JPH11219044A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11219044A
JPH11219044A JP10023286A JP2328698A JPH11219044A JP H11219044 A JPH11219044 A JP H11219044A JP 10023286 A JP10023286 A JP 10023286A JP 2328698 A JP2328698 A JP 2328698A JP H11219044 A JPH11219044 A JP H11219044A
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JP
Japan
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unit
transfer
handle
image forming
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JP10023286A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Kimura
好樹 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転写ベルト上のジャム処理を容易に行なえる構
成とし、かつ転写ベルトのメンテナンスや交換の際にも
転写ユニットの下にスペースを不要として装置の小型化
を促進するとともに、転写ベルトと感光体ドラムとの損
傷を防止して信頼性の向上を図り、作業性の向上を得ら
れる画像形成装置を提供する。 【解決手段】転写ベルト13の上面に載置された用紙を
保持し搬送するとともにトナー像が形成される感光体ド
ラム50に転接し、この感光体ドラムと対向する部位
で、かつ転写ベルト背面に転接され、バイアスが印加さ
れることにより感光体ドラム上のトナー像を用紙に転写
する給電ローラ22とを具備し、上記感光体ドラムを収
容する複写機本体Sと、上記転写ベルトと給電ローラを
ユニット化した転写ユニット13と、この転写ユニット
を複写機本体に対して引き出し自在に支持する引き出し
ユニットHを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電子複写
機である画像形成装置に備えられ、像担持体に形成され
るトナー像を被転写材に転写する転写装置に係り、特に
被転写材に対するジャム処理構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置としての電子複写機
においては、像担持体である感光体ドラムに形成される
トナー像を被転写材である用紙に転写する転写装置が備
えられる。
【0003】上記転写装置として、従来のコロナ放電に
よる転写チャージャとは異なり、近時、オゾン発生の恐
れのないよう、転写ベルトと給電ローラをユニット化し
た転写ユニットが多用される傾向にある。
【0004】すなわち、転写ベルトの上面に用紙が保持
され、かつ搬送されてトナー像が形成される感光体ドラ
ムに転接する。この感光体ドラムと対向する部位で、か
つ転写ベルトの背面側には給電ローラが転接され、バイ
アスが印加される。上記転写ベルトを介して感光体ドラ
ムと給電ローラとの間に用紙が介在した位置で、感光体
ドラム上のトナー像が用紙へ転写される。
【0005】ところで、このような転写装置を備えた電
子複写機において、何らかの要因によって転写ベルトの
搬送走行にともなう振動が生じたり、感光体ドラムに回
転むらが生じたり、用紙の紙質が弱く、あるいはしわが
生じたりするなど、種々の悪条件が重なる場合がある。
【0006】その影響で、用紙搬送中に、用紙がたとえ
ば感光体ドラムと転写ベルトとの間に詰まることがあ
る。いわゆる、ジャムと呼ばれる紙詰まり現象であり、
この場合は当然、転写ベルトの搬送が自動的に停止され
るとともに、作業者に対してジャムの発生とその場所が
報知される。そこで、作業者は対象部分を開放して詰ま
った用紙を除去する、ジャム処理を行なわなければなら
ない。
【0007】ジャムが発生した場合には、転写ユニット
を感光体ドラムユニットから離れる方向に回動変位さ
せ、転写ベルトを感光体ドラムに対し離間させて、互い
の間に空間を形成することにより、ジャム処理を行って
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、転写ユニ
ットを備えた電子複写機においてジャム処理を行う場合
は、転写ユニットを感光体ドラムユニットから離間させ
るため、転写ユニット下方には転写ユニットが回動変位
できる広いスペースが必要となる。
【0009】しかるに、複写機の機種によっては上記空
間を大きくとれないこともあり、ジャム処理時に用紙を
取り除く作業がきわめて難しくなる。たとえ空間が形成
されても、わずかな空間でしかなく、このわずかの空間
から手を入れて作業しなければならず、目視できない不
利な作業となる。
【0010】普通、上記転写ユニットは定着器の近傍位
置にある転写ベルトの駆動軸を支点として回動するよう
に構成されているので、定着器と転写ユニット間で発生
したジャムを処理するとき、特にその部分の隙間が少な
く作業性が悪い。
【0011】また、転写ユニット全体を回動して、転写
ベルトを感光体ドラムに当接したり離間しなければなら
ず、それなりの大きな力が必要であって、作業に負担が
大きい。
【0012】一方、転写ユニット自体に対するメンテナ
ンスや、転写ベルト交換を行う場合にも、これら転写ユ
ニットや転写ベルトをその都度複写機本体から脱着しな
ければならず、非常に不備で難しい作業となる。
【0013】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、転写ベルト上のジャム処
理を容易に行なえる構成とし、かつ転写ベルトのメンテ
ナンスや交換の際にも転写ユニットの下にスペースを不
要として装置の小型化を促進するとともに、転写ベルト
と像担持体との損傷を防止して信頼性の向上を図り、比
較的軽い力で作業できるようにして作業性の向上を得ら
れる画像形成装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決する手段】上記目的を満足するため、第1
の発明の画像形成装置は、請求項1として、その上面に
載置された被転写材を保持し搬送するとともにトナー像
が形成される像担持体に転接する転写ベルトと、上記像
担持体と対向する部位で、かつ転写ベルト背面に転接さ
れ、バイアスが印加されることにより像担持体上のトナ
ー像を被転写材に転写する給電ローラとを具備した画像
形成装置において、上記像担持体を収容する装置本体
と、上記転写ベルトと給電ローラをユニット化した転写
ユニットと、この転写ユニットを上記装置本体に対して
引き出し自在に支持する引き出し支持手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0015】請求項2として、請求項1記載の画像形成
装置において上記転写ユニットは、駆動ローラと従動ロ
ーラとの間に上記転写ベルトを掛け渡してなるベルトユ
ニット体と、このベルトユニット体の駆動ローラと従動
ローラのいずれか一方のローラを支点として回動自在に
支持するとともに、ベルトユニット体を回動した状態で
取り外し可能に支持する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0016】請求項3として、請求項1記載の画像形成
装置において上記引き出し支持手段は、上記転写ユニッ
トの転写ベルトを上記像担持体から離間させた上で、転
写ユニットを装置本体から引き出し自在とする手段を備
えたことを特徴とする。
【0017】請求項4として、請求項3記載の画像形成
装置において上記引き出し支持手段は、上記転写ユニッ
トを上記装置本体から引き出した状態で、転写ベルトの
戻りを規制する手段を備えたことを特徴とする。
【0018】請求項5として、請求項1記載の画像形成
装置において上記引き出し支持手段は、上記転写ユニッ
トが載設されるベースと、このベースを装置本体に対し
て引き出し方向にスライド自在に支持するスライドレー
ルと、上記ベースに取り付けられるハンドル軸と、この
ハンドル軸の一端部に設けられ転写ユニットをベースご
と装置本体から引き出し操作可能なハンドルとを備えた
ことを特徴とする。
【0019】請求項6として、請求項5記載の画像形成
装置において上記ハンドル軸は、上記転写ユニットを弾
性的に支持し、かつ転写ベルトを像担持体に接触させる
弾性支持手段が連結されるとともに、レディ中およびコ
ピー終了時に上記弾性支持手段の弾性力に抗して転写ベ
ルトを像担持体から離間させるカムおよびカム駆動系と
連結されることを特徴とする。
【0020】請求項7として、請求項6記載の画像形成
装置において上記ハンドル軸は、上記ハンドルを回動操
作することにより、上記カムとカム駆動系による転写ベ
ルトと像担持体の軸間距離よりも大なる軸間距離に作用
する手段を備えたことを特徴とする。
【0021】請求項8として、請求項5記載の画像形成
装置において上記ハンドル軸は、上記ハンドルを回動操
作しない限り、装置本体からの転写ユニットの引き出し
を規制する手段を備えたことを特徴とする。
【0022】請求項9として、請求項5記載の画像形成
装置において上記ハンドル軸は、上記ハンドルを回動操
作しない限り、装置本体からの転写ユニットの引き出し
を規制するとともに、一旦引き出した転写ユニットを装
置本体の所定位置へ再び装着することを規制する手段を
備えたことを特徴とする。
【0023】請求項10として、請求項5記載の画像形
成装置において上記ハンドル軸は、上記ハンドルを所定
角度回動操作したとき、転写ユニットを装置本体から引
き出し可能とする手段を備えたことを特徴とする。
【0024】請求項11として、請求項5記載の画像形
成装置において上記ハンドル軸は、上記ハンドルを所定
角度回動操作したとき、転写ユニットを装置本体から引
き出し可能とする手段と、それ以上のハンドルの回動を
規制する手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】請求項12として、請求項5記載の画像形
成装置において上記ハンドル軸は、上記ハンドルを所定
角度回動操作したとき、転写ユニットを装置本体から引
き出し可能とする手段と、それ以上のハンドルの回動を
規制する手段と、引き出し中においてハンドルの戻りを
規制する手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】上記目的を満足するため、第2の発明の画
像形成装置は、請求項13として、その上面に載置され
た被転写材を保持し搬送するとともにトナー像が形成さ
れる像担持体に転接する転写ベルトと、上記像担持体と
対向する部位で、かつ転写ベルト背面に転接され、バイ
アスが印加されることにより像担持体上のトナー像を被
転写材に転写する給電ローラとを具備した画像形成装置
において、上記像担持体を収容する装置本体と、上記転
写ベルトと給電ローラをユニット化した転写ユニット
と、この転写ユニットから搬出される被転写材を搬送す
る搬送ユニットと、この搬送ユニットから搬送される被
転写材上のトナー像を定着する定着ユニットと、上記転
写ユニットと、搬送ユニットおよび定着ユニットをとも
に上記装置本体に対して引き出し自在に支持する引き出
し支持手段とを具備したことを特徴とする。
【0027】このような課題を解決する手段を採用する
ことにより、転写ベルト上のジャム処理を容易に行なえ
る構成とし、かつ転写ベルトのメンテナンスや交換の際
にも転写ユニットの下にスペースを不要とするととも
に、転写ベルトと像担持体との損傷を防止して信頼性の
向上を図り、比較的軽い力で作業できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面にもとづいて説明する。図1は、画像形成装置であ
る電子複写機を示す。複写機本体S内に、像担持体とし
ての感光体ドラム50が配置される。この感光体ドラム
50は、図示しない駆動源に連結される。感光体ドラム
50の周囲部には、この回転方向に沿って、帯電チャー
ジャ51と、露光部52と、現像装置53と、転写装置
である後述する転写ユニット10と、クリーニング装置
55および除電ランプ56が配置される。
【0029】上記複写機本体Sの上面部には、原稿を載
置するガラス板からなる原稿載置台57が備えられ、こ
の原稿載置台57と露光部52との間には光学系58が
配置されている。
【0030】一方、複写機本体Sの底部には、それぞれ
サイズの異なる図示しない被転写材である用紙を収容す
る複数のカセット60が配置される。これらのカセット
60内の最上位の用紙にピックアップローラ61が転接
して、これらで給紙装置62が構成される。
【0031】上記給紙装置62の最上段カセットのさら
に上部には自動両面通紙装置(ADDとも呼ばれる)6
3が配置される。そして、これら自動両面通紙装置63
と給紙装置62の側部には大容量給紙装置(LCFとも
呼ばれる)64が配置され、この大容量給紙装置64の
上部には手差し用給紙装置65が配置される。
【0032】上記給紙装置62の各カセット60と、自
動両面通紙装置63と、大容量給紙装置64および手差
し用給紙装置65のそれぞれ給紙側には、用紙搬送装置
66が配置されていて、各装置から給出される用紙を上
記現像装置53の下部側に配置されるレジストローラ対
67へ搬送するようになっている。そして、レジストロ
ーラ対67の用紙搬出側に上記転写ユニット10が配置
されている。
【0033】一方、上記転写ユニット10の側方部位に
は、用紙を搬送する搬送ユニット11が配置され、この
搬送ユニット11の搬送方向端には定着ユニット12が
配置されていて、定着ユニット12と対向する複写機本
体S側面部には図示しない排紙部が取付けられる。
【0034】なお、上記転写ユニット10と搬送ユニッ
ト11および定着ユニット12は、互いに後述する引き
出しユニットHに載設され、一体に複写機本体Sから挿
脱できるようになっている。
【0035】上記排紙部と定着ユニット12との間には
分離ゲート68が設けられていて、この分離ゲート68
の分離先に上記排紙部が配置されるとともに、補助搬送
路69を介して上記自動両面通紙装置63が配置されて
いる。
【0036】このようにして構成される電子複写機であ
って、原稿載置台57に原稿をセットしてコピースイッ
チをオンにすると、光学系58が原稿面を露光走査し露
光部52において感光体ドラム50の周面に原稿像が結
像される。
【0037】この感光体ドラム50の周面は予め帯電チ
ャージャ51によって帯電されており、原稿像は静電潜
像として形成される。感光体ドラム50が回転駆動さ
れ、上記静電潜像部分が現像装置53に対向したとき、
ここから現像剤が供給されて顕像化する。
【0038】また、コピースタートと同時に、たとえば
給紙装置62から指示したサイズの用紙が用紙搬送装置
66を介して供給される。大容量給紙装置64からの給
紙を指示すれば、当然、この装置64から給紙される。
両面コピーを指示した場合は両面通紙装置63が作用す
るが、ここでは詳細な説明は省略する。
【0039】給紙された用紙はレジストローラ対67に
よりタイミングをとって感光体ドラム50と転写ユニッ
ト10との間に送られ、この転写ユニット10によって
顕像化された画像が用紙に転写される。
【0040】画像が転写された用紙は、剥離チャージャ
の作用により感光体ドラム50から剥離され、搬送ユニ
ット11に載って搬送される。そして、定着ユニット1
2に導かれて画像の定着がなされ、排紙部に画像が形成
された用紙が排紙される。
【0041】感光体ドラム50は引き続いて回転を継続
する。剥離チャージャによって用紙が剥離された部位は
クリーニング装置55に対向して残留するトナーがドラ
ム周面から払拭除去され、除電ランプ56によって除電
されて再び上記帯電チャージャ51に対向し、先に述べ
た作用を繰り返すこととなる。
【0042】つぎに、上記引き出しユニットHについて
説明する。図2(A)に引き出しユニットHの平面を、
同図(B)に引き出しユニットHの正面を、それぞれ模
式的に示す。
【0043】この引き出しユニットHは、ベース1を備
えていて、このベース1のフロント側に沿ってフロント
フレーム2が、かつリア側に沿ってリアフレーム3が螺
着固定される。
【0044】そして、フロントフレーム2とリアフレー
ム3の左右両側端には、これらの間に亘ってステイ4,
5が架設される。これらステイ4,5は、一対の平行な
レールからなるスライドレール6,7にそれぞれ係合さ
れる。
【0045】また、これらスライドレール6,7は、図
1にのみ示すように、複写機本体Sに設けられるステイ
8,9に取付け固定される。したがって、引き出しユニ
ットHはスライドレール6,7とステイ8,9を介して
複写機本体Sに支持されるとともに、必要に応じてスラ
イドレール6,7に沿って、すなわち感光体ドラム50
の軸線方向に沿って複写機本体Sの手前側まで引き出す
ことが可能な構成である。
【0046】つぎに、図2および図3にもとづいて、引
き出しユニットHに載設される上記転写ユニット10に
ついて詳述する。上記転写ユニット10は、ベルトユニ
ット体14を備えている。このベルトユニット体14
は、体積抵抗が108 〜1012Ω・cmの導電性を有する
弾性材(たとえば、合成ゴム材)からなる転写ベルト1
3を備えている。
【0047】この転写ベルト13は、図示しない駆動源
に連結される駆動ローラ15aと従動ローラ15bとの
間に掛け渡され、感光体ドラム50の周速度と同一の面
移動速度で無端走行するものである。
【0048】上記転写ベルト13を介して感光体ドラム
50の下方部位には体積抵抗102〜107 Ω・cmの導
電性を有する、たとえば弾性材からなる給電ローラ22
が枢支されていて、上記転写ベルト13の裏面に転接し
ている。
【0049】すなわち、転写ベルト13を挟んで感光体
ドラム50と給電ローラ22とが、転写ベルト13の表
裏両面に転接することになる。なお、給電ローラ22の
転写ベルト13走行側に設けられるローラ22aは、補
助ローラである。
【0050】上記給電ローラ22には、図示しない転写
バイアス電源によってトナーの帯電極性とは逆極性のバ
イアス電圧(+800V〜+2500V)が印加され、
感光体ドラム50と転写ベルト13とが接触する転写ニ
ップ領域の転写ベルト13裏面側から給電を行うように
なっている。
【0051】このベルトユニット体14は、定着ユニッ
ト12側に設けられる上記駆動ローラ15a軸を中心に
回動可能となっている。この駆動ローラ15a軸の軸受
け部Jは上面部が開放するU字状に形成されており、ベ
ルトユニット体14が水平姿勢にあるときこれを支持
し、ベルトユニット体14を駆動ローラ15a軸を支点
として垂直方向に回動させたうえで上方に引き上げるこ
とで、ベルトユニット体14を転写ユニット10から取
り外すことが可能となっている。
【0052】また、転写ユニット10には、このフロン
ト側とリヤ側との間に亘ってシャフト16が設けられ
る。このシャフト16のフロント部位とリア部位の2ケ
所に、アーム17の一端部が取り付けられている。
【0053】上記アーム17の他端部は、転写ユニット
10を形成するケーシング19底部上に配置される押し
上げバネ18上に載り、弾性的に押し上げられる。これ
によりアーム17の他端部はベルトユニット体14の底
部に当接し、さらに押し上げバネ18によって弾性的に
押し上げ付勢される。
【0054】また、押し上げバネ18がアーム17を下
側から押し上げる一方、シャフト16とアーム17はそ
の位置に支持されるので、シャフト16は同図の時計回
り方向に回動付勢される。
【0055】上記シャフト16は、ケーシング19のフ
ロント側端面とリア側端面から突出していて、これら突
出部にそれぞれレバー20,21が取り付けられてい
る。これらレバー20,21はシャフト16を中心とし
て同方向に回動付勢される。
【0056】この状態でベルトユニット体14はアーム
17上に載るため、駆動ローラ15a軸を中心に図の反
時計回り方向に回動付勢され、感光体ドラム50に対し
て転写ベルト13が接触することとなる。
【0057】必要に応じてレバー20の端部を人為的に
押し下げた場合は、レバー20と一体のシャフト16が
反時計回り方向に回動付勢され、アーム17も同方向に
回動する。
【0058】アーム17は押し上げバネ18を弾性力に
抗して押圧収縮させて回動し、ベルトユニット体14は
自重によって駆動ローラ15a軸を中心に時計回り方向
に回動するよう追従する。結果として、転写ベルト13
は感光体ドラム50から離間する。
【0059】図4は、リア側からみた転写ユニット10
を示す。シャフト16のリア側端部に取付けられるレバ
ー21は、カム駆動系25と係合している。すなわち、
レディ中もしくはコピー終了後時は、同図(B)に示す
ように、カム駆動系25を構成するカム23がレバー2
1を押し下げるよう、位置調整されている。
【0060】コピー動作が始まるともに、カム駆動系2
5の駆動源であるカムモータ24が駆動され、カム23
を図の時計回り方向に回転駆動する。そして、同図
(A)に示す位置にて停止する。
【0061】この位置では、カム23はレバー21と離
間してレバーに対して加圧を与えない。そのためシャフ
ト16は押し上げバネ18およびアーム17によって回
動可能となり、先に説明したようにベルトユニット体1
4は上方に持ち上げられて、転写ベルト13が感光体ド
ラム50と接触する。
【0062】コピー終了時においては、カム23はカム
モータ24およびカム駆動系25によって同図(A)か
ら反時計回り方向に回動され、再び同図(B)の位置で
停止する。
【0063】そのため、カム23はレバー21を下方に
押し下げ、シャフト16はレバー21とともに時計回り
方向に回動し、またアーム17も同方向に回動する。ベ
ルトユニット体14は駆動ローラ15a軸を中心に自重
にて反時計回り方向に回動して、転写ベルト13は感光
体ドラム50から離間する。
【0064】一方、図2および図5に示すように、引き
出しユニットHのフロント側端部には、矩形状のハンド
ル26が設けられている。すなわち、フロントフレーム
2とリアフレーム3との間に亘り、これらを貫通してハ
ンドル軸27が設けられていて、フロントフレーム2か
ら突出するハンドル軸27端部に上記ハンドル26が取
付け固定される。
【0065】後述するように、引き出しユニットHが正
規位置にセットロックされている場合は、図5(A)に
示すようにハンドル26は垂直方向に長い縦長状とな
り、必要に応じて引き出しユニットHを引き出し操作す
る場合は、同図(B)に示すように水平方向に長い横長
状となるよう設定されている。
【0066】また、図1および図5(A)に示すよう
に、引き出しユニットHが正規位置にセットロックされ
ハンドル26が縦長状になっているとき、このハンドル
は先に説明したクリーニング装置55の前面に位置す
る。
【0067】すなわち、図5(B)に示すように、引き
出しユニットHを引き出すようハンドル26を横長状に
回動変位した状態で、はじめてクリーニング装置55の
前面が開放され、これを複写機本体Sから取り外し可能
となっている。
【0068】また、前記ハンドル軸27端部のハンドル
26近傍部位にはギア29が嵌着され、このギヤ29は
フロントアーム2に設けられる支軸30aのギヤ30に
噛合している。このギヤ30にはカム28が嵌着されて
いて、ギヤ30とともに一体に回動するようになってい
る。
【0069】図5(A)の縦長状になっているハンドル
26を、作業者が反時計回り方向に90゜回動付勢して
同図(B)の横長状にすると、ハンドル26と一体のハ
ンドル軸27は同様に回動し、かつハンドル軸27に設
けられるギア29も一体に回動する。
【0070】このギヤ29と噛合するギア30は時計回
り方向に90゜回動し、カム28も同角度だけ回動す
る。上記カム28の端部はレバー20に当接し、このレ
バー20を押し上げバネ18の弾性力に抗して強制的に
押し下げる。
【0071】結果として、ベルトユニット体14が回動
して転写ベルト13は感光体ドラム50と離間するが、
この押し下げ量は先に説明したカム23とカム駆動系2
5とによるレバー21に対する押し下げ量よりもはるか
に大きくなるよう寸法設定されている。
【0072】そして、同図(B)の状態からハンドル2
6を時計回り方向に90°回動すると、カム28は反時
計回り方向に90°回動してレバー20から離反し、こ
の押し下げを解除する。
【0073】再び押し上げバネ18の弾性力が作用して
アーム17を押し上げ、ベルトユニット体14を上方へ
持ち上げる。そして、転写ベルト13は感光体ドラム5
0に当接する。
【0074】このように、ハンドル軸27に設けられた
ギヤ29によりギヤ伝達駆動されるカム28によるレバ
ー20の回動量を、カム駆動系25のカム23によるレ
バー21の回動量よりも大きく設定してある。
【0075】したがって、ジャムが発生した場合など
は、図4(B)に示すようにレディ中における感光体ド
ラム50と転写ベルト13との離間距離よりも、図5
(B)に示すように大きい離間距離を作業者が人為的に
作って引き出しユニットHを引き出すことができ、詰ま
った用紙は感光体ドラム50から十分に離間する。
【0076】レディ中からコピー動作に移る場合は、図
4(B)に示すようにレディ中における感光体ドラム5
0と転写ベルト13との離間距離が短いから、同図
(A)に示すようにただちに転写ベルト13が感光体ド
ラム50と接触してコピー動作に入れ、待ち時間が極く
短くてすむ。
【0077】図6に示すように、前記ハンドル軸27の
リヤ側端部には、ハンドルロック機構Rが備えられる。
すなわち、ハンドル軸27の端部にはほぼ小判状をなす
ロック体31の一端部が取り付けられる。一方、複写機
本体Sを構成するリアフレーム32には孔部100が設
けられる。
【0078】この孔部100は、同図(C)に示すよう
にハンドル軸27を回動してロック体31の自由端部を
水平方向に向けた状態で、ロック体31は孔部100を
通過可能であり、それ以外の姿勢では孔部100の通過
が規制される。
【0079】引き出しユニットHが複写機本体Sに装着
され、転写ベルト13が感光体ドラム50に接触してい
る状態では、同図(B)に示すようにハンドル軸27の
リヤ側端部が孔部100を挿通し、かつリヤフレーム3
2よりもリヤ側外部に前記ロック体31が位置してい
る。
【0080】このとき、ロック体31は自由端部が下方
に向いていて、正規位置である縦長状にあるハンドル2
6をそのまま意図して手前側に引いても、ロック体31
の自由端部がリヤフレーム32に当接して、それ以上の
移動が規制される。
【0081】すなわち、縦長状にあるハンドル26を回
動操作しない限り、そのままの状態で引き出しユニット
Hを引き出すことはできないよう設定されている。ジャ
ム処理などのために、同図(B)の状態からハンドル2
6を時計回り方向に90°回動すると、ハンドル軸27
およびロック体31が同様に一体に回動して同図(C)
に示すようになる。
【0082】ハンドル26は横長状になるとともに、ロ
ック体31の自由端部が水平方向に向き孔部100を通
過可能となる。その位置を保持してハンドル26を手前
に引けば、ロック体31が孔部100を通過しスライド
レール6,7が延びて引き出しユニットHを手前に引き
出すことができる。
【0083】また、一旦引き出した引き出しユニットH
を再び複写機本体S内に装着する場合に、引き出しユニ
ットHを所定位置まで挿入しなければロック体31はリ
アフレーム32よりもリヤ側に位置しない。したがっ
て、リアフレーム32に対してロック体31は係合せ
ず、引き出しユニットHが正規位置にないところからコ
ピー動作は行なわれない。
【0084】ハンドル26を横長状にして引き出しユニ
ットHを所定位置まで押し込むことにより、ロック体3
1はリヤフレーム32に設けられる孔部100を通過す
る。その位置でハンドル26を正面視で時計回り方向に
90°回動し縦長状とすることにより、はじめてロック
体31がリアフレーム32に係合することとなり、引き
出しユニットHに対するロックがなされる。
【0085】なお、ジャム処理などのために引き出しユ
ニットHを引き出す際に、ハンドル26が横長状を保持
できずに自然的に回動してしまうと、ベルトユニット体
14が上下して転写ベルト13が感光体ドラム50と摺
接しながら引き出され、互いの損傷を招いてしまう。
【0086】そこで、引き出しユニットHが引き出され
ている間は、ハンドル26すなわちハンドル軸27が回
らないようなロック機能が必要となる。同図に示すハン
ドルロック機構Rは、ハンドル26を縦長状の状態から
横長状にしたとき、それ以上はハンドル軸27が回動し
ないようにロックする機能を有する。
【0087】すなわち、上記ハンドル軸27のリヤ側端
部であるロック体31近傍に、ピン33の一端部が取り
付けられている。このピン33は、ロック体31に対し
て90°変位した状態で突設されていて、同図(B)に
示すように、ロック体31の自由端部が垂直方向に向い
たとき、ピン33は水平方向に突出している。
【0088】一方、引き出しユニットHを構成するベー
ス1上には第1のストッパ34が設けられる。この第1
のストッパ34は、図8にも示すように、所定間隔を存
して対向する一対の爪部34a,34aを備えており、
これら爪部相互間隔は上記ピン33の直径よりも小さ
い。
【0089】この第1のストッパ34は、引き出しユニ
ットHが複写機本体Sの所定の位置に装着された状態
で、ハンドル軸27に設けられた上記ピン33が爪部3
4a,34a相互間に対向するよう配置される。
【0090】ジャム処理などのため、上記ハンドル26
を図6(B)の位置から時計回り方向に約90゜回動さ
せると、同図(C)に示すように横長状になる。ハンド
ル軸27とともにピン33も同一角度だけ回動して、図
8に示すように第1のストッパ34の一対の爪部34
a,34aに当接し、かつこれらを弾性変形させて相互
間に挿入してから基端面34bで衝止される。
【0091】すなわち、第1のストッパ34の爪部34
a,34aによってピン33は把持され、かつ基端面3
4bに衝止されるので、このピン33とともにハンドル
軸27とハンドル26のそれ以上の回動が規制される。
同時に、爪部34a,34aの弾性力の範囲内でピン3
3の戻りが規制される。
【0092】この状態では先に説明したように、前記ロ
ック体31は本体リアフレーム32に設けられる孔部1
00と正対しているため、孔部にロック体を通過させる
引き出しユニットHの引き出しが可能である。
【0093】また、上記ハンドルロック機構Rは、引き
出しユニットHが複写機本体S内の正規位置に装着され
た状態からハンドル26を横長状に回動操作してわずか
でも引き出しユニットHを引き出すと、第1のストッパ
34とともにハンドル26の戻りを確実に規制する機能
を有する。
【0094】すなわち、図7に示すように、引き出しユ
ニットHを構成するリアフレーム3の近傍で、かつベー
ス1上には切り起こし部Aが設けられていて、リアフレ
ーム3と切り起こし部Aとは所定間隔を存して対向して
いる。
【0095】この切り起こし部Aとリアフレーム3の対
向する部位には孔部が設けられていて、互いの孔部に亘
って位置決めピン35が移動自在に挿通している。この
位置決めピン35の両端部は、上記切り起こし部Aおよ
びリアフレーム3から突出する全長を有している。
【0096】しかも位置決めピン35は、切り起こし部
Aとリアフレーム3との間の周面には、Eリング37が
取付け固定されるとともに、このEリング37と切り起
こし部Aとの間に圧縮バネ36が巻装される。
【0097】すなわち、上記圧縮バネ36はEリング3
7と切り起こし部Aに弾性反発力を付与していて、切り
起こし部Aが固定であるところから、通常の状態ではE
リング37とともに位置決めピン35をリヤフレーム3
側へ弾性的に押す。
【0098】一方、本体リアフレーム32上の上記位置
決めピン35と対向する位置には第2のストッパ38が
設けられていて、これはリアフレーム32から内部側に
所定量だけ突出している。
【0099】図6(A)(B)および図7(C)に示す
ように、引き出しユニットHが複写機本体S内の正規位
置に装着され、かつハンドル26が縦長状であるとき
は、位置決めピン35のユニットリアフレーム3からリ
ヤ側に突出する端部面が上記第2のストッパ38に当接
するよう位置設定されている。
【0100】第2のストッパ38は本体リアフレーム3
2から内側に突出しているので、この状態では上記シャ
フト35をユニットリアフレーム3の内側に押し戻す。
その結果、Eリング37はユニットリアフレーム3から
離間し、上記切り起こし部Aとの間の圧縮バネ36を最
小限の全長になるよう圧縮変形する。
【0101】このとき、ハンドル軸27の端部近傍に設
けられる上記ピン33は、ハンドル26とは直交する方
向である水平方向に突出するとともに、上記第2のスト
ッパ38のリヤ側に位置する。したがって、ピン33と
位置決めピン35とは相対的に何らの関係もない。
【0102】なお説明すると、位置決めピン35はユニ
ットリアフレーム3と切り起こし部Aとに亘って支持さ
れることにより引き出しユニットH側に設けられる一
方、第2のストッパ38は複写機本体Sのリアフレーム
32に設けられる。
【0103】図6(C)に示すように、引き出しユニッ
トHを複写機本体Sの手前に引き出すべく、ハンドル2
6を水平方向に回動操作すると、先に説明したようにピ
ン33は第1のストッパ34に衝止され、それ以上の回
動が規制される。
【0104】図7(B)に示すようにハンドル26を手
前側に引くと、切り起こし部Aがベース1と一体に移動
して上記ストッパ38との間隔が開く。その分、圧縮バ
ネ36の弾性復帰力が作用してバネが伸張する。換言す
れば、圧縮バネ36の弾性復帰力が切り起こし部Aを介
して引き出しユニットH全体にかかることになり、この
力に助長されて引き出しユニットHは軽い引き出し操作
力で移動する。
【0105】また、このハンドル軸27が引かれること
によりピン33は同時に移動し、上記ストッパ38の側
部を通過して上記位置決めピン35の端部と対向する。
すなわち、ハンドル26を回動してから引き出しユニッ
トHをわずかでも引き出すと、ピン33は位置決めピン
35と対向する。この状態で再びハンドル26を元の縦
長状に戻そうとしても、ピン33は第1のストッパ34
と位置決めピン35の間に介在し、かつ同方向に位置す
る位置決めピン35に当接してハンドル26の回動が規
制される。
【0106】同図(A)に示すように、さらにハンドル
26を手前側に引くと、位置決めピン35は第2のスト
ッパ38から離間して圧縮バネ36に対する規制力が完
全になくなる。圧縮バネ36は最大限伸張し、Eリング
37をユニットリアフレーム3に当接させる。
【0107】このときもまた、ハンドル26を元の状態
に回動しようとしても、ハンドル軸27のピン33が同
方向に位置する位置決めピン35に回動を阻止され、ハ
ンドル26の回動が規制されることは変わりがない。
【0108】逆に、複写機本体Sから一旦引き出した引
き出しユニットHを複写機本体S内に装着する場合は、
図7(A)の状態から引き出しユニットHが複写機本体
Sに入り込み、同図(B)に示すように位置決めピン3
5端面がストッパ38に当接する。
【0109】さらに引き出しユニットHを本体Sに押し
込むと、位置決めピン35は第2のストッパ38によっ
て押し込まれ、同時にEリング37が移動して圧縮バネ
36を圧縮変形する。
【0110】同図(A)の状態は勿論、同図(B)の状
態においても、引き出しユニットHを複写機本体S内に
装着する最中に横長状にあるハンドル26を回動しよう
としても、ハンドル軸27に設けられるピン33が第1
のストッパ34と位置決めピン35によって回動を規制
されることは変わりがない。
【0111】同図(C)に示すように、引き出しユニッ
トHが完全に複写機本体S内の所定位置に装着した状態
では、位置決めピン35は最大限移動してEリング37
との間の圧縮バネ36は最大限圧縮変形する。
【0112】また、このときはハンドル軸27に設けら
れるピン33は位置決めピン35に対して位置がずれ
る。すなわち、ピン33の回転を妨げるものがなくなっ
たために、ハンドル26を元の方向に回動操作すればピ
ン33は第1のストッパ34から抜け出て、ハンドル2
6は縦長状になる。
【0113】以上説明した通り、転写ユニット10と、
搬送ユニット11および定着ユニット12を搭載した引
き出しユニットHにおいて、ハンドル26を回動操作す
れば転写ユニット10に備えたベルトユニット体14の
みが下がるとともに、引き出しユニットHのロックが解
除される。
【0114】さらに、ハンドル26を手前に引くことに
より、引き出しユニットH自体が手前に移動して複写機
本体Sから抜け出すので、ジャム処理などを行なえる。
このとき、ジャムの位置を目視でき、作業は容易かつ確
実なものとなる。
【0115】また、引き出しユニットHを複写機本体S
から引き出す最中および完全に引き出した状態でハンド
ル26のハンドル軸27を確実にロックし、引き出しユ
ニットHを再び複写機本体Sの所定位置に装着する作業
を円滑に行なえる。そして、引き出しユニットHは複写
機本体Sの所定位置に装着した状態ではじめてコピー動
作が行なわれることになり、信頼性がすこぶる高い。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転
写ベルトを備えた転写ユニットと像担持体である感光体
ドラムとの間のジャム処理をなしたり、転写ユニットの
メンテナンスをなす際に、装置本体内で転写ユニットを
回動させる必要がなく、よって装置本体内の転写ユニッ
ト下のスペースが不要で装置の小型化を図れる。
【0117】また、転写ユニットごと転写ベルトを装置
本体から引き出し自在としたので、ジャム処理やメンテ
ナンス作業が極く容易に行なえる。転写ユニットを引き
出した状態で、転写ベルトを上方に回動させれば外すこ
とができ、転写ベルトのメンテナンスや交換の作業が極
く容易に行なえる。
【0118】また、転写ユニットを引き出す際に、転写
ベルトと感光体ドラムとが接触しないよう、転写ベルト
を感光体ドラムから十分に離間させるようにしたので、
ジャムった被転写材が感光体ドラムに摺接することがな
く、ドラム周面の損傷を防止する。
【0119】転写ユニットを装置本体から軽い力で脱着
でき操作性がよいとともに、脱着の際の転写ベルトの姿
勢を確実に保持して信頼性の向上を得る。感光体ドラム
と転写ユニットとの間のジャム処理ばかりでなく、搬送
ユニットにおけるジャム処理や、定着ユニットにおける
ジャム処理も比較的容易な作業で可能であるなどの効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す、画像形成装置で
ある電子複写機の断面図。
【図2】同実施の形態を示す、引き出しユニット全体の
平面図と正面図。
【図3】同実施の形態を示す、転写ユニットの断面図。
【図4】同実施の形態を示す、リア側から見た引き出し
ユニット要部で、かつ異なる状態を説明する図。
【図5】同実施の形態を示す、フロント側から見た引き
出しユニットで、かつ異なる状態を説明する図。
【図6】同実施の形態を示す、引き出しユニットのリヤ
側要部の平面図と、リヤ側から見た引き出しユニット
で、かつ異なる状態を説明する図。
【図7】同実施の形態を示す、ハンドルロック機構の異
なる状態を説明する図。
【図8】同実施の形態を示す、第1のストッパの説明
図。
【符号の説明】
50…像担持体(感光体ドラム)、 13…転写ベルト、 22…給電ローラ、 S…装置本体(複写機本体)、 10…転写ユニットと、 H…引き出しユニット、 15a…駆動ローラ、 15b…従動ローラ, 14…ベルトユニット体、 1…ベース、 6,7…スライドレール、 27…ハンドル軸、 26…ハンドル、 20,21…レバー、 28…カム、 23…カム、 25…カム駆動系、 R…ハンドルロック機構、 31…ロック体、 100…孔部、 33…ピン、 34…第1のストッパ、 35…位置決めピン、 38…第2のストッパ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その上面に載置された被転写材を保持し搬
    送するとともにトナー像が形成される像担持体に転接す
    る転写ベルトと、 上記像担持体と対向する部位で、かつ転写ベルト背面に
    転接され、バイアスが印加されることにより像担持体上
    のトナー像を被転写材に転写する給電ローラとを具備し
    た画像形成装置において、 上記像担持体を収容する装置本体と、 上記転写ベルトと給電ローラをユニット化した転写ユニ
    ットと、 この転写ユニットを上記装置本体に対して引き出し自在
    に支持する引き出し支持手段と、を具備したことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記転写ユニットは、 駆動ローラと従動ローラとの間に上記転写ベルトを掛け
    渡してなるベルトユニット体と、 このベルトユニット体の駆動ローラと従動ローラのいず
    れか一方のローラを支点として回動自在に支持するとと
    もに、ベルトユニット体を回動した状態で取り外し可能
    に支持する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記引き出し支持手段は、 上記転写ユニットの転写ベルトを上記像担持体から離間
    させた上で、転写ユニットを装置本体から引き出し自在
    とする手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】上記引き出し支持手段は、 上記転写ユニットを上記装置本体から引き出した状態
    で、転写ベルトの戻りを規制する手段を備えたことを特
    徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記引き出し支持手段は、 上記転写ユニットが載設されるベースと、 このベースを装置本体に対して引き出し方向にスライド
    自在に支持するスライドレールと、 上記ベースに取り付けられるハンドル軸と、 このハンドル軸の一端部に設けられ、転写ユニットをベ
    ースごと装置本体から引き出し操作可能なハンドルと、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】上記ハンドル軸は、 上記転写ユニットを弾性的に支持し、かつ転写ベルトを
    像担持体に接触させる弾性支持手段が連結されるととも
    に、レディ中およびコピー終了時に上記弾性支持手段の
    弾性力に抗して転写ベルトを像担持体から離間させるカ
    ムおよびカム駆動系と連結されることを特徴とする請求
    項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記ハンドル軸は、 上記ハンドルを回動操作することにより、上記カムとカ
    ム駆動系による転写ベルトと像担持体の軸間距離よりも
    大なる軸間距離に作用する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記ハンドル軸は、 上記ハンドルを回動操作しない限り、装置本体からの転
    写ユニットの引き出しを規制する手段を備えたことを特
    徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】上記ハンドル軸は、 上記ハンドルを回動操作しない限り、装置本体からの転
    写ユニットの引き出しを規制するとともに、一旦引き出
    した転写ユニットを装置本体の所定位置へ再び装着する
    ことを規制する手段を備えたことを特徴とする請求項5
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】上記ハンドル軸は、 上記ハンドルを所定角度回動操作したとき、転写ユニッ
    トを装置本体から引き出し可能とする手段を備えたこと
    を特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】上記ハンドル軸は、 上記ハンドルを所定角度回動操作したとき、転写ユニッ
    トを装置本体から引き出し可能とする手段と、それ以上
    のハンドルの回動を規制する手段とを備えたことを特徴
    とする請求項5記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】上記ハンドル軸は、 上記ハンドルを所定角度回動操作したとき、転写ユニッ
    トを装置本体から引き出し可能とする手段と、それ以上
    のハンドルの回動を規制する手段と、引き出し中におい
    てハンドルの戻りを規制する手段とを備えたことを特徴
    とする請求項5記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】その上面に載置された被転写材を保持し
    搬送するとともにトナー像が形成される像担持体に転接
    する転写ベルトと、 上記像担持体と対向する部位で、かつ転写ベルト背面に
    転接され、バイアスが印加されることにより像担持体上
    のトナー像を被転写材に転写する給電ローラとを具備し
    た画像形成装置において、 上記像担持体を収容する装置本体と、 上記転写ベルトと給電ローラをユニット化した転写ユニ
    ットと、 この転写ユニットから搬出される被転写材を搬送する搬
    送ユニットと、 この搬送ユニットから搬送される被転写材上のトナー像
    を定着する定着ユニットと、 上記転写ユニットと、搬送ユニットおよび定着ユニット
    をともに上記装置本体に対して引き出し自在に支持する
    引き出し支持手段と、を具備したことを特徴とする画像
    形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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