JP2008071474A - 半導体メモリ用のブーストされたクロック回路 - Google Patents

半導体メモリ用のブーストされたクロック回路 Download PDF

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Abstract

【課題】クロックツリーに昇圧された電圧を供給し、読み出し/書きこみデータのタイミング遅延を改善する。
【解決手段】メモリバンクアレイ、DQ領域、クロックツリー、および電圧生成器を備えるメモリである。クロックツリー66の構成要素には、電圧生成器によりブーストされた電圧(VCLKP)が供給される。ブーストされた電圧はクロックツリーの性能を向上させ、クロックツリー遅延が短くなる。これによりデータがデータバスにクロックされることが確実になりtAC性能を向上させる。
【選択図】図4

Description

発明の詳細な説明
〔背景技術〕
近年、DRAMアプリケーション、あるいはDRAMを用いたシステムにおいて、極大化システムの性能への配慮は、極めて重要である。システムからデータを読み出す場合に特定の時間制約および遅延を伴うため、DRAMは全体的なシステム性能に影響を与える。非常に小さい時間区分でさえ、性能に影響を与える。例えば、読み出し動作時、データは通常、クロックアウトされるために、短期間のみシステムメモリのデータパッド上にある。したがって、データのクロックアウトは、それが存在している短期間の間に行わなければならない。さもなければ、データ読み出し動作は失敗となる。このため、また他の理由により、本発明が必要となる。
〔概要〕
本発明の一実施形態では、メモリ素子を提供する。このメモリ素子は、少なくとも一つのメモリバンクアレイと、DQ領域と、クロックツリーと、電圧生成器とを備えている。上記メモリ素子は、半導体ウェハに構成されている。上記少なくとも一つのメモリバンクアレイは、読み出し動作時にそれからデータが読み出されるように構成されている。上記クロックツリーは、上記DQ領域に結合され、読み出し動作時にデータを駆動するように構成されている。上記電圧生成器は、上記クロックツリーの少なくともいくつかの構成要素に昇圧電圧を供給するために、上記クロックツリーの少なくともいくつかの構成要素に結合されている。
〔図面の簡単な説明〕
添付図面は、本発明をより理解するためのものであり、本明細書の一部を構成するものである。上記添付図面は、本発明の実施形態を示しており、本明細書とともに本発明の原理を説明するものである。本発明の他の実施形態、および本発明の意図する多くの有利な点は、以下の詳細な説明を参照することによって、容易に理解されるであろう。上記添付図面における各構成要素の大きさは、必ずしも関係性のあるものではない。同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付す。
図1は、典型的なメモリ装置のブロック図である。
図2は、メモリ装置において用いられる典型的なクロックツリー回路のブロック図である。
図3は、メモリ装置において用いられる典型的なクロックツリー回路の典型的なタイミング信号のタイミング図である。
図4は、本発明の一実施形態に基づく、メモリ装置において用いられるクロックツリー回路のブロック図である。
図5は、本発明の一実施形態に基づく、メモリ装置において用いられるクロックツリー回路のタイミング信号のタイミング図である。
〔詳細な説明〕
以下では、この〔詳細な説明〕の項目の一部を構成する添付図面を用いて、本発明の取り得る特定の実施形態について説明する。なお、「上」、「下」、「前」、「後」、「先頭」、および「背向」などの方向を示す用語は、図面の方向に関連して用いられる。
本発明の実施形態の構成では、異なる方向に部材が位置づけられ、それゆえ方向を示す用語は図示のために用いられるが、それに限られるわけではない。本発明の範囲を逸脱することがなければ、構造的変化あるいは論理的変化を施した他の実施形態も可能である。したがって、以下の詳細な説明は、本発明を限定するものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって規定される。
図1は、エッジパッドおよび多数のメモリバンクを備えるメモリ装置10を示している。一実施形態では、メモリ装置10は、バンク0、バンク1、バンク2、およびバンク3の4つのメモリバンクを備えている。メモリ装置10は、さらに、第1DQ領域12、第2DQ領域14、およびクロックツリー16を備えている。上記4つのメモリバンクとのアクセスは、メモリバンクと、第1DQ領域12および第2DQ領域14とを結合するデータパスによって行われ、このデータパスによって、バンク0、バンク1、バンク2、および/またはバンク3からデータが読み出される。
一実施形態では、メモリ装置10は、低電力DDR SDRAMなどの低電力DRAMチップである。バンク0、バンク1、バンク2、およびバンク3は、半導体メモリ装置10において、正方形状に、あるいは長方形状に構成されている。場合によっては、第1DQ領域12および第2DQ領域14は、図示のように、半導体チップの隣接した端に、物理的に配置されている。異なるアプリケーションでは、チップのメモリバンクの間に配置されることもある。様々な実施形態において、データパッドは、16ビット、32ビット、あるいは他のシステムアーキテクチャに適合するように構成される。
一実施形態では、第1DQ領域12は、ドライバ32と、データFIFOおよびオフチップドライバ(off-chip driver:OCD)34と、データパッド(DQパッド)36,38とを備えている。同様に、第2DQ領域14は、ドライバ42と、データFIFOおよびオフチップドライバ(OCD)44と、データパッド(DQパッド)46,48とを備えている。DQパッド36,38,46,48およびOCD34,44は、バッファ、多重化ロジック、およびデータパスに結合されている。
メモリ装置10では、様々なメモリバンク(バンク0、バンク1、バンク2、およびバンク3)からデータを読み出すために、コマンドパッドおよびアドレスパッド(不図示)が、コマンド信号およびアドレス信号を受け取る。その後、データは、第1DQ領域12におけるDQパッド36,38と、第2DQ領域14におけるDQパッド46,48とを介して、様々なメモリバンクから読み出される。DQパッド36,38,46,48は、パスに結合され、それゆえメモリ装置10からデータを伝送可能である。
一実施形態では、差動クロック信号VCLK,VbCLKが、クロックパッド18,19に供給される。クロックパッド18,19は、メモリ装置10から、例えばメモリ装置10と結合されたメモリコントローラあるいは他の装置から、差動クロック信号VCLK,VbCLKを受け取るように構成されている。その後、差動クロック信号VCLK,VbCLKは、クロックツリー16を駆動するクロックレシーバ20によって受け取られる。クロックツリー16は、メモリ装置10のデータ読み出し動作時に、第1DQ領域12におけるDQパッド36,38およびOCD34と、第2DQ領域14におけるDQパッド46,48およびOCD44とを順々に駆動する。
一実施形態では、クロックツリー16は、クロックレシーバ20の一端と、第1DQ領域12および第2DQ領域14のそれぞれの他端との間に結合されている。一例では、クロックツリー16は、第1クロックバッファインバータ22、第2クロックバッファインバータ24、およびクロックバッファ26を備えている。図に矢印で示す、第1クロックバッファインバータ22と第2クロックバッファインバータ24との間、および、第2クロックバッファインバータ24とクロックバッファ26との間は、金属ワイヤによって接続される。一実施形態では、差動クロック信号VCLK,VbCLKは、データ読み出し動作時、クロックツリー16を駆動させ、当該クロックツリー16は、第1DQ領域12および第2DQ領域14を順々に駆動させる。
図2は、クロックツリー回路16の簡略的なブロック図を示している。クロックツリー回路16は、図1のメモリ装置10などのメモリ装置において用いられるように構成されうる。図示したクロックツリー回路16は、クロックレシーバ20の一端と、制御クロックドライバ32/42のそれぞれの他端との間に構成されている。クロックツリー16は、第1クロックバッファインバータ22、第2クロックバッファインバータ24、およびクロックバッファ26を備え、第1クロックバッファインバータ22と第2クロックバッファインバータ24との間、および、第2クロックバッファインバータ24とクロックバッファ26との間は、金属ワイヤによって接続されている。
第1クロックレシーバ20は、図示のように、クロックツリー16を駆動するための差動クロック信号VCLK,VbCLKが入力される。クロックツリー16は、図示のように、制御クロックドライバ32/42を駆動する。制御クロックドライバ32/42は、図1に示されているメモリ装置10の第1DQ領域12におけるデータFIFO34、および第2DQ領域14におけるデータFIFO44のようなデータFIFO34/44を順々に駆動する。読み出されたデータは、読み出し/書き込みデータ線(RWD)を介して、データFIFO34/44に入力され、その後、クロックドライバ32/42に基づいて、オフチップドライバ(OCD)を介して、メモリ装置から駆動される。
図3は、データ、および1つのクロックツリー回路16のクロック信号タイミング信号を示している。クロックツリー回路16は、メモリ装置10などのメモリ装置において用いられる。クロック信号は、図の上側に示しており、時間0ナノセコンド(0ns)で第1遷移、およびそれ以降に6ナノセコンド(6ns)毎で連続的な遷移を生じている。図示のように、読み出しコマンドは、時間0ナノセコンドで与えられる。図中の水平方向の矢印(SRWD)が、与えられた読み出しコマンドを示している。読み出しコマンドが与えられた後、読み出しコマンド後の第2クロック周期で、例えば12ナノセコンド(12ns)で、データはクロックアウト(clock out)される。
読み出し動作時、一般的にメモリアクセス時間あるいはtAC時間枠と称される期間に、データはデータバス上にクロックアウトされることが可能である。tAC時間枠は、クロックがデータを排斥する(drive out)期間、データアクセス時間として定義される。図3において、tAC時間枠は、垂直方向の2つの点線によって示されている。図3では、左側あるいは前側のtAC時間枠は、読み出しコマンド(12ナノセコンド直後)直後の第2クロック周期後に現れ、右側あるいは後側のtAC時間枠は、読み出しコマンド(18ナノセコンド)後の第3クロック周期直前に現れる。したがって、読み出しコマンドが与えられた後、データは、約2ナノセコンド〜約5.5ナノセコンドtAC時間枠(14ナノセコンド〜約17.5ナノセコンド)内に届かなければならない。
また、図3に示すように、tAC時間枠において、データがDQパッドからデータバスへ駆動されるまで、読み出しコマンドが与えられる間、遅延が生じる。この遅延は、tAC性能に影響を与える。様々な遅延要素は、全体的なtAC性能に寄与する。図2の典型的なクロックツリー16では、いくつかの遅延は、OCD同様、クロックレシーバ20、第1クロックバッファインバータ22、第2クロックバッファインバータ24、クロックバッファ26、制御クロックドライバ32/42、およびFIFO34/44のそれぞれに起因していると考えられる。
多くのアプリケーションにおいて、特性、その結果のタイミング遅延、および多くのこれらの要素は、アプリケーションの特定のパラメータによって設定される。例えば、クロックレシーバ20およびOCDの特性は、しばしば、多くのメモリアプリケーションにおける特定のパラメータによって決定される。例えば、クロックレシーバ20およびOCDの入力/出力スルーレートは、アプリケーションによって設定される。このように、多くのアプリケーションにおいて、これらの遅延要素は設計によって設定される。
これらのタイミング遅延要素のいくつかは、図3のtAC時間枠内に図示されている。いくつかのタイミング遅延は、クロックツリー16の構成要素(例えば、第1クロックバッファインバータ22、第2クロックバッファインバータ24、およびクロックバッファ26)によって消費される時間に起因している。なお、このクロックツリー遅延は、「tCLKTREE」が付された水平方向の破線の矢印によって図示されている。OCDによる出力タイミング遅延は、「tOCD」が付された水平方向の点線の矢印、および垂直方向の目印によって図示されている。一例において、クロックツリー遅延tCLKTREEは、2.5ナノセコンドであり、OCD遅延tOCDは、1ナノセコンドである。
様々な要素の遅延が累積するので、様々な状況において、任意の構成要素からの追加的なあるいは増加された遅延が、重大な誤差を引き起こす。例えば、様々な構成要素によって生じた累積的な遅延があまりに大きい場合、全ての遅延が完了する前にtAC時間枠が終了する。換言すれば、クロックツリー遅延tCLKTREEおよびOCD遅延tOCDによって生じた累積的な遅延が、tCLKTREEの破線の矢印と、tAC時間枠の後側を超えて伸びているtOCDの点線の矢印との累積的な和である場合、誤差は、DQパッドからデータバスにデータをクロックする最中に生じる。
図において、累積的な遅延は、tAC時間枠内である。すなわち、tOCDの点線の矢印の終端は、tAC垂直方向の破線の後側の左である。しかしながら、任意の遅延要素がわずかでも長ければ、tOCDの点線の矢印の終端は、tAC垂直方向の破線の後側の右に移動してしまう。それゆえ、tOCDの点線の矢印の終端は、誤差の状態を示している。
図4は、本発明の一実施形態に基づくクロックツリー回路66を示している。クロックツリー66は、図1のメモリ装置10等のメモリ装置において用いられるように構成できる。図示のように、クロックツリー回路66は、クロックレシーバ70と制御クロックドライバ82との間に構成されている。一実施形態では、クロックツリー回路66は、ブーストされた電圧を供給され、これによりtAC性能が向上する。
クロックレシーバ70は、図示のように、クロックツリー66を駆動するための差動クロック信号VCLK,VbCLKが入力される。クロックツリー66は、図示のように、制御クロックドライバ82を駆動する。制御クロックドライバ82は、図1のメモリ装置10の第1DQ領域12におけるデータFIFO34および/または第2DQ領域14におけるデータFIFO44等のデータFIFO84を順次駆動する。読み出されたデータは、読み出し/書き込みデータ線(RWD)を介してデータFIFO84に入力され、そして、クロックドライバ82に応じて、オフチップドライバ(OCD)を介してメモリ装置から駆動される。
クロックツリー回路66は、互いに金属ワイヤによって接続された、第1クロックバッファインバータ72、第2クロックバッファインバータ74、およびクロックバッファ76を備えている。さらに、一実施形態では、クロックツリー66の構成要素には、ブーストされた電圧(VCLKP)が供給される。一実施形態では、ブーストされた電圧(VCLKP)は、クロックツリー66の性能を向上させ、特に、クロックツリー遅延tCLKTREEが短くなる。場合によっては、これは、tAC時間枠内に、データがデータバスにクロックされることが確実となり、それゆえtAC性能を向上させる。
一実施形態では、外部電圧(VEXT)が、クロックツリー66が配置されているメモリ装置(例えば、図1のメモリ装置10)に供給される。例えば、外部電圧(VEXT)は、メモリ装置10に結合されたメモリコントローラあるいは他の装置等のメモリ装置10から供給されうる。外部電圧(VEXT)は、第1電圧供給90にて利用される。外部電圧(VEXT)がクロックツリー66に結合されているのではなく、電圧生成器92が第1電圧供給90と結合されている。電圧生成器92は、外部電圧(VEXT)を受け、そのレベルを増幅する。一例では、電圧生成器92によって、外部電圧(VEXT)は昇圧電圧(VCLKP)まで増幅され、その後、昇圧電圧(VCLKP)は第2電圧供給94に供給される。一実施形態では、第1電圧供給90、電圧生成器92、および第2の電圧供給94は、全て、図1のメモリ装置10等のクロックツリー回路66を備えるメモリ装置に設けられている。
一実施形態では、第2の電圧供給94の昇圧電圧(VCLKP)は、クロックツリー66の構成要素に結合される。一実施形態では、第2の電圧供給94は、クロックレシーバ70、第1クロックバッファインバータ72、第2クロックバッファインバータ74、およびクロックバッファ76のそれぞれに昇圧電圧(VCLKP)を供給する。より高い電圧(VCLKP)によって、RC要素を含む、クロックレシーバ70、第1クロックバッファインバータ72、第2クロックバッファインバータ74、およびクロックバッファ76の遅延が低減される。これは、tAC性能を向上させることになる。
図4におけるクロックツリー回路66の実施形態をさらに示すために、タイミング信号を図5のタイミング図に示している。このタイミング信号は、図3におけるタイミング信号と同様である。クロック信号は、図の上側に示しており、時間0ナノセコンド(0ns)で第1遷移、およびそれ以降6ナノセコンド(6ns)毎に連続的な遷移を生じている。図において、読み出しコマンドは、時間0ナノセコンドで与えられる。水平方向の矢印(SRWD)は、与えられた読み出しコマンドを示している。読み出しコマンドが与えられた後、読み出しコマンド後の第2クロック周期で、例えば12ナノセコンド(12ns)で、データはデータバス上にクロックアウトされる。
再び、読み出し動作時、tAC時間枠の間、データはデータバス上にクロックアウトすることが可能である(図5でも、図3のように、tAC時間枠の両端における2つの垂直方向の点線によって示している)。図3と同様に、図5におけるtAC時間枠の左側あるいは前側は、読み出しコマンド後(12ナノセコンド直後)の第2クロック周期直後に現れ、tAC時間枠の右側あるいは後側は、読み出しコマンド後(18ナノセコンド)の第3クロック周期直前に現れる。図5において、第2電圧供給94の昇圧電圧(VCLKP)をクロックツリー66の構成へ結合させることによる効果が、クロックツリー遅延tCLKTREE(水平方向の破線の矢印によって図示)が減少することによって示されている。図5におけるクロックツリー遅延tCLKTREEは、図3のクロックツリー遅延tCLKTREEより短くなる。これは、図3におけるクロックツリーが、昇圧電圧(VCLKP)よりレベルが低い外部電圧(VEXT)が供給されるものであり、それゆえ遅延が大きくなる。
多くのアプリケーションにおいて、OCDの特性、およびその結果のタイミング遅延は、アプリケーションの特定のパラメータによって設定される。したがって、OCD遅延tOCD(水平方向の点線の矢印によって図示)は、図3と図5とで同一である。なぜなら、様々な要素の遅延は累積的であるからである。しかしながら、図5におけるクロックツリー遅延tCLKTREEは減少しており、累積的な遅延がほぼtAC時間枠に関係しない。換言すれば、クロックツリー遅延tCLKTREEおよびOCD遅延tOCDによって生じる累積的な遅延は、tCLKTREEの破線の矢印と、tAC時間枠(垂直方向の最も右側の破線)の後側に対してかなり手前まで伸びているtOCDの点線の矢印との累積的な和である。したがって、図3とは異なり、わずかに増加するOCD遅延tOCDがtAC時間枠の外側に累積的な遅延を押しやっても、短いクロックツリー遅延tCLKTREEが、tAC時間枠の外側に累積的な遅延を押しやることなく、追加の遅延を可能にする。これにより、DQパッドからデータバス上にデータをクロックする時の誤差は、回避される。
一実施形態では、昇圧電圧(VCLKP)をクロックツリー66へ供給することによって、クロックツリー遅延tCLKTREEが、クロックツリーに昇圧されていない外部電圧(VEXT)が結合されている場合と比較して、1ナノセコンド小さくなる。一実施形態では、昇圧電圧(VCLKP)は、システムのワード線電圧から生成可能である。一例では、昇圧電圧(VCLKP)は、2.5V(ボルト)以上である。他の実施形態では、クロックツリーに沿ったトレンチキャパシタによって昇圧電圧(VCLKP)をバッファリングすることによって、供給線のノイズが低減する。
一実施形態では、昇圧電圧(VCLKP)を供給することによって小さくなったクロックツリー遅延tCLKTREEは、OCD遅延tOCDがわずかに増加するアプリケーションまたは仕様を可能にする。従来のクロックツリー回路では、わずかに増加するOCD遅延tOCDがtAC性能に悪影響をもたらし、システムの誤差を誘発していた。昇圧電圧(VCLKP)が供給されるクロックツリー回路66においては、そのようなアプリケーションにおいて、誤差を回避できる。
以上、特定の実施形態について述べたが、本発明の範囲を逸脱しない限り、当業者によって、上記特定の実施形態を、様々な変更例および/または等価物によって置換してもよい。本明細書は、上記特定の実施形態の変更例または適応例をカバーするものである。したがって、本発明は、特許請求の範囲およびそれに相当するものによってのみ限定される。
典型的なメモリ装置のブロック図である。 メモリ装置において用いられる典型的なクロックツリー回路のブロック図である。 メモリ装置において用いられる典型的なクロックツリー回路の典型的なタイミング信号のタイミング図である。 本発明の一実施形態に基づく、メモリ装置において用いられるクロックツリー回路のブロック図である。 本発明の一実施形態に基づく、メモリ装置において用いられるクロックツリー回路のタイミング信号のタイミング図である。

Claims (20)

  1. 半導体ウェハに構成されるメモリ素子であって、
    読み出し動作時にデータが読み出される少なくとも1つのメモリバンクアレイと、
    データパッドを有するDQ領域と、
    上記DQ領域に結合され、読み出し動作時に上記データパッドからデータを駆動するクロックツリーと、
    上記クロックツリーの少なくともいくつかの構成と結合され、上記クロックツリーの少なくともいくつかの構成に昇圧電圧を供給する電圧生成器とを備えるメモリ素子。
  2. 上記電圧生成器は、上記半導体ウェハ上に存在し、外部電圧と結合されている請求項1に記載のメモリ素子。
  3. 上記クロックツリーは、上記半導体ウェハからの差動クロック信号によって駆動され、
    上記電圧生成器は、上記半導体ウェハから供給される外部電圧から上記昇圧電圧を生成する請求項1または2に記載のメモリ素子。
  4. 上記電圧生成器からの上記昇圧電圧は、システムのワード線の電圧から生成される請求項1〜3のいずれか1項に記載のメモリ素子。
  5. 上記メモリ素子は、低電力DRAMチップとして構成される請求項1〜4のいずれか1項に記載のメモリ素子。
  6. 読み出し動作時にデータをクロックアウト(clock out)するように構成されているメモリ素子であって、
    複数のメモリバンクアレイと、
    複数のデータパッドおよびオフチップドライバを有するDQ領域と、
    上記DQ領域に結合され、読み出し動作時に上記データパッドおよび上記オフチップドライバをクロックするクロックツリーと、
    上記クロックツリーと結合され、上記クロックツリーに昇圧電圧を供給する電圧生成器とを備えるメモリ素子。
  7. 上記昇圧電圧は、2.5ボルト以上である請求項6に記載のメモリ素子。
  8. 上記クロックツリーに沿ってトレンチキャパシタが設けられ、当該トレンチキャパシタは、上記昇圧電圧をバッファリングし、供給線のノイズを低減する請求項6〜8のいずれか1項に記載のメモリ素子。
  9. 上記クロックツリーは、第1クロックバッファインバータ、第2クロックバッファインバータ、およびクロックバッファを備えている請求項8に記載のメモリ素子。
  10. 読み出し動作時にデータが読み出される少なくとも1つのメモリバンクアレイと、
    メモリ素子上の複数のデータパッドおよびオフチップドライバと、
    上記データパッドおよび上記オフチップドライバに結合され、読み出し動作時にデータを駆動するクロックツリーと、
    上記クロックツリーに昇圧電圧を供給する手段とを備えるメモリ素子。
  11. 上記クロックツリーと結合され、上記クロックツリーに昇圧電圧を供給する電圧生成器をさらに備える請求項10に記載のメモリ素子。
  12. 上記クロックツリーに供給される昇圧電圧は、クロックツリー遅延を減少させる請求項10または11に記載のメモリ素子。
  13. 上記クロックツリーに供給される昇圧電圧は、クロックツリー遅延を少なくとも1ナノセコンド減少する請求項12に記載のメモリ素子。
  14. 上記クロックツリーに供給される昇圧電圧は、tAC性能を向上させる請求項10〜13のいずれか1項に記載のメモリ素子。
  15. 読み出し動作時に、少なくとも1つのメモリバンクアレイからデータを読み出す工程と、
    メモリ素子上に複数のデータパッドおよびオフチップドライバを設ける工程と、
    読み出し動作時に、上記複数のデータパッドおよびオフチップドライバに結合されたクロックツリーによって、上記複数のデータパッドおよびオフチップドライバをクロックする工程と、
    上記クロックツリーに昇圧電圧を供給する工程とを有するメモリ素子の読み出し方法。
  16. 電圧生成器によって、メモリ素子から供給される外部電圧から生成された上記昇圧電圧を供給する工程をさらに有する請求項15に記載のメモリ素子の読み出し方法。
  17. クロックツリー遅延を減少させるために、上記クロックツリーに上記昇圧電圧を供給する工程をさらに有する請求項15または16に記載のメモリ素子の読み出し方法。
  18. クロックツリー遅延を少なくとも1ナノセコンド減少させるために、上記クロックツリーに上記昇圧電圧を供給する工程をさらに有する請求項15〜17のいずれか1項に記載のメモリ素子の読み出し方法。
  19. tAC性能を向上させるために、上記クロックツリーに上記昇圧電圧を供給する工程をさらに有する請求項15〜18のいずれか1項に記載のメモリ素子の読み出し方法。
  20. 読み出し動作時に、少なくとも1つのメモリバンクアレイからデータを読み出す工程と、
    読み出し動作時に、クロックツリーによって、メモリ装置上の複数のデータパッドおよびオフチップドライバをクロックする工程と、
    tAC性能を向上させるために、電圧生成器から上記クロックツリーに昇圧電圧を供給する工程とを有する半導体メモリ装置の読み出し方法。
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