JPH09302579A - 融着捲縮加工糸を用いた編織物の製造方法 - Google Patents

融着捲縮加工糸を用いた編織物の製造方法

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JPH09302579A
JPH09302579A JP8227701A JP22770196A JPH09302579A JP H09302579 A JPH09302579 A JP H09302579A JP 8227701 A JP8227701 A JP 8227701A JP 22770196 A JP22770196 A JP 22770196A JP H09302579 A JPH09302579 A JP H09302579A
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polyester
fiber
cross
section
yarn
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JP8227701A
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Yasuhiro Furomoto
泰弘 冨路本
Jun Nishiwaki
醇 西脇
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 麻ライクな風合を持つ編織物を提供する。 【解決手段】 繊維本体Xと充填体2とよりなる多葉断
面型複合繊維を準備する。繊維本体Xは、ポリエステル
系成分Aよりなり、横断面が3個以上の凸部を有する多
葉断面形状で、各凸部頂点付近には繊維軸方向に連続し
て存在する溝部2’が設けられている。溝部2’の合計
数は9〜24で、各溝部の深さは1〜8μmである。充
填体2は、ポリエステル系成分Aよりもアルカリ溶解性
が大きく、且つ融点が低いポリエステル系成分Bよりな
る。この多葉断面型複合繊維を多数本集束してなる糸条
を得る。この糸条に、仮撚加工を施して融着捲縮加工糸
を得る。仮撚加工の条件は、ポリエステル系成分Bを溶
融又は軟化させて、多葉断面型複合繊維相互間を融着さ
せうる温度域での熱固定を伴うものである。この融着捲
縮加工糸を用いて製編織した生地に、アルカリ減量処理
を施して、麻ライクな風合を持つ編織物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル系繊
維を使用しながら、麻ライクのドライ感,ボリューム感
及びシャリ味、更には所望により杢調の外観を有する丸
編物等の編織物の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、合成繊維を使用しながら麻ラ
イクな風合を持つ編織物として、以下のようなものが知
られている。即ち、シャリ味を発揮しうる異形断面を持
つ単糸を集束してなる合成繊維糸条を製編した丸編物
や、単糸繊度の太いフィラメントを比較的少数本集束し
てなる合成マルチフィラメント糸条を製編した丸編物が
知られている。しかしながら、これらの丸編物は、合成
繊維特有のヌメリ感が残っており、麻ライクというには
程遠いものであり、またボリューム感に欠けるものであ
った。
【0003】一方、主としてシャリ味を強調した麻ライ
クな風合を持つ編織物として、融着捲縮加工糸を用いた
ものが知られている。融着捲縮加工糸とは、合成マルチ
フィラメント糸条を仮撚加工する際に、合成フィラメン
トの熱可塑性を利用して、フィラメント相互間を融着さ
せたものである。このような融着捲縮加工糸を用いた編
織物は、十分なシャリ味があり、ある程度麻ライクな風
合を持つため好ましいものである。しかしながら、この
編織物は、シャリ味が強すぎて風合が硬いという欠点が
指摘されている。また、合成フィラメント間の融着によ
って、ボリューム感も不足している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、あ
る特殊なポリエステル系複合繊維よりなる融着捲縮加工
糸を用いて製編織した生地に、アルカリ減量処理を施し
て、当該融着捲縮加工糸の融着を解除すると共に融着に
よって抑制されていた捲縮を発現させ、更に当該ポリエ
ステル系複合繊維の特殊な断面を露出させることによっ
て、ボリューム感及びドライ感に優れ、且つ十分なシャ
リ味を持った麻ライクな風合を有する編織物を提供しよ
うというものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ポリエ
ステル系成分Aよりなり、その横断面が3個以上の凸部
を有する多葉断面形状で、且つ各凸部頂点付近には、下
記(1)及び(2)式を満足する溝部が繊維軸方向に連
続して存在する繊維本体Xと、該繊維本体Xの該溝部に
充填された、該ポリエステル系成分Aよりもアルカリ溶
解性が大きく且つ融点が低いポリエステル系成分Bとで
形成された多葉断面型複合繊維を、多数本集束してなる
糸条に、該ポリエステル系成分Bを溶融又は軟化させて
該多葉断面型複合繊維相互間を融着させうる温度域での
熱固定を伴う仮撚加工を施して融着捲縮加工糸を得、該
融着捲縮加工糸を用いて製編織した生地にアルカリ減量
処理を施して、該ポリエステル系成分Bを溶解除去する
ことを特徴とする編織物の製造方法に関するものであ
る。 記 9≦N≦24 ………(1) 1μm≦H≦8μm ………(2) (但し、Nは全凸部における溝部の合計数であり、Hは
各溝部の深さである。)
【0006】まず、本発明において使用する、特殊なポ
リエステル系複合繊維について説明する。このポリエス
テル系複合繊維は、多葉断面型複合繊維であって、ポリ
エステル系成分Aよりなる繊維本体X(図1中の白地部
及び図2)と、このポリエステル系成分Aよりもアルカ
リ溶解性が大きく且つ融点が低いポリエステル系成分B
(図1中の黒色部)とが複合されてなるものである。繊
維本体Xは、その横断面が凸部1を有する多葉断面形状
であり、その凸部1頂点付近には、繊維軸方向に連続し
て存在する複数の溝部2’を備えている。本発明におい
て、多葉断面形状とは、図1及び図2に示したような形
状であることを意味している。従って、繊維本体Xは、
その横断面をとって観察すれば、略三角柱状の基部と、
この基部の表面に連設されている凸部1とで形成されて
おり、更にこの凸部1の頂点付近には複数の溝部2’が
形成されているのである。また、繊維本体Xを斜視的に
観察すれば、略三角柱状の基部と、この基部の表面に連
設されて、基部の長手方向に延びる凸部1とで形成され
ており、更にこの凸部1の頂点付近には複数の溝部2’
が繊維軸方向に走っているものである。そして、ポリエ
ステル系成分Bは、凸部1頂点付近に存在する溝部2’
に充填された状態で充填体2となっており、繊維本体X
と複合され、多葉断面型複合繊維が形成されているので
ある。
【0007】この多葉断面型複合繊維は、その横断面に
おいて凸部1は3個以上存在することが必要である。凸
部1が3個未満であると、得られた編織物にドライ感や
シャリ味を発揮させにくくなる。各凸部1の頂点付近に
設けられた溝部2’は、全凸部における合計数が9〜2
4個であることが必要である。溝部2’の合計数が9個
未満であると、得られた編織物にドライ感やシャリ味を
付与しにくくなる。また、溝部2’の合計数が24個を
超えると、一つの凸部頂点付近に多数の溝部2’が形成
されることにより、隣合う溝部2’,2’間の間隔が狭
くなって、溝部2’,2’間にポリエステル系成分Aで
形成されている襞状部が欠損しやすくなり、溝部2’が
消失する恐れがある。従って、得られる編織物にドライ
感やシャリ味を付与しにくくなる。
【0008】繊維本体Xに形成されている溝部2’の深
さは、1〜8μmである。溝部2’の深さが1μm未満
であると、得られた編織物にドライ感やシャリ味を付与
しにくくなる。一方、溝部2’の深さが8μmを超える
と、隣合う溝部2’,2’の底部が連結してしまう恐れ
があり、溝部2’,2’間にポリエステル系成分Aで形
成されている襞状部が欠損しやすくなり、溝部2’が消
失する恐れがある。従って、得られる編織物にドライ感
やシャリ味を付与しにくくなる。このような溝部2’
は、実質的に繊維軸方向に連続した状態になっている。
溝部2’が繊維軸方向に連続せず、不連続な状態になっ
ていると、部分的に溝部2’の存在しない箇所が生じる
恐れがあり、ドライ感やシャリ味が低下する恐れがあ
る。
【0009】繊維本体Xを形成しているポリエステル系
成分Aとしては、ポリエステル系成分Bと比べて、相対
的にアルカリに溶解しにくく且つ融点の高いものであれ
ば、どのようなものでも採用できる。例えば、分散染料
可染性ポリエステル系重合体でも、カチオン染料可染性
ポリエステル系重合体でも差し支えなく、どのようなも
のでも採用することができる。本発明では、分散染料可
染性ポリエステル系重合体を採用することが比較的多
く、具体的には、エチレングリコールとテレフタル酸と
が縮合されてなるポリエチレンテレフタレートや、90
%以上がエチレングリコールとテレフタル酸であり、一
部が他のジオール成分或いは他の酸成分よりなる共重合
ポリエステル等が採用される。
【0010】繊維本体Xに形成されている溝部2’に充
填されている、充填体2であるポリエステル系成分Bと
しては、ポリエステル系成分Aと比べて、相対的にアル
カリに溶解しやすいもの(アルカリ溶解性が大であるも
の)であり、且つ融点の低いものであれば、どのような
ものでも採用できる。例えば、ナトリウムスルホイソフ
タル酸1〜5モル%と、ポリアルキレングリコール10
〜30重量%と、従来用いられているジオール成分及び
酸成分とを共重合してなる共重合ポリエステル等を採用
することができる。充填体2であるポリエステル系成分
Bの融点が、ポリエステル系成分Aの融点よりも低い理
由は、融着捲縮加工糸を作成する際に、ポリエステル系
成分Bの溶融又は軟化によって、多葉断面型複合繊維相
互間を融着させるためである。従って、ポリエステル系
成分Bの融点と、ポリエステル系成分Aの融点とが同一
であるか、又は後者の融点の方が低い場合には、融着捲
縮加工糸を作成する際、ポリエステル系成分Aの溶融又
は軟化によって、多葉断面型複合繊維相互間が融着する
恐れがあり、好ましくない。
【0011】以上説明した多葉断面型複合繊維の一具体
例としては、図1及び図2に示したような形状が挙げら
れる。即ち、ポリエステル系成分Aで形成されてなる繊
維本体Xは、凸部1を3個有しており、且つ各凸部頂点
付近には5個づつ、合計15個の溝部2’が形成されて
いる。そして、この溝部2’は繊維軸方向に連続してお
り、各溝部2’には、アルカリ溶解性の大なるポリエス
テル系成分Bよりなる充填体2が充填されている。この
ような多葉断面型複合繊維は、特殊形状の紡糸孔を使用
して、ポリエステル系成分Aとポリエステル系成分Bと
を溶融複合紡糸することによって、容易に得ることがで
きる。そして、この充填体2が、アルカリ減量処理によ
って溶解除去されると、図2に示したように、溝部2’
が顕現化(露出)した繊維本体Xが生成するのである。
【0012】このような多葉断面型複合繊維を多数本集
束して糸条を得る。このとき、多葉断面型複合繊維のみ
を集束して糸条を得ても良いし、多葉断面型複合繊維と
他種繊維とを合糸又は混繊して他種繊維が混入された糸
条を得ても良い。他種繊維とは、単に前記した多葉断面
型複合繊維とは異なるものという意味であり、素材自体
はポリエステル系重合体であっても差し支えない。むし
ろ、本発明においては他種繊維として一般的にポリエス
テル系重合体が採用され、例えば、多葉断面型複合繊維
の繊維本体Xを構成するポリエステル系成分Aとは染色
性の異なるポリエステル系重合体を採用し、染色加工に
よって杢調外観を表現できるようにするのが好ましい。
具体的には、繊維本体Xとして分散染料可染性のポリエ
ステル系重合体を使用し、他種繊維としてカチオン染料
可染性のポリエステル系重合体を用いれば、分散染料及
びカチオン染料で染色することにより、杢調の編織物が
得られる。また、繊維本体Xがカチオン染料可染性のポ
リエステル系重合体で、他種繊維が分散染料可染性のポ
リエステル系重合体であっても、同様に杢調の編織物が
得られる。カチオン染料可染性ポリエステル系重合体と
しては、例えば、全酸成分に対してナトリウムスルホイ
ソフタル酸成分を0.8〜1.8モル%共重合させたエ
チレンテレフタレート系共重合ポリエステル等を採用す
ることができる。なお、分散染料可染性ポリエステル系
重合体としては、前記したものが用いられる。
【0013】他種繊維の融点は、多葉断面型複合繊維の
充填体2を構成するポリエステル系成分Bの融点よりも
高くなければならない。他種繊維の融点がポリエステル
系成分Bの融点と同一であるか又は低いと、後述する熱
固定時において、他種繊維の溶融又は軟化によって、多
葉断面型複合繊維相互間が融着する恐れがある。また、
他種繊維の横断面形状も任意の形状で良く、円形断面,
三角形断面,まゆ形断面等のものが採用される。更に、
他種繊維のアルカリ溶解性は、ポリエステル系成分Bの
アルカリ溶解性よりも小さくても大きくても差し支えな
い。しかしながら、得られる編織物中に他種繊維を残存
させておき、杢調等の外観を与えたい場合には、アルカ
リ溶解性の小さいものを採用するのが好ましい。糸条中
における多葉断面型複合繊維と他種繊維との重量割合
は、前者100重量部に対して後者150重量部以下で
あるのが好ましい。他種繊維の割合が150重量部を超
えると、多葉断面型複合繊維の繊維本体Xに由来するド
ライ感やシャリ味が低下する恐れがある。また、杢調の
編織物を得たい場合には、他種繊維を20〜30重量部
程度混入させる必要があるが、特に杢調を意識しない場
合には、これ以下であっても差し支えない。
【0014】一般的に、糸条としては、繊度1〜5デニ
ール程度の多葉断面型複合単フィラメントを(場合によ
り繊度1〜5デニール程度の他種単フィラメントを混合
し)、10〜100本程度集束してマルチフィラメント
糸条を得る。そして、このマルチフィラメント糸条に仮
撚加工を施す。本発明においては、この仮撚加工におけ
る熱固定を、特定の温度域で行うことが必要である。即
ち、ポリエステル系成分Bは溶融又は軟化するが、ポリ
エステル系成分A(及び他種繊維)は溶融又は軟化しな
い温度域で行うことが必要なのである。このような温度
域で熱固定を行うことによって、仮撚加工時に、多葉断
面型複合繊維相互間がポリエステル系成分Bで融着され
るのである。一方、ポリエステル系成分A(及び他種繊
維)は、溶融又は軟化しないため、多葉断面型複合繊維
相互間を融着する成分としては機能しないのである。な
お、糸条中に他種フィラメント(他種繊維)が混入して
いる場合には、多葉断面型複合繊維相互間が他種フィラ
メントを介して融着していることになる。従って、本発
明においては、多葉断面型複合繊維相互間の融着とは、
多葉断面型複合繊維が直接接触して融着されている場
合、及び他種フィラメント(他種繊維)を介して間接的
に融着している場合の両者を包含する意味で用いられて
いる。また、多葉断面型複合繊維相互間の融着は、必ず
しも糸条中の全繊維に生じていなくても良く、一部に生
じていれば良いことは言うまでもない。
【0015】このような条件で仮撚加工を施すことによ
って、融着捲縮加工糸が得られる。この融着捲縮加工糸
は、ポリエステル系成分Bによって多葉断面型複合繊維
相互間が融着しているため、糸の長手方向に集束接着し
た連続未解撚状態の箇所を有している。そして、未解撚
状態の箇所が存在するために、十分な捲縮が発現してい
ないものである。このような融着捲縮加工糸は、粗硬
で、ボリューム感に欠けるものである。図3は、多葉断
面型複合繊維のみよりなる融着捲縮加工糸の横断面を模
式的に示した図である。図3において、各多葉断面型複
合繊維は融着しているため、種々の形の横断面となって
いることが分かる。また、図5は、多葉断面型複合繊維
と円形断面の他種繊維が混繊されてなる融着捲縮加工糸
の横断面を模式的に示した図である。
【0016】この融着捲縮加工糸を用いて、製編織して
生地を得る。製編織は、従来公知のどのような方法であ
っても差し支えなく、また編織の組織も、従来公知のど
のような組織であっても差し支えない。しかしながら、
本発明においては、丸編組織で丸編地を製編するのが最
も好ましい。丸編地の場合、後のアルカリ減量処理によ
って、最も麻ライクな編物となるからである。この理由
は定かではないが、丸編組織と、アルカリ減量処理を施
した後の融着捲縮加工糸の物性との相乗作用によって、
完成された麻ライクな風合が得られるものと考えられ
る。また、本発明においては、融着捲縮加工糸と他の糸
条とを併用し、製編織して生地を得てもよい。他の糸条
としては、通常の仮撚加工を施した糸条や紡績糸等を用
いることができる。
【0017】得られた生地にはアルカリ減量処理が施さ
れる。アルカリ減量処理は、従来公知の方法を採用する
ことができ、例えば、苛性ソーダ等を使用してアルカリ
性に調整した80〜100℃の水溶液中に生地を浸漬す
ることによって行われる。このアルカリ減量処理によっ
て、多葉断面型複合繊維中のアルカリ溶解性の大なるポ
リエステル系成分Bが溶解除去され、図2に示す如き繊
維本体Xが生成するのである。アルカリ減量処理は、上
記したように、ポリエステル系成分Bを溶解除去するも
のであるが、その溶解除去量は適宜変更することができ
る。即ち、アルカリ減量処理を緩やかにして、例えば処
理液のアルカリ性を弱くしたり、処理温度を低くした
り、処理時間を短くしたりして、ポリエステル系成分B
の溶解除去量を少なくし、得られる編織物のシャリ味を
強調したり、或いは硬めの風合を残すことができる。一
方、アルカリ減量処理を苛酷にして、例えば処理液のア
ルカリ性を強くしたり、処理温度を高くしたり、処理時
間を長くしたり或いはアルカリ減量処理を二回施したり
して、繊維本体Xを形成しているポリエステル系成分A
を、繊維本体Xの表面から若干量溶解除去させても良
い。なお、繊維本体Xの表面を溶解除去させる際、繊維
本体Xの横断面形状が極端に変更されるような溶解除去
は、回避されるべきこと言うまでもない。この形状が極
端に変更されると、本発明において目的とする麻ライク
の風合を持つ編織物が得られにくくなるからである。以
上の説明から明らかなように、アルカリ減量処理を施し
て生成させる繊維本体Xは、基本的には、多葉断面型複
合繊維からポリエステル成分Bを一部又は全部溶解除去
したものを意味しているが、更に表面のポリエステル成
分Aが若干量溶解除去されたもの(即ち、基本的な繊維
本体Xにおいて、その表面が溶解除去されたもの)をも
意味していることを認識すべきである。
【0018】このアルカリ減量処理によるポリエステル
系成分Bの溶解除去によって、多葉断面型複合繊維相互
間の融着は解除される。何故なら、多葉断面型複合繊維
相互間は、ポリエステル系成分Bによって融着されてい
たからである。なお、ポリエステル系成分Bの溶解除去
量が少ない場合には、融着が解除されない箇所が一部生
じることもあるが、全ての融着が解除されないというこ
とは無い。そして、融着が解除されると、仮撚加工時に
おいては融着されて未解撚状態であった箇所が、1本1
本の繊維本体Xとなって分割され、仮撚加工時には抑制
されていた捲縮が発現するのである。また、融着捲縮加
工糸中に他種繊維が存在する場合には、この他種繊維も
多葉断面型複合繊維との融着が解除され、同様に捲縮が
発現する。従って、融着捲縮加工糸は、捲縮した繊維本
体X(場合によっても捲縮した他種繊維を含む。)が集
束してなる糸条となり、得られた編織物のボリューム感
が増大するのである。更に、多葉断面型複合繊維相互間
の融着によって、融着捲縮加工糸に与えられていた強す
ぎるシャリ味及び硬い風合が低減し、適当なシャリ味と
柔らかい風合とが、得られた編織物に実現するのであ
る。なお、融着捲縮加工糸にアルカリ減量処理を施して
ポリエステル系成分Bを溶解除去し、且つ融着を解除さ
せた糸の横断面の模式図を図4として示した。図4から
も分かるように、各多葉断面型複合繊維は概ね一本づつ
に分離しており、繊維本体Xの形態がほぼ発現してい
る。繊維本体Xが当初の多葉断面型から若干変形してい
るのは、特定の条件で仮撚加工を施したことによるもの
である。また、他種繊維が存在する場合(図6)には、
他種繊維も一本づつに分離している。
【0019】以上のようにして得られた編織物は、その
ままで麻ライクな風合を有する衣料用素材等として用い
ることができる。また、この編織物に、染色加工及び仕
上加工等の従来公知の加工を施して、麻ライクで且つ所
望の風合や外観を有する衣料用素材等として用いること
ができる。染色加工は、分散染料やカチオン染料等を用
いて行うことができる。特に、多葉断面型複合繊維中の
繊維本体Xとして分散染料可染性ポリエステル系重合体
を使用し、他種繊維としてカチオン染料可染性ポリエス
テル系重合体を使用した場合には、分散染料とカチオン
染料とを併用して染色加工を行うことにより、繊維本体
Xと他種繊維を別色に染色でき、良好な杢調を表現する
ことができる。また、編織物が丸編物である場合には、
最も麻ライクな風合を呈し、衣料用素材として好適であ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明
する。なお、実施例中におけるポリエステル系成分等の
相対粘度及び融点、多葉断面型複合繊維の溝部の個数と
深さの測定方法、及び得られた編織物の風合評価は、以
下の方法で行った。 (1)ポリエステル系成分の相対粘度:フェノールと四
塩化エタンの等重量混合溶媒を用い、濃度0.5g/d
l、温度20℃で測定した。 (2)ポリエステル系成分等の融点:日本工業規格化学
繊維フィラメント糸試験方法に定められているJIS−
L1013の融点測定A法に基づいて測定した。 (3)多葉断面型複合繊維の溝部の深さ及び個数:測定
すべき多葉断面型複合繊維よりなる糸条を用いて筒編み
した試料を、NaOH濃度0.5重量%,液温95℃の
アルカリ水溶液中に30分間浸漬してアルカリ減量処理
を施し、ポリエステル系成分Bを溶解除去した。次い
で、水洗乾燥した試料を解編し、得られた糸条を構成し
ている繊維本体Xを走査型電子顕微鏡で写真に撮り、写
真上で溝部の深さを測定し、また溝部の個数を数えた。 (4)編織物の風合評価:織物技術者,編物技術者,染
色技術者からなるパネラー10人を選定し、触感での官
能検査によって、以下の四段階評価を行った。◎;非常
に良好、○;良好、△;やや劣る、×;劣る。
【0021】実施例1,2及び比較例1〜3 ポリエステル系成分Aとして、相対粘度が1.38で融
点が255℃のポリエチレンテレフタレートを準備し
た。一方、ポリエステル系成分Bとして、分子量700
0のポリエチレングリコール12重量%と、5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸1.5モル%と、その他にテレ
フタル酸とエチレングリコールとを等モル%仕込んで得
られた、相対粘度が1.55で融点が240℃の共重合
ポリエステルを準備した。このポリエチレンテレフタレ
ート6重量部と共重合ポリエステル1重量部を使用し
て、溶融複合紡糸を行い、ポリエチレンテレフタレート
が繊維本体Xを形成し、共重合ポリエステルが充填体を
形成するようにして、図1に示す如き横断面が3個の凸
部を持つ未延伸多葉断面型複合繊維(未延伸多葉断面型
複合フィラメント)を得た後、これを延伸工程に導入し
て、多葉断面型複合フィラメントよりなる75デニール
/24フィラメントのマルチフィラメント糸条を得た。
この際、紡糸孔の形態を種々変更して、表1の実施例
1,2及び比較例1〜3に示す各種の多葉断面型複合フ
ィラメントを得た。
【0022】
【表1】
【0023】このマルチフィラメント糸条に、表2の条
件で仮撚加工を施して、融着捲縮加工糸を得た。
【表2】
【0024】この融着捲縮加工糸とポリエステル仮撚加
工糸100デニール/24フィラメントとを併用して、
福原精機株式会社製(LPJ−H 33’×22G)の
丸編機を用いて、ダブルピケ組織で、融着捲縮加工糸が
編地表面になるようにして丸編生地を編成した。この丸
編生地に、株式会社日阪製作所製の液流染色機(サーキ
ュラー)を用いて、アルカリ減量処理を施した。アルカ
リ減量処理は、苛性ソーダ濃度が10g/lのアルカリ
水溶液を用い、液温を100℃として、30分間浸漬す
ることにより行った。このアルカリ減量処理によって、
融着捲縮加工糸中のポリエステル系成分Bを溶解除去し
た。その後、分散染料を用いて、通常の染色加工を行
い、丸編物を得た。
【0025】この丸編物について、ドライ感、ボリュー
ム感及びシャリ味を官能によって検査及び評価を行っ
た。その結果は、表3に示した通りであった。
【表3】
【0026】比較例4 ポリエステル系成分Bを使用せずに、ポリエステル系成
分Aのみを使用し、単一溶融紡糸を行って、溝部を持た
ない多葉断面型フィラメントを得た他は、実施例1と同
様にして75デニール/24フィラメントのマルチフィ
ラメント糸条を得た。なお、この多葉断面型フィラメン
トの形態は、表1に示した通りである。そして、このマ
ルチフィラメント糸条に、第一ヒーター温度を244℃
とした他は、表2の条件と同様の条件で仮撚加工を施し
た。その後は、実施例1と同様の条件で丸編物を得た。
この丸編物について、ドライ感、ボリューム感及びシャ
リ味を官能によって評価した。その結果は、表3に示し
た通りであった。
【0027】比較例5 溝部を持たない円形断面型フィラメント(表1に記載の
もの)を得た他は、比較例4と同一の条件で丸編物を得
た。この丸編物について、ドライ感、ボリューム感及び
シャリ味を官能によって評価した。その結果は、表3に
示した通りであった。
【0028】実施例3 実施例1で用いた多葉断面型複合フィラメントよりなる
75デニール/24フィラメントのマルチフィラメント
糸条を準備した。一方、全酸成分に対して5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸ジメチルを1.2モル%共重合し
たポリエチレンテレフタレート共重合体(融点252
℃)を用いて、常法により、紡糸及び延伸して得られた
他種フィラメントよりなる50デニール/12フィラメ
ントのマルチフィラメント糸条を準備した。この両マル
チフィラメント糸条を引き揃えて得られた混繊マルチフ
ィラメント糸条を、第一ヒーター温度を240℃とし且
つ第一フィード率を15.6%とする他は、表2の条件
で仮撚加工を施して、融着捲縮加工糸を得た。
【0029】この融着捲縮加工糸を用いる他は、実施例
1と同様の条件で丸編生地を得、アルカリ減量処理を行
った。その後、分散染料とカチオン染料とを用いて、染
色加工を行い、丸編物を得た。この丸編物は、杢調の外
観を呈するものであった。そして、ドライ感,ボリュー
ム感及びシャリ味については、実施例1で得られたもの
と同一の評価が得られた。
【0030】実施例4 実施例1で用いた多葉断面型複合フィラメントに代え
て、実施例2で用いた多葉断面型複合フィラメントを用
いる他は、実施例3と同様にして丸編物を得た。この丸
編物は杢調を外観を呈するものであった。そして、ドラ
イ感,ボリューム感及びシャリ味については、実施例2
で得られたものと同一の評価が得られた。
【0031】比較例6 実施例1で用いた多葉断面型複合フィラメントに代え
て、比較例1で用いた多葉断面型複合フィラメントを用
いる他は、実施例3と同様にして丸編物を得た。この丸
編物は杢調を外観を呈するものであったが、ドライ感,
ボリューム感及びシャリ味については、比較例1のもの
と同一の評価しか得られなかった。
【0032】比較例7 実施例1で用いた多葉断面型複合フィラメントに代え
て、比較例2で用いた多葉断面型複合フィラメントを用
いる他は、実施例3と同様にして丸編物を得た。この丸
編物は杢調を外観を呈するものであったが、ドライ感,
ボリューム感及びシャリ味については、比較例2のもの
と同一の評価しか得られなかった。
【0033】比較例8 実施例1で用いた多葉断面型複合フィラメントに代え
て、比較例3で用いた多葉断面型複合フィラメントを用
いる他は、実施例3と同様にして丸編物を得た。この丸
編物は杢調を外観を呈するものであったが、ドライ感,
ボリューム感及びシャリ味については、比較例3のもの
と同一の評価しか得られなかった。
【0034】比較例9 比較例4で使用した多葉断面型フィラメントよりなる7
5デニール/24フィラメントのマルチフィラメント糸
条と、実施例3で使用した他種フィラメントよりなる5
0デニール/12フィラメントのマルチフィラメント糸
条とを、引き揃えて混繊マルチフィラメント糸条を得
た。この混繊マルチフィラメント糸条を、第一ヒーター
温度を244℃とし且つ第一フィード率を15.6%と
する他は表2の条件で仮撚加工を施して、融着捲縮加工
糸を得た。そして、この融着捲縮加工糸を用いる他は、
実施例3と同様にして丸編物を得た。この丸編物は杢調
の外観を持つものであったが、ドライ感,ボリューム感
及びシャリ味については、比較例4のものと同一の評価
しか得られず、満足のゆくものではなかった。
【0035】比較例10 比較例9で使用した多葉断面型フィラメントに代えて、
比較例5で使用した円形断面型フィラメントを用いる他
は、比較例9と同様にして丸編物を得た。この丸編物は
杢調の外観を持つものであったが、ドライ感,ボリュー
ム感及びシャリ味については、比較例5のものと同一の
評価しか得られず、満足のゆくものではなかった。
【0036】実施例1〜4及び比較例1〜10の結果か
ら明らかなように、実施例1〜4に係る丸編物は、ドラ
イ感、ボリューム感及びシャリ味のいずれも良好なもの
であった。特に、実施例1及び3に係る丸編物は、ドラ
イ感、ボリューム感及びシャリ味の全ての面で優れてお
り、最も麻ライクなものであり、更に実施例3に係る丸
編物は杢調の外観を呈するものであった。これに対し、
比較例1及び6においては、使用した多葉断面型複合フ
ィラメント中の溝部の合計数が6個と少ないため、ドラ
イ感にやや欠けた丸編物しか得られなかった。また、比
較例2及び7においては、使用した多葉断面型複合フィ
ラメント中の溝部の深さが浅いため、ドライ感に欠けた
丸編物しか得られなかった。比較例3及び8において
は、使用した多葉断面型複合フィラメント中の溝部の合
計数が少なく、且つ溝部の深さが浅いため、ドライ感に
欠けると共にシャリ味にもやや欠ける丸編物しか得られ
なかった。比較例4及び9においては、使用した多葉断
面型フィラメント中に溝部が存在しないため、ドライ感
及びボリューム感に欠けた丸編物しか得られなかった。
更に、比較例5及び10においては、円形断面型フィラ
メントを使用したため、ボリューム感に欠け、ドライ感
にやや欠けた丸編物しか得られなかった。なお、比較例
6〜10に係る丸編物は杢調の外観を呈するものの、前
記のように、ドライ感,ボリューム感及びシャリ味の点
で満足のゆくものではなかった。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る編織物の製造方法は、上記
した特殊な多葉断面型複合繊維で構成された融着捲縮加
工糸を用いて製編織された生地に、アルカリ減量処理を
施すというものである。このアルカリ減量処理によっ
て、融着捲縮加工糸の融着が解除され、抑制されていた
捲縮が発現するため、得られる編織物に良好なボリュー
ム感を付与することができる。また、融着の解除と共
に、多葉断面型複合繊維の繊維本体Xの形態が発現され
るため、得られる編織物に良好なドライ感を付与しうる
と共に、融着捲縮加工糸の持っていたシャリ味も低減し
にくくなる。従って、本発明に係る方法で得られた編織
物は、ドライ感、ボリューム感及びシャリ味のいずれも
が良好で、麻ライクな風合を持つという効果を奏するも
のである。また、繊維本体Xとして分散染料可染性ポリ
エステル系重合体を使用し、カチオン染料可染性ポリエ
ステル系重合体よりなる他種繊維を融着捲縮加工糸中に
存在させておけば、分散染料とカチオン染料とで染色加
工することにより、前記した麻ライクな風合と共に杢調
外観を編織物に与えることができるという効果をも奏す
る。依って、本発明に係る方法で得られた編織物は、衣
料用素材はもとより、その他の各種用途の素材として好
適に使用しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する多葉断面型複合繊維の横断面
の一例を示す図である。
【図2】図1に示した多葉断面型複合繊維から、ポリエ
ステル系成分Bが溶解除去されたものであり、繊維本体
Xの横断面を示す図である。
【図3】本発明で使用する融着捲縮加工糸の横断面の一
例を示す図である。
【図4】図3に示した融着捲縮加工糸をアルカリ減量処
理した後の糸の横断面を示す図である。
【図5】本発明で使用する融着捲縮加工糸の横断面の他
の例を示す図である。
【図6】図5に示した融着捲縮加工糸をアルカリ減量処
理した後の糸の横断面を示す図である。
【符号の説明】
1 多葉断面型複合繊維の凸部 2 繊維本体Xの溝部に充填されたポリエステル系成
分Bよりなる充填体 2’ 繊維本体Xに形成された溝部 X ポリエステル系成分Aよりなる繊維本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 9/02 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル系成分Aよりなり、その横
    断面が3個以上の凸部を有する多葉断面形状で、且つ各
    凸部頂点付近には、下記(1)及び(2)式を満足する
    溝部が繊維軸方向に連続して存在する繊維本体Xと、該
    繊維本体Xの該溝部に充填された、該ポリエステル系成
    分Aよりもアルカリ溶解性が大きく且つ融点が低いポリ
    エステル系成分Bとで形成された多葉断面型複合繊維
    を、多数本集束してなる糸条に、該ポリエステル系成分
    Bを溶融又は軟化させて該多葉断面型複合繊維相互間を
    融着させうる温度域での熱固定を伴う仮撚加工を施して
    融着捲縮加工糸を得、該融着捲縮加工糸を用いて製編織
    した生地にアルカリ減量処理を施して、該ポリエステル
    系成分Bを溶解除去することを特徴とする編織物の製造
    方法。 記 9≦N≦24 ………(1) 1μm≦H≦8μm ………(2) (但し、Nは全凸部における溝部の合計数であり、Hは
    各溝部の深さである。)
  2. 【請求項2】 ポリエステル系成分Aとして分散染料可
    染性ポリエステル系重合体を使用すると共に、ポリエス
    テル系成分Bの融点よりも高い融点を持つカチオン染料
    可染性ポリエステル系繊維と、多葉断面型複合繊維とが
    合糸又は混繊されてなる糸条を用いる請求項1記載の編
    織物の製造方法。
  3. 【請求項3】 生地として丸編地を用いる請求項1又は
    2記載の編物の製造方法。
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JP8736396 1996-03-15
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007077528A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Unitica Fibers Ltd 太さ斑を有する非融着加工糸
JP2011122266A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Unitika Trading Co Ltd 融着混繊糸とそれを用いた織編物の製造方法
JP2012067395A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Unitika Trading Co Ltd 織編物の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007077528A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Unitica Fibers Ltd 太さ斑を有する非融着加工糸
JP2011122266A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Unitika Trading Co Ltd 融着混繊糸とそれを用いた織編物の製造方法
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