JPH10106501A - 表示用蛍光ランプ - Google Patents

表示用蛍光ランプ

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Publication number
JPH10106501A
JPH10106501A JP25630696A JP25630696A JPH10106501A JP H10106501 A JPH10106501 A JP H10106501A JP 25630696 A JP25630696 A JP 25630696A JP 25630696 A JP25630696 A JP 25630696A JP H10106501 A JPH10106501 A JP H10106501A
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JP
Japan
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light
cathode
chamber
emitting
chambers
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Pending
Application number
JP25630696A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Niizawa
正 新澤
Nobuo Shibano
信雄 柴野
Koichi Honda
宏一 本多
Katsuyuki Ide
勝幸 井手
Masaaki Kobayashi
正秋 小林
Kengo Toda
健吾 戸田
Akira Tone
章 刀根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Priority to JP25630696A priority Critical patent/JPH10106501A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単管で複数のアノードが配設されていても、ア
ノード毎の放電電圧の差を小さくして輝度むらを低減す
る。 【解決手段】透光性前面板2、カソード室および透光性
前面板2とカソード室との間に略面一に配設されるとと
もに内面に蛍光体層が形成された複数の発光室5を有
し、発光室5とカソード室との間を連通する放電孔10
が発光室5毎に形成された気密容器1と;気密容器1内
に封入された放電媒体と;気密容器1のカソード室内に
配設されたカソード7a,7bと;気密容器1の発光室
5内に配設され、カソード7a,7bと放電路を形成す
る複数のアノード11と;気密容器1の少なくとも一対
の発光室5間に形成されたブラックストライプ20と;
このブラックストライプ20の背面側に配設され、カソ
ード7a,7bと放電路を形成する補助電極22a〜2
2dと;を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に配設さ
れる表示用蛍光ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大形表示装置は、表示画像の高精
細化が要求されている。この要求を満足するためには、
1画面内の画素数を多くする必要があり、1画素の大き
さ、ピッチは小さくなる傾向にある。
【0003】例えば、特開平7−73850号公報に
は、単管で8画素を有する表示用蛍光ランプが開示され
ている。この従来例によれば、ランプ本数をあまり増や
すことなく、画素数を多くすることが可能である。
【0004】ところで、このような表示用蛍光ランプ
は、全画素が常に100%の強さで点灯するように使用
されるものではなく、表示画像の情報によって画素毎に
異なった調光点灯を行なうものである。
【0005】そして、特公平2−28228号公報に記
載のように、可変色蛍光ランプの容器内に、補助電極を
設けて一対の電極間の始動電圧を低減する構成が知られ
ている。
【0006】また、特開平3−182041号公報に掲
載された表示用の蛍光ランプも、1画素を形成するバル
ブ内の一対の電極間の放電路の途中に、補助電極を設け
て一対の電極間の始動電圧の低減を図っている。
【0007】このような従来の蛍光ランプは1本のバル
ブに1画素を形成した単管単画素であるので、1画素を
形成する赤、青、緑にそれぞれ発光する3つの発光室内
に設置されるアノード(陽極)を各アノードに共通のカ
ソード(陰極)に対して略均等距離に配設されている。
このため、カソードと各アノードとの放電路長が略均等
になり、放電電圧の差も殆ど生じないため、各発光室間
の輝度のばらつきが少ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単管で
複数の画素が配設されている蛍光ランプでは、共通カソ
ードと各アノードとの放電路長に差が生じるため、放電
電圧の差が大きくなり、同一の点灯条件下では各発光室
間の輝度のばらつきが大きくなってしまう。この放電電
圧の差を少なくするために、画素近傍に補充電極を設け
ることが考えられる。
【0009】一方、表示装置の高精細化に伴って表示面
上に多くの画素が密に配設されており、さらに、この画
素間の発光色の影響が無視できないので、表示面上のコ
ントラストを上げるために、黒色で形成された遮光部を
画素間に配設することが一般的に行なわれている。
【0010】したがって、補助電極を画素近傍に配設す
るスペースが確保できない。仮に、画素の裏側の近傍に
補助電極を設けたとしても、蛍光ランプが前後方向に大
形化してしまうという欠点がある。
【0011】また、従来例1または2の従来例の補助電
極は、いずれも発光室よりもカソード側に配設されてい
るので、放電電圧の差を小さくすることはあまり望まめ
なかった。また、補助電極を単に発光室近傍に設ける
と、カソードと補助電極との補助放電の影響により発光
室が不用意に発光してしまい、精度の良い表示が行なえ
ないおそれがある。
【0012】一方、カソードと各アノードとの放電電圧
の差を均等化するために、各アノードに印加する電圧を
点灯回路素子によって調整すること等もできるが、放電
回路毎に異なる素子を用いること、または特別な制御手
段を追加すること等によって回路が煩雑になるばかりで
なく、コストも上昇してしまう。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、単管で複数のアノードが配設されて
いても、アノード毎の放電電圧をの差を小さくして輝度
むらを低減することが可能な表示用蛍光ランプを提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
透光性前面板、カソード室および透光性前面板とカソー
ド室との間に略面一に配設されるとともに内面に蛍光体
層が形成された複数の発光室を有し、発光室とカソード
室との間を連通する放電孔が発光室毎に形成された気密
容器と;この気密容器内に封入された放電媒体と;気密
容器のカソード室内に配設されたカソードと;気密容器
の発光室内に配設され、カソードと放電路を形成する複
数のアノードと;気密容器の少なくとも一対の発光室間
に形成された遮光部と;この遮光部の背面側に配設さ
れ、前記カソードと放電路を形成する補助電極と;を具
備していることを特徴とする。
【0015】請求項2の発明は、透光性前面板を有し、
透光性前面板の内面には略面一に複数の発光室が、この
複数の発光室の後方にはカソード室がそれぞれ区画さ
れ、複数の発光室には内面に蛍光体層が形成されるとと
もに発光室とカソード室との間を連通する放電孔が発光
室毎に形成された気密容器と;この気密容器内に封入さ
れた放電媒体と;気密容器のカソード室内に配設された
カソードと;気密容器の発光室内に配設され、前記カソ
ードと放電路を形成する複数のアノードと;気密容器の
少なくとも一対の発光室間に形成された遮光部と;この
遮光部の背面側に配設され、カソードと放電路を形成す
る補助電極と;を具備していることを特徴とする。
【0016】ここで、透光性前面板は、表示面を構成す
るものであり、透光性ガラスで形成することが可能であ
るが、必ずしも透明である必要はなく、例えば透過波長
選択性または光拡散性を有するものを含む。また、外表
面または内表面に低融点ガラスあるいは透光性樹脂等か
らなる色フィルターを形成したものでもよい。カソード
室とは、カソードが配設された部屋であり、放電孔のみ
で連通するものであれば、発光室と一体的に形成された
ものでもよい。
【0017】放電孔とは、各発光室内のアノードとカソ
ード室のカソードとの間に放電が生起されるように発光
室とカソード室とを区画している部材に形成された孔で
ある。
【0018】補助電極はカソードとの間で補助放電を形
成するものであればどのような構成であってもよく、ア
ノードと同じ部材を用いてもよい。また一対の発光室間
とは、隣接する発光室の中間位置を示し、隣接方向は上
下左右方向のいずれであってもよい。
【0019】カソードとは、電子放射を行なう陰極であ
り、陰極降下電圧の低い熱陰極としてエミッタが塗布さ
れた予熱形のフィラメント電極等が用いられるが、これ
に限らない。
【0020】遮光部とはいわゆるブラックストライプと
称されるものであり、例えば黒色の塗料やフィルム等の
遮光部材により発光室間を仕切るように形成することが
可能であるが、これらに限らず、コントラストを向上さ
せるように形成されたものであればよい。
【0021】蛍光体層は、発光室の内壁全面に被着され
ている必要はなく、一部分であってもよい。また、内部
に仕切部材などが設置されている場合には、この仕切部
材の壁面に形成してもよい。
【0022】請求項1または2の発明によれば、補助電
極の補助放電によりカソードと各アノードとの放電路が
活性化されるので、カソードと各アノードとの放電電圧
のばらつきも低減することができる。
【0023】しかも、補助電極を配設する遮光部の背面
側は隣り合う一対の発光室同士間の間隙であり、いわば
デッドスペースであるので、これら発光室の配置密度の
低下を招くことがなく、補助電極の設置スペースを容易
に確保することができる。このために、発光室の配置密
度の低下に伴う表示精度の低下と、装置全体の大型化を
防止することができる。
【0024】また、仮に補助電極とカソードとの補助放
電によりわがずかな可視光が不用意に発光しても、その
発光を遮光部により遮光することができるので、表示精
度の向上を図ることができる。
【0025】請求項3の発明は、発光室は複数個で1画
素を形成しており、遮光部および補助電極は少なくとも
一対の画素間に配設されていることを特徴とする。一対
の画素間とは隣り合う画素同士間の間隙であり、いわば
デッドスペースであるので、画素密度を低下させずに補
助電極の設置スペースを容易に確保することができる。
このために装置全体の大形化を防止することができる。
【0026】また、画素同士の間隙は発光室同士間の間
隙であり、ここには遮光部が形成されているので、仮に
補助電極近傍の発光室が不用意に発光しても、その発光
を遮光部により遮光することができるので、表示精度の
向上を図ることができる。
【0027】請求項4の発明は、3つの発光室で1画素
を形成しており、3つの発光室には、赤色発光蛍光体、
青色発光蛍光体、緑色発光蛍光体がそれぞれ塗布されて
いることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、赤色(R)発光蛍光
体,緑色(G)発光蛍光体,青色(B)発光蛍光体をそ
れぞれ塗布している3つの発光室により1画素を形成し
ているので、1画素でR,G,Bおよびこれらの各種組
合せの合成色等を表示することができる。
【0029】請求項5の発明は、少なくとも一対の画素
間に補助電極室が配設されており、遮光部はこの補助電
極室に対向して透光性前面板に形成されていることを特
徴とする。
【0030】ここで、補助電極室とは補助電極が収容さ
れる空間である。補助電極室を発光室と同じ形状に構成
すれば、これらの製造を容易に行なうことができる。
【0031】この発明によれば、補助電極室に対向する
ように遮光部を透光性前面板に形成しているので、透光
性前面板の内側に補助電極を設けることができ、余裕を
もって配設スペースを確保することができる。
【0032】請求項6の発明は、透光性前面板、カソー
ド室および透光性前面板とカソード室との間に略面一に
配設されるとともに内面に蛍光体層が形成された複数の
発光室を有し、発光室とカソード室との間を連通する放
電孔が発光室毎に形成された気密容器と;この気密容器
内に封入された放電媒体と;気密容器のカソード室内に
配設されたカソードと;気密容器の発光室内に配設さ
れ、カソードと放電路を形成する複数のアノードと;少
なくとも複数の発光室よりも外側位置に配設された遮光
部と;この遮光部の背面側に配設され、カソードと放電
路を形成する補助電極と;を具備していることを特徴と
する。
【0033】この発明によれば、請求項1または2記載
の発明と同様の作用効果を奏するうえに、遮光部を複数
の発光室の外側に配設したので、これら発光室の配設密
度の低下に伴う表示精度の低下を防止することができ
る。
【0034】請求項7の発明は、複数の発光室は、一方
向に配列されているとともに、この配列が一方向に直交
する他方向に複数段形成されており、補助電極はカソー
ドの中心部位を中心とした点対称に位置するように複数
配設されていることを特徴とする。
【0035】この発明によれば、複数の発光室を行列状
(マトリックス状)に配設し、これら各発光室の各アノ
ードと放電を行なうカソードの中心に対して、複数の補
助電極を点対称をなす位置に配設しているので、これら
補助電極による放電電圧のばらつきの低減の効果をカソ
ードを中心として対称的に行なうことができる。その結
果、補助電極を必要以上設けることなく各発光室による
表示面全体の輝度均一性を向上させることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の表示用蛍光ラ
ンプを図面に基づいて説明する。なお、図中、同一部分
には同一符号を付している。
【0037】図1は第1の実施形態の表示用蛍光ランプ
の正面図、図2は図1の要部を示す概略正面図、図3は
同底面図、図4は図1の拡大側面図、図5は図4の縦断
面を示す模式図である。
【0038】これらの図において、1は気密容器であ
り、透光性前面板2、発光室部3およびカソード室部4
から構成されている。気密容器1内には放電媒体である
水銀と希ガスが適量封入される。
【0039】透光性前面板2は透光性ガラスで成形され
ている。発光室部3は、横長角筒状の例えば金属製容器
の内,外両面を含む全面にガラス被膜をコーティングし
たホーロー製であり、内部に上下2段に配列された48
個の縦長矩形状の発光室5を有しており、前面側には開
口6が形成されている。開口6には透光性前面板2が低
融点のフリットガラスなどによって気密に封着されてい
る。
【0040】カソード室部4は発光室部3の背面側に取
り付けられている。カソード室部4は、長手方向の大き
さは発光室部3とほぼ同サイズであるが長手方向に直交
する方向のサイズはやや小さく、横長角筒状の例えばガ
ラスまたはセラミックス製で形成されている。カソード
室部4の内部には熱陰極からなるカソード7が配設され
ている。
【0041】発光室部3は、各発光室5同士間を区画す
るように設けられた側壁部8、およびカソード室部4側
とを仕切るように設けられた底面部9からなり、透光性
前面板2の内面の一部とで空間を形成している。
【0042】底面部9には上下方向で対向する発光室5
側にそれぞれ近接する位置に放電孔10が形成されてお
り、透光性前面板2側から表示用蛍光ランプ全体を見る
と、長手方向に沿ってほぼ中央位置に2段に配列された
48個の放電孔10が形成されている。発光室5内の放
電孔10の反対側にはアノード11が底面部9から気密
に挿通されたリードピン12を介して配設されている。
【0043】発光室5は横方向に並んだ3個で1画素を
形成しており、左から順に赤(R),緑(G),青
(B)で発光するように側壁部8および底面部9の内面
にそれぞれの光色で発光する蛍光体が塗布されている。
すなわち、本実施形態の発光室は2段に配列された16
個の画素が設けられている。
【0044】カソード室部4は背面板13とこの背面板
13の周縁を囲むように設けられた側壁板14とから形
成されている。背面板13には、フィラメントコイルに
エミッタ物質を塗布した熱陰極からなるカソード7が配
設されている。カソード7は背面板13から気密に挿通
されたリードピン15を介して外部と電気的に接続さ
れ、かつ支持されている。16は排気管であり、底面か
ら背面方向に突設されている。17は水銀放出構体であ
り、基体の一面側にゲッターとしてのZr−Al合金を
被着させ、他面側にTi−Hg合金を被着させたもので
ある。水銀放出構体17は、背面板13に気密に挿通さ
れた内導線18に接続されている。水銀放出構体17に
は気密容器1の外部からの高周波誘導加熱により、気密
容器1内に水銀を蒸発させる。なお、一対のカソード7
a,7bおよび一対の水銀放出構体17a,17bは背
面板13の長手方向中間部にて仕切られた隔壁19の対
称位置にて左右に一対ずつ設けられている。隔壁19は
図中左右のカソード室同士を若干の間隙を通して連通さ
せるようになっている。
【0045】そして、透光性前面板2の内表面には、遮
光部であるブラックストライプ(図1では平行斜線で表
示)20を、黒色塗料の印刷等により形成している。
【0046】つまり、ブラックストライプ20は各発光
室5間と、R,B,Gにそれぞれ発光する3室の発光室
5により構成される各画素間と、各画素の外周を包囲す
るように透光性前面板2の内面に黒色塗料の印刷によっ
て一連に形成されている。
【0047】そして、図1、2に示すように図中横方向
で隣合う各画素同士間のブラックストライブ20の背面
側にて第1、第2、第3、第4の補助電極室21a,2
1b,21c,21dを千鳥状に配設している。第1と
第2の補助電極室21a,21bを第1のカソード7a
に対して対称位置に配置して一対に構成する一方、第3
と第4の補助電極室21c,21dを第2のカソード7
bに対して対称位置に配置して一対に構成するようにな
っている。
【0048】各補助電極室21a〜21dは各発光室3
2とほぼ同様に平面形状がほぼ長方形をなし、その内部
には外側壁側にて、ピン状の各補助電極22a,22
b,22c,22dの内端部をそれぞれ収容している。
また、各補助電極室21a〜21dは、その内側壁側に
て丸形または角形の補助放電連通孔23a,23b,2
3c,23dをそれぞれ穿設して、隔壁19によりそれ
ぞれ仕切られた各カソード室4a,4bにそれぞれ連通
させている。これにより各発光室5と各カソード7a,
7bとを結ぶ放電路に各補助電極室21a〜21dをそ
れぞれ臨ませている。各補助電極室21a〜21dの内
壁には蛍光体を形成していない。
【0049】第1の補助電極22aは図1、2中隔壁1
9よりも左半分側の画素配列の上段において、第1のカ
ソード7aから最も遠い画素よりも1画素分内方に配設
され、第2の補助電極22bは、画素配列の下段で第1
のカソード7aから最も遠い画素よりも1画素分内方に
配設され、これら第1、第2の補助電極22a,22b
は第1のカソード7aに対してほぼ対称位置に配設され
ている。
【0050】これとほぼ同様に第3の補助電極22cは
図1、2中カソード隔壁19よりも右半分側の画素配列
の上段において、第2のカソード7bから最も遠い画素
よりも1画素分内方に配設され、第4の補助電極22d
は、画素配列の下段で第2のカソード7bから最も遠い
画素よりも1画素分内方に配設され、これら第3、第4
の補助電極22c,22dは第2のカソード7bに対し
てほぼ対称位置に配設されている。
【0051】図6はこのように構成される表示用蛍光ラ
ンプの分解斜視図であり、発光室部3は図中横方向に細
長い有底角筒状の本体3a内を1枚の長い横仕切板3b
により図中上下方向に2等分とすると共に、短かい複数
の縦仕切板3cにより図中横方向に複数分割して複数の
発光室5を形成している。各発光室5の底面部9には放
電孔10をそれぞれ穿設する一方、各発光室5内には
R,G,Bにそれぞれ発光する蛍光体をスプレー法やス
ラリー法等により各発光室5毎に順次塗り分けて形成し
ている。
【0052】このように構成された発光室部3はカソー
ド室部4の図中上部室14a内に落とし込まれ、その上
部室14aの開口端6上には透光性前面板2が嵌合され
て気密に密閉される。
【0053】一方、カソード室部4の角筒状側壁板14
の図中開口下端には、第1,第2の一対のカソード7
a,7bと隔壁板19と一対の水銀放出構体17a,1
7bとを予め立設する一方、排気管16を固着している
背面板13の嵌合溝を嵌合させてフリットガラスにより
気密に固着している。
【0054】したがって、複数の発光室5を一体に連成
した発光室部3をカソード室部4の上部室14a内に単
に落し込むことにより発光室部3をカソード室部4に簡
単かつ迅速に組み付けることができる。
【0055】図7はn個の各発光室5のアノード11
a,11b,…,11nにそれぞれ印加される放電電圧
Va,Vb,…,Vnの立上がりに同期して各補助電極
22a〜22dに印加される所要幅のパルス電圧Pa,
Pdのタイミングチャートである。各補助電極22a〜
22dにはこのパルスPa…Pdが周期(T)毎に印加
される。また、各カソード7a,7bと各アノード11
a,11b,…,11nとには周期(T)毎に放電電圧
Va,Vb,…,Vnが印加される。
【0056】放電電圧Va,Vb,…,Vnは、パルス
Pa…Pdよりも若干低い始動用パルスが重畳されてお
り、各発光室5の輝度に応じた階調信号に基づいた放電
時間ta,tb,…,tnで点灯するように数十Vの電
圧が印加される。
【0057】なお、補助電極22a〜22dに印加され
る電圧はパルス状でなくてもよく、常時一定の電圧が印
加されるものであってもよい。また、放電電圧Va,V
b,…,Vnも始動性に問題がなければ、始動用のパル
スを重畳しなくてもよい。
【0058】そして、この実施形態によれば、補助電極
22a〜22dにより、各カソード7a,7bと各アノ
ード11との放電路のイオンや電子を活性化するので、
各カソード7a,7bと各アノード11との始動電圧を
低減することができると共に、補助電極22a〜22d
の配置により各アノード11毎の放電電圧のばらつきも
低減することができ、表示面の輝度を均一化することが
可能となる。
【0059】図8はこの実施形態に係る表示用蛍光ラン
プの各アノード11毎の始動電圧を、図9で示す表示用
蛍光ランプAの各アノード11毎の始動電圧と比較して
示すグラフである。なお、図8中の横軸の数字はアノー
ド11の位置を示すための番号であり、図9中の丸で囲
った数字と同じものを示している。
【0060】
【外1】
【0061】
【外2】
【0062】このために、各アノード11同士間の始動
電圧の低減化およびそのそのばらつきの均等化を図るた
めに、各アノード11に印加する電圧を制御する制御手
段が必要となるうえに、その電圧の制御値の種類が増大
して点灯回路の構成が複雑になるという課題がある。
【0063】これに対し、本実施形態に係る表示用蛍光
ランプでは上述したように各アノード11毎の始動電圧
が低く、かつばらつきが小さいので、かかる課題はな
い。
【0064】つまり、各アノード11毎の始動電圧のば
らつきを限流抵抗等の回路素子により低減するのではな
いので、ランプ点灯回路が煩雑になり、コストが上昇す
るのを防止することができる。
【0065】また、補助電極22a〜22dを配設す
る、隣り合う一対の画素間は複数の発光室5同士間の間
隙であり、いわばデッドスペースであるので、画素密度
を低下させずに補助電極22a〜22dの設置スペース
を容易に確保することができる。このために装置全体の
大型化を防止することができる。
【0066】また、画素同士の間隙は隣り合う発光室5
同士間の間隙であり、ここには遮光部のブラックストラ
イプ20が形成されているので、仮に補助電極22a〜
22d近傍に水銀の輝線による青っぽい光が不用意に発
光しても、その発光をブラックストライプ20により遮
光することができるので、表示精度の向上を図ることが
できる。
【0067】さらに、補助電極室21a〜21dおよび
補助電極22a〜22dをブラックストライプ20の背
面側に対向させているので、この補助電極室21a〜2
1dおよび補助電極22a〜22dをブラックストライ
プ20により隠蔽して外観上の美観を向上させることが
できる。
【0068】そして、補助電極22a〜22dを、複数
の発光室5よりも外側のブラックストライプ20の背面
側に配設しているので、補助電極22a〜22dによ
り、これよりも内側にある複数の発光室5の各アノード
11と各カソード7a,7bとの始動電圧を低減し、か
つ始動電圧のばらつきを低減することができる。
【0069】また、補助電極22a〜22dを配設する
ブラックストライプ20の背面側は複数の発光室5の外
側であるので、発光室5の配設密度の低下に伴う表示精
度の低下を防止することができる。
【0070】さらに、複数の発光室5を行列状(マトリ
ックス状)に配設し、これら各発光室5の各アノード1
1と放電を行なうカソード7a,7bの中心に対して、
複数の補助電極22a〜22dを点対称をなす位置に配
設している。これら補助電極22a〜22dにより、放
電電圧のばらつきの低減の効果を各カソード7a,7b
を中心として平均的に行なうことができる。その結果、
各発光室5による表示面全体の輝度の均一性を向上させ
ることができる。
【0071】さらに、ブラックストライプ20を補助電
極22a〜22dないし補助電極室21a〜21d上ま
で拡大することができるので、表示面をなす遮光性前面
板2上のコントラストを向上させることができる。
【0072】さらにまた、水銀放出構体17a,17b
は、内導線18への通電、またはレーザービーム照射に
より、気密容器1内への水銀放出を容易かつ確実に行な
うこともできる。
【0073】図10は本発明の第2の実施形態に係る表
示用蛍光ランプ31の正面図であり、これは図1等で示
す第1の実施形態に係る表示用蛍光ランプの左、右半部
の一方、例えば左半部と同様に1つの小型気密容器1a
に2行4列の8画素の発光室5を設けた点に特徴があ
り、これ以外の構成は上記第1の実施形態と同様であ
る。
【0074】つまり、2つの補助電極22a,22b及
びこれらをそれぞれ収容する2つの補助電極室21a,
21bを、1つのカソード7aから最も遠い画素よりも
1画素分内方にて、このカソード7aに対して対称位置
に設けている。
【0075】したがってこの実施形態によっても、上記
第1の実施形態と同様に、カソード7aと各アノード1
1との始動電圧を低減することができると共に、その放
電電圧のばらつきを低減することができる。
【0076】図11は本発明の第3の実施形態に係る表
示用蛍光ランプ41の正面図であり、これは図10で示
す実施形態の2つの補助電極22a,22b及び補助電
極室21a,21bを、1つのカソード7aから最も遠
い画素の発光室5の外側にて、このカソード7aに対し
て対称位置に設けている点に特徴があり、これ以外の構
成は上記第2の実施形態の表示用蛍光ランプ31とほぼ
同様である。
【0077】この実施形態によれば、補助電極22a,
22bをカソード7aから最も遠い発光室5の外側にて
カソード室と連通させているので、各アノード11とカ
ソード7aとを結ぶ放電路を全長に亘って活性化して放
電電圧のばらつきを低減することができる。
【0078】しかも、2つの補助電極22a,22bを
カソード7aの対称位置に設けているので、放電電圧低
減のばらつきを対称的に低減することができる。
【0079】以上、本発明の実施例を図面を参照して詳
細に説明したが、本発明は次に示すようにさらに別の態
様でも実施することができる。
【0080】図12は本発明の第4の実施形態に係る表
示用蛍光ランプ51の正面図であり、これは図10で示
す実施形態のように補助電極22a,22bを千鳥状に
配設した場合、カソード7aの中心軸Oaが、補助電極
22a,22bが配置されていない側の2つの発光室、
例えば5a,5bの各放電孔同士を結ぶ直線上に重なる
ようにカソード7aを傾斜させて設けた点に特徴があ
る。
【0081】この実施形態によれば、各補助電極22
a,22bと、カソード7aとの間に形成される補助放
電路が補助電極22a,22bが配置されていない側に
延びるので、補助電極22a,22bが配置されいない
側の始動電圧を低減することができる。また、補助電極
22a,22bが配設されている側と配設されていない
側の放電電圧の差を縮小することができ、各アノード1
1毎の放電電圧のばらつきを一段と縮小することがで
き,表示面の輝度均一化を図ることができる。
【0082】図13は本発明の第5の実施形態にかかる
表示用蛍光ランプ61の正面図であり、これは上記第4
実施形態と同様の理由により、図11で示す実施形態に
おいて、カソード7aの中心軸Obが、補助電極22
a,22bが配置されていない側の2つの発光室、例え
ば5c,5dの各放電孔同士を結ぶ直線上に重なるよう
にカソード7aの中心軸Obを傾斜させた点に特徴があ
り、図12で示す実施形態と同様の作用効果を有する。
【0083】図14は本発明の第6実施形態に係る表示
用蛍光ランプの要部分解斜視図であり、これは細長有底
角筒状の発光室部3を、その全発光室5内に、R,G,
Bの蛍光体をそれぞれ形成したものを3種類用意する。
【0084】しかる後に、これら3種類の発光室部3を
各発光室5毎に分断して、R,G,B毎の各発光室5e
を、カソード室部4の上部室14a内に所定の配列に従
って落し込むことによりカソード室部4に組み付ける点
に特徴がある。
【0085】これによれば、1つの発光室部3の各発光
室5毎にR,G,Bの蛍光体を順次塗り分けるためにマ
スク等の細工をする必要がなく、R,G,Bのいずれか
1種類の蛍光体をスプレー法やスラリー法等により同時
に形成することができる。
【0086】したがって、発光室部3に蛍光体を形成す
る工程数を大幅に減少させることができるうえに、隣り
合う発光室5同士の蛍光体塗料の回り込みによる混合が
発生して色度を低下させるのを防止することができる。
【0087】図15は図6と図14で示す発光室部3の
構成を示すために一部を切り欠いて示す分解斜視図であ
り、この発光室部3によれば、短冊状の縦仕切板3cが
30枚必要である。また、これら縦仕切板3cはその図
中上下両端部を、有底角筒状の本体3aの図中上下両端
壁に形成した嵌合溝3d内に一つ一つ嵌入して本体3a
に固定しなければならず、その組付け作業性が必ずしも
良好とはいえない。
【0088】これに対し、図16で示す本発明の第7の
実施形態に係る表示用蛍光ランプの発光室部24によれ
ば、複数の発光室5に仕切る短冊状の縦仕切板3cを1
6枚に削減し、その組付作業性も向上させることができ
る。
【0089】図17はこの発光室部24の本体24aの
展開図であり、図中一点鎖線は谷折り線を、破線は山折
り線をそれぞれ示し、図中符号24bは縦仕切板3cの
長手方向両端部が嵌入されて固定される嵌合溝、24c
は図示しない横仕切板の長手方向両端部と下端部の嵌合
溝に十字状に嵌合されて固定される嵌合溝である。
【0090】図18はこの展開状態の発光室部本体24
aを谷,山折り線に従ってプレスして有底角筒状に形成
した状態の一部切欠縦断面図である。この発光室部本体
24aはその各凹部24d内に例えば2枚の縦仕切板3
cを配設することにより、R,G,Bに発光する1画素
分の3つの発光室5を形成し、各凸部24eの背面(図
18では下面)側空間を補助電極室21に形成する。
【0091】したがって、この発光室部24によれば、
補助電極室21を凸部24eの背面側空間に形成するの
で、図15で示すように補助電極室21の両側を縦仕切
板3cにより仕切る必要がない。このために、縦仕切板
3cを16枚に削減して仕切板材料の節約を図ることが
できるうえに、縦仕切板3cの組付作業性の向上も図る
ことができる。
【0092】また、補助電極室21を凸部24eの背面
側空間に形成するので、この補助電極室21内に収容さ
れる補助電極22を凸部24eの頭壁により隠蔽するこ
とができる。このために、外観上の美観の向上を図るこ
とができるうえに、補助電極22の補助放電に伴う水銀
輝線の青味を帯びた若干の迷光が表示面上に表われて表
示輝度を低下させるのを防止することができる。したが
って、この凸部24e上に遮光部であるブラックストラ
イプを格別に設ける必要もない。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または2
の発明によれば、補助電極によりカソードと各アノード
との放電路のイオンや電子を活性化するので、各アノー
ド毎の放電電圧のばらつきを低減して輝度を均一化する
ことが可能となる。
【0094】しかも、補助電極を配設する遮光部の背面
側は隣り合う一対の発光室同士間の間隙であり、いわば
デッドスペースであるので、これら発光室の配置密度の
低下を招くことがなく、補助電極の設置スペースを容易
に確保することができ、表示精度が向上し、装置全体の
大形化とを防止することができる。
【0095】また、仮に補助電極とカソードとの放電に
より可視光線が不用意に発光しても、その発光を遮光部
により遮光することができるので、表示精度の向上を図
ることができる。
【0096】請求項3の発明によれば、隣り合う一対の
画素間の間隙である、いわばデッドスペースに補助電極
を設けるので、画素密度を低下させずに補助電極の設置
スペースを容易に確保することができる。このために装
置全体の大形化を防止することができる。
【0097】また、画素同士の間隙は発光室同士間の間
隙であり、ここには遮光部が形成されているので、仮に
補助電極近傍の発光室が不用意に発光しても、その発光
を遮光部により遮光することができるので、表示精度の
向上を図ることができる。
【0098】請求項4の発明によれば、赤色(R)発光
蛍光体,緑色(G)発光蛍光体,青色(B)発光蛍光体
をそれぞれ塗布している3つの発光室により1画素を形
成しているので、1画素でR,G,Bおよびこれらの各
種組合せの合成色等を表示することができる。
【0099】請求項5の発明によれば、補助電極室に対
向するように遮光部を透光性前面板に形成しているの
で、透光性前面板の内側に補助電極を設けることがで
き、余裕をもって配設スペースを確保することができ
る。
【0100】請求項6の発明によれば、請求項1または
2記載の発明と同様の作用効果を奏するうえに、遮光部
を複数の発光室の外側に配設したので、これら発光室の
配設密度の低下に伴う表示精度の低下を防止することが
できる。
【0101】請求項7の発明によれば、複数の発光室を
行列状(マトリックス状)に配設し、これら各発光室の
各アノードと放電を行なうカソードの中心に対して、複
数の補助電極を点対称をなす位置に配設しているので、
これら補助電極による放電電圧のばらつきの低減の効果
をカソードを中心として対称的に行なうことができる。
その結果、補助電極を必要以上設けることなく各発光室
による表示面全体の輝度均一性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る表示用蛍光ラン
プの正面図。
【図2】図1の要部を示す概略正面図。
【図3】図1の底面図。
【図4】図1の拡大側面図。
【図5】図4の縦断面を示す模式図。
【図6】図1等で示す第1の実施形態の要部分解斜視
図。
【図7】図1等で示す補助電極に印加する電圧パルスの
タイミングチャート。
【図8】本発明の第1の実施形態の始動電圧低減効果を
示すグラフ。
【図9】図8で示す比較例の構成を示す概略正面図。
【図10】本発明の第2の実施形態の概略正面図。
【図11】本発明の第3の実施形態の概略正面図。
【図12】本発明の第4の実施形態の概略正面図。
【図13】本発明の第5の実施形態の概略正面図。
【図14】本発明の第6の実施形態の要部分解斜視図。
【図15】図6と図14で示す発光室部の一部切欠分解
斜視図。
【図16】本発明の第7の実施形態の発光室部の一部切
欠斜視図。
【図17】図16で示す発光室部本体の展開図。
【図18】図16で示す発光室部本体の一部切欠縦断面
図。
【符号の説明】
1,1a 気密容器 2 透光性前面板 3 発光室部 3b 横仕切板 3c 縦仕切板 3d 嵌合溝 4 カソード室部 5,5a,5b,5c,5d 発光室 7,7a,7b カソード 10 放電孔 11 アノード 13 背面板 19 隔壁 20 ブラックストライプ(遮光部) 21,21a,21b,21c,21d 補助電極室 22,22a,22b,22c,22d 補助電極 23a,23b,23c,23d 補助放電連通孔 24 発光室部 24a 発光部本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴野 信雄 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 本多 宏一 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 井手 勝幸 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 小林 正秋 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 戸田 健吾 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 刀根 章 三重県松阪市広陽町20番地 松阪ノリタケ 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性前面板、カソード室および透光性
    前面板とカソード室との間に略面一に配設されるととも
    に内面に蛍光体層が形成された複数の発光室を有し、発
    光室とカソード室との間を連通する放電孔が発光室毎に
    形成された気密容器と;この気密容器内に封入された放
    電媒体と;気密容器のカソード室内に配設されたカソー
    ドと;気密容器の発光室内に配設され、カソードと放電
    路を形成する複数のアノードと;気密容器の少なくとも
    一対の発光室間に形成された遮光部と;この遮光部の背
    面側に配設され、カソードと放電路を形成する補助電極
    と;を具備していることを特徴とする表示用蛍光ラン
    プ。
  2. 【請求項2】 透光性前面板を有し、透光性前面板の内
    面には略面一に複数の発光室が、この複数の発光室の後
    方にはカソード室がそれぞれ区画され、複数の発光室に
    は内面に蛍光体層が形成されるとともに発光室とカソー
    ド室との間を連通する放電孔が発光室毎に形成された気
    密容器と;この気密容器内に封入された放電媒体と;気
    密容器のカソード室内に配設されたカソードと;気密容
    器の発光室内に配設され、カソードと放電路を形成する
    複数のアノードと;気密容器の少なくとも一対の発光室
    間に形成された遮光部と;この遮光部の背面側に配設さ
    れ、カソードと放電路を形成する補助電極と;を具備し
    ていることを特徴とする表示用蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 発光室は複数個で1画素を形成してお
    り、遮光部および補助電極は少なくとも一対の画素間に
    配設されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の表示用蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 3つの発光室で1画素を形成しており、
    3つの発光室には、赤色発光蛍光体、青色発光蛍光体、
    緑色発光蛍光体がそれぞれ塗布されていることを特徴と
    する請求項3記載の表示用蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】 少なくとも一対の画素間に補助電極室が
    配設されており、遮光部はこの補助電極室に対向して透
    光性前面板に形成されていることを特徴とする請求項3
    または4記載の表示用蛍光ランプ。
  6. 【請求項6】 透光性前面板、カソード室および透光性
    前面板とカソード室との間に略面一に配設されるととも
    に内面に蛍光体層が形成された複数の発光室を有し、発
    光室とカソード室との間を連通する放電孔が発光室毎に
    形成された気密容器と;この気密容器内に封入された放
    電媒体と;気密容器のカソード室内に配設されたカソー
    ドと;気密容器の発光室内に配設され、カソードと放電
    路を形成する複数のアノードと;少なくとも複数の発光
    室よりも外側位置に配設された遮光部と;この遮光部の
    背面側に配設され、カソードと放電路を形成する補助電
    極と;を具備していることを特徴とする表示用蛍光ラン
    プ。
  7. 【請求項7】 複数の発光室は、一方向に配列されてい
    るとともに、この配列が一方向に直交する他方向に複数
    段形成されており、補助電極はカソードの中心部位を中
    心とした点対称に位置するように複数配設されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載の表
    示用蛍光ランプ。
JP25630696A 1996-09-27 1996-09-27 表示用蛍光ランプ Pending JPH10106501A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104884860A (zh) * 2012-12-20 2015-09-02 齐扎拉光***有限责任公司 用于大灯的带有光线引导单元的照明单元

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104884860A (zh) * 2012-12-20 2015-09-02 齐扎拉光***有限责任公司 用于大灯的带有光线引导单元的照明单元
JP2016500466A (ja) * 2012-12-20 2016-01-12 チザラ リヒトシステーメ ゲーエムベーハーZizala Lichtsysteme GmbH 投光装置用のライトガイドユニットを備えた投光ユニット

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