JPH09301104A - サイドエアバッグ装置のエアバッグ構造 - Google Patents
サイドエアバッグ装置のエアバッグ構造Info
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- JPH09301104A JPH09301104A JP8123553A JP12355396A JPH09301104A JP H09301104 A JPH09301104 A JP H09301104A JP 8123553 A JP8123553 A JP 8123553A JP 12355396 A JP12355396 A JP 12355396A JP H09301104 A JPH09301104 A JP H09301104A
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 サイドエアバッグ装置用エアバッグの内部に
縫着すべきテザーストリップの縫着工程の簡素化と、容
易性を高め、さらには縫着体と補強布との表裏をひっく
り返すための作業を容易ならしめること。 【解決手段】 第１の裁断布と第２の裁断布とを、テザ
ーストリップを介して隔設状態で縫着し、次いで上記第
１の裁断布、第２の裁断布、補強布のそれぞれを重ね合
せた後に、その第１の裁断布、第２の裁断布の全周縁及
び補強布の切断縁を除く周縁を互いに縫着し、次いで、
補強布の切断縁によって無縫着となっている開口を用い
て、第１、第２の裁断布の縫着体と、補強布との表裏を
ひっくり返してなる。
縫着すべきテザーストリップの縫着工程の簡素化と、容
易性を高め、さらには縫着体と補強布との表裏をひっく
り返すための作業を容易ならしめること。 【解決手段】 第１の裁断布と第２の裁断布とを、テザ
ーストリップを介して隔設状態で縫着し、次いで上記第
１の裁断布、第２の裁断布、補強布のそれぞれを重ね合
せた後に、その第１の裁断布、第２の裁断布の全周縁及
び補強布の切断縁を除く周縁を互いに縫着し、次いで、
補強布の切断縁によって無縫着となっている開口を用い
て、第１、第２の裁断布の縫着体と、補強布との表裏を
ひっくり返してなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車が側面衝突
等の異常衝撃力を受けたときに、サイドドア内又はシー
ト等に設けられたサイドエアバッグをドア内側面と乗員
との間で膨張させ、このエアバッグの膨張によって、乗
員への衝撃を吸収して、乗員を保護するサイドエアバッ
グ装置に使用されるエアバッグ構造に関するものであ
る。
等の異常衝撃力を受けたときに、サイドドア内又はシー
ト等に設けられたサイドエアバッグをドア内側面と乗員
との間で膨張させ、このエアバッグの膨張によって、乗
員への衝撃を吸収して、乗員を保護するサイドエアバッ
グ装置に使用されるエアバッグ構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】自動車が側面衝突等による異常衝撃力を
受けたとき、その自動車のドア内側面と、乗員との間で
エアバッグが膨張し、このエアバッグの膨張によって、
乗員を保護するサイドエアバッグ装置として、例えば特
願平６−２２７３４４号で示される構造のものがある。
受けたとき、その自動車のドア内側面と、乗員との間で
エアバッグが膨張し、このエアバッグの膨張によって、
乗員を保護するサイドエアバッグ装置として、例えば特
願平６−２２７３４４号で示される構造のものがある。
【０００３】この公知のサイドエアバッグ装置は、図８
で示されるように、自動車が衝突等による衝撃力を受け
たとき、サイドドア１内に設備されているエアバッグ２
を、インフレータ３の働きで、サイドドア１と乗員４と
の間で膨張展開させ、この膨張展開されたエアバッグ２
によって、シート５に着座している乗員４が受ける衝撃
力を吸収緩和するものであるが、その自動車衝突時にお
いて、窓ガラス６が破損すると、その窓ガラス６の鋭利
な破片によって膨張されたエアバッグ２が傷付き、膨張
されたエアバッグ２が破損するおそれがある。
で示されるように、自動車が衝突等による衝撃力を受け
たとき、サイドドア１内に設備されているエアバッグ２
を、インフレータ３の働きで、サイドドア１と乗員４と
の間で膨張展開させ、この膨張展開されたエアバッグ２
によって、シート５に着座している乗員４が受ける衝撃
力を吸収緩和するものであるが、その自動車衝突時にお
いて、窓ガラス６が破損すると、その窓ガラス６の鋭利
な破片によって膨張されたエアバッグ２が傷付き、膨張
されたエアバッグ２が破損するおそれがある。
【０００４】そこで、上記エアバッグ２の破損を防ぐた
めに、膨張されたエアバッグの窓ガラス６対向部分に、
例えばガラス繊維の織布、炭素繊維、あるいはアラミド
繊維等からなる強靭で可撓性を有する布材でなる補強布
７を添設することが示されている。
めに、膨張されたエアバッグの窓ガラス６対向部分に、
例えばガラス繊維の織布、炭素繊維、あるいはアラミド
繊維等からなる強靭で可撓性を有する布材でなる補強布
７を添設することが示されている。
【０００５】またインフレータ３の働きによってサイド
ドア１と乗員４との狭い空間で膨張展開されるエアバッ
グ２の膨張展開形状は、乗員４の安全性を高めるため
に、乗員の側面を幅広い範囲で展開されることが望まし
く、この要望を満たすためには、エアバッグ２の膨張展
開形状を図示（図８）のように断面偏平形状に保形する
ことである。そしてエアバッグ２の膨張展開時の断面形
状が偏平形状となるように保形するには、エアバッグ２
の内部において、一乃至複数のテザーストリップ８を縫
着することが特願平６−２２７３４４号以外の技術で知
られている。
ドア１と乗員４との狭い空間で膨張展開されるエアバッ
グ２の膨張展開形状は、乗員４の安全性を高めるため
に、乗員の側面を幅広い範囲で展開されることが望まし
く、この要望を満たすためには、エアバッグ２の膨張展
開形状を図示（図８）のように断面偏平形状に保形する
ことである。そしてエアバッグ２の膨張展開時の断面形
状が偏平形状となるように保形するには、エアバッグ２
の内部において、一乃至複数のテザーストリップ８を縫
着することが特願平６−２２７３４４号以外の技術で知
られている。
【０００６】このようなことから、特にサイドエアバッ
グ装置において使用されるエアバッグにあっては、その
エアバッグの縫製時において、エアバッグの外側面に補
強布７を縫着すること、及びエアバッグの内部には、エ
アバッグを断面偏平形状に保形するための短いテザース
トリップ８を縫着することが要求されているが、従来の
エアバッグの縫製では、補強布７及びテザーストリップ
８の縫製作業に苦心があった。
グ装置において使用されるエアバッグにあっては、その
エアバッグの縫製時において、エアバッグの外側面に補
強布７を縫着すること、及びエアバッグの内部には、エ
アバッグを断面偏平形状に保形するための短いテザース
トリップ８を縫着することが要求されているが、従来の
エアバッグの縫製では、補強布７及びテザーストリップ
８の縫製作業に苦心があった。
【０００７】つまり従来のサイドエアバッグ装置のエア
バッグの縫製工程は、図５乃至図７で示すように、イン
フレータ取付孔９を穿設してなる第１の裁断布１０と、
その第１の裁断布１０と外形が等しく裁断されている第
２の裁断布１１及び補強布１２と、偶数のテザーストリ
ップ片１３Ａ，１３Ｂ，１３Ｃ，１３Ｄ（この従来例で
はテザーストリップを２個所に縫着するため、４つのテ
ザーストリップ片を用いている。）を予め用意した上
で、先ず第１の裁断布１０の所望位置に、それぞれのテ
ザーストリップ片１３Ａ，１３Ｃの一端を縫着Ｓ１，Ｓ
２し、同様にして第２の裁断布１１の所望位置にそれぞ
れのテザーストリップ片１３Ｂ，１３Ｄの一端を縫着Ｓ
３，Ｓ４する。
バッグの縫製工程は、図５乃至図７で示すように、イン
フレータ取付孔９を穿設してなる第１の裁断布１０と、
その第１の裁断布１０と外形が等しく裁断されている第
２の裁断布１１及び補強布１２と、偶数のテザーストリ
ップ片１３Ａ，１３Ｂ，１３Ｃ，１３Ｄ（この従来例で
はテザーストリップを２個所に縫着するため、４つのテ
ザーストリップ片を用いている。）を予め用意した上
で、先ず第１の裁断布１０の所望位置に、それぞれのテ
ザーストリップ片１３Ａ，１３Ｃの一端を縫着Ｓ１，Ｓ
２し、同様にして第２の裁断布１１の所望位置にそれぞ
れのテザーストリップ片１３Ｂ，１３Ｄの一端を縫着Ｓ
３，Ｓ４する。
【０００８】次に上記のテザーストリップ片を縫着して
なる第１及び第２の裁断布１０，１１の間に補強布１２
を重ね合せると共に、第１及び第２の裁断布１０，１１
に縫着されているテザーストリップ片が外側に向くよう
に、第１及び第２の裁断布１０，１１と補強布１２との
重ね合せ面を決めた上で、第１及び第２の裁断布１０，
１１と補強布１２との辺縁を縫着Ｓ５する（図５参
照）。
なる第１及び第２の裁断布１０，１１の間に補強布１２
を重ね合せると共に、第１及び第２の裁断布１０，１１
に縫着されているテザーストリップ片が外側に向くよう
に、第１及び第２の裁断布１０，１１と補強布１２との
重ね合せ面を決めた上で、第１及び第２の裁断布１０，
１１と補強布１２との辺縁を縫着Ｓ５する（図５参
照）。
【０００９】次にテザーストリップ片１３Ａと１３Ｂの
他端同志及びテザーストリップ片１３Ｃと１３Ｄの他端
同志を縫着Ｓ６及びＳ７する（図６参照）。
他端同志及びテザーストリップ片１３Ｃと１３Ｄの他端
同志を縫着Ｓ６及びＳ７する（図６参照）。
【００１０】次に、上記の如く縫製されてなるエアバッ
グ（図６参照）の表裏、すなわち外側と内側を、その第
１の裁断布１０に形成されているインフレータ取付孔９
を用いてひっくり返すことで、図７で示されるように、
テザーストリップ片１３Ａ，１３Ｂ，１３Ｃ，１３Ｄ及
び縫着Ｓ５による縫い代（縫い合せた布のはし）は、第
１の裁断布１０と第２の裁断布１１とからなる袋状縫着
体の内部に位置されると共に、補強布１２がその縫着体
の外側に位置されるエアバッグが縫製される。
グ（図６参照）の表裏、すなわち外側と内側を、その第
１の裁断布１０に形成されているインフレータ取付孔９
を用いてひっくり返すことで、図７で示されるように、
テザーストリップ片１３Ａ，１３Ｂ，１３Ｃ，１３Ｄ及
び縫着Ｓ５による縫い代（縫い合せた布のはし）は、第
１の裁断布１０と第２の裁断布１１とからなる袋状縫着
体の内部に位置されると共に、補強布１２がその縫着体
の外側に位置されるエアバッグが縫製される。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
縫製による従来のサイドエアバッグ装置のエアバッグ構
造では、予め２分されているそれぞれのテザーストリッ
プ片１３Ａと１３Ｂ、及び１３Ｃと１３Ｄのそれぞれを
第１の裁断布１０及び第２の裁断布１１に縫着した後、
上記テザーストリップ片１３Ａと１３Ｂ及び１３Ｃと１
３Ｄを縫い合せる工程が必要となり、テザーストリップ
の縫い合せ工程が増大する。また長さに制限がある短い
テザーストリップでは、それらテザーストリップ同志の
縫い合せ作業の困難性があった。
縫製による従来のサイドエアバッグ装置のエアバッグ構
造では、予め２分されているそれぞれのテザーストリッ
プ片１３Ａと１３Ｂ、及び１３Ｃと１３Ｄのそれぞれを
第１の裁断布１０及び第２の裁断布１１に縫着した後、
上記テザーストリップ片１３Ａと１３Ｂ及び１３Ｃと１
３Ｄを縫い合せる工程が必要となり、テザーストリップ
の縫い合せ工程が増大する。また長さに制限がある短い
テザーストリップでは、それらテザーストリップ同志の
縫い合せ作業の困難性があった。
【００１２】また第１、第２の裁断布１０，１１と補強
布１２とを共に縫着した後、その縫着による縫い代を内
側へ隠すための手段としてその縫着体１０，１１，１２
を裏返しにする作業が必要であるが、この裏返し作業
は、裁断布１０に設けられている小径のインフレータ取
付孔９を利用して行なうことから、その裏返し作業が極
めて困難であって、作業性、生産性が低いという不具合
があった。
布１２とを共に縫着した後、その縫着による縫い代を内
側へ隠すための手段としてその縫着体１０，１１，１２
を裏返しにする作業が必要であるが、この裏返し作業
は、裁断布１０に設けられている小径のインフレータ取
付孔９を利用して行なうことから、その裏返し作業が極
めて困難であって、作業性、生産性が低いという不具合
があった。
【００１３】本発明は、かかる従来の不具合に着目して
なされたもので、エアバッグの内部に縫着すべきテザー
ストリップの縫着工程の簡素化と、容易性を高めること
を目的としている。さらに本発明では、第１、第２の裁
断布と補強布との縫着体の裏表をひっくり返すための作
業を容易ならしめる構造となして、サイドエアバッグ装
置のエアバッグの生産性、経済性を高めることを目的と
している。
なされたもので、エアバッグの内部に縫着すべきテザー
ストリップの縫着工程の簡素化と、容易性を高めること
を目的としている。さらに本発明では、第１、第２の裁
断布と補強布との縫着体の裏表をひっくり返すための作
業を容易ならしめる構造となして、サイドエアバッグ装
置のエアバッグの生産性、経済性を高めることを目的と
している。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記それぞれの目的を達
成するために本発明では、インフレータ取付孔を設けて
いる第１の裁断布と、該第１の裁断布の外形と同形に形
成されている第２の裁断布と、外形の一部は、上記第
１、第２の裁断布の辺縁と同形であるが、他部は、第
１、第２の裁断布の辺縁よりも小さくなるように切断縁
を形成してなる補強布と、一乃至複数のテザーストリッ
プを有し、先ず上記第１の裁断布と第２の裁断布とを、
テザーストリップを介して隔設状態で縫着し、次いで上
記第１の裁断布、第２の裁断布、補強布のそれぞれを重
ね合せた後に、その第１の裁断布、第２の裁断布の全周
縁及び補強布の切断縁を除く周縁を互いに縫着し、次い
で、補強布の切断縁によって無縫着となっている開口部
を用いて、第１、第２の裁断布の縫着体と、補強布との
表裏をひっくり返してなるサイドエアバッグ装置のエア
バッグ構造であることを特徴としている。
成するために本発明では、インフレータ取付孔を設けて
いる第１の裁断布と、該第１の裁断布の外形と同形に形
成されている第２の裁断布と、外形の一部は、上記第
１、第２の裁断布の辺縁と同形であるが、他部は、第
１、第２の裁断布の辺縁よりも小さくなるように切断縁
を形成してなる補強布と、一乃至複数のテザーストリッ
プを有し、先ず上記第１の裁断布と第２の裁断布とを、
テザーストリップを介して隔設状態で縫着し、次いで上
記第１の裁断布、第２の裁断布、補強布のそれぞれを重
ね合せた後に、その第１の裁断布、第２の裁断布の全周
縁及び補強布の切断縁を除く周縁を互いに縫着し、次い
で、補強布の切断縁によって無縫着となっている開口部
を用いて、第１、第２の裁断布の縫着体と、補強布との
表裏をひっくり返してなるサイドエアバッグ装置のエア
バッグ構造であることを特徴としている。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施形
態に基いて詳細に説明する。
態に基いて詳細に説明する。
【００１６】図１は、本実施形態である縫着以前の布部
材の斜視図であって、２１はエアバッグを構成すべき第
１の裁断布であって、この第１の裁断布２１には、イン
フレータ取付孔２２が穿設されている。２３は、第１の
裁断布２１の外形と同形の外形である第２の裁断布、２
４は補強布であって、この補強布２４の一部外形は、上
記第１の裁断布２１及び第２の裁断布２３の外形と一致
する形状であり、その他部外形は、第１、第２の裁断布
２１，２３の外形よりも小さくなるように、互いに隣接
する２辺２４ａ，２４ｂにまたがって斜めに切断して切
断縁２５が形成されているものである。なお、切断縁と
しては、これに限るものではなく、１片２４ａに四角又
は半円状の切断を行なって成形した切断縁でもよい。
材の斜視図であって、２１はエアバッグを構成すべき第
１の裁断布であって、この第１の裁断布２１には、イン
フレータ取付孔２２が穿設されている。２３は、第１の
裁断布２１の外形と同形の外形である第２の裁断布、２
４は補強布であって、この補強布２４の一部外形は、上
記第１の裁断布２１及び第２の裁断布２３の外形と一致
する形状であり、その他部外形は、第１、第２の裁断布
２１，２３の外形よりも小さくなるように、互いに隣接
する２辺２４ａ，２４ｂにまたがって斜めに切断して切
断縁２５が形成されているものである。なお、切断縁と
しては、これに限るものではなく、１片２４ａに四角又
は半円状の切断を行なって成形した切断縁でもよい。
【００１７】２６は帯形状のテザーストリップであっ
て、このテザーストリップは、本実施形態では２個所に
設けられているが、これに限るものではなく、必要に応
じて２個所以上に設けることができる。
て、このテザーストリップは、本実施形態では２個所に
設けられているが、これに限るものではなく、必要に応
じて２個所以上に設けることができる。
【００１８】次に上記の各布材を用いるエアバッグの縫
製工程について説明する。
製工程について説明する。
【００１９】先ず、第１の裁断布２１の適宜位置に一乃
至複数のテザーストリップ２６の各一端を縫着Ｓ１０
し、次いでそれらテザーストリップ２６の他端は、第２
の裁断布２３に縫着Ｓ１１する。つまり第１の裁断布２
１と第２の裁断布２３とはテザーストリップ２６を介し
て略平行状態で連結される。
至複数のテザーストリップ２６の各一端を縫着Ｓ１０
し、次いでそれらテザーストリップ２６の他端は、第２
の裁断布２３に縫着Ｓ１１する。つまり第１の裁断布２
１と第２の裁断布２３とはテザーストリップ２６を介し
て略平行状態で連結される。
【００２０】次に上記第１の裁断布２１の側面に補強布
２４を重ね合せ、しかる後、その補強布２４、第１の裁
断布２１、第２の裁断布２３の３枚の布材を、第１及び
第２の裁断布２１，２３周縁の縫い目２７に沿って縫着
Ｓ１２する（図２参照）。この縫着Ｓ１２は、第１及び
第２の裁断布２１，２３の周縁に沿って行なうものであ
るから、補強布２４に設けられている切断縁２５部は縫
着されず、従ってこの切断縁２５部は開口２８が形成さ
れた状態となる。
２４を重ね合せ、しかる後、その補強布２４、第１の裁
断布２１、第２の裁断布２３の３枚の布材を、第１及び
第２の裁断布２１，２３周縁の縫い目２７に沿って縫着
Ｓ１２する（図２参照）。この縫着Ｓ１２は、第１及び
第２の裁断布２１，２３の周縁に沿って行なうものであ
るから、補強布２４に設けられている切断縁２５部は縫
着されず、従ってこの切断縁２５部は開口２８が形成さ
れた状態となる。
【００２１】この開口２８の大きさは、上記補強布２４
に設けた切断縁２５の長さ又は形状設定によって適宜設
定することができる。
に設けた切断縁２５の長さ又は形状設定によって適宜設
定することができる。
【００２２】次に、図２に示す状態において、その開口
２８を用いて、第１、第２の裁断布２１，２３の縫着体
３０と、補強布２４との表裏をひっくり返すことによ
り、図３に示すように上記縫着Ｓ１２による縫い代の殆
どの部分が縫着体３０と補強布２４との内側に隠され
て、エアバッグが完成されるものである。
２８を用いて、第１、第２の裁断布２１，２３の縫着体
３０と、補強布２４との表裏をひっくり返すことによ
り、図３に示すように上記縫着Ｓ１２による縫い代の殆
どの部分が縫着体３０と補強布２４との内側に隠され
て、エアバッグが完成されるものである。
【００２３】縫い代が縫着体３０と補強布２４の内側で
隠れることは、小さく折りたたまれているエアバッグが
インフレータの働きにより展開し、脹らまされるとき、
縫い合せた布のはし同志が引掛り合うことが解消され、
これによってエアバッグの展開の確実性を一層高めるこ
とができる。
隠れることは、小さく折りたたまれているエアバッグが
インフレータの働きにより展開し、脹らまされるとき、
縫い合せた布のはし同志が引掛り合うことが解消され、
これによってエアバッグの展開の確実性を一層高めるこ
とができる。
【００２４】このように本実施形態によれば、第１の裁
断布２１と、第２の裁断布２３との間に必要数のテザー
ストリップ２６を縫着せしめることが容易であって、テ
ザーストリップ２６の縫着作業性が大幅に改善される。
断布２１と、第２の裁断布２３との間に必要数のテザー
ストリップ２６を縫着せしめることが容易であって、テ
ザーストリップ２６の縫着作業性が大幅に改善される。
【００２５】また開口２８は、切断縁２５の長さ設定に
より大きく開口させることができるので、縫着体３０
と、補強布２４間での表裏のひっくり返し作業がきわめ
て容易となる。
より大きく開口させることができるので、縫着体３０
と、補強布２４間での表裏のひっくり返し作業がきわめ
て容易となる。
【００２６】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、テザ
ーストリップの縫着作業性が容易であり、また縫着体周
縁の縫い代を内側とするためのひっくり返し作業をきわ
めて容易に行なうことができ、これらによって生産性と
経済性に優れたサイドエアバッグ装置用エアバッグ構造
が得られる。
ーストリップの縫着作業性が容易であり、また縫着体周
縁の縫い代を内側とするためのひっくり返し作業をきわ
めて容易に行なうことができ、これらによって生産性と
経済性に優れたサイドエアバッグ装置用エアバッグ構造
が得られる。
【図１】本発明のサイドエアバッグ装置用エアバッグの
実施形態を示した布材の説明斜視図。
実施形態を示した布材の説明斜視図。
【図２】本発明の同エアバッグの実施形態を示した縫製
状態の断面図。
状態の断面図。
【図３】本発明の同エアバッグの実施形態を示した完成
状態の断面図。
状態の断面図。
【図４】本発明の同エアバッグの実施形態を示した完成
状態の側面図。
状態の側面図。
【図５】従来のサイドエアバッグ装置用エアバッグの縫
製過程を示す断面説明図。
製過程を示す断面説明図。
【図６】従来の同エアバッグの縫製過程を示す断面説明
図。
図。
【図７】従来の同エアバッグの完成状態を示す断面説明
図。
図。
【図８】従来のサイドエアバッグ装置の車体への取付け
使用時の説明図。
使用時の説明図。
２１…第１の裁断布 ２２…インフレータ
取付孔 ２３…第２の裁断布 ２４…補強布 ２５…切断縁 ２６…テザーストリ
ップ ２７…縫い目 ２８…開口 ３０…縫着体 Ｓ１２…縫着
取付孔 ２３…第２の裁断布 ２４…補強布 ２５…切断縁 ２６…テザーストリ
ップ ２７…縫い目 ２８…開口 ３０…縫着体 Ｓ１２…縫着
Claims (1)
- 【請求項１】 インフレータ取付孔（２２）を設けて
いる第１の裁断布（２１）と、該第１の裁断布（２１）
の外形と同形に形成されている第２の裁断布（２３）
と、外形の一部は、上記第１、第２の裁断布の外形と同
形であるが、他部は、第１、第２の裁断布の外形よりも
小さくなるように切断縁（２５）を形成してなる補強布
（２４）と、一乃至複数のテザーストリップ（２６）を
有し、先ず上記第１の裁断布と第２の裁断布とを、テザ
ーストリップを介して隔設状態で縫着し、次いで上記第
１の裁断布、第２の裁断布、補強布のそれぞれを重ね合
せた後に、その第１の裁断布、第２の裁断布の全周縁及
び補強布の切断縁を除く周縁を互いに縫着し、次いで、
補強布の切断縁によって無縫着となっている開口（２
９）を用いて、第１、第２の裁断布の縫着体と、補強布
との表裏をひっくり返してなるサイドエアバッグ装置の
エアバッグ構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8123553A JPH09301104A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | サイドエアバッグ装置のエアバッグ構造 |
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| US08/856,626 US5797621A (en) | 1996-05-17 | 1997-05-14 | Airbag configuration for a side airbag device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8123553A JPH09301104A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | サイドエアバッグ装置のエアバッグ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09301104A true JPH09301104A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14863457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8123553A Pending JPH09301104A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | サイドエアバッグ装置のエアバッグ構造 |
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