JPH09283735A - 集積化磁気センサ及びその製造方法 - Google Patents

集積化磁気センサ及びその製造方法

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JPH09283735A
JPH09283735A JP8086960A JP8696096A JPH09283735A JP H09283735 A JPH09283735 A JP H09283735A JP 8086960 A JP8086960 A JP 8086960A JP 8696096 A JP8696096 A JP 8696096A JP H09283735 A JPH09283735 A JP H09283735A
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thin film
composition ratio
weight
magnetic sensor
magnetic field
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Hideto Konno
秀人 今野
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NEC Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • G01R33/06Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using galvano-magnetic devices
    • G01R33/09Magnetoresistive devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造ばらつきを吸収でき、設計マージンを広
くとることのできる集積化磁気センサを実現する。 【解決手段】 外部磁界に応じて出力するための磁気抵
抗素子1〜4としてNi82Fe12Co6 薄膜を用いる。
この4本の磁気抵抗素子1〜4でブリッジ回路を構成し
て外部磁界を検出することにより、磁気抵抗素子1〜4
の抵抗値が変動し、中点電位が変動し、電位差が比較回
路5に入力されることによって、パルスを出力する。N
82Fe12Co6 は、NiFeの二元合金に比較して低
磁場(1〜2[mT])における抵抗変化率が2〜2.
5倍大きく、更に磁歪定数も+1.6×10-6と正値を
とるため、基板の歪曲あるいは上部層の応力の影響も受
けにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積化磁気センサ及
びその製造方法に関し、特に半導体回路基板上に集積化
されて形成される集積化磁気センサ及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気センサとしては、特開平2―
195284号公報に記載されているものがある。同公
報には、感磁素子としてNi81.1〜81.8[重量
%]及び残部Fe並びに不可避的不純物からなる薄膜に
よって構成された磁気センサが記載されている。
【0003】ここで、文献「IEEE.TRANS.M
AG.Vol.MAG―II No.4.JULY,1
975」の1019頁にも記載されている通り、磁気抵
抗素子として最も重要な抵抗変化率のピークは、Ni8
1.1〜81.8[重量%]の領域にはなく、Ni85
〜90[重量%]の位置にある。このため、同公報に記
載されている磁気―電気変換素子である磁気抵抗素子の
特性を最大に生かすことができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気センサ
と半導体回路とを集積化するに際し、磁気抵抗素子の感
磁界性能が優れている程、設計マージン、製造マージン
を広く設定することができる。また、集積化する場合に
は強磁性体薄膜で形成された磁気抵抗素子に保護膜を設
けるが、この保護膜はCVD法により形成するのが一般
的である。
【0005】しかし、保護膜をCVD法によって形成す
ると、その形成時に引っ張り応力が生じ、逆磁歪効果に
よって出力が低下するという欠点がある。
【0006】上述した公報に記載されている磁気センサ
は、半導体回路と共に集積化されているものではなく、
保護膜が設けていないので、CVD法による引っ張り応
力は考慮されていない。
【0007】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は製造ばらつき
を吸収でき、設計マージンを広くとることのでき、かつ
CVD法による引っ張り応力が生じても出力の低下しな
い集積化磁気センサ及びその製造方法を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による集積化磁気
センサは、強磁性体薄膜で形成され磁界の方向を検出す
る磁気抵抗素子と、CVD法により形成され前記強磁性
体薄膜を保護する保護膜とを含む集積化磁気センサであ
って、前記強磁性体薄膜はNiの組成比が82重量%で
あり、かつFeの組成比が10〜12重量%であり、更
にはCoの組成比が6〜8重量%であることを特徴とす
る。
【0009】本発明による集積化磁気センサ製造方法
は、Niの組成比が82重量%であり、かつFeの組成
比が10〜12重量%であり、更にはCoの組成比が6
〜8重量%である強磁性体薄膜を形成する工程と、この
形成された強磁性体薄膜を保護する保護膜をCVD法に
より形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の作用は以下の通りであ
る。
【0011】本集積化磁気センサでは、実際に外部磁界
に応じて出力するための磁気抵抗素子としてNi82Fe
12Co6 薄膜を用いる。そして本素子を4本用いてブリ
ッジ回路を構成し、外部磁界を検出する。外部磁界を検
出することにより、磁気抵抗素子の抵抗値が変動し、中
点電位が変動し、電位差が比較回路に入力されることに
よって、パルスを出力する。
【0012】Ni82Fe12Co6 は、NiFeの二元合
金に比較して低磁場(1〜2[mT])における抵抗変
化率が2〜2.5倍大きく、更に磁歪定数も+1.8×
10-6と正値をとるため、基板の歪曲あるいは上部層の
応力の影響も受けにくい。磁歪定数が負値の場合の応力
の悪影響については、上述した特開平2―195284
号公報にも記載されている通りである。
【0013】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0014】図1は、本発明による集積化磁気センサの
等価回路を示す回路図である。図において、磁気抵抗素
子1〜4は、強磁性体薄膜であるNi82Fe12Co6
真空蒸着によって厚さ300〜400[オングストロー
ム]に成膜した後、フォトリソグラフィ〜エッチング等
のプロセスを経て所望の形状に加工することによって形
成する。4本の磁気抵抗素子1〜4はブリッジ回路を構
成し、その出力が比較回路5(コンパレータ)に入力さ
れる。なお、6は帰還抵抗、7は電源端子、8はグラン
ド端子、9は出力端子である。
【0015】すなわち、強磁性体薄膜で形成された磁気
抵抗素子1〜4は磁界の方向を検出するものであり、こ
れら4つの素子1〜4がブリッジ回路接続されているの
である。そして、このブリッジ回路の対向する接続点か
らの2出力同士を比較回路5で比較するのである。な
お、磁気抵抗素子4は他の磁気抵抗素子1〜3とは抵抗
値が異なるものとし、これによって動作初期時の安定が
図られる。
【0016】比較回路5は予めバイポーラあるいはMO
S(Metal Oxide Semiconduct
or)のプロセスにより、Si基板中に形成されてお
り、スルーホール等を通して図2に示されているよう
に、磁気抵抗素子薄膜75と電気的に接続される。図2
において、導体層76としては、1.5〜2.0[μ
m]の厚さのAu又はAl膜が用いられ、磁気抵抗素子
薄膜75と同時に真空蒸着で形成される。
【0017】図3は、これら薄膜形成が完了した集積化
チップ20をリードフレームに搭載し、ワイヤボンディ
ング等により電気的接続を行った後、モールド封入した
状態の斜視図であり、モールド10の一部を切欠いた状
態が示されている。
【0018】図において、端子31は電源Vccの端子で
あり、図1中の電源端子7に接続される。端子32はグ
ランド端子であり、図1中のグランド端子8に接続され
る。端子33は出力端子であり、図1中の出力端子9に
接続される。
【0019】集積化チップ20は、磁気抵抗素子部10
0と比較回路部200とから構成されている。
【0020】磁気抵抗素子部100における磁気抵抗ア
レイ11〜14は図1中の磁気抵抗素子1〜4に相当
し、隣接する素子同士の最大検出方向が互いに異なるよ
うに配置されている。これら磁気抵抗アレイ11〜14
はブリッジ回路接続されており、その対向する接続点か
らの2出力同士が比較回路部200に入力され、比較結
果が出力端子33から出力される。
【0021】図4は、磁気抵抗素子薄膜部の単体の印加
磁界対抵抗変化率の代表的な特性を示す図である。図に
おいては、素子パターンのライン幅をパラメータとして
従来用いられていたNi85Fe15の代表的材料の特性
と、本実施例に用いたNi82Fe12Co6 の特性とが比
較して示されている。
【0022】図中の横軸は印加磁界H[Oe]であり、
縦軸は抵抗変化率Δρ/ρ[%]である。また、図中の
記号■及び□はライン幅16[μm]、記号◆及び◇は
ライン幅14[μm]、記号●及び○はライン幅12
[μm]を夫々示すものとする。
【0023】同図に示されているように、三元系合金N
82Fe12Co6 の抵抗変化率は、外部磁界の大きさに
拘らず、二元系合金Ni85Fe15の抵抗変化率を上回っ
ている。特に、印加磁界H=10〜20[Oe]の低磁
界領域においては、その傾向が顕著である。なお後述す
るが、Ni85Fe15の組成の薄膜はNiFe二元系合金
薄膜の中では、最も高い抵抗変化率を有する組成であ
り、上述した公報に記載されているNi81.1〜8
1.8[重量%]及び残部Feの組成の薄膜に比較して
はるかに大きな抵抗変化率値を示す。
【0024】すなわち、この二元系合金薄膜の最高レベ
ルの抵抗変化率と比較しても本実施例において用いてい
る三元系合金薄膜Ni82Fe12Co6 の磁気―抵抗変化
率特性の方が優れているのである。したがって、同図に
示されているように、Ni82Fe12Co6 合金の素子を
用いて回路を構成する場合、上述したNiFe合金に比
べて低磁界での応用が可能となる。しかも、磁歪定数が
正値で、その絶対値も小さいため、磁気ヒステリシスが
低減され、外部応力に対して影響を受け難い特性を示す
のである。
【0025】図5は、図4のデータについて、横軸にラ
イン幅をとることによって書換えたものである。同図に
おいて、縦軸が30[G]印加時の抵抗変化率[%]、
横軸がライン幅[μm]である。同図を参照すると、ラ
イン幅を12,14,16,18,20[μm]と夫々
変化させた場合におけるNi82Fe12Co6 及びNi85
Fe15の夫々の抵抗変化率について、最大値MAX及び
最小値MINが示されている。また、最大値MAX及び
最小値MINの他に、平均値Xバー(記号●がNi82
12Co6 、記号■がNi85Fe15)が示されている。
【0026】同図に示されているように、二元系合金N
85Fe15よりも、本実施例において用いているNi82
Fe12Co6 の方が抵抗変化率が大きいのである。
【0027】ところで、従来材料、例えばパーマロイの
Ni85Fe15薄膜を用いた場合には、図6(a)に示さ
れているように、単一素子の交番磁界に対する出力特性
をとると、大きな磁歪の影響を受けていた。このことに
より、磁界の有無を検出するスイッチセンサにおいて感
磁界のヒステリシスΔ1が大きいという欠点を有してい
た。また、上述した公報に記載されているように、基板
の「そり」等による応力の影響も受け易かった。
【0028】これに対し、本実施例で用いている三元系
合金Ni82Fe12Co6 は、磁歪定数が正値をとる。こ
れについて、図7を参照して説明する。同図には、Ni
FeCo膜の組成比と磁気特性との関係が示されてい
る。同図に示されている点PはNi82Fe12Co6 を示
す。すなわち、同図に示されている三角形内において、
Niが82[重量%]、Feが12[重量%]、Coが
6[重量%]の位置に点Pが位置している。ここで、曲
線S1及びS2が共に磁歪定数λ0 =0の位置であるこ
とを示し、曲線S1よりも図中上側(Niの組成比が増
加する方向)の位置に点Pが位置している。このため、
点PはNi82Fe12Co6 は、その磁歪定数が正値とな
る。具体的な磁歪定数は+1.8×10-6である。
【0029】なお、同図において、R1は抵抗変化率Δ
ρ/ρ=2[%]のライン、R2は抵抗変化率Δρ/ρ
=3[%]のライン、H1は磁界H=10[Oe]のラ
イン、H2は磁界H=200[Oe]のラインである。
【0030】このように、本実施例で用いている三元系
合金Ni82Fe12Co6 は、磁歪定数が+1.8×10
-6と正値をとるため、上記の応力の影響も受け難く、安
定した磁気―抵抗特性を実現できるという利点がある。
すなわち、図6(b)に示されているように、三元系合
金Ni82Fe12Co6 を用いている本実施例の集積化磁
気センサは、従来の二元系合金NiFeに比べて抵抗変
化率が大きい。このため、出力電圧値V1も、従来の素
子の出力電圧V2(図6(a))に比べて、抵抗変化率
の違いに相応して大きくなる。さらに、磁歪定数も正値
であり、その絶対値も小さいため、磁歪による波形の歪
やヒステリシスΔ2も同図(b)に示されているように
小さくなるため、初期オフセット電圧の偏差、あるいは
磁気抵抗変化率値そのものに対する設計マージン及び製
造マージンを十分広く設定することができるのである。
【0031】図8は、従来用いられていた二元系合金N
iFeの各組成と磁気―抵抗変化率特性を示す図であ
る。すなわち、縦軸が磁気―抵抗変化率Δρ/ρ[%]
で、横軸がNiFeの組成比Ni/(Fe+Ni)であ
る。同図に示されているように、Ni81.1〜81.
8[重量%]及び残部Feの組成域は、磁気―抵抗変化
率が最大にならず、最適の組成ではない。
【0032】図2は磁気抵抗素子部と半導体回路部とを
接続する部分を示す断面図である。図において、磁気抵
抗素子薄膜75は厚さ300〜400[オングストロー
ム](30〜40[μm])に形成され、ライン幅10
〜20[μm]の形状に加工される。
【0033】また、パッシベーション(passiva
tion)膜77は磁気抵抗素子薄膜75を保護するた
めに薄膜75の上に設けられる。このパッシベーション
膜77は、常圧CVD(Chemical Vapor
Deposition)法によって厚さ0.5〜2
[μm]に形成されたSiO2 である。常圧CVD法に
限らず、他のCVD法、例えばプラズマCVD法によっ
て形成しても良い。
【0034】導体層76は下層のAl電極の厚さによっ
て段切れが発生しないようにAl電極72の厚さの約
1.3倍の厚さで形成される。この導体層としては、A
u膜が用いられ、膜厚は1.5〜2.0[μm]であ
る。
【0035】なお、図中の71は拡散層、74は絶縁
層、73はSOG(Spin OnGlass)部であ
る。
【0036】ところで、上述した磁気抵抗素子部につい
ては、4本の素子を用いてブリッジ回路を構成する代わ
りに、カレントミラー回路との組合わせによって素子を
2本にすることができ、また磁気抵抗素子同士の直列接
続部にバイポーラ又はCMOSのトランジスタを配置す
ることによっても構成することができる。また、出力形
態としては集積回路の出力となるので、アナログ及びデ
ィジタルのどちらでも可能である。
【0037】なお、上述した実施例ではNiの組成比が
82[重量%]、Feの組成比が12[重量%]、Co
の組成比が6[重量%]の場合について説明したが、こ
れに限らず磁歪定数が正値となる組成比であれば、外部
応力の影響を低減できることは明らかである。具体的に
は、Niの組成比82[重量%]、Feの組成比10〜
12[重量%]、Coの組成比6〜8[重量%]の範囲
である。もっとも、Niの組成比が82[重量%]、F
eの組成比が12[重量%]、Coの組成比が6[重量
%]の場合が外部応力の影響を最も低減できる。
【0038】以上のように、三元系合金Ni82Fe
10〜12Co 6〜8 は磁気抵抗変化率が二元系合金NiF
eよりも大きいため、集積化磁気センサを製造する上で
の設計マージン、製造マージンを大きくとることがで
き、よって生産性及び歩留まりが向上するのである。
【0039】また、二元系合金Ni85Fe15の磁歪定数
が−8×10-6であるのに対し、三元系合金Ni82Fe
10〜12Co 6〜8 は磁歪定数が+1.8×10-6と正値
をとり、しかもその絶対値が小さいため、集積化磁気セ
ンサを使用する上で外部応力から受ける影響を低減する
ことができるという効果がある。
【0040】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0041】(6) 前記強磁性体薄膜はNiの組成比
が82重量%であり、かつFeの組成比が12重量%で
あり、更にはCoの組成比が6重量%であることを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の集積化磁気セン
サ。
【0042】(7) 前記強磁性体薄膜はNiの組成比
が82重量%であり、かつFeの組成比が12重量%で
あり、更にはCoの組成比が6重量%であることを特徴
とする請求項4又は5に記載の集積化磁気センサ製造方
法。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、磁気抵抗
変化率の大きな、しかも飽和磁界が小さく、磁歪も小さ
いNi82Fe12Co6 薄膜を採用することにより、従来
よりも高感度に安定した動作をすることができるという
効果がある。また、Ni82Fe12Co6 薄膜は磁歪定数
が正値で、その絶対値も小さいため、磁気ヒステリシス
が低減され、外部応力に対して影響を受け難いという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による集積化磁気センサの構成
を示す等価回路図である。
【図2】磁気抵抗素子部と半導体回路部とを接続する部
分を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例による集積化磁気センサのモー
ルド封止後の状態における斜視図である。
【図4】二元合金NiFe及び三元合金Ni82Fe12
6 の磁気―抵抗変化率の特性を示す図である。
【図5】二元合金NiFe及び三元合金Ni82Fe12
6 のライン幅に対する磁気―抵抗変化率の特性を示す
図である。
【図6】図(a)はNi85Fe15の交番磁界印加に対す
るブリッジ出力電圧特性を示す図、図(b)はNi82
12Co6 の交番磁界印加に対するブリッジ出力電圧特
性を示す図である。
【図7】NiFeCo膜の組成比と磁気特性との関係を
示す図である。
【図8】二元合金NiFeの組成比と磁気―抵抗変化率
との関係を示す図である。
【符号の説明】
1〜4 抵抗素子 5 比較回路 6 帰還抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性体薄膜で形成され磁界の方向を検
    出する磁気抵抗素子と、CVD法により形成され前記強
    磁性体薄膜を保護する保護膜とを含む集積化磁気センサ
    であって、前記強磁性体薄膜はNiの組成比が82重量
    %であり、かつFeの組成比が10〜12重量%であ
    り、更にはCoの組成比が6〜8重量%であることを特
    徴とする集積化磁気センサ。
  2. 【請求項2】 強磁性体薄膜で形成され磁界の方向を検
    出する4個の磁気抵抗素子がその隣接する素子同士の最
    大検出方向が互いに異なるように配置され、かつ該4個
    の素子がブリッジ回路接続されてなる磁気抵抗アレイ
    と、前記ブリッジ回路の対向する接続点からの2出力同
    士を比較する比較回路と、CVD法により形成され前記
    強磁性体薄膜を保護する保護膜とを含み、前記比較回路
    の比較結果を送出するようにした集積化磁気センサであ
    って、前記強磁性体薄膜はNiの組成比が82重量%で
    あり、かつFeの組成比が10〜12重量%であり、更
    にはCoの組成比が6〜8重量%であることを特徴とす
    る集積化磁気センサ。
  3. 【請求項3】 前記保護膜は、SiO2 を主成分とする
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の集積化磁気セン
    サ。
  4. 【請求項4】 Niの組成比が82重量%であり、かつ
    Feの組成比が10〜12重量%であり、更にはCoの
    組成比が6〜8重量%である強磁性体薄膜を形成する工
    程と、この形成された強磁性体薄膜を保護する保護膜を
    常圧CVD法により形成する工程とを含むことを特徴と
    する集積化磁気センサ製造方法。
  5. 【請求項5】 前記保護膜は、SiO2 を主成分とする
    ことを特徴とする請求項4記載の集積化磁気センサ製造
    方法。
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