JPH0998937A - 内視鏡均圧装置および方法 - Google Patents
内視鏡均圧装置および方法Info
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- JPH0998937A JPH0998937A JP8148538A JP14853896A JPH0998937A JP H0998937 A JPH0998937 A JP H0998937A JP 8148538 A JP8148538 A JP 8148538A JP 14853896 A JP14853896 A JP 14853896A JP H0998937 A JPH0998937 A JP H0998937A
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- A61B1/12—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K17/00—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
- F16K17/18—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on either side
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- F16K17/196—Equalising valves predominantly for tanks spring-loaded
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K17/00—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
- F16K17/20—Excess-flow valves
- F16K17/22—Excess-flow valves actuated by the difference of pressure between two places in the flow line
- F16K17/24—Excess-flow valves actuated by the difference of pressure between two places in the flow line acting directly on the cutting-off member
- F16K17/28—Excess-flow valves actuated by the difference of pressure between two places in the flow line acting directly on the cutting-off member operating in one direction only
- F16K17/30—Excess-flow valves actuated by the difference of pressure between two places in the flow line acting directly on the cutting-off member operating in one direction only spring-loaded
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内視鏡の内部に抗菌ガスが入り込むことを防
止しながら、滅菌手順の際に内視鏡の内部の圧力を等し
くする装置と方法を提供する。 【解決手段】 均圧装置は、内視鏡の開口に接続し、内
視鏡内の圧力をその周囲環境の圧力と均一にする。出口
チェックバルブは、開口からの流れを許し、開口内への
流れを阻止する。知られた化学薬品が開口に入るのを防
止するためフィルターを設けることができる。その薬品
が過酸化水素であるならば、フィルターは、過酸化水素
を水と酸素に分解するため、銅ウールのような触媒を好
適に含む。入口チェックバルブが、内視鏡の開口と連通
して所定の値より大きな下流圧力勾配に応じて開口内に
流すように設けられる。
止しながら、滅菌手順の際に内視鏡の内部の圧力を等し
くする装置と方法を提供する。 【解決手段】 均圧装置は、内視鏡の開口に接続し、内
視鏡内の圧力をその周囲環境の圧力と均一にする。出口
チェックバルブは、開口からの流れを許し、開口内への
流れを阻止する。知られた化学薬品が開口に入るのを防
止するためフィルターを設けることができる。その薬品
が過酸化水素であるならば、フィルターは、過酸化水素
を水と酸素に分解するため、銅ウールのような触媒を好
適に含む。入口チェックバルブが、内視鏡の開口と連通
して所定の値より大きな下流圧力勾配に応じて開口内に
流すように設けられる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の内部空
間とその内視鏡周囲の環境との間の圧力を等しくする装
置と方法に関するものである。
間とその内視鏡周囲の環境との間の圧力を等しくする装
置と方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般的な内視鏡は、人体内あるいは動物
体内に挿入するため適当な細長いチューブを含む。内視
鏡の先端のレンズは、体の内部領域の像を造る。光ファ
イバーケーブルやビデオ伝達のような手段は、上記像
を、外科医や内視鏡の他のユーザが見ることができる体
外の場所に、内視鏡の長さを介して送る。勿論、内視鏡
は医学的用途に限定されず、他の用途での機械診断や修
理にも有効である。目的の用途が何であれ、柔軟な（フ
レキシブル）先端部は、内視鏡を非直線に通行させる。
体内に挿入するため適当な細長いチューブを含む。内視
鏡の先端のレンズは、体の内部領域の像を造る。光ファ
イバーケーブルやビデオ伝達のような手段は、上記像
を、外科医や内視鏡の他のユーザが見ることができる体
外の場所に、内視鏡の長さを介して送る。勿論、内視鏡
は医学的用途に限定されず、他の用途での機械診断や修
理にも有効である。目的の用途が何であれ、柔軟な（フ
レキシブル）先端部は、内視鏡を非直線に通行させる。
【０００３】上記像伝達手段に加え、内視鏡の先端は、
一般的に、空気、液体あるいは機器を通す１個以上の管
状通路を備えている。柔軟な内視鏡は、通常、内視鏡先
端の動きをコントロールするための１本以上のワイヤも
備えている。柔軟な外筒シースは、内視鏡の柔軟な部分
を被覆してその環境から内視鏡を保護すると共に、その
本体や他の環境を内視鏡の内部から保護する。
一般的に、空気、液体あるいは機器を通す１個以上の管
状通路を備えている。柔軟な内視鏡は、通常、内視鏡先
端の動きをコントロールするための１本以上のワイヤも
備えている。柔軟な外筒シースは、内視鏡の柔軟な部分
を被覆してその環境から内視鏡を保護すると共に、その
本体や他の環境を内視鏡の内部から保護する。
【０００４】公衆衛生の理由から、内視鏡は各々使用し
た後、一般的に洗浄され滅菌される。これらの手順の際
に、便宜上、多くの内視鏡に完全に水漏れしない水密構
造が設けられ、内視鏡の内部要素を洗浄剤と滅菌剤から
保護する。柔軟な内視鏡では、内視鏡の柔軟な部分を被
覆している柔軟なエラストマーのシースが、この水密構
造の一体部品を形成する。 高圧蒸気などの伝統的な滅
菌方法は、内視鏡の繊細な内部機構と柔軟なシースを損
傷する可能性がある。最近の滅菌装置は、内視鏡を、お
そらくプラズマ界と組み合わせて過酸化水素や酸化エチ
レンなどの抗菌ガスにさらす。これらの滅菌装置は、滅
菌手順の間、一般的に内視鏡を減圧環境に維持する。
た後、一般的に洗浄され滅菌される。これらの手順の際
に、便宜上、多くの内視鏡に完全に水漏れしない水密構
造が設けられ、内視鏡の内部要素を洗浄剤と滅菌剤から
保護する。柔軟な内視鏡では、内視鏡の柔軟な部分を被
覆している柔軟なエラストマーのシースが、この水密構
造の一体部品を形成する。 高圧蒸気などの伝統的な滅
菌方法は、内視鏡の繊細な内部機構と柔軟なシースを損
傷する可能性がある。最近の滅菌装置は、内視鏡を、お
そらくプラズマ界と組み合わせて過酸化水素や酸化エチ
レンなどの抗菌ガスにさらす。これらの滅菌装置は、滅
菌手順の間、一般的に内視鏡を減圧環境に維持する。
【０００５】使用されないかなりの空間領域は、ほとん
どの内視鏡の柔軟な部分である。勿論、これらの空間を
主に空気であるガスで満たす。圧力を下げると、内視鏡
の内部に閉じ込められたガスは、エラストマーのシース
にかなりの圧力を与える。この圧力が解除されなけれ
ば、シースは破断するだろう。一般に内視鏡は、閉じ込
められたガスによる１気圧に容易に耐える。但し、固い
内視鏡でも内視鏡内の圧力に敏感な繊細な部材で構成す
ることができる。
どの内視鏡の柔軟な部分である。勿論、これらの空間を
主に空気であるガスで満たす。圧力を下げると、内視鏡
の内部に閉じ込められたガスは、エラストマーのシース
にかなりの圧力を与える。この圧力が解除されなけれ
ば、シースは破断するだろう。一般に内視鏡は、閉じ込
められたガスによる１気圧に容易に耐える。但し、固い
内視鏡でも内視鏡内の圧力に敏感な繊細な部材で構成す
ることができる。
【０００６】少なくとも一つのメーカーは、内視鏡にそ
の内部に通じる密閉可能な開口を備える。減圧環境で滅
菌している間、その開口を開けて内視鏡の内部を滅菌雰
囲気に連通させ、そして内視鏡内の過剰圧力を解放する
ことができる。開口は、内視鏡を水に入れ内視鏡の内部
にコントロールしたガス圧力をかけることによって内視
鏡内、特に、シース内での漏れをチェックするために用
いられる。
の内部に通じる密閉可能な開口を備える。減圧環境で滅
菌している間、その開口を開けて内視鏡の内部を滅菌雰
囲気に連通させ、そして内視鏡内の過剰圧力を解放する
ことができる。開口は、内視鏡を水に入れ内視鏡の内部
にコントロールしたガス圧力をかけることによって内視
鏡内、特に、シース内での漏れをチェックするために用
いられる。
【０００７】便宜上、少なくとも一つのメーカーは、滅
菌の間、開口上にはめることができる孔付きキャップを
供給する。そのキャップは、開口内のバルブを開け、内
視鏡の内部を滅菌手順の際に大気に連通するように配置
する。この単純な装置は、エラストマーシースの破断を
防止すると同時に、ガス抗菌剤を内視鏡の内部に入れ
る。内視鏡内にこのガス抗菌剤が存在することは、必ず
しも好ましくはない。この内視鏡の部分は、患者に接触
しないため、滅菌を必要としない。さらに、その抗菌剤
は内視鏡の内部に損傷を与える可能性がある。一般に、
開口は、抗菌剤が内視鏡の内部から分散するために、滅
菌手順後、十分な時間、開けたままにしておく必要があ
る。勿論、これは滅菌手順を完全にするために必要な時
間を延長することができる。
菌の間、開口上にはめることができる孔付きキャップを
供給する。そのキャップは、開口内のバルブを開け、内
視鏡の内部を滅菌手順の際に大気に連通するように配置
する。この単純な装置は、エラストマーシースの破断を
防止すると同時に、ガス抗菌剤を内視鏡の内部に入れ
る。内視鏡内にこのガス抗菌剤が存在することは、必ず
しも好ましくはない。この内視鏡の部分は、患者に接触
しないため、滅菌を必要としない。さらに、その抗菌剤
は内視鏡の内部に損傷を与える可能性がある。一般に、
開口は、抗菌剤が内視鏡の内部から分散するために、滅
菌手順後、十分な時間、開けたままにしておく必要があ
る。勿論、これは滅菌手順を完全にするために必要な時
間を延長することができる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術のこれらの課題と他の制限を、内視鏡の内部に抗菌ガ
スが入り込むことを防止しながら、滅菌手順の際に内視
鏡の内部の圧力を等しくする装置と方法によって解決す
るものである。
術のこれらの課題と他の制限を、内視鏡の内部に抗菌ガ
スが入り込むことを防止しながら、滅菌手順の際に内視
鏡の内部の圧力を等しくする装置と方法によって解決す
るものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係る均圧装置
は、内視鏡の内部の圧力とその周囲の環境の圧力を等し
くする。この装置は、内視鏡の開口に接続し、その開口
は、周囲環境からその内部空間へ通じる。出口チェック
バルブは、内視鏡の開口に通じ、開口からの流れを許
し、開口からの流入を防止する。従って、内視鏡の周囲
環境の圧力を下げると、内視鏡の内部空間のガスは、出
口チェックバルブを通して該環境へ出て内視鏡の内部空
間の圧力を解放する。内部空間の圧力をその周囲の環境
の圧力に均一にした後、出口チェックバルブは、ガスが
そのバルブを介して環境から内視鏡の内部空間に逆流す
るのを防止する。
は、内視鏡の内部の圧力とその周囲の環境の圧力を等し
くする。この装置は、内視鏡の開口に接続し、その開口
は、周囲環境からその内部空間へ通じる。出口チェック
バルブは、内視鏡の開口に通じ、開口からの流れを許
し、開口からの流入を防止する。従って、内視鏡の周囲
環境の圧力を下げると、内視鏡の内部空間のガスは、出
口チェックバルブを通して該環境へ出て内視鏡の内部空
間の圧力を解放する。内部空間の圧力をその周囲の環境
の圧力に均一にした後、出口チェックバルブは、ガスが
そのバルブを介して環境から内視鏡の内部空間に逆流す
るのを防止する。
【００１０】出口流路内のフィルターは、過酸化水素が
開口から出るのを好適に防止する。従って、減圧過酸化
水素滅菌手順の間、その装置を使用すると、出口チェッ
クバルブを超えて開口へ漏れる過酸化水素は、フィルタ
ーでろ過される。フィルターは、過酸化水素を水と酸素
に分解するため、銅ウールのような触媒を含むことがで
きる。
開口から出るのを好適に防止する。従って、減圧過酸化
水素滅菌手順の間、その装置を使用すると、出口チェッ
クバルブを超えて開口へ漏れる過酸化水素は、フィルタ
ーでろ過される。フィルターは、過酸化水素を水と酸素
に分解するため、銅ウールのような触媒を含むことがで
きる。
【００１１】入り口チェックバルブ手段は、内視鏡開口
に同様に連通し、所定の値、好適には１平方インチ当た
り１．５から５ポンドの範囲の値より大きな下流圧力勾
配に応じて開口内に流入させるのが好適である。出口チ
ェックバルブに付いた確実なクロージャーは、所定の
値、好適には同様に１平方インチ当たり１．５から５ポ
ンドの範囲の値より大きな下流圧力勾配に応じる場合を
除いて流れを防止するように設けられる。
に同様に連通し、所定の値、好適には１平方インチ当た
り１．５から５ポンドの範囲の値より大きな下流圧力勾
配に応じて開口内に流入させるのが好適である。出口チ
ェックバルブに付いた確実なクロージャーは、所定の
値、好適には同様に１平方インチ当たり１．５から５ポ
ンドの範囲の値より大きな下流圧力勾配に応じる場合を
除いて流れを防止するように設けられる。
【００１２】そのような内視鏡の開口は、内部バルブを
しばしば有し、本発明の装置には、その開口内部バルブ
を開けるための開放手段が設けられている。作業者のコ
ンプライアンスを増大させるため、その装置は、滅菌手
順の際に内視鏡を入れる滅菌容器に取り付けられる。滅
菌容器は、密閉が可能であり、ガスを通すが細菌を通さ
ない。
しばしば有し、本発明の装置には、その開口内部バルブ
を開けるための開放手段が設けられている。作業者のコ
ンプライアンスを増大させるため、その装置は、滅菌手
順の際に内視鏡を入れる滅菌容器に取り付けられる。滅
菌容器は、密閉が可能であり、ガスを通すが細菌を通さ
ない。
【００１３】本発明は、内視鏡の内部空間の圧力とその
内視鏡周囲の環境の圧力を等しくするための方法も含
む。その方法は、以下の工程を含む。内視鏡の内部空間
の圧力が周囲環境の圧力より所定の値以上になった時、
内部空間と環境間の開口を開けてその間の圧力を均一に
する工程。内部空間の圧力が周囲環境の圧力と均一にな
った時、開口を閉めて環境から内部空間へガスやその他
の物質が流入するのを防止する工程。
内視鏡周囲の環境の圧力を等しくするための方法も含
む。その方法は、以下の工程を含む。内視鏡の内部空間
の圧力が周囲環境の圧力より所定の値以上になった時、
内部空間と環境間の開口を開けてその間の圧力を均一に
する工程。内部空間の圧力が周囲環境の圧力と均一にな
った時、開口を閉めて環境から内部空間へガスやその他
の物質が流入するのを防止する工程。
【００１４】周囲環境のガスが知られている薬品を含ん
でいる場合、ガスが周囲環境から開口に入る際に、ガス
をろ過してその薬品を中和するのが好ましい。薬品が過
酸化水素を含む場合、過酸化水素を水と酸素に分解する
銅などの触媒で薬品を好適に中和する。
でいる場合、ガスが周囲環境から開口に入る際に、ガス
をろ過してその薬品を中和するのが好ましい。薬品が過
酸化水素を含む場合、過酸化水素を水と酸素に分解する
銅などの触媒で薬品を好適に中和する。
【００１５】この方法は、内視鏡を滅菌室内に配し、圧
力を大気圧以下に下げ、ガスを滅菌室から出し、そして
滅菌室内の圧力を大気圧に戻す滅菌手順に関連して最適
に用いられる。
力を大気圧以下に下げ、ガスを滅菌室から出し、そして
滅菌室内の圧力を大気圧に戻す滅菌手順に関連して最適
に用いられる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。先ず図１を説明する。この図で
は、一般的な内視鏡１０は、体内に挿入するための柔軟
な部分１２を有し、その柔軟な部分１２は、エラストマ
ーのシース（外筒）１４内に入れられている。開口１６
は、内視鏡１０の内部空間（図示せず）に通じており、
該内部空間と内視鏡１０の周囲の環境との間の圧力伝達
を可能にしている。
づいて詳細に説明する。先ず図１を説明する。この図で
は、一般的な内視鏡１０は、体内に挿入するための柔軟
な部分１２を有し、その柔軟な部分１２は、エラストマ
ーのシース（外筒）１４内に入れられている。開口１６
は、内視鏡１０の内部空間（図示せず）に通じており、
該内部空間と内視鏡１０の周囲の環境との間の圧力伝達
を可能にしている。
【００１７】図２によれば、開口１６は、内視鏡１０か
ら外に突き出ている円筒体１８を有する。環状の回転可
能なカラー２０は、開口体１８に収納されており、カラ
ー２０上に配置されたカバープレート２２は、開口体１
８に固く接続している。カラー２０の回転によりバルブ
部材２３を作動して開口１６を介して大気に通じる内視
鏡１０の内部を選択的に開閉する。
ら外に突き出ている円筒体１８を有する。環状の回転可
能なカラー２０は、開口体１８に収納されており、カラ
ー２０上に配置されたカバープレート２２は、開口体１
８に固く接続している。カラー２０の回転によりバルブ
部材２３を作動して開口１６を介して大気に通じる内視
鏡１０の内部を選択的に開閉する。
【００１８】ガイドピン２４は、開口体１８から半径方
向に突き出ており、カバープレート２２のノッチ（切欠
き）２６は、カラー２０のノッチ２８に整合しており、
ピン（図２に図示せず）は、カラー２０を回転させるた
め、カラーノッチ２８内に軸方向に移動することができ
る。開口１６は、少なくとも２個の装置で支持するよう
になっている。先ず、滅菌キャップ（図示せず）は、ガ
イドピン２４を支持するための通路とカラーノッチ２８
を係合するための係合ピンを有する。滅菌キャップが開
口１６上に配され、回されると、バルブ部材２３が開
き、内視鏡１０の内部を、滅菌キャップの穴を通して大
気と圧力伝達位置に配する。開口１６は、１９８５年３
月２６日に発行されたシミズ（Shimizu ）の米国特許第
４，５０６，５４４号に開示され、参考としてこの中で
引用したように、漏れ検出器を収容するようにもなって
いる。
向に突き出ており、カバープレート２２のノッチ（切欠
き）２６は、カラー２０のノッチ２８に整合しており、
ピン（図２に図示せず）は、カラー２０を回転させるた
め、カラーノッチ２８内に軸方向に移動することができ
る。開口１６は、少なくとも２個の装置で支持するよう
になっている。先ず、滅菌キャップ（図示せず）は、ガ
イドピン２４を支持するための通路とカラーノッチ２８
を係合するための係合ピンを有する。滅菌キャップが開
口１６上に配され、回されると、バルブ部材２３が開
き、内視鏡１０の内部を、滅菌キャップの穴を通して大
気と圧力伝達位置に配する。開口１６は、１９８５年３
月２６日に発行されたシミズ（Shimizu ）の米国特許第
４，５０６，５４４号に開示され、参考としてこの中で
引用したように、漏れ検出器を収容するようにもなって
いる。
【００１９】図３は、本発明に係る改良された滅菌キャ
ップ３０を示す。キャップ３０は、開口１６（図２参
照）上でガイドピン２４を受けるために中にチャネル
（溝）３４を有する一般に円筒体３２を含む。溝３４
は、本体第１端部から短い距離だけ円筒体３２軸方向に
伸びており、そこから円筒体３２の円周の１／４だけ伸
びている。従って、キャップ３０は、溝３４内にピン２
４を差して開口１６上に配することができ、ガイドピン
２４が溝３４に沿って動くと、キャップ３０が回る。係
合ピン３８は、円筒体３２から内部へ半径方向に伸びて
おり、ガイドピン２４が溝３４内に支持されると、カラ
ーノッチ２８に係合する。キャップ３０が回ると、係合
ピン３８はカラー２０を回してバルブ部材２３を開け
る。
ップ３０を示す。キャップ３０は、開口１６（図２参
照）上でガイドピン２４を受けるために中にチャネル
（溝）３４を有する一般に円筒体３２を含む。溝３４
は、本体第１端部から短い距離だけ円筒体３２軸方向に
伸びており、そこから円筒体３２の円周の１／４だけ伸
びている。従って、キャップ３０は、溝３４内にピン２
４を差して開口１６上に配することができ、ガイドピン
２４が溝３４に沿って動くと、キャップ３０が回る。係
合ピン３８は、円筒体３２から内部へ半径方向に伸びて
おり、ガイドピン２４が溝３４内に支持されると、カラ
ーノッチ２８に係合する。キャップ３０が回ると、係合
ピン３８はカラー２０を回してバルブ部材２３を開け
る。
【００２０】図４は、キャップ３０の内部構造を示し、
第１端部３６から本体内に伸び、開口体１８（図２参
照）を収納するサイズの第１軸内腔４０を開示してい
る。第２軸内腔４２は、キャップ円筒体３２内でわずか
遠くに伸び、開口カラー２０とカバープレート２２を収
納するように小径である。第１軸内腔４０にある円筒体
３２の環状溝４４は、Ｏリング４６を受けて開口１６に
対しキャップ３０を密閉する。
第１端部３６から本体内に伸び、開口体１８（図２参
照）を収納するサイズの第１軸内腔４０を開示してい
る。第２軸内腔４２は、キャップ円筒体３２内でわずか
遠くに伸び、開口カラー２０とカバープレート２２を収
納するように小径である。第１軸内腔４０にある円筒体
３２の環状溝４４は、Ｏリング４６を受けて開口１６に
対しキャップ３０を密閉する。
【００２１】入口バルブ内腔４８と出口内腔５０は、バ
ルブ円筒体３２の第２端部５２から並行してバルブ円筒
体３２内軸方向に伸びている。ヘッダー５４は、第２軸
内腔４２から入口バルブ内腔４８と出口内腔５０に伸び
て第２軸内腔４２とそれらの内腔を液体連通に配置す
る。入口チェックバルブ５６と出口チェックバルブ５８
は、それぞれ入口バルブ内腔４８と出口内腔５０に配置
される。各々入口、出口チェックバルブ５６と５８は、
一方向流のみで且つ所定の圧力勾配に応じた場合のみで
作用する。同様のチェックバルブが、１９７８年１２月
１２日に発行されたウィン（Winn）の米国特許第４，１
２９，１４５号に開示されており、参考としてこの特許
に引用している。
ルブ円筒体３２の第２端部５２から並行してバルブ円筒
体３２内軸方向に伸びている。ヘッダー５４は、第２軸
内腔４２から入口バルブ内腔４８と出口内腔５０に伸び
て第２軸内腔４２とそれらの内腔を液体連通に配置す
る。入口チェックバルブ５６と出口チェックバルブ５８
は、それぞれ入口バルブ内腔４８と出口内腔５０に配置
される。各々入口、出口チェックバルブ５６と５８は、
一方向流のみで且つ所定の圧力勾配に応じた場合のみで
作用する。同様のチェックバルブが、１９７８年１２月
１２日に発行されたウィン（Winn）の米国特許第４，１
２９，１４５号に開示されており、参考としてこの特許
に引用している。
【００２２】一般に、各々入口、出口チェックバルブ５
６と５８は、内部環状バルブシート６２を有するチュー
ブ状バルブ体６０を含む。バルブ体６０内に配置された
心受台（ポペット）６４は、バルブシート６２の下流の
ディスクバルブ部材６６と、バルブシート６２の上流の
ディスクスプリングシート（ばねシート）６８とバルブ
シート６２を通りバルブ部材６６とスプリングシート６
８を接続する軸７０を備えている。スプリング（ばね）
７２は、バルブシート６２とスプリングシート６８の間
に伸びてバルブシート６２に対してバルブ部材６６をバ
イアスする。バルブ部材６６に対する圧力がばねの力を
超えると、バルブ部材６６は、バルブシート６２から上
がり、バルブ本体６０を介して流す。
６と５８は、内部環状バルブシート６２を有するチュー
ブ状バルブ体６０を含む。バルブ体６０内に配置された
心受台（ポペット）６４は、バルブシート６２の下流の
ディスクバルブ部材６６と、バルブシート６２の上流の
ディスクスプリングシート（ばねシート）６８とバルブ
シート６２を通りバルブ部材６６とスプリングシート６
８を接続する軸７０を備えている。スプリング（ばね）
７２は、バルブシート６２とスプリングシート６８の間
に伸びてバルブシート６２に対してバルブ部材６６をバ
イアスする。バルブ部材６６に対する圧力がばねの力を
超えると、バルブ部材６６は、バルブシート６２から上
がり、バルブ本体６０を介して流す。
【００２３】チェックバルブ５６と５８は、内視鏡１０
の内部と内視鏡シース１４を囲んでいる環境との間で圧
力を均一にし、同時に、内視鏡内への自由なガスの流入
を防止する。本特許で用いられているように、シース１
４にわたる圧力差が、そのようなシースが保護され、慎
重な安全でゆとりがある所定の値以下の場合、圧力が等
しいと考えられる。ばね７２は、チェックバルブ５６と
５８を開けるのに必要な圧力を決める。チェックバルブ
を動作させるため、ばね力は１平方インチ当たり１．５
から５ポンドの圧力差を必要とするのが好適である。単
純なスウィングチェックバルブなどのバイアスのないチ
ェックバルブは、チェックバルブ５６，５８のいずれか
あるいはその両方の代用にすることができよう。しかし
ながら、圧力を等しくして滅菌サイクル中に抗菌ガスが
内視鏡から出るのを防止すると、ばね７２によって与え
られたわずかなバイアス力は、チェックバルブ５６と５
８を閉めた状態にする。
の内部と内視鏡シース１４を囲んでいる環境との間で圧
力を均一にし、同時に、内視鏡内への自由なガスの流入
を防止する。本特許で用いられているように、シース１
４にわたる圧力差が、そのようなシースが保護され、慎
重な安全でゆとりがある所定の値以下の場合、圧力が等
しいと考えられる。ばね７２は、チェックバルブ５６と
５８を開けるのに必要な圧力を決める。チェックバルブ
を動作させるため、ばね力は１平方インチ当たり１．５
から５ポンドの圧力差を必要とするのが好適である。単
純なスウィングチェックバルブなどのバイアスのないチ
ェックバルブは、チェックバルブ５６，５８のいずれか
あるいはその両方の代用にすることができよう。しかし
ながら、圧力を等しくして滅菌サイクル中に抗菌ガスが
内視鏡から出るのを防止すると、ばね７２によって与え
られたわずかなバイアス力は、チェックバルブ５６と５
８を閉めた状態にする。
【００２４】１９８７年２月１７日に発行されたジャコ
ブ（Jacobs）らの米国特許第４，６４３，８７６号に開
示され、参考としてこの特許に引用されたように、滅菌
キャップ３０は、特に、蒸気相過酸化水素滅菌を単独
か、プラズマ界と共に用いて有効である。滅菌サイクル
から過酸化水素が、内視鏡の内部に達していないことを
さらに確実にするため、フィルター手段７４が入口バル
ブ室４８内、あるいはより好適にはヘッダー５４内に設
けられる。フィルター７４は、触媒として作用して過酸
化水素を水と酸素に分解することができる材料を有して
いる。銅、銀、鉄、白金およびそれらの合金は、過酸化
水素に対し触媒として作用する金属である。銅ウール
は、特に、フィルター材料として適当であることがわか
った。
ブ（Jacobs）らの米国特許第４，６４３，８７６号に開
示され、参考としてこの特許に引用されたように、滅菌
キャップ３０は、特に、蒸気相過酸化水素滅菌を単独
か、プラズマ界と共に用いて有効である。滅菌サイクル
から過酸化水素が、内視鏡の内部に達していないことを
さらに確実にするため、フィルター手段７４が入口バル
ブ室４８内、あるいはより好適にはヘッダー５４内に設
けられる。フィルター７４は、触媒として作用して過酸
化水素を水と酸素に分解することができる材料を有して
いる。銅、銀、鉄、白金およびそれらの合金は、過酸化
水素に対し触媒として作用する金属である。銅ウール
は、特に、フィルター材料として適当であることがわか
った。
【００２５】残留抗菌剤が少なくとも有害な形で内視鏡
１０に入るのを防止するため、他の手段を設けることが
できる。過酸化水素抗菌剤として、カタラーゼや化学反
応物のような他の触媒を配して全ての残留過酸化水素を
分解するか無害にすることができる。さらに、セルロー
ス系材料のような吸収材を、銅フィルター７４に加え
て、又はそれに代えて配して残留過酸化水素を吸収し、
そして残留過酸化水素が内視鏡１０に入るのを防止する
ことができる。また、空気を通過させ過酸化水素の通過
を阻止するためにろ過膜を配することができる。
１０に入るのを防止するため、他の手段を設けることが
できる。過酸化水素抗菌剤として、カタラーゼや化学反
応物のような他の触媒を配して全ての残留過酸化水素を
分解するか無害にすることができる。さらに、セルロー
ス系材料のような吸収材を、銅フィルター７４に加え
て、又はそれに代えて配して残留過酸化水素を吸収し、
そして残留過酸化水素が内視鏡１０に入るのを防止する
ことができる。また、空気を通過させ過酸化水素の通過
を阻止するためにろ過膜を配することができる。
【００２６】これらの技術は、残留過酸化水素を除くた
めに特に有効であるが、これらの技術は、同じ滅菌サイ
クルで用いた抗菌剤の残量も除く。触媒、反応性化学薬
品、吸収材、ろ過膜のような物理的フィルターやその他
の手段を用いて、活性な抗菌剤が内視鏡に入るのを防止
することができると同時に、空気を内視鏡に出入りさせ
る。例えば、酸性又は塩基性の抗菌剤の場合、適当な物
質を添加してｐＨを無害な範囲に中和することができ
る。
めに特に有効であるが、これらの技術は、同じ滅菌サイ
クルで用いた抗菌剤の残量も除く。触媒、反応性化学薬
品、吸収材、ろ過膜のような物理的フィルターやその他
の手段を用いて、活性な抗菌剤が内視鏡に入るのを防止
することができると同時に、空気を内視鏡に出入りさせ
る。例えば、酸性又は塩基性の抗菌剤の場合、適当な物
質を添加してｐＨを無害な範囲に中和することができ
る。
【００２７】滅菌の前に、機器は、蒸気が通る細菌ろ過
ラップや容器（図示せず）内に典型的に配置される。一
つの典型的な機器が、ニコルス（Nichols ）の米国特許
第４，７１６，０２５号に開示され、参考として本特許
に引用されている。滅菌手順が完了した後、使用の準備
ができるまで、従って繁殖不能状態を維持したままで、
機器をラップや容器内に残したままにすることができ
る。特殊な容器が、内視鏡のような機器にしばしば設け
られる。キャップ３０の使用では、作業者のコンプライ
アンスを促進するため、そのような特殊な容器に内視鏡
が取付けられ、それによって作業者は、滅菌の間、容器
にキャップが装着されていることによりキャップの使用
を忘れないであろう。
ラップや容器（図示せず）内に典型的に配置される。一
つの典型的な機器が、ニコルス（Nichols ）の米国特許
第４，７１６，０２５号に開示され、参考として本特許
に引用されている。滅菌手順が完了した後、使用の準備
ができるまで、従って繁殖不能状態を維持したままで、
機器をラップや容器内に残したままにすることができ
る。特殊な容器が、内視鏡のような機器にしばしば設け
られる。キャップ３０の使用では、作業者のコンプライ
アンスを促進するため、そのような特殊な容器に内視鏡
が取付けられ、それによって作業者は、滅菌の間、容器
にキャップが装着されていることによりキャップの使用
を忘れないであろう。
【００２８】低圧ガス抗菌性雰囲気内で内視鏡１０を滅
菌するため、先ず、滅菌キャップが内視鏡１０の開口１
６上に配置される。ガイドピン２４がキャップ３０に差
し込まれ、開口１６上でのキャップ３０の動きをガイド
する。先ずキャップ３０が開口１６上に軸方向に押さ
れ、次に、１／４回される。ガイドキャップ３０が開口
１６上に軸方向に押されると、係合ピン３８がカバープ
レート２２のノッチ２６を介して動き、カラー２０のノ
ッチ２８に入る。キャップ３０が１／４回転により回さ
れると、カラー２０が回転してバルブ部材２３を開放位
置に配し、それにより内視鏡の内部を、キャップ３０の
第２軸内腔４２と液体連通するように配置する。
菌するため、先ず、滅菌キャップが内視鏡１０の開口１
６上に配置される。ガイドピン２４がキャップ３０に差
し込まれ、開口１６上でのキャップ３０の動きをガイド
する。先ずキャップ３０が開口１６上に軸方向に押さ
れ、次に、１／４回される。ガイドキャップ３０が開口
１６上に軸方向に押されると、係合ピン３８がカバープ
レート２２のノッチ２６を介して動き、カラー２０のノ
ッチ２８に入る。キャップ３０が１／４回転により回さ
れると、カラー２０が回転してバルブ部材２３を開放位
置に配し、それにより内視鏡の内部を、キャップ３０の
第２軸内腔４２と液体連通するように配置する。
【００２９】滅菌サイクルの間、抗菌剤の適用前に、圧
力を通常低下させる。圧力が下がると、出口チェックバ
ルブ５８が開き、内視鏡内の空気を逃がし、エラストマ
ーシース１４の一体性を保護する。内視鏡１０内の圧力
がその周囲の雰囲気圧力に均一になると、出口チェック
バルブ５８が閉まり、内視鏡の内部を滅菌雰囲気から密
閉する。過酸化水素抗菌剤で使用した場合、フィルター
手段７４は、出口、入口チェックバルブを超えて漏れる
可能性がある全ての過酸化水素を中和する。
力を通常低下させる。圧力が下がると、出口チェックバ
ルブ５８が開き、内視鏡内の空気を逃がし、エラストマ
ーシース１４の一体性を保護する。内視鏡１０内の圧力
がその周囲の雰囲気圧力に均一になると、出口チェック
バルブ５８が閉まり、内視鏡の内部を滅菌雰囲気から密
閉する。過酸化水素抗菌剤で使用した場合、フィルター
手段７４は、出口、入口チェックバルブを超えて漏れる
可能性がある全ての過酸化水素を中和する。
【００３０】滅菌サイクルの終了時、抗菌剤が、内視鏡
１０を取り囲む環境から除去される。滅菌は、典型的に
密閉された室内で生じ、プラズマ界を生じるため電磁放
射と共になされると、滅菌サイクル中に過酸化水素は、
水と酸素に変えられる。しかし、プラズマ界がない場
合、過酸化水素は、一般的に室から漏れる。とにかく、
滅菌が完了した後、ある時点で、滅菌室（図示せず）内
の圧力を上げる。所定の圧力勾配で、入口チェックバル
ブ５６が開き、滅菌室内の空気を内視鏡に入れる。もし
も滅菌室内に残留過酸化水素があれば、フィルター手段
７４は、残留過酸化水素が開口１６に入る前に残留過酸
化水素を中和する。滅菌サイクルが完了した後、滅菌キ
ャップを内視鏡１０から外す必要がある。
１０を取り囲む環境から除去される。滅菌は、典型的に
密閉された室内で生じ、プラズマ界を生じるため電磁放
射と共になされると、滅菌サイクル中に過酸化水素は、
水と酸素に変えられる。しかし、プラズマ界がない場
合、過酸化水素は、一般的に室から漏れる。とにかく、
滅菌が完了した後、ある時点で、滅菌室（図示せず）内
の圧力を上げる。所定の圧力勾配で、入口チェックバル
ブ５６が開き、滅菌室内の空気を内視鏡に入れる。もし
も滅菌室内に残留過酸化水素があれば、フィルター手段
７４は、残留過酸化水素が開口１６に入る前に残留過酸
化水素を中和する。滅菌サイクルが完了した後、滅菌キ
ャップを内視鏡１０から外す必要がある。
【００３１】本発明はその特定の実施例に関して説明し
たが、当業者は、本発明が勿論、前述の内容から改良が
できるため、その実施例に限定されないことを理解する
だろう。本発明の前述の開示内で本発明の精神から離れ
ずに適当な変形と改良が可能である。例えば、キャップ
３０は、出口チェックバルブ５８だけで入口チェックバ
ルブ５６はなくとも事実上有効であろう。内視鏡１０内
の低圧がシース１４を損傷しないように、十分な構造
は、ほとんどの内視鏡のシース１４が基礎になってい
る。化学薬品ろ過態様を含む本発明が、過酸化水素をベ
ースにした滅菌の間のみならず、内視鏡のような機器の
内部を害する恐れのある過酢酸を含む他の薬品を用いた
滅菌の間も、機器を保護するのに有効であることが理解
できよう。
たが、当業者は、本発明が勿論、前述の内容から改良が
できるため、その実施例に限定されないことを理解する
だろう。本発明の前述の開示内で本発明の精神から離れ
ずに適当な変形と改良が可能である。例えば、キャップ
３０は、出口チェックバルブ５８だけで入口チェックバ
ルブ５６はなくとも事実上有効であろう。内視鏡１０内
の低圧がシース１４を損傷しないように、十分な構造
は、ほとんどの内視鏡のシース１４が基礎になってい
る。化学薬品ろ過態様を含む本発明が、過酸化水素をベ
ースにした滅菌の間のみならず、内視鏡のような機器の
内部を害する恐れのある過酢酸を含む他の薬品を用いた
滅菌の間も、機器を保護するのに有効であることが理解
できよう。
【００３２】なお本発明の好適な実施態様として、以下
のものがある。 （１）前記出口チェックバルブを介する前記開口からの
出口流路と、化学薬品が活性な状態で前記開口内に入る
のを防止するための前記出口流路内のフィルター手段と
をさらに有する請求項１記載の装置。 （２）前記フィルター手段が、過酸化水素を水と酸素に
分解するための触媒を有する上記実施態様（１）記載の
装置。 （３）前記フィルター手段が、銅、白金、銀あるいはそ
れらの合金を有する上記実施態様（２）記載の装置。 （４）前記フィルター手段が、銅ウールを有する上記実
施態様（３）記載の装置。 （５）前記接続手段が接続された時、前記内視鏡開口に
連通する入口チェクバルブ手段であって、前記入口チェ
クバルブ手段が、第１の所定の値を超える下流圧力勾配
に応じてだけ前記開口へ流す入口チェクバルブ手段をさ
らに有する請求項１記載の装置。 （６）前記入口チェックバルブを介する前記開口からの
入口流路と、化学薬品が活性な状態で前記開口内に入る
のを防止するための前記入口流路内のフィルター手段と
をさらに有する上記実施態様（５）記載の装置。 （７）前記フィルター手段が、過酸化水素を水と酸素に
分解するための触媒を有する上記実施態様（６）記載の
装置。 （８）前記フィルター手段が、銅ウールを有する上記実
施態様（７）記載の装置。 （９）前記所定の値が、１インチ当たり１．５から５ポ
ンドの範囲にある上記実施態様（５）記載の装置。 （１０）前記出口チェックバルブがさらに確実なクロー
ジャー手段を有し、それにより前記出口チェックバルブ
が、第２の所定の値を超える下流圧力勾配に応じる以外
は全ての流れに対して閉められる上記実施態様（５）記
載の装置。
のものがある。 （１）前記出口チェックバルブを介する前記開口からの
出口流路と、化学薬品が活性な状態で前記開口内に入る
のを防止するための前記出口流路内のフィルター手段と
をさらに有する請求項１記載の装置。 （２）前記フィルター手段が、過酸化水素を水と酸素に
分解するための触媒を有する上記実施態様（１）記載の
装置。 （３）前記フィルター手段が、銅、白金、銀あるいはそ
れらの合金を有する上記実施態様（２）記載の装置。 （４）前記フィルター手段が、銅ウールを有する上記実
施態様（３）記載の装置。 （５）前記接続手段が接続された時、前記内視鏡開口に
連通する入口チェクバルブ手段であって、前記入口チェ
クバルブ手段が、第１の所定の値を超える下流圧力勾配
に応じてだけ前記開口へ流す入口チェクバルブ手段をさ
らに有する請求項１記載の装置。 （６）前記入口チェックバルブを介する前記開口からの
入口流路と、化学薬品が活性な状態で前記開口内に入る
のを防止するための前記入口流路内のフィルター手段と
をさらに有する上記実施態様（５）記載の装置。 （７）前記フィルター手段が、過酸化水素を水と酸素に
分解するための触媒を有する上記実施態様（６）記載の
装置。 （８）前記フィルター手段が、銅ウールを有する上記実
施態様（７）記載の装置。 （９）前記所定の値が、１インチ当たり１．５から５ポ
ンドの範囲にある上記実施態様（５）記載の装置。 （１０）前記出口チェックバルブがさらに確実なクロー
ジャー手段を有し、それにより前記出口チェックバルブ
が、第２の所定の値を超える下流圧力勾配に応じる以外
は全ての流れに対して閉められる上記実施態様（５）記
載の装置。
【００３３】（１１）前記出口チェックバルブがさらに
確実なクロージャー手段を有し、それにより前記出口チ
ェックバルブが、第２の所定の値を超える下流圧力勾配
に応じる以外は全ての流れに対して閉められる請求項１
記載の装置。 （１２）前記第２の所定の値が、１インチ当たり１．５
から５ポンドの範囲にある上記実施態様（１１）記載の
装置。 （１３）前記接続手段が接続された時、前記開口のバル
ブ部材を開放するため前記接続手段に関連した開放手段
を有する請求項１記載の装置。 （１４）滅菌手順の間、前記内視鏡を収納するための滅
菌容器を有し、前記滅菌容器が密閉可能で、ガスを通
し、細菌を通さず、前記装置が前記滅菌容器に接続さ
れ、滅菌容器の存在によって滅菌手順の間、ユーザに該
装置の使用を忘れないようにすることができる上記実施
態様（１３）記載の装置。 （１５）前記環境のガスが、知られた薬品を含む場合、
前記知られた薬品が活性状態で前記開口に入るのを防止
する工程をさらに有する請求項２記載の方法。 （１６）前記薬品が過酸化水素を含む場合、前記過酸化
水素を水と酸素に分解する触媒で前記過酸化水素を分解
する工程を有する上記実施態様（１５）記載の方法。 （１７）前記薬品を分解する工程が、銅を含むフィルタ
ーに前記薬品を通す工程を有する上記実施態様（１６）
記載の方法。 （１８）前記第１バルブが、１インチ当たり０から５ポ
ンドの範囲にある請求項２記載の方法。 （１９）前記第１バルブが、１インチ当たり１．５から
５ポンドの範囲にある上記実施態様（１８）記載の方
法。 （２０）前記環境内の圧力が、前記内部空間の圧力より
所定の第２の値だけ大きい場合、前記開口を開けて前記
環境内のガスを前記内部空間に流入させる工程をさらに
有する請求項２記載の方法。
確実なクロージャー手段を有し、それにより前記出口チ
ェックバルブが、第２の所定の値を超える下流圧力勾配
に応じる以外は全ての流れに対して閉められる請求項１
記載の装置。 （１２）前記第２の所定の値が、１インチ当たり１．５
から５ポンドの範囲にある上記実施態様（１１）記載の
装置。 （１３）前記接続手段が接続された時、前記開口のバル
ブ部材を開放するため前記接続手段に関連した開放手段
を有する請求項１記載の装置。 （１４）滅菌手順の間、前記内視鏡を収納するための滅
菌容器を有し、前記滅菌容器が密閉可能で、ガスを通
し、細菌を通さず、前記装置が前記滅菌容器に接続さ
れ、滅菌容器の存在によって滅菌手順の間、ユーザに該
装置の使用を忘れないようにすることができる上記実施
態様（１３）記載の装置。 （１５）前記環境のガスが、知られた薬品を含む場合、
前記知られた薬品が活性状態で前記開口に入るのを防止
する工程をさらに有する請求項２記載の方法。 （１６）前記薬品が過酸化水素を含む場合、前記過酸化
水素を水と酸素に分解する触媒で前記過酸化水素を分解
する工程を有する上記実施態様（１５）記載の方法。 （１７）前記薬品を分解する工程が、銅を含むフィルタ
ーに前記薬品を通す工程を有する上記実施態様（１６）
記載の方法。 （１８）前記第１バルブが、１インチ当たり０から５ポ
ンドの範囲にある請求項２記載の方法。 （１９）前記第１バルブが、１インチ当たり１．５から
５ポンドの範囲にある上記実施態様（１８）記載の方
法。 （２０）前記環境内の圧力が、前記内部空間の圧力より
所定の第２の値だけ大きい場合、前記開口を開けて前記
環境内のガスを前記内部空間に流入させる工程をさらに
有する請求項２記載の方法。
【００３４】（２１）前記第１および第２の値が等しい
上記実施態様（２０）記載の方法。 （２２）前記第２の値が第１の値より大きい上記実施態
様（２１）記載の方法。 （２３）前記内視鏡を滅菌室内に配置する工程と、前記
滅菌室内の圧力を大気圧以下に下げ、抗菌ガスを前記滅
菌室内に導入する工程と、前記滅菌室から前記抗菌ガス
を除去する工程と、前記滅菌室内の圧力を大気圧までに
上げる工程をさらに有する上記実施態様（２０）記載の
方法。 （２４）前記抗菌ガスを滅菌室内に導入する工程の前
に、前記内視鏡を密閉されたガスを通し、細菌を通さな
い容器内に配置する工程をさらに有する上記実施態様
（２３）記載の方法。
上記実施態様（２０）記載の方法。 （２２）前記第２の値が第１の値より大きい上記実施態
様（２１）記載の方法。 （２３）前記内視鏡を滅菌室内に配置する工程と、前記
滅菌室内の圧力を大気圧以下に下げ、抗菌ガスを前記滅
菌室内に導入する工程と、前記滅菌室から前記抗菌ガス
を除去する工程と、前記滅菌室内の圧力を大気圧までに
上げる工程をさらに有する上記実施態様（２０）記載の
方法。 （２４）前記抗菌ガスを滅菌室内に導入する工程の前
に、前記内視鏡を密閉されたガスを通し、細菌を通さな
い容器内に配置する工程をさらに有する上記実施態様
（２３）記載の方法。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡の内部に抗菌ガスが入り込むことを防止しながら、
滅菌手順の際に内視鏡の内部の圧力を等しくすることが
できる。
視鏡の内部に抗菌ガスが入り込むことを防止しながら、
滅菌手順の際に内視鏡の内部の圧力を等しくすることが
できる。
【図１】本発明に係る装置と方法が適用される一般的な
タイプの内視鏡の斜視図。
タイプの内視鏡の斜視図。
【図２】図１の内視鏡の圧力開口の斜視図。
【図３】本発明に係る正面図。
【図４】図３の４−４線に沿った部分断面図。
１０ 内視鏡 １２ 柔軟な部分 １４ シース（外筒） １６ 開口 １８ 円筒体 ２０ 環状の回転可能なカラー ２２ カバープレート ２３ バルブ部材 ２４ ガイドピン ２８ カラーノッチ ３０ キャップ ３２ 円筒体 ３４ チャネル ３６ 第１端部 ４０ 第１内腔 ４２ 第２軸内腔 ５０ 出口バルブ内腔 ５２ 第２端部 ５６ 入口チェックバルブ ５８ 出口チェックバルブ ６０ チューブ状バルブ体 ６２ 環状バルブシート ６４ 心受台（ポペット） ６６ ディスクバルブ部材 ６８ ディスクスプリングシート ７０ 軸 ７２ スプリング（ばね）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンリー・ホイ アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ラグ ナ・ニグエル、ラ・ブライズ 30856 (72)発明者 ラインハルト・コワッチ ドイツ連邦共和国、ハンブルグ 22559、 ゲハインカンプ 19 (72)発明者 ツトム・ハヤシダ 日本国、350−02、埼玉県坂戸市千代田４ −７−21−504 (72)発明者 マイケル・ハッツ アメリカ合衆国、92672 カリフォルニア 州、サン・クレメンテ、ラ・エスぺランツ ア 217 エス (72)発明者 チャールズ・ハウレット アメリカ合衆国、92651 カリフォルニア 州、ラグナ・ビーチ、ブルーバード・キャ ニオン・ドライブ 1404
Claims (2)
- 【請求項１】 周囲の環境から内部空間への開口を有す
る内視鏡内の圧力を均一にする均圧装置であって、 前記装置を前記内視鏡の開口に接続するための接続手段
と、 前記接続手段を前記内視鏡の開口に接続した時に、前記
内視鏡の開口に連通する出口チェックバルブであって、
前記開口からの流出を可能にし、前記開口内への流入を
防止するように向いている出口チェックバルブとを備
え、 前記内視鏡を減圧環境に置いた場合、内視鏡の内部空間
のガスが、前記出口チェックバルブを通して該周囲環境
へ流出して前記内部空間の圧力を軽減することができる
と共に、該内部空間の圧力を該周囲環境の圧力に等しく
した後、出口チェックバルブが、該環境から該内部空間
への逆流を防止する均圧装置。 - 【請求項２】 内視鏡の内部空間内の圧力をその内視鏡
周囲の環境の圧力と等しくする方法であって、 前記内部空間内の圧力が、前記周囲環境の圧力より所定
の第１の値だけ大きくなった時、該内部空間と環境の間
の開口を開けてその間の圧力を等しくする工程と、 前記内部空間内の圧力が、前記周囲環境の圧力と等しく
なった時、前記開口を閉めてガスやその他の物質が該周
囲環境から該内部空間内に流入することを防止する工程
を有する方法。
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