JPH11169708A - 内燃機関の排ガス浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排ガス浄化装置

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JPH11169708A
JPH11169708A JP9344682A JP34468297A JPH11169708A JP H11169708 A JPH11169708 A JP H11169708A JP 9344682 A JP9344682 A JP 9344682A JP 34468297 A JP34468297 A JP 34468297A JP H11169708 A JPH11169708 A JP H11169708A
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Osamu Kuroda
黒田  修
Hisao Yamashita
寿生 山下
Ryota Doi
良太 土井
Toshio Ogawa
敏雄 小川
Morio Fujitani
守男 藤谷
Hidehiro Iizuka
秀宏 飯塚
Shigeru Azuhata
茂 小豆畑
Yuichi Kitahara
雄一 北原
Norihiro Shinozuka
教広 篠塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リーンバーン排ガス浄化用リーンNOx触媒の
SOx被毒を防止してNOx浄化能を持続させる。 【解決手段】排ガス流路にSOx捕捉材を設けその後流
にリーンNOx触媒を設ける。SOx捕捉材は還元雰囲気
にさらし、必要に応じて昇温することによりSOx捕捉
能を維持する。 【効果】Sを含む燃料を使用する内燃機関のリーンバー
ン排ガス浄化を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の内燃機関
から排出される排ガスを浄化する装置に係わり、特に希
薄空燃比燃焼(リーンバーン)可能な内燃機関から排出
される排ガスの浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の内燃機関から排出される排ガ
スに含まれる、一酸化炭素(CO),炭化水素(HC:
Hydrocarbon),窒素酸化物(NOx)等は大気汚染物質
として人体に悪影響を及ぼす他、植物の生育を妨げる等
の問題を生起する。そこで、従来より、これらの排出量
低減には多大の努力が払われ、内燃機関の燃焼方法の改
善による発生量の低減に加え、排出された排ガスを触媒
等を利用して浄化する方法の開発が進められ、着実な成
果を挙げてきた。ガソリンエンジン車に関しては、三元
触媒なるPt,Rhを活性の主成分とし、HC及びCO
の酸化とNOxの還元を同時に行って無害化する触媒を
用いる方法が主流となっている。
【0003】ところで、三元触媒はその特性から、ウィ
ンドウと称される理論空気燃料比近傍で燃焼させて生成
した排ガスにしか効果的に作用しない。そこで従来は、
空燃比は自動車の運転状況に応じて変動するものの変動
範囲は原則として理論空燃比(ガソリンの場合A(空気
の重量)/F(燃料の重量)=約14.7;以下本明細書
では理論空燃比をA/F=14.7 で代表させるが燃料
種によりこの数値は変わる。)近傍に調節されてきた。
しかし、理論空燃比より希薄(リーン)な空燃比でエン
ジンを運転できると燃費を向上させることができること
から、リーンバーン燃焼技術の開発が進められ、近年は
理論空燃比以上の空燃比で燃焼を行わせるリーンバーン
車や筒内噴射エンジン搭載車(Direct Injection車;以
下DI車)の開発が進み一部で実用化されている。しか
し前述の様に現用三元触媒でリーンバーン排ガス(以下
リーン排ガス)の浄化を行わせるとHC,COの酸化浄
化は行えるもののNOxを効果的に還元浄化することは
できない。したがって、リーンバーン車およびDI車の
本格的普及のためにはリーンバーンで生成する排ガスの
浄化技術、すなわち酸素(O2 )が多量に含まれる排ガ
ス中のHC,NO,NOxを浄化する技術の開発、特に
NOxを浄化する技術の開発が不可欠となる。
【0004】本課題を解決すべく、新規な触媒および触
媒システムの開発が進められ、その一つにリーン排ガス
中のNOxを吸着,吸収あるいは吸蔵等の方法で一旦捕
捉し、還元雰囲気中で該捕捉NOxを還元し浄化する方
法がある。この方法は例えば、特開昭62−97630号,62
−106826号,62−117620号および日本国特許第2600
492号に提示されている。
【0005】この方法の実用上の課題の一つに硫黄酸化
物(SOx)による被毒がある。ガソリン等の化石燃料
中には硫黄(S)が含まれ、燃焼排ガス中では硫黄は主
としてSOxとして存在する。SOxは二酸化硫黄(S
)と三酸化硫黄(SO3)からなるが通常前者が大
部分である。SOxは前記NOx捕捉材と結合し易く、
しかも通常NOxより結合力が強い。従って、SOxが
NOx捕捉材に捕捉されNOx捕捉サイトを占めるとN
Ox捕捉能力が大幅に低下しついには捕捉能力を示さな
くなる、いわゆるSOx被毒現象が生じる。
【0006】そこで本課題を解決するため、例えば、特
開平8−281116 号にリン酸ジルコニウムを担体とするN
Ox捕捉材が、特開平9−926号にTiとZrとAlの複
合酸化物を担体とするNOx捕捉材が、特開平6−66129
号及び特開平9−32619号にSOx被毒したNOx捕捉材
の再生装置等が提案されている。しかし、これらは、S
Ox被毒問題の軽減に有効であるものの、効果が限定さ
れている他、装置が複雑になる等の問題もあり、さらに
実用性の高い方法を求めて検討が続けられているのが実
状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑み、SOx被毒を効果的に防止できかつ
実用性に優れた、内燃機関のリーンバーン排ガスからN
Ox等の有害成分を除去,無害化できる装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記従来技術
の課題を以下の各方法により解決した。
【0009】本発明者は、SOx捕捉能に優れ、かつ再
生が可能であり、好ましくはNOx浄化能も併せ持つS
Ox捕捉材料の探索を鋭意進めた結果、排ガス中のSO
2 をSO3 に酸化する成分と、SOxを捕捉する成分を
含み、SO2 酸化成分が白金(Pt),ロジウム(R
h),パラジウム(Pd)等の白金族金属(いわゆる貴
金属)から選ばれる少なくとも1種からなり、SOxを
捕捉する成分がチタン(Ti),ジルコニウム(Z
r),鉄(Fe),ニッケル(Ni),銀(Ag),亜鉛
(Zn),スズ(Sn)から選ばれる少なくとも1種か
らなる材料が優れた性能を示すことを見出した。
【0010】前記SOx捕捉材料の作用機構は以下のよ
うであると考えられる。
【0011】排ガス中のSOxは一般に大部のSO2
一部のSO3 からなる。したがって、これらをSO2
びSO3 を捕捉する成分と反応させて亜硫酸塩および/
または硫酸塩とすることにより、効果的に捕捉すること
ができる。ここで、SO2 の結合力はSO3 に比べて弱
く捕捉されにくい。そこでSO2 をSO3 に酸化する成
分の作用により、SO2 をSO3 に転換することでSO
xを捕捉する能力をさらに高めることができる。排ガス
がリーンバーン排ガスで酸化雰囲気の場合、SO2 のS
3 への酸化は進み易い。以上のSOx捕捉反応はおお
むね以下のように進む。なお、ここで酸化剤はO2,一
酸化窒素(NO),二酸化窒素(NO2)等で主としてO
2 である。
【0012】[SO2 のSO3 への酸化] SO2 +[O]→SO3 [O]:酸化剤成分由来の酸素 [SO2 ,SO3 の捕捉] MO+SO2 →MSO3 MO+SO3 →MSO4 MCO3 +SO2 →MSO3 +CO2 MCO3 +SO3 →MSO4 +CO2 M:SOx捕捉金属成分 生成した亜硫酸塩は排ガスに含まれるO2 により酸化さ
れて一部が硫酸塩に変化する反応も考えられる。SO3
の一部は排ガス中の水蒸気と結合して硫酸となりSOx
捕捉材に付着するかもしくは硫酸ミストとして飛散する
ものがある。何れにせよ、SOx捕捉材に捕捉されたS
Oxは主として亜硫酸塩と硫酸塩として存在する。
【0013】また前記SOx捕捉材料は、SOx捕捉能
を維持するために、捕捉したSOxを適切な条件下で放
出して再生する特性が必要である。SOx捕捉能の回
復、すなわち捕捉したSOxの放出は還元雰囲気下で可
能であり、その反応はおおむね以下のように進む。な
お、ここで還元剤は、内燃機関に供されたHC,燃焼過
程で生成するその派生物としてのHC(含む含酸素炭化
水素)、CO,水素(H2)等、さらには、後述の還元成
分として排ガス中に添加されるHC等の還元性物質であ
るが、以下では炭化水素(HC)で代表させた。
【0014】[硫酸塩の亜硫酸塩化] MSO4 +HC→MSO3 +CO2 M:SOx捕捉金属成分 HC:還元剤成分 [硫酸塩・亜硫酸塩のSOx捕捉能回復] MSO3 +HC→MO+SO2 MSO4 +HC→MO+H2S MSO3 +HC→MO+H2S MO+CO2 →MCO3 ここで、SOx捕捉材料の再生の際に放出される硫黄の
形態としてはSO2 及びH2S に限定されるわけではな
い。排ガス中のCO2 ,CO,炭化水素等との反応によ
り、COSや有機硫黄化合物、さらには硫黄単体の形態
で放出されることもありうる。SOx捕捉材料のSOx
捕捉能再生の目的においては、放出される硫黄の形態は
限定を受けない。ただし、再生で放出される硫黄化合物
が後流のリーンNOx触媒を被毒することをさけること
が望ましい。この観点からは生成硫黄化合物がH2S で
あることが好ましい。
【0015】上述のようなSOx捕捉材料として、本発
明者の検討によれば、排ガス中のSO2 をSO3 に酸化
する成分としては白金(Pt),ロジウム(Rh),パ
ラジウム(Pd)等の白金族金属(いわゆる貴金属)か
ら選ばれる少なくとも1種を含むことが好適であり、S
Ox捕捉する成分としてはチタン(Ti),ジルコニウ
ム(Zr),鉄(Fe),ニッケル(Ni),銀(A
g),亜鉛(Zn),スズ(Sn)から選ばれる少なく
とも1種を含むことが好適である。ここで、前記SO2
酸化成分はSO2 がSO3 に酸化される反応において触
媒として作用しているものと推定される。さらに、前記
SO2 酸化成分は、SOx捕捉材料の再生においても硫
酸塩および/または亜硫酸塩の還元分解反応において触
媒として作用していることも推測される。また前記SO
xを捕捉する成分は、SOxの捕捉により生成した硫酸
塩および/または亜硫酸塩が低温で還元分解されやすい
性質をもつために再生反応が容易に進行するものと考え
られ、目的のSOx捕捉材料に用いるために好適な性質
をもつ。
【0016】さらに、本発明者の検討によれば、前記S
Ox捕捉材料はリーンバーン排ガス中に含まれるNOx
を浄化する性質を有することが明らかになった。これ
は、前記SOxを捕捉する成分はSOxと同様にNOx
に対しても親和性をもち、吸着,吸収,吸蔵等の方法で
NOxを一旦捕捉することが可能であり、該捕捉NOx
は還元剤の存在下、白金(Pt),ロジウム(Rh),
パラジウム(Pd)等の白金族金属の作用により還元浄
化されているものと推定される。該SOx捕捉材がリー
ンバーン排ガスの浄化装置に用いられることを考える
と、該SOx捕捉材がNOx浄化性能を持つことによ
り、リーンNOx触媒を補助する効果が期待できる。
【0017】本発明の最大の特徴は、排ガス中のSO2
をSO3 に酸化する成分と、SOxを捕捉する成分を含
み、SO2 酸化成分が白金(Pt),ロジウム(R
h),パラジウム(Pd)等の白金族金属(いわゆる貴
金属)から選ばれる少なくとも1種からなり、SOxを
捕捉する成分がチタン(Ti),ジルコニウム(Z
r),鉄(Fe),ニッケル(Ni),銀(Ag),亜
鉛(Zn),スズ(Sn)から選ばれる少なくとも1種
からなることを特徴とする内燃機関の排ガス中のSOx
捕捉材料にある。
【0018】また、本発明の特徴は、排ガス流路に上記
の材料からなるSOx捕捉部を有する内燃機関の排ガス
浄化装置にある。
【0019】前記SOx捕捉材料からなるSOx捕捉部
を排ガス流路内に設置することにより、内燃機関からの
排ガスからSOxを捕捉して取り除くことができる。該
SOx捕捉部に用いられるSOx捕捉材料は上述のよう
にSOx捕捉能にすぐれているため、この構成により内
燃機関からの排ガス中のSOxを有効に該SOx捕捉部
に捕捉することができる。
【0020】さらに、本発明では、排ガス流路に前記材
料からなるSOx捕捉部を設け、該排ガス流路の後流に
排ガスが酸化雰囲気のときに排ガス中のNOxを吸着,
吸収等の方法で捕捉し、排ガスが還元雰囲気のときに捕
捉したNOxをN2 に接触還元してNOx捕捉能回復す
るリーンNOx触媒を設けることによりリーンNOx触
媒のSOx被毒を防止しつつ排ガスの浄化を効果的に行
わしめる。
【0021】前記リーンNOx触媒はリーン排ガス中の
NOxを吸着,吸収あるいは吸蔵等の方法で一旦捕捉
し、還元雰囲気中で該捕捉NOxを還元し浄化するもの
であるが、本方式の触媒はSOxによる被毒を受けやす
いという問題がある。SOxは前記NOx捕捉材と結合
し易く、しかも通常NOxより結合力が強い。従って、
SOxがNOx捕捉材に捕捉されNOx捕捉サイトを占
めるとNOx捕捉能力が大幅に低下しついには捕捉能力
を示さなくなる、いわゆるSOx被毒現象が生じる。
【0022】本発明者の検討によれば、前記SOx被毒
現象を回避または軽減するためには、排ガス流路に前記
SOx捕捉材料からなるSOx捕捉部を設け、該排ガス
流路の後流に前記リーン触媒を設置する構成が有効であ
る。内燃機関からのリーンバーン排ガス中のSOxは、
該SOx捕捉部において有効に捕捉される。従って、該
SOx捕捉部よりも後流の排ガス流路内においては排ガ
ス中のSOx濃度は充分低い状態で押さえられており、
この部分に前記リーンNOx触媒を設置すれば、該リー
ンNOx触媒はSOxによる被毒をほとんど受けない。
【0023】また、前記SOx捕捉部に用いられるSO
x捕捉材料のSOx捕捉能を再生するために、該SOx
捕捉材料を還元雰囲気にさらし捕捉していたSOxをS
2やH2S 等の他の形態の硫黄化合物で放出させるこ
とが適宜必要になる。この操作により放出されたSO2
やH2S 等の他の形態の硫黄化合物を含む排ガスは、該
SOx捕捉部から後流の排ガス流路に流通するため、前
記リーンNOx触媒と接触するが以下の理由で該リーン
NOx触媒におけるSO2 捕捉量は少ない。すなわちS
Ox被毒はあまり受けない。
【0024】先ず、SO2 の結合力はSO3 に比べて弱
くH2S はさらに弱い。また、当該条件においては流通
する排ガスは還元雰囲気であり、SO3 での放出はほと
んどありえず、主としてSO2 とH2S である。さら
に、SOx捕捉材料の再生のために還元雰囲気にする時
間は、リーンバーン排ガスを前記SOx捕捉部に流通し
てSOxを捕捉させている通常状態の時間に比べ短時間
に設定することができる。この場合、SOx捕捉材料の
再生操作に伴うSO2 やH2S を含む排ガスがリーンN
Ox触媒に接触する時間およびそれらの濃度は、SOx
捕捉部を用いずにリーンバーン排ガスを直接リーンNO
x触媒に接触させる場合に比べて、短時間かつ高濃度で
ある。従って、リーンNOx触媒におけるSO2 及びH
2S の吸収量は減少する。さらに、SOx捕捉材の再生
にあたっては後述のように昇温される場合があり、この
場合SO2 及びH2S を含む排ガス温度は高まってい
る。
【0025】SOx被毒は低温(例えば300℃)の方
が高温(例えば500℃)の場合より進みやすいので、
再生時に昇温した場合はSOx被毒は低減される。
【0026】上記のように、前記SOx捕捉部に用いら
れるSOx捕捉材料の再生において放出されたSO2
びH2S を含む排ガスをリーンNOx触媒に流通させた
場合におけるSOx被毒は、SOx捕捉部を用いず常時
リーンバーン排ガスをリーンNOx触媒に流通させた場
合におけるSOx被毒に比べて低減されることは明らか
である。
【0027】本発明のさらに他の特徴は、排ガス流路に
前記材料からなるSOx捕捉部を設け、該排ガス流路の
後流に排ガスが酸化雰囲気のときに排ガス中のNOxを
吸着,吸収等の方法で捕捉し、排ガスが還元雰囲気のと
きに捕捉したNOxをN2 に接触還元してNOx捕捉能
回復するリーンNOx触媒を設けたことを特徴とする、
内燃機関の排ガス浄化装置にある。
【0028】本発明におけるリーンNOx触媒には、リ
チウム(Li),ナトリウム(Na),カリウム(K),
マグネシウム(Mg),ストロンチウム(Sr),バリ
ウム(Ba)及びカルシウム(Ca)から選ばれる少なく
とも一種と、セリウム(Ce)等からなる希土類から選ば
れる少なくとも一種と、白金(Pt),ロジウム(Rh),
パラジウム(Pd)等の貴金属から選ばれる少なくとも
一種の元素を含み、必要に応じてシリカ(Si),チタ
ン(Ti),ジルコニウム(Zr)から選ばれる少なく
とも一種の元素を含む、金属および金属酸化物(もしく
は複合酸化物)からなる組成物、または該組成物を多孔
質耐熱性金属酸化物に担持してなる組成物が好適に適用
できる。
【0029】前記リーンNOx触媒において、リチウム
(Li),ナトリウム(Na),カリウム(K),マグ
ネシウム(Mg),ストロンチウム(Sr),バリウム
(Ba)及びカルシウム(Ca)から選ばれる少なくとも
一種の元素はNOxを捕捉する能力をもつ元素であり、
リーンNOx浄化能発現の主たる原因である。SOx被
毒は、これらの元素がSOxと反応して硫酸塩および/
または亜硫酸塩になることが原因である。本発明ではす
でに詳述したSOx捕捉材料を用いてSOxを捕捉する
ことにより、前記一群の元素をSOxによる被毒から保
護することに特徴がある。また、前記リーンNOx触媒
において、セリウム(Ce)等からなる希土類から選ば
れる少なくとも一種の元素は三元触媒機能を併せ持たせ
ることにも寄与している。また、前記リーンNOx触媒
において、白金(Pt),ロジウム(Rh),パラジウ
ム(Pd)等の貴金属から選ばれる少なくとも一種の元
素は捕捉されたNOxの還元浄化を始めとする触媒反応
の活性中心と考えられる。また、前記リーンNOx触媒
において、必要に応じて添加されるシリカ(Si),チ
タン(Ti),ジルコニウム(Zr)から選ばれる少な
くとも一種の元素はNOx捕捉能を高める他に耐熱性,
耐SOx被毒性の向上等にも寄与すると考えられる。
【0030】本発明によれば、前記SOx捕捉材料を用
いることで前記リーンNOx触媒をSOx被毒から保護
し、充分なNOx浄化能を維持することができる。
【0031】本発明のさらに他の特徴は、リーンNOx
触媒が、リチウム(Li),ナトリウム(Na),カリ
ウム(K),マグネシウム(Mg),ストロンチウム
(Sr),バリウム(Ba)及びカルシウム(Ca)から
選ばれる少なくとも一種と、セリウム(Ce)等からな
る希土類から選ばれる少なくとも一種と、白金(P
t),ロジウム(Rh),パラジウム(Pd)等の貴金
属から選ばれる少なくとも一種の元素を含み、必要に応
じてシリカ(Si),チタン(Ti),ジルコニウム
(Zr)から選ばれる少なくとも一種の元素を含む、金
属および金属酸化物(もしくは複合酸化物)からなる組
成物、または該組成物を多孔質耐熱性金属酸化物に担持
してなる組成物である排ガス浄化装置にある。
【0032】本発明においては、そのSOx捕捉材の特
性を活用することにより、内燃機関のリーンの燃焼条件
で生成した排ガス中からSOxをSOx捕捉材で捕捉
し、排ガスを還元雰囲気とすることによりSOx捕捉材
のSOx捕捉能を回復せしめることができる。
【0033】SOx捕捉材のSOx捕捉能の再生は、S
Ox捕捉材中に生成した硫酸塩および/または亜硫酸塩
を分解することが必要になる。この分解反応は還元反応
であるため、SOx捕捉剤再生においては必然的に還元
雰囲気であることが望ましい。
【0034】本発明のさらに他の特徴は、前記SOx捕
捉材料からなるSOx捕捉部を排ガス流路に設け、内燃
機関のリーンの燃焼条件で生成した排ガス中からSOx
をSOx捕捉材で捕捉し、排ガスを還元雰囲気とするこ
とによりSOx捕捉材のSOx捕捉能を回復せしめるこ
とを特徴とする、内燃機関の排ガス浄化方法にある。
【0035】また、本発明者は、前記SOx捕捉材料の
再生にあたり、排ガスを還元雰囲気とすると同時にSO
x捕捉材を昇温することにより、より効果的にSOx捕
捉能を回復せしめ得ることを見出した。
【0036】本発明のSOx捕捉材において、SOxを
捕捉して減退したSOx捕捉能を再生させる目的で該S
Ox捕捉材を還元雰囲気にさらす際、SOx捕捉時より
高い温度に置くことによりSOx捕捉能の回復性を向上
させることができる。これは、再生反応は本質的に硫酸
塩および/または亜硫酸塩の還元分解反応であり、本反
応は高温の方が進行しやすいという特徴を活用するもの
である。
【0037】本発明のさらに他の特徴は前記NOx捕捉
材料のSOx捕捉能を再生するにあたり、排ガスを還元
雰囲気とすると同時にSOx捕捉材を昇温することを特
徴とする、内燃機関の排ガス浄化方法にある。
【0038】さらに、本発明における還元雰囲気の排ガ
スは、内燃機関の燃焼条件を理論空燃比もしくは燃料過
剰(リッチ)とすることにより酸化剤に対し還元剤が同
量かもしくは多い状態(還元雰囲気)をつくることによ
り得られる。
【0039】上記内燃機関の燃焼条件制御は、例えば排
気ダクトに設けられた酸素濃度センサー出力及び吸気流
量センサー出力等に応じて燃料噴射量を制御する方法に
より達成できる。本法では、複数の気筒の一部を燃料過
剰とし残部を燃料不足とし、全気筒からの混合排ガス中
の成分が酸化還元化学量論関係において酸化剤に対して
還元剤が同量かもしくは多い状態をつくる方法をも含
む。
【0040】また、リーンバーン排ガス(酸化雰囲気)
にガソリン,軽油,灯油,天然ガス、これらの改質物,
水素,アルコール類,アンモニア等のいずれか一種以
上、および/またはエンジンのブローバイガス及びキャ
ニスターパージガスのいずれか一種以上を添加すること
により、酸化剤に対し還元剤が同量かもしくは多い状態
をつくることが出来る。これらも、本発明の特徴とする
ところである。
【0041】これら還元剤の添加は排ガス流のSOx捕
捉剤の上流に還元剤を投入することによって行われる。
ブローバイガス及びキャニスターパージガスによる場合
は、これらをSOx捕捉材上流に導き、これらに含まれ
る炭化水素等の還元剤を投入することになる。燃料直噴
式内燃機関においては、排気行程で燃料を噴射し還元剤
としての燃料を投入することも有効である。
【0042】本発明における、SOx捕捉材は多孔質耐
熱性金属酸化物に担持して使用することができ、該多孔
質耐熱性金属酸化物には、アルミナ(Al23),チタ
ニア(TiO2 ),ジルコニア(ZrO2 )等の金属酸
化物、これら相互の複合金属酸化物を始めとする各種の
金属酸化物及び複合金属酸化物が適用できる。
【0043】本発明における、SOx捕捉材及びリーン
NOx触媒は、各種の形状で適用することができる。コ
ージェライト,ステンレス等の金属材料からなるハニカ
ム状構造体に吸着触媒成分をコーティングして得られる
ハニカム形状を始めとし、ペレット状,板状,粒状,粉
末として適用できる。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明の具体的実施態様を挙げて
本発明を詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施態
様及び実施例に限定されるものでなく、その思想範囲内
において各種の実施態様があることは言うまでもない。
【0045】[排ガス浄化装置]図1は本発明の排ガス
浄化装置の一実施態様を示す装置の全体構成図である。
本発明の装置は、リーンバーン可能なエンジン99,エ
アフローセンサー2,スロットルバルブ3等を擁する吸
気系、酸素濃度センサー(またはA/Fセンサー)1
9,排ガス流路に設けられたSOx捕捉材17,リーン
NOx触媒18等を擁する排気系及び制御ユニット(E
CU)25等から構成される。
【0046】以上の排気浄化装置は、以下のように機能
する。エンジンへの吸入空気はエアクリーナー1により
濾過された後エアフローセンサー2により計量され、ス
ロットルバルブ3を経て、さらにインジェクター5から
燃料噴射を受け、混合気としてエンジン99に供給され
る。燃料は燃料タンク13から燃料ポンプ12を経由し
て供給される。エアフローセンサー信号その他のセンサ
ー信号はECU(Engine Control Unit)25へ入力され
る。ECUへ入力されるセンサー信号としては、例えば
アクセルペダル7からの信号を伝える負荷センサー8,
吸気温度センサー9,ノックセンサー26,水温センサ
ー28,クランク角センサー29等があげられる。
【0047】ECUでは各種の内燃機関の運転状態及び
リーンNOx触媒の状態を評価して運転空燃比を決定
し、インジェクター5の噴射時間等を制御して混合気の
燃料濃度を所定値に設定する。シリンダーに吸入された
混合気はECUからの信号で制御される点火プラグ6に
より着火され燃焼する。燃焼排ガスは排気系に導かれ
る。排気系には先ずSOx捕捉材17が設けられその後
流にリーンNOx触媒18が設けてある。SOx捕捉材
とリーンNOx触媒の位置関係は、SOx捕捉材がリー
ンNOx触媒の上流側に配置されていればよく、それ以
外には特に限定されない。例えば、SOx捕捉材をエン
ジン直下、リーンNOx触媒を床下に置く配置が可能で
ある。また、SOx捕捉材,リーンNOx触媒ともに床
下に置く配置が可能である。また、SOx捕捉材,リー
ンNOx触媒をこの順序で同一のケーシング内に収め、
エンジン直下または床下におく配置も可能である。
【0048】排ガスはSOx捕捉材でSOxを除去され
た後リーンNOx触媒に達し、理論空燃比(ストイキ)
運転時にはその三元触媒機能により排ガス中のNOx,
HC,COを浄化し、また、リーンバーン運転時(酸化
雰囲気排ガスを生成する)にはNOx捕捉能によりNO
xを浄化すると同時に併せ持つ触媒機能により、HCと
COを酸化浄化すると同時に、NOxの一部を還元浄化
する。さらに、各種のセンサー信号及びそれに基づくE
CUの判定により、リーンバーン運転時にはリーンNO
x触媒のNOx浄化能力を常時評価して、NOx浄化能
力が低下した場合燃焼の空燃比等をリッチ側にシフト
(還元雰囲気排ガスを生成)して、リーンNOx触媒の
NOx吸着能を回復させる。以上の操作により、本装置
では、リーン運転,ストイキ(含むリッチ)運転の全て
のエンジン燃焼条件下における排ガスを効果的に浄化す
る。さらに、各種のセンサー信号及びそれに基づくEC
Uの判定により、リッチ運転後もNOx浄化能が十分に
回復しないと評価された場合、あるいは燃料消費量等を
勘案して決定される所定のタイミングにより、SOx捕
捉材の再生を行う。再生は空燃比等をリッチ側にシフト
して排ガスを還元雰囲気として行う。また、同時にSO
x捕捉材を昇温することで行う。SOx捕捉材の昇温は
エンジン回転数を上昇させることで達成できる。SOx
捕捉材の温度はSOx捕捉材温度センサー20によりモ
ニタされる。さらに、SOx捕捉材の再生操作後もNO
x浄化能が十分に回復しない場合には、リーンNOx触
媒の再生を行う。再生は空燃比等をリッチ側にシフトし
て還元雰囲気排ガスをつくり、同時にリーンNOx触媒
を昇温することで行う。リーンNOx触媒の昇温はエン
ジン回転数を上昇させることで達成できる。リーンNO
x触媒の温度はリーンNOx触媒温度センサー21により
モニタされる。
【0049】[SOx捕捉材]本発明の方法によるSO
x捕捉材の調製例を示す。
【0050】《SOx捕捉材例1》SOx捕捉材T−1
を以下の方法で得た。
【0051】基材としてセル数400cell/in2 のコー
ディエライト製ハニカムを用いた。該ハニカムに硝酸ジ
ルコニル溶液を含浸し、乾燥後600℃で1時間焼成し
た。この操作によりハニカムの見掛け容積1LあたりZ
r換算36gに相当する量を担持した。続いてこれに、
チタニアゾル溶液を含浸し、乾燥後600℃で1時間焼
成した。この操作によりハニカムの見掛け容積1Lあた
りTi換算19gに相当する量を担持した。続いてこれ
に、スズゾル溶液を含浸し、乾燥後600℃で1時間焼
成した。この操作によりハニカムの見掛け容積1Lあた
りSn換算15gに相当する量を担持した。続いてこれ
に、ジニトロジアンミン白金硝酸溶液を含浸し、乾燥後
450℃で1時間焼成した。この操作によりハニカムの
見掛け容積1LあたりPt換算2.7g に相当する量を
担持した。なお、以上の操作において担持量が所定量に
達さなかった場合には、所定量担持されるまで含浸を繰
り返した。以上によりPt,Sn,Ti,Zrを担持し
たハニカム状SOx捕捉材T−1,2.7Pt−15S
n−19Ti−36Zr を得た。ここで、元素記号前
の数値はハニカム見掛け容積1L当たりに担持した表示
金属成分の重量(g)である。表記順序は担持順序を示
しており、後から担持した成分ほど先頭に近い位置に表
記した。以下、SOx捕捉材とリーンNOx触媒の組成
及び構成はこの表記法に従った。
【0052】《SOx捕捉材例2》SOx捕捉材T−2
を以下の方法で得た。
【0053】セル数400cell/in2 のコーディエライ
ト製ハニカムをチタニアゾル溶液に含浸し、乾燥後60
0℃で1時間焼成した。続いてこれに硝酸ジルコニル溶
液を含浸し、乾燥後600℃で1時間焼成した。続いて
これにジニトロジアンミン白金硝酸溶液を含浸し、乾燥
後450℃で1時間焼成した。以上によりPt,Zr,
Tiを担持したハニカム状SOx捕捉材T−2,2.7
Pt −82Zr−35Tiを得た。
【0054】《SOx捕捉材例3》SOx捕捉材T−3
を以下の方法で得た。
【0055】セル数400cell/in2 のコーディエライ
ト製ハニカムをチタニアゾル溶液に含浸し、乾燥後60
0℃で1時間焼成した。続いてこれに硝酸ジルコニル溶
液を含浸し、乾燥後600℃で1時間焼成した。続いて
これにジニトロジアンミン白金硝酸溶液および硝酸ロジ
ウム溶液の混合溶液を含浸し、乾燥後450℃で1時間
焼成した。以上によりPt,Rh,Zr,Tiを担持し
たハニカム状SOx捕捉材T−3,(0.23Rh,2.
7Pt)−82Zr−35Tiを得た。ここで、括弧で
くくった成分は同時に担持したことを示す。
【0056】《SOx捕捉材例4》SOx捕捉材T−2
と同様の方法を用い、硝酸ジルコニル溶液の替わりにス
ズゾル溶液を用いることにより、SOx捕捉材T−4
a,2.7Pt −30Sn−35Ti、及びT−4b,
2.7Pt−106Sn−35Tiを得た。
【0057】《SOx捕捉材例5》SOx捕捉材T−2
と同様の方法を用い、硝酸ジルコニル溶液の替わりに硝
酸鉄溶液を用いることにより、SOx捕捉材T−5,
2.7Pt−50Fe− 35Tiを得た。
【0058】《SOx捕捉材例6》SOx捕捉材T−6
a,6bを以下の方法で得た。
【0059】セル数400cell/in2 のコーディエライ
ト製ハニカムにチタニアゾル溶液を含浸し、乾燥後60
0℃で1時間焼成した。続いてこれに硝酸ジルコニル溶
液を含浸し、乾燥後600℃で1時間焼成した。続いて
これにスズゾル溶液を含浸し、乾燥後600℃で1時間
焼成した。続いてこれにジニトロジアンミン白金硝酸溶
液を含浸し、乾燥後450℃で1時間焼成した。以上に
よりPt,Sn,Zr,Tiを担持したハニカム状SO
x捕捉材T−6a,2.7Pt−30Sn− 82Zr
−35Ti、及びT−6b,2.7Pt−30Sn−3
6Zr−35Tiを得た。
【0060】《SOx捕捉材例7》SOx捕捉材T−7
を以下の方法で得た。
【0061】セル数400cell/in2 のコーディエライ
ト製ハニカムに硝酸ジルコニル溶液を含浸し、乾燥後6
00℃で1時間焼成した。続いてこれにチタニアゾル溶
液を含浸し、乾燥後600℃で1時間焼成した。続いて
これにジニトロジアンミン白金硝酸溶液を含浸し、乾燥
後450℃で1時間焼成した。以上によりPt,Ti,
Zrを担持したハニカム状SOx捕捉材T−7,2.7
Pt −19Ti−36Zrを得た。
【0062】《SOx捕捉材例8》SOx捕捉材T−7
と同様の方法を用い、チタニアゾル溶液の替わりにスズ
ゾル溶液を用いることにより、SOx捕捉材T−8a,
2.7Pt−30Sn−50Zr、及びT−8b,2.7
Pt−106Sn−50Zrを得た。
【0063】《SOx捕捉材例9》SOx捕捉材T−9
を以下の方法で得た。
【0064】セル数400cell/in2 のコーディエライ
ト製ハニカムにチタニアゾル溶液を含浸し、乾燥後60
0℃で1時間焼成した。続いてこれにジニトロジアンミ
ン白金硝酸溶液を含浸し、乾燥後450℃で1時間焼成
した。以上によりPt,Tiを担持したハニカム状SO
x捕捉材T−9,2.7Pt−35Tiを得た。
【0065】《SOx捕捉材例10》SOx捕捉材T−
9と同様の方法により、チタニアゾル溶液の替わりに硝
酸ジルコニル溶液を用いて、SOx捕捉材T−10,
2.7Pt−82Zr を得た。 《SOx捕捉材例11》SOx捕捉材T−9と同様の方
法により、チタニアゾル溶液の替わりに硝酸銀溶液を用
いて、SOx捕捉材T−11,2.7Pt−96Agを
得た。
【0066】《SOx捕捉材例12》SOx捕捉材T−
9と同様の方法により、チタニアゾル溶液の替わりに硝
酸亜鉛溶液を用いて、SOx捕捉材T−12,2.7P
t−58Znを得た。
【0067】《SOx捕捉材例13》SOx捕捉材T−
9と同様の方法により、チタニアゾル溶液の替わりに硝
酸鉄溶液を用いて、SOx捕捉材T−13,2.7Pt
−50Feを得た。
【0068】《SOx捕捉材例14》SOx捕捉材T−
9と同様の方法により、チタニアゾル溶液の替わりにス
ズゾル溶液を用いて、SOx捕捉材T−14,2.7P
t−106Snを得た。
【0069】《SOx捕捉材例15》SOx捕捉材T−
9と同様の方法により、チタニアゾル溶液の替わりに硝
酸ニッケル溶液を用いて、SOx捕捉材T−15,2.
7Pt−52Niを得た。
【0070】[リーンNOx触媒]本発明の方法による
リーンNOx触媒N−1の調製例を示す。
【0071】アルミナ粉末とベーマイトを硝酸邂逅して
得たバインダーとしてのアルミナゾルを混合し硝酸酸性
アルミナスラリーを得た。該コーティング液にセル数4
00cell/in2 のコーディエライト製ハニカムを浸漬し
た後速やかに引き上げ、セル内に閉塞した液をエアーブ
ローして除去した後、乾燥、続いて450℃で焼成し
た。この操作を繰返しハニカムの見掛け容積1Lあたり
150gのアルミナをコーティングした。該アルミナコ
ートハニカムに、硝酸セリウム溶液を含浸し乾燥後60
0℃で1時間焼成した。続いて硝酸ナトリウム溶液とチ
タニアゾル溶液と硝酸マグネシウム溶液の混合溶液を含
浸し、同様に乾燥,焼成した。さらにジニトジアンミン
Pt硝酸溶液と硝酸ロジウム溶液の混合溶液に含浸し、
乾燥後450℃で1時間焼成した。最後に硝酸Mg溶液を
含浸し450℃で1時間焼成した。以上によりアルミナ
(Al23)にCe,Mg,Na,Ti,Rh,Ptを担
持したハニカム状リーンNOx触媒,2Mg−(0.2R
h,2.7Pt)−(18Na,4Ti,2Mg)−27C
e/Al23を得た。
【0072】[SOx捕捉材の性能評価]以下、本発明
の方法によるSOx捕捉材の性能評価結果を示す。
【0073】SOx捕捉材の実施例T−1からT−15
について、リーンバーン排ガスを模擬した酸化雰囲気モ
デルガスにおけるSOx吸収性能、およびリッチ排ガス
を模擬した還元雰囲気モデルガスにおけるSOx放出性
能を検討した。
【0074】《試験例1》酸化雰囲気モデルガスの組成
は、SO2 :200ppm ,NO:600ppm ,C36
500ppm ,CO:0.1%,CO2 :10%,O2
5%,H2O:10%,N2:残部,SV30kとした。
還元雰囲気モデルガスの組成は、SO2:0ppm ,N
O:600ppm,C36:600ppm,CO:1%,
2 :0.3%,CO2 :12%,O2 :0%,H2O:
10%,N2:残部,SV30kとした。SOx吸収性
能は、酸化雰囲気モデルガスを300℃で20分間、S
Ox捕捉材に流通し、SOx捕捉材後流でのSO2 濃度
測定から捕捉されたSOx量を求めた。SOx放出性能
は、還元雰囲気モデルガスを400℃で10分間、SO
x捕捉材に流通し、SOx捕捉材後流でのSO2 濃度測
定から放出されたSOx量を求めた。測定はSOx吸
収,放出を数回繰り返して行い、吸収量,放出量が安定
したところで評価した。また、試験後のSOx捕捉材に
残留する硫黄分を全硫黄分析計により測定した。また、
リーン排ガス流通後3〜5分における平均NO浄化率を
求めた。
【0075】《試験例2》酸化雰囲気モデルガスの流通
を300℃で10分間、還元雰囲気モデルガスの流通を
300℃で10分間とした以外は全て試験例1と同じ方
法で評価した。
【0076】(試験結果)試験結果を表1および表2に
示す。
【0077】SOx吸収率は試験例1で最大72%、試
験例2で最大81%であり、試験したSOx捕捉材の大
部分は40%程度であった。本試験条件ではSO2 濃度
200ppm であり、実際のガソリンエンジンからの排ガス
(使用ガソリン中硫黄濃度により左右されるが、ガス中
SO2 濃度として通常20ppm 以下)に比べてかなり高
濃度で評価した。このため、実使用条件では、SOx吸
収率を事実上ほぼ100%とすることが可能である。試験
した捕捉材では、吸収SOxの多いものは、放出SOx
も多くなっており、SOx捕捉−再生が有効に繰り返し
行われうることがわかる。また、吸収SOxの多い捕捉
材はNO浄化率が高くなっており、リーン運転時にリー
ンNOx触媒を補助する役割を担いうる。
【0078】また、T−1,T−7では、再生時にH2
Sの放出が観測され、最大で20ppm,平均で10ppm程
度のH2Sが放出された。再生時、H2Sでの放出の多い
SOx捕捉材は、後流に設置されるリーンNOx触媒に
対するSOx被毒抑制の効果がよりすぐれているといえ
る。試験に供した他のSOx捕捉材からのH2S 放出は
平均で1ppm 程度またはそれ以下であった。
【0079】以上のように、本試験に供したSOx捕捉
材は、SOx捕捉能に優れ、かつ再生が可能であり、N
Ox浄化能も併せ持つSOx捕捉材料である。
【0080】
【表1】
【0081】
【表2】
【0082】[SOx捕捉材を用いた排ガス浄化装置]
以下、具体的試験例を挙げて本発明の効果を説明する。
【0083】《試験方法》上記方法で得たSOx捕捉材
及びリーンNOx触媒を用いた排ガス浄化装置の性能
を、以下の方法で評価した。
【0084】排気量1.8L のリーンバーン仕様ガソリ
ンエンジンを搭載した乗用車の排気流路のエンジン直下
に本発明の方法により調製した容積1.0L のハニカム
状(400cell/in2 )のSOx捕捉材を置き、その後
流の床下に容積1.7L のハニカム状(400cell/in
2 )リーンNOx触媒を置いた。SOx捕捉材及びリー
ンNOx触媒は予め700℃で5時間酸化雰囲気で熱処
理し安定化させた。上記の車を、硫黄(S)分を400
ppm 含むガソリンを燃料としシャシダイナモメータ上で
40km/hの定速で走行させた。この間空燃比はA/F
(空気Aと燃料Fの重量費)で22(排ガスは酸化雰囲
気)とし、55秒毎にA/F=13(排ガスは還元雰囲
気)で0.2 秒のリッチ状態を挿入しリーンNOx触媒
のNOx捕捉能を回復させた。走行中、自動車排ガス測
定装置を用いダイレクト分析で排ガス中のNOx濃度を
測定した。尚、以下に掲げるNOx浄化率は、ダイレク
ト分析で得た排ガス組成のリッチ運転挿入直前の値で代
表させた。また試験目的に応じて後述のSOx捕捉材再
生のための排ガスを還元雰囲気とするリッチ運転を行っ
た。
【0085】《試験例1》SOx捕捉材にT−1を、リ
ーンNOx触媒にN−1を適用した。
【0086】40km/hでの走行中、SOx捕捉材入り
口排ガス温度は約450℃であった。また走行10h毎
にA/F=14.5 のリッチ状態で10分間エンジン回
転数を上昇させSOx捕捉材入り口排ガス温度を約65
0℃とした。上記方法で運転を行ったところ運転開始に
NOx浄化率90%が得られ、100hまではこの値を
ほぼ維持した。
【0087】《試験例2》SOx捕捉材にT−2を、リ
ーンNOx触媒にN−1を適用した。
【0088】試験例1と同様の運転を行ったところ運転
開始にNOx浄化率90%が得られ、100hまでこの
値をほぼ維持した。
【0089】《試験例3》SOx捕捉材にT−7を、リ
ーンNOx触媒にN−1を適用した。
【0090】試験例1と同様の運転を行ったが、SOx
捕捉材の再生に当たっては、走行10h毎にA/F=1
4.5 のリッチ状態で10分間エンジン回転数を上昇さ
せSOx捕捉材入り口排ガス温度を約600℃とした。
上記方法で運転を行ったところ運転開始にNOx浄化率
90%が得られ、100hまでこの値をほぼ維持した。
【0091】《試験例4》SOx捕捉材にT−1を、リ
ーンNOx触媒にN−1を適用した。
【0092】試験例3と同様の方法で運転を行ったとこ
ろ、運転開始にNOx浄化率90%が得られたが、10
0h後に80%にまで低下した。この時点で、A/F=
14.5のリッチ状態で10分間エンジン回転数をさらに上
昇させリーンNOx触媒入り口排ガス温度を約570℃
とした。その結果NOx浄化率90%の性能が回復し
た。
【0093】《比較例1》SOx捕捉材を設けずリーン
NOx触媒N−1のみを床下に置いた。試験例1と同様
の運転とSOx捕捉材がある場合の再生操作を行った。
運転開始時にはNOx浄化率90%が得られたが20h
後には60%にまで低下した。
【0094】
【発明の効果】以上から明らかな様に、本発明の装置に
よれば、排ガス流路にSOx捕捉材を設け、その後流に
リーンNOx触媒を設けることにより、リーンNOx触
媒のSOx被毒を防止しつつ、リーンバーン排ガス中の
NOx等を効果的に浄化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施態様を示す本発明の方法
による排ガス浄化装置の構成図。
【符号の説明】
1…エアクリーナ、2…エアフローセンサー、3…スロ
ットルバルブ、5…インジェクター、6…点火プラグ、
7…アクセルペダル、8…負荷センサー、9…吸気温度
センサー、12…燃料ポンプ、13…燃料タンク、17
…SOx捕捉材、18…リーンNOx触媒、19…酸素
センサー、20…SOx捕捉材温度センサー、21…リ
ーンNOx触媒温度センサー、25…ECU、26…ノ
ックセンサー、28…水温サンサー、29…クランク角
センサー、99…エンジン。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01J 23/50 B01J 23/60 A 23/58 23/62 A 23/60 23/89 A 23/62 F01N 3/08 A 23/89 B F01N 3/08 G 3/10 A 3/20 H 3/10 3/24 R 3/20 E 3/24 3/28 301C 301P 3/28 301 B01D 53/36 D 102B (72)発明者 土井 良太 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小川 敏雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 藤谷 守男 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 飯塚 秀宏 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小豆畑 茂 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 北原 雄一 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 篠塚 教広 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排ガス中のSO2 をSO3 に酸化する成分
    と、SOxを捕捉する成分を含み、SO2 酸化成分が白
    金(Pt),ロジウム(Rh),パラジウム(Pd)等
    の白金族金属(いわゆる貴金属)から選ばれる少なくと
    も1種からなり、SOxを捕捉する成分がチタン(T
    i),ジルコニウム(Zr),鉄(Fe),ニッケル
    (Ni),銀(Ag),亜鉛(Zn),スズ(Sn)か
    ら選ばれる少なくとも1種からなることを特徴とする、
    内燃機関の排ガス中のSOx捕捉材料。
  2. 【請求項2】排ガス流路に請求項1に記載の材料からな
    るSOx捕捉部を有する、内燃機関の排ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】排ガス流路に請求項1に記載の材料からな
    るSOx捕捉部を設け、該排ガス流路の後流に排ガスが
    酸化雰囲気のときに排ガス中のNOxを吸着,吸収等の
    方法で捕捉し、排ガスが還元雰囲気のときに捕捉したN
    OxをN2 に接触還元してNOx捕捉能を回復するリー
    ンNOx触媒を設けたことを特徴とする、内燃機関の排
    ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、リーンNOx触媒が、
    リチウム(Li),ナトリウム(Na),カリウム(K),
    マグネシウム(Mg),ストロンチウム(Sr),バリ
    ウム(Ba)及びカルシウム(Ca)から選ばれる少なく
    とも一種と、セリウム(Ce)等からなる希土類から選ば
    れる少なくとも一種と、白金(Pt),ロジウム(Rh),
    パラジウム(Pd)等の白金族金属から選ばれる少なく
    とも一種の元素を含み、必要に応じてシリカ(Si),
    チタン(Ti),ジルコニウム(Zr)から選ばれる少
    なくとも一種の元素を含む、金属および金属酸化物(も
    しくは複合酸化物)からなる組成物、または該組成物を
    多孔質耐熱性金属酸化物に担持してなる組成物である排
    ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】請求項2または3において、内燃機関のリ
    ーンの燃焼条件で生成した排ガス中からSOxをSOx
    捕捉材で捕捉し、排ガスを還元雰囲気とすることにより
    SOx捕捉材のSOx捕捉能を回復せしめることを特徴
    とする、内燃機関の排ガス浄化方法。
  6. 【請求項6】請求項2または3において、内燃機関のリ
    ーンの燃焼条件で生成した排ガス中からSOxをSOx
    捕捉材で捕捉し、排ガスを還元雰囲気とすると同時にS
    Ox捕捉材を昇温することによりSOx捕捉材のSOx
    捕捉能を回復せしめることを特徴とする、内燃機関の排
    ガス浄化方法。
  7. 【請求項7】請求項5または6において、内燃機関の燃
    焼条件を理論空燃比(ストイキ)もしくは燃料過剰(リ
    ッチ)とすることにより酸化剤に対し還元剤が同量かも
    しくは多い状態(還元雰囲気)をつくる方法。
  8. 【請求項8】請求項5または6において、リーンバーン
    排ガス(酸化雰囲気)にガソリン,軽油,灯油,天然ガ
    ス、これらの改質物,水素,アルコール類,アンモニア
    等のいずれか一種以上、および/またはエンジンのブロ
    ーバイガス及びキャニスターパージガスのいずれか一種
    以上を添加することにより、酸化剤に対し還元剤が同量
    かもしくは多い状態(還元雰囲気)をつくる方法。
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