JPH09122179A

JPH09122179A - 介護機

Info

Publication number: JPH09122179A
Application number: JP30980495A
Authority: JP
Inventors: Shigemitsu Tanaka; 茂光田中
Original assignee: SHINKO GIKEN KK
Current assignee: SHINKO GIKEN KK
Priority date: 1995-11-01
Filing date: 1995-11-01
Publication date: 1997-05-13

Abstract

(57)【要約】【課題】１人等の少人数のみで、被介護人を労力をか
けずに容易に運搬したり入浴させたりできる、簡便な介
護機を得る。【解決手段】車輪付き台車１０の前部に支柱２０を立
設して、支柱２０に支持アーム３０を上下に摺動可能に
支持する。支持アーム３０には、腰掛け台座６０を延設
する。支持アーム３０は、昇降手段５０を用いて、支柱
２０に沿って昇降させることができるようにする。そし
て、車輪付き台車１０を床面１００上を走行させて、腰
掛け台座６０に乗せた被介護人を運搬できるようにす
る。また、昇降手段５０を用いて、支持アーム３０を腰
掛け台座６０と共に支柱２０に沿って昇降させて、腰掛
け台座６０に乗せた被介護人を、浴槽内に搬入したり、
浴槽外に搬出したりできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、主として病人、障
害者等の被介護人を入浴等させるのに用いる、介護機に
関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、歩行困難な病人、障害者等の被
介護人を入浴させる場合には、従来、被介護人を車椅子
に乗せて浴室に運んでいる。そして、被介護人を、車椅
子から降ろして、浴槽内に入れている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして、被介護人を入浴させた場合には、２〜３名
以上の介護人が必要であった。そして、上記のようにし
て、家庭内等において、１人等の少人数の介護人のみで
被介護人を入浴させようとすると、多大な労力を要し、
困難を極めた。

【０００４】なお、病院、老人収容施設等においては、
建物内の天井壁に敷設したレールに被介護人を運搬する
運搬器具を上下に昇降可能に吊るしてなる介護機を備え
ている場合が多い。

【０００５】この介護機によれば、１人等の少人数の介
護人のみで、被介護人を、運搬器具に乗せてレールに吊
るすことができる。そして、レールが敷設された建物内
を被介護人を浴室内に労力をかけずに容易に運搬でき
る。次いで、１人等の少人数の介護人のみで、被介護人
を乗せた運搬器具を降下させて、被介護人を運搬器具と
共に浴槽内に労力をかけずに容易に搬入したり、被介護
人を乗せた運搬器具を上昇させて、被介護人を運搬器具
と共に浴槽外に労力をかけずに容易に搬出したりでき
る。

【０００６】しかしながら、上記介護機は、複雑大掛か
りであって、多大な設置費用を必要とし、一般家庭にお
いて、介護機として用いるには、不向きである。

【０００７】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、一般家庭において、１人等の少人数の介護人
のみで、被介護人を入浴等させるのに用いる、簡便で安
価な介護機を提供することを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の介護機は、床面上を走行可能な車輪付き台
車と、該台車の前部に立設した支柱と、該支柱に上下に
摺動可能に支持した支持アームと、該支持アームを前記
支柱に沿って上下に昇降させる昇降手段と、前記支持ア
ームに延設した腰掛け台座と、前記車輪付き台車の後部
に搭載した重りであって、前記車輪付き台車が前記腰掛
け台座に乗せた被介護人の重力を受けて前倒するのを防
ぐ重りとを備えたことを特徴としている。

【０００９】この介護機においては、１人等の少人数の
介護人のみで、腰掛け台座に被介護人を乗せた状態で、
車輪付き台車を、廊下等の床面上を走行させることがで
きる。そして、被介護人を室内から浴室内の浴槽まで労
力をかけずに容易に運ぶことができる。そして、被介護
人を乗せた腰掛け台座を浴槽直上に位置させることがで
きる。

【００１０】次いで、１人等の少人数の介護人のみで、
昇降手段を用いて、支持アームを、該アームに延設した
腰掛け台座と共に支柱に沿って下方に降下させて、腰掛
け台座に乗せた被介護人を腰掛け台座と共に浴槽内に労
力をかけずに容易に搬入できる。そして、被介護人の身
体を浴槽内の湯に浸漬したり、被介護人の身体を浴槽内
の湯で洗ったりできる。

【００１１】その後、１人等の少人数の介護人のみで、
昇降手段を用いて、支持アームを、該アームに延設した
腰掛け台座と共に支柱に沿って上方に上昇させて、腰掛
け台座に乗せた被介護人を腰掛け台座と共に浴槽内から
浴槽直上に搬出できる。

【００１２】次いで、１人等の少人数の介護人のみで、
腰掛け台座に被介護人を乗せた状態で、車輪付き台車
を、廊下等の床面上を再び走行させることができる。そ
して、腰掛け台座に乗せた被介護人を、ベッド等が置か
れた室内に労力をかけずに容易に運搬できる。そして、
被介護人を、腰掛け台座から降ろして、室内のベッド上
等に寝かせることができる。

【００１３】その際には、車輪付き台車が、腰掛け台座
に乗せた被介護人の重力を受けて、前倒するのを、車輪
付き台車の後部に搭載した重りで防ぐことができる。そ
して、介護人が、腰掛け台座に乗せた被介護人を安全に
運搬したり浴槽内に安全に搬入したり浴槽外に安全に搬
出したりできる。

【００１４】本発明の介護機においては、昇降手段に、
油圧式の昇降器具を用いることを好適としている。そし
て、被介護人を乗せた腰掛け台座を、油圧力を用いて、
支柱に沿って支持アームと共に労力をかけずに容易かつ
安全に上下に昇降させることができるようにすることを
好適としている。

【００１５】また、腰掛け台座の一方の側部に、被介護
人の背部を支持する背もたれを備えた構造とすることを
好適としている。そして、腰掛け台座に乗せた被介護人
の背部を背もたれに支持できるようにすることを好適と
している。そして、被介護人を腰掛け台座に安定した楽
な姿勢で乗せることができるようにすることを好適とし
ている。

【００１６】また、腰掛け台座に対する背もたれの傾斜
角度を調整する調整手段を備えた構造とすることを好適
としている。そして、調整手段を用いて、腰掛け台座に
対する背もたれの傾斜角度を調整できるようにすること
を好適としている。そして、被介護人を腰掛け台座と背
もたれとに亙って横に寝せた楽な姿勢で安定させて支持
できるようにすることを好適としている。

【００１７】また、腰掛け台座を、中央に穴が開口され
た台座に交換可能な構造とすることを好適としている。
そして、腰掛け台座を中央に穴が開口された台座に交換
して、その台座に被介護人の臀部を乗せることにより、
被介護人が台座の穴を通してその直下に置かれた便器に
排便できるようにすることを好適としている。

【００１８】また、車輪付き台車を手で押すハンドルを
支柱に備えた構造とすることを好適としている。そし
て、介護人が、ハンドルを手で握って、車輪付き台車を
手で押すことができるようにすることを好適としてい
る。そして、車輪付き台車を床面上を所定方向に容易か
つ確実に走行させることができるようにすることを好適
としている。

【００１９】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。図１ないし図３は本発明の介護機の好
適な実施の形態を示し、図１はその側面図、図２はその
支柱周辺の正面図、図３はその腰掛け台座の平面図であ
る。以下に、この介護機を説明する。

【００２０】図において、１０は、床面１００上を走行
可能な車輪付き台車である。車輪付き台車１０は、枠板
状をした台車本体１０ａと、該台車本体１０ａの下部の
四隅に回転可能に付設した車輪１０ｂ、１０ｃとから形
成している。台車本体１０ａは、Ｌ字状鋼材等を組み合
わせて形成している。台車本体１０ａの前部の左右の車
輪１０ｂには、走行方向が一定方向に固定されたキャス
ターを用いている。台車本体１０ａの後部の左右の車輪
１０ｃには、車輪１０ｃが回転するのを防ぐストッパー
機構１０ｄが付いた走行方向を変更可能なキャスターを
用いている。

【００２１】２０は、車輪付き台車１０の前部に立設し
た支柱である。支柱２０は、金属パイプを折曲等して形
成していて、左右に２本ずつ起立させて備えた合計４本
の垂直パイプ２０ａの上端を連結パイプ２０ｂで連結し
た形状をしている。

【００２２】３０は、支柱２０に上下に昇降可能に支持
した支持アームである。支持アーム３０は、支柱２０の
左右の垂直パイプ２０ａに上下に昇降自在に支持してい
る。支持アーム３０は、図２に示したように、左右の垂
直パイプ２０ａの外側に備えた一対の支持板３０ａ、３
０ｂと、該支持板３０ａ、３０ｂの内側の後部とその前
部とに上下にずらせて横架した一対のローラ棒３２ａ、
３２ｂとから形成している。一対のローラ棒３２ａ、３
２ｂの間には、垂直パイプ２０ａを挟持している。そし
て、一対のローラ棒３２ａ、３２ｂを垂直パイプ２０ａ
の周囲面に沿って摺動させて、支持板３０ａ、３０ｂ
を、前後に傾斜させずに、支柱２０に沿って上下に昇降
させることができるようにしている。

【００２３】５０は、支持アーム３０を支柱２０に沿っ
て上下に昇降させる昇降手段である。昇降手段５０は、
油圧シリンダー５２と、該シリンダーのピストンロッド
５３の先端に回転自在に支持したスプロケット５４と、
該スプロケット周囲に巻き掛けたチェーン５５であっ
て、その一端を支持アーム３０に固定し、その他端を支
柱２０に固定したチェーン５５と、油圧シリンダー５２
内にオイルを送り込んだり、油圧シリンダー５２内から
オイルを排出したりする油圧器具５６であって、２本の
操作レバー５７、５８を備えた油圧器具５６とから形成
している。

【００２４】そして、一方の操作レバー５７を手で操作
することにより、油圧シリンダー５２内にオイルを送り
込んで、ピストンロッド５３をその先端に支持したスプ
ロケット５４と共に油圧シリンダー５２の上方に上昇さ
せることができるようにしている。そして、スプロケッ
ト５４周囲に巻き掛けたチェーン５５を、スプロケット
５４を正回転させながら、スプロケット５４周囲を正巡
回させることができるようにしている。そして、チェー
ン５５の一端を固定した支持アーム３０を支柱２０に沿
って上方に上昇させることができるようにしている。

【００２５】また、他方の操作レバー５８を手で操作す
ることにより、油圧シリンダー５２内からオイルを排出
して、ピストンロッド５３をその先端に支持したスプロ
ケット５４と共に油圧シリンダー５２方向に降下させる
ことができるようにしている。そして、スプロケット５
４周囲に巻き掛けたチェーン５５を、スプロケット５４
を逆回転させながら、スプロケット５４周囲を逆巡回さ
せることができるようにしている。そして、チェーン５
５の一端を固定した支持アーム３０を支柱２０に沿って
下方に降下させることができるようにしている。

【００２６】６０は、支持アーム３０に延設した腰掛け
台座である。腰掛け台座６０は、図３に示したように、
方形ループ状のパイプ枠体６１の内側空間にネット６２
を張設して形成している。そして、腰掛け台座６０を浴
槽内に搬入した際に、腰掛け台座６０のネット６２の網
目を通して、浴槽内の水を腰掛け台座６０の上方やその
下方に円滑に流通させることができるようにしている。
そして、腰掛け台座６０を浴槽内の湯に抵抗少なく浸漬
したり浴槽内の湯中からその上方に離脱させたりできる
ようにしている。

【００２７】７０は、背もたれである。背もたれ７０
は、金属パイプを折曲等させて形成していて、腰掛け台
座６０の一方の側部に起立させて備えている。そして、
腰掛け台座６０に乗せた被介護人の背部を背もたれ７０
に支持できるようにしている。

【００２８】８０は、腰掛け台座６０に対する背もたれ
７０の傾斜角度を調整する調整手段である。調整手段８
０には、ラチェット機構等を用いている。調整手段８０
は、背もたれ７０の下端を腰掛け台座６０の側部に回転
可能に支持した支持部６３に備えている。そして、調整
手段８０を用いて、腰掛け台座６０に対する背もたれ７
０の傾斜角度を大小に調整できるようにしている。そし
て、被介護人を腰掛け台座６０と背もたれ７０とに亙っ
て横に寝せた楽な姿勢で安定させて支持できるようにし
ている。

【００２９】９０は、車輪付き台車１０の後部に搭載し
た重りである。重り９０には、比重の大きい鉛板等を用
いている。そして、車輪付き台車１０が、腰掛け台座６
０に乗せた被介護人の重力を受けて、車輪付き台車１０
の前部の車輪１０ｂを中心に前倒するのを、重り９０で
防ぐことができるようにしている。

【００３０】図１ないし図３に示した介護機は、以上の
ように構成している。

【００３１】次に、この介護機の使用例並びにその作用
を説明する。

【００３２】被介護人を腰掛け台座６０に乗せる。その
際には、他方の操作レバー５８を操作して、昇降手段５
０を用いて、支持アーム３０を支柱２０に沿って降下さ
せる。そして、腰掛け台座６０を床面１００近くに降下
させて、その腰掛け台座６０に被介護人を乗せる。

【００３３】すると、１人等の少人数の介護人のみで、
被介護人を腰掛け台座６０に労力をかけずに容易に乗せ
ることができる。

【００３４】次いで、一方の操作レバー５７を操作し
て、昇降手段５０を用いて、支持アーム３０を支柱２０
に沿って上昇させる。そして、腰掛け台座６０を上昇さ
せて、腰掛け台座６０に乗せた被介護人の足が床面１０
０に付かないようにする。

【００３５】次いで、車輪付き台車１０を所定方向に押
す。そして、車輪１０ｂ、１０ｃを床面１００上を回転
させながら、車輪付き台車１０を床面１００上を浴室方
向に走行させる。そして、腰掛け台座６０に乗せた被介
護人を、浴室内の浴槽１１０まで運搬する。そして、被
介護人を乗せた腰掛け台座６０を浴槽１１０直上に位置
させる。

【００３６】次いで、図４に示したように、他方の操作
レバー５８を操作して、昇降手段５０を用いて、支持ア
ーム３０を支柱２０に沿って降下させる。そして、支持
アーム３０に延設した腰掛け台座６０を降下させる。

【００３７】すると、１人等の少人数の介護人のみで、
被介護人を、腰掛け台座６０と共に、浴槽１１０内に搬
入できる。そして、被介護人の身体を浴槽１１０内の湯
に浸漬したり、被介護人の身体を浴槽１１０内の湯で洗
ったりできる。

【００３８】その後、一方の操作レバー５７を操作し
て、昇降手段５０を用いて、支持アーム３０を支柱２０
に沿って上昇させる。そして、支持アーム３０に延設し
た腰掛け台座６０を上昇させる。

【００３９】すると、１人等の少人数の介護人のみで、
被介護人を、腰掛け台座６０と共に、浴槽１１０内の湯
中から浴槽１１０直上に搬出できる。

【００４０】次いで、車輪付き台車１０を所定方向に押
す。そして、車輪付き台車１０を浴室の床面１００及び
それに連なる廊下等の床面１００上を居間等の室内に向
けて走行させる。

【００４１】すると、１人等の少人数の介護人のみで、
被介護人を、車輪付き台車１０の腰掛け台座６０に乗せ
た状態で、居間等の室内に労力をかけずに容易に運搬で
きる。そして、被介護人を、腰掛け台座６０から降ろし
て、室内に置かれたベッド上等に寝かせることができ
る。

【００４２】また、被介護人を腰掛け台座６０に乗せて
運搬したり、被介護人を腰掛け台座６０と共に浴槽１１
０内に搬入したり、被介護人を腰掛け台座６０と共に浴
槽１１０外に搬出したりする際には、図５に示したよう
に、調整手段８０を用いて、腰掛け台座６０に対する背
もたれ７０の傾斜角度を大小に調整して、被介護人を腰
掛け台座６０と背もたれ７０とに亙って横に寝せた状態
に支持する。

【００４３】すると、被介護人を横に寝せた楽な姿勢で
安定させて運搬したり浴槽１１０内に搬入したり浴槽１
１０外に搬出したりできる。

【００４４】なお、昇降手段５０には、電動式の昇降器
具、滑車等を用いても良い。

【００４５】また、腰掛け台座６０に乗せた被介護人の
背部を支持する必要がない場合には、背もたれ７０は、
不要である。

【００４６】また、被介護人を横に寝せた状態に腰掛け
台座６０に乗せる必要がない場合には、背もたれ７０の
傾斜角度を調整する調整手段８０は、不要である。

【００４７】また、図６に示したように、腰掛け台座６
０を、中央に穴６５が開口された台座６４に交換可能な
構造としても良い。そして、被介護人の臀部を台座６４
に乗せて、被介護人が、台座の穴６５を通して、台座６
４の下方に置かれた便器（図示せず）内に排便できるよ
うにしても良い。そして、本発明の介護機を、被介護人
が排便をする際の介護機に用いることができるようにし
ても良い。

【００４８】また、支柱２０には、ハンドル２４を備え
ると良い。そして、ハンドル２４を手で握って、車輪付
き台車１０を、支柱２０を介して、手で押すことができ
るようにすると良い。そして、車輪付き台車１０を床面
１００上を所定方向に容易かつ確実に走行させることが
できるようにすると良い。

【００４９】また、車輪付き台車１０には、該台車を床
面１００上を自走させる電動モータ等を備えても良い。

【００５０】また、腰掛け台座６０を、該台座に延設し
た支持アーム３０と該アームを支持した支柱２０と共
に、車輪付き台車１０上をその内側に後退させることが
できるようにしても良い。そして、車輪付き台車１０を
床面１００上を走行させる際に、腰掛け台座６０を車輪
付き台車１０の内側に後退させた状態として、腰掛け台
座６０が廊下のコーナー部の壁面等に突き当たるのを防
ぐことができるようにしても良い。そして、車輪付き台
車１０を、腰掛け台座６０に邪魔されずに、廊下等の床
面１００上を円滑に走行させることができるようにして
も良い。

【００５１】また、本発明の介護機は、被介護人を入浴
させる際の他に、被介護人を室内を運搬したり、被介護
人を室内のベッドに寝かせたりする際の介護機にも利用
可能なことは、言うまでもない。

【００５２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の介護機に
よれば、歩行困難な病人、障害者等の被介護人を、１人
等の少人数の介護人のみで、労力をかけずに、浴室内に
容易に運搬したり、浴室内から居間等の室内に容易に運
搬したり、浴槽内に容易に搬入したり、浴槽外に容易に
搬出したり等できる。

【００５３】また、本発明の介護機は、荷物運搬用のフ
ォークリフトに近似した簡単な構造をしているため、市
販のフォークリフトを改造して容易に形成できる。その
ため、本発明の介護機によれば、家庭内等で用いる製造
容易で安価な汎用性のある介護機を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の介護機の側面図である。

【図２】本発明の介護機の支柱周辺の正面図である。

【図３】本発明の介護機の腰掛け台座の平面図である。

【図４】本発明の介護機の使用状態を示す説明図であ
る。

【図５】本発明の介護機の使用状態を示す説明図であ
る。

【図６】本発明の介護機の腰掛け台座の平面図である。

【符号の説明】

１０車輪付き台車１０ａ台車本体１０ｂ、１０ｃ車輪２０支柱２０ａ垂直パイプ２０ｂ連結パイプ２４ハンドル３０支持アーム３２ａ、３２ｂローラ棒５０昇降手段５２油圧シリンダー５３ピストンロッド５４スプロケット５５チェーン５６油圧器具５７、５８操作レバー６０腰掛け台座６１パイプ枠体６２ネット６３支持部６４台座６５穴７０背もたれ８０調整手段９０重り１００床面

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】床面上を走行可能な車輪付き台車と、該
台車の前部に立設した支柱と、該支柱に上下に摺動可能
に支持した支持アームと、該支持アームを前記支柱に沿
って上下に昇降させる昇降手段と、前記支持アームに延
設した腰掛け台座と、前記車輪付き台車の後部に搭載し
た重りであって、前記車輪付き台車が前記腰掛け台座に
乗せた被介護人の重力を受けて前倒するのを防ぐ重りと
を備えたことを特徴とする介護機。
【請求項２】昇降手段に、油圧式の昇降器具を用いた
請求項１記載の介護機。
【請求項３】腰掛け台座の一方の側部に、被介護人の
背部を支持する背もたれを備えた請求項１又は２記載の
介護機。
【請求項４】腰掛け台座に対する背もたれの傾斜角度
を調整する調整手段を備えた請求項３記載の介護機。
【請求項５】腰掛け台座を、中央に穴が開口された台
座に交換可能な構造とした請求項１、２、３又は４記載
の介護機。
【請求項６】車輪付き台車を手で押すハンドルを支柱
に備えた請求項１、２、３、４又は５記載の介護機。