JPH08225153A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH08225153A
JPH08225153A JP3115595A JP3115595A JPH08225153A JP H08225153 A JPH08225153 A JP H08225153A JP 3115595 A JP3115595 A JP 3115595A JP 3115595 A JP3115595 A JP 3115595A JP H08225153 A JPH08225153 A JP H08225153A
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JP
Japan
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electromagnet
magnetic body
support
recess
magnetic
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JP3115595A
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Inventor
Akira Ikoshi
昭 井越
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁性体の上端平面が小さい場合でも電磁石に
よる吸着を確実に行うことで作業性を高める。 【構成】 磁性体1を搬送する搬送装置であって、磁性
体1を支持するテーブル2と、テーブル2上に支持され
た磁性体1を吸着するとともに吸着した磁性体1を脱離
する電磁石3と、電磁石3を移動させる電磁石移動機構
4とを備えてなり、テーブル2は、磁性体1を支持する
支持面5aの一部に平行溝5bが形成されたテーブル本
体5と、平行溝5bに埋設状態に収納可能とされるとと
もに線状で磁性体1を支持する線状体6aを有する支持
テーブル6と、これらテーブル本体5および支持テーブ
ル6を相対的に移動させることにより線状体6aを平行
溝5bから突出させて磁性体1を線状体6a上に支持さ
せる駆動機構7とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鉄系焼結体等の
磁性体を搬送する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁性体の連続的な搬送には、ベルトコン
ベヤが多用される。そして、連続的に搬送されている中
から箱詰め等を行うために磁性体を抽出する際には、電
磁石による吸着を利用した搬送が行われている。図6に
このような電磁石を利用した搬送装置の構成例を示す。
図において、符号1は磁性体、2は例えばベルトコンベ
ヤから磁性体1を受け取るテーブル、3は電磁石、4は
電磁石移動機構を示している。
【0003】電磁石3は、テーブル2上に支持された磁
性体1を吸着するとともに、吸着した磁性体1を脱離す
るものである。この電磁石3は、アーム4aを介して電
磁石移動機構4に接続され、該電磁石移動機構4により
移動自在とされている。
【0004】このように構成されている搬送装置による
搬送は、電磁石3により磁性体1を磁気的に吸着し、所
望の位置まで移動させた後、磁性体1を電磁石3から脱
離させることにより行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁性体1が
含油軸受等の場合には、表面に潤滑油が付着しているこ
とが多い。このような磁性体1に対して、上記従来の搬
送装置を適用した場合、磁性体1の上端平面1aが小さ
いと、電磁石3による吸着力が小さくなり、そのため磁
性体1の自重、磁性体1とテーブル2間に存在する潤滑
油による吸着力等に打ち勝つことができず、必ずしも吸
着が確実にできないことがあった。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、以下の目的を有するものである。 磁性体の上端平面が小さい場合でも、電磁石による吸
着を確実に行い、作業性を高めること。 簡単な構成で実現することにより、実用性を高めるこ
と。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる搬送装置
にあっては、磁性体を搬送するために、前記磁性体を支
持するテーブルと、該テーブル上に支持された前記磁性
体を吸着するとともに吸着した磁性体を脱離する電磁石
と、該電磁石を移動させる電磁石移動機構とを備え、前
記テーブルが、前記磁性体を支持する支持面の一部に凹
所が形成されたテーブル本体と、前記凹所に収納可能と
されるとともに前記支持面よりも接触面積が小さい状態
で前記磁性体を支持する支持体を有する支持テーブル
と、これらテーブル本体および支持テーブルを相対的に
移動させることにより前記支持体を前記凹所から突出さ
せて前記磁性体を該支持体上に支持させる駆動機構とを
具備する技術を採用している。支持体および凹所の組み
合わせとしては、例えば、線状体である平行線、網目体
等とこれら平行線、網目体等が埋設状態に収納される平
行溝、網目状溝の組み合わせや、ピンと該ピンが挿通状
態に収納されるピン挿通孔の組み合わせが適用される。
また、支持テーブルに電磁石に吸着される被吸着部を設
け、テーブル本体に支持テーブルの可動範囲を制限する
可動範囲制限部を設け、テーブル本体と支持テーブルと
の間に支持体が凹所内に収納される向きに付勢するスプ
リングを介装し、駆動機構を、電磁石移動機構とこれら
被吸着部、可動範囲制限部およびスプリングとを具備し
て構成する技術を採用している。あるいは、テーブル本
体に電磁石に押圧される被押圧部を設け、テーブル本体
と支持テーブルとの間に持体が凹所内に収納される向き
に付勢するスプリングを介装し、駆動機構を、電磁石移
動機構とこれら被押圧部およびスプリングとを具備して
構成する技術が採用される。一方、電磁石が、磁性体を
吸着する吸着面の一部に形成された凹所と、前記凹所に
収納可能とされるとともに前記吸着面よりも前記磁性体
との接触面積が小さい接触体と、前記接触体を前記凹所
から突出させる駆動機構とを具備して構成される技術を
採用している。この場合の凹所と接触体の組み合わせ
は、上述の凹所と支持体の組み合わせと同様のものが適
用される。
【0008】
【作用】本発明に係わる搬送装置においては、磁性体
は、支持体が凹所に収納された状態でテーブル上に支持
され、電磁石に吸着される。そして、駆動機構によりテ
ーブル本体および支持テーブルが相対的に移動させられ
ることにより、線状体、ピンなどの支持体が、溝、ピン
挿通孔などの凹所から突出させられて磁性体を線状、点
状などの接触面積が小さい状態で支持する。よって、磁
性体とテーブル間の潤滑油による吸着力を軽減すること
ができる。したがって、磁性体の上端平面が小さく電磁
石による吸着力が小さい場合でも、吸着が確実に行われ
る。支持テーブルに電磁石に吸着される被吸着部が設け
られていると、電磁石は、磁性体および支持テーブルを
ともに吸着する。そして、電磁石移動機構による電磁石
の移動により支持体が凹所から突出し、磁性体は、支持
体上に接触面積が小さい状態で支持される。さらに、テ
ーブル本体に支持テーブルの可動範囲を制限する可動範
囲制限部が設けられていると、電磁石の移動により電磁
石に吸着されている磁性体および支持テーブルのうち、
支持テーブルは可動範囲制限部に制限されて脱離し、磁
性体だけが搬送される。あるいは、テーブル本体に電磁
石に押圧される被押圧部が設けられていると、電磁石
は、磁性体を吸着するまでテーブル本体を押圧する。こ
の押圧の際、支持体は、凹所から突出し、磁性体は、支
持体上に接触面積が小さい状態で支持される。そして、
電磁石が磁性体を吸着した後は、電磁石の移動により磁
性体が搬送される。このとき、被押圧部が電磁石に吸着
されない場合は、磁性体だけが電磁石に吸着されるの
で、磁性体だけが搬送される。被押圧部が電磁石に吸着
される場合は、テーブル本体の可動範囲を制限する可動
範囲制限部を設けることで磁性体だけの搬送が可能とな
る。上記において、テーブル本体と支持テーブルの間に
支持体が凹所内に収納される向きに付勢するスプリング
が介装されていると、磁性体の搬送後は、自動的に支持
体が凹所に収納された搬送前の状態(初期状態)に復帰
する。一方、電磁石が、磁性体を吸着する吸着面の一部
に形成された凹所と、前記凹所に収納可能とされるとと
もに前記吸着面よりも前記磁性体との接触面積が小さい
接触体と、前記接触体を前記凹所から突出させる駆動機
構とを具備して構成されていると、接触体が凹所から突
出させられるときに、磁性体が電磁石の吸着面から脱離
する。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る搬送装置の実施例につい
て、図面を参照して説明する。
【0010】〔第1実施例〕図1および図2は、本発明
に係る搬送装置の第1実施例を示すもので、図中、符号
1は磁性体、2はテーブル、3は電磁石、4は電磁石移
動機構、5はテーブル本体、6は支持テーブル、7は駆
動機構を示している。
【0011】前記磁性体1は、搬送の対象となるもの
で、例えば鉄系焼結体であり、磁石に対して磁気的に吸
着され得る性質を有するものである。
【0012】前記テーブル2は、磁性体1を支持するも
ので、後述のテーブル本体5、支持テーブル6、駆動機
構7から構成されている。
【0013】前記電磁石3は、テーブル2上に支持され
た磁性体1を吸着するとともに、吸着した磁性体1を脱
離するものである。
【0014】前記電磁石移動機構4は、アーム4aを介
して電磁石3に接続され、電磁石3を移動自在とするも
のである。
【0015】前記テーブル本体5は、磁性体1を支持す
る支持面5aの一部に複数の平行溝5b(溝、凹所)が
形成されたステンレス板である。
【0016】前記支持テーブル6は、テーブル本体5が
挿入されるフレームを有して形成されており、該フレー
ムの向かい合う2辺間には線状体6a(支持体)が架け
渡されている。線状体6aは、これら2辺に形成された
平行溝に埋設されて固定されている。線状体6aは、複
数の平行溝5bに埋設状態に収納可能とされるとともに
磁性体1を支持面5aよりも接触面積の小さい状態かつ
線状で支持するものである。この場合、線状体6aが平
行溝5bに収納された状態で、線状体6aの側部がテー
ブル本体5の支持面5aと同じ位置(面一状態)にある
ことがテーブル2上での磁性体1の滑り性を確保する上
で好ましい。
【0017】前記駆動機構7は、テーブル本体5に接続
されてテーブル本体5を上下動させるものである。
【0018】このように構成されている搬送装置による
磁性体1の搬送について説明する。まず、ベルトコンベ
ヤ等からテーブル2上に磁性体1を搬送し、駆動機構7
によりテーブル本体5を下方に移動させ、磁性体1を線
状体6aにて線状で支持した状態とする。次に、電磁石
移動機構4を駆動することにより、電磁石3を磁性体1
の直上位置に移動させた後、さらに電磁石3を磁性体1
に向けて押下げて磁性体1を磁気的に吸着する。そし
て、磁性体1を吸着した後は、電磁石3を上昇させて、
電磁石3が磁性体1を吸着した状態で所望の位置まで移
動させる。そして、磁性体1を電磁石3から脱離させる
ことにより、磁性体1だけの搬送を完了する。
【0019】この場合、磁性体1の支持が線状であるの
で、磁性体1と線状体6a間の接触面積が小さい。よっ
て、磁性体1とテーブル2間の潤滑油による吸着力を軽
減することができる。したがって、磁性体1の上端平面
1aが小さく電磁石3による吸着力が小さい場合でも、
吸着を容易かつ確実に達成することができる。
【0020】〔第2実施例〕図3は、本発明に係る搬送
装置の第2実施例を示すものである。本実施例が上述の
第1実施例と相違するのは、 駆動機構7に接続されるものが、テーブル本体5では
なく支持テーブル6である点、 支持テーブル6に、磁性体1を点状で支持する断面円
形の複数のピン6b(支持体)が電磁石3に向けて配さ
れている点、 テーブル本体5に、複数のピン6bが挿通状態に収納
可能な複数のピン挿通孔5c(凹所)が形成されている
点、 ピン6bとピン挿通孔5cとの間に、間隙5dが存在
する点である。
【0021】このように構成されている搬送装置におい
ては、上述の第1実施例と比較して支持テーブル6が移
動すること、磁性体1の支持が点状となることが相違す
るのみであり、第1実施例と同様にして磁性体1の搬送
を行うことができ、同様の作用、効果を奏することがで
きる。
【0022】加えて、ピン6bとピン挿通孔5cとの間
に存在する間隙5dが十分に大きい場合には、磁性体1
とテーブル2間に存在する潤滑油は、下方に流出するこ
ととなり、適当な回収手段を用いて潤滑油の回収を行う
ことが可能である。
【0023】〔第3実施例〕図4は、本発明に係る搬送
装置の第3実施例を示すものであり、本実施例が上述の
第2実施例と相違するのは、 支持テーブル6に、電磁石3に向けて突出するととも
に電磁石3に吸着される被吸着部8が設けられている
点、 テーブル本体5に、支持テーブル6の上方側への移動
を阻止(可動範囲を制限)する係止部9(可動範囲制限
部)が設けられている点、 テーブル本体5と支持テーブル6との間に、ピン6b
がピン挿通孔5c内に収納される向きに付勢するスプリ
ング10が介装されている点である。
【0024】このように構成されている搬送装置による
搬送について説明する。まず、図4(a)に示すよう
に、ベルトコンベヤ等からテーブル2上に磁性体1を搬
送する。次に、電磁石移動機構4を駆動することによ
り、電磁石3を磁性体1の直上位置に移動させた後、電
磁石3を磁性体1に向けて押下げて磁性体1を磁気的に
吸着する。このとき、被吸着部8が設けられているの
で、図4(b)に示すように、電磁石3は、磁性体1と
ともに支持テーブル6を吸着する。この状態から電磁石
3を引き上げると、図4(c)に示すように、磁性体1
がピン6bにより点状で支持された状態となる。さらに
電磁石3を引き上げると、支持テーブル6は、テーブル
本体5の係止部9に係止されて上方への移動が阻止され
る。すなわち、図4(d)に示すように、支持テーブル
6は電磁石3から脱離し、磁性体1だけの搬送が行われ
る。さらに、スプリング10により、磁性体1の搬送後
は、ピン6bがピン挿通孔5c内に自動的に収納され、
自動的に搬送前の状態(初期状態)に復帰する。
【0025】本実施例においては、磁性体1の確実な搬
送が行えることはもちろんであり、加えて、支持テーブ
ル6を上下動させる駆動機構7が、電磁石移動機構4、
被吸着部8、係止部9、スプリング10で構成されるの
で、簡単な構成で駆動機構7を実現することができる。
【0026】〔第4実施例〕図5は、本発明に係る搬送
装置の第4実施例を示すものであり、本実施例が上述の
第3実施例と相違するのは、 テーブル本体5に、電磁石3に向けて突出して電磁石
3により押圧される被押圧部11が設けられている点、 支持テーブル6に、テーブル本体5の上方側への移動
を阻止(可動範囲を制限)する係止部12が設けられて
いる点である。
【0027】このように構成されている搬送装置による
搬送について説明する。まず、図5(a)に示すよう
に、ベルトコンベヤ等からテーブル2上に磁性体1を搬
送する。次に、電磁石移動機構4を駆動することによ
り、電磁石3を磁性体1の直上位置に移動させた後、電
磁石3を磁性体1に向けて押下げる。このとき、電磁石
3は、被押圧部11を押下げるとともにピン6bをピン
挿通孔6cから突出させる。そして、電磁石3は、図5
(b)に示すように、磁性体1を吸着する。この時点
で、磁性体1は、ピン6bにより点状で支持された状態
にある。この状態から少し電磁石3を引き上げるだけ
で、図5(c)に示すように、磁性体1は、テーブル2
から離れることとなる。そして、さらに電磁石3を引き
上げることにより、図5(d)に示すように、磁性体1
だけの搬送が行える。スプリング10により、磁性体1
の搬送後は、ピン6bがピン挿通孔5c内に自動的に収
納され、自動的に搬送前の状態(初期状態)に復帰す
る。
【0028】本実施例においては、被押圧部11は、電
磁石3に吸着されるものであっても、吸着されないもの
であってもどちらでも構わない。それは、〔ケース1〕
被押圧部11が電磁石3に吸着される場合は、電磁石3
により、磁性体1とともにテーブル本体5が吸着される
が、図5(d)に示すように、係止部12にテーブル本
体5の上方側への移動が阻止されるため、電磁石3から
テーブル本体5が脱離し、磁性体1だけの搬送が行える
からであり、また、〔ケース2〕被押圧部11が電磁石
3に吸着されない場合は、電磁石3により、テーブル本
体5は吸着されず磁性体1だけが吸着されて搬送が行わ
れるからである。なお、この場合には、係止部12を必
ずしも設ける必要はないが、係止部12を設けることに
より、初期状態におけるテーブル本体5と支持テーブル
6との相対的な位置決めをスプリング10の弾性に依ら
ず行えるので、搬送作業の確実性がより高められて一層
好ましい実施態様となる。
【0029】本実施例においては、磁性体1の確実な搬
送が行えることはもちろんであり、加えて、支持テーブ
ル6を上下動させる駆動機構7が、電磁石移動機構4、
スプリング10、被押圧部11を備えることで実現され
るので、簡単な構成で駆動機構7を実現することができ
る。
【0030】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、以下の実施態様としても構わない。 a)前記実施例に代えて、あるいは、加えて、電磁石3
に、磁性体1を吸着する吸着面の一部に形成された凹所
と、該凹所に収納可能とされるとともに前記吸着面より
も磁性体1との接触面積が小さい接触体と、該接触体を
前記凹所から突出させる駆動機構とを設けること。 b)テーブル本体5および支持テーブル6を相対移動さ
せるために、これらテーブル本体5および支持テーブル
6のいずれか一方または双方を移動させること。 c)線状体6aと平行溝5b、あるいは、ピン6bとピ
ン挿通孔5c以外の支持体と凹所の組み合わせ、例えば
網目体と網目状溝の組み合わせ等、種々の組み合わせを
採用すること。 d)支持体と凹所の断面形状を、例えば三角形状、四角
形状等、種々の形状とすること。 e)支持テーブル6から電磁石3に向けて突出する被吸
着部8に代えて、あるいは、加えて、電磁石3から支持
テーブル6に向けて突出して支持テーブル6を吸着する
突出部を設けること。 f)テーブル本体5から電磁石3に向けて突出する被押
圧部11に代えて、あるいは、加えて、電磁石3からテ
ーブル本体5に向けて突出する突出部を設けること。 g)同時に複数の磁性体1の搬送を行うこと。
【0031】
【発明の効果】本発明の搬送装置においては、以下の効
果を奏する。請求項1記載の搬送装置においては、磁性
体は、支持体が凹所から突出したときには接触面積が小
さい状態で支持体により支持されるので、磁性体とテー
ブル間の潤滑油による吸着力を軽減することができる。
したがって、磁性体の上端平面が小さく電磁石による吸
着力が小さい場合でも、吸着を確実に行うことができ
る。請求項2記載の搬送装置においては、支持体による
磁性体の支持は、線状であるので、吸着が確実に行われ
るとともに、簡単な構成にて実現でき、実用性が高めら
れる。請求項3記載の搬送装置においては、支持体によ
る磁性体の支持は、点状であるので、吸着が確実に行わ
れるとともに、簡単な構成にて実現でき、実用性が高め
られる。請求項4記載の搬送装置においては、支持テー
ブルの駆動機構が、電磁石移動機構、被吸着部、係止
部、スプリングを具備して構成されるので、簡単な構成
で駆動機構を実現することができる。請求項5記載の搬
送装置においては、テーブル本体の駆動機構が、電磁石
移動機構、被押圧部、スプリングを具備して構成される
ので、簡単な構成で駆動機構を実現することができる。
請求項6記載の搬送装置においては、接触体が凹所から
突出させられると、磁性体が電磁石の吸着面から脱離す
る。すなわち、電磁石からの磁性体の脱離を確実に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送装置の第1実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1の細部を示すとともに搬送の各段階での状
況を示す拡大した縦断面図である。
【図3】本発明に係る搬送装置の第2実施例の細部を示
すとともに搬送の各段階での状況を示す拡大した縦断面
図である。
【図4】本発明に係る搬送装置の第3実施例を示す縦断
面図であり、(a)ないし(d)は搬送の各段階での状
況を示すものである。
【図5】本発明に係る搬送装置の第4実施例を示す縦断
面図であり、(a)ないし(d)は搬送の各段階での状
況を示すものである。
【図6】搬送装置の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 磁性体 2 テーブル 3 電磁石 4 電磁石移動機構 5 テーブル本体 5a 支持面 5b 平行溝(凹所) 5c ピン挿通孔(凹所) 6 支持テーブル 6a 線状体(支持体) 6b ピン(支持体) 7 駆動機構 8 被吸着部 9 係止部(可動範囲制限部) 10 スプリング 11 被押圧部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体を搬送する搬送装置であって、 前記磁性体を支持するテーブルと、 該テーブル上に支持された前記磁性体を吸着するととも
    に吸着した磁性体を脱離する電磁石と、 該電磁石を移動させる電磁石移動機構とを備えてなり、 前記テーブルは、前記磁性体を支持する支持面の一部に
    凹所が形成されたテーブル本体と、 前記凹所に収納可能とされるとともに前記支持面よりも
    接触面積が小さい状態で前記磁性体を支持する支持体を
    有する支持テーブルと、 これらテーブル本体および支持テーブルを相対的に移動
    させることにより前記支持体を前記凹所から突出させて
    前記磁性体を該支持体上に支持させる駆動機構とを具備
    することを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の搬送装置において、 前記凹所は、複数の溝であり、 前記支持体は、前記複数の溝に埋設状態に収納可能とさ
    れるとともに前記複数の溝から突出したときに前記磁性
    体を線状で支持する複数の線状体であることを特徴とす
    る搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の搬送装置において、 前記凹所は、複数のピン挿通孔であり、 前記支持体は、前記複数のピン挿通孔に対して挿通状態
    に収納可能とされるとともに前記複数のピン挿通孔から
    突出したときに前記磁性体を点状で支持するよう前記電
    磁石に向けて配された複数のピンであることを特徴とす
    る搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の搬送装置に
    おいて、 前記支持テーブルには、前記電磁石に吸着される被吸着
    部が設けられ、 前記テーブル本体には、前記支持テーブルの可動範囲を
    制限する可動範囲制限部が設けられ、 前記テーブル本体と前記支持テーブルとの間には、前記
    支持体が前記凹所内に収納される向きに付勢するスプリ
    ングが介装され、 前記駆動機構は、前記電磁石移動機構と、これら被吸着
    部、可動範囲制限部およびスプリングとを具備して構成
    されることを特徴とする搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3記載の搬送装置に
    おいて、 前記テーブル本体には、前記電磁石に押圧される被押圧
    部が設けられ、 前記テーブル本体と前記支持テーブルとの間には、前記
    支持体が前記凹所内に収納される向きに付勢するスプリ
    ングが介装され、 前記駆動機構は、前記電磁石移動機構と、これら被押圧
    部およびスプリングとを具備して構成されることを特徴
    とする搬送装置。
  6. 【請求項6】 磁性体を搬送する搬送装置であって、 前記磁性体を支持するテーブルと、 該テーブル上に支持された前記磁性体を吸着するととも
    に吸着した磁性体を脱離する電磁石と、 該電磁石を移動させる電磁石移動機構とを備えてなり、 前記電磁石は、前記磁性体を吸着する吸着面の一部に形
    成された凹所と、 前記凹所に収納可能とされるとともに前記吸着面よりも
    前記磁性体との接触面積が小さい接触体と、 前記接触体を前記凹所から突出させる駆動機構とを具備
    することを特徴とする搬送装置。
JP3115595A 1995-02-20 1995-02-20 搬送装置 Pending JPH08225153A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100390954C (zh) * 2004-05-09 2008-05-28 郑光镐 平板夹持装置

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CN100390954C (zh) * 2004-05-09 2008-05-28 郑光镐 平板夹持装置

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