JPH08222312A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JPH08222312A
JPH08222312A JP7053330A JP5333095A JPH08222312A JP H08222312 A JPH08222312 A JP H08222312A JP 7053330 A JP7053330 A JP 7053330A JP 5333095 A JP5333095 A JP 5333095A JP H08222312 A JPH08222312 A JP H08222312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
housing
cavities
fitted
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7053330A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Okayasu
恭志 岡安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7053330A priority Critical patent/JPH08222312A/ja
Priority to EP96300109A priority patent/EP0727844B1/en
Priority to DE69613161T priority patent/DE69613161T2/de
Priority to US08/589,540 priority patent/US5713761A/en
Publication of JPH08222312A publication Critical patent/JPH08222312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5219Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントタイプのリテーナを備えたコネクタ
において、キャビティ間の沿面距離を大きく取って耐リ
ーク性を向上させる。 【構成】 雌側のハウジング1には複数のキャビティ1
1が整列して設けられており、それらのキャビティ11
の前面を覆って装着されるリテーナ3が備えられてい
る。リテーナ3は、変形規制部27がランス20の逃げ
変形領域26に進入してその変形を規制することで雌形
端子金具を二重係止する。リテーナ3の前面板には、キ
ャビティ11の前面の端子挿入口22を内側に嵌める開
口部25が形成されている。それらの開口部25の間の
位置には、その間を仕切るようにして前方に突出したリ
ブ35が立てられている。相手の雄側のハウジング41
の嵌合面にはそれらのリブ35が嵌まる逃がし溝48が
穿設されている。リブ35を設けたことで、隣り合うキ
ャビティ11間の沿面距離が大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロントタイプのリテ
ーナを備えたコネクタに関し、特に各キャビティ間の沿
面距離を大きく取ることができるように改良を加えたコ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】端子金具をハウジング内に強固に係止す
るためにリテーナを用いて二重係止することは公知であ
る。二重係止の形式としては複数のものが存在するが、
特に防水型のコネクタでは、リテーナ装着用の開口部を
ハウジングの側面に設けることは好ましくないという事
情があるため、相手のハウジングとの嵌合面となる前面
側からリテーナを挿入する、いわゆるフロントタイプの
リテーナを用いるのが一般的である。
【0003】その一例を図8、9により説明する。ハウ
ジング61には、雌形端子金具を挿入可能なキャビティ
62を複数個並列して設けた本体部61aが設けられて
おり、その本体部61aに対して、その前面側から装着
されるリテーナ63を備えている。このリテーナ63
は、本体部61aの前面を覆うように装着可能となって
いて、図示しない相手の雄側コネクタに装着された雄形
端子金具のタブが挿入される開口部64が、各キャビテ
ィ62に連通可能に形成されているとともに、各キャビ
ティ62に設けられたランス65の逃げ変形領域66内
に進入可能な変形規制部67が設けられている。
【0004】そして組み付けに際しては、各キャビティ
62内に雌形端子金具を挿入すると、それぞれ対応する
ランス65が弾性的に係合することで一次係止され、続
いて図9に示すように、リテーナ63を装着すると、変
形規制部67がランス65の逃げ変形領域66に進入し
てその撓みを規制することで二次係止され、もって二重
係止されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
水が掛かりやすい箇所で用いられるコネクタでは、各キ
ャビティ62の前面側に水が掛かって隣り合うキャビテ
ィ62間が水の膜で覆われると、その水の膜を介して隣
り合う端子金具間で電流がリークするおそれがあるとい
う別の問題がある。その解決策としては、例えば、本体
部61aの前面の各キャビティ62の間の位置にリブを
立て、いわゆる沿面距離を稼いで水の膜が隣り合うキャ
ビティ62間でつながらないようにし、もって電流がリ
ークするのを防止することが考えられる。
【0006】しかしながら、上記のように本体部61a
の前面にリブを立てる方法では、ハウジング61の成形
後の運搬途中等にリブが折れるおそれがあり、何よりも
フロントタイプのリテーナを使用する場合には、リブが
邪魔をしてリテーナが装着できないこととなって、実際
には実現が困難であった。
【0007】本発明は上記のような事情を背景として完
成されたものであって、フロントタイプのリテーナを用
いるコネクタであっても、各キャビティ間の沿面距離を
大きく取って耐リーク性を向上させることを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、端子金具を挿入可
能なキャビティを複数個並列して設けたハウジングに
は、そのハウジングの前面側から装着可能なリテーナが
備えられ、そのリテーナには、前記各キャビティに連通
する端子挿入用開口が形成されるとともに、各キャビテ
ィに設けられたランスの逃げ変形領域内に進入可能な変
形規制部が突設されており、前記各キャビティに挿入さ
れた端子金具は、対応するランスにより弾性的に一次係
止されるとともに、前記リテーナの装着に伴い前記変形
規制部がランスの逃げ変形領域に進入してその変形を規
制することで二次係止されるようにしたコネクタにおい
て、前記リテーナの前面における隣接する端子挿入用開
口の間に、突部または凹部を設けた構成としたところに
特徴を有する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、相手のコネクタの嵌合面には、前記突部または凹部
が嵌合される逃がし用の嵌合部が設けられている構成と
したところに特徴を有する。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、リテーナの前面の隣接す
る端子挿入用開口の間に突部または凹部が設けられてい
ることから、リテーナをハウジングの前面に装着した場
合に、各端子挿入用開口と連通される各キャビティの間
において、それぞれの沿面距離が大きく取られる。
【0011】請求項2の発明では、リテーナを装着した
コネクタが相手のコネクタと嵌合された場合に、リテー
ナの突部または凹部が相手の嵌合部に嵌まって逃がされ
つつ、リテーナの前面と嵌合面とが当接した状態で両コ
ネクタが嵌合される。
【0012】
【発明の効果】すなわち請求項1の発明によれば、フロ
ントタイプのリテーナを用いたコネクタにおいても、各
キャビティ間の沿面距離を大きく取ることができ、隣り
合うキャビティ間に挿入された端子金具の間で電流のリ
ークが生ずることを有効に防止できる効果がある。
【0013】また、請求項2の発明によれば、上記の効
果に加え、相手のコネクタと嵌合した場合に、リテーナ
と相手のコネクタとの凹凸の嵌め合いを伴いつつリテー
ナの前面と相手のコネクタの嵌合面とを当接状態で嵌合
することができるから、両コネクタをがたつきなく強固
に嵌合することができる効果が得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図7に基
づいて説明する。本実施例の防水型の雌コネクタFは、
図1に示すように、ハウジング1と、防水シール2と、
リテーナ3とから構成されている。
【0015】ハウジング1は合成樹脂材によって一体成
形されたものであって、図1、2に示すように、本体部
5の前端側(図2の左側)から先の部分の外方をフード
部6で覆った形状に形成されている。本体部5は、正面
形状が横長の略長方形をなし、かつ前面側が縮径された
段付き状に形成されており、その本体部5の前面に5本
の突出部8が互いに間隔を開けて形成されている。それ
らの突出部8は、下段側に3本配され、上段側では下段
側の各突出部8の間に位置するようにして2本配されて
いる。そして、上記の本体部5における縮径部7と突出
部8の回りにおいて、正面略長方形状をなす上記したフ
ード部6が形成されている。
【0016】本体部5の後面から各突出部8の前面にわ
たっては、図2に示すように、雌形端子金具10を挿入
可能なキャビティ11が形成されている。各キャビティ
11は、後面側が円形孔12に、前面側が角形孔13と
なっていて、円形孔12内には、電線15の端末に雌形
端子金具10とともに固着された防水ゴム16が緊密に
嵌着され、また、角形孔13には雌形端子金具10の箱
形をなす本体部17が嵌装されるようになっている。
【0017】各キャビティ11の角形孔13の底面に
は、雌形端子金具10の本体部17の底板に開口された
係止孔18に弾性的に嵌合可能なランス20がそれぞれ
設けられており、各ランス20はその下面側に設けられ
た逃げ変形領域26へ撓み変形可能となっている。ま
た、各キャビティ11の前面板には、後記する雄形端子
金具45のタブ46を挿入可能とする端子挿入口22が
開口されている。
【0018】防水シール2はゴム製であって、正面略長
方形をなす環形に形成されており、上記したハウジング
1の本体部5における縮径部7の外周に嵌着可能となっ
ている。
【0019】次に、リテーナ3について同じく図1、2
によって説明する。このリテーナ3も合成樹脂材により
一体成形されており、上記したハウジング1の各突出部
8の回りを覆いつつ、本体部5の縮径部7の前面に突き
合わされるようにして装着可能となっている。詳細に
は、リテーナ3の後面(図2の右側)には、各突出部8
が嵌入される5個の嵌入孔24が対応して穿設されてお
り、各嵌入孔24の前面板には、上記した各キャビティ
11の端子挿入口22を内側に嵌合することのできる開
口部25が形成されている。また、各嵌入孔24の底面
側には、リテーナ3がハウジング1に装着された際に、
対応するキャビティ11に設けられたランス20の逃げ
変形領域26に進入してその変形を規制する変形規制部
27が設けられている。
【0020】また、リテーナ3の後面の周縁にはフラン
ジ28が形成されており、装着された防水シール2の抜
け止めの機能を果たすようになっている。さらに、上側
の2個の嵌入孔24の天井面には、ハウジング1の上側
の2個の突出部8の上面にそれぞれ形成された係止突部
30に係止可能な弾性係止爪31が設けられているとと
もに、下側の真ん中の嵌入孔24の両側面には、対応す
る突出部8の両外側面に形成された係止溝32に嵌合可
能な突起33が形成されている。
【0021】そして、上記のリテーナ3を、それぞれの
嵌入孔24内に対応するハウジング1の突出部8を嵌入
させつつ押し込むと、図3に示すように、ハウジング1
の本体部5の縮径部7の前面に突き当たったところで、
弾性係止爪31が係止突部30に係止し、また、突起3
3が係止溝32に嵌合することで、抜け不能に装着され
る。そのとき、リテーナ3の前面は、ハウジング1の各
突出部8の突出端並びにフード部6の先端縁と面一に位
置し、各突出部8は各嵌入孔24の奥端まで嵌入されて
キャビティ11の端子挿入口22がリテーナ3の開口部
25内に嵌まり込む。また、リテーナ3の各変形規制部
27が、対応するランス20の逃げ変形領域26に進入
するようになっている。
【0022】さて本実施例では、リテーナ3の前面にお
いて、前方に一定寸法突出したリブ35が一体的に形成
されている。このリブ35は、図1に示すように、リテ
ーナ3の前面に形成された5個の開口部25の間に位置
して、それらの間を仕切るようにして形成されており、
複数に分割されて配されている。
【0023】続いて、上記した雌コネクタFに嵌合され
る雄コネクタMの構造を図3〜図6によって簡単に説明
する。この雄コネクタMのハウジング41は合成樹脂材
により形成され、雌側のハウジング1と突き合わされる
前面側(図3の右側)に開口された角筒部42に厚肉の
後面板43を一体に設けた形状をなしており、その角筒
部42が、雌側のハウジング1のフード部6と、本体部
5の縮径部7との間に嵌合可能となっている。このハウ
ジング41の後面板43の内面からは、5本の雄形端子
金具45のタブ46が、雌側のハウジング1の各キャビ
ティ11と対応した位置において突出して設けられてい
る。これらの雄形端子金具45はインサート成形により
装着され、それらの他端は、一列に並んだ状態で後面板
43の外面側に突出されている。
【0024】また、後面板43の内面には、図5に示す
ように、上記したリテーナ3の前面に突設されたリブ3
5を嵌合可能とする逃がし溝48が、5本の雄形端子金
具45のタブ46の突出位置の間に位置するようにして
対応して穿設されている。
【0025】なお、雄側のハウジング41の上面には、
互いに平行をなす一対のガイド突条49が前後方向に沿
って形成されるとともに、雌側のハウジング1の上面に
は上記のガイド突条49を内側に嵌めて案内するガイド
溝50が形成されている。また、雄側のハウジング41
の両ガイド突条49の間の所定位置には係止突起51が
形成されているとともに、雌側のハウジング1のガイド
溝50内には、上記の係止突起51が嵌合される係止孔
52を先端側に開口した係止片53が設けられている。
この係止片53は、図3に示すように、長さ方向の中央
部に設けられた支点部54を中心として弾性的な揺動変
形可能となっている。
【0026】したがって、雄側のハウジング41が嵌入
されると、係止片53は係止突起51が当たることでそ
の先端側を浮き上がらせるように弾性変形しつつ嵌入を
許容し、所定位置まで嵌入されたら係止片53が復元変
形してその係止孔52内に係止突起51を嵌め込むこと
で、雄側のハウジング41を抜け方向に係止する。ま
た、上記の係止状態から係止片53の後端側に設けられ
た押圧部55を押圧すると、先端側が浮き上がるように
弾性変形することで、係止突起51を係止孔52から外
して係止が解除されるようになっている。
【0027】本実施例は上記のような構造であって、続
いてその組み付け手順を説明する。まず図2に示すよう
に、防水シール2を雌側のハウジング1の本体部5の縮
径部7の外周に嵌着する。次に、ハウジング1に形成さ
れた各キャビティ11内に雌形端子金具10を後面側か
ら挿入する。雌形端子金具10はランス20を下方に向
けて弾性的に逃げ変形させつつ押し込まれ、キャビティ
11の前面板に突き当たったところでランス20が復元
変形して係止孔18に嵌合し、一次係止がなされる。こ
のとき、電線15の端末に固着された防水ゴム16が円
形孔12内に密着して嵌着されてキャビティ11の防水
が図られる。
【0028】雌形端子金具10の挿入が完了したら、リ
テーナ3をハウジング1に対して前面側から装着する。
リテーナ3は、既述したように、それぞれの嵌入孔24
内に対応するハウジング1の突出部8を嵌入させつつ押
し込まれ、図3に示すように、ハウジング1の本体部5
の縮径部7の前面に突き当たったところで、弾性係止爪
31が係止突部30に係止し、また、突起33が係止溝
32に係止して抜け不能の状態で装着される。そのと
き、各キャビティ11の端子挿入口22がリテーナ3の
開口部25内に嵌まり込む。また、リテーナ3の各変形
規制部27は、対応するランス20の逃げ変形領域26
に進入してその変形を規制し、雌形端子金具10が二重
係止される。
【0029】その際、雌形端子金具10が半挿入状態に
あると、ランス20が逃げ変形領域26に突出したまま
となっているために、変形規制部27がその突出したラ
ンス20に突き当たってリテーナ3が所定位置まで押し
込めず、それにより端子金具10の半挿入が検知され
る。
【0030】また、リテーナ3が正規位置まで挿入され
ると、フランジ28が先に嵌着された防水シール2の前
面に位置して、防水シール2を正規位置に保持する。な
お、防水シール2が正規位置の手前に嵌着されていた場
合は、リテーナ3の挿入に伴いそのフランジ28で押さ
れて、正規位置まで押し込まれる。
【0031】続いて、上記のように組み付けられた雌コ
ネクタFと雄コネクタMとを、図3および図6に示すよ
うに互いに向き合わせて嵌合する。雄側のハウジング4
1は、ガイド突条49とガイド溝50との嵌合により案
内されて、その角筒部42が、雌側のハウジング1のフ
ード部6とリテーナ3との間に嵌入され、リテーナ3の
前面に設けられたリブ35は、雄ハウジング41の後面
板43に穿設された逃がし溝48に嵌まって逃がされつ
つ押し込まれる。
【0032】図7に示すように、リテーナ3の前面が雄
ハウジング41の後面板43の内面に突き当たると、既
述したように、雌側のハウジング1の係止片53に開口
された係止孔52に、雄側のハウジング41の係止突起
51が嵌まり込むことで、両コネクタF、Mが結合され
る。それに伴い、雄側のハウジング41の後面板43か
ら突設された各雄形端子金具45のタブ46が、リテー
ナ3の各開口部25内に臨んだ端子挿入口22を通っ
て、各キャビティ11内に収容された雌形端子金具10
の本体部17内に挿入され、対応する雄形端子金具45
と雌形端子金具10同士が電気的に接続される。また、
両コネクタF、Mの嵌合時に、雄側のハウジング41の
角筒部42の前端側が、防水シール2を押し潰しつつ雌
側のハウジング1の本体部5の縮径部7の外側に嵌合さ
れ、それにより雌雄のハウジング1、41間の防水が図
られる。
【0033】なお、上記のように防水手段を施しても、
例えば雌側のハウジング1の嵌合面に向けて浸水する場
合がないとは言えない。それに対して本実施例では、雌
側のハウジング1の各キャビティ11と連通して設けら
れたリテーナ3の各開口部25の間に、それぞれリブ3
5が立てられており、それにより各キャビティ11の間
の沿面距離が大きく取られた構造となっている。そのた
め、例え雌側のハウジング1の嵌合面に浸水があって、
隣り合うキャビティ11の前面の間で水の膜が張られよ
うとしてもリブ35により断ち切られ、もって、隣り合
う端子金具の間で電流のリークが生ずることが有効に防
止される。
【0034】以上の実施例の説明から明かなように、フ
ロントタイプのリテーナを用いるコネクタであっても、
各キャビティ間の沿面距離を大きく取って耐リーク性を
向上させることができる。
【0035】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0036】(1)上記実施例ではリテーナの前面に突
片を設けた場合を例示したが、リテーナの前面を厚肉と
して隣り合う開口部の間に溝を形成することによって
も、同様に沿面距離を稼ぐことが可能となる。その場
合、相手のコネクタの嵌合面には、その溝内に整合して
嵌まり込む突片を設けることが好ましい。
【0037】(2)なお本発明は、雄側のコネクタにも
同様に適用することが可能である。 (3)また本発明は、簡易防水型のコネクタに適用して
も、同様に耐リーク性を向上させることができる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る雌コネクタの分解斜視
図である。
【図2】リテーナを雌側のハウジングに組み付ける前の
状態の縦断面図である。
【図3】雌雄のコネクタの嵌合前の状態の縦断面図であ
る。
【図4】雄コネクタの斜視図である。
【図5】その正面図である。
【図6】雌雄のコネクタの嵌合前の状態の斜視図であ
る。
【図7】雌雄のコネクタの嵌合後の状態の縦断面図であ
る。
【図8】従来例における雌コネクタの組み付け前の状態
の縦断面図である。
【図9】その組み付け後の状態の縦断面図である。
【符号の説明】
F…雌コネクタ 1…雌ハウジング 3…リテーナ 10…雌形端子金具 11…キャビティ 20…ランス 25…開口部(端子挿入用開口) 26…逃げ変形領域 27…変形規制部 35…リブ(突部) M…雄コネクタ 41…雄ハウジング 43…後面板 48…逃がし溝(嵌合部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を挿入可能なキャビティを複数
    個並列して設けたハウジングには、そのハウジングの前
    面側から装着可能なリテーナが備えられ、そのリテーナ
    には、前記各キャビティに連通する端子挿入用開口が形
    成されるとともに、各キャビティに設けられたランスの
    逃げ変形領域内に進入可能な変形規制部が突設されてお
    り、前記各キャビティに挿入された端子金具は、対応す
    るランスにより弾性的に一次係止されるとともに、前記
    リテーナの装着に伴い前記変形規制部がランスの逃げ変
    形領域に進入してその変形を規制することで二次係止さ
    れるようにしたコネクタにおいて、 前記リテーナの前面における隣接する端子挿入用開口の
    間に、突部または凹部を設けたことを特徴とするコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 相手のコネクタの嵌合面には、前記突部
    または凹部が嵌合される逃がし用の嵌合部が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
JP7053330A 1995-02-17 1995-02-17 コネクタ Pending JPH08222312A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7053330A JPH08222312A (ja) 1995-02-17 1995-02-17 コネクタ
EP96300109A EP0727844B1 (en) 1995-02-17 1996-01-05 Electrical connector
DE69613161T DE69613161T2 (de) 1995-02-17 1996-01-05 Elektrischer Verbinder
US08/589,540 US5713761A (en) 1995-02-17 1996-01-22 Electrical connector with water diversion members

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7053330A JPH08222312A (ja) 1995-02-17 1995-02-17 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08222312A true JPH08222312A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12939730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7053330A Pending JPH08222312A (ja) 1995-02-17 1995-02-17 コネクタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5713761A (ja)
EP (1) EP0727844B1 (ja)
JP (1) JPH08222312A (ja)
DE (1) DE69613161T2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003077578A (ja) * 2001-08-30 2003-03-14 Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd 防水コネクタ
DE102004058746B4 (de) * 2003-12-05 2012-02-16 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Verbinderverriegelungs-Konstruktion, Verbinder und Verbinderanordnung
CN102437457A (zh) * 2010-08-06 2012-05-02 住友电装株式会社 连接器
WO2016114087A1 (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 住友電装株式会社 コネクタ
JP2017157478A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 矢崎総業株式会社 コネクタ装置

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3244254B2 (ja) * 1996-02-23 2002-01-07 矢崎総業株式会社 二重係止コネクタ
JP3194698B2 (ja) * 1996-04-26 2001-07-30 矢崎総業株式会社 防水コネクタ
US5913697A (en) * 1996-12-10 1999-06-22 The Whitaker Corporation Electrical connector having a secondary lock
US5816856A (en) * 1997-01-03 1998-10-06 Yazaki Corporation Apparatus for detecting and locking electrical connector terminals
US6116953A (en) * 1997-06-30 2000-09-12 The Whitaker Corporation Electrical connector having a terminal position assurance device
US6010364A (en) * 1998-04-22 2000-01-04 Osramsylavania Inc. Electrical connector with gasket abutting locking spacer
JP3534225B2 (ja) * 1998-05-08 2004-06-07 住友電装株式会社 コネクタ
JP3717711B2 (ja) * 1999-06-10 2005-11-16 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP3804040B2 (ja) * 1999-12-07 2006-08-02 矢崎総業株式会社 フロントホルダを有するコネクタ装置
JP2002075519A (ja) * 2000-09-04 2002-03-15 Yazaki Corp 防水コネクタ
JP2002252057A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Yazaki Corp 防水コネクタ
JP2002359033A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Yazaki Corp コネクタの嵌合構造
JP2003132993A (ja) * 2001-10-22 2003-05-09 Yazaki Corp 防水コネクタと防水コネクタのコネクタハウジング
JP6106443B2 (ja) * 2013-01-28 2017-03-29 矢崎総業株式会社 シール部材及びシール構造
JP5987795B2 (ja) * 2013-07-16 2016-09-07 住友電装株式会社 コネクタ
US20150162704A1 (en) * 2013-12-10 2015-06-11 Delphi Technologies, Inc. Low profile connector locking mechanism
EP3252876B1 (de) 2016-06-01 2019-05-01 Aptiv Technologies Limited Elektrischer stecker mit kodierfunktion
JP6475669B2 (ja) * 2016-07-13 2019-02-27 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP2019083109A (ja) * 2017-10-30 2019-05-30 住友電装株式会社 コネクタ及びコネクタ構造
JP7256155B2 (ja) * 2020-09-30 2023-04-11 矢崎総業株式会社 コネクタ

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4090759A (en) * 1975-04-17 1978-05-23 Amp Incorporated Micro-miniature circular high voltage connector
US4544220A (en) * 1983-12-28 1985-10-01 Amp Incorporated Connector having means for positively seating contacts
US4806123B1 (en) * 1987-02-03 1997-12-23 Furukawa Electric Co Ltd Electrical connector device with a number of terminals
JPH01213973A (ja) * 1988-02-23 1989-08-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2509471Y2 (ja) * 1988-07-19 1996-09-04 モレックス インコーポレーテッド 防水型電気コネクタ
US4973268A (en) * 1989-10-10 1990-11-27 Amp Incorporated Multi-contact electrical connector with secondary lock
US5129843A (en) * 1991-06-19 1992-07-14 Emerson Electric Co. Connector block for a terminal assembly
JPH0530031A (ja) * 1991-07-23 1993-02-05 Koufu Nippon Denki Kk 光通信装置
JP2901111B2 (ja) * 1992-06-22 1999-06-07 矢崎総業株式会社 防水コネクタ
US5328382A (en) * 1993-04-13 1994-07-12 Molex Incorporated Electrical connector with external seal and internal terminal retaining means
JP2725754B2 (ja) * 1993-08-06 1998-03-11 矢崎総業株式会社 フロント部材を有するコネクタ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003077578A (ja) * 2001-08-30 2003-03-14 Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd 防水コネクタ
DE102004058746B4 (de) * 2003-12-05 2012-02-16 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Verbinderverriegelungs-Konstruktion, Verbinder und Verbinderanordnung
CN102437457A (zh) * 2010-08-06 2012-05-02 住友电装株式会社 连接器
KR101221704B1 (ko) * 2010-08-06 2013-01-11 스미토모 덴소 가부시키가이샤 커넥터
WO2016114087A1 (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 住友電装株式会社 コネクタ
JP2017157478A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 矢崎総業株式会社 コネクタ装置
US9960540B2 (en) 2016-03-03 2018-05-01 Yazaki Corporation Connector device

Also Published As

Publication number Publication date
DE69613161T2 (de) 2001-11-22
US5713761A (en) 1998-02-03
DE69613161D1 (de) 2001-07-12
EP0727844A3 (en) 1997-10-22
EP0727844A2 (en) 1996-08-21
EP0727844B1 (en) 2001-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08222312A (ja) コネクタ
JP2905388B2 (ja) コネクタの防水構造
US6910905B2 (en) Waterproof connector
JP3478385B2 (ja) 防水コネクタ
US5769650A (en) Connector and cover therefor
US6053753A (en) Sealed electrical connector assembly
US6302734B1 (en) Waterproof connector with sealing member
US7419395B2 (en) Small double-locking waterproof connector
US6361378B1 (en) Connector with a side retainer
JP4082176B2 (ja) コネクタ
US6375504B1 (en) Connector and a cap therefor
JP3632811B2 (ja) リテーナ付きコネクタ
JP3767460B2 (ja) 防水コネクタ
EP0963008A2 (en) A connector and a cap therefor
JP2000091047A (ja) ランプソケット
EP1049209B1 (en) Connector having a terminal retainer
JP2000331747A (ja) コネクタ
JPH09245869A (ja) 端子係止具付きコネクタ
JP2879853B2 (ja) ダブルロック型電気コネクタ
US5403212A (en) Electric connector
JP2006190608A (ja) 防水コネクタ
JPH07176342A (ja) 二重係止コネクタ
JP3596427B2 (ja) 防水コネクタ
WO2020102463A1 (en) Waterproof electrical connector
JPH11354185A (ja) コネクタ