信号は、ドライバ15aおよび15
bを介してアドレスバス16aおよび16b上に伝達さ
れる。アドレスバス16aは、その中央部に、リピータ
17aが設けられており、アドレスバスドライバ15a
から伝達される小振幅なアドレス信号を高速で、バンク
BA♯0〜BA♯3へ伝達する。アドレスバス16bに
も、また同様、リピータ17bが設けられており、アド
レスバスドライバ15bからの小振幅のアドレス信号を
高速で、バンクBA♯4〜BA♯7へ伝達する。中央部
にアドレス信号入力パッド部4ada、4adb、…を
設け、各バンクに対し、中央領域からアドレスバスドラ
イバ15aおよび15bを介してアドレス信号を伝達す
ることにより、アドレスバス配線が、すべて直線形状と
なり、同一配線長のバスを介して最短距離でアドレス信
号を高速で伝達することができる。また、アドレス信号
伝搬遅延も同一配線長のため同じとなる。
【0068】外部からのクロック信号を受けるクロック
入力パッド部6からのクロック信号は、同期化回路(D
LL)7へ与えられる。この同期化回路(DLL)7
は、後に詳細に説明するクロック分配系を介してこの中
央領域10に配置されたDQパッド群3aおよび周辺パ
ッド群4aに設けられたバッファ回路へ信号取込タイミ
ングを与えるクロック信号を伝達する。
【0069】図3は、図2に示すメモリマット2aおよ
び2bのYデコーダおよびXデコーダの部分の構成を概
略的に示す図である。図3において、Yデコーダ11a
は、アドレスバス16a上のアドレス信号をラッチしか
つプリデコードするコラムラッチ/プリデコーダ11a
aと、このコラムラッチ/プリデコーダ11aaからの
プリデコード信号をさらにデコードしてバンクBA♯0
のブロックMAOおよびMAEに対する列選択信号を出
力するコラムデコーダ11abを含む。
【0070】Yデコーダ11bは、アドレスバス16a
上のアドレス信号をラッチしかつプリデコードするコラ
ムラッチ/プリデコーダ11baと、このコラムラッチ
/プリデコーダ11baからのプリデコード信号をさら
にデコードして、バンクBA♯1のブロックMAOおよ
びMAEに対する列選択信号を生成するコラムデコーダ
11bbを含む。
【0071】Xデコーダ12aは、このアドレスバス1
6a上のアドレス信号をラッチし、プリデコードしてプ
リデコード信号をワード線ドライバ13aへ与えるロウ
ラッチ/プリデコーダ12aaを含む。これらのデコー
ダにおいて、ロウラッチおよびコラムラッチを設けるこ
とにより、バンク単位でのアクセスが可能となる。
【0072】他のメモリマット2c〜2lに対しても、
同様の構成が設けられる。図4は、図2に示すDQパッ
ド部3aa〜3anの構成を概略的に示す図である。図
4において、DQパッド部23(3aa〜3an)は、
外部との電気的接続をとるためのパッド23aと、パッ
ド23aから与えられる信号を、図示しないクロック信
号に同期して取込みラッチする入力バッファ23bと、
パッド23aに対し、クロック信号に同期してデータを
伝達する出力バッファ23cを含む。これら入力バッフ
ァ23bおよび出力バッファ23cは、データバス14
aおよび14bに結合される。
【0073】図5は、図1に示す周辺パッド群4aに含
まれる周辺パッド部(図2のパッド部4ada、4ad
b、…、4aca)の構成の一例を示す図である。図5
において、周辺パッド部25は、外部からの信号を受け
るパッド25aと、このパッド25aに与えられた信号
を、クロック信号CKに同期して取込みかつラッチする
入力ラッチ25bを含む。入力ラッチ25bは、クロッ
ク信号CKがHレベルのときに活性化され、パッド25
aに与えられた信号を反転するトライステートインバー
タ25baと、補のクロック信号ZCKがHレベルのと
き導通し、トライステートインバータバッファ25ba
の出力信号を通過させる転送ゲート25bbと、転送ゲ
ート25bbからの信号を反転するインバータ25bc
と、クロック信号CKがLレベルのときに活性化され、
インバータ25bcの出力信号を反転してインバータ2
5bcの入力部へ伝達するトライステートインバータバ
ッファ25bdを含む。
【0074】図5に示す入力バッファ25bは、クロッ
ク信号CKの立上がりに同期して、外部からの信号を取
込み、かつクロック信号CKの立下がりに同期してこの
外部からの信号をラッチする。図4に示す入力バッファ
23bも、この図5に示す入力バッファ25bと同様の
構成を備える。ここで、クロック信号の極性は逆であっ
てもよい。
【0075】周辺パッド部25bからの信号は、チップ
中央領域に設けられた周辺回路配置領域5に設けられた
マスタラッチ5aへ与えられる。このマスタラッチ5a
は、補の遅延クロック信号ZCKDに応答して、与えら
れた信号をラッチする。これらのクロック信号CKが、
図1および2に示す同期化回路(DLL)7からクロッ
ク分配回路を介して伝達される。
【0076】[実施の形態1]図6(A)は、この発明
の実施の形態1におけるクロック分配系の構成を概略的
に示す図である。図6(A)において、同期化回路(D
LL)7は、クロック入力パッド部6からのクロック信
号を受けて、最小遅延ノードのクロック発生ノード34
を介して内部クロックCLKoを生成してクロック分配
回路30へ与える。クロック分配回路30は、このDQ
パッド群3aおよび周辺パッド群4aに含まれる入力バ
ッファそれぞれに対応して設けられる出力ノード31a
〜31nおよび32a〜32pを含み、これらの出力ノ
ードからクロック信号をDQパッド群3aおよび周辺パ
ッド群4aへ与える。
【0077】このクロック分配回路30は、以下に詳細
にその構成を説明するが、左右対称形状のツリー状に配
列されたノードを有し、各ノードにクロックドライバを
配置し、出力ノード31a〜32pに対するクロック信
号の伝搬遅延をすべて等しくする。このクロック分配回
路の出力ノード32pから出力されるクロック信号は、
フィードバック経路33を介して同期化回路(DLL)
7へ与えられる。したがって、この同期化回路(DL
L)7は、DQパッド群3aおよび周辺パッド群4aに
与えられるクロック信号の位相をクロック入力パッド部
6から与えられるクロック信号CLKに同期させる。こ
れにより、DQパッド群3aおよび周辺パッド群4a
は、外部クロック信号に対する遅延のないクロック信号
に従って動作し、入力信号に対するマージンが確保され
る。また、クロック分配回路30の出力ノード31a〜
31nおよび32n〜32pからのクロック信号は、同
じ遅延時間を有する信号伝搬経路を介して伝達されてお
り、これらの位相は揃っており、DQパッド群3aおよ
び周辺パッド群4aそれぞれに与えられるクロック信号
に対するスキューを考慮する必要がなく、動作マージン
が拡大される。また、高速動作が可能となる。
【0078】図6(B)は、クロック分配回路30の構
成を概略的に示す図である。図6(B)において、この
クロック分配回路30は、クロック遅延が最小であるク
ロック発生ノード34と最も遠いクロック到達地点であ
りかつクロック信号の遅延の最も大きな遅延最大ノード
35の中央に対応する位置に設けられるノード36−0
を出発ノードとして、それぞれにクロックドライバが配
置されかつ左右対称なツリー状に配列される複数のノー
ド36−11、36−12、36−21〜36−24、
36−f1〜36−fm、36−fn〜36−ftを含
む。この左右対称なツリー状に配されるノードの各ノー
ドにおいて、遅延最大ノード35に近づく方向に延在す
るクロック伝送路と、遅延最小ノード34に近づく方向
に折返されるクロック伝送路とが設けられる。すなわ
ち、ノード36−0においては互いに反対方向に延在す
るクロック伝送路L♯1aおよびL♯1bが配設され、
これらの伝送路L♯1aおよびL♯1bの遅延量は等し
くされる(伝送路の長さが等しくされる)。これらの伝
送路に対しノード36−11および36−12が接続さ
れる。
【0079】ノード36−11には、クロック伝送路L
♯2aおよびL♯2bが接続され、またノード36−1
2には、互いに反対方向に延在するクロック伝送路L♯
2cおよびL♯2dが配設される。これらのクロック伝
送路L♯2a〜L♯2dのそれぞれの遅延量も等しくさ
れる。
【0080】このツリー状の最終段すなわち最終末端の
ノード36−f1〜36−fm、36−fn〜36−f
tそれぞれの、反対方向に延在するクロック伝送路が接
続される。ノード36−f1には、クロック伝送路L♯
faおよびL♯fbが接続され、ノード36−fmに
は、クロック伝送路L♯fcおよびL♯fdが接続さ
れ、ノード36−fnには、クロック伝送路L♯feお
よびL♯ffが接続される。ノード36−ftには、ク
ロック伝送路L♯fgおよびL♯fhが接続される。こ
れらのクロック伝送路の先端がクロック出力ノード31
a〜31nおよび32a〜32mにそれぞれ接続され
る。
【0081】各ノードに接続されるクロック伝送路のク
ロック伝搬遅延の大きさは互いに等しくされている。出
発ノード36−0から最遠端のノード31aまでのクロ
ック伝送路の信号伝搬遅延が、この出発ノード36−0
から遅延最小ノード34に近接するノード32mまでの
クロック信号伝搬遅延の大きさと同じとなる。また、各
ノード31a〜31nおよび32a〜32mそれぞれに
おけるクロック信号CKの遅延時間は同じであり、クロ
ックスキューは生じない。
【0082】図7(A)および(B)は、図6(A)お
よび(B)に示すクロック分配回路30の具体的構成を
示す図である。図7(A)においては、アドレスおよび
制御入力パッドを含む周辺パッド群4aに対するクロッ
ク分配回路の部分の構成を示し、図7(B)には、デー
タ入出力を行なうDQパッド部を含むDQパッド群3a
に対するクロック分配回路の部分の構成を示す。
【0083】図7(A)において、同期化回路(DL
L)7からのクロック発生ノード34上に発生された内
部クロック信号は、クロック伝送路L♯0を介して最大
遅延ノード35とクロック発生地点の最小遅延ノード3
4とのほぼ中央点に対応するノードに設けられるクロッ
クドライバ36aに与えられる。このクロックドライバ
36aの出力信号は、互いに逆方向に延在するデータ入
出力のためのクロック伝送路およびアドレス入力および
制御信号入力のためのクロック信号を伝達するための伝
送路に伝達される。クロックドライバ36aからの伝送
路において、ノード34およびドライバ36aが設けら
れたノードの間の遅延量の実質的に1/2の遅延を与え
るノードに対応してドライバ36bが設けられる。以
降、クロック伝送路の分割が行なわれ、ノードの数が増
加する。ツリー状のノード配置において、ツリーの各段
において、上流のクロック伝送路の遅延量の1/2の遅
延量を与える伝送路が、各ドライバの出力ノードに接続
される。このクロック伝送路の分割は、周辺パッド群4
aに含まれるパッド部45a〜45lの数に対応する数
のクロック出力ノードが形成されるまで繰返される。
【0084】図7(A)においては、5段階にわたって
クロック伝送路の分割が行なわれている。各ノードに対
応して、クロックドライバ36b〜36pが配置され
る。このツリー状のノード配置における末端のドライバ
36i〜36pのうち、ドライバ36i〜36nに接続
されるクロック伝送路の端部から、アドレスおよび制御
信号入力用のクロック信号が出力される。これらのクロ
ック出力ノード32a〜32kは、隣接する2つのクロ
ック伝送路の間の領域に設けられるように示される。こ
れは、パッド部45b〜45lのピッチに応じて出力ノ
ード32a〜32kが配置されているためである。出力
ノード32a〜32kの各々は、隣接する2つのクロッ
ク伝送路からのクロックを対応のパッド部へ伝達するよ
うに構成されてもよい。
【0085】ここで、図7(A)において、ツリーの末
端のクロックドライバ36i〜36pに接続される伝送
路においては、その上流のクロック伝送路とほぼ同じ長
さを有しており、必ずしも、このノードのツリー状配置
において、下流のクロック伝送路は、その上流のクロッ
ク伝送路の1/2の遅延量を有する必要はない。クロッ
クドライバ(バッファ)を配置するノードの位置は、ク
ロックツリーの全体としての長さおよびクロック伝送路
のRC遅延量によって決定される。また、このクロック
伝送路のレイアウトの手法によっては、1/2の遅延量
をもって各ノードを折返すのは困難な場合もある。各パ
ッド部に対するクロック遅延がすべて等しくなるよう
に、ツリーのノードが配置されればよい。1/2遅延の
伝送路配置では、多くのノードからクロック信号を出力
することができる。
【0086】したがって、図7(A)において、ツリー
の末端のノード36i〜36nに接続されるクロック伝
送路がその上流のクロック伝送路と長さが同じ場合であ
っても、これらのツリーの末端のクロック伝送路におい
て1つのクロックドライバに接続される互いに反対方向
に延在するクロック伝送路の遅延量が同じであれば問題
はない。
【0087】同期化回路(DLL)7に近接するノード
39上のクロック信号は、バッファ42および配線(ダ
ミー遅延)43を介して同期化回路(DLL)7にフィ
ードバックされる。この構成については後に説明する。
【0088】図7(B)においては、DQパッド部23
−0〜23−15に対して、クロック分配回路の出力ノ
ード31−0〜31−15がそれぞれ設けられる。この
DQパッド部に対するクロック分配回路においても、ク
ロックドライバ36aからクロック伝送路を介して信号
を受けるクロックドライバ46aが、このドライバ36
aが設けられるノードとクロック信号が伝達される最遠
方の地点に対応するノード35とのほぼ中央部に配置さ
れる。このクロックドライバ46aの出力信号が、互い
に反対方向に延在しかつこれらのドライバ36aおよび
46aの間のクロック伝送路が有する遅延量のほぼ1/
2に等しい遅延量を有するクロック伝送路により折返さ
れる。これらの伝送路に対して設けられたドライバ46
bおよび46cに対しまた同様、1/2の遅延量を有す
るクロック伝送路が接続される。以下この1/2折返し
を繰返し、末端のクロックドライバ46h〜46oに至
るまでクロック伝送路が分割される。
【0089】最終段のクロックドライバ46h〜46o
の出力ノードには、それぞれ、上段(上流)のクロック
伝送路と同じ長さのクロック伝送路が接続され、これら
のクロック伝送路の中間部からデータサンプリング用の
内部クロック信号を出力する出力ノード31−0〜31
−15が設けられるように示される。この場合、これら
の出力ノード31−0〜31−15と各対応のクロック
ドライバ46h〜46oの距離が同じであり、その遅延
時間が同じであれば、問題は生じない。図7(A)のア
ドレスおよび制御入力パッド部に対して設けられるクロ
ック分配回路の部分の構成と同様、ツリーの末端のクロ
ック伝送路の端部からデータサンプリング用の内部クロ
ック信号が出力される構成であってもよい。この場合、
ツリーの末端の出力ノード31−0〜31−15も、ク
ロック伝送路の中間部に配置され、不必要に長くクロッ
ク伝送路が設けられるように示されるが、アドレスおよ
び制御入力パッド部に対するクロック遅延と同じとする
ために、これらのクロック分配回路の最終段のドライバ
46h〜46oに接続されるクロック伝送路が同じとさ
れる。
【0090】この5段階に分割されるクロック伝送路の
各分割段において設けられるドライバ46a〜46o
は、図7(A)に示すアドレスおよび制御入力バッファ
部に対して設けられたクロック分配回路のクロックドラ
イバ36b〜36pと同じ伝達特性を備える。これによ
り、クロック分配回路においてツリーの末端の出力ノー
ドにおけるクロック信号の伝搬遅延はすべて同じとする
ことができる。
【0091】たとえば、クロック発生ノードである最近
接ノード34とクロックの到達する最遠方部のノード3
5の間のクロック伝搬遅延をDとする。この場合、クロ
ックドライバ36aとノード34の間の伝搬遅延は、D
/2である。次いで、図7(A)に示すクロックドライ
バ36aとクロックドライバ36bの間の遅延は、D/
4となる。クロックドライバ36bおよび36dの間の
遅延は、1/2折返しであるため、D/8となる。クロ
ックドライバ36dおよび36hの間のクロック遅延
は、D/16となり、クロックドライバ36hおよび3
6pの間の遅延は、D/32となる。クロックドライバ
36pから対応のクロック伝送路の端部までの遅延量
は、この実施例においては、D/32となる。
【0092】また、図7(B)において、クロックドラ
イバ36aからクロックドライバ46aまでの遅延は、
D/4となり、クロックドライバ46aおよび46bの
間の遅延は、D/8となり、クロックドライバ46bお
よび46dの間の遅延は、D/16となる。クロックド
ライバ46dおよび46hの間のクロック伝送路の遅延
は、D/32となり、クロックドライバ46hからクロ
ック伝送路の末端のノードまでのクロック遅延量は、D
/32となる。したがって、このクロック分配回路にお
いて、ツリー状に配置されたノードにおいて、各ノード
は、同じ遅延量を有する伝送路に対称的に分岐されてお
り、すべてのクロック出力ノードに対するクロック遅延
量は同じとなる。したがって、クロックスキューの生じ
ない内部クロック信号を用いて、データの入出力を行な
うとともに、外部からのアドレスおよび制御信号の入力
を行なうことができる。
【0093】次に、クロック入力パッド部6に与えられ
る外部クロック信号とDQパッド群3aおよび周辺パッ
ド群4aにクロック分配回路30を介して与えられるク
ロック信号の位相について説明する。
【0094】同期化回路(DLL)7へは、クロック入
力パッド部6から外部クロック信号が与えられる。この
クロック入力パッド部6は、クロック入力パッド6a
と、このパッド6aに与えられた信号をバッファ処理す
るクロック入力バッファ6bを含む。同期化回路(DL
L)7は、クロック分配回路30の、同期化回路(DL
L)7に最も近接するノード39上のクロック信号を受
けて、このノード39上のクロック信号とクロック入力
バッファ6bから与えられるクロック信号の位相を等し
くする。すなわち、DQパッド群3aおよび周辺パッド
群4aに与えられる内部クロック信号の位相を、クロッ
ク入力バッファ6bの入力するクロック信号の位相と等
しくする。したがって、このクロック入力バッファ6b
から同期化回路(DLL)7の間の信号伝搬遅延と等し
くするために、クロック入力バッファ6bと同じ伝搬特
性を有するレプリカバッファ42がノード39に設けら
れ、またこのレプリカバッファ42の出力信号を同期化
回路(DLL)7に対して伝達する配線部に、ダミー遅
延43が設けられる。このダミー遅延43は、配線長を
調節して、クロック入力バッファ6bから同期化回路
(DLL)7 の経路における配線遅延と同じ配線遅延
を、レプリカバッファ42と同期化回路(DLL)7と
の間に実現する。
【0095】アドレスメインラッチ回路41は、この周
辺パッド部に含まれるアドレスパッド部から伝達される
アドレス信号をラッチして、各バンクへ伝達する。アド
レスパッド部は、ほぼ外部クロック信号の立上がりで与
えられた信号を取込みラッチして、このアドレスメイン
ラッチ回路41へ伝達する。このアドレスパッド部から
アドレスメインラッチ回路41には、配線遅延が存在す
る。この配線遅延を補償するために、ドライバ36pの
出力ノードからのクロック信号を所定時間遅延する遅延
回路40が設けられ、アドレスパッド部でラッチされた
信号が、メインラッチ回路41へ伝達された後に、確実
にこのアドレスメインラッチ回路41が、転送されたア
ドレスをラッチする(図5参照)。
【0096】図8は、この図7(A)に示す同期化回路
(DLL)7の動作を示すタイミング図である。図8に
示すように、この同期化回路(DLL)は、外部からの
クロック信号CLKとフィードバックされたクロック信
号CKの位相を一致させる。したがって、同期化回路
(DLL)7からクロック発生ノード34上に出力され
るクロック信号CLKoは、外部クロック信号CLKよ
りも位相が進んだクロック信号となる。このクロック信
号CLKoおよびCKの位相差に対応する時間が、クロ
ック分配回路30により与えられる遅延時間TDに対応
する。外部からのアドレス信号および制御信号SIG
は、外部クロック信号CLKを基準として外部のコント
ロールユニットから与えられる。したがって、この外部
クロック信号CLKと位相の一致した内部クロック信号
CKを用いて外部からの信号SIGを取込むことによ
り、正確なタイミングで外部信号を取込むことができ
る。また、各入力バッファへ与えられるクロック信号C
Kは位相が揃っており、クロックスキューがなく、これ
らのスキューに起因する内部信号発生タイミングのスキ
ューは生じず、安定に動作させることができる。
【0097】また、アドレスメインラッチ回路41(図
5のマスタラッチ5aに対応)は、入力バッファへ与え
られるクロック信号CKの遅延信号で与えられた信号を
ラッチしており、したがって、アドレス信号はアドレス
入力バッファでラッチされて、パッド部から中央の配置
領域へ伝送された後に、クロック信号に従ってラッチさ
れ、正確なラッチ動作が実現される。
【0098】なお、図5に示す入力バッファ25の構成
においては、内部クロック信号CKがHレベルになると
外部からの信号を取込み、内部信号を生成し、クロック
信号CKがLレベルになるとラッチ状態となっている。
したがって、内部の信号が確定状態となるのには、この
内部クロック信号CKが立上がってから、少し遅れたタ
イミングとなる。これを防止するために、内部クロック
信号CKがLレベルのときに、スルー状態となり、クロ
ック信号CKがHレベルのときにラッチ状態となる構成
が用いられてもよい(これは、図5の入力バッファ回路
のクロックの論理を反転させればよい)。また、さらに
別の構成も可能である。
【0099】図9(A)は、入力バッファ制御用のクロ
ック発生部の構成を示す図である。図9(A)におい
て、内部クロック信号CKに応答してワンショットのパ
ルス信号CKPを発生するワンショットパルス発生回路
50が設けられる。これらは、ツリー用の各末端の出力
ノードに対応して設けられる。
【0100】図9(B)は、このパルス信号CKPを受
ける入力バッファの構成を示す図である。図9(B)に
おいて、この入力バッファ25は、図5に示す構成と実
質的に同じ構成を備え、単に内部クロック信号CKに代
えてパルス信号CKPを受ける。すなわち、入力バッフ
ァ25は、パルス信号CKPがHレベルのときに作動
し、パッド25cに与えられた信号(たとえばアドレス
信号)を反転するトライステートインバータバッファ2
5dと、パルス信号CKPがHレベルのとき導通し、ト
ライステートインバータバッファ25dの出力を伝達す
る転送ゲート25eと、転送ゲート25eから与えられ
た信号を反転するインバータ25fと、制御パルス信号
CKPがLレベルのときに作動状態となり、インバータ
25fの出力信号を反転してインバータ25fの入力部
へ伝達するトライステートインバータバッファ25gを
含む。
【0101】図9(C)は、図9(A)および(B)に
示す回路の動作を示す波形図である。ワンショットパル
ス発生回路50からの制御パルス信号CKPは、内部ク
ロック信号CKがLレベルのときに活性状態となり、内
部クロック信号CKがHレベルとなるとLレベルに立下
がる。
【0102】したがって、この図9(B)に示す入力バ
ッファにおいては、内部クロック信号CKがLレベルに
あり、制御パルス信号CKPがHレベルのとき、パッド
25cに与えられた信号を、トライステートインバータ
バッファ25dが反転して転送ゲート25eへ伝達す
る。転送ゲート25eはこの状態においては導通状態を
維持する。クロック信号CKがHレベルに立上がると、
応じて制御パルス信号CKPがLレベルとなり、トライ
ステートインバータバッファ25dが出力ハイインピー
ダンス状態となり、一方転送ゲート25eが非導通とな
りかつトライステートインバータバッファ25gが作動
し、ラッチ状態となる。
【0103】したがって、この図9(A)および(B)
に示す構成を利用した場合、内部クロック信号CKの立
上がりエッジに応答して、入力バッファをラッチ状態と
して内部信号を生成することができる。内部クロック信
号CKの立上がり前に、既にトライステートインバータ
バッファ25dを作動状態として転送ゲート25eを介
してインバータ25fへ信号を伝達しているため、早い
タイミングで内部信号を確定状態とすることができる。
【0104】図10(A)は、アドレスメインラッチ回
路の構成を概略的に示す図である。図10(A)におい
てアドレスメインラッチ回路41は、遅延回路40から
与えられる遅延制御パルス信号CKPDがHレベルのと
き導通するトランスファゲート41aを含む。このトラ
ンスファゲート41aの出力信号が、インバータ41b
およびトライステートインバータバッファ41cにより
ラッチされる。トライステートインバータバッファ41
cは、制御クロック信号CKPDがLレベルのときに作
動状態となる。したがって、このアドレスメインラッチ
回路41は、遅延制御パルス信号CKPDがHレベルの
ときスルー状態となり、遅延制御パルス信号CKPDが
Lレベルのときにラッチ状態となる。遅延回路40は、
このアドレス入力パッド部4adとアドレスメインラッ
チ回路41の間の配線の有する遅延と実質的に同じ遅延
時間を与える。
【0105】図10(B)に示すように、制御パルス信
号CKPがHレベルのときには、アドレス入力パッド部
4adが、その入力パッドに与えられたアドレス信号を
取込み、出力する。このアドレス入力パッド部4adか
らのアドレス信号は、所定時間Tda遅れてアドレスメ
インラッチ回路41へ伝達される。このとき、また遅延
回路40からの遅延制御パルス信号CKPDも所定時間
遅延する。したがって、このアドレスメインラッチ回路
41に与えられたアドレス信号Admが確定状態となっ
たとき、遅延制御パルス信号CKPDがHレベルとな
り、転送ゲート41aが導通し、内部へ伝達する。遅延
制御パルス信号CKPDがLレベルとなると、転送ゲー
ト41aが非導通状態となり、与えられたアドレス信号
Admをラッチする。したがって、アドレス入力パッド
部4adの出力するアドレス信号Adiが遅延時間Td
aをもってアドレスメインラッチ回路41へ伝達される
とき、この制御パルス信号CKPを同じ遅延時間Tda
遅延させて生成される遅延制御パルス信号CKPDでア
ドレスメインラッチ回路41を制御することにより、正
確に、与えられたアドレス信号を取込むことができる。
【0106】したがって、アドレス入力パッドと、この
中央領域中央部に設けられた周辺回路配置領域内に配置
されるアドレスメインラッチ回路の距離が長い場合にお
いても、正確に、遅延回路40により、与えられたアド
レス信号を取込み、ラッチして各バンクへ伝達すること
ができる。
【0107】以上のように、この発明の実施例1に従え
ば、クロック伝搬経路を各ノードが分割経路を有するツ
リー状に配置されるノードで構成しているため、正確
に、各回路に対する内部信号のタイミングを揃えて伝達
することができ、クロックスキューのない同一タイミン
グで、外部からの信号を取込んで内部信号を生成するこ
とができ、高速動作が可能となり、また安定動作が実現
される。
【0108】なお、制御パルス信号CKPを生成するた
めのワンショットパルス発生回路としては、たとえばク
ロック信号CKを所定時間遅延する遅延回路、この遅延
回路出力と内部クロック信号CKを受けるNORゲート
によりたとえば構成することができる。
【0109】[実施の形態2]図11(A)は、この発
明の実施の形態2に従うクロック分配回路の構成を概略
的に示す図である。図11(A)においても、バンクの
間の中央領域に整列してアドレス/制御入力パッド部5
1a〜51nが配置され、これらの外側に、データの入
出力を行なうためのDQパッド部53p〜53wが配置
される。中央領域に配置されるクロック入力パッド6a
に隣接して、クロック発生回路50が配置される。この
クロック発生回路50は、クロック入力パッド6aに与
えられる外部クロック信号CLKを基準信号として、ク
ロック発生ノードNFGにクロック信号を生成する。ク
ロック発生回路50からのクロック伝搬路は、ループ状
の折返し部を有する。このクロック伝送路は、最も遠い
クロック信号到達点NFFを折返し点として、往路FP
および復路BPを有するループ状に形成される。クロッ
ク発生ノードNFGにおけるクロック信号の遅延が、ほ
ぼ0であり、一方、この折返し点である最も遠く離れた
ノードNFFが最も遅延の大きいノードである。このク
ロック伝送路の往路FP上に、各パッド部51a〜51
nおよび53p〜53wに対応してノードNFa〜NF
n、およびNFp、NFq、…、NFu、NFvおよび
NFwが配置される。
【0110】クロック伝送路の復路BPにおいて、往路
FP上の各ノードと対向するように、ノードNBa、N
Bm、NBn、NBp、NBq、…、NBu、NBvお
よびNBwが配置される。往路FPおよび復路BPは、
ほぼ直線状に配設されており、この往路FPおよび復路
BP上の対向するノードNFおよびNBは、折返しノー
ドNFFに関して、時間的に対称な遅延を与えるノード
となる。すなわち、折返しノードNFF上のクロック信
号を基準とすると、たとえばノードNFuとノードNB
uの遅延時間は絶対値が等しくなる。
【0111】往路FP上において、クロック発生ノード
NFGと折返しノードNFFの遅延量のほぼ1/2の遅
延量を与えるノードNFMにクロックドライバ57aが
設けられる。このクロックドライバ57aの出力にフィ
ードバックループ55がクロック発生回路50方向に延
在して配設される。このフィードバック経路55は、折
返し部55aを有し、これにより、フィードバック経路
55の配線長さは、往路FPにおけるノードNFMから
折返しノードNFFのクロック伝搬遅延とほぼ同じ遅延
を与える長さとなる。
【0112】クロック発生回路50は、クロック入力パ
ッド6aから与えられる外部クロック信号CLKと、フ
ィードバック経路55を介して返送されるクロック信号
の位相が一致するようにクロック発生ノードNFG上に
内部クロック信号を生成する。フィードバック経路55
上のノード55bは、時間的に折返しノードNFFに対
応している。したがって、このクロック発生回路50
は、外部クロック信号CLKと折返しノードNFFのク
ロック信号の位相が揃うように、内部クロック信号を発
生している。
【0113】パッド部51a〜51n、および53p〜
53wそれぞれに対応して、対応の往路および復路上の
ノードのクロック信号を合成して内部クロック信号を生
成するクロック再生回路52a〜52n、および52
p、52q、…、52u、52vおよび52wが設けら
れる。クロック発生回路50は、この折返しノードNF
Fのクロック信号の位相と外部クロック信号CLKの位
相を揃える。したがって、往路FPおよび復路BPの互
いに対向して配置されるノード上の信号の中心位相を求
めれば、外部クロック信号CLKに同期したクロック信
号が生成される。これにより、パッド部51a〜51n
および53p〜53wへは、外部クロック信号に位相同
期したクロック信号を、それぞれ与えることができる。
【0114】図11(B)は、図11(A)に示すクロ
ック発生回路50の構成の一例を概略的に示す図であ
る。図11においては、同期化回路としてDLLが用い
られる。図11(B)において、クロック発生回路50
は、パッド6aからのクロック信号を受けるクロック入
力バッファ6bと、このクロック入力バッファ6bと同
じ信号伝搬特性を有し、ノード55b上のクロック信号
を受けるレプリカバッファ50aと、レプリカバッファ
50aの出力信号を遅延するダミー遅延50bと、この
ダミー遅延50bを介して与えられる信号とクロック入
力バッファ6bからのクロック信号の位相差を検出する
位相差検出回路50cと、位相差検出回路50cの出力
信号に従ってチャージポンプ動作を行なって制御電圧を
生成するチャージポンプ回路50dと、チャージポンプ
回路50dからの制御電圧に従って、このクロック入力
バッファ6bからのクロック信号を遅延してクロック発
生ノードNFGに内部クロック信号CK0を生成する遅
延段50eを含む。
【0115】この図11(B)に示すクロック発生回路
50の構成においては、クロック入力パッド6aに与え
られる外部クロック信号CLKとフィードバックノード
55bに与えられるクロック信号の位相が揃うように、
クロック発生ノードNFGに内部クロック信号CK0が
出力される。確実に位相を揃えるために、レプリカバッ
ファ50aおよびダミー遅延50bにより、フィードバ
ックノード55bから位相差検出回路50cまでの信号
伝搬遅延と、クロック入力パッド6aから位相差検出回
路50cまでの信号伝搬遅延を等しくする。
【0116】このフィードバックノード55bからノー
ドNFMまでの信号伝搬遅延は、ノードNFFから折返
しノードNFMまでの信号伝搬遅延と同じである。クロ
ックバッファ57a〜57nの信号伝搬遅延はすべて同
じである。したがって、フィードバックノード55bの
クロック信号の位相と、折返しノードNFFのクロック
信号の位相が同じであり、したがって折返しノードNF
Fのクロック信号は、外部からのクロック信号CLKに
位相同期している。
【0117】図12は、クロック伝送路の往路FPおよ
び復路BPの上のノードの具体的配置を示す図である。
図12において、クロック伝送路の往路FPにおいて
は、ノードNF1〜NF7が配置され、復路BPにおい
ても、ノードNB7−NB1が配置される。これらのノ
ードNF1〜NF7およびNB7〜NB1は、互いに対
向して配置され、折返しノードNFFを介して時間的に
対称な位置に配置される。
【0118】今、クロック発生ノードNF0(ノードN
FGに相当)から往路FP上のノードNF1までの信号
伝搬遅延が、ノードNF1〜NF7それぞれの間の信号
伝搬遅延の2倍の場合を考える。
【0119】図13は、図12に示すノードの配置にお
ける各ノードのクロック信号波形を示す図である。図1
2に示すように、クロック発生回路50は、クロック入
力パッド6aに隣接するノード6aa上のクロック信号
とフィードバックノード55b上のクロック信号の位相
を等しくするようにクロック発生ノードNF0上に内部
クロック信号を発生する。したがって、このノードNF
0上のクロック信号は、ノード6aa上のクロック信号
よりも位相が進んでいる。このクロック伝送路の往路F
P上をクロック信号が伝達されて、ノードNF1〜NF
7と進むにつれて、クロック信号の位相が遅れる。折返
しノードNFF上のクロック信号の位相が、ノード6a
a上のクロック信号の位相と一致する。この折返しノー
ドNFFを基準として、復路BPにおいては、さらにク
ロック信号の位相が遅れる。復路BP上のノードNB7
〜NB1は、往路FP上のノードNF7〜NF1と、互
いに対向して配置されており、折返し点NFFを介して
時間的に対称な位置に配置される。したがって、図13
に示すように、たとえばノードNF1上のクロック信号
の位相とノード6aa上のクロック信号の位相の差の絶
対値は、ノードNB1上のクロック信号とノード6aa
上のクロック信号の位相差の絶対値に等しくなる。すな
わち、復路BP上のノードNB1〜NB7上のクロック
信号の立上がりエッジと折返しノードNFF上のクロッ
ク信号の立上がりエッジの時間差TAの絶対値は、往路
FP上の対応のノードNF1〜NF7上のクロック信号
の立上がりエッジと折返しノードNFF上のクロック信
号の立上がりエッジの時間差の絶対値TAに等しくな
る。したがって、対応するノード対上のクロック信号を
合成し、中心位相の信号を生成すれば、合成クロック信
号は、すべて折返しノードNFF上のクロック信号の位
相と等しくなる。この中心位相の内部クロック信号を、
パッド部それぞれに対応して設けられたクロック再生回
路52a〜52wにより生成する。これにより、各パッ
ド部へは、それぞれ位相の揃ったクロック信号が与えら
れる。
【0120】図14(A)は、クロック再生回路52の
構成を概略的に示す図である。図14(A)において、
クロック再生回路52は、往路FPの対応のノード上の
クロック信号CKFを受けて遅延する複数の遅延段DL
を有する遅延チェーンDLSTと、遅延チェーンDLS
Tの遅延段DLそれぞれに対応して設けられるタップ段
TSを含み、復路上の対応のノードのクロック信号CK
Bと往路内の対応のノード上のクロック信号CKFの時
間差に従って、遅延チェーンDSLTの対応の遅延段D
Lを選択する信号を出力するタップチェーンTPST
と、縦続接続されかつ遅延量が遅延段DLの1/2であ
るハーフ遅延段HDLを有し、タップチェーンTPST
からの遅延段指定信号に従って、対応のハーフ遅延段H
DLの信号をクロック出力線OSL上に伝達するハーフ
遅延チェーンHDLSTを含む。このハーフ遅延チェー
ンHDLSTは、往路の対応のノード上のクロック信号
CKFを遅延する。
【0121】図14(B)は、図14(A)に示す遅延
チェーンDLSTに含まれる遅延段DLの構成を概略的
に示す図である。図14(B)において、遅延段DL
は、縦続接続されて与えられたクロック信号をそれぞれ
所定の遅延時間遅延する遅延バッファDLaおよびDL
bと、この遅延バッファDLbの出力する信号を、対応
のタップ段TSへ伝達するバッファ回路DLcを含む。
バッファ回路DLcの有する遅延時間は、遅延バッファ
DLaおよびDLbの有する遅延時間に比べて無視でき
る程度である。
【0122】図14(C)は、図14(A)に示すハー
フ遅延段HDLの構成を概略的に示す図である。図14
(C)において、ハーフ遅延段HDLは、与えられたク
ロック信号を所定時間遅延する遅延バッファHDLa
と、遅延バッファHDLaの出力信号を伝達するバッフ
ァ回路HDLbと、対応のタップステージTSから与え
られる遅延段指定信号に従って導通し、バッファ回路H
DLbの出力信号を出力信号線OSL上に伝達する転送
ゲートHDLcを含む。バッファ回路HDLbおよび転
送ゲートHDLcは、1つのトライステートバッファで
構成されてもよい。遅延バッファHDLaは、遅延バッ
ファDLaおよびDLbそれぞれが有する遅延時間と同
じ遅延時間を有する。したがって遅延段DLは、ハーフ
遅延段HDLの2倍の遅延時間を有する。
【0123】図15(A)は、図14(A)に示すタッ
プステージの構成を概略的に示す図である。図15
(A)においては、遅延段DLa、DLbおよびDLc
に対応して設けられるタップ段TSa、TSbおよびT
Scを示す。タップ段TSa〜TScの各々は、対応の
遅延段DL(DLa〜DLc)の出力する遅延クロック
信号CKFd(CKFda〜CKFdc)と復路上の対
応のノードのクロック信号CKBの位相の比較を行なう
位相比較段PH(PHa〜PHc)と、対応の位相比較
器PH(PHa〜PHc9の出力信号と前段の位相比較
器の出力信号を受けるゲート回路G(Ga〜Gc)を含
む。位相比較器PH(PHa〜PHc)は、対応の遅延
段DL(DLa〜DLc)からのクロック信号の位相
が、復路上の対応のクロック信号CKBよりも進んでい
るときに、Lレベルの信号を出力し、位相が一致してい
るときまたは、この対応の遅延段からのクロック信号の
位相がクロック信号CKBよりも遅れている場合には、
Hレベルの信号を出力する。
【0124】ゲート回路G(Ga〜Gc)の各々は、対
応の位相比較器の出力信号がHレベルにあり、クロック
信号CKBの位相が、対応の遅延段からの遅延クロック
信号CKFdよりも進んでいることを示し、かつ前段の
位相比較器の出力信号がLレベルであり、遅延クロック
信号CKFdの位相が、クロック信号CKBよりも進ん
でいることを示すときに、対応の選択信号SEL(SE
La〜SELc)を選択状態のHレベルへ駆動する。
【0125】クロック信号CKBは、ドライバ回路を介
して、このタップチェーンTPST(図14(A)参
照)の各タップ段TSに共通に与えられる。したがっ
て、このタップチェーンTPSTにおいてクロック信号
CKBの遅延は、ほぼ無視できるものと考えられる。
【0126】図15(B)は、図15(A)に示す位相
比較器PHの構成の一例を示す図である。補の遅延クロ
ック信号/CKFdのHレベルに応答してクロック信号
CKBを伝達する転送ゲート61と、転送ゲート61を
介して与えられたクロック信号をラッチするインバータ
ラッチ62と、遅延クロック信号CKFdのHレベルに
応答してインバータラッチ62のラッチした信号を伝達
する転送ゲート63と、この転送ゲート63を介して与
えられた信号をラッチして、位相検出信号F/Bを出力
するインバータラッチ64を含む。
【0127】この図15(B)に示す位相比較器PHの
構成においては、遅延クロック信号CKFdがHレベル
のときには、転送ゲート61が非導通状態となり、ラッ
チ状態となる。この状態においては転送ゲート63が導
通し、インバータラッチ62からの信号をインバータラ
ッチ64へ伝達する。一方、遅延クロック信号CKFd
がLレベルのときには、転送ゲート61が導通し、クロ
ック信号CKBをインバータラッチ62へ伝達する。し
たがって、この位相比較器PHは、クロック信号CKF
dの立上がりエッジにおいてラッチ状態となり、クロッ
ク信号CKFdがLレベルのときに与えられたクロック
信号CKBを取込みラッチして転送する。
【0128】図15(C)および(D)は、図15
(B)に示す位相比較器の動作を示すタイミング図であ
る。
【0129】図15(C)に示すように、クロック信号
CKBの位相が、遅延クロック信号CKFdよりも進ん
でいる場合には、遅延クロック信号CKFdの立上がり
エッジで、Hレベルのクロック信号CKBが転送ゲート
61を介して取込まれ、インバータラッチ62によりラ
ッチされる。この遅延クロック信号CKFdの立上がり
に応答して転送ゲート63が導通し、インバータラッチ
62のラッチした信号を出力する。したがって、この状
態においては、位相検出信号F/Bは、Hレベルであ
る。遅延クロック信号CKFdの位相が、クロック信号
CKBよりも遅れているため、遅延段における遅延量が
大きすぎることを表わしている。
【0130】一方、図15(D)に示すように、遅延ク
ロック信号CKFdの位相が、クロック信号CKBより
も早い状態においては、遅延クロック信号CKFdのL
レベルのとき、Lレベルのクロック信号CKBが転送ゲ
ート61を介してインバータラッチ62に伝達される。
遅延クロック信号CKFdがHレベルに立上がると転送
ゲート61が非導通状態となり、インバータラッチ62
によりこのLレベルの信号がラッチされる。次いで、こ
の遅延クロック信号CKFdの立上がりに同期して、転
送ゲート63が導通し、インバータラッチ62のラッチ
した信号をインバータラッチ64へ伝達する。この状態
においては、したがって、位相検出信号F/BはLレベ
ルを維持する。この遅延クロック信号CKFdの位相
が、クロック信号CKBよりも進んでいる状態において
は、遅延クロック信号CKFdの遅延段における遅延量
が、不十分であることを示している。
【0131】したがって、この図15(A)に示すゲー
ト回路Ga〜Gcを用いて、位相検出信号F/BのLレ
ベルからHレベルの変化段を検出することにより、遅延
クロック信号CKFdとクロック信号CKBの位相が揃
った遅延段を検出することができる。
【0132】図14(A)に示す遅延チェーンDLST
において、遅延信号とクロック信号の位相の揃った段数
を検出すると、ハーフ遅延チェーンHDSLTにおいて
対応の遅延段が選択される。ハーフ遅延チェーンHDS
LTにおいては、遅延段の遅延時間は遅延チェーンDL
STの遅延段DLの1/2である。したがって、この遅
延チェーンDLSTにおける遅延時間の1/2の遅延時
間を有するクロック信号がハーフ遅延チェーンから出力
される。これにより、中心位相をもつクロック信号を生
成することができる。
【0133】すなわち、図16に示すように、往路上の
クロック信号CKFと復路上の対応のクロック信号CK
Bの位相差(遅延時間)が2・Taの場合、遅延クロッ
ク信号CKFdは、クロック信号CKBと位相が揃って
いるため、往路上のクロック信号CKFに対し2・Ta
の遅延時間を有している。ハーフ遅延チェーンは、この
遅延クロック信号CKFdの有する遅延時間の1/2の
遅延時間Taを有するクロック信号を生成している。し
たがって、クロック再生回路からのクロック信号CK
は、クロック信号CKFおよびCKBの中心位相を有す
る信号となる。
【0134】なお、図15(A)に示す構成において
は、位相検出信号F/BがLレベルからHレベルに変化
するタップ段を検出し、この変化点におけるHレベルの
位相検出信号に対応するタップ段を検出している。しか
しながら、逆に、この変化点におけるLレベルの検出信
号に対応するタップ段が選択されるように構成されても
よい。クロック信号CKBおよびCKFdが同相のと
き、Lレベルに位相差検出信号が設定される可能性があ
るためである。このいずれの態様をとるかは、位相比較
器PHの特性に合わせて選択されればよい(転送ゲート
の遅延を考慮する)(この変化点検出の態様は、図15
(A)において、各選択信号に対し括弧で示す)。
【0135】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、クロック伝送路を、クロックの最遠方到達点を
折返し点としてループ状に形成し、往路および復路の対
応するノード上のクロック信号に基づいて内部クロック
信号を生成して内部回路へ与えるように構成しているた
め、内部クロック信号の位相をすべて同じとすることが
でき、クロックスキューを考慮することなく内部回路を
動作させることができ、安定かつ高速に動作する半導体
回路装置が得られる。
【0136】[実施の形態3]図17は、この発明の実
施の形態3に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的
に示す図である。図17に示す構成においては、同期化
回路(DLL)7からの内部クロック信号を受ける出力
用同期化回路(SMD:シンクロナス・ミラー・ディレ
イ)70と、出力用同期化回路(SMD)70からのク
ロック信号を遅延して、DQパッド群3aに含まれるデ
ータ出力バッファへ伝達する出力用クロック分配回路7
5が設けられる。他の構成は、実施の形態1または2の
構成と同じである。同期化回路(DLL)7からのクロ
ック信号は、入力用クロック分配回路30を介してDQ
パッド群3aに含まれる入力バッファおよび周辺パッド
群4aに含まれる入力バッファへ与えられる。
【0137】出力用同期化回路(SMD)70は、同期
化回路(DLL)7からの出力信号と自身の出力信号の
2ないし3クロックサイクル前の出力クロック信号の差
を比較し、常に両者の差が一致するように、その出力信
号の位相を調整する。
【0138】出力用クロック分配回路75は、先の実施
の形態1と同様、ツリー状に配置されたノード(クロッ
クドライバ)を有し、DQパッド群3aに含まれる出力
バッファに対し同じ遅延時間を有する出力用クロック信
号を与える。出力バッファは、このクロック信号に同期
してデータの転送を行なっている。
【0139】この出力用同期化回路(SMD)70は、
DQパッド群3aに含まれる出力バッファに対する出力
クロック信号の位相を、入力バッファに対する内部クロ
ック信号のそれよりも早くする。したがって、図18に
示すように、このDQパッド群3aからの出力データQ
は、外部クロック信号CLKに対し、時間Tdのセット
アップ時間を有して確定状態となる。出力データQは、
図示しない外部のコントローラまたはプロセッサにより
サンプリングされる。外部のコントローラまたはプロセ
ッサが、この外部クロック信号CLKの立上がりエッジ
に同期して転送されたデータQをサンプリングする場
合、この出力データQのプロセッサまたはコントロール
ユニットに対する伝搬遅延時間を考慮する必要があり、
したがって早いタイミングで、データQは出力する必要
がある(外部クロック信号CLKが、コントロールまた
はプロセッサから出力される)。
【0140】入力データの場合、入力データおよび外部
クロック信号が同じ方向に沿って半導体記憶装置へ伝達
されるため、信号線におけるスキューによる遅延を考慮
する必要があるだけであり、ほぼ同じタイミングで入力
データおよび外部クロック信号CLKが半導体記憶装置
に到達する。出力データの場合には、外部クロック信号
と出力データの転送方向が逆であり、出力データQの伝
搬遅延時間を考慮する必要がある。このため、出力用同
期化回路(SMD)70を用いて、データ出力タイミン
グを早くする。外部のコントロールまたはプロセッサは
十分余裕をもって、外部クロック信号CLKに同期して
半導体記憶装置から転送されたデータQをサンプリング
する。
【0141】図19は、図17に示す出力用クロック分
配回路の構成を概略的に示す図である。図19におい
て、出力用同期化回路(SMD)70のクロック発生ノ
ード76aとクロック伝達の最遠方点76bの間の中央
点(遅延量が1/2の点)76cにまでわたってクロッ
ク伝搬路が形成される。ノード76cにおいてクロック
ドライバ77aが配置され、大きな駆動力により、高速
で信号を伝達する。ドライバ77aからは、最遠方点お
よび最近接点(クロック発生ノード)に向かって同じ遅
延量を有する伝送路が配設され、これらの伝送路の端部
にクロックドライバ77bおよび77cが配設される。
クロックドライバ77bの出力ノードに、反対方向に延
在するクロック伝送路が接続され、それらを端部にクロ
ックドライバ77dおよび77eが接続される。以降、
このクロックドライバ77dおよび77eそれぞれに対
し、1/2折返し構成で、順次クロック伝送路の分岐が
形成され、出力バッファ群に対し、クロック信号が伝達
される。クロックドライバ77cは、対応の領域におい
ては、アドレス信号および制御信号入力バッファが設け
られているだけであり、出力用クロック信号を伝達する
経路は存在しない。クロックドライバ77cは、クロッ
クドライバ77bと同一特性を有し、クロックドライバ
77aに接続される互いに反対方向に延在するクロック
伝送路の遅延量を等しくするために設けられる。
【0142】この図19に示すように出力用クロック分
配回路75の構成を利用すれば、各クロック分岐ノード
において、遅延量が同じ分岐クロック伝送路が形成され
るため、出力バッファに対する遅延量は同じとなり、同
じタイミングで、データの出力を行なうことができる。
【0143】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、データ出力用のクロック信号を、データ入力用
のクロック信号と別系統で形成するように構成している
ため、データ出力タイミングを、データ入力のタイミン
グと独立に設定することができ、早いタイミングでデー
タ出力を行なうことができ、外部のコントローラまたは
プロセッサが余裕をもって、外部クロック信号に同期し
て転送データをサンプリングすることができ、システム
の信頼性が改善される。
【0144】[実施の形態4]図20は、この発明の実
施の形態4に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的
に示す図である。図20に示す構成においては、DQパ
ッド群3aに対し、データ入出力ストローブ信号入力パ
ッド80からのデータ入出力ストローブ信号DQSに従
ってDQパッド群3aに含まれる入力バッファの活性/
非活性を制御する内部クロック信号を生成する入力用ク
ロック分配回路81と、図示しない外部クロック信号に
従って内部クロック信号を発生するクロック発生回路8
2と、このクロック発生回路82からの内部クロック信
号を遅延ツリー(ツリー状に配置されたノード群)によ
り遅延してDQパッド群3aに含まれる出力バッファへ
与える出力用クロック分配回路84が設けられる。
【0145】クロック発生回路82からの内部クロック
信号は、遅延調整が行なわれた後、パッド80を介し
て、データ出力ストローブ信号DQSとして出力され
て、外部のコントローラまたはプロセッサに、有効デー
タが出力されたことを知らせる。
【0146】図21は、データ入出力ストローブ信号D
QSと入出力データとのタイミング関係を示す図であ
る。データの入出力が行なわれない場合、このデータ入
出力ストローブ信号DQSは、ハイインピーダンス状態
に設定される。有効データが入出力される場合、このデ
ータ入出力ストローブ信号DQSが規定するサイクルに
従ってデータの出力または入力が行なわれる。データ出
力時においては、外部のコントローラまたはプロセッサ
は、データ入出力ストローブ信号DQSの規定するサイ
クルで、読出データDQが伝達されるため、正確な転送
データの取込タイミングを知ることができる。またデー
タ入力時においては、このデータ入出力ストローブ信号
DQSに従って、DQパッド群3aに含まれる入力バッ
ファを活性/非活性とすることにより、正確に、与えら
れた入力データの取込を行なうことができる。
【0147】この図20に示す構成においては、DQパ
ッド群3aにおいては、したがって、入力用クロック分
配回路81は、データ入出力ストローブ信号DQSに従
って、外部から与えられた入力データの取込を行なう。
図20においては、明確にしていないが、周辺パッド群
4aに含まれる入力バッファへは、クロック発生回路8
2からの内部クロック信号が与えられる。
【0148】図22は、図20に示す入力用クロック分
配回路81および出力用クロック分配回路84の構成を
概略的に示す図である。図22において、入力用クロッ
ク分配回路81は、DQパッド群3aに含まれるDQパ
ッド部3a0〜3anそれぞれに対応して設けられるク
ロックドライバDR0〜DRnと、クロックドライバD
R1〜DRnそれぞれに対応して設けられ、与えられた
信号を所定時間遅延して対応のDQパッド部に含まれる
入力バッファへ与える遅延素子dl1〜dlnを含む。
遅延素子dl1〜dlnの遅延時間は、データ入出力ス
トローブ信号DQSを受けるパッド80からの距離が遠
ざかるにつれて小さくされる。クロックドライバDR0
の出力部には、遅延素子は設けられない。この遅延素子
dl1〜dlnは、インバータまたは配線により構成さ
れ、それぞれ対応の入力バッファへ与えられる遅延時間
のずれを補償する。DQパッド群3aにおいては、DQ
パッド部3a0〜3anは、1列に整列して配置されて
いるため(LOC構造の特徴)、これらの遅延素子dl
1〜dlnの遅延時間は、これらの入出力バッファのピ
ッチに合わせて、順次低減する構成が用いられればよ
い。クロックドライバdr0〜drnは、図22におい
ては、直線状に延在して配置されるクロック伝送路を介
して、パッド80に結合される。
【0149】出力用クロック分配回路84は、ノード8
9上に、クロック発生回路82から与えられるクロック
信号を受けて、所定時間遅延して、DQパッド部3a0
〜3anに含まれる出力バッファへそれぞれ与えるツリ
ー状ノード対称分布遅延回路84aを含む。このツリー
状ノード対称分布遅延回路84aの構成は、先の実施の
形態1において示したものと同じであり、1/2の折返
しのノードを設けることにより、対称的なクロック伝送
路が形成されて、出力バッファに対し、同じ遅延時間を
有するクロック信号を伝達する。
【0150】パッド80へは、遅延回路90を介して、
ノード89上のクロック信号が与えられ、外部のコント
ローラまたはプロセッサに対し、有効データの出力され
るタイミングを与える信号を出力する。したがって、こ
の遅延回路90の有する遅延時間は、ノード89から、
ツリー状ノード対称分布遅延回路84aの入力までのク
ロック伝送路の遅延時間と、このツリー状ノード対称分
布遅延回路84aにおける遅延時間の和に等しくされ
る。これにより、パッド80へは、DQパッド部3a0
〜3anに含まれる出力バッファへ与えられる内部クロ
ック信号と同じ位相の信号が与えられる。
【0151】図23(A)は、図20に示すクロック発
生回路82の構成を概略的に示す図である。図23
(A)において、クロック発生回路82は、クロック入
力パッド82aおよび82bに与えられる互いに相補な
クロック信号CLKおよびZCLKをそれぞれ相補的に
差動増幅するバッファ82cおよび82dと、バッファ
82cの出力信号を所定時間遅延する遅延回路82e
と、バッファ82dの出力信号を所定時間遅延する遅延
回路82fと、遅延回路82eの出力信号の立上がりに
応答してワンショットのパルス信号を発生するワンショ
ットパルス発生回路82gと、遅延回路82fの出力信
号の立上がりに応答してワンショットのパルス信号を発
生するワンショットパルス発生回路82hと、ワンショ
ットパルス発生回路82gおよび82hの出力信号の論
理和を求めるOR回路82iと、OR回路82iの出力
信号に従って、位相の同期したクロック信号を生成する
同期化回路(SMD)82aと、同期化回路82jの出
力信号をバッファ処理して、ノード89(図22参照)
へ伝達するレプリカバッファ82kを含む。
【0152】レプリカバッファ82kは、バッファ82
cおよび82dと同じ信号伝搬特性を有し、同じ遅延時
間を与える。遅延回路82eおよび82fは、遅延回路
90と同じ遅延時間を有する。したがって、このクロッ
ク入力パッド82aおよび82bに与えられるクロック
信号と、図22に示すパッド80に与えられるデータ入
出力ストローブ信号DQSの位相が一致するように内部
クロック信号CK0が出力される。次に、この図23
(A)に示すクロック発生回路の動作を図23(B)に
示す信号波形図を参照して説明する。
【0153】クロック入力バッファ82cおよび82d
は、差動増幅器の構成を備えており、相補なクロック信
号CLKおよびZCLKを比較する。したがって、これ
らのバッファ82cおよび82dからは、相補クロック
信号CLKおよびZCLKの交差部(立上がりおよび立
下がりの交差部)に同期して変化する信号が出力され
る。ワンショットパルス発生回路82gおよび82h
は、遅延回路82eおよび82fを介して与えられる信
号が立上がると、所定のパルス幅を有するワンショット
のパルス信号を生成する。このワンショットパルス発生
回路82gおよび82hの出力信号はOR回路82iを
介して同期化回路(SMD)82jへ与えられる。同期
化回路82jにおいては、このOR回路82iから与え
られた信号を受け、2クロックサイクルまたは3クロッ
クサイクル前の出力信号の位相と現サイクルにおける出
力信号の位相が一致するように、その現サイクルの位相
を調整して出力信号を生成する。したがって、常に、位
相が揃った信号が、レプリカバッファ82kを介して内
部クロック信号CK0として出力される。この内部クロ
ック信号CK0は、外部のクロック信号CLKと図22
のパッド80へ与えられるデータ入出力ストローブ信号
DQSの位相が合うように調整された信号である。した
がって、外部クロック信号CLKに同期して、データ入
出力ストローブ信号DQSを生成することができ、また
DQパッド群3aに含まれる出力バッファも同じタイミ
ングで、データの出力動作を行なう。
【0154】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、データ入出力ストローブ信号を用いる場合にお
いても、ツリー状に配置されるノードを用いてクロック
遅延網を形成し、内部クロック信号をこのクロック遅延
網を通して伝達するとともに、データ入出力ストローブ
信号として出力しているために、正確なタイミングで、
データの出力を行なうことができる。
【0155】また、入力バッファに対しては、データ入
出力ストローブ信号をそれぞれそのデータ入出力ストロ
ーブ信号入力パッドから各入力バッファのパッドまたは
距離に応じた遅延時間を調整しているため、正確なタイ
ミングで、データ入出力ストローブ信号に従ってデータ
の入力を行なうことができる。
【0156】なお、この同期化回路(SMD)からは、
外部クロック信号CLKの2倍の周波数を有するクロッ
ク信号が出力される。有効データの開始およびサンプリ
ングタイミングを与える。この場合、クロック信号のC
LKの立上がりエッジおよび立下がりエッジでデータを
転送する、ダブルデータ伝送のクロックの出力が行なわ
れてもよい。この場合には、クロック信号CK0の各立
上がりで新たなデータが転送される。
【0157】また、この同期化回路82jを調整するこ
とにより、外部クロック信号CLKよりも早いタイミン
グで、DQパッド群に含まれる出力バッファを活性状態
として、データ出力を行なうこともできる。
【0158】[実施の形態5]図24は、この発明の実
施の形態5に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的
に示す図である。図24においては、周辺パッド群4a
に対し、クロック分配回路95を介して内部クロック信
号を与えるクロック発生回路100の構成が示される。
この周辺パッド群4aは、外部からのアドレス信号およ
びコマンド信号を入力する。クロック分配回路95は、
ツリー状にノードが配置されかつこれらのノードが対称
に配置されて、分岐遅延伝搬経路を形成する形状を有し
ており、実施の形態1と同様の構成を備える。
【0159】クロック発生回路100は、外部からの互
いに相補なクロック信号CLKおよびZCLKを入力パ
ッド101aおよび101bを介して受けるバッファ1
02aおよび102bと、バッファ102aおよび10
2bと同じ信号伝搬特性を有し、クロック分配回路95
の、このクロック発生回路100に最も近接するノード
において発生されるクロック信号を受けるレプリカバッ
ファ103と、このレプリカバッファ103の出力信号
を遅延する可変遅延回路104と、バッファ102aの
出力信号と可変遅延回路104の出力信号の位相差を検
出する位相差検出回路105と、与えられた信号を遅延
する遅延段106と、位相差検出回路105の出力信号
に従って遅延段106の遅延量を調整する遅延制御回路
107を含む。
【0160】バッファ102aおよび102bは、差動
増幅器の構成を備え(図23(A)参照)、互いに相補
なクロック信号CLKおよびZCLKの交差部を検出
し、この交差部で変化するクロック信号を生成する。内
部で生成される内部クロック信号と外部からクロック入
力パッド101aおよび101bに与えられるクロック
信号CLKおよびZCLKの振幅および立上がり/立下
がり時間が異なる。これらの特性を調整して、同一のタ
イミングとするためにその遅延時間が可変とされた可変
遅延回路104が用いられる。
【0161】クロック発生回路100は、さらに、遅延
段106の中央の遅延段106mの出力信号を4分周す
る分周回路108と、遅延段106の出力信号と分周回
路108の出力信号の一方を選択信号S1に従って選択
するマルチプレクサ109と、バッファ102aの出力
信号とマルチプレクサ109の出力信号の一方を選択信
号S2に従って選択するマルチプレクサ110と、マル
チプレクサ110から与えられた信号をバッファ処理し
て、大きな駆動力でクロック分配回路95へ伝達するク
ロックドライバ111と、バッファ102aの出力信号
と遅延段106の中央段の出力ノード106mからの出
力信号の一方を選択信号S4に従って選択して遅延段1
06の入力部へ与えるマルチプレクサ112と、遅延段
106の中央段の出力ノード106mからの出力信号と
遅延段106の出力信号の一方を選択信号S3に従って
選択するマルチプレクサ113と、マルチプレクサ11
3の出力信号とバッファ102aの出力信号の一方を選
択信号S5に従って選択してドライバ115へ与えるマ
ルチプレクサ114を含む。これらのマルチプレクサ1
09、110、112、113および114は、信号選
択のためのトライステートインバータバッファを含む。
遅延段106は、偶数段のインバータを含む。したがっ
て、セレクタ112が、選択信号S4に従って遅延段1
06の中央の遅延素子の出力を選択した場合、奇数段の
インバータによるリングオシレータが構成される(この
構成については後に説明する)。したがって、この場合
には、遅延段106が自走発振を開始し、その発振周波
数が遅延制御回路107により制御される。また、遅延
段106の中央の遅延素子の出力ノード106mを選択
するのは、遅延段106の前段が与える遅延時間と、こ
の遅延段106がリングオシレータとして動作する際の
1周期におけるクロック信号の遅延時間とを等しくする
ためである(リングオシレータの場合、インバータ段数
の2倍の遅延時間が入力クロック信号と出力クロック信
号において生じる)。
【0162】マルチプレクサ114で選択されたクロッ
ク信号は、大きな駆動力を有するドライバ115を介し
て各種内部回路へ与えられる。これらの内部回路は、書
込/読出を制御するための回路、および行選択を行なう
ための回路バースト長期間を規定する回路、および、内
部コマンド信号をデコードして内部動作指示信号を発生
するコマンドデコーダなどの回路を含む。
【0163】この半導体記憶装置が完全同期型の回路の
場合、内部回路は、すべてクロック信号に同期して動作
する。したがってこの内部回路は、この半導体記憶装置
の内部構成による異なる。
【0164】また、このクロック発生回路において、周
辺パッド部4aに与えられるアドレス信号およびコマン
ド信号の取込がクロック信号CLKの立上がりエッジで
行なわれるが、この設定は、チップの仕様により変化す
るため、種々の変更例が存在する。また、相補の外部ク
ロック信号CLKおよびZCLKが与えられるが、これ
も、チップの仕様による異なる。相補クロック信号が用
いられなくてもよい。次に、この図24に示すクロック
発生回路の動作について説明する。
【0165】図25は、通常動作モード時におけるクロ
ック発生回路の接続態様を示す図である。この通常動作
モード時においては、マルチプレクサ109は、遅延段
106からの出力信号を選択信号S1に従って選択し、
またマルチプレクサ110が、このセレクタ109の出
力信号を選択信号S2に従って選択して大きな駆動力を
有するクロックドライバ111へ与える。
【0166】また、マルチプレクサ113が、選択信号
S3に従って、遅延段106の出力信号を選択してマル
チプレクサ114へ与え、マルチプレクサ112は、選
択信号S4に従って、クロック入力バッファ102aの
出力信号を選択する。マルチプレクサ114は、選択信
号S5に従って、クロック入力バッファ102aの出力
信号を選択してドライバ115へ与える。ドライバ11
5は、大きな駆動力をもって内部回路系へ、この与えら
れたクロック信号を伝達する。
【0167】通常動作モード時においては、遅延段10
6は、遅延制御回路107の制御のもとにその遅延量が
調整され、マルチプレクサ112を介して与えられるク
ロックバッファ102aの出力信号を遅延して出力す
る。したがってこのクロック発生回路100は、DLL
として動作する。クロック分配回路95が、このマルチ
プレクサ109および110ならびにクロックドライバ
111を介して与えられるクロック信号を、周辺パッド
群4aに含まれる入力バッファへ伝達する。位相差検出
回路105は、クロック入力バッファ102aの出力信
号と可変遅延回路104の出力信号の位相差を検出し、
これらの位相差が0となるように遅延制御回路107を
介して遅延段106の遅延量を調整する。
【0168】クロック入力バッファ102aとレプリカ
バッファ103は、同じ信号伝搬特性を有している。可
変遅延回路104は、このクロック入力パッド101a
からクロック入力バッファ102aまでの信号伝搬経路
およびクロック入力バッファ102aから位相差検出回
路105までの信号伝搬経路における遅延量と実質的に
同じ遅延量を与える。したがって、このクロック入力バ
ッファ102aに与えられる信号、すなわち外部クロッ
ク信号CLKのレプリカバッファ103へクロック分配
回路95から与えられるクロック信号の位相が等しくな
る。クロック分配回路95からレプリカバッファ103
へ与えられる信号は、クロック発生回路において最も近
接した位置に設けられたクロック信号出力ノードからの
信号であり、周辺パッド群4aに含まれる入力バッファ
へ与えられるクロック信号と同相の信号である。したが
って、この図25に示す配置においては、外部クロック
信号CLKとクロック分配回路95から周辺パッド群4
aに含まれる入力バッファへ与えられるクロック信号の
位相が等しくなる。マルチプレクサ114は、クロック
入力ドライバ102aからのクロック信号を選択してド
ライバ115へ与えている。したがって制御回路などの
内部回路系は、このドライバ115から与えられる外部
クロック信号に同期して動作する。内部回路系に含まれ
る回路は、このクロックドライバ115から与えられる
クロック信号をタイミング基本信号として各種制御信号
を生成する。
【0169】外部クロック信号CLKとクロック分配回
路95から周辺パッド群4aに含まれる入力バッファへ
与えられるクロック信号の位相は一致しており、外部か
らのクロック信号CLKをクロック入力バッファ102
a、マルチプレクサ114およびクロックドライバ11
5を介して内部回路系へ与えても、特に問題は生じな
い。
【0170】次に、図26(A)を参照して、テストモ
ード時のクロック発生回路の接続態様について説明す
る。テストモード時においては、マルチプレクサ109
が、分周回路108の出力信号を選択し、またマルチプ
レクサ110が、このマルチプレクサ109の出力信号
を選択する。さらに、マルチプレクサ112が、選択信
号S4に従って、遅延段106の中央の遅延素子の出力
ノード106mからの出力信号を選択して遅延段106
の入力部へ伝達する。マルチプレクサ113は、選択信
号S3に従って、この遅延段106の中央の遅延素子の
出力ノードの106mからの出力信号を選択してマルチ
プレクサ114へ与える。マルチプレクサ114は、こ
のマルチプレクサ113から与えられたクロック信号
を、選択信号S5に従って選択してクロックドライバ1
15へ与える。
【0171】このマルチプレクサの接続配置において
は、遅延段106が、その中央の遅延素子の出力ノード
106mの信号が、マルチプレクサ112を介して入力
部へフィードバックされ、1つのリングオシレータを形
成する。
【0172】図26(B)は、テスト動作モードにおけ
る遅延段106の接続態様を示す図である。図26
(B)において、遅延段106は、2n個の縦続接続さ
れるインバータIV1〜IV2nを含む。中央の遅延素
子IVnの出力ノード106mが、マルチプレクサ11
2に含まれるトライステートインバータバッファ112
aの入力に接続される。このトライステートインバータ
バッファ112aは、選択信号SEL4に従って、テス
ト動作モード時に動作状態とされ、このノード106m
からの信号を反転して遅延段106の初段のインバータ
IV1の入力部へ伝達する。遅延段106のインバータ
IV1〜OV2nの動作電流が、遅延制御回路107の
制御のもとに調整され、その遅延量が調整される。した
がって、このマルチプレクサ112により、ノード10
6mを、初段インバータIV1の入力部に接続すること
により、インバータIV1〜IVnおよびトライステー
トインバータバッファ112aにより、奇数段のインバ
ータがリング状に接続され、リングオシレータを形成す
る。この中央部のノード106mを選択することによ
り、DLLとして遅延段106が動作するときの入力信
号と出力信号との位相差と、この遅延段106がリング
オシレータとして動作するときの入力信号と出力信号の
位相差を等しくすることができる。
【0173】この遅延段106のノード106mからの
信号が、分周回路108により、たとえば4分周され、
その周波数が14倍に設定される。この分周されたクロ
ック信号が、マルチプレクサ109および110を介し
てクロックドライバ111へ与えられる。クロック分配
回路95は、外部クロック信号CLKと同じ周波数で周
辺パッド群4aに含まれるバッファを動作させる。位相
差検出回路105は、その入力部に与えられた信号の位
相差が0となるように、遅延制御回路107を介して遅
延段106の遅延量を調整する。したがって、この遅延
段106のノード106mから出力されるクロック信号
は、外部クロック信号CLKとクロック分配回路95か
ら周辺パッド群4aに含まれる入力バッファへ与えられ
るクロック信号の位相が一致するようにその位相が調整
される。
【0174】遅延段106のノード106mからの信号
は、マルチプレクサ113および114を介してクロッ
クドライバ115へ与えられる。したがって内部回路系
は、この外部クロック信号CLKの4倍の周波数を有す
るクロック信号に従って動作する。したがって、たとえ
ば、外部のテスト装置として、30MHzで動作する半
導体記憶装置をテストするテスタが用いられていても、
この半導体記憶装置内部は、120MHzのクロック信
号に従って動作する。したがって、低速の半導体記憶装
置のために用いられたテスタを用いて高速動作する半導
体記憶装置のテストを行なうことができる。
【0175】なお、この図26(A)に示す配置におい
て、マルチプレクサ113および114および、遅延段
106のノード106mからの信号が選択されてクロッ
クドライバ115へ与えられている。この遅延段106
のノード106mからのクロック信号の位相は、外部ク
ロック信号CLKよりも進んでいる。したがって、この
場合、クロックドライバ111およびクロック分配回路
95の経路の遅延時間と同じ遅延時間を有する遅延ツリ
ーを、テストモード時、ドライバ115に接続するよう
に構成してもよい。
【0176】また、通常動作モード時およびテスト動作
モード時、マルチプレクサ114が、マルチプレクサ1
13の出力信号を選択する構成とすれば、通常動作モー
ド時およびテスト動作モード時に同じ遅延ツリーを用い
てクロックドライバ115へ信号を与えることにより、
外部クロック信号に位相同期した信号を内部回路系へ、
制御信号の基本タイミングを与える基本クロック信号と
して与えることができる。
【0177】また、このマルチプレクサ114を、クロ
ック入力バッファ102aの出力信号およびマルチプレ
クサ113からのクロック信号からの一方を選択する構
成とすることにより、外部クロック信号CLKに対する
内部クロック信号の遅延の調整および動作タイミングマ
ージンなどの測定を行なうことができる。これは、また
マルチプレクサ110は、選択信号S2に従ってクロッ
ク入力バッファ102aからの信号を選択する場合にお
いても同様であり、内部回路の外部クロック信号CLK
に対する動作タイミングマージンを測定することができ
る。
【0178】なお、DLL構成のクロック発生回路を用
い、テストモード時にPLL構成としているのは、PL
L構成を用いた場合、そのロック範囲が固定され、たと
えば30MHzおよび120MHz両者に対応する発振
周波数を常時得ることができないためである。DLLを
用いれば、単にその外部クロック信号CLKの位相調整
のみであり、外部クロック信号CLKの周波数に応じた
外部クロック信号を生成することができる。
【0179】遅延段106のノード106mからの出力
信号は、外部クロック信号CLKの4倍の周波数を有し
ており、分周器108により、1/4倍の周波数のクロ
ック信号に変換される。したがって、クロック分配回路
95において、外部クロック信号CLKと同じ周波数で
制御信号およびアドレス信号の入力を行なうようにクロ
ック信号が与えられる。一方、内部回路においては、マ
ルチプレクサ113および114を介して外部クロック
信号CLKの4倍の周波数が選択されて与えられる。し
たがって外部のテスト装置が、低速のメモリ記憶装置の
テスト時と同じタイミングで必要な信号を生成しても、
この半導体記憶装置は、4倍の周波数で動作しており、
低速のテスト装置を用いて高速の半導体記憶装置をテス
トできる。
【0180】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、通常動作モード時とテスト動作モード時におい
て、クロック発生回路と内部回路へ与えられるクロック
信号を、変更するように構成しているため、外部のテス
ト装置の動作周波数に応じて内部回路を動作させること
ができ、低速のテスト装置を用いて高速動作する半導体
記憶装置のテストを行なうことができる。
【0181】なお、マルチプレクサの接続経路を規定す
る選択信号は、テストモード指示信号に従って、テスト
モードを指定したとき、このテストモード指示信号に従
って内部の制御回路(コマンドレジスタ等)により、テ
ストモード期間中固定的に選択信号S1〜S5の論理状
態が設定される構成が用いられればよい。
【0182】[実施の形態6]図27は、この発明の実
施の形態6に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図
である。図27において、クロック発生部200は、パ
ッド201aに与えられる基準電圧Vrefと、パッド
201bおよび201cにそれぞれ与えられる互いに相
補なクロック信号CLKおよびZCLKとを受け、クロ
ックの形態を単一クロックまたは差動クロックのいずれ
かに設定するセレクタ202aと、セレクタ202aか
ら与えられた信号/電圧に従ってクロック信号を生成す
るクロック入力バッファ204と、クロック入力バッフ
ァ204からのクロック信号に従って、入力用のクロッ
ク信号を生成する入力用クロック発生回路206と、ク
ロック入力バッファ204からのクロック信号に従って
データ出力用のクロック信号を生成する出力用クロック
発生回路208を含む。
【0183】入力用クロック発生回路206は、先の実
施の形態5において説明した、動作モードに応じてDL
LおよびPLLのいずれかに設定される同期化回路20
6aと、この同期化回路206aのPLLとして動作す
るとき、発振信号をn分周する分周回路206bとを含
む。出力用クロック発生回路208は、バッファ204
から与えられるクロック信号の立上がりに同期してワン
ショットのパルス信号を発生するワンショットパルス発
生回路208aと、このワンショットパルス発生回路2
08aからのパルス信号に従って同期動作を行なう同期
化回路(SMD)208bを含む。
【0184】クロック発生部200は、さらに、選択信
号SLaに従ってクロック入力バッファ204の出力す
るクロック信号と同期化回路206aの出力する周波数
逓倍されたクロック信号の一方を選択するマルチプレク
サ210aと、選択信号SLbに従って分周回路206
bの出力信号と同期化回路206aの遅延段(DLL)
の出力信号の一方を選択するマルチプレクサ210b
と、マルチプレクサ210aの出力信号に従って、大き
な駆動力で内部回路系へ伝達される内部クロック信号を
生成するクロックドライバ212と、クロックドライバ
212の出力信号とマルチプレクサ210bからのクロ
ック信号の一方を選択信号SLcにより選択するマルチ
プレクサ210cを含む。マルチプレクサ210aは、
通常動作モード時においてはクロック入力バッファ20
4からのクロック信号を選択してドライバ212へ与
え、テスト動作モード時には、同期化回路206aから
の周波数逓倍されたクロック信号を選択してクロックド
ライバ212へ与える。
【0185】マルチプレクサ210bは、テストモード
時、分周回路206bからの信号を選択し、一方、通常
動作モード時には、同期化回路206aからのクロック
信号を選択する(実施の形態5参照)。
【0186】クロック発生部200は、さらに、出力用
クロック発生回路208からの2系統のクロック信号の
一方を選択するセレクタ202cと、セレクタ202c
からのクロック信号を所定時間遅延してデータ入出力ス
トローブ信号入出力パッド部213へ与える遅延回路2
14と、マルチプレクサ210cからのクロック信号と
パッド部213から与えられるデータ入出力ストローブ
信号の一方を選択してDQパッド群3aの入力バッファ
に対して設けられたデータ入力クロック分配回路215
へ与えるセレクタ202dを含む。セレクタ202cの
出力するクロック信号は、またDQパッド群3aに含ま
れる出力バッファへクロック信号を与える出力用クロッ
ク分配回路216へ与えられる。マルチプレクサ210
cからのクロック信号は、また、周辺パッド群4aに含
まれる入力バッファへクロック信号を与える周辺用クロ
ック分配回路217へ与えられる。クロック分配回路2
15、216および217は、先の実施の形態1から4
において説明した構成を備える。
【0187】セレクタ202a,202cおよび202
dは、接続経路が、この半導体記憶装置の規格に応じて
固定的に設定される。これらのセレクタ202a,20
2cおよび202dの接続態様は、配線により固定的に
設定されてもよく、またパッドへの選択的なボンディン
グワイアの接続により、電気的にその接続経路が切換え
られてもよい。これらのセレクタ202a,202b,
および202dにより、この半導体記憶装置が、高速の
クロック信号および低速のクロック信号に応じて用いら
れる場合、入出力バッファ部におけるクロック信号のス
キューの影響の有無に応じて、入出力用クロック発生回
路206および208のクロック発生態様を切換える。
これにより、不要な電流消費を防止し、かつ、用いられ
るクロック周波数に応じた最適な動作が実現され、また
1つのチップで複数種類の外部クロック信号に対応する
ことができる。
【0188】図28は、図27に示すクロック発生部の
構成をより詳細に示す図である。図27において、セレ
クタ202aは、パッド201aに与えられる基準電圧
Vrefとパッド201bに与えられるクロック信号Z
CLKの一方を選択する選択回路202aaと、選択回
路202aaの出力信号/電圧と基準電圧Vrefの一
方を選択する選択回路202abと、選択回路202a
bの出力信号と基準電圧Vrefの一方を選択する選択
回路202acを含む。パッド201cに与えられるク
ロック信号CLKとパッド201bに与えられるクロッ
ク信号ZCLKは互いに相補な信号である。これらの相
補クロック信号CLKおよびZCLKを用いて内部動作
タイミングを規定するか、またはクロック信号CLKの
みを用いて、内部動作タイミングを規定するかにより、
セレクタ202aに含まれる選択回路202aa〜20
2acの接続経路が決定される。これは、チップ実装時
において、この半導体記憶装置が用いられるシステムが
規定されており、固定的にこれらの選択回路202aa
〜202acの接続経路が設定される。基準電圧Vre
fは、クロック信号CLKおよびZCLKのHレベル/
Lレベルを判定する電圧として用いられる。
【0189】クロック入力バッファ204は、パッド2
01cからのクロック信号CLKを負入力に受け、選択
回路202acの出力信号を正入力に受ける差動増幅回
路204aと、クロック信号CLKを正入力に受け、か
つ選択回路202abの出力信号を負入力に受ける差動
増幅回路204bを含む。バッファとして、差動増幅回
路204aおよび204bを利用することにより、クロ
ック信号CLKの振幅が小さい場合においても、基準電
圧Vrefにより、そのハイレベル/ローレベルを決定
し、正確な内部動作タイミングを規定するクロック信号
を生成することができる。
【0190】出力用クロック発生回路208のワンショ
ットパルス発生回路208aは、差動増幅回路204a
の出力信号の立上がりに応答してワンショットのパルス
を発生するパルス発生回路208aaと、差動増幅回路
204bの出力信号の立上がりに同期してワンショット
のパルス信号を発生するパルス発生回路208abと、
これらのパルス発生回路208aaおよび208abの
出力信号を受けるOR回路208acとを含む。差動増
幅回路204aおよび204bは、互いに相補的に差動
増幅動作を行なっており、これらの差動増幅回路204
aおよび204bから、互いに相補な信号が生成され
る。したがってパルス発生回路208aaおよび208
abからの発生されるパルスは、クロック信号CLKの
立上がりおよび立下がり同期したパルス信号となり、応
じてOR回路208acの出力信号は、クロック信号C
LKの2倍の周波数を有する信号となる。このOR回路
208acの出力信号が、同期化回路(SMD)208
bおよびセレクタ202cへ与えられる。
【0191】データ入出力ストローブ信号入出力パッド
部213は、データ入出力ストローブ信号DQSを入出
力するパッド213pと、このパッド213pに与えら
れたデータ入出力ストローブ信号DQSを受けるバッフ
ァ213aと、ラッチ213cにラッチされた出力イネ
ーブル信号OEの活性化時に活性化され、遅延ツリー2
16aを介して与えられるクロック信号をパッド213
pに伝達する出力バッファ213bを含む。入力バッフ
ァ213aの出力信号はセレクタ202dに与えられ
る。
【0192】DQパッド群3aにおいては、1つのDQ
パッド3apに関する部分の構成を示す。DQパッド群
3aは、データ入力クロック分配回路215に含まれる
所定経路の遅延ツリー215aを介して与えられるクロ
ック信号をラッチするラッチ3abと、このラッチ3a
bのラッチ信号に従って活性/非活性化され、パッド3
apに与えられた信号を取込む入力バッファ3aaと、
出力用クロック分配回路216に含まれる所定経路の遅
延ツリー216aを介して与えられるクロック信号に同
期して内部データをバッファ処理してパッド3apに伝
達する出力バッファ3acと、出力イネーブル信号OE
をラッチして、このバッファ3acを作動状態とするラ
ッチ3adを含む。
【0193】なお、この図28に示す構成において、デ
ータ入出力ストローブパッド部213およびDQパッド
部3aへは、出力用クロック分配回路216aに含まれ
る遅延ツリー216aを介してクロック信号が与えられ
ている。これは、DQパッド3apおよびデータ入出力
パッド213pが隣接して配置されており、そのクロッ
クの時間差は無視することができる程度の大きさのため
である。図27においては、データ入出力ストローブ信
号DQSを受けるパッド部213とDQパッド群3aの
間に周辺パッド部4aが配置されており、クロック信号
の時間差を無視することができないため、遅延回路21
4が設けられている。ここでは、図面および説明を簡単
にするために、ここでDQパッド3apおよびデータ入
出力ストローブ信号入力パッド213pは、隣接して配
置されるように示す。
【0194】周辺パッド群4aは、アドレス信号Add
を受けるパッド4paと、コマンド信号CMDを受ける
パッド4pbと、周辺用クロック分配回路217に含ま
れる所定の経路の遅延ツリー217aを介して与えられ
る内部クロック信号に同期して活性化され、このパッド
4paおよび4pbに与えられる信号を取込む入力バッ
ファ4aaおよび4abを含む。この周辺用クロック分
配回路217へは、セレクタ210cからのクロック信
号が伝達される。
【0195】これらのセレクタの接続経路およびマルチ
プレクサの接続経路を選択的に設定することにより、こ
の半導体記憶装置の動作モードおよび動作環境に応じて
クロックの分配を設定することができる。次に、各接続
態様について説明する。 1:外部クロック信号の態様 外部からの相補クロック信号ZCLKおよびCLK両者
を用いる場合、選択回路202aaは、パッド201b
に与えられたクロック信号ZCLKを選択し、選択回路
202abおよび202acは、ともにこの選択回路2
02aaの出力信号、すなわち補の外部クロック信号Z
CLKを選択する。パッド201cに与えられるクロッ
ク信号CLKは、クロック入力バッファ204aおよび
204bに与えられる。したがってこの接続態様におい
ては、クロック信号CLKおよびZCLKの交差部に同
期して変化する互いに相補なクロック信号が差動増幅回
路204aおよび204bから出力される。
【0196】一方、選択回路202aaがパッド201
aに与えられる基準電圧Vrefを選択する場合、選択
回路202abおよび202acも、基準電圧Vref
を選択する。この場合においては、クロック信号CLK
と基準電圧Vrefとの比較に基づいて互いに相補な内
部クロック信号が生成される。したがって、これらの選
択回路202aa〜202acの接続態様により、単一
クロック信号CLKを用いるシステムおよび相補クロッ
ク信号CLKおよびZCLKを用いるシステムの両者に
対処することができる。
【0197】なお、選択回路202aびーおよび202
acは、基準電圧Vrefおよび補のブロック信号ZC
LKを確実に選択するために設けられており、これら選
択回路202abおよび202acが設けられなくても
よい。 2:低速動作 図28に各セレクタおよびマルチプレクサの接続経路を
示すように、この半導体記憶装置は、初期状態(デフォ
ルト)状態において、低速動作モードに指定される。こ
の状態においては、マルチプレクサ210aは、クロッ
ク入力バッファ204bの出力信号を選択してクロック
ドライバ212へ与える。マルチプレクサ210bは、
同期化回路(D/PLL)206aの出力信号を選択す
る。セレクタ210cは、クロックドライバ212の出
力クロック信号を選択する。セレクタ202cは、同期
化回路(SMD)208bの出力信号を選択して出力用
クロック分配回路216へ与える。セレクタ202d
は、データ入出力ストローブ信号入力パッド部213に
含まれる入力バッファ213aの出力信号を選択する。
【0198】セレクタ202dが、入力バッファ213
aの出力信号を選択する場合に、外部からのデータ入出
力ストローブ信号DQSに従って、DQパッド部3aに
含まれる入力バッファ3aaが、データ入力動作を実行
する。この状態は、DQパッド部が、データ入力および
データ出力両者を行なう場合の構成に対応する。DQパ
ッド部として、データ入力を行なうパッド部およびデー
タ出力を行なうパッド部が別々に設けられる場合には、
このセレクタ202dは、セレクタ210cからの内部
クロック信号を選択する。DQ共通のデータ入出力パッ
ド部の構成において、外部からの書込信号を正確にラッ
チするためにセレクタ202dの接続経路が設定される
(データ入力およびデータ出力の衝突が生じないように
するため)。
【0199】この図28に示す接続経路の場合、クロッ
クドライバ212からのクロック信号がセレクタ210
cにより選択されて周辺パッド部4aへ遅延ツリー21
7aを介して与えられる。入力用クロック発生回路20
6の生成するクロック信号は用いられない。すなわちD
LLは非活性状態とされる。この半導体記憶装置に与え
られるクロック信号CLKが比較的低周波であり、動作
マージンが十分存在する場合、入力バッファにおいて、
クロックスキューに起因する入力信号のタイミングのず
れが生じても、内部回路は、十分余裕を持って、安定に
動作することができる。したがってこの状態において、
特に入力バッファの同期動作を正確に行なうための同期
化回路(DLL)を動作させる必要はない。一方、デー
タ出力に対しては、同期化回路(SMD)208bから
のクロック信号がセレクタ202cにより選択されて出
力バッファ3acおよび213bへ与えられている。外
部のコントローラまたはプロセッサは、正確なタイミン
グで、データのサンプリングを行なうことができる。 3:低速モード2 図29は、低速モード時の他のクロック選択態様を示す
図である。図29においては、出力用クロック発生回路
208に対して設けられたセレクタ202cが、OR回
路208acの出力信号を選択する。他のクロック選択
態様は、図28に示す構成と同じである。この図29に
示すクロック選択態様の場合、外部からのアドレス信号
Addおよびコマンド信号CMDの入力は、クロックド
ライバ212からのクロック信号に従って行なわれる。
また、セレクタ202cは、ワンショットパルス発生回
路208aの出力信号を選択しており、データ出力バッ
ファ3acのデータ出力は、クロック入力バッファ20
4aおよび204bからのクロック信号に同期して行な
われる。また、データ入出力ストローブ信号DQSは、
クロック入力バッファ204aおよび204bからの出
力信号に従って生成される。
【0200】半導体記憶装置が低速動作しており、クロ
ック信号CLKの周波数が低い場合、データ出力に対す
る動作マージンが十分に存在する。また、半導体記憶装
置がデータを出力してから、外部のコントロールユニッ
トまたはプロセッサがデータを取込むまでの時間に、比
較的マージンが存在する。したがってこの場合において
は、出力用の同期化回路(SMD)208bは動作させ
ず、内部クロック信号、すなわち外部クロック信号を用
いてデータ出力タイミングを規定する。したがって、ク
ロックのスキューがほとんど問題が生じることがない低
速動作時においては、外部クロック信号に従ってデータ
の入出力および外部信号の入力が行なわれる。 4:高速モード 図30は、高速モード時におけるクロック選択態様を示
す図である。図30に示すように、入力用クロック発生
回路206からのクロック信号が、マルチプレクサ21
0bおよびセレクタ210cにより選択され、周辺パッ
ド群4aの入力バッファ4aaおよび4abの動作タイ
ミングが決定される。また、データ入出力構成がDQ分
離の場合、セレクタ202dが、セレクタ210cによ
り選択された入力用クロック発生回路206からのクロ
ック信号を選択するように設定される。
【0201】入力用クロック発生回路において、同期化
回路(DLL)が動作し、外部クロック信号に同期した
クロック信号を生成する。したがって、入力バッファに
おけるクロックスキューが生じず、正確なタイミングで
外部信号の取込を行なうことができる。すなわち、クロ
ック信号CLKの周波数が高く、スキューの影響が大き
い場合には、この同期化回路(DLL)206aからの
内部クロック信号を用いて外部信号の入力を行なう。
【0202】また、データ出力に対しては出力用同期化
回路(SMD)208bの生成するクロック信号がセレ
クタ202cにより選択され、出力用クロック分配回路
216を介して入出力パッド部213およびDQパッド
群3aへ与えられる。したがって、これらの出力バッフ
ァを同じタイミングで動作させることができ、スキュー
の影響を受けることなく高速でデータを出力することが
できる。
【0203】また、外部のコントローラまたはプロセッ
サが、外部クロック信号と同じタイミングでデータを取
込む場合、この出力用同期化回路(SMD)208bの
出力するクロック信号を利用することにより、外部クロ
ック信号よりもたとえば数ns(ナノ秒)前に、データ
出力動作を開始させることができ、外部のコントロール
ユニットまたはプロセッサは、高速動作時においても、
正確なタイミングでデータの取込を行なうことができ
る。 5:テストモード時 図31は、テスト動作モード時におけるクロック選択態
様を示す図である。図31に示すように、テスト動作モ
ード時において、マルチプレクサ210aが選択信号S
Laに従って、同期化回路(D/PLL)の出力信号を
選択してクロックドライバ212へ与え、一方、マルチ
プレクサ210bが分周回路206bの出力信号を選択
信号SLbに従って選択する。セレクタ210cが、高
速モード時と同様、選択信号SLcに従って、このマル
チプレクサ210bの出力信号を選択し、入力用クロッ
ク分配回路217へ与える。一方、セレクタ202c
は、同期化回路(SMD)208bの出力信号を選択し
て、出力用クロック分配回路216へ与える。
【0204】このテスト動作モード時において、同期化
回路(D/PLL)は、分周回路のn倍の周波数の信号
を生成して、マルチプレクサ210aを介してクロック
ドライバ212へ与える。一方、データの入出力および
外部信号の取込は、分周回路206bからのクロック信
号に従って行なわれる。したがって、データの入出力お
よび外部信号の入力は、外部のクロック信号CLKに従
って行なわれ、一方、内部回路は、クロックドライバ2
12によりこの外部クロック信号CLKのn倍の周波数
で動作する。
【0205】なお、セレクタ202cは、選択信号に従
って、このテストモード時に、OR回路208acの出
力信号を選択するように構成されてもよい。
【0206】以上のように、この発明の実施の形態6に
従えば、この半導体記憶装置が用いられる動作環境に応
じてクロック選択態様を適当に設定するように構成した
ため、1つのチップで複数の動作環境に応じた半導体記
憶装置を実現することができる。
【0207】[他の適用例]上述の実施例において、半
導体記憶装置が、半導体回路装置の一例として説明され
ている。しかしながら、外部からのクロック信号に同期
して内部クロック信号を生成し、この内部クロック信号
に同期して同じタイミングで動作する内部回路が含まれ
る構成であれば、本発明は適用可能である。特に入出力
バッファへ、クロックスキューの生じないクロック信号
を与えることにより、クロック信号に同期して信号の入
出力を行なう同期型集積回路装置を実現することができ
る。
【0208】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、クロ
ック信号をツリー状の対称型に配置されるクロック伝搬
経路を介して伝達するように構成しているため、内部回
路が、すべて同じタイミングの位相差のないクロック信
号を受けることができ、クロックスキューの影響を受け
ることなく安定に動作する半導体回路装置を実現するこ
とができる。
【0209】また、折返し点を基準として往路および復
路を有するループ状にクロック伝送路を形成し、この折
返し点を基準として、対応のノードのクロック信号に基
づいて、内部クロック信号を生成しているため、クロッ
クスキューのないクロック信号を内部回路へ伝達するこ
とができる。
【0210】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
クロック発生回路の最近接ノードと最も遠方ノードの中
央点に対応するノードを出発ノードとして、各々が互い
に反対方向に延在するクロック伝送路を接続する複数の
ノードをツリー状に配設しかつこれらのノード各々にお
いては、接続する伝送路の信号伝搬遅延を等しくしてい
るため、内部回路に伝達されるクロック信号の信号伝搬
遅延がすべて同じとなり、内部回路を同じタイミングで
動作させることができる。
【0211】請求項2に係る発明に従えば、ツリーのノ
ードに接続する伝送路それぞれが、末端にいくにつれて
伝搬遅延は実質的に1/2ずつ低減するように構成して
いるため、簡易なレイアウトで、クロック信号伝搬経路
の錯綜を伴うことなく、効率的に多くの内部回路へクロ
ック信号を伝達することができる。
【0212】請求項3に係る発明に従えば、外部クロッ
ク信号に従って内部クロック信号をクロック発生回路が
発生しており、外部クロック信号と位相同期したクロッ
ク信号に従って内部回路を動作させることができ、外部
クロック信号に同期して内部回路を正確なタイミングで
動作させることができる。
【0213】請求項4に係る発明に従えば、ツリー状の
ノードのうちの最近接ノードに最も近い特定のノードの
クロック信号をクロック発生回路へフィードバックする
ように構成しているため、このクロック発生回路は、各
内部回路へ与えられるクロック信号と与えられたクロッ
ク信号の位相を同期するように動作しており、正確な位
相調整を行なうことができる。
【0214】請求項5に係る発明に従えば、外部からの
クロック信号をバッファ処理するクロックバッファと同
一構成のレプリカバッファを特定のノードに設けてクロ
ック信号クロック発生回路へフィードバックするように
構成しているため、正確に、このクロック入力バッファ
の信号伝搬遅延の影響を受けることなく外部クロック信
号と位相同期したクロック信号を各内部回路へ与えるこ
とができる。
【0215】請求項6に係る発明に従えば、クロック発
生回路へは、クロック入力手段と同じ信号伝搬特性を有
するレプリカ手段を介して、特定のノードからの信号を
クロック発生回路へ伝達しているため、クロック発生回
路は、この内部回路へ与えられるクロック信号と外部か
らのクロック信号の位相が揃うようにクロック信号を発
生し、正確に、内部回路へ与えられるクロック信号を外
部クロック信号に位相同期させることができる。
【0216】請求項7に係る発明に従えば、クロック発
生回路からのクロック信号を最近接点と最も遠方点の中
央点を出発モードとしてツリー状にかつ対称に複数のノ
ードを配置し、各ノードに互いに反対方向に延在する信
号伝搬遅延の同じクロック伝送路を設けているため、各
ツリーの末端において、クロック伝搬遅延はすべて同じ
となり、正確にクロックスキューのないクロック信号を
生成することができる。また、ツリーの末端に近づくに
つれて、クロック伝送路信号伝搬遅延を順次小さくして
いるため、クロック伝送路の配線の錯綜を伴うことなく
容易にツリー状にクロック伝送路の分割路を形成するこ
とができ、また正確なクロックタイミング調整も行なう
ことができる。
【0217】請求項8に係る発明に従えば、折返しノー
ドに関して、往路および復路を有するループ状のクロッ
ク伝送路を形成し、この折返しノードを基準として対応
する往路および復路上のノードのクロック信号に従って
内部クロック信号を生成し、かつこの往路上の中央ノー
ドの信号をフィードバック経路を介してクロック発生回
路へフィードバックしているため、このフィードバック
経路の遅延時間が、折返しノードに到達するクロック信
号の信号伝搬遅延と同じとなり、クロック信号と折返し
ノードの位相を同期させて、内部クロック信号を生成す
ることができ、また各内部回路に対し、この外部クロッ
ク信号に同期した信号を与えることができる。
【0218】請求項9に係る発明に従えば、外部クロッ
ク信号を受ける入力バッファと同一の信号伝搬遅延を有
するレプリカバッファをフィードバック経路に設けてい
るため、正確に、外部クロック信号に位相同期したクロ
ック信号を折返しノードに生成することができる。
【0219】請求項10に係る発明に従えば、クロック
入力手段と同じ信号伝搬遅延を有するレプリカ手段をフ
ィードバック経路に設けているため、このクロック入力
パッドからクロック発生回路までの信号伝搬遅延と同じ
伝搬遅延を、フィードバック経路に形成することがで
き、正確なタイミングで、外部クロック信号に位相同期
した信号を、折返しノードに生成することができる。
【0220】請求項11に係る発明に従えば、この折返
しノードが、ループ状クロック伝送路の全体の伝搬遅延
時間の実質的に1/2の遅延点を与えるノードであり、
対称的な往路および復路を形成して、容易に、ループ状
クロック伝送路上のクロック信号に基づいて、内部クロ
ック信号を生成することができる。
【0221】請求項12に係る発明に従えば、折返しノ
ードを、このクロック発生回路から最も遠いクロック伝
達ノードに設けているため、クロック遅延量が最も大き
くなるノードを中心として、各内部回路へ与えられるク
ロック信号の位相を調整することができ、容易に最適な
クロック基準ノードを得ることができる。
【0222】請求項13に係る発明に従えば、折返しノ
ードに関して互いに対称な位置にある往路および復路上
のノードを用いて、第2の内部クロック信号を生成して
いるため、容易に、各ノードにおいて、位相の揃ったク
ロック信号を生成することができる。
【0223】請求項14に係る発明に従えば、折返しノ
ードを基準として、往路および復路上の互いに対称な位
置にあるノードのクロック信号の中心位相のクロック信
号を生成しているため、容易に、折返しノード上のクロ
ック信号と位相の揃ったクロック信号を生成することが
でき、各内部回路を同じタイミングで動作させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示す半導体記憶装置の要部の構成をよ
り詳細に示す図である。
【図3】 図2に示す半導体記憶装置の各バンクの周辺
回路部の構成を概略的に示す図である。
【図4】 図2に示す半導体記憶装置のDQパッド部の
構成を概略的に示す図である。
【図5】 図2に示す信号入力パッド部の構成を概略的
に示す図である。
【図6】 (A)は、この発明の実施の形態1に従うク
ロック伝達系の構成を概略的に示し、(B)は、(A)
に示すクロック分配回路の構成を概略的に示す図であ
る。
【図7】 (A)は、図6(A)に示すクロック分配回
路の周辺パッド群に対する構成を概略的に示し、(B)
は、図6(A)のクロック分配回路のDQパッド群に対
する構成を概略的に示す図である。
【図8】 図7(A)に示すクロック発生部の外部クロ
ック信号と内部クロック信号の位相関係を示す図であ
る。
【図9】 (A)は、入力バッファに対するクロック発
生部の構成を示し、(B)は、図6(A)に示す周辺パ
ッド群に含まれる入力パッド部の構成を示し、(C)
は、図9(B)に示す入力パッド部の動作を示す信号波
形図である。
【図10】 (A)は、周辺パッド群に含まれる入力パ
ッド部から中央部に設けられた主制御ラッチ回路に対す
る信号伝搬回路を概略的に示し、(B)は、図10
(A)に示す回路部の動作を示す信号波形図である。
【図11】 (A)は、この発明の実施の形態2に従う
半導体記憶装置の要部の構成を示し、(B)は、(A)
に示すクロック発生回路の構成を具体的に示す図であ
る。
【図12】 図11(A)に示すクロック伝送路の具体
的配置を示す図である。
【図13】 図12における各ノードのクロック信号の
波形を示す図である。
【図14】 (A)は、図11(A)に示すクロック再
生回路の構成を概略的に示し、(B)は、(A)に示す
遅延段の構成の一例を示し、(C)は、(A)に示すハ
ーフ遅延段の構成を示す図である。
【図15】 (A)は、図14(A)に示すタップ遅延
チェーンの構成を概略的に示し、(B)は、(A)に示
す位相検出回路の構成の一例を示す図であり、(C)お
よび(D)は、(B)に示す位相検出回路の動作を示す
タイミング図である。
【図16】 図14(A)に示すクロック再生回路の動
作を説明するための信号波形図である。
【図17】 この発明の実施の形態3に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図18】 図17に示すクロック伝達系の動作を示す
信号波形図である。
【図19】 図17に示す出力系クロック分配回路の構
成を概略的に示す図である。
【図20】 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図21】 図20に示すデータ入出力ストローブ信号
の機能を説明するための信号波形図である。
【図22】 図20に示すクロック分配回路の構成を概
略的に示す図である。
【図23】 (A)は、図20に示すクロック発生回路
の具体的構成を示す図であり、(B)は、その動作波形
を示す図である。
【図24】 この発明の実施の形態5に従う半導体記憶
装置の要部の構成を具体的に示す図である。
【図25】 図20に示すクロック発生回路の通常モー
ド時のクロック選択態様を示す図である。
【図26】 (A)は、図20により示すクロック発生
回路のテストモード時におけるクロック選択態様を示す
図であり、(B)は、(A)に示す遅延段の接続を示す
図である。
【図27】 この発明の実施の形態6に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図28】 図27に示す構成を具体的に示す図であ
る。
【図29】 図28に示すクロック発生回路の第2のク
ロック選択態様を示す図である。
【図30】 図28に示すクロック発生回路の高速モー
ド時のクロック選択態様を示す図である。
【図31】 図27に示すクロック発生回路のテストモ
ード時のクロック選択態様を示す図である。
【図32】 従来の半導体記憶装置の全体の構成を概略
的に示す図である。
【図33】 従来の同期型半導体記憶装置の動作を示す
タイミング図である。
【図34】 (A)は、従来の内部クロック発生回路の
構成を示し、(B)は、(A)に示すクロック発生回路
の動作を示すタイミング図である。
【図35】 (A)は、従来の半導体回路装置の他の構
成を示し、(B)は、(A)に示す回路の問題点を説明
するための図である。
【図36】 (A)は、従来の半導体回路装置の出力部
の構成を概略的に示し、(B)は、(A)に示す回路の
動作タイミングを示す図である。
【図37】 従来の半導体回路装置の他の構成を概略的
に示す図である。
【図38】 従来の半導体回路装置のさらに他のクロッ
ク発生装置の構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 半導体回路装置(半導体記憶装置)、2a〜2p
メモリマット、3a,3b DQパッド群、4a,4b
周辺パッド群、6 クロック入力パッド部、7 同期
化回路(DLL)、3aa〜3an DQパッド部、4
ada,4adb,4aca 信号入力パッド部、14
a,14b データバス、16a,16b アドレスバ
ス、23 DQパッド部、23a DQパッド、23b
入力バッファ、23c 出力バッファ、25 入力パ
ッド部、25a パッド、25b入力バッファ、36
クロック分配回路、33 フィードバック経路、34最
近接ノード、31a〜31n,32a〜32p 内部ク
ロック出力ノード、L♯0,L♯1a,L♯1b、L♯
2a〜L♯2d,L♯fa〜L♯fh ブロック伝送
路、36−0,36−11,36−12,36−f1〜
36−ft ノード、6a クロック入力パッド、6b
クロック入力バッファ、40 遅延回路、39 最近
接ノード、42 レプリカバッファ、43 遅延回路、
45a〜45l 入力パッド、36a〜36p クロッ
クドライバ、23−0〜23−15DQパッド部、46
a〜46o クロックドライバ、FP 往路、BP 復
路、NFF 折返しノード、NFG 最近接ノード(ク
ロック発生ノード)、NFa〜NFw,NBa〜NBw
ノード、51a〜51n,53p〜53w パッド
部、52a〜52w クロック再生回路、50 クロッ
ク発生回路、50aレプリカバッファ、50b 遅延回
路、DLST 遅延チェーン、DL 遅延段、TPST
タップチェーン、TS タップステージ、HDLST
ハーフ遅延チェーン、HDL ハーフ遅延、PH,P
Ha〜PHc 位相検出回路、Ga〜Gc ゲート回
路、70 同期化回路(SMD)、75 出力用クロッ
ク分配回路、76c 中央ノード、76a 最近接ノー
ド、76b 最遠方ノード、77b〜77e クロック
ドライバ、80 データ入出力ストローブ信号入出力パ
ッド部、82 クロック発生回路、81 入力用クロッ
ク分配回路、84 出力用クロック分配回路、89 ノ
ード、84a ツリー状ノード対称分布遅延回路、90
遅延回路、dl1〜dln 遅延素子、dr0〜dr
n クロックドライバ、82c,82d クロック入力
バッファ、82a,82b クロック入力パッド、82
e,82f 遅延回路、82g,82h ワンショット
パルス発生回路、82i OR回路、82j 同期化回
路(SMD)、82k レプリカバッファ、95 クロ
ック分配回路、100 クロック発生回路、101a,
101b クロック入力パッド、102a,102b
クロック入力バッファ、103レプリカバッファ、10
4 可変遅延回路、105 位相差検出回路、106遅
延段、107 遅延制御回路、108 分周回路、10
9,110,112,113,114 マルチプレク
サ、111,115 クロックドライバ、201a 基
準電圧入力パッド、201b,201c クロック入力
パッド、204クロック入力バッファ、206 入力用
クロック発生回路、206a 同期化回路(D/PL
L)、206b 分周回路、208 出力用クロック発
生回路、208a ワンショットパルス発生回路、20
8b 同期化回路(SMD)、202a,202c,2
02d セレクタ、210a,210b,210c マ
ルチプレクサ、215 データ入力クロック分配回路、
216 出力用分配回路、217 周辺用クロック分配
回路。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号を発生するためのクロック
    発生回路、および与えられたクロック信号に従って動作
    する複数の内部回路を備え、前記複数の内部回路は、前
    記クロック発生回路に物理的に最も近接する最小遅延の
    第1のノードと前記クロック発生回路から物理的に最も
    遠く離れた最大遅延の第2のノードとの間の領域に配置
    され、 前記第1のノードと前記第2のノードの中央点に対応す
    るノードを出発ノードとしてツリー状に配置されかつ各
    ノードが互いに反対方向に延在するクロック伝送路に接
    続される複数のノードと、各ノードに対応して配置さ
    れ、与えられたクロック信号を対応のクロック伝送路に
    伝達するクロックドライバとを有し、前記クロック発生
    回路からのクロック信号を前記複数の内部回路へ伝達す
    るためのクロック分配回路を備える、半導体回路装置。
  2. 【請求項2】 前記ツリーの各ノードの互いに反対方向
    に延在するクロック伝送路は、互いに実質的に同じクロ
    ック伝搬遅延を有しかつ各クロック伝送路は、ノードが
    前記ツリーの末端に進むにつれて伝搬遅延が実質的に半
    分ずつ低減される、請求項1記載の半導体回路装置。
  3. 【請求項3】 前記クロック発生回路は、外部から与え
    られる外部クロック信号に対応する内部クロック信号を
    前記クロック信号として発生する手段を含む、請求項1
    または2記載の半導体回路装置。
  4. 【請求項4】 前記ツリーの末端の複数のノードのうち
    の前記第1のノードに最も近接する特定のノードのクロ
    ック信号を前記クロック発生回路へ伝達するフィードバ
    ック回路をさらに備え、 前記クロック発生回路は、前記フィードバック回路から
    与えられるクロック信号と前記クロック発生回路へ与え
    られる前記外部クロック信号とが位相同期するように前
    記内部クロック信号の位相を調節する手段を含む、請求
    項3記載の半導体回路装置。
  5. 【請求項5】 前記外部クロック信号を受けかつバッフ
    ァ処理して前記クロック発生回路へ与えるクロック入力
    バッファをさらに備え、 前記フィードバック回路は、前記クロック入力バッファ
    と同じ構成を有しかつ前記特定のノードから与えられる
    クロック信号を受けてバッファ処理して前記クロック発
    生回路へ与えるレプリカバッファを備える、請求項4記
    載の半導体回路装置。
  6. 【請求項6】 前記外部クロック信号を受けて前記クロ
    ック発生回路へ伝達するクロック入力手段をさらに備
    え、 前記フィードバック回路は、前記クロック入力手段と実
    質的に同じ信号伝達特性を有し、かつ前記特定のノード
    からのクロック信号を受けて前記クロック発生回路へ与
    える手段を含む、請求項4記載の半導体回路装置。
  7. 【請求項7】 クロック信号を発生するためのクロック
    発生回路、および前記クロック信号を前記クロック発生
    回路に物理的に最も近接する最近接点から物理的に最も
    離れた最遠点を有する領域にわたって伝達するためのク
    ロック分配回路を備え、前記クロック分配回路は、前記
    最近接点と前記最遠点との間の中点を出発ノードとして
    ツリー状に配設される複数のノードを有し、各前記ノー
    ドには、与えられた信号を少なくともバッファ処理する
    ドライバと、互いに反対方向に延在しかつ配線長が実質
    的に同じでありかつ前記ドライバからの信号を受ける信
    号伝送路とが接続され、かつ前記信号伝送路の信号伝搬
    遅延が、ツリーの末端に近づくにつれて単調に減少され
    る、半導体回路装置。
  8. 【請求項8】 外部から与えられる外部クロック信号に
    同期した内部クロック信号を往路および復路を有するル
    ープ状のクロック伝送路へ伝達するためのクロック発生
    回路を備え、前記ループ状クロック伝送路は、折返し点
    で前記往路および復路に区分され、 前記ループ状クロック伝送路の往路の中央点に結合さ
    れ、前記往路上を伝達される内部クロック信号を前記ク
    ロック発生回路へフィードバックするためのフィードバ
    ック経路をさらに備え、前記フィードバック経路の信号
    伝搬遅延は、前記往路の中央点から前記折返し点までの
    信号伝搬遅延に実質的に等しく、 前記クロック発生回路は、前記フィードバック経路を介
    して伝達される内部クロック信号と前記外部クロック信
    号との位相が等しくなるように前記内部クロック信号の
    位相を調整する手段を含む、半導体回路装置。
  9. 【請求項9】 前記外部クロック信号を受けて前記クロ
    ック発生回路へ与えるクロック入力バッファと、 前記クロック入力バッファと同じ構成を有し、かつ前記
    フィードバック経路に設けられて、前記フィードバック
    経路を介して伝達された内部クロック信号を受けて前記
    クロック発生回路へ与えるレプリカバッファをさらに備
    える、請求項8記載の半導体回路装置。
  10. 【請求項10】 前記外部クロック信号を受けて前記ク
    ロック発生回路へ伝達するクロック入力手段と、 前記フィードバック経路に設けられ、前記クロック入力
    手段と実質的に同じ信号伝達特性を有し、前記フィード
    バック経路を介して与えられた信号を前記クロック発生
    回路へ与えるためのレプリカ手段をさらに備える、請求
    項8記載の半導体回路装置。
  11. 【請求項11】 前記折返し点は、前記ループ状クロッ
    ク伝送路の全体の伝搬遅延の実質的に半分の伝搬遅延を
    与える点である、請求項8記載の半導体回路装置。
  12. 【請求項12】 前記ループ状クロック伝送路は、複数
    の内部回路へクロック信号を伝達し、前記折返し点は、
    前記複数の内部回路のうち、前記クロック発生回路から
    物理的に最も遠く離れた内部回路に対応して設けられ
    る、請求項8から11のいずれかに記載の半導体回路装
    置。
  13. 【請求項13】 前記折返し点に関して互いに対称な位
    置に設けられる往路上のノードと復路上のノードの内部
    クロック信号を合成して第2の内部クロック信号を発生
    する手段をさらに備える、請求項8記載の半導体回路装
    置。
  14. 【請求項14】 前記複数の内部回路に対応して前記往
    路上に設けられる複数の第1のノード、 前記折返し点に関して前記複数の第1のノード各々と対
    称な位置に配置される複数の第2のノード、 前記往路および復路の互いに対称な位置に配置された第
    1および第2のノードの対に対応して設けられ、対応の
    第1および第2のノードの内部クロック信号の中間の位
    相を有する第2の内部クロック信号を生成して対応の内
    部回路へ与える複数のクロック再生回路をさらに備え
    る、請求項12記載の半導体回路装置。
JP10122272A 1998-05-01 1998-05-01 半導体回路装置 Withdrawn JPH11316617A (ja)

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