JP4422501B2 - 内視鏡及び内視鏡システム - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡及び内視鏡システムに関し、詳しくは、内視鏡と、該内視鏡を高温高圧蒸気により滅菌処理する高温高圧蒸気供給装置とを有する内視鏡システムに関する。
従来、内視鏡は、医療分野等において広く利用されている。体腔内に内視鏡の細長い挿入部を挿入することによって、術者等は、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて処置具の挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をしたりすることができる。
挿入部の先端には、湾曲部及び先端部が設けられ、術者等は、内視鏡操作部に接続されたワイヤにより湾曲させることによって、先端部内に配設された観察光学系の対物レンズの観察方向を変更させることができる。
そして、この内視鏡は、感染症を防止するため、内視鏡検査等に使用された後は内視鏡の外表面及び内視鏡の外装部材によって覆われた内部に配設された挿通チャネル等の管路部材内を確実に消毒滅菌することが必要不可欠である。従来この消毒滅菌処理は、エチレンオキサイドガス(EOG)等の滅菌ガスや、消毒液を用いて行われていた。
しかしながら、内視鏡の消毒滅菌処理に滅菌ガスを用いた場合は、消毒滅菌後に内視鏡に付着した滅菌ガスを十分に取り除く為のエアレーション作業を要する等、消毒滅菌後の内視鏡の取扱いが煩雑である。また滅菌ガスは、ランニングコストが高いといった問題もある。
さらに、内視鏡の消毒滅菌処理に消毒液を用いた場合は、作業者にとっては、消毒液の管理が煩雑であり、また使用後の消毒液の廃棄処理に多大な費用が必要となるといった欠点がある。
このような事情に鑑みて、最近では、内視鏡機器の滅菌方法及び装置として、煩雑な作業を伴わず、さらにランニングコストの安い高温高圧蒸気滅菌処理(以下、オートクレーブ処理と称す)方法及び装置が主流になりつつある。
そして、内視鏡の外装部材によって覆われた内部に高温高圧の蒸気を供給するための進入口(以下、蒸気進入口と称す)を内視鏡の外装部材に設け、内視鏡をオートクレーブ処理する際に、内視鏡の内部に蒸気を進入させることにより、内視鏡内外の圧力差による内視鏡の外皮の破損を防ぐためのオートクレーブ処理方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−51323号公報
しかしながら、特許文献1に開示された内視鏡のオートクレープ処理方法においては、蒸気進入口から内視鏡の外装部材によって覆われた内部に高温高圧の蒸気を供給すると、内視鏡のオートクレーブ処理の際、例えば内視鏡の湾曲部を湾曲させる際に用いるワイヤに塗布された潤滑剤が蒸気進入口から内視鏡の外部に流出してしまったり、蒸気進入口から内視鏡の外装部材によって覆われた内部に塵埃が進入してしまったりして、内視鏡の故障の原因となってしまう可能性がある。
また、特許文献1に開示された内視鏡のオートクレープ処理方法においては、内視鏡の上記管路部材内の滅菌を該滅菌に必要な温度を保って確実に行うことに関しては特に述べられていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、内視鏡の外表面、及び管路部材内を確実にオートクレーブ滅菌処理することができ、内視鏡の全体的な耐久性を向上させた内視鏡及び該内視鏡を有する内視鏡システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明による内視鏡は、挿入部の先端部において一方の開口を有するとともに上記先端部以外の部分において他方の開口を有する管路部材が挿通され、かつ上記2つの開口以外の部分が外装部材によって覆われた内視鏡であって、外装部材によって覆われた内視鏡の内部と外部とを連通する外装部材開口と、上記外装部材開口に着脱自在に設けられ、上記内部への塵埃の進入及び上記内視鏡内部の潤滑剤の内視鏡外部への流出を防止するとともに、上記外装部材開口から上記内部に高温高圧蒸気が供給された際、該高温高圧蒸気の温度を検出する機能を有するフィルタと、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明による内視鏡システムは、請求項1に記載の内視鏡と、上記内視鏡の外部から上記内視鏡内部、及び上記管路部材内に、上記高温高圧蒸気を供給する高温高圧蒸気供給手段と、を具備することを特徴とする。
また、挿入部の先端部において一方の開口を有するとともに上記先端部以外の部分において他方の開口を有する管路部材が挿通され、かつ上記2つの開口以外の部分が外装部材によって覆われた内視鏡と、前記内視鏡に設けられた、該内視鏡の外装部材によって覆われた内視鏡の内部と外部とを連通する外装部材開口と、上記内視鏡の上記外部から上記内視鏡内部、及び上記管路部材内に、高温高圧蒸気を供給する高温高圧蒸気供給手段と、上記高温高圧蒸気供給手段によって上記内視鏡に高温高圧蒸気を供給する際に上記内視鏡を収納する収納手段と、上記内視鏡を上記収納手段に収納した際、上記収納手段の上記内視鏡の上記外装部材開口に当接する位置に着脱自在に配設された、上記内視鏡の上記内部への塵埃の進入及び上記内視鏡内部の潤滑剤の内視鏡外部への流出を防止するフィルタと、を具備していることを特徴とする。
本発明の内視鏡及び内視鏡システムは、内視鏡の外表面、及び管路部材内を確実にオートクレーブ滅菌処理することができ、内視鏡の全体的な耐久性を向上させた内視鏡及び該内視鏡を有する内視鏡システムを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態を示す内視鏡と内視鏡システムの構成の概略を示す斜視図、図2は、図1の内視鏡の内部を概略的に示した透視正面図である。
図1に示すように、内視鏡システム1は、内視鏡2を有する内視鏡装置40と、オートクレーブ処理の際、内視鏡装置40の一部が収納される滅菌用収納ケース(以下、収納ケースと称す)34が格納される高温高圧蒸気供給手段である高温高圧蒸気供給装置(以下、供給装置と称す)60とにより、主要部が構成されている。
内視鏡装置40は、図示しない固体撮像素子及び撮影レンズ等の撮像手段を有する内視鏡2と、内視鏡2に設けられた図示しないライトガイドに照明光を供給する内視鏡2に着脱自在な光源装置3と、内視鏡2と信号ケーブル4を介して接続され、内視鏡2の上記撮像手段の動作を制御するとともに、上記撮像手段から得られた映像信号を処理するビデオプロセッサ5と、該ビデオプロセッサ5から出力される被写体像に対応する映像信号を表示するモニタ6とを有して、主要部が構成されている。
内視鏡2は、観察や処置等の内視鏡検査に使用された後には、所謂ベッドサイド洗浄された後、オートクレーブ処理が行えるよう、高温高圧蒸気に対する耐性を備えた部材で構成されている。
内視鏡2は、可撓性を有する細長の挿入部7と、該挿入部7の基端側に接続された操作部8と、該操作部8の第1の面に一端が接続された可撓性を有するユニバーサルコード9と、該ユニバーサルコード9の他端に設けられ光源装置3に着脱自在なコネクタ部10と、該コネクタ部10の外周面に設けられ、ビデオプロセッサ5に着脱自在な信号ケーブル4のコネクタ4aが着脱される電気コネクタ部11とを有して、主要部が構成されている。
挿入部7と操作部8との接続部には、該接続部の急激な曲がりを防止する弾性部材で構成された挿入部側折れ止め部材12が設けられており、操作部8とユニバーサルコード9の接続部及びユニバーサルコード9とコネクタ部10との接続部には、同様の操作部側折れ止め部材13、コネクタ部側折れ止め部材14がそれぞれ設けられている。
挿入部7は、可撓性を有する柔軟な可撓管部15と、該可撓管部15の先端側に設けられ操作部8の湾曲操作ノブ30の回動操作により湾曲する湾曲部16と、挿入部7の一端である先端に設けられ、図示しない観察光学系、照明光学系等が設けられた先端部17とを有して主要部が構成されている。
また、挿入部7及びユニバーサルコード9の後述する外装部材開口及び他方の開口以外の部位が外装部材によって覆われた内部(以下、内部と称す)45には、一端が先端部17に設けられた一方の開口である後述する送液口44に接続され、他端がコネクタ部10に設けられた他方の開口である注入口金26に接続された管路部材である送液用管路93と、一端が先端部17に設けられた一方の開口である後述する送気送水ノズル42に接続され、他端がコネクタ部10に設けられた他方の開口である送水タンク加圧口金23及び液体供給口金24に接続された管路部材である送気送水用管路94と、一端が先端部17に設けられた一方の開口である後述する吸引口39に接続され、他端がコネクタ部10に設けられた他方の開口である吸引口金25及び他方の開口である処置具挿通口32に接続された管路部材である吸引用管路95とが(いずれも図2参照)、設けられている。
このように、内視鏡2内には両端が外部に対して開口し、内部に流体等を挿通可能とする様々な管路が設けられている。しかも、挿入部7と連結コード9とは共に柔軟な部材で形成され、中実ではなく、中空状である。また、挿入部7とユニバーサルコード9の中の各管路93,94,95の大部分は、柔軟な動きに対応できるように中空部分に非固定状態で設けられ、管路周囲は他の内蔵物はあるものの、殆ど空間になっている。
これらの管路93,94,95の中間部分(ここでは端部から離れた位置という意味で、ある程度広い範囲を指す)における上記各管路の周囲は、内視鏡内部45と連通し、この内部45は、後述する外装部材開口37,38により外部と連通している。つまり、管路周囲は、内視鏡内部45、外装部材開口37,38を介して外部と連通する状態となっている。そして、この外装部材開口37,38による連通状態は防水キャップ150の装着/未装着(取り外し)により選択できる。
本実施の形態では、例えばある管路の開口部と開口部とを結ぶ経路の真ん中の部分周辺には、充填剤や固形物により内視鏡2の内部45を充填してしまうことなく、該内部45が形成される空間が確保されている。また、その内部45と外装部材開口37,38との経路の途中にも様々な内蔵物や部品が存在するが、それらは蒸気の通りを遮断しないように配置されている。従って、この経路により蒸気は阻害されることなく通ることができる。
先端部17には、操作部8の後述する送気送水操作釦28の押動操作により図示しない観察光学系の外表面の光学部材に向けて洗浄用の液体やエアを噴出する際に用いる送気送水用管路94の一端に接続された送気送水ノズル42と、挿入部7に処置具を挿通したり体腔内の液体を吸引したりするための吸引用管路95の一端に接続された処置具チャンネルの先端側の開口である吸引口39と、観察対象物に向けて液体を噴出するための送液用管路93の一端に接続された送液口44とが、設けられている。
コネクタ部10の一端部には、光源装置3に内蔵された図示しない気体供給源に対して着脱自在な気体供給口金21が設けられており、またコネクタ部10の外周面であって、電気コネクタ部11が設けられた位置以外の位置には、液体供給源である送水タンク22に対して着脱自在な送水タンク加圧口金23及び液体供給口金24とが設けられている。
送水タンク加圧口金23及び液体供給口金24には、送気送水用管路94の他端が接続されている。尚、この送水タンク加圧口金23及び液体供給口金24は、オートクレーブ処理の際、内視鏡2の内部45に配設された送気送水用管路94内に高温高圧蒸気を供給する際の開口を有する。即ち、送水タンク加圧口金23及び液体供給口金24は、送気送水用管路94内に蒸気を進入させ、送気送水用管路94内を滅菌するための蒸気進入口である。
また、コネクタ部10の外周面であって、送水タンク加圧口金23及び液体供給口金24の位置の略反対側の位置には、上記吸引口より吸引を行うための図示しない吸引源と接続される吸引口金25が設けられている。吸引口金25は、吸引用管路95の他端が接続されている。尚、この吸引口金25には、オートクレーブ処理の際、内視鏡2の内部45に配設された吸引用管路95に高温高圧蒸気を供給する際の開口を有する。即ち、吸引口金25は、吸引用管路95内に蒸気を進入させ、吸引用管路95内を滅菌するための蒸気進入口である。
さらに、コネクタ部10の外周面であって、吸引口金25の近傍には、上記送液口より送水を行うための図示しない送水手段と接続される注入口金26が設けられている。注入口金26には、送液用管路93の他端が接続されている。尚、この注入口金26は、オートクレーブ処理の際、内視鏡2の内部45に配設された送液用管路93に高温高圧蒸気を供給する際の開口である口金を有する。即ち注入口金26は、送液用管路93内に蒸気を進入させ、送液用管路93内を滅菌するための蒸気進入口である。
また、コネクタ部10の外周面であって、吸引口金25、及び送水タンク加圧口金23並びに液体供給口金24の近傍には、高周波処置等を行った際に内視鏡に高周波漏れ電流が発生した場合に漏れ電流を高周波処置装置に帰還させるためのアース端子口金27が設けられている。
コネクタ部10の電気コネクタ部11には、防水キャップ33が着脱できるようになっている。また、防水キャップ33は、オートクレーブ処理の際に、信号ケーブル4のコネクタ4aが外された後装着され、コネクタ部10に洗浄の際の洗浄液の進入、またはオートクレーブ処理の際の高温高圧の蒸気の進入を防ぐためのものである。また、防水キャップ33には、図示しない圧力調整弁が設けられている。
コネクタ部10の電気コネクタ部11が配設された面の近傍には、外装部材開口37を有する口金137が配設されている。外装部材開口37を有する口金137は、オートクレーブ処理の際、内視鏡2の内部45に高温高圧蒸気を供給するためのものである。即ち、口金137は、内部45内に蒸気を進入させるための蒸気進入口である。
尚、内部45に高温高圧の蒸気を進入させるのは、送液用管路93内、送気送水用管路94内、吸引用管路95内に高温高圧の蒸気を進入させ各管路内をオートクレーブ処理滅菌する際、送液用管路93内、送気送水用管路94内、吸引用管路95内を管路の外側から温めることにより、滅菌温度を各管路の全域に渡って一定に保ち、確実に、また滅菌時間を短くして、各管路内を滅菌処理するためである。
尚、上述した高温高圧の蒸気滅菌(オートクレーブ処理またはオートクレーブ滅菌)の代表的な条件としては米国規格協会承認、医療機器開発協会発行の米国規格ANSI/AAMIST37−1992では滅菌工程の前に減圧するプレバキュームタイプにおいては滅菌工程132℃で4分、滅菌工程の前に減圧しないグラビティタイプにおいては滅菌工程132℃で10分とされている。
高圧蒸気滅菌の滅菌工程時の温度条件については高圧蒸気滅菌装置の形式や滅菌工程の時間によって異なるが、一般的には115℃から138℃程度の範囲で設定される。滅菌装置の中には142℃程度に設定可能なものもある。
時間条件については滅菌工程の温度条件によって異なるが、一般的には3分〜60分程度に設定される。滅菌装置の種類によっては100分程度に設定可能なものもある。この工程での滅菌室内の圧力は一般的には大気圧に対して+0.2MPa程度に設定される。
一般的なプレバキュームタイプの高圧蒸気滅菌工程には滅菌対象機器を収容した滅菌室内を滅菌工程の前に減圧状態にするプレバキューム工程と、この後に滅菌室内に高圧高温蒸気を送り込んで滅菌を行う滅菌工程が含まれている。
プレバキューム工程は、後の滅菌工程時に滅菌対象機器の細部にまで蒸気を浸透させるための工程であり、滅菌室内を減圧させることによって滅菌対象機器全休に高圧高温蒸気が行き渡るようになる。プレバキューム工程における滅菌室内の圧力は一般的には大気圧に対して−0.07MPa〜−0.09MPa程度に設定される。
滅菌後の滅菌対象機器を乾燥させるために滅菌工程後に滅菌室内を再度減圧状態にする乾燥工程が含まれているものがある。この工程では滅菌室内を減圧して滅菌室内から蒸気を排除して滅菌室内の滅菌対象機器の乾燥を促進する。この工程における滅菌室内の圧力は一般的には大気圧に対して−0.07〜−0.09MPa程度に設定される。
また、外装部材開口37の重要な要素として、そのサイズがある。小さすぎる開口では、圧力変化のスピードに追従できず、内視鏡内部45への蒸気の浸透が遅れ、上記各管路93,94,95内の滅菌処理が遅れる。よって、外装部材開口37の大きさとしては、例えば1mm以上、できれば5mm、10mm以上と大きい方がより望ましい。
また、外装部材開口37と連通した内視鏡内部45の中で、最もクリアランスが小さい部分のクリアランス面積よりも、外装部材開口37の面積の方が大きければ、外装部材開口37が蒸気浸透のボトルネックとなることを防ぐことができる。
さらに、開口37を有する口金137の外周には、該口金137の外周を覆うように、後述するフィルタ48と一体的に形成された装着手段であるフィルタユニット149が装着されている。さらに、オートクレーブ処理を行わない際は、口金137の外周には、フィルタユニット149を覆うように、後述する防水キャップ(図4参照)150が装着されている。
詳しくは、図3は、図2の内視鏡に配設された口金に装着されるフィルタが一体的に形成された装着ゴムの正面図、図4は、図3の装着ゴム及び防水キャップが装着された内視鏡の口金の拡大正面図である。
図3に示すように、フィルタユニット149は、例えば硬質樹脂により形成された中空の円板形状を有する基端部47と、該基端部47の一方の面に配設されたフィルタ48と、例えばシリコンゴムにより形成され、外周に一方向に延出するひだ部49aを有する、フィルタ48の基端部47が配設された面と反対側の面に配設された円板状の固定部49とにより、構成されている。
フィルタ48は、所定の温度になると第1の色から第2の色に、一例を示すと、130°以上になったときに、白から赤に変色する、周知の化学的インジゲータ(CI)の機能を有する微細シートにより形成されている。よって、フィルタ48は、高温高圧蒸気の温度を検出する機能を有することから、作業者は、フィルタ48の色を見るだけで、内視鏡2がオートクレーブ処理工程を経たか否かを認識できる。
フィルタ48は、内視鏡2の内部45内に蒸気を進入させた際、口金137から外部に流出する、例えば内視鏡2の湾曲部16(いずれも図1参照)を湾曲させる際に用いるワイヤに塗布される周知の潤滑剤、及び内視鏡2の内部45に進入する塵埃をトラップして、内視鏡2に不具合が発生するのを防止する。
このように構成されたフィルタユニット149を口金137に装着するには、図4に示すように、まず、作業者は、フィルタユニット149の基端部47を口金137の開口37の先端の外周部に戴置する。次に、作業者は、固定部49の一方向に延出するひだ部49aを、口金137の外周側面に当接するよう折り返す。このことにより、フィルタユニット149は、ひだ部49aの口金137の外周側面に対する締め付け力により口金137に装着、固定される。
また、フィルタユニット149を口金137から脱却する際には、固定部49の外周面に当接しているひだ部49aを、口金137の先端部方向に折り返す。このことにより、フィルタユニット149は、口金137から脱却される。
よって、フィルタユニット149は、口金137に対して着脱自在である。
さらに、オートクレーブ処理を行わない際は、口金137の外周には、図4に示すように、フィルタユニット149を覆うように、防水キャップ150が装着される。詳しくは、防水キャップ150は、下向き凹状を有しており、先端部が、口金137の外周側面の基端部に、Oリング46を介して、口金137に対して密封状態を保って装着される。
よって、フィルタユニット149の有無に関わらず、防水キャップ150は、口金137に対して装着される。このことから、作業者がフィルタユニット149を口金137に装着し忘れていたとしても、オートクレーブ処理以外の際は、内視鏡2の内部45に塵埃が進入してしまうことがない。
図1に戻って、操作部8には、第1の面の反対側の第2の面に送気送水を操作する送気送水操作釦28と、吸引操作を操作する吸引操作釦29と、外装部材開口38を有する口金138とが、設けられている。外装部材開口38を有する口金138は、オートクレーブ処理の際、内視鏡2の内部45に高温高圧蒸気を供給するためのものである。即ち、口金138は、内部45内に蒸気を進入させるための蒸気進入口である。
尚、外装部材開口38の大きさとしては、外装部材開口37と同様に、例えば1mm以上、できれば5mm、10mm以上と大きい方がより望ましい。また、外装部材開口38と連通した内視鏡内部45の中で、最もクリアランスが小さい部分のクリアランス面積よりも、外装部材開口38の面積の方が大きければ、外装部材開口38が蒸気浸透のボトルネックとなることを防ぐことができる。
また、開口38を有する口金138の外周には、該口金138の外周を覆うように、口金137に装着した装着ゴムと同じフィルタユニット149(図4参照)が装着されている。さらに、オートクレーブ処理を行わない際は、口金138の外周には、フィルタユニット149を覆うように、口金137の外周に装着した防水キャップと同じ防水キャップ150(図4参照)が装着されている。
また、操作部8の第3の面には、湾曲部16を遠隔的に湾曲させるための湾曲操作ノブ30が配設されている。
湾曲操作ノブ30は、回動操作されることによって、挿入部7及び操作部8の内部45に配設され、挿入部7の湾曲部16の図示しない湾曲機構に接続された、図示しない操作ワイヤに引っ張り作用及び弛緩作用を生じさせる。よってその結果、湾曲部16は上下左右の4つの方向に湾曲可能となり、挿入部7の視野方向は可変となる。
また、操作部8の挿入部側折れ止め部材12近傍には、上記処置具チャンネルに連通した開口である処置具挿通口32が設けられている。処置具挿通口32は、吸引用管路95に接続されている。さらに、操作部8の上端部には、スイッチボックス55が設けられており、該スイッチボックス55には、ビデオプロセッサ5を遠隔操作する複数のリモートスイッチ31が設けられている。
このように構成された内視鏡2は、オートクレーブ処理の際には、収納ケース34に収納され、収納ケース34は、オートクレーブ処理をする供給装置60内に格納される。収納ケース34は、内視鏡2を収納するトレイ35と、このトレイ35の上部側を覆う蓋部材36とを、有している。
上記トレイ35と上記蓋部材36には、複数の図示しない通気孔が設けられており、その孔を通じて供給装置60内に供給された高温高圧の水蒸気が透過できるようになっている。
尚、供給装置60は、高温高圧蒸気が内部に導入される装置であるが、周知のものであるため、ここでの詳細な説明は省略する。
このように、本発明の第1実施の形態を示す内視鏡及び内視鏡システムにおいては、外装部材開口37,38を有する口金137,138に、インジゲータ機能を有する着脱式のフィルタユニット149に設けられたフィルタ48を配設した。
このことにより、送液用管路93内、送気送水用管路94内、吸引用管路95内に高温高圧の蒸気を進入させ各管路内をオートクレーブ処理滅菌する際、送液用管路93内、送気送水用管路94内、吸引用管路95内を管路の外側から温めるため、内視鏡2の外装部材開口37,38を有する口金137,138から内部45に高温高圧の蒸気を進入させた折、高温高圧の蒸気により、口金137,138から流出する、例えば内視鏡2の湾曲部16を湾曲させる際に用いるワイヤに塗布される周知の潤滑剤や、内視鏡2の内部45に進入する塵埃をフィルタ48はトラップすることができる。よって、本発明によれば、潤滑剤の流出及び塵埃の進入により内視鏡2に不具合が発生するのを防止することができる。よって、内視鏡の耐久性を向上させることができる。
また、フィルタ48は、フィルタユニット149とともに着脱式であるため、交換が容易である。さらに、フィルタ48は、インジゲータ機能を有するので、作業者は、フィルタ48の色を見るだけにより、内視鏡2がオートクレーブ処理工程を経たか否かを確認することができる。
また、作業者は、フィルタ48の色を確認するため、フィルタ48をチェックするため、同時にフィルタ48の目詰まりを確認することができる。よって、フィルタ48の交換をし忘れる虞がない。
さらに、本発明の第1実施の形態を示す内視鏡及び内視鏡システムにおいては、口金137,138の外周に、防水キャップ150がフィルタユニット149を覆うように装着されている。
このことにより、作業者がフィルタユニット149を口金137,138に装着し忘れていたとしても、オートクレーブ処理以外の際は、内視鏡2の内部45に塵埃が進入してしまうことがない。
尚、本実施の形態においては、内視鏡内部45への蒸気進入口には、口金137,138を例に挙げて示したが、これに限らず、口金は1つでも複数でも良いということは云うまでもない。
(第2実施の形態)
図5は、本発明の第2実施の形態を示す内視鏡システムの内視鏡の蒸気進入口と収納ケースの一部を示した拡大断面図、図6は、図5をVIの方向からみた蒸気進入口の正面図である。
この第2実施の形態の内視鏡及び内視鏡システムの構成は、上記図1,図2に示した内視鏡及び内視鏡システムと殆ど同じであるが、本実施の形態においては、蒸気進入口に装着されるフィルタを収納ケースに配設した点のみが異なる。よって、この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。また、以下の説明では、内視鏡2の内部45に高温高圧の蒸気を進入させるための蒸気進入口は、口金137を例に挙げて説明する。
図5、図6に示すように、収納ケース34のトレイ35には、内視鏡2がトレイ35に収納された際に、口金137の先端部137aの外装部材開口37に当接する位置に、装着手段である着脱自在なフィルタユニット249が配設されている。
フィルタユニット249は、フィルタ48と、該フィルタ48を挟持する2枚の中空の円板形状を有する、例えばシリコンゴムにより形成されたパッキン77とにより構成されている。また、フィルタ48と、パッキン77とは一体的に形成されている。
よって、オートクレーブ処理の際、内視鏡2がトレイ35にセットされると、内視鏡2の口金137の先端部137aの外装部材開口37は、トレイ35に配設されたフィルタユニット249のパッキン77に押し付けられて密着し、当接する。
このように、本発明の第2実施の形態を示す内視鏡及び内視鏡システムにおいては、オートクレーブ処理の際、内視鏡2が収納ケース34のトレイ35に収納された際、口金137の先端部137aの外装部材開口37と密着するフィルタユニット249をトレイ35に着脱自在に配設した。
よって、内視鏡2をトレイ35に収納すれば、必ず口金137にフィルタ48が装着されることとなるため、オートクレーブ処理の際、フィルタ48を装着し忘れることがない。
また、口金137に上述した第1実施の形態に示した防水キャップ150を装着したままであると、防水キャップ150がトレイ35の収納位置以外の部位に当接してしまい、トレイ35に収納できないため、オートクレーブ処理の際、防水キャップ150の脱却し忘れを防止することができる。
さらに、このように構成しても、上述した本発明の第1実施の形態と同様の効果を得ることができる。
尚、本実施の形態では、フィルタユニット249を装着する口金は、口金137を例に挙げて示したが、これに限らず、外装部材開口38を有する口金138に適用する場合や他の蒸気進入口に適用する場合でも同様の効果を得ることができる。
また、上述した第1実施の形態及び第2実施の形態においては、フィルタ48の目詰まりの検出は、作業者により目視により行われると示したが、これに限らず、口金と防水キャップを用いて行っても良い。
詳しくは、図7は、フィルタの目詰まり検出方法の他の例を示した図である。図7に示すように、防水キャップ150には、目詰まり検出手段である2つの蒸気進入口150a,150bが形成されており、該蒸気進入口150bには、圧力検知手段である逆止弁151が形成されている。
また、フィルタユニット349は、防水キャップ150の内部にOリング146を介して密着して着脱自在に配設されており、該フィルタユニット349は、内視鏡の口金の開口と当接する面に配設されたフィルタ48と、蒸気進入口150aから送気されたエアを口金に送気するための管路349aと、該管路349aと隔絶され、内視鏡内部45から送気されるエアを蒸気進入口150bに送気するための管路349bとにより、主要部が構成されている。
このように形成された防水キャップ150とフィルタユニット349を用いてフィルタ48の目詰まり検出を行うには、まず、作業者は、フィルタユニット349が配設された防水キャップ150を、例えば口金137に装着する。
次に、作業者は、例えばリークテスト用に用いる加圧手段である加圧装置を用いて、防水キャップの蒸気進入口150aからエアを送気する。この送気されたエアは、管路349a、フィルタ48を介して内視鏡2の内部45に進入し、さらに、該内部45からフィルタ48、管路349bを介して逆止弁151を有する蒸気進入口150bに進入する。
この際、フィルタ48に目詰まりが発生していると、蒸気進入口150aから送気されたエアは、蒸気進入口150bに十分な量が到達しない。即ち、逆止弁151は、開放しない。このことから、作業者は、フィルタ48に目詰まりが発生していると認識することができる。
具体的には、リークテストに必要な圧力をP1、リークテスト用の加圧装置の最大設定圧力をP2、目詰まり検知に必要な逆止弁151の開放圧力をP3とし、P1,P2,P3の関係をP1<P3<P2とする。作業者は、P1の圧力でリークテストを行い、その結果、リークがなければ、加圧装置の設定圧力をP3として上述した目詰まりの確認を行う。
このように、圧力を使い分けるのは、リークテスト中は、わずかなリークも見逃したくないためである。また、リークテスト中は、目詰まり確認のためのエアが逆止弁151から出てしまっていると、逆止弁151以外の部分でリークがあるかどうか、よくわからなくなる。よって、リークテスト中には、目詰まり確認のための逆止弁151は、閉じたままにして、リークテスト後に、目詰まりを確認する段階になって初めて逆止弁151が機能するようにする。
尚、逆止弁151が開放しなくなる、即ちフィルタ48に目詰まりが発生している状態とは、例えばフィルタ48の透過率が80〜85%以下になった状態である。
さらに、この防水キャップを用いれば、蒸気進入口150bを作業者の指等で押さえる等して蒸気進入口150aからエアを送気し、内視鏡2の他の部位からエアが出ているか否かを確認すれば、リークテストも行うことができる。
また、フィルタ48の目詰まりの検出は、口金137と、口金138または電気コネクタ部11を用いて行っても良い。詳しくは、図8は、フィルタの目詰まり検出方法のさらにその他の例を示した図である。尚、以下の説明では、口金137と、口金138とを用いたフィルタの目詰まり検出方法を例に挙げて説明する。
図8に示すように、まず、作業者は、外装部材開口37を有する口金137にリークテスト用の口金250aを有する防水キャップ250を装着し、また、外装部材開口38を有する口金138に逆止弁351を有する防水キャップ350を装着する。この防水キャップ250,350は、上述したように、オートクレーブ処理以外の際は口金137,138に装着される。
次に、作業者は、防水キャップ250の口金250aから送気装置を用いて、エアを送気する。この送気されたエアは、内視鏡2の内部45に進入し、さらに、該内部45からフィルタ48を介して口金138に装着された防水キャップ350の逆止弁351に進入する。
この際、フィルタ48に目詰まりが発生していると、口金250aから送気されたエアは、逆止弁351に十分な量が到達しない。即ち、逆止弁351は、開放しない。このことから、作業者は、フィルタ48に目詰まりが発生していると認識することができる。
尚、この場合、エアは、電気コネクタ部11に装着される防水キャップ33(図1参照)に口金を設け、該口金から送気しても同様の効果を得ることができる。
このように、作業者は、リークテストと同様に、フィルタの目詰まりを認識することができる。
[付記]
以上詳述した如く、本発明の実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、
(1)挿入部の先端部において一方の開口を有し、上記先端部以外の部分において他方の開口を有する管路部材が挿通され、かつ上記2つの開口以外の部分が外装部材によって覆われた内視鏡であって、
外装部材によって覆われた内視鏡の内部と外部とを連通する外装部材開口と、
上記外装部材開口に設けられ、上記内部への塵埃の進入及び上記内視鏡内部の潤滑剤の内視鏡外部への流出を防止するための着脱自在なフィルタと、
を有することを特徴とする内視鏡。
(2)付記1に記載の内視鏡と、
上記内視鏡の外部から上記内視鏡内部、及び上記管路内に、高温高圧蒸気を供給する高温高圧蒸気供給手段と、
を具備することを特徴とする内視鏡システム。
(3)上記高温高圧蒸気供給手段は、上記外装部材開口から上記内部に高温高圧蒸気を供給することにより、上記管路の内部の滅菌を促進することを特徴とする付記2に記載の内視鏡システム。
(4)上記フィルタは、上記高温高圧蒸気の温度を検出する機能を有することを特徴とする付記2に記載の内視鏡システム。
(5)上記高温高圧蒸気の温度を検出する機能は、所定の温度以上になると上記フィルタが第1の色から第2の色に変わる機能であることを特徴とする付記4に記載の内視鏡システム。
(6)上記フィルタは、装着手段と一体的に形成されており、該装着手段は、上記外装部材開口に、該外装部材開口の外周を覆うように装着されることを特徴とする付記2,付記4または付記5に記載の内視鏡システム。
(7)上記フィルタが装着された上記内視鏡の上記外装部材開口に、該外装部材開口を覆う上記装着手段を覆うように、防水用の防水キャップが着脱自在であることを特徴とする付記6に記載の内視鏡システム。
(8)上記高温高圧蒸気供給手段によって上記内視鏡に高温高圧蒸気を供給する際に上記内視鏡を収納する収納手段を更に有し、上記フィルタは、上記内視鏡を上記収納手段に収納した際、上記収納手段の上記内視鏡の上記外装部材開口に当接する位置に配設されていることを特徴とする付記2、付記4〜付記7のいずれかに記載の内視鏡システム。
(9)上記収納手段は、上記内視鏡の収納位置以外に上記内視鏡の上記防水キャップが当接する部位が形成されていることを特徴とする付記7または付記8に記載の内視鏡システム。
(10)上記防水キャップには、上記フィルタの目詰まりを検出する目詰まり検出手段が配設されていることを特徴とする付記9に記載の内視鏡システム。
(11)上記目詰まり検出手段は、上記防水キャップに形成された少なくとも2つ以上の蒸気進入口であり、少なくとも1つの蒸気進入口には、圧力検知手段が配設されていることを特徴とする付記10に記載の内視鏡システム。
(12)上記圧力検知手段には、逆止弁が配設されていることを特徴とする付記11に記載の内視鏡システム。
(13)上記圧力検知手段は、上記逆止弁が、上記一方の蒸気進入口から送気され、上記フィルタを介して上記内視鏡の内部に進入し、該内視鏡の内部から再度上記フィルタを介して送気されたエアの圧力を検出することにより、上記フィルタの目詰まりを検出することを特徴とする付記10または付記12に記載の内視鏡システム。
(14)上記エアを送気する上記一方の蒸気進入口は、上記防水キャップの上記圧力検知手段が配設された上記蒸気進入口と連通する上記内視鏡に配設されたリークテスト用の連通孔であることを特徴とする付記13に記載の内視鏡システム。
(15)上記リークテスト用の連通孔にエアを送気する手段は、リークテストの際の加圧手段と同一であることを特徴とする付記14に記載の内視鏡システム。
本発明の第1実施の形態を示す内視鏡と内視鏡システムの構成の概略を示す斜視図。 図1中の内視鏡の内部を概略的に示した透視正面図。 図2中の内視鏡に配設された口金に装着されるフィルタが配設された装着ゴムの正面図。 図3中の装着ゴム及び防水キャップが装着された内視鏡の口金の拡大正面図。 本発明の第2実施の形態を示す内視鏡システムの内視鏡の蒸気進入口と収納ケースの一部を示した拡大断面図。 図5をVIの方向からみた蒸気進入口の正面図。 フィルタの目詰まり検出方法の他の例を示した図。 フィルタの目詰まり検出方法のさらにその他の例を示した図。
符号の説明
1…内視鏡システム
2…内視鏡
7…挿入部
17…先端部
23…送水タンク加圧口金(他方の開口)
24…液体供給口金(他方の開口)
25…吸引口金(他方の開口)
26…注入口金(他方の開口)
34…収納ケース(収納手段)
35…トレイ(収納手段)
37,38…外装部材開口
39…吸引口(一方の開口)
42…送気送水ノズル(一方の開口)
44…送液口(一方の開口)
45…内視鏡内部
48…フィルタ
93…送液用管路(管路)
94…送気送水用管路(管路)
95…吸引用管路(管路)
60…供給装置(高温高圧蒸気供給手段)
137…口金(外装部材開口)
138…口金(外装部材開口)
149…フィルタユニット(装着手段)
150…防水キャップ
249…フィルタユニット(装着手段)
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (12)

  1. 挿入部の先端部において一方の開口を有するとともに上記先端部以外の部分において他方の開口を有する管路部材が挿通され、かつ上記2つの開口以外の部分が外装部材によって覆われた内視鏡であって、
    外装部材によって覆われた内視鏡の内部と外部とを連通する外装部材開口と、
    上記外装部材開口に着脱自在に設けられ、上記内部への塵埃の進入及び上記内視鏡内部の潤滑剤の内視鏡外部への流出を防止するとともに、上記外装部材開口から上記内部に高温高圧蒸気が供給された際、該高温高圧蒸気の温度を検出する機能を有するフィルタと、
    を有することを特徴とする内視鏡。
  2. 上記フィルタは、所定の温度以上になると第1の色から第2の色に変わることにより、上記高温高圧蒸気の温度を検出することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 上記フィルタは、装着手段と一体的に形成されており、該装着手段は、上記外装部材開口に、該外装部材開口の外周を覆うように装着されることを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡。
  4. 上記フィルタが装着された上記外装部材開口に、該外装部材開口を覆う上記装着手段を覆うように、防水用の防水キャップが着脱自在であることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  5. 請求項1に記載の内視鏡と、
    上記内視鏡の外部から上記内視鏡内部、及び上記管路部材内に、上記高温高圧蒸気を供給する高温高圧蒸気供給手段と、
    を具備することを特徴とする内視鏡システム。
  6. 上記高温高圧蒸気供給手段は、上記外装部材開口から上記内部に高温高圧蒸気を供給することにより、上記管路部材の内部の滅菌を促進することを特徴とする請求項5に記載の内視鏡システム。
  7. 上記フィルタは、所定の温度以上になると第1の色から第2の色に変わることにより、上記高温高圧蒸気の温度を検出することを特徴とする請求項5または6に記載の内視鏡システム。
  8. 上記フィルタは、装着手段と一体的に形成されており、該装着手段は、上記外装部材開口に、該外装部材開口の外周を覆うように装着されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の内視鏡システム。
  9. 上記フィルタが装着された上記外装部材開口に、該外装部材開口を覆う上記装着手段を覆うように、防水用の防水キャップが着脱自在であることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡システム。
  10. 挿入部の先端部において一方の開口を有するとともに上記先端部以外の部分において他方の開口を有する管路部材が挿通され、かつ上記2つの開口以外の部分が外装部材によって覆われた内視鏡と、
    前記内視鏡に設けられた、該内視鏡の外装部材によって覆われた内視鏡の内部と外部とを連通する外装部材開口と、
    上記内視鏡の上記外部から上記内視鏡内部、及び上記管路部材内に、高温高圧蒸気を供給する高温高圧蒸気供給手段と、
    上記高温高圧蒸気供給手段によって上記内視鏡に高温高圧蒸気を供給する際に上記内視鏡を収納する収納手段と、
    上記内視鏡を上記収納手段に収納した際、上記収納手段の上記内視鏡の上記外装部材開口に当接する位置に着脱自在に配設された、上記内視鏡の上記内部への塵埃の進入及び上記内視鏡内部の潤滑剤の内視鏡外部への流出を防止するフィルタと、
    を具備していることを特徴とする内視鏡システム。
  11. 上記収納手段は、上記内視鏡の収納位置以外に上記内視鏡の上記防水キャップが当接する部位が形成されていることを特徴とする請求項10に記載の内視鏡システム。
  12. 上記フィルタは、上記外装部材開口を介して上記内視鏡の上記内部に上記高温高圧蒸気供給手段から高温高圧蒸気が供給された際、該高温高圧蒸気の温度を検出する機能を有することを特徴とする請求項10に記載の内視鏡システム。
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