JP2002252057A - 防水コネクタ - Google Patents
防水コネクタInfo
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- JP2002252057A JP2002252057A JP2001048105A JP2001048105A JP2002252057A JP 2002252057 A JP2002252057 A JP 2002252057A JP 2001048105 A JP2001048105 A JP 2001048105A JP 2001048105 A JP2001048105 A JP 2001048105A JP 2002252057 A JP2002252057 A JP 2002252057A
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- Japan
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- terminal
- spacer
- housing
- waterproof connector
- waterproof
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
- H01R13/5219—Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal
- H01R13/5221—Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal having cable sealing means
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
- H01R13/436—Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
- H01R13/4361—Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
- H01R13/4362—Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion comprising a temporary and a final locking position
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造をもって端子を抜止めし、かつ、
シール部材を保持することにより、小型端子への適用を
容易とする防水コネクタを提供する。 【解決手段】 電線３０を防水部材３２を介して挿通保
持するハウジング２０と、電線３０の先端部に接続され
る端子３１と、ハウジング２０に設けた相手側コネクタ
の差込口２１内に位置して、端子３１の先端部を収容保
持する端子収容部４０と、端子収容部４０より差込口２
１の奥側に配置され、相手側コネクタに圧接されるシー
ル部材３４と、を備える。端子収容部４０とシール部材
３４との間に、端子３１の通過を許容する仮係止状態
と、端子３１を抜け防止方向に係止するとともに、シー
ル部材３４を保持する本係止状態と、の間で切り換え可
能なスペーサ５０を設ける。
シール部材を保持することにより、小型端子への適用を
容易とする防水コネクタを提供する。 【解決手段】 電線３０を防水部材３２を介して挿通保
持するハウジング２０と、電線３０の先端部に接続され
る端子３１と、ハウジング２０に設けた相手側コネクタ
の差込口２１内に位置して、端子３１の先端部を収容保
持する端子収容部４０と、端子収容部４０より差込口２
１の奥側に配置され、相手側コネクタに圧接されるシー
ル部材３４と、を備える。端子収容部４０とシール部材
３４との間に、端子３１の通過を許容する仮係止状態
と、端子３１を抜け防止方向に係止するとともに、シー
ル部材３４を保持する本係止状態と、の間で切り換え可
能なスペーサ５０を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジング内に防
水機能をもって電線が挿通され、この電線の先端部に接
続された端子が端子収容部に収容されるようになった防
水コネクタに関する。
水機能をもって電線が挿通され、この電線の先端部に接
続された端子が端子収容部に収容されるようになった防
水コネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のコネクタとしては、図５，図６に
示す非防水型のコネクタ１がある。ハウジング２の先端
側（図中左側）には、図示省略した相手側コネクタの差
込口３が形成され、この差込口３の中心部には、電線が
接続される図示省略した端子が収容される収容部４が、
ハウジング２の基端側（図中右側）から先端側に向かっ
て突設される。そして、この収容部４の基端方向外周に
は相手側コネクタに圧接されるシール部材となるパッキ
ン５が嵌合配置されている。この収容部４の内側下部に
は、前記端子の抜けを防止するハウジングランス６が設
けられ、収容部４下部の開口部４ａからフロントリテー
ナ７が差し込まれることにより、ハウジングランス６は
図示するように図中左側の先端部が上方に押し上げられ
て、前記端子を抜止め方向に係止する（本係止状態）よ
うになっている。また、フロントリテーナ７は収容部４
の外周にも囲繞するように差し込まれ、その囲繞部分で
パッキン５を押し込んで保持するようになっている。
示す非防水型のコネクタ１がある。ハウジング２の先端
側（図中左側）には、図示省略した相手側コネクタの差
込口３が形成され、この差込口３の中心部には、電線が
接続される図示省略した端子が収容される収容部４が、
ハウジング２の基端側（図中右側）から先端側に向かっ
て突設される。そして、この収容部４の基端方向外周に
は相手側コネクタに圧接されるシール部材となるパッキ
ン５が嵌合配置されている。この収容部４の内側下部に
は、前記端子の抜けを防止するハウジングランス６が設
けられ、収容部４下部の開口部４ａからフロントリテー
ナ７が差し込まれることにより、ハウジングランス６は
図示するように図中左側の先端部が上方に押し上げられ
て、前記端子を抜止め方向に係止する（本係止状態）よ
うになっている。また、フロントリテーナ７は収容部４
の外周にも囲繞するように差し込まれ、その囲繞部分で
パッキン５を押し込んで保持するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、防水コ
ネクタの小型端子では、かかる従来の非防水型のコネク
タ１の構造を適用することが困難となる。即ち、本係止
状態ではハウジングランス６を上方に押し上げる構造で
あり、収容部４の内側および外側に差し込まれるフロン
トリテーナ７の構造が複雑となる。更には、一般に用い
られる防水コネクタの端子構造の違いにより、単に小型
化することがコスト的にも不利となる。
ネクタの小型端子では、かかる従来の非防水型のコネク
タ１の構造を適用することが困難となる。即ち、本係止
状態ではハウジングランス６を上方に押し上げる構造で
あり、収容部４の内側および外側に差し込まれるフロン
トリテーナ７の構造が複雑となる。更には、一般に用い
られる防水コネクタの端子構造の違いにより、単に小型
化することがコスト的にも不利となる。
【０００４】そこで、本発明はかかる従来の課題を解決
すべく成されたもので、簡単な構造をもって端子を抜止
めし、かつ、シール部材を保持することにより、小型端
子への適用を容易とする防水コネクタを提供することを
目的とする。
すべく成されたもので、簡単な構造をもって端子を抜止
めし、かつ、シール部材を保持することにより、小型端
子への適用を容易とする防水コネクタを提供することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明にかかる
防水コネクタは、電線を防水部材を介して挿通保持する
ハウジングと、電線の先端部に接続される端子と、ハウ
ジングに設けた相手側コネクタの差込口内に位置して、
端子の先端部を収容保持する端子収容部と、端子収容部
より差込口の奥側に配置され、相手側コネクタに圧接さ
れるシール部材とを備え、前記端子収容部と前記シール
部材との間に、端子の通過を許容する仮係止状態と、端
子を抜け防止方向に係止するとともに、シール部材を保
持する本係止状態と、の間で切り換え可能なスペーサを
設けたことを特徴とする。
防水コネクタは、電線を防水部材を介して挿通保持する
ハウジングと、電線の先端部に接続される端子と、ハウ
ジングに設けた相手側コネクタの差込口内に位置して、
端子の先端部を収容保持する端子収容部と、端子収容部
より差込口の奥側に配置され、相手側コネクタに圧接さ
れるシール部材とを備え、前記端子収容部と前記シール
部材との間に、端子の通過を許容する仮係止状態と、端
子を抜け防止方向に係止するとともに、シール部材を保
持する本係止状態と、の間で切り換え可能なスペーサを
設けたことを特徴とする。
【０００６】この場合、スペーサの仮係止状態で、この
スペーサの通過が許容される端子を端子収容部に収容保
持させることができ、そして、スペーサを本係止状態に
切り換えると、このスペーサが係止して端子を抜け防止
するとともに、シール部材を保持することができる。こ
のため、仮係止状態と本係止状態との切り換えがスペー
サのみによって達成できることになり、その構造が簡単
となる。また、スペーサは端子収容部とシール部材との
間に配置されて、ハウジングの差込口内方に位置するた
め、コネクタの輸送時などにあってスペーサをハウジン
グで保護して、これに外力が作用するのを防止し、ひい
ては、スペーサを本係止状態に維持できる。
スペーサの通過が許容される端子を端子収容部に収容保
持させることができ、そして、スペーサを本係止状態に
切り換えると、このスペーサが係止して端子を抜け防止
するとともに、シール部材を保持することができる。こ
のため、仮係止状態と本係止状態との切り換えがスペー
サのみによって達成できることになり、その構造が簡単
となる。また、スペーサは端子収容部とシール部材との
間に配置されて、ハウジングの差込口内方に位置するた
め、コネクタの輸送時などにあってスペーサをハウジン
グで保護して、これに外力が作用するのを防止し、ひい
ては、スペーサを本係止状態に維持できる。
【０００７】請求項２の発明にかかる防水コネクタは、
請求項１に記載の防水コネクタにおいて、前記スペーサ
には、前記端子を挿通するとともに、この端子の長さ方
向に対して直角方向に延び、その直角方向一側が仮係止
位置になるとともに、他側が本係止位置となる長孔と、
この長孔の本係止位置側の外側に設けられ、前記シール
部材の抜け防止方向に当接可能な保持部とを備えたこと
を特徴とする。
請求項１に記載の防水コネクタにおいて、前記スペーサ
には、前記端子を挿通するとともに、この端子の長さ方
向に対して直角方向に延び、その直角方向一側が仮係止
位置になるとともに、他側が本係止位置となる長孔と、
この長孔の本係止位置側の外側に設けられ、前記シール
部材の抜け防止方向に当接可能な保持部とを備えたこと
を特徴とする。
【０００８】この場合、スペーサは、これに形成された
長孔を介して端子の長さ方向に対して直角方向に移動で
き、この直角方向の移動によって仮係止状態と本係止状
態とを容易に切り換えることができる。また、スペーサ
には本係止位置側の外側に保持部を形成するという簡単
な構造によって、スペーサを本係止状態に切り換えると
同時にシール部材を保持して抜け防止することができ
る。
長孔を介して端子の長さ方向に対して直角方向に移動で
き、この直角方向の移動によって仮係止状態と本係止状
態とを容易に切り換えることができる。また、スペーサ
には本係止位置側の外側に保持部を形成するという簡単
な構造によって、スペーサを本係止状態に切り換えると
同時にシール部材を保持して抜け防止することができ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図１〜図４は本発明にか
かる防水コネクタの一実施形態を示し、図１は本係止状
態にある防水コネクタの要部断面斜視図、図２は本係止
状態にある防水コネクタの要部を取り出して示す拡大断
面斜視図、図３は防水コネクタの仮係止状態を示す拡大
断面図、図４は防水コネクタの本係止状態を示す拡大断
面図である。
面を参照して詳細に説明する。図１〜図４は本発明にか
かる防水コネクタの一実施形態を示し、図１は本係止状
態にある防水コネクタの要部断面斜視図、図２は本係止
状態にある防水コネクタの要部を取り出して示す拡大断
面斜視図、図３は防水コネクタの仮係止状態を示す拡大
断面図、図４は防水コネクタの本係止状態を示す拡大断
面図である。
【００１０】即ち、本実施形態の防水コネクタ１０は、
図１，図４に示すように、インナーハウジング２０ａと
アウターハウジング２０ｂとからなるハウジング２０を
備え、このハウジング２０の先端側（図中左側）には図
示省略した相手側コネクタの差込口２１が開口する。ハ
ウジング２０の中心部には、基端側（図中右側）から先
端側に向かって電線３０を挿通する案内孔２２が形成さ
れ、この電線３０の先端部に接続した端子３１とともに
この案内孔２２に通すようになっている。このとき、ハ
ウジング２０の基端部には、電線３０に密接嵌合される
防水部材としての防水パッキン３２を介してリヤホルダ
ー３３が嵌め込まれて、電線３０が液密に固定される。
図１，図４に示すように、インナーハウジング２０ａと
アウターハウジング２０ｂとからなるハウジング２０を
備え、このハウジング２０の先端側（図中左側）には図
示省略した相手側コネクタの差込口２１が開口する。ハ
ウジング２０の中心部には、基端側（図中右側）から先
端側に向かって電線３０を挿通する案内孔２２が形成さ
れ、この電線３０の先端部に接続した端子３１とともに
この案内孔２２に通すようになっている。このとき、ハ
ウジング２０の基端部には、電線３０に密接嵌合される
防水部材としての防水パッキン３２を介してリヤホルダ
ー３３が嵌め込まれて、電線３０が液密に固定される。
【００１１】アウターハウジング２０ｂは、インナーハ
ウジング２０ａの外側に移動自在に嵌合され、このアウ
ターハウジング２０ｂがハウジング２０の先端側に移動
することにより、インナーハウジング２０ａの爪２３を
押し下げて相手側コネクタに係合するようになってい
る。インナーハウジング２０ａは、中心部に前記案内孔
２２を形成して差込口２１内に突出する筒部２４が突設
され、この筒部２４の外周に形成された小径部２４ａに
は、シール部材としての断面がかまぼこ状となるパッキ
ン３４が嵌合される。
ウジング２０ａの外側に移動自在に嵌合され、このアウ
ターハウジング２０ｂがハウジング２０の先端側に移動
することにより、インナーハウジング２０ａの爪２３を
押し下げて相手側コネクタに係合するようになってい
る。インナーハウジング２０ａは、中心部に前記案内孔
２２を形成して差込口２１内に突出する筒部２４が突設
され、この筒部２４の外周に形成された小径部２４ａに
は、シール部材としての断面がかまぼこ状となるパッキ
ン３４が嵌合される。
【００１２】前記端子３１は、一端部が前記筒部２４
内、つまり筒部２４の案内孔２２内に位置し、他端部が
その筒部２４からハウジング２０の先端側に向かって突
出され、その突出された先端部は端子収容部４０のキャ
ビティ４１内に収容保持される。本実施形態では、電線
３０およびこれに付随する端子３１が複数設けられる関
係上、前記キャビティ４１もそれら端子３１の数に対応
して並設されている。
内、つまり筒部２４の案内孔２２内に位置し、他端部が
その筒部２４からハウジング２０の先端側に向かって突
出され、その突出された先端部は端子収容部４０のキャ
ビティ４１内に収容保持される。本実施形態では、電線
３０およびこれに付随する端子３１が複数設けられる関
係上、前記キャビティ４１もそれら端子３１の数に対応
して並設されている。
【００１３】端子３１がキャビティ４１に収容される部
分には、基端側（図中右方）が突出する方向に傾斜する
ランス３１ａが設けられ、このランス３１ａがキャビテ
ィ４１内の係止部４１ａに係止することにより、端子３
１の抜けが防止される。このとき、差込口１２内に収納
された端子収容部４０は、その先端面がハウジング２０
の先端と略面一となっている。
分には、基端側（図中右方）が突出する方向に傾斜する
ランス３１ａが設けられ、このランス３１ａがキャビテ
ィ４１内の係止部４１ａに係止することにより、端子３
１の抜けが防止される。このとき、差込口１２内に収納
された端子収容部４０は、その先端面がハウジング２０
の先端と略面一となっている。
【００１４】ここで、本実施形態では前記端子収容部４
０と前記パッキン３４との間、詳細にはこのパッキン３
４を嵌合した筒部２４との間に、端子３１の通過を許容
する仮係止状態と、端子３１を抜け防止方向に係止する
とともに、パッキン３４を保持する本係止状態と、の間
で切り換え可能なスペーサ５０を設けてある。
０と前記パッキン３４との間、詳細にはこのパッキン３
４を嵌合した筒部２４との間に、端子３１の通過を許容
する仮係止状態と、端子３１を抜け防止方向に係止する
とともに、パッキン３４を保持する本係止状態と、の間
で切り換え可能なスペーサ５０を設けてある。
【００１５】このスペーサ５０は、前記筒部２４の断面
形状に略沿って形成される。このスペーサ５０には、前
記端子３１を挿通するとともに、この端子３１の長さ方
向に対して直角方向に延び、その直角方向一側が仮係止
位置（図３参照）になるとともに、他側が本係止位置
（図４参照）となる長孔５１が形成される。即ち、図３
に示す仮係止位置では、スペーサ５０は図中下方に下が
っており、案内孔２２と長孔５１は何ら障害無く一直線
に連通する仮係止状態となり、かつ、図４に示す本係止
位置では、スペーサ５０は図中上方に押し上げられてお
り、長孔５１の下側５１ａが案内孔２２の延長上に入り
込むようになっている。そして、入り込んだ下側５１ａ
は、端子３１に形成された凹設部３１ｂに係止して、端
子３１の抜けを防止する本係止状態となる。このとき、
スペーサ５０の下側５１ａと前記ランス３１ａとによっ
て２重係止構造となっている。
形状に略沿って形成される。このスペーサ５０には、前
記端子３１を挿通するとともに、この端子３１の長さ方
向に対して直角方向に延び、その直角方向一側が仮係止
位置（図３参照）になるとともに、他側が本係止位置
（図４参照）となる長孔５１が形成される。即ち、図３
に示す仮係止位置では、スペーサ５０は図中下方に下が
っており、案内孔２２と長孔５１は何ら障害無く一直線
に連通する仮係止状態となり、かつ、図４に示す本係止
位置では、スペーサ５０は図中上方に押し上げられてお
り、長孔５１の下側５１ａが案内孔２２の延長上に入り
込むようになっている。そして、入り込んだ下側５１ａ
は、端子３１に形成された凹設部３１ｂに係止して、端
子３１の抜けを防止する本係止状態となる。このとき、
スペーサ５０の下側５１ａと前記ランス３１ａとによっ
て２重係止構造となっている。
【００１６】また、スペーサ５０には、長孔５１の本係
止位置側の外側に、前記パッキン３４の抜け防止方向に
当接可能な保持部５２が設けられる。即ち、この保持部
５２は、スペーサ５０の下端部がハウジング２０の基端
側方向に若干延設されることにより構成され、スペーサ
５０を仮係止位置から本係止位置に切り換えた時に、保
持部５２がパッキン３４の先端側（図中左側）外側を押
圧するようになっている。
止位置側の外側に、前記パッキン３４の抜け防止方向に
当接可能な保持部５２が設けられる。即ち、この保持部
５２は、スペーサ５０の下端部がハウジング２０の基端
側方向に若干延設されることにより構成され、スペーサ
５０を仮係止位置から本係止位置に切り換えた時に、保
持部５２がパッキン３４の先端側（図中左側）外側を押
圧するようになっている。
【００１７】以上の構成により本実施形態の防水コネク
タ１０にあっては、図３に示す仮係止状態で電線３０に
接続された端子３１を、ハウジング２０の基端側からリ
ヤホルダー３３、防水パッキン３２に差し込み、更に、
その端子３１を案内孔２２からスペーサ５０の長孔５１
に挿通して、端子収容部４０のキャビティ４１に差し込
む。すると、端子３１はランス３１ａの係止によって端
子収容部４０に収容保持される。この仮係止状態から図
４に示すように、スペーサ５０を本係止位置に切り換え
ると、長孔５１の下側５１ａが端子３１の凹設部３１ｂ
に係止して、端子３１が抜止めされるとともに、パッキ
ン３４を保持する本係止状態となる。尚、スペーサ５０
の本係止位置は、図示省略した凹凸部などの係止部によ
って位置保持される。
タ１０にあっては、図３に示す仮係止状態で電線３０に
接続された端子３１を、ハウジング２０の基端側からリ
ヤホルダー３３、防水パッキン３２に差し込み、更に、
その端子３１を案内孔２２からスペーサ５０の長孔５１
に挿通して、端子収容部４０のキャビティ４１に差し込
む。すると、端子３１はランス３１ａの係止によって端
子収容部４０に収容保持される。この仮係止状態から図
４に示すように、スペーサ５０を本係止位置に切り換え
ると、長孔５１の下側５１ａが端子３１の凹設部３１ｂ
に係止して、端子３１が抜止めされるとともに、パッキ
ン３４を保持する本係止状態となる。尚、スペーサ５０
の本係止位置は、図示省略した凹凸部などの係止部によ
って位置保持される。
【００１８】このため、本実施形態の防水コネクタ１０
においては、スペーサ５０が、ハウジング２０内に収容
されているため、外力によりスペーサ５０が移動させら
れることがない。このように、防水コネクタ１０を輸送
する際に、仮係止状態にあるスペーサ５０が本係止状態
に移行できないようにハウジング２０で保護される。
においては、スペーサ５０が、ハウジング２０内に収容
されているため、外力によりスペーサ５０が移動させら
れることがない。このように、防水コネクタ１０を輸送
する際に、仮係止状態にあるスペーサ５０が本係止状態
に移行できないようにハウジング２０で保護される。
【００１９】また、仮係止状態と本係止状態との切り換
えがスペーサ５０のみによって達成されるため構造が簡
単となり、小型化された防水コネクタ１０への適用が容
易になる。また、スペーサ５０は端子収容部４０とパッ
キン３４との間に配置されて、ハウジング２０の差込口
２１内方に位置するため、コネクタ１０の輸送時などに
あってはスペーサ５０をハウジング２０で保護すること
ができる。従って、詰め込まれた他のコネクタ１０が当
たるなどした場合にも、スペーサ５０に外力が作用する
のを防止でき、ひいては、このスペーサ５０を本係止状
態に確実に維持できることになる。このため、端子３１
が端子収容部４０から抜け出て、この端子収容部４０が
脱落するなどして、不良品が発生されるのを防止でき
る。
えがスペーサ５０のみによって達成されるため構造が簡
単となり、小型化された防水コネクタ１０への適用が容
易になる。また、スペーサ５０は端子収容部４０とパッ
キン３４との間に配置されて、ハウジング２０の差込口
２１内方に位置するため、コネクタ１０の輸送時などに
あってはスペーサ５０をハウジング２０で保護すること
ができる。従って、詰め込まれた他のコネクタ１０が当
たるなどした場合にも、スペーサ５０に外力が作用する
のを防止でき、ひいては、このスペーサ５０を本係止状
態に確実に維持できることになる。このため、端子３１
が端子収容部４０から抜け出て、この端子収容部４０が
脱落するなどして、不良品が発生されるのを防止でき
る。
【００２０】また、本実施形態では、スペーサ５０は、
これに長孔５１を形成するという簡単な構造により、こ
の長孔５１を介して端子３１の長さ方向に対して直角方
向に移動でき、この直角方向の移動によって仮係止状態
と本係止状態とを容易に切り換えることができる。ま
た、スペーサ５１には本係止位置側の外側に保持部５２
を形成するという簡単な構造によって、スペーサ５０を
本係止状態に切り換えると同時にパッキン３４を保持し
て抜け防止することができる。従って、前記スペーサ５
０はその全体的な構成を簡素化することができる。
これに長孔５１を形成するという簡単な構造により、こ
の長孔５１を介して端子３１の長さ方向に対して直角方
向に移動でき、この直角方向の移動によって仮係止状態
と本係止状態とを容易に切り換えることができる。ま
た、スペーサ５１には本係止位置側の外側に保持部５２
を形成するという簡単な構造によって、スペーサ５０を
本係止状態に切り換えると同時にパッキン３４を保持し
て抜け防止することができる。従って、前記スペーサ５
０はその全体的な構成を簡素化することができる。
【００２１】
【発明の効果】請求項１に記載の本発明にかかる防水コ
ネクタによれば、仮係止状態と本係止状態との切り換え
が、端子収容部とシール部材との間に配置されたスペー
サのみによって達成されるため構造が簡単となり、小型
化への適用が容易になる。また、スペーサは端子収容部
とシール部材との間に配置されたことにより、ハウジン
グの差込口内方に位置するため、コネクタの輸送時など
にあっては、スペーサをハウジングで保護してスペーサ
を本係止状態に確実に維持できるようになり、端子収容
部が脱落するなどの不良品の発生を防止できる。
ネクタによれば、仮係止状態と本係止状態との切り換え
が、端子収容部とシール部材との間に配置されたスペー
サのみによって達成されるため構造が簡単となり、小型
化への適用が容易になる。また、スペーサは端子収容部
とシール部材との間に配置されたことにより、ハウジン
グの差込口内方に位置するため、コネクタの輸送時など
にあっては、スペーサをハウジングで保護してスペーサ
を本係止状態に確実に維持できるようになり、端子収容
部が脱落するなどの不良品の発生を防止できる。
【００２２】請求項２に記載の本発明によれば、請求項
１の効果に加えて、スペーサは、これに長孔を形成する
という簡単な構造によって仮係止状態と本係止状態とを
容易に切り換えることができる。また、本係止位置側の
外側に保持部を形成したことによって、スペーサの本係
止位置への切り換えと同時にシール部材を抜け防止方向
に保持できるため、スペーサの全体的な構成を簡素化す
ることができる。
１の効果に加えて、スペーサは、これに長孔を形成する
という簡単な構造によって仮係止状態と本係止状態とを
容易に切り換えることができる。また、本係止位置側の
外側に保持部を形成したことによって、スペーサの本係
止位置への切り換えと同時にシール部材を抜け防止方向
に保持できるため、スペーサの全体的な構成を簡素化す
ることができる。
【図１】本発明の一実施形態を示す本係止状態にある防
水コネクタの要部断面斜視図である。
水コネクタの要部断面斜視図である。
【図２】本発明の一実施形態を示す本係止状態にある防
水コネクタの要部を取り出した拡大断面斜視図である。
水コネクタの要部を取り出した拡大断面斜視図である。
【図３】本発明の一実施形態を示す防水コネクタの仮係
止状態の拡大断面図である。
止状態の拡大断面図である。
【図４】本発明の一実施形態を示す防水コネクタの本係
止状態の拡大断面図である。
止状態の拡大断面図である。
【図５】従来の非防水型となったコネクタの断面図であ
る。
る。
【図６】従来の非防水型となったコネクタの要部拡大断
面図である。
面図である。
１０ 防水コネクタ ２０ ハウジング ２１ 差込口 ３０ 電線 ３１ 端子 ３２ 防水パッキン（防水部材） ３４ パッキン（シール部材） ４０ 端子収容部 ５０ スペーサ ５１ 長孔 ５１ａ 下側 ５２ 保持部
Claims (2)
- 【請求項１】 電線を防水部材を介して挿通保持するハ
ウジングと、 電線の先端部に接続される端子と、 ハウジングに設けた相手側コネクタの差込口内に位置し
て、端子の先端部を収容保持する端子収容部と、 端子収容部より差込口の奥側に配置され、相手側コネク
タに圧接されるシール部材とを備え、 前記端子収容部と前記シール部材との間に、端子の通過
を許容する仮係止状態と、端子を抜け防止方向に係止す
るとともに、シール部材を保持する本係止状態と、の間
で切り換え可能なスペーサを設けたことを特徴とする防
水コネクタ。 - 【請求項２】 請求項１に記載の防水コネクタにおい
て、 前記スペーサには、前記端子を挿通するとともに、この
端子の長さ方向に対して直角方向に延び、その直角方向
一側が仮係止位置になるとともに、他側が本係止位置と
なる長孔と、 この長孔の本係止位置側の外側に設けられ、前記シール
部材の抜け防止方向に当接可能な保持部とを備えたこと
を特徴とする防水コネクタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001048105A JP2002252057A (ja) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | 防水コネクタ |
| US10/078,415 US6558179B2 (en) | 2001-02-23 | 2002-02-21 | Waterproof connector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001048105A JP2002252057A (ja) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | 防水コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002252057A true JP2002252057A (ja) | 2002-09-06 |
Family
ID=18909422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001048105A Abandoned JP2002252057A (ja) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | 防水コネクタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6558179B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002252057A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011096135A1 (ja) | 2010-02-02 | 2011-08-11 | 矢崎総業株式会社 | 防水型シールドコネクタ |
| KR101874156B1 (ko) * | 2014-04-09 | 2018-07-03 | 델피 테크놀로지스, 엘엘씨. | 연장 밀봉 슬리브 및 저류 방지 리테이너를 구비한 밀봉 커넥터 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4259453B2 (ja) * | 2004-10-29 | 2009-04-30 | 住友電装株式会社 | 防水コネクタ |
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| US7465192B2 (en) * | 2006-09-11 | 2008-12-16 | J.S.T. Corporation | In-line sealed electrical connector apparatus |
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| JP5790492B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2015-10-07 | 住友電装株式会社 | 電線固定部材 |
| JP2016051634A (ja) * | 2014-09-01 | 2016-04-11 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
| WO2019027683A1 (en) * | 2017-08-01 | 2019-02-07 | Delphi Technologies, Llc | SEALED CONNECTOR ASSEMBLY |
| JP7011532B2 (ja) * | 2018-05-21 | 2022-01-26 | 日本航空電子工業株式会社 | ダミーピン |
| CN116231378A (zh) * | 2018-11-15 | 2023-06-06 | 莫列斯有限公司 | 连接器组件 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0660072A (ja) | 1992-08-11 | 1994-03-04 | Fujitsu Ltd | データ修正方法 |
| JP2725758B2 (ja) * | 1993-10-27 | 1998-03-11 | 矢崎総業株式会社 | 防水コネクタ用ダミー栓および防水コネクタ |
| JPH08222312A (ja) * | 1995-02-17 | 1996-08-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
| JP3544068B2 (ja) | 1996-07-30 | 2004-07-21 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
| JP3285004B2 (ja) * | 1999-03-18 | 2002-05-27 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
-
2001
- 2001-02-23 JP JP2001048105A patent/JP2002252057A/ja not_active Abandoned
-
2002
- 2002-02-21 US US10/078,415 patent/US6558179B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011096135A1 (ja) | 2010-02-02 | 2011-08-11 | 矢崎総業株式会社 | 防水型シールドコネクタ |
| US8449323B2 (en) | 2010-02-02 | 2013-05-28 | Yazaki Corporation | Watertight shield connector |
| KR101874156B1 (ko) * | 2014-04-09 | 2018-07-03 | 델피 테크놀로지스, 엘엘씨. | 연장 밀봉 슬리브 및 저류 방지 리테이너를 구비한 밀봉 커넥터 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20020119690A1 (en) | 2002-08-29 |
| US6558179B2 (en) | 2003-05-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040616 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051104 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051129 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20060117 |