JPH11249530A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11249530A
JPH11249530A JP10062287A JP6228798A JPH11249530A JP H11249530 A JPH11249530 A JP H11249530A JP 10062287 A JP10062287 A JP 10062287A JP 6228798 A JP6228798 A JP 6228798A JP H11249530 A JPH11249530 A JP H11249530A
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JP
Japan
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transfer
main body
unit
apparatus main
transfer material
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JP10062287A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yasuda
博 安田
Kazuyoshi Suzuki
一喜 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体を大型化することなくジャム処理の
ための作業空間を大きく確保できるとともに、装置本体
に対する転写材搬送ユニットの着脱性・位置決め性に優
れた低コストな画像形成装置の提供を目的としている。 【解決手段】 像担持体1上のトナー像が転写される転
写位置および定着器6へと転写材を搬送する転写材搬送
体3を有する搬送ユニットAとこの搬送ユニットを収容
する収容体とからなる転写材搬送ユニットBと、転写材
搬送ユニットが装填される支持台8とを具備し、支持台
が装置本体から引き出し自在に構成される画像形成装置
において、転写材搬送ユニットを支持台に対して移動さ
せる移動機構11,12,13が支持台に設けられ、移
動機構は、転写材搬送ユニットを、像担持体に近接して
転写材への転写を可能とする第1の位置と像担持体から
退避する第2の位置との間で移動させることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、静電写真プロセスが利用されて
いる画像形成装置では、予め所定の極性に帯電された感
光体の表面に原稿画像に対応した静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、感光体の周囲の所定位置に設けら
れた現像部で現像される。すなわち、現像部から供給さ
れる帯電した微粉体であるトナーによって静電潜像が現
像されて可視化される。感光体上に形成されたトナー像
は、感光体の回転によって転写部へと達し、転写部に搬
送されてきた転写材(記録紙)に転写される。その後、
転写材に転写されたトナー像は、定着部で転写材に対し
て定着される。
【0003】転写材を転写搬送ベルトによって感光体回
りの転写位置へと搬送する画像形成装置にあっては、転
写搬送ベルトが他の転写装置等とともにユニット化さ
れ、このユニットが装置本体に着脱自在に装着されてい
るものが多い。その一例(特開平9−236993号公
報参照)が図6および図7に示されている。
【0004】図6中、105は感光体、111は転写材
を感光体105回りの転写位置へと搬送する転写ベル
ト、Aは転写ベルト111と転写装置等とがユニット化
されて成るベルトユニット、BはベルトユニットAを収
納支持するケースユニット、106は定着器である。こ
の場合、ベルトユニットAとケースユニットBは、一体
となって転写ベルトユニットCを構成し、これらを支持
する支持台130を介して、画像形成装置の装置本体内
に着脱自在にセットされる。
【0005】画像形成装置の装置本体の内部には、転写
ベルトユニットCがセットされる位置の真下に、手動操
作等により回動される解除レバー102が配置されてい
る。この解除レバー102の回動支軸102aは装置本
体に固定されている。また、解除レバー102にはユニ
ット加圧アーム129が一体的に設けられている。解除
レバー102が所定の方向(図6では時計回り)に回動
されると、加圧アーム129によって支持台130の下
面が押し上げられ、支持台130に支持されている転写
ベルトユニットCが感光体105に近接される。
【0006】図7に示すように、装置本体150側には
固定ガイドレール135が設けられており、また、固定
ガイドレール135には可動ガイドレール136がスラ
イド可能に装着されている。可動ガイドレール136に
固定されたブラケット137,138には支持台130
が支軸141を介して揺動可能に取り付けられている。
また、支持台130には取手140が設けられている。
【0007】装置本体150に転写ベルトユニットCを
装着する場合には、支持台130の取手140を握っ
て、支持台130を装置本体150から引き出す。この
場合、固定ガイドレール135に沿って可動ガイドレー
ル136がスライドし、可動ガイドレール136に取り
付けられた支持台130が装置本体150の外側に引き
出される(図7の状態)。その状態で、支持台130に
転写ベルトユニットCを装着し、支持台130を装置本
体150内に押し込んで解除レバー102の真上に位置
させると、可動ガイドレール136に固定されている位
置決め板152の穴152aに装置本体150側の位置
決めピン151が嵌まり込むとともに、ブラケット13
7に固定された位置決めピン153が装置本体150の
奥側に設けられた穴に嵌まり込み、支持台130および
転写ベルトユニットCが装置本体に対して位置決めされ
る。次に、この状態で、解除レバー102を回動させて
ユニット加圧アーム129によって支持台130の下面
を押し上げると、支持台130に支持されている転写ベ
ルトユニットCが感光体105に近接され、転写材に対
する転写が可能な状態(図6の状態)となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の画像形成装
置において、転写ベルト111によって搬送される転写
材のジャム処理を行なう場合には、解除レバー102を
回動させて(図6では反時計回り(矢印方向)に回動さ
せる)、支持台130の下面に対するユニット加圧アー
ム129の押圧状態を解除する必要がある。すなわち、
支持台130を支軸141を中心に下側に回動させて、
支持台130に支持されている転写ベルトユニットCを
感光体105から離間させる必要がある。
【0009】しかし、このように、ジャム処理時に転写
ベルトユニットCが支持台130とともに移動される構
成では、移動されるユニットが非常に大きく、また、解
除レバー102が装置本体側に設けられていること等も
起因して、ジャム処理のための空間が非常に狭くなり、
ジャム処理作業がしずらいという問題がある。そのた
め、ジャム処理のための作業空間を大きく確保するため
には、装置本体を大型化しなければならない。
【0010】また、上記構成の画像形成装置では、支持
台130および転写ベルトユニットCを装置本体に位置
決めするための機構(位置決め板152等)や支持台1
30の回動を規制する解除レバー102の他、支持台1
30を引き出し操作する取手140が別個に必要となる
ため、部品点数が多く、製造コストが高くなるという問
題がある。
【0011】また、上記構成の画像形成装置において、
転写ベルトユニットCは、支持台130および位置決め
機構を介して装置本体に位置決めされるため、部品精度
のばらつきによって、装置本体に設置されている定着器
との位置関係が保ちづらいという問題もある。
【0012】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、装置本体を大型化す
ることなくジャム処理のための作業空間を大きく確保で
きるとともに、装置本体に対する転写材搬送ユニットの
着脱性・位置決め性に優れた低コストな画像形成装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、像担持体上のトナー像が
転写される転写位置および定着器へと転写材を搬送する
転写材搬送体を有する搬送ユニットとこの搬送ユニット
を収容する収容体とからなる転写材搬送ユニットと、転
写材搬送ユニットが装填される支持台とを具備し、支持
台が装置本体から引き出し自在に構成される画像形成装
置において、転写材搬送ユニットを支持台に対して移動
させる移動機構が支持台に設けられ、移動機構は、転写
材搬送ユニットを、像担持体に近接して転写材への転写
を可能とする第1の位置と像担持体から退避する第2の
位置との間で移動させることを特徴とする。
【0014】この請求項1に記載の発明によれば、ジャ
ム処理時、転写材搬送ユニットが支持台とともに像担持
体側から移動されるのではなく、転写材搬送ユニットの
みが回動され、支持台は回動されない。したがって、ジ
ャム処理時に移動されるユニットが小さく、装置本体を
大きくすることなくジャム処理(紙詰まり処理)のため
の作業空間を大きく確保することができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記移動機構が操作レバーを有し、こ
の操作レバーは、装置本体から支持台を引き出すために
使用される引き出し用の取手を兼ねていることを特徴と
する。
【0016】この請求項2に記載の発明によれば、転写
材搬送ユニット周りの構成部品の簡素化を図ることがで
き(部品点数を少なくすることができ)、結果的に製造
コストの低減を図ることができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記移動機構は、装置
本体からの支持台の引き出し動作を規制する規制手段を
有し、この規制手段は、転写材搬送ユニットが第1の位
置に位置している時に装置本体と係合して装置本体に対
する支持台の移動を規制するとともに、転写材搬送ユニ
ットが第2の位置に位置している時に装置本体との係合
状態が解除されて装置本体に対する支持台の移動を可能
とすることを特徴とする。
【0018】この請求項3に記載の発明によれば、転写
材搬送体と像担持体とが接触した状態で転写材搬送ユニ
ットが誤って装置本体側から引き出されることがなく、
それに伴う像担持体の損傷等を、専用品を別個に設ける
ことなく、未然に防止することができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記支
持台には転写材搬送ユニットとともに定着器が装填支持
されていることをを特徴とする。
【0020】この請求項4に記載の発明によれば、転写
材搬送ユニットと定着器とが互いの位置関係を保ったま
ま支持台とともに装置本体内のセット位置と装置本体外
の引き出し位置との間を移動することができる。すなわ
ち、支持台のみによって転写材搬送ユニットと定着器と
の位置出しを容易且つ精密に行なうことができ、構成部
品の簡素化・高精度化を図ることができ、転写材の受け
渡し部での搬送トラブルを防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態について説明する。
【0022】図1〜図4は本発明の第1の実施形態を示
している。図1に示すように、本実施形態の画像形成装
置は、その表面に画像情報に対応する静電潜像が形成さ
れる像担持体としての感光体ドラム1を有している。な
お、像担持体としては、感光体ドラム以外に、中間転写
体や磁性像担持体などを挙げることができる。
【0023】感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム
1の表面を帯電処理する帯電チャージャー22と、帯電
処理後の感光体ドラム1に対して光の画像データを照射
して感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する図示し
ない露光装置と、感光体ドラム1の表面に形成された静
電潜像にトナーを供給することにより静電潜像を可視化
して感光体ドラム1上にトナー像を形成する現像器20
と、感光体ドラム1上のトナー像をコピー用紙等の転写
材に転写する転写部(転写バイアスローラ5)と、転写
処理終了後に感光体ドラム1を次の複写処理に備えてク
リーニングするクリーニング部21とが設けられてい
る。
【0024】また、本実施形態の画像形成装置は、図示
しない給紙ユニット部から給紙される転写材を所定のタ
イミングで送り出すレジストローラ2a,2bと、レジ
ストローラ2a,2bによって送り出された転写材を転
写位置に向けて搬送する転写材搬送体としての転写ベル
ト3と、転写材上のトナー像を定着させる定着器6とを
有している。なお、転写材搬送体としては、転写ベルト
以外に、ドラム状転写材搬送体やローラ状転写材搬送体
等を挙げることができる。
【0025】したがって、このような構成において、転
写ベルト3によって搬送された転写材は、転写位置で、
転写バイアスローラ5からのチャージにより感光体ドラ
ム1上のトナー像が転写され、その後、転写ベルト3に
よって定着器6まで搬送されて、この定着器6でトナー
像が定着される。
【0026】また、本実施形態において、転写ベルト3
は、転写ベルト3を駆動するベルト駆動ローラ4a,4
bおよび転写バイアスローラ5とともに1つのベルトユ
ニットAを構成している。また、ベルトユニットAは、
ケース7に着脱可能に収納支持されてケース7と一体と
なって転写ベルトユニットBを構成しており、これらを
支持する支持台8を介して画像形成装置の装置本体内に
着脱自在にセットされる。
【0027】図4に示すように、支持台8は2つの側板
10a,10bを有しており、これら側板10a,10
b間に転写ベルトユニットBがセットされる。具体的に
は、各側板10a,10bに支軸9が取り付けられ、こ
れらの支軸9を介して転写ベルトユニットBのケース7
が支持台8に対して着脱可能且つ回動可能に支持される
(図3参照)。
【0028】また、2つの側板10a,10b間には、
これら側板10a,10bを貫通するように軸11が延
びている。この軸11は、各側板10a,10bに対し
て回転可能に支持されている。側板10aを貫通する回
転軸11の端部には、操作レバー13が取り付け固定さ
れている。側板10a,10b間に位置する軸11の部
位には、支持板12がネジ止め固定されている。この支
持板12は、ケース7側に向けて立ち上がるユニット支
持部12aと、ユニット支持部12aの延在方向と反対
側に延びて装置本体の側板16と対向可能なストッパ部
12bとを有している。ユニット支持部12aの端部に
は回転可能なコロ14が設けられており、ケース7の下
面にはコロ14と当接可能な当接面7aが突設されてい
る。
【0029】また、図4に示すように、支持台8には一
対のスライドレール15a,15bが設けられており、
このスライドレール15a,15bを介して支持台8が
装置本体から引き出されるようになっている。また、支
持台8の各側板10a(10b)にはそれぞれ2つの位
置決め穴18a,18b(18c,18d)が設けられ
ている。これらの位置決め穴18a,18b(18c,
18d)は、後述するように支持台8が装置本体内に完
全にセットされた際に、装置本体の側板16に突出形成
された位置決めピン17a,17b(17c,17d)
(図1および図3参照)と係合される。
【0030】次に、支持台8に支持された転写ベルトユ
ニットBを装置本体外側の引き出し位置と装置本体内側
のセット位置との間で移動させる場合について説明す
る。
【0031】図1および図3に示されるように、転写ベ
ルトユニットBがこれを支持する支持台8とともに装置
本体内のセット位置に位置している状態では、コロ14
がケース7の当接面7aに当接し(図2に実線で示され
た状態)、支持板12のユニット支持部12aによって
ケース7が押し上げられて下側から支持される。すなわ
ち、ケース7に収納保持されたベルトユニットAが感光
体1に近接され、転写材に対する転写が可能となる(図
1に実線で示された状態)。
【0032】また、このセット位置では、装置本体の前
側板16に突設された位置決めピン17a,17bが支
持台8の前側板10aに設けられた位置決め穴18a,
18bに係合するとともに、装置本体の後側板16に突
設された位置決めピン17c,17d(図示せず)が支
持台8の後側板10bに設けられた位置決め穴18c,
18dに係合する。すなわち、支持台8とこれに支持さ
れた転写ベルトユニットBとが装置本体に対して位置決
めされる。
【0033】さらに、このセット位置では、図2に実線
で示すように、支持板12のストッパ部12bが装置本
体の前側板16に近接状態で対向する。したがって、支
持台8を装置本体の外側に引き出そうとしても(図3に
矢印で示された方向に移動させようとしても)、ストッ
パ部12bが装置本体の前側板16に当接するため、引
き出すことができない。
【0034】このセット位置から転写ベルトユニットB
を支持台8とともに装置本体の外側に引き出す場合に
は、まず、操作レバー13を図2に点線で示されるよう
に反時計回りに回動させる。これにより、軸11が回転
するとともに、軸11に取り付けられた支持板12も回
転し、コロ14が当接面7aから離間して、ケース7の
下面に対するユニット支持部12aの押圧状態が解除さ
れる。したがって、支持台8に支持されている転写ベル
トユニットBは、その自重によって下側に回動し、感光
体1から離間される(図1に一点鎖線で示された状
態)。なお、この状態では、転写ベルト3によって搬送
された転写材のジャム処理が可能となる。また、このよ
うに支持板12が回動されると、ストッパ部12bが装
置本体の側板16と対向しなくなり、支持台8を装置本
体の外側に引き出すことができるようになる。したがっ
て、操作レバー13を握って手前に引き寄せると、転写
ベルトユニットBとともに支持台8がスライドレール1
5a,15bを介して装置本体の外側に引き出される。
【0035】以上説明したように、本実施形態の画像形
成装置では、装置本体に対して引き出し可能な支持台8
に操作レバー13が設けられ、この操作レバー13の操
作によって支持台8に支持された転写ベルトユニットB
が回動して感光体1から待避(離間)するようになって
いる。すなわち、ジャム処理時、転写ベルトユニットB
が支持台8とともに感光体1側から移動されるのではな
く、転写ベルトユニットBのみが回動され、支持台8は
回動されないようになっている。したがって、ジャム処
理時に移動されるユニットが小さく、装置本体を大きく
することなくジャム処理(紙詰まり処理)のための作業
空間を大きく確保することができる。また、転写ベルト
ユニットBを支持台8とともに装置本体の外側に引き出
すことができるため、メンテナンス性が良好となる。
【0036】また、本実施形態の画像形成装置におい
て、操作レバー13は、転写ベルトユニットBを回動さ
せる回動レバーとして機能するだけでなく、支持台8を
装置本体に対して移動させる取手としての機能も有す
る。すなわち、操作レバー13は、図6および図7に示
した従来構成の取手140と解除レバー102とを兼用
している。また、従来構成のように、支持台および転写
ベルトユニットを装置本体に位置決めするための別個の
機構(位置決め板152等)を設ける必要がない。した
がって、転写ベルトユニットB周りの構成部品の簡素化
を図ることができ(部品点数を少なくすることがで
き)、結果的に製造コストの低減を図ることができる。
【0037】また、本実施形態の画像形成装置では、セ
ット位置で、支持板12のストッパ部12bが装置本体
の前側板16に近接状態で対向し、支持台8を装置本体
の外側に引き出すことができないようになっている。し
たがって、転写ベルト3と感光体1とが接触した状態で
転写ベルトユニットBが誤って装置本体側から引き出さ
れることがなく、それに伴う感光体1の損傷等を、専用
品を別個に設けることなく、未然に防止することができ
る。
【0038】図5は本発明の第2の実施形態を示してい
る。本実施形態の画像形成装置では、支持台8(具体的
には、例えば両側板10a,10b)に定着器6が位置
決め固定されており、定着器6が支持台8とともに装置
本体側から引き出されるようになっている。なお、その
他の構成は第1の実施形態と同一であり、同一符号を付
してその説明を省略する。
【0039】このように、本実施形態によれば、転写ベ
ルトユニットBと定着器6とが互いの位置関係を保った
まま支持台8とともに装置本体内のセット位置と装置本
体外の引き出し位置との間を移動することができる。す
なわち、支持台8を構成する側板10a,10bのみに
よって転写ベルトユニットBと定着器6との位置出しを
容易且つ精密に行なうことができ、構成部品の簡素化・
高精度化を図ることができ、転写材の受け渡し部での搬
送トラブルを防止できる。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ジャム
処理時、転写材搬送ユニットが支持台とともに像担持体
側から移動されるのではなく、転写材搬送ユニットのみ
が回動され、支持台は回動されない。したがって、ジャ
ム処理時に移動されるユニットが小さく、装置本体を大
きくすることなくジャム処理(紙詰まり処理)のための
作業空間を大きく確保することができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、転写材搬
送ユニット周りの構成部品の簡素化を図ることができ
(部品点数を少なくすることができ)、結果的に製造コ
ストの低減を図ることができる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、転写材搬
送体と像担持体とが接触した状態で転写材搬送ユニット
が誤って装置本体側から引き出されることがなく、それ
に伴う像担持体の損傷等を、専用品を別個に設けること
なく、未然に防止することができる。
【0043】請求項4に記載の発明によれば、転写材搬
送ユニットと定着器とが互いの位置関係を保ったまま支
持台とともに装置本体内のセット位置と装置本体外の引
き出し位置との間を移動することができる。すなわち、
支持台のみによって転写材搬送ユニットと定着器との位
置出しを容易且つ精密に行なうことができ、構成部品の
簡素化・高精度化を図ることができ、転写材の受け渡し
部での搬送トラブルを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の
概略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の転写ベルトユニットを移
動させるための機構を示す正面図である。
【図3】図1の画像形成装置の一側部の断面図である。
【図4】図1の画像形成装置の支持台の斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の
概略構成図である。
【図6】従来の画像形成装置の概略構成図である。
【図7】図6の画像形成装置の支持台の斜視図である。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 3 転写ベルト(転写材搬送体) 6 定着器 8 支持台 11 軸(移動機構) 12 支持板(移動機構) 12a ユニット支持部(移動機構) 12b ストッパ部(規制手段) 13 操作レバー(移動機構) A ベルトユニット(搬送ユニット) B 転写ベルトユニット(転写材搬送ユニット)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上のトナー像が転写される転写
    位置および定着器へと転写材を搬送する転写材搬送体を
    有する搬送ユニットとこの搬送ユニットを収容する収容
    体とからなる転写材搬送ユニットと、転写材搬送ユニッ
    トが装填される支持台とを具備し、支持台が装置本体か
    ら引き出し自在に構成される画像形成装置において、 転写材搬送ユニットを支持台に対して移動させる移動機
    構が支持台に設けられ、移動機構は、転写材搬送ユニッ
    トを、像担持体に近接して転写材への転写を可能とする
    第1の位置と像担持体から退避する第2の位置との間で
    移動させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記移動機構が操作レバーを有し、この
    操作レバーは、装置本体から支持台を引き出すために使
    用される引き出し用の取手を兼ねていることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記移動機構は、装置本体からの支持台
    の引き出し動作を規制する規制手段を有し、この規制手
    段は、転写材搬送ユニットが第1の位置に位置している
    時に装置本体と係合して装置本体に対する支持台の移動
    を規制するとともに、転写材搬送ユニットが第2の位置
    に位置している時に装置本体との係合状態が解除されて
    装置本体に対する支持台の移動を可能とすることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記支持台には転写材搬送ユニットとと
    もに定着器が装填支持されていることを特徴とする請求
    項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
JP10062287A 1998-02-26 1998-02-26 画像形成装置 Pending JPH11249530A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109584A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Canon Inc 画像形成装置
US7583913B2 (en) 2003-08-27 2009-09-01 Ricoh Company, Ltd. Recording medium conveying unit and image forming apparatus having recording medium reversing unit
JP2014232304A (ja) * 2013-05-02 2014-12-11 株式会社リコー 画像形成装置
JP2019207368A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 株式会社沖データ 画像形成装置

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