JP2509471Y2 - 防水型電気コネクタ - Google Patents

防水型電気コネクタ

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JP2509471Y2
JP2509471Y2 JP1988095331U JP9533188U JP2509471Y2 JP 2509471 Y2 JP2509471 Y2 JP 2509471Y2 JP 1988095331 U JP1988095331 U JP 1988095331U JP 9533188 U JP9533188 U JP 9533188U JP 2509471 Y2 JP2509471 Y2 JP 2509471Y2
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純孝 小川
稔 佐野
雅弘 阪野
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5219Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal
    • H01R13/5221Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal having cable sealing means
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は防水型電気コネクタに係わり、更に詳しくは
輸送機器に搭載した電源と電気機器間等の給電の中継に
用いるに好適な防水型電気コネクタであって、特に各電
線の芯線とその芯線の周りの絶縁被覆の間の極小な隙間
を通って毛細管作用等により流入する水を原因とした各
電線間の短絡を防止できるようにした防水型電気コネク
タに関する。
〔従来の技術〕
周知の通り、輸送機器に搭載した電源と電気機器間、
あるいは電気機器相互間には多数の中継用電気コネクタ
が用いられている。これら電気コネクタに要求される性
能は種々あるけれども、中でも防水性能が強く求められ
ており、従来からこの防水性に関し幾つかの工夫が施さ
れている。その1つは、複数のピン端子をもつピンコネ
クタと、上記ピン端子に接続する為の複数のコンタクト
をもつソケットを互いに嵌合した時、互いの嵌合面の隙
間から水が浸水するのを防止する為に嵌合面全体に亘っ
て、即ち個々のピン端子やコンタクトの周りではなくハ
ウジングの嵌合面全体に亘ってシール部材を配設したも
のが知られている。例えば実開昭60-156678号公報や特
開昭58-186178号公報に知られている技術がある。
これによると互いのハウジングの嵌合面からの水の浸
水を防止できるものの、複数の電線の内の個々の電線を
構成する芯線とその周りの絶縁被覆の間の微少な隙間を
通って毛細管作用により浸水してくる水の浸水を原因と
した複数の電線間の短絡の恐れがある。何故ならば個々
の電線、即ち1つのコンタクトとピン端子の接続箇所
と、それに隣り合う別のコンタクトとピン端子の接続箇
所とが連通しているからである。
又もう1つの技術は、特開昭61-91886号公報にみられ
るように、複数の電線の個々を直接シールできるシール
部材をもつピンコネクタ又はソケットが提案されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記特開昭61-91886号公報に記載の技術は、ハウジン
グと各電線との間から侵入する水を、該部分に於けるシ
ール部材によって封止できるものであるが、そして個々
の電線ごとに上記のシールを可能にするものであるが、
各電線を構成する芯線と絶縁被覆の間の極小の隙間を通
ってピン端子とコンタクトの接続部分へ毛細管作用によ
り侵入する水によって、各電線のピン端子とコンタクト
の接続部分間の短絡の恐れがある。
即ち、特開昭61-91886号公報に示されている従来技術
の場合、各電線の芯線と絶縁被覆の間を通って水が浸水
してきたとすると、ピン端子とコンタクトの接続部分へ
達する。所で、この1つのピン端子とコンタクトの接続
部分の周りにはハウジングの壁が位置しているが、その
1つの接続位置は、隣り合う他のピン端子とコンタクト
の接続位置に連通していてシール部材がないので、相互
に接続する隣りのピンとコンタクトの接続部分へ水が浸
水し、極間の短絡を生ずる恐れがある。
そこで、各電線のピン端子とコンタクトの接続箇所に
着目し、各ピン端子が挿入されるコンタクトの周りに直
接上記のシール部材を配設し、各電線のピン端子とコン
タクトの接続箇所ごとにシールすることが考えられるけ
れども、各コンタクトは各ピン端子が挿入された時にピ
ン端子に対し適度な接触圧を出す為に弾性変形できるよ
うになっているので、このような弾性変形する部材の周
りに直接シール部材を配設することができないのが実情
である。
〔目的〕
従って本考案の主たる目的とする所は、多ピン、多コ
ンタクトを有する電気コネクタに於いて、多ピン、多コ
ンタクト群を構成する個々のピン及びコンタクトの接続
部分へ、各電線を構成する芯線を伝わって水が浸水した
場合に於いても、隣りのピンとコンタクトの接続部分へ
水が浸水することを効果的に防止し、多ピン、多コンタ
クト群を構成するピン、コンタクト接続箇所相互間の電
気的接続を防止できる防水型電気コネクタを提供するに
ある。
又他の目的とする所は、各電線の各ピン端子が接続さ
れる相手である所の各コンタクトの接触の際の弾性変位
を阻害することなく1つのピン端子と1つのコンタクト
の接続箇所へ芯線と絶縁被覆の間を通って毛細管作用に
よって浸水せる水を、隣りのピン端子とコンタクトの接
続箇所へ有効に浸水させない手段を提供するにある。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に本考案は次の技術的手段を有
する。即ち実施例に対応する添付図面中の符号を用いて
これを説明すると、本考案はソケットハウジング9に複
数のコンタクト10a,10b・・・・を収容したソケット2
と、 上記ソケットハウジング9が挿入嵌合する為の嵌合凹
部7が形成され、該嵌合凹部7中にシール部材が配設さ
れたコネクタハウジング5を備え、該コネクタハウジン
グ5中に上記複数のコンタクト10a,10b・・・・の各々
に接続する為の上記シール部材に形成された個々の挿通
孔を通るようにして配設された複数のピン端子6a,6b・
・・・を取付けて成るピンコネクタ1より成る電気コネ
クタに於いて; 上記ソケットハウジング9には、そこに取設された複
数のコンタクト10a,10bの各々を個々に取囲む為のコン
タクト収容筒壁13a,13b・・・・が一体的に形成されて
おり、 而も上記シール部材14は、各コンタクト収容筒壁13a,
13b・・・・を個々独立して囲む為の筒状の複数のシー
ル部20を備え、この各シール部20は、上記ピンコネクタ
1とソケット2の嵌合時、上記各コンタクト収容筒壁13
a,13b・・・・の外周面21に密接する為のシール面22と
嵌合凹部7のピン端子6a,6b側の内面18に接し、嵌合凹
部7内を各シール部20ごとに独立せしめる為の内面シー
ル面Xとを備え、これにより複数の各コンタクト10a,10
b・・・・は各収容筒壁13a,13b・・・・に取囲まれた状
態で上記シール部材14のシール部20により個々独立して
シールされるように構成されていることを特徴とする防
水型電気コネクタである。
〔作用〕
上記構成に基づくと、ソケットハウジング9内の各コ
ンタクト10a,10bに終端接続されている電線11の芯線と
絶縁被覆の間の極小の隙間を通って、毛細管作用等によ
り水が侵入し、相互に接続している各ピン端子6a,6b・
・・・及びコンタクト10a,10b・・・・の接続箇所に水
が浸水したとしても、ピンコネクタハウジング5とソケ
ットハウジング9を嵌合し、各ピン端子6a,6b・・・・
と各コンタクト10a,10b・・・・を接続した時、それら
各々の接続箇所を囲むようにしてコンタクト収容筒壁13
a,13bが設けられ、各コンタクト収容筒壁13a,13bの周り
に各々シール部材14のシール部20のシール面22が密接し
て配置されていると共に、嵌合凹部7のピン端子6a,6b
側の内面18に内面シール面Xが接しているので1つのピ
ン端子とコンタクトに着目した場合、それに隣り合う他
のピン端子とコンタクトとは相互にシール部材14のシー
ル部20を中にして絶縁している。故に1つのピン端子と
コンタクトの接続箇所に仮に浸水した水は、それに隣り
合うピン端子とコンタクトの接続箇所へ浸水することが
封止される。即ち各接続箇所ごとにシール部材14のシー
ル部20によってシールされているので電気的接続が防止
される。
而も、シール部材14は各コンタクト10a,10b・・・・
の周りに直接密接して配置されているものではなく、嵌
合時各コンタクト10a,10b・・・・を各々取囲んでいる
各筒状周壁13a,13bの周りに密接して配置されることに
よって上記の作用が図られるものであるから、各ピン端
子が接続される相手の各コンタクトの接続時の弾性変化
を阻害しない。
〔実施例〕
次に添付図面に従い本考案の好適な実施例を詳述す
る。
第1図は多ピンのピン端子を備えるピンコネクタ1を
示し、第2図は多コンタクトを備えるソケット2を示
し、第3図は上記ピンコネクタ1と上記ソケット2の嵌
合接続状態を示している。これらの図に於いてはピン端
子群及びコンタクト群を、各々千鳥状に配列した例を示
してあるので、これら各断面図は、上記ピン端子又はコ
ンタクトの千鳥状の配列に沿った線分で切断した断面図
として示してある。次いで第4図〜第7図は各々シール
部材のみを示し、第8図〜第13図は各々シールストッパ
のみを示している。
これらの図に於いて、先ずピンコネクタ1を説明する
と、ピンコネクタ1は、コネクタハウジング5と、この
コネクタハウジング5に取着された複数のピン端子6a,6
b・・・・より成る。上記コネクタハウジング5にはソ
ケット嵌合凹部7が形成され、この嵌合凹部7内に上記
のピン端子6a,6b・・・・の先端3が臨んでいる。且つ
コネクタハウジング5の前部4の外周面には、ソケット
ハウジングのロック凸部12が係合できるロック凹部8が
形成されている。
他方、ソケット2はソケットハウジング9と、このソ
ケットハウジング9に装着された複数のコンタクト10a,
10b・・・・より成り、上記各コンタクト10a,10b・・・
・の各々には電線11が接続されている。
勿論、この各コンタクト10a,10b・・・・と上述した
ピンコネクタのピン端子6a,6b・・・・の各々は互いに
接続できるよう相互に関係を定められて各ハウジングに
配列されている。そしてこの例では上記コンタクト10a,
10b・・・・の各々をいわゆる圧着型端子として示して
ある。
そして上記ソケットハウジング9に一体的に、各コン
タクト10a,10b・・・・を囲むようにして筒状のコンタ
クト収容筒壁13a,13b・・・・を形成する。従って各コ
ンタクト10a,10b・・・・の各々は各コンタクト収容筒
壁13a,13b・・・・に取囲まれるようにしてソケットハ
ウジング9内に装着されている。このようにすると、ピ
ンコネクタ1の嵌合凹部7内にソケットハウジング9を
嵌合し、ピン端子6a,6b・・・・に対しコンタクト10a,1
0b・・・・を各々接続した時、相互に接続せる各ピン端
子とコンタクトの接続箇所は、1つ1つコンタクト収容
筒壁13a,13bによって囲まれる。
加えて上記接続状態の時、本考案は、各コンタクト収
容筒壁13a,13b・・・・の周りに、それらを囲むように
してシール部材14を密接して周設するようにしたもので
ある。そこでこれを第4図〜第7図に従い具体的に説明
すると、シール部材14には、上記各コンタクト収容筒壁
13a,13b・・・・が挿通できる挿通孔19a,19b,19c・・・
・が形成され、これらの挿通孔19a,19b,19c・・・・の
周りの部分が各々シール部20として区画されていてこの
各シール部20が、各ピン端子6a,6b・・・・を個々独立
的に囲んでいる。
この各シール部20に着目すると、先ず各シール部20
は、コンタクト収容筒壁13a,13bの外周面21に密接する
シール面22を有し、そのシール面22には、谷部23と山部
24が交互に形成され、上記の山部24が外周面21に密接す
るものである。
従ってピンコネクタ1のコネクタハウジング嵌合凹部
7内にソケットハウジング9を嵌合した時、各コンタク
ト収容筒壁13a,13b・・・・はシール部材14の各挿通孔1
9a,19b,19c・・・・に各々挿入され、この嵌合時、各コ
ンタクト収容筒壁13a,13b・・・・はシール部材14のシ
ール部20のシール面22によって、その周りがシールさ
れ、1つのピン端子6a又は6b・・・・とそれに接続され
た1つのコンタクト10a又は10b・・・・の接続箇所に侵
入した水がコンタクト収容筒壁13a又は13b・・・・の外
周面21に沿って他の接続箇所に流れようとすることが防
止される。次いで1つのピン端子6a又は6b・・・・と、
それに接続された1つのコンタクト10a又は10bの接続箇
所に侵入した水が、嵌合凹部7のピン端子6a,6b側の内
面18を通って他の接続箇所に流れることを防止する為
に、各シール部20は、上記嵌合凹部7の上記内面18に接
する為の内面シール面Xを各々有している。この実施例
では、各シール部20の内面シール面Xの一部を構成する
先端面17が、コネクタハウジングの嵌合凹部7の内面18
に接している例が示されている。且つ外周面15が、コネ
クタハウジングの嵌合凹部7の内周面16に密接してい
る。
勿論、ピンコネクタハウジング5に取着されたピン端
子6a,6b・・・・とピンコネクタハウジング5の間の隙
間のシールも適宜施され、且つソケットハウジング9と
電線11の間のシールも、例えば図示の如きシールパッキ
ング25等によって施される。
加えて、上記シール部20を一体としたシール部材14
が、挿脱時、外脱されるのを防止する手段が施されてい
る。即ちシールストッパ26を有する。この一具体例は第
8図〜第13図に示される。即ち、シールストッパ26は、
一端27がコネクタハウジング5の前部28の係合凸部29に
係合され、他方の端面30をシール部材14の後端面31に突
き当てるようにしてコネクタハウジング5の内周面に装
着されている。このシールストッパ26も、一体物として
形成され、上記コンタクト収容筒壁13a,13bの各々が挿
通できる挿通孔32a,32b,32cが形成され、ソケットハウ
ジング9をコネクタハウジング5の嵌合凹部7に嵌合し
た時、各コンタクト収容筒壁13a,13bがこの挿通孔32a,3
2b、32cを通り嵌合される。
従ってシール部材14の各シール部20はこのシールスト
ッパ26の各端面30によって保持されている。勿論シール
部材14は一体物であるが、その部分の一つのシール部20
に着目した場合、そのシール部20は、コンタクト収容筒
壁13aを囲むようにして周状に形成されていると共に、
このシールストッパ26の端面も周状に形成されているの
で、シール部20は周状に保持されているものである。
上記構成に基づき、上記実施例の作用を説明する。
ピンコネクタ1とソケット2を互いに嵌合すると、ソケ
ットハウジング9の各コンタクト収容筒壁13a,13b・・
・・の各々がシールストッパ26の挿通孔32a,32b,32cを
通り、シール部材14の各挿通孔19a,19b,19c・・・・内
に挿入され、この状態で各コンタクト10a,10b・・・・
の各々とピン端子6a,6b・・・・が相互に接続する。こ
の状態を示したのが第3図である。ここで何等かの原因
によって、電線11の芯線と絶縁被覆の間の極小の隙間を
通って毛細管作用等により水が侵入したとする。この図
の例の場合、一つのピン端子6aとそれに接続された一つ
のコンタクト10aの接続箇所に着目してみると、ここに
侵入した水は、コンタクト収容筒壁13aの内壁を伝わ
り、且つコンタクト収容筒壁13の先端33と嵌合凹部7の
内面18の対接面を通り、隣りのピン端子6b及びコンタク
ト10bの接続箇所に侵入しようとする。
然しながら、そのコンタクト収容筒壁13aの周りには
シール部材14のシール部20が配設され、シール部20のシ
ール面22の山部24がコンタクト収容筒壁13aに弾発的に
密接している。従ってコンタクト収容筒壁13aの外周面
に沿って異なる位置のピン端子6bと、それに接続してい
るコンタクト10bの接続箇所に水が侵入することが防止
され、他方シール部20の内面シール面Xが嵌合凹部7に
於けるピン端子6a,6b側の内面18に密接しているので、
そこを通って、異なる位置のピン端子6bと、それに接続
しているコンタクト10bの接続箇所に水が侵入すること
が防止される。
この事は他方のピン端子6bとコンタクト10bの接続箇
所に着目した場合でも同様である。故に、互いに接続せ
る各々のピン端子とコンタクトは個々独立にシール部材
14のシール部20によりシールされ、互いに電気的に短絡
することが防止される。
加えて、シール部材14は各コンタクト10a,10b・・・
・の周りに直接密接して配置されているものではなく、
嵌合時各コンタクト10a,10b・・・・を各々取囲んでい
る各筒状周壁13a,13bの周りに密接して配置されている
ことによって上記の作用が図られるものであるから、各
ピン端子が接続される相手の各コンタクトの接続時の弾
性変化を阻害しない。
更に、シール部材14は全体としてシールストッパ26に
よって抑えられているので、ピンコネクタ1とソケット
2の挿脱を繰り返しても上記シール部材14が規定の位置
から外れるおそれは全くない。
且つこのストッパ26の端面30によってシール部材14の
各シール部20が抑えられているので、各シール部20の山
部24の弾発的な各コンタクト収容筒壁13a,13bに密接す
る状態が増しシール性がよりよく保持される。
〔効果〕
以上詳述した如くこの考案によれば次の効果がある。
請求項第1項記載の考案によれば、多ピン、多コンタ
クトの電気コネクタに於いて、電線の芯線と絶縁被覆の
間の極小の隙間を通って毛細管作用等により水が浸水
し、各ピン端子と各コンタクトの接続箇所へ水が至った
としても、各接続箇所は、各筒状周壁の外周面に密接し
ていると共に、嵌合凹部のピン端子側の内面に接してい
るシール部材のシール部の内面シール面によって個々独
立的にシールされているので、1つの接続箇所から他の
接続箇所へ、又はその逆に水が浸水するおそれはなく、
隣り合う接続箇所同志が電気的に短絡するおそれはない
利点を有する。
加えて、シール部材は、各コンタクトの周りに直接密
接して配置されているものではなく、各コンタクトを筒
状周壁によって各々取囲み、各ピン端子と各コンタクト
が嵌合接続した時に、上記各筒状周壁の外周面にシール
部材が密接することによって、各ピン端子と各コンタク
トの各接続箇所を隣りのピン端子とコンタクトの接続箇
所に対してシールするようにしたものであるから、各コ
ンタクトの弾性変化機能を阻害しないで上記の利点が可
能にされる。
更に請求項2項記載の考案によれば、各コンタクト収
容筒壁に対するシール部材の密着性がより良好となり、
よりよい各コンタクトとピン端子の接続箇所のシールが
図られる。
加えて請求項3項記載の考案によれば、シール部材は
シールストッパによって保持されているので、挿脱の際
シール部材が抜け落ちたりするおそれはない利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図はピンコネク
タの断面図(千鳥状に配列されたピン端子の配列に沿っ
て切断した線分で示した断面図)、第2図はソケットの
断面図(千鳥状に配列されたコンタクトの配列に沿って
切断した線分で示した断面図)、第3図は第1図,第2
図で示したピンコンタクトとソケットを嵌合接続した所
を示した断面図、第4図はシール部材の正面図、第5図
はシール部材の背面図、第6図は第5図のY−Y′線断
面図、第7図は第5図のX−X′線断面図、第8図はシ
ールストッパの正面図、第9図はシールストッパの平面
図、第10図はシールストッパの背面図、第11図はシール
ストッパの右側面図、第12図は第10図のZ−Z′線断面
図、第13図は第10図のW−W線断面図である。 尚、図中1はピンコネクタ、2はソケット、5はピンコ
ネクタハウジング、6a,6bはピン端子、7は嵌合凹部、
9はソケットハウジング、10a,10bはコンタクト、11は
電線、14はシール部材、18は嵌合凹部7内に於けるピン
端子側の内面、20はシール部材14の各シール部、22はシ
ール面、23はシール面22の谷部、24はシール面22の山
部、Xは各シール部20の内面シール面、26はシールスト
ッパ、30はシールストッパの端面、31はシールストッパ
の端面が当るシール部材14の端部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小川 純孝 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)考案者 佐野 稔 神奈川県大和市深見台4―9―14 グリ ーンハイツ101 (72)考案者 阪野 雅弘 神奈川県横浜市保土ケ谷区上菅田町745 ―3 (56)参考文献 特開 昭61−91886(JP,A) 特開 昭58−186178(JP,A) 実開 昭60−156678(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソケットハウジング9に複数のコンタクト
    10a,10b・・・を収容したソケット2と、 上記ソケットハウジング9が挿入嵌合する為の嵌合凹部
    7が形成され、該嵌合凹部7中にシール部材が配設され
    たコネクタハウジング5を備え、該コネクタハウジング
    5中に上記複数のコンタクト10a,10b・・・・の各々に
    接続する為の上記シール部材に形成された個々の挿通孔
    を通るようにして配設された複数のピン端子6a,6b・・
    ・・を取付けて成るピンコネクタ1より成る電気コネク
    タに於いて; 上記ソケットハウジング9には、そこに取設された複数
    のコンタクト10a,10bの各々を個々に取囲む為のコンタ
    クト収容筒壁13a,13b・・・・が一体的に形成されてお
    り、 而も上記シール部材14は、各コンタクト収容筒壁13a,13
    b・・・・を個々独立して囲む為の筒状の複数のシール
    部20を備え、この各シール部20は、上記ピンコネクタ1
    とソケット2の嵌合時、上記各コンタクト収容筒壁13a,
    13b・・・・の外周面21に密接する為のシール面22と、
    嵌合凹部7のピン端子6a,6b側の内面18に接し、嵌合凹
    部7内を各シール部20ごとに独立せしめる為の内面シー
    ル面Xとを備え、これにより複数の各コンタクト10a,10
    b・・・・は各収容筒壁13a,13b・・・・に取囲まれた状
    態で上記シール部材14のシール部20により個々独立して
    シールされるように構成されていることを特徴とする防
    水型電気コネクタ。
  2. 【請求項2】上記シール部材14の各コンタクト収容筒壁
    13a,13b・・・・に接する各シール部20のシール面22に
    は山部24と谷部23とが交互に形成され、上記山部24が各
    コンタクト収容筒壁13a,13b・・・・の外周面21に密接
    している事を特徴とする請求項1項記載の防水型電気コ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】上記シール部材14の一側の後端面31に突き
    当てるようにしてコネクタハウジング5の内周面とソケ
    ットハウジング9の外周面の間に装着されたシールスト
    ッパ26によって上記シール部材14が抑えられていること
    を特徴とする請求項第2項記載の防水型電気コネクタ。
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