JPH08302151A - ブロック共重合体組成物及び粘着性組成物 - Google Patents

ブロック共重合体組成物及び粘着性組成物

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JPH08302151A
JPH08302151A JP12952595A JP12952595A JPH08302151A JP H08302151 A JPH08302151 A JP H08302151A JP 12952595 A JP12952595 A JP 12952595A JP 12952595 A JP12952595 A JP 12952595A JP H08302151 A JPH08302151 A JP H08302151A
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JP
Japan
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block copolymer
weight
stabilizer
conjugated diene
block
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Application number
JP12952595A
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English (en)
Inventor
Tetsuaki Matsubara
哲明 松原
Hidemi Tsubaki
秀美 椿
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐ブロッキング性、及び熱安定性に優れるブ
ロック共重合体組成物、並びに該ブロック共重合体を含
有する粘着性組成物を提供する。 【構成】 イソプレンを少なくとも含む共役ジエンとス
チレンなどのビニル芳香族炭化水素とからなるブロック
共重合体100重量部と、フェノール系安定剤0.00
1〜10重量部、2個以上のリン原子を有するジホスフ
ァイト系安定剤0.01〜10重量部、及び耐ブロッキ
ング剤0.01〜10重量部を含有するブロック共重合
体、および該ブロック共重合体組成物と粘着性付与樹脂
を含有する粘着性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロック共重合体組成
物及び粘着性組成物に関し、さらに詳しくは、耐ブロッ
キング性に優れ、且つ溶融粘度や色調などの熱安定性に
も優れるブロック共重合体組成物、及び該ブロック共重
合体組成物を含有してなる粘着性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリスチレン/ポリイソプレンブロック
共重合体(以下、SIブロック共重合体と略記)をはじ
めとするイソプレン含有のブロック共重合体は、熱可塑
性エラストマーあるいは熱可塑性樹脂として、履物、プ
ラスチックの改質、アスファルト、粘着剤、接着剤、食
品包装容器分野等で広く利用されている。
【0003】しかしながら、かかるイソプレン含有ブロ
ック共重合体は、それ自身が粘着性を有するために、貯
蔵時にブロック共重合体同士が互着しブロッキングする
という欠点を有している。イソプレン含有ブロック共重
合体は、この欠点を解消するため、耐ブロッキング剤が
添加され使用されており、このような耐ブロッキング剤
として、例えば、シリカやタルクなどの無機粉(特開昭
61−101503号公報)、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸亜鉛などの高級脂肪酸塩(特開昭56
ー136347号公報)、ステアリン酸アミド、エチレ
ンビスステアリン酸アミドなどの高級脂肪酸アミド(特
開平5−98051号公報)などが知られている。しか
しながら、これらの耐ブロッキング剤を添加する方法で
は、耐ブロッキング剤の種類によって、熱劣化による溶
融粘度の低下や色調の悪化などの問題点を有している。
【0004】一方、ジエン系ブロック共重合体の熱安定
剤として、フェノール系安定剤とリン系安定剤の組み合
せを用いることは公知である。例えば、2−t−ブチル
−6−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシ
ベンジル)−4−メチルフェニルアクリレートなどの特
定フェノール系安定剤とリン系安定剤を併用する方法
(特開昭63−179953号公報)、2成分系の特定
フェノール系安定剤とリン系安定剤を用いる方法(特開
昭63−27551号公報)、フェノール系安定剤とト
リス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト
などの特定モノホスファイト系安定剤を組み合わせて用
いる方法(特開平1−182307号公報)が知られて
おり、特に特開平1−182307号公報では、特定構
造のモノホスファイトを用いることによりスチームスト
リッピングなどの熱処理による透明性や耐失透性の劣化
が改良されることを開示されている。
【0005】これらの公知技術は、ジエン系ブロック共
重合体としてポリスチレン/ポリブタジエンブロック共
重合体(以下、SBブロック共重合体と略記)及びSI
ブロック共重合体のいずれにも適用できるとしている
が、実施例の多くは、SBブロック共重合体に関するも
のであり、SIブロック共重合体の具体例は少ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、SBブロック共重合体で優れた性能を付与する安定
剤について鋭意研究した結果、SBブロック共重合体と
SIブロック共重合体とでは、安定剤の効果が相違する
ことがわかった。すなわち、イソプレン含有ブロック共
重合体の耐ブロッキング剤添加後の前記問題点に対し
て、SBブロック共重合体で有効なフェノール系安定剤
とトリス(ノニルフェニル)ホスファイトやトリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトなど
の分子内にリン原子1個のモノホスファイト系安定剤の
組み合せでは充分な改善効果が得れないこと、それに対
して、SBブロック共重合体ではさほど有効ではないと
されているサイクリックネオペンタンテトライルビス
(オクタデシルホスファイト)(特開平1−18230
7号公報の比較例2参照)などの分子内に2個以上のリ
ン原子を有するリン系安定剤とフェノール系安定剤を組
み合わせると、意外にも、充分な改善効果が得られるこ
とを見いだした。
【0007】さらに、本発明者らは、イソプレンを少な
くとも10重量%含有する共役ジエンとビニル芳香族炭
化水素を重合せしめて得られるブロック共重合体と、シ
リカ等の耐ブロッキング剤、及び安定剤としてフェノー
ル系安定剤と分子内に2個以上のリン原子を有するリン
系安定剤を含有するブロック共重合体組成物が、耐ブロ
ッキング性に優れるとともに溶融粘度や色調などの熱安
定性に優れること、並びに該ブロック共重合体と粘着性
付与樹脂を含有してなる粘着性組成物が、粘着力、保持
力、初期粘着力などの粘着特性に優れることを見いだし
た。本発明は、これらの知見に基づいて完成するに至っ
たものである。
【0008】
【問題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、少なくとも一つのビニル芳香族炭化水素を主体とす
る重合体ブロック(A)と少なくとも一つの共役ジエン
を主体とする重合体ブロック(B)とからなり、且つビ
ニル芳香族炭化水素量が5〜95重量%で共役ジエンの
少なくとも10重量%がイソプレンであるブロック共重
合体と、該ブロック共重合体100重量部に対して、フ
ェノール系安定剤0.001〜10重量部、分子内に少
なくとも2個のリン原子を有するリン系安定剤0.01
〜10重量部、及び耐ブロッキング剤0.01〜10重
量部を含有して成るブロック共重合体組成物、及び該ブ
ロック共重合体と粘着性付与樹脂とを含有する粘着性組
成物が提供される。
【0009】以下に、本発明を詳述する。ブロック共重合体 本発明に使用するブロック共重合体は、ビニル芳香族炭
化水素を主体とする重合体ブロック(A)を少なくとも
1個と、共役ジエンを主体とする重合体ブロック(B)
を少なくとも1個とを有するブロック共重合体であっ
て、含有するビニル芳香族炭化水素量が全ブロック共重
合体中の5〜95重量%で、且つ、含有する共役ジエン
量の少なくとも10重量%がイソプレンであることを特
徴とする。
【0010】ビニル芳香族炭化水素を主体とする重合体
ブロック(A)とは、ビニル芳香族炭化水素を50重量
%超過、好ましくは60〜100重量%、より好ましく
は70〜100重量%、さらに好ましくは80〜100
重量%の割合で含有する重合体ブロックであり、ビニル
芳香族炭化水素の単独重合体またはビニル芳香族炭化水
素と共役ジエンとからなる重合体ブロックである。重合
体ブロック(A)中の共役ジエンの分布は、ランダム、
テーパード、一部ブロック状、あるいはそれらの組み合
せのいずれであってもよい。共役ジエンを主体とする重
合体ブロック(B)とは、共役ジエンを50重量%超
過、好ましくは60〜100重量%、より好ましくは7
0〜100重量%、さらに好ましくは80〜100重量
%の割合で含有する重合体ブロックであり、共役ジエン
の単独重合体または共役ジエンとビニル芳香族炭化水素
とからなる重合体ブロックである。重合体ブロック
(B)中のビニル芳香族炭化水素の分布は、ランダム、
テーパード、一部ブロック状、あるいはそれらの組み合
わせのいずれであっても良い。
【0011】ブロック共重合体のポリマー構造は、特に
限定されないが、好ましくは、下記一般式(イ)〜
(ホ)で示される構造を有するものである。 (イ)A−B (ロ)(A−B)n−A (ハ)(B−A)n−B (ニ)[(A−B)np−X (ホ)[(B−A)np−X これらの一般式において、Aは、ビニル芳香族炭化水素
を主体とする重合体ブロック(A)であり、Bは、共役
ジエンを主体とする重合体ブロック(B)であり、X
は、カップリング剤の残基である。nは、それぞれ1以
上の整数であり、pは、2以上の整数である。
【0012】ビニル芳香族炭化水素としては、例えばス
チレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレン、1,3−
ジメチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレ
ン、ビニルアントラセンなどが挙げられる。これらの中
でも、スチレンが好ましい。ビニル芳香族炭化水素は、
それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせであっ
てもよい。
【0013】イソプレンを少なくとも含む共役ジエンと
しては、イソプレン単独で、あるいはイソプレンとその
他の共役ジエンを組み合わせて使用できる。イソプレン
とその他の共役ジエンを併用する場合のイソプレン量
は、全共役ジエン中の少なくとも10重量%、好ましく
は50重量%以上、より好ましくは70重量%以上であ
る。共役ジエン中のイソプレン量が過度に少ないと、熱
劣化によりゲル化が起こり、溶融粘度の上昇や初期粘着
力などの粘着特性の低下等の問題があり好ましくない。
【0014】その他の共役ジエンとしては、例えば、
1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタ
ジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエ
ン、2,4−ヘキサジエンなどが挙げられ、特に、1,
3−ブタジエンが好ましい。これらは、単独で、あるい
は2種以上を組み合わせてもよく、その含有量は、共役
ジエン全体の中の0〜90重量%、好ましくは0〜50
重量%、より好ましくは0〜30重量%である。
【0015】ビニル芳香族炭化水素と共役ジエンの割合
は、重量比でそれぞれ5:95〜95:5、好ましくは
10:90〜55:45、より好ましくは10:90〜
40:60の範囲である。ビニル芳香族炭化水素含有量
が過度に少ないと粘着力や保持力などが充分でなく、逆
に、過度に多いと初期粘着力、加工性などが不充分とな
り、いずれも好ましくない。
【0016】共役ジエン部分のミクロ構造は、特に限定
されないが、例えば、ビニル結合量が、通常90%以
下、好ましくは1〜60%、さらに好ましくは3〜30
%の範囲である。ビニル結合量がこの範囲にあるとき
に、粘着力、保持力、初期粘着力等の粘着特性が高度に
バランスされるので、好適である。
【0017】ブロック共重合体の分子量は、特に限定さ
れないが、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーの
ポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)で、通常1
0,000〜1,000,000、好ましくは20,0
00〜800,000、より好ましくは30,000〜
600,000の範囲である。該分子量がこの範囲であ
る時に、粘着特性や加工性が高いレベルでバランスされ
ので、好適である。
【0018】本発明で使用するブロック共重合体は、公
知の方法により、例えば、特公昭36−19286号公
報、特公昭43−17979号公報、特公昭45−31
951号公報、特公昭46−32415号公報等に記載
された方法に従って、炭化水素溶媒中、有機アルカリ金
属化合物を開始剤として使用し、ビニル芳香族炭化水素
と共役ジエンをブロック共重合させることにより製造す
ることができる。重合に際し、ビニル芳香族炭化水素と
共役ジエンの反応性比の調整、重合した共役ジエン部分
のミクロ構造の変更やビニル芳香族炭化水素を主体とす
る重合体ブロック(A)部分の分子量分布の調整、重合
速度の調整などの目的で、極性化合物を使用することが
できる。
【0019】炭化水素溶媒としては、例えば、ブタン、
ペンタン、ヘキサン、イソペンタン、ヘプタン、オクタ
ン、イソオクタンなどの脂肪族炭化水素類;シクロペン
タン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、エチルシクロヘキサンなどの脂環式炭
化水素類;ベンゼン、エチルベンゼン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類;1−ブテン、イソブチレン、トラン
ス−2−ブテン、シス−2−ブテンなどの重合性の低い
不飽和炭化水素類;などが挙げられる。これらはそれぞ
れ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用され
る。炭化水素溶媒の使用量は、通常、単量体濃度が1重
量%〜50重量%になるような割合で用いられる。
【0020】有機アルカリ金属化合物としては、例え
ば、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、t
−ブチルリチウム、n−ヘキシルリチウム、iso−ヘ
キシルリチウム、フェニルリチウム、ナフチルリチウム
などのモノ有機リチウム化合物;ジリチオメタン、1,
4−ジリチオブタン、1,4−ジリチオ−2−エチルシ
クロヘキサン、1,3,5−トリリチオベンゼンなどの
多官能性有機リチウム化合物;ナトリウムナフタレン、
カリウムナフタレンなどが挙げられる。これらの中で
も、有機リチウム化合物が好ましく、モノ有機リチウム
化合物が特に好ましい。これらの有機アルカリ金属化合
物は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせ
て用いることができる。その使用量は、所望する重合体
の分子量に応じて適宜選択される。
【0021】極性化合物としては、通常の溶液重合に使
用されるものであれば特に制限されず、例えば、テトラ
ハイドロフラン、ジエチルエーテル、ジブチルエーテ
ル、アニソール、ジメトキシベンゼン、エチレングリコ
ールジメチルエーテル等のエーテル類;トリエチルアミ
ン、テトラメチレンジアミン、N−ジメチルアニリン、
ピリジンなどのアミン類;チオエーテル類;トリフェニ
ルホスフィンなどのホスフィン化合物;ホスホルアミド
化合物;アルキルベンゼンスルホン酸化合物;カリウム
−t−アミルオキシド、カリウム−t−ブチルオキシド
などのアルカリ金属アルコキシド化合物;等が挙げられ
る。これらの極性化合物は、それぞれ単独で、あるいは
2種以上を組み合わせて使用される。その使用量は、有
機アルカリ金属化合物1モルに対して、通常0.1〜1
00モル、好ましくは0.2〜50モル、より好ましく
は0.5〜10モルの範囲である。
【0022】重合反応は、等温反応、断熱反応のいずれ
でもよく、通常は0〜150℃、好ましくは20〜12
0℃の重合温度範囲で行われる。重合反応終了後は、常
法により、例えば、停止剤としてメタノール、イソプロ
パノールなどのアルコール類を添加して重合反応を停止
し、酸化防止剤(安定剤)やクラム化剤を加えた後、ス
チームストリッピングなどの方法で溶媒を除去し、生成
重合体を回収することができる。
【0023】本発明で使用するブロック共重合体は、カ
ップリング、極性基の導入、及び/または水素添加など
の変性反応を行ったものであってもよい。カップリング
ブロック共重合体は、公知の方法に従って製造されるも
ので、例えば、特開昭56−143209号公報、特開
昭56−17362号公報、特開昭57−55912号
公報、特開昭58−162605号公報などに開示され
る方法に従って、前記重合反応後で停止剤添加前の活性
重合体(アルカリ金属末端を有するブロック共重合体)
に各種カップリング剤を反応させることで製造できる。
極性基として、例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル
基、アミノ基、アミド基などを導入したブロック共重合
体は、公知の方法に従って製造され、例えば、特開昭6
0−229903号公報、、特開昭62−149708
号公報、特開昭62−86074号公報、特開昭64−
22940号公報、特開平4−314714号公報、特
開平5−170844号公報などに開示される方法に従
って、前記活性重合体に各種変性剤を反応させて得るこ
とができる。水素添加ブロック共重合体は、公知の方法
に従って製造されるもので、例えば、特公昭43−66
36号公報、特公昭48−30151号公報、特開平5
−170844号公報、特開平5−345813号公報
などに開示される方法に従って、ブロック共重合体をシ
クロペンタン、テトラハイドロフランなどの不活性溶媒
に溶解し、水素化触媒存在下で水素添加することで製造
できる。
【0024】カップリング剤としては、例えば、二塩化
スズ、四塩化スズ、四臭化スズ、モノメチルトリクロロ
スズ、モノエチルトリクロロスズ、モノブチルトリクロ
ロスズ、モノヘキシルトリクロロスズ、ジメチルジクロ
ロスズ、ジエチルジクロロスズ、ジブチルジクロロス
ズ、ジブチルジブロムスズ、テトラメトキシスズ、テト
ラエトキシスズ、テトラブトキシスズ、ビストリクロロ
スタニルエタンなどのスズ化合物;二塩化ケイ素、二臭
化ケイ素、四塩化ケイ素、四臭化ケイ素、四ヨウ化ケイ
素、モノメチルトリクロロケイ素、モノエチルトリクロ
ロケイ素、モノブチルトリクロロケイ素、モノヘキシル
トリクロロケイ素、モノメチルトリブロモケイ素、モノ
ブチルトリクロロケイ素、ジメチルジクロロケイ素、ジ
エチルジクロロケイ素、ジブチルジクロロケイ素、ジヘ
キシルジクロロケイ素、ジメチルジブロモケイ素、テト
ラメトキシケイ素、テトラエトキシケイ素、テトラブト
キシケイ素、ジフェニルジメトキシケイ素、ジフェニル
ジエトキシケイ素、モノクロロトリメトキシケイ素、モ
ノブロモトリメトキシケイ素、ジクロロジメトキシケイ
素、ジブロモジメトキシケイ素、トリクロロメトキシケ
イ素、トリブロモメトキシケイ素、アルキルトリフェノ
キシケイ素、ビストリクロロシリルエタンなどのケイ素
化合物;二塩化鉛、四塩化ゲルマニウムなどの金属化合
物;エチルアクリロニトリルなどの不飽和ニトリル類;
ジクロロメタン、ジブロモメタン、ジクロロエタン、ジ
ブロモエタン、ジクロロプロパン、ジブロモプロパン、
ジブロモベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、
トリブロモメタン、トリクロロエタン、トリクロロプロ
パン、トリブロモプロパン、四塩化炭素、テトラクロロ
エタンなどのハロゲン化炭化水素類;ギ酸メチル、ギ酸
エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸
イソプロピル、酢酸アミル、プロピオン酸メチル、プロ
ピオン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エチル、トリメチル
酢酸エチル、カプロン酸メチル、カプロン酸エチル、安
息香メチル、安息香酸エチル、アジピン酸ジメチル、ア
ジピン酸ジエチル、安息香酸エチル、テレフタル酸ジメ
チル、テレフタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル、イソ
フタル酸ジメチルなどのカルボン酸エステル類;テレフ
タル酸ジクロライド、フタル酸ジクロライド、イソフタ
ル酸ジクロライド、アジピン酸ジクロライドなどのカル
ボン酸ハライド類;トリスノニルフェニルホスファイ
ト、トリメチルホスファイト、トリエチルホスファイト
等のリン系カップリング剤;等を挙げることができる。
【0025】変性剤としては、例えば、(メタ)アクリ
ル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アルクル
酸アミド、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノメチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、マレイン酸、無水マレイン酸、
マレイン酸エステル、マレイン酸アミド、マレイン酸イ
ミド、フマル酸、フマル酸エステル、フマル酸アミド、
フマル酸イミド、イタコン酸、無水イタコン酸、イタコ
ン酸エステル、イタコン酸アミド、イタコン酸イミド、
ハロゲン化マレイン酸、無水ハロゲン化マレイン酸、ハ
ロゲン化マレイン酸エステル、ハロゲン化マレイン酸ア
ミド、ハロゲン化マレイン酸イミド、シス−4−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸、無水シス−4−シク
ロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、シス−4−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸エステル、シス−4−
シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸アミド、エンド
−シス−ビシクロ(2,2,1)−5−ヘプテン−2,
3−ジカルボン酸エステル、ハイミック酸、無水ハイミ
ック酸などの不飽和カルボン酸類;エチレンオキシド、
プロピレンオキシドなどのエポキシ類;2−ビニルピリ
ジン、3−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンなどの
ビニルピリジン類;2−ビニルキノリン、3−メチル−
4−エトキシ−2−ビニルキノリン、3−ビニルイソキ
ノリンなどのビニルキノリン類;ベンゾフェノン、ジア
ルキルアミノベンズアルデヒド、4,4’−ジアルキル
アミノベンゾフェノンなどのケトン類;N,N’−ジメ
チルエチレン尿素、メチルオキサゾリジノン、N−メチ
ルピロリドン、N−フェニルピロリドンなどのアミド
類;トリレンジイソシアネートなどのイソシアネート
類;二酸化炭素、二硫化炭素などが挙げられる。
【0026】水素化触媒としては、例えば、炭素やケイ
ソウ土に担持されたニッケル、白金、パラジウム、ロジ
ウムなどの水素化金属触媒、ラネーニッケル、有機ニッ
ケル化合物、有機コバルト化合物あるいはこれらの化合
物と他の有機金属化合物との複合系触媒が例示される。
【0027】安定剤 本発明に使用する安定剤は、フェノール系安定剤と分子
内に少なくとも2個のリン原子を有するリン系安定剤を
組み合わせて用いることを特徴とする。
【0028】フェノール系安定剤としては、従来公知の
ものが使用され、フェノリックな水酸基が分子内に少な
くとも1個有するものであれば特に制限はされない。具
体的には、例えば、2−t−ブチル−6−(3−t−ブ
チル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メ
チS−ヒドロキシベンゾエート、2−(2−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3
−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−
t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベ
ンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2
−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾールなどのベン
ゾトリアゾール系安定剤;などが挙げられるが、これら
に限定されるものではない。これらの中でも、アクリレ
ート系フェノール化合物、アルキル置換フェノール系化
合物、トリアジン系フェノール化合物などが好ましく、
アルキル置換フェノール系化合物、トリアジン系フェノ
ール化合物などがより好ましく、トリアジン系フェノー
ル化合物が特に好ましい。
【0029】これらフェノール系安定剤は、それぞれ単
独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用することが
できる。その使用量は、ブロック共重合体100重量部
に対して0.001〜10重量部、好ましくは0.00
5〜5重量部、より好ましくは0.01〜2重量部であ
る。フェノール系安定剤の使用量が、過度に少ないと本
発明の効果が得られず、逆に、過度に多く使用してもそ
れ以上の改善効果の向上は望めず経済的でない。
【0030】リン系安定剤としては、分子内に少なくと
も2個のリン原子を有するものであれば特に制限されな
いが、好ましくはリン原子が2個以上のホスファイト系
化合物で、より好ましくは、下記一般式(1)〜(2)
で表されるホスファイト系化合物が挙げられる。
【化1】
【化2】 式中、R1〜R4は、それぞれ独立して、アルキル基を示
し、R5〜R8は、それぞれ独立して、水素原子、アルキ
ル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基を
示し、R9〜R10は、それぞれ独立して、水素原子、ま
たは置換してもよい、アルキル基、シクロアルキル基、
アリール基、アラルキル基を示し、pは、0〜4の整数
を示す。R11〜R12は、それぞれ独立して、アルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基を示
す。置換してもよい炭化水素基(アルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アラルキル基)の具体例として
は、例えば、下記一般式(3)で表すことができる。
【化3】 式中、R13〜R14は、それぞれ独立して、アルキル基を
示し、R15〜R18は、それぞれ独立して、水素原子、ア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル
基を示し、qは、0または1を示し、rは、0〜6の整
数を示す。
【0031】具体的には、一般式(1)で表されるホス
ファイト系化合物として、例えば、4,4’−ブチリデ
ン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニル−ジ−
トリデシルホスファイト)、4,4’−イソプロピリデ
ン−ビス(フェニル−ジ−アルキル(C12〜C15)ホス
ファイト)、4,4’−イソプロピリデン−ビス(ジフ
ェニルモノアルキル(C12〜C15)ホスファイト)、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシル
ホスファイト−5−t−ブチルフェニル)ブタン、テト
ラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’
−ビフェニレンジホスファイトなどが挙げられ、一般式
(2)で表されるホスファイト系化合物として、サイク
リックネオペンタンテトライルビス(オクタデシルホス
ファイト)、サイクリックネオペンタンテトライルビス
(イソデシルホスファイト)、サイクリックネオペンタ
ンテトライルビス(ノニルフェニルホスファイト)、サ
イクリックネオペンタンテトライルビス(2,4−ジ−
t−ブチルフェニルホスファイト)、サイクリックネオ
ペンタンテトライルビス(2,4−ジメチルフェニルホ
スファイト)、サイクリックネオペンタンテトライルビ
ス(2,6−ジ−t−ブチルフェニルホスファイト)な
どが挙げられる。これらの中でも、一般式(1)で表さ
れるホスファイト系化合物が特に好ましい。
【0032】これらのリン系安定剤は、それぞれ単独
で、あるいは2種以上を組み合わせて使用することがで
きる。その使用量は、ブロック共重合体100重量部に
対して0.001〜10重量部、好ましくは0.01〜
5重量部、より好ましくは0.05〜2重量部である。
リン系安定剤の使用量が、過度に少ないと本発明の効果
が得られず、逆に、過度に多く使用してもそれ以上の改
善効果の向上は望めず経済的でなく、いずれも好ましく
ない。
【0033】本発明においては、必要に応じて、その他
の安定剤を添加できる。その他の安定剤としては、例え
ば、ジラウリル 3,3’−チオジプロピオネート、ジ
ミリスチル 3,3’−チオジプロピオネート、ジステ
アリル 3,3’−チオジプロピオネート、ラウリルス
テアリル 3,3’−チオジプロピオネート、ペンタエ
リスリトール−テトラキス−(β−ラウリル−チオ−プ
ロピオネート)、3,9−ビス(2−ドデシルチオエチ
ル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,
5]ウンデカンなどのイオウ系安定剤;トリフェニルホ
スファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、フェ
ニルジイソデシルホスファイト、トリス(ノニルフェニ
ル)ホスファイト、トリス(ジノニルフェニル)ホスフ
ァイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホ
スファイト、トリス(2−t−ブチル−4−メチルフェ
ニル)ホスファイト、トリス(シクロヘキシルフェニ
ル)ホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ
−t−ブチルフェニル)オクチルホスファイトなどのモ
ノホスファイト系安定剤;2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル ベンゾエート、ビス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル) セバケー
ト、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)−2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)−2−n−ブチルマロネート、4−
(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニルオキシ)−1−(2−(3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オニルオキシ)エチル)−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン、フェニル−α−ナフチルアミン、フェニ
ル−β−ナフチルアミン、p−(p−トルエンスルホニ
ルアミド)−ジフェニルアミン、4,4’−(α,α−
ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、4,4’−ジオ
クチル−ジフェニルアミン、N,N’−ジフェニル−p
−フェニレンジアミン、N−イソプロピル−N’−フェ
ニル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−2−ナ
フチル−p−フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル
−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N,N’
−ビス(1−メチルヘプチル)−p−フェニレンジアミ
ン、N,N’−ビス(1,4−ジメチルペンチル)−p
−フェニレンジアミンなどのアミン系安定剤;などが挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0034】耐ブロッキング剤 耐ブロッキング剤としては、工業一般に使用されるもの
であれば特に制限はされず、例えば、特開昭56−13
6347号公報、特開昭61−101503号公報、特
開平5−98051号公報、及び特開平6−22852
1号公報などに開示される有機系、及び無機系化合物が
使用される。
【0035】有機系耐ブロッキング剤しては、例えば、
ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、ラウリル酸ア
ミド、バルミチン酸アミド、エルカ酸アミド、ベヘン酸
アミドなどの高級脂肪酸モノアミド;メチレンビスステ
アリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エ
チレンビスオレイン酸アミド、エチレンビスラウリル酸
アミド等の高級脂肪酸ビスアミド;N−ステアリルオレ
イン酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミド、N−ス
テアリルステアリン酸アミド、N−オレイルステアリン
酸アミド、ジステアリルアジピン酸アミド等の複合型高
級脂肪酸アミド;ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレ
イン酸、リノレイン酸、α−エレオステアリン酸、β−
エレオステアリン酸、α−リノレイン酸などのリチウム
塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カル
シウム塩、バリウム塩、亜鉛塩、アルミニウム塩、鉄塩
などの高級脂肪酸塩;ポリアクリルアミド、ポリ塩化ビ
ニル、ポリスチレン、高密度ポリエチレンなどのポリオ
レフィン、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネー
ト、スチレン−アクリロニトリル共重合体などの樹脂化
合物;等が挙げられる。
【0036】無機系耐ブロッキング剤としては、シリ
カ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、タルク、クレーなどが挙げら
れる。
【0037】これらの耐ブロッキング剤は、単独で、あ
るいは2種以上を組み合わせて使用される。これらの中
でも、無機系化合物が好ましく、特にシリカを用いた場
合に、耐ブロッキング性や帯電防止性が高いレベルで改
善され、好適である。
【0038】耐ブロッキング剤の平均粒径は、特に限定
されないが、通常、0.1〜50μm、好ましくは0.
5〜25μm、より好ましくは5〜15μmである。平
均粒径がこの範囲内にある耐ブロッキング剤が、耐ブロ
ッキング性や帯電防止性が高いレベルで改善され、好適
である。
【0039】耐ブロッキング剤の使用量は、ブロック共
重合体100重量部に対して0.01〜10重量部、好
ましくは0.05〜5重量部、より好ましくは0.1〜
2重量部である。耐ブロッキング剤の使用量が、過度に
少ないと、互着などのブロッキングが生じ、逆に、過度
に多すぎると保持力などの粘着特性の低下、静電気の発
生等が起こり易く、いずれも好ましくない。
【0040】粘着性付与樹脂 粘着性付与樹脂としては、工業的に通常使用されるもの
であれば特に制限はなく、具体的には、例えば、クマロ
ン・インデン樹脂;フェノール樹脂;p−t−ブチルフ
ェノール・アセチレン樹脂;フェノール・ホルムアルデ
ヒド樹脂;テルペン・フェノール樹脂;ポリテルペン樹
脂;キシレン・ホルムアルデヒド樹脂;C9の芳香族ビ
ニル化合物が主成分の沸点140〜240℃の石油留分
をそのままか、またはこれらにフェノール、カテコー
ル、レゾルシノール、ハイドロキノンなどのフェノール
類とをフリーデルクラフツ型触媒等により重合して得ら
れる芳香族系石油樹脂;シクロペンタジエン、ジシクロ
ペンタジエンなどのシクロペンタジエン系単量体を単
独、またはこれと共重合可能な単量体とを熱重合して得
られる脂肪族系石油樹脂;ロジン;不均化ロジン、二量
化ロジンなどの変性ロジン;グリコール、グリセリン、
ペンタエリスリトールなどの多価アルコトールとロジン
あるいは変性ロジンなどのエステル;ポリブテンなど、
およびこれらの水素添加物あるいは無水マレイン酸等に
よる変性物などが挙げられる。これらの中でも、芳香族
系石油樹脂および脂肪族系石油樹脂などが、ブロック共
重合体との相溶性に優れ、好適である。
【0041】これらの粘着性付与樹脂は、それぞれ単独
で、あるいは2種以上を組み合わせて使用される。その
使用量は、ブロック共重合体100重量部当たり、通
常、10〜250重量部、好ましくは50〜200重量
部である。
【0042】組成物 本発明のブロック共重合体組成物及び粘着性組成物は、
目的に応じて、種々の配合剤を添加することができる。
好適な配合剤としては、オイル等の軟化剤、可塑剤、帯
電防止剤、発泡剤、滑剤、紫外線吸収剤、難燃剤、顔
料、無機充填剤、有機繊維、無機繊維、カーボンブラッ
クなどの補強剤などが挙げられる。また、本発明のブロ
ック共重合体組成物及び粘着性組成物は、前記ブロック
共重合体以外のブロック共重合体、天然ゴム、ポリイソ
プレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴムなどの他のポリマーを、本発明の効果を損なわな
い範囲において、用いることができる。
【0043】本発明のブロック共重合体組成物及び粘着
性組成物は、常法に従って各成分を混合して製造するこ
とができる。例えば、ブロック共重合体組成物は、前記
重合後の重合体溶液中に水、アルコール類、酸類などの
停止剤とともに安定剤を加え、スチームストリッピング
法、溶媒直接加熱法、フラッシュ乾燥法、ベント式押出
機法などの方法で溶媒を除去後、ペレットやクラムの形
状とし、その段階で耐ブロッキング剤と混合して得るこ
とができる。また、粘着性組成物は、例えば、該ブロッ
ク共重合体組成物、粘着付与樹脂、及びその他の各種配
合剤を溶剤に溶解し均一に混合した後、溶剤を加熱等に
より除去する方法、または各成分をニーダー等で加熱溶
融混合する方法などで得ることができる。
【0044】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明
についてより具体的に説明する。これらの例中の部及び
%は、特に断わりのない限り重量基準である。
【0045】各種物性及び重合体ミクロ構造の測定は、
下記の方法に従って行った。 (1)結合スチレン量 ブロック共重合体の結合スチレン量は、JIS K63
83(屈折率法)により測定した。 (2)結合イソプレン量 ブロック共重合体の結合イソプレン量は、NMR測定よ
り求めた。 (3)重量平均分子量 ブロック共重合体の重量平均分子量(Mw)は、GPC
で測定し、標準ポリスチレン換算の重量平均分子量を求
めた。 (4)耐ブロッキング性 ブロック共重合体のペレット50gを10cm×10c
mのポリスチレン製の袋に入れ、6kgの重石で荷重
し、60℃のオーブン中で24時間加熱した。加熱後、
ブロッキングしたブロック共重合体重量を測定し、ブロ
ッキング率(重量%)で表記した。 (5)溶融粘度変化率 溶融粘度変化率は、熱劣化試験(140℃×60分;空
気存在下)を行う前と後の溶融粘度を測定し、次式によ
り算出した。溶融粘度変化率が小さい程、熱安定性に優
れる。 溶融粘度変化率(%)=((熱劣化後の重合体溶融粘度
−熱劣化試験前の重合体溶融粘度)/熱劣化試験前の重
合体溶融粘度)×100 溶融粘度の測定は、フローテスターCFT−500C
(島津製作所社製)を用い、温度180℃、加重100
kgf/cm2、ダイ形状1mmφ×10mmの条件で
測定した。 (6)色調安定性 ブロック共重合体を空気中、140℃×60分間オーブ
ン中で加熱後の色調の変化を観察し、以下の基準で評価
した。 ○:加熱後の色調変化が殆どない、 △:加熱後に若干褐色となる、 ×:加熱後に濃い褐色となる。 (7)帯電性 帯電性は、ブロック共重合体のペレット100gを20
cm×30cmのポリエチレン製の袋に入れ、150回
/分のスピードで30秒間振とうしたのち、実験台上に
分散させ、10cm上の距離から集電式電位測定器(春
日電気社製KS−525)で電位を測定した。 (8)初期粘着力 初期粘着力は、JIS Z−0237に準じ、23℃に
おいて傾斜角30度のステンレス板上の斜面に、長さ1
0cmの粘着テープを粘着面を上にして貼りつけ、斜面
の上方10cmの位置より直径3/32インチから32
/32インチまでの30種類の大きさの鋼球を初速度0
で転がして粘着テープ上で停止する最大径の球の大きさ
で表示した(3個のボールナンバーの平均値)。 (9)粘着力 粘着力は、JIS Z−0237に準じ、280番の耐
水研磨紙で研磨したステンレス板に、幅10mm×長さ
100mmとした粘着テープを貼りつけ、23℃におい
て300mm/分の速度で180度の方向に剥離して測
定した(単位:g/10mm)。 (10)保持力 保持力は、JIS Z−0237に準じ、前記と同様に
処理したステンレス板に25mm×10mmの面積が接
するように粘着テープを貼りつけ、50℃において1kg
の荷重を加えて、粘着テープがステンレス板より脱落す
るまでの時間を測定した(単位:分)。
【0046】実施例1〜6、比較例1〜6 通常の溶液重合の手法により、n−ブチルリチウムを開
始剤としてスチレン及びイソプレンを逐次重合し、スチ
レン重合体ブロック(A)とイソプレン重合体ブロック
(B)の重量比が15:85であるA−B型ブロック重
合体を重合後、ジブロモベンゼンをカップリング率60
%で反応させてブロック共重合体A((A−B)2−X
型ブロック共重合体60%、A−B型ブロック共重合体
40%)を製造した。次いで、このカップリング反応後
の溶液に重合停止剤としてメタノールを添加した後、表
1記載の安定剤を添加してよく混合し、この混合溶液を
85〜95℃で加熱した温水中に少量ずつ添加して溶媒
を除去した。得られた重合体は、85℃で熱風乾燥し、
粉砕してペレットの形状とした後、表1記載の耐ブロッ
キング剤を配合して、溶液粘度保持率、色調安定性、帯
電防止効果、及び耐ブロッキング性を評価した。結果を
表1に示す。
【0047】比較例7 イソプレンの代わりにブタジエンを用いる以外は実施例
1と同様に行い、ブロック共重合体Bを得、実施例1と
同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】注)ブロック重合体A;含有スチレン量=
15重量%、共役ジエン部の3,4−ビニル結合含有量
=9%、Mw=200,000 ブロック重合体B;含有スチレン量=15重量%、共役
ジエン部の1,2−ビニル結合含有量=12%、Mw=
200,000 AO−1;2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)
−1,3,5−トリアジン AO−2;テトラキス(メチレン−3(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)
メタン) AO−3;2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−5
−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェ
ニル アクリレート AO−4;4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−
6−t−ブチルフェニル−ジ−トリデシルホスファイ
ト) AO−5;1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−
トリデシルホスファイト−5−t−ブチルフェニル)ブ
タン AO−6;サイクリックネオペンタンテトライルビス
(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニルホスフ
ァイト) AO−7;トリス(ノニルフェニル)ホスファイト AO−8;トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
ホスファイト AB−1;シリカ(日本シリカ工業社製ニプシルLP;
平均粒径9μm) AB−2;タルク(日本タルク社製シクロエースL−
1;平均粒径2μm)
【0050】表1の結果から、本発明のブロック共重合
体組成物は、耐ブロッキング性、溶融粘度や色調などの
熱安定性に優れ、さらに帯電防止性にも優れることが判
る。特に、耐ブロッキング剤としてシリカを用いたもの
(実施例1〜5)、あるいは、さらにフェノール系安定
剤としてトリアジン系安定剤(実施例1〜3)やアルキ
ル置換フェノール系安定剤(実施例4)を用いたもの
が、耐ブロッキング性、溶融粘度や色調の安定性、及び
帯電防止性が高いレベルでバランスされていることが判
る。また、リン系安定剤として、前記一般式(1)で表
されるホスファイト系化合物を用いた時に(実施例1〜
2)、さらに各特性のバランスが優れていることが判
る。一方、リン系安定剤として、リン原子が1個しかな
いモノホスファイト系安定剤を使用すると、溶融粘度や
色調などの熱安定性が十分でなく(比較例1〜2)、安
定剤としてフェノール系またはリン系のどちらか一方だ
けだと、色調の熱安定性が特に悪く(比較例3〜4)、
耐ブロッキング剤を添加しないと、ブロック共重合体の
70重量%もがブロッキングしてしまい使いものになら
なず(比較例5)、イソプレンを含有しないブロック共
重合体Bを用いると、熱履歴により溶融粘度が上昇(ゲ
ル化)し、色調の安定性も十分でないこと(比較例7)
がわかる。
【0051】実施例7 実施例1のブロック共重合体組成物100重量部を攪拌
翼型混練機に投入し、これに粘着付与樹脂(クイントン
R100;日本ゼオン社製)100重量部、ナフテン系
プロセスオイル(シェルフレックス371;シェル化学
社製)20部及び酸化防止剤(アンテージW−400;
川口化学工業社製)1部を添加して、系内を窒素ガスで
置換した後、160℃で混練して粘着性組成物を調整し
た。この粘着性組成物をホットメルトコーターでクラフ
ト紙上に厚さ25μmになるように塗布して粘着テープ
を作製し、この粘着テープの初期粘着力、粘着力、及び
保持力等の粘着特性を測定した。結果を表2に示す。
【0052】実施例8〜9 表2記載のブロック共重合体を用い実施例1と同様にし
てブロック共重合体組成物調製後、実施例7と同様にし
て粘着性組成物を調製し粘着特性を測定した。結果を表
2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】注)ブロック重合体C;含有スチレン量=
19重量%、共役ジエン部の3,4−ビニル結合含有量
=9%、Mw=200,000、カップリング率70%
(カップリング剤;テトラメトキシケイ素) ブロック重合体D;含有スチレン量=25重量%、共役
ジエン部の1,2−ビニル結合含有量=9%、Mw=2
00,000、カップリング率60%(カップリング
剤;テトラメトキシケイ素)
【0055】表2の結果から、本発明の粘着性組成物
は、保持力、粘着力、初期粘着力などのいずれの粘着特
性も優れていることが判る。
【0056】本発明の好ましい実施態様は、以下に示す
通りである。 (1)少なくとも一つのビニル芳香族炭化水素を主体と
する重合体ブロック(A)と少なくとも一つの共役ジエ
ンを主体とする重合体ブロック(B)とからなり、且つ
ビニル芳香族炭化水素量が5〜95重量%で共役ジエン
の少なくとも10重量%がイソプレンであるブロック共
重合体と、該ブロック共重合体100重量部に対して、
フェノール系安定剤0.001〜10重量部、分子内に
少なくとも2個のリン原子を有するリン系安定剤0.0
1〜10重量部、及び耐ブロッキング剤0.01〜10
重量部を含有して成るブロック共重合体組成物。 (2)ブロック共重合体が、下記一般式(イ)〜(ホ)
で示される構造を有するものである前記ブロック共重合
体組成物。 (イ)A−B (ロ)(A−B)n−A (ハ)(B−A)n−B (ニ)[(A−B)n]p−X (ホ)[(B−A)n]p−X ただし、Aは、ビニル芳香族炭化水素を主体とする重合
体ブロック(A)である。Bは、共役ジエンを主体とす
る重合体ブロック(B)である。Xは、カップリング剤
の残基である。nは、それぞれ1以上の整数であり、p
は、2以上の整数である。 (3)ビニル芳香族炭化水素がスチレンであり、共役ジ
エンがイソプレン10〜100重量%及びその他の共役
ジエン90〜0重量%である前記ブロック共重合体組成
物。 (4)共役ジエンがイソプレンである前記ブロック共重
合体組成物。 (5)ブロック共重合体共役ジエン部のビニル結合含有
量が、90%以下である前記ブロック共重合体組成物。 (6)ブロック共重合体の重量平均分子量が、10,0
00〜1,000,000である前記ブロック共重合体
組成物。
【0057】(7)フェノール系安定剤が、アクリレー
ト系フェノール化合物、アルキル置換フェノール系化合
物、及びトリアジン系フェノール化合物の中から選ばれ
る少なくとも1種である前記ブロック共重合体組成物。 (8)リン系安定剤が、ホスファイト系化合物である前
記ブロック共重合体組成物。 (9)ホスファイト系化合物が、下記一般式(1)〜
(2)で示されるものである前記ブロック共重合体組成
物。
【化4】
【化5】 ただし、R1〜R4は、それぞれ独立して、アルキル基を
示す。R5〜R8は、それぞれ独立して、水素原子、アル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、またはアラル
キル基を示す。R9〜R10は、それぞれ独立して、水素
原子、置換してもよい、アルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、アラルキル基を示す。R11〜R12は、
それぞれ独立して、アルキル基、シクロアルキル基、ア
リール基、アラルキル基を示す。pは、0〜4の整数を
示す。 (10)耐ブロッキング剤の平均粒径が、0.1〜50
μmである前記ブロック共重合体組成物。 (11)耐ブロッキング剤が無機系耐ブロッキング剤で
ある前記ブロック共重合体組成物。 (12)無機系耐ブロッキング剤がシリカである前記ブ
ロッック共重合体組成物。 (13)(1)〜(12)のいずれかに記載のブロック
共重合体組成物と粘着性付与樹脂とを含有してなる粘着
性組成物。 (14)粘着性付与樹脂が、芳香族系石油樹脂及び脂肪
族系石油樹脂の中から選ばれる少なくとも1種である前
記粘着性組成物。
【0058】
【発明の効果】本発明を実施することにより、耐ブロッ
キング性、溶融粘度や色調などの熱安定性に優れるブロ
ック共重合体組成物、及び初期粘着力、粘着力、保持力
等の粘着特性に優れた粘着性組成物が提供される。
【0059】本発明のブロック共重合体組成物及び粘着
性組成物は、それらの特性を活かして、各種用途、例え
ば、シート、フィルム、履物の素材、各種熱可塑性樹脂
の改質材、粘着剤・接着剤の素材、アスファルトの改質
材、電線ケーブルの素材、加硫ゴム用素材、加硫ゴムの
改質材、家庭用品・家電製品・自動車部品・工業部品・
玩具などの素材に利用できる。特に、本発明のブロック
共重合体組成物及び粘着性組成物は、例えば、n−ヘキ
サン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンなど有機溶
媒に溶解して溶剤型の粘着剤として、乳化剤を用いて水
に分散させたエマルジョン型の粘着剤として、または無
溶剤のホットメルト型粘着剤として使用することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/524 C08K 5/524 C09J 153/02 JDJ C09J 153/02 JDJ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのビニル芳香族炭化水素
    を主体とする重合体ブロック(A)と少なくとも一つの
    共役ジエンを主体とする重合体ブロック(B)とからな
    り、且つビニル芳香族炭化水素量が5〜95重量%で共
    役ジエンの少なくとも10重量%がイソプレンであるブ
    ロック共重合体と、該ブロック共重合体100重量部に
    対して、フェノール系安定剤0.001〜10重量部、
    分子内に少なくとも2個のリン原子を有するリン系安定
    剤0.01〜10重量部、及び耐ブロッキング剤0.0
    1〜10重量部を含有して成るブロック共重合体組成
    物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブロック共重合体組成物
    と粘着性付与樹脂とを含有してなる粘着性組成物。
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