JPH08221994A - 電気的に消去および書込み可能な不揮発性半導体メモリ - Google Patents

電気的に消去および書込み可能な不揮発性半導体メモリ

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JPH08221994A
JPH08221994A JP2505395A JP2505395A JPH08221994A JP H08221994 A JPH08221994 A JP H08221994A JP 2505395 A JP2505395 A JP 2505395A JP 2505395 A JP2505395 A JP 2505395A JP H08221994 A JPH08221994 A JP H08221994A
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JP2505395A
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Yasuaki Fukuma
靖晃 福間
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ書込み動作前のプレライト動作や消去
動作の必要がない場合にそれらの動作を省略することに
より、データ書替え回数の制限値への到達を遅延させ、
信頼性劣化を抑え、また平均のデータ書替え時間を短縮
する。 【構成】 アドレス信号Ao −An により指定されたメ
モリセルアレイ1内のブロックに記憶されていた記憶デ
ータはカラムゲート4を介してコンパレータ10に転送
され、入力データI/Oo −I/Om はデータレジスタ
7を介してコンパレータ10に転送される。コンパレー
タ10は記憶データ及び入力データについて対応する各
ビット毎にそれぞれ大小を比較判定し、結果をコントロ
ール回路9へ転送する。コントロール回路9は比較判定
結果により、データ書込み動作前のプレライト動作や消
去動作が不要である場合、これらの動作を省略して所望
のデータ書込み動作のみを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不揮発性半導体メモリに
関し、特に電気的に消去および書込み可能な不揮発性半
導体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】図7には従来バイト消去・バイト書込型
や一括消去・バイト書込型(Flash−EEPRO
M)に代表される電気的に消去および書込み可能な不揮
発性半導体メモリ(以下、単にEEPROMと略す)の
ブロックの一例が示されている。
【0003】EEPROMはデータ書替え動作におい
て、書替え前後のデータパターンのいかんにかかわら
ず、その構造上、入力データを書込む前には必ずそのブ
ロック全体に対して消去動作を行う必要があり、さらに
その消去動作前には該ブロック全体に対してデータ書込
み動作を行わなければならないものもある。以下、この
データ書込み動作はプレライト動作と略す。なお、ブロ
ックとは同時に消去動作を行うことのできる最小単位を
示し、通常1バイトからメモリアレイ全体におよぶもの
まで様々であるが、本発明ではそれは限定しない。
【0004】ここでEEPROMのデータ書込み動作と
はSRAMやDRAMなどのデータ書込み動作とは異な
り、通常、データ“1”を“0”に変換する一方向の動
作のみを指す。逆にデータ“0”を“1”に変換する一
方向の動作はEEPROMでは消去動作と呼ばれる。こ
れとは反対の論理で示される場合もあるが、本発明にお
いては、上述の通りデータ“0”に変換する動作をデー
タ書込み動作とし、データ“1”に変換する動作を消去
動作として説明するものとする。
【0005】従来のEEPROMのデータ書替え動作で
は、使用者がコマンドを入力することにより、まず対象
となるブロック全体に対して消去動作が行われる。それ
以前にプレライト動作を必要とするものもある。その後
アドレス端子Ao −An 入力により指定されたメモリセ
ルアレイ1内のメモリセルにデータ端子I/Oo −I/
m から入力されたデータが書込まれる。ここで前記プ
レライト動作と消去動作には、使用者がアドレスおよび
書込みデータ、あるいは消去データを入力して行う方法
や、データ書替えコマンドの入力でEEPROM自身が
それを自動的に行う方法などが実際に採用されている。
【0006】なお、前記一連のデータ書替え動作におい
て、書替え前の記憶データと書替え後の入力データとを
比較する比較回路を有し、対象ブロック内で両者の一致
する場合にはデータ書替え動作を省略し、両者の一致し
ない場合にのみデータ書替え動作を行う方式が、特開昭
59−135698「EEPROM装置」((株)日立
製作所 鍋谷慎二氏外1名)や特開平03−07349
6「EEPROM書込装置」(セイコーエプソン(株)
今井克明氏外1名)などに公開されている。この方式
におけるデータ書替え動作のフローチャートを図8に示
す。以下の説明では、この方式を特徴とするEEPRO
Mをデータ一致検出型EEPROMと称す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】EEPROMのデータ
書替え回数には制限がある。すなわち、データ書込み回
数や消去回数が増加すると、メモリセル内のトランジス
タにおいて、ゲート酸化膜中に保持される電子が徐々に
残存していくことなどの要因によりゲート酸化膜が劣化
し、それとともにEEPROMの信頼性が次第に悪化す
るという欠点が知られている。このデータ書替え回数の
制限値は一般的に1000回〜10万回程度となってお
り、この制限は各ブロックに対して与えられる。
【0008】またEEPROMのデータ書込み時間およ
びデータ消去時間は一般的に長く、前述したようにデー
タ書替え動作においては消去動作および所望のデータ書
込み動作が必要となるか、または最初にプレライト動作
を必要とするものもある。このため、EEPROMのデ
ータ書替え時間はスタミック・ランダム・アクセス・メ
モリ(以下SRAM)やダイナミック・ランダム・アク
セス・メモリ(以下DRAM)などのそれと比べて非常
に長いという欠点も持っている。書替えるブロックの容
量にもよるが一般的に総所要時間は数秒から数十秒にも
およぶ。
【0009】前述の従来のEEPROMは、データ書替
え動作において書替え前後のデータパターンのいかんに
かかわらず前述のような一連の動作を行う。言い換える
と、書替え前後のデータパターンによってはデータ書込
み動作前のプレライト動作や消去動作あるいはデータ書
替え動作自体が実際には不要な場合であっても、一意的
にこの一連動作を行うため、前述した2つの欠点を低減
することなくそのまま有している。
【0010】また前述したデータ一致検出型EEPRO
Mは、書替え前後のデータパターンが一致するブロック
については、データ書替え動作自体が不要であると認識
し該ブロックのデータ書替え動作を省略するため、同一
条件で従来のEEPROMを使用する場合に比べデータ
書替え回数は減少し、平均の所要時間も短縮されるとい
う利点を有する。しかし、書替え前後のデータパターン
が異なるブロックについては、データ書込み動作前のプ
レライト動作や消去動作が実際には不要な場合であって
も、従来のEEPROMと同様に一意的に従来のデータ
書替え一連動作を行うため、使用者がデータ書替え作業
を行うあたり書替え前後のデータパターンが一致するブ
ロック数がある程度多い場合に限ってしかしその利点が
いかされない、という問題点があった。
【0011】本発明の目的は、データ書込み動作前の不
必要なプレライト動作や消去動作を省略するようにした
電気的に消去および書込み可能な不揮発性半導体メモリ
を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、データ書替え回数の
制限値への到達を遅延させるようにした電気的に消去お
よび書込み可能な不揮発性半導体メモリを提供すること
にある。
【0013】本発明の他の目的は信頼性劣化を抑えるよ
うにした電気的に消去および書込み可能な不揮発性半導
体メモリを提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、データ書替えの手段
時間を短縮するようにした電気的に消去および書込み可
能な不揮発性半導体メモリを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の電気的に
消去および書込み可能な不揮発性半導体メモリ12,書
替え前の1かたまりのデータおよび書替後の1かたまり
のデータの大小比較を行う比較手段(以下コンパレー
タ)と、このコンパレータで大小比較されたすべてのビ
ットが消去を不要とすると判定されたときデータ書込み
動作前の消去動作を省略して前記コンパレータで判定対
象となったデータの書込みを行う手段とを含む。
【0016】本発明の第2の電気的に消去および書込み
可能な不揮発性半導体メモリは書替前の1かたまりのデ
ータおよび書替後の1かたまりのデータの大小を比較し
1かたまりのデータのすべてのビットが消去を不要とす
る場合に書込み対象のアドレスを指定する比較手段(以
下コンパレータ)と、データ書込み動作前の消去動作を
省略して前記コンパレータで指定されたアドレスのみを
選択してデータ書込みを行う手段とを含む。
【0017】本発明の第3の電気的に消去および書込み
可能な不揮発性半導体メモリは、前記第1または前記第
2の電気的に消去および書込み可能な不揮発性半導体メ
モリであって、前記比較手段は、書替前の1かたまりの
データおよび書替後の1かたまりのデータの大小比較を
アドレス単位で順次連続して行うことを特徴とする。
【0018】本発明の第4の電気的に消去および書込み
可能な不揮発性半導体メモリは、指定されたアドレスに
入力すべきデータおよび該アドレスに記憶されている記
憶データの大小を比較する比較手段と、この比較手段に
よりデータ書替え動作を行なう1かたまりのデータ内の
対応するすべてのビットで消去動作を必要としないこと
を消去動作を必要としないデータを1かたまりで検出し
たとき1かたまりのデータ書替動作においてデータ書込
み動作前の消去動作を省略して所望のデータ書込みのみ
を行うデータ書込手段とを含む。
【0019】本発明の第5の電気的に消去および書込み
可能な不揮発性半導体メモリは、前記第4の電気的に消
去および書込み可能な不揮発性半導体メモリにおける前
記比較手段が1かたまりのデータに対応するアドレス毎
に大小比較の結果を出力し、前記データ書込手段がデー
タ書込み動作が必要となるアドレスのみに対してデータ
を書込むことを特徴とする。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0021】図1を参照すると、本発明の実施例の適用
される第1のシステムは、アドレス信号を入力するアド
レス端子Ao −An 、このアドレス端子Ao −An に接
続されアドレス端子Ao −An を介して与えられるアド
レスを格納するアドレスバッファ6,このアドレスバッ
ファ6からのアドレスを受けコントロール回路9からの
信号に応答してアドレスを出力するアドレスラッチ5,
このアドレスラッチ5から与えられるメモリセルアレイ
1の行に対するアドレスを解読しその結果をワード線に
出力するロウ(行)デコーダ2,アドレスラッチ5から
与えられるメモリセルアレイ1の列(カラム)に対する
アドレスを解読しその結果をビット線に出力するカラム
(列)デコーダ3,これらデコーダ2および3の解読結
果により指定されるメモリセルの内容を読出しまたは記
憶するメモリセルアレイ1,カラムデコーダ3で解読さ
れたカラムアドレス信号によりメモリセルアレイ1から
のアクセスされるべきビット線を選択し選択されたメモ
リセルおよびコンパレータ10またはデータレジスタ7
とのデータ伝送路を形成するカラムゲート4,データ入
出力端子I/Oo −I/Om から入力される入力データ
を格納する入出力バッファ8,この入出力バッファ8か
らの1ブロック分のデータを格納するデータレジスタ
7,外部からチップイネーブルのローアクティブ/CE
信号およびアウトプットイネーブルのローアクティブ/
OE信号を入力し、アドレスラッチ5に制御信号を送る
とともに比較命令を受けてカラムゲート4およびデータ
レジスタ7にもデータを送出する旨を指示する制御信号
を送るコントロール回路9,およびこのコントロール回
路9からの制御信号に応答してカラムゲート4を介して
メモリセルから読出されたデータおよびデータレジスタ
7からのデータの対応する各ビット毎の大小を比較判定
するコンパレータ10を備えている。この第1のシステ
ムにおけるコンパレータ10に第1の例を適用したもの
が本発明の第1の実施例になり、コンパレータ10の第
2の例を適用したものが本発明の第2の実施例になる。
このコンパレータ10の詳細を説明する前に上述の第1
のシステムのデータ書替え動作について以下図面を参照
して詳細に説明する。
【0022】図1を参照すると、アドレス端子Ao −A
n から入力されるアドレス信号は、アドレスバッファ6
を介してアドレスラッチ5に取込まれる。コントロール
回路9からの制御信号を受けてアドレスラッチ5から出
力されたアドレス端子Ao −An からの信号はロウデコ
ーダ2およびカラムデコーダ3で解読され、アクセスす
べきメモリセルアレイ1内のブロックが選択される。
【0023】一方、データ入出力端子I/Oo −I/O
m から入力される入力データは、入出力バッファ8を介
してデータレジスタ7に取込まれる。このデータレジス
タ7は1ブロック分の入力データを格納できるものとす
る。
【0024】データ書替え動作において、前述した選択
ブロック内に記憶されていた記憶データは、コントロー
ル回路9からの比較命令を受けてカラムゲート4を介し
てコンパレータ10に転送され、またデータレジスタ7
に取込まれた入力データもコントロール回路9からの比
較命令を受けてコンパレータ10に転送される。コンパ
レータ10は転送された前記記憶データおよび前記入力
データについて対応する各ビット毎にそれぞれ大小を比
較判定する。
【0025】ここで本発明に適用されるコンパレータに
ついて図2を参照して、詳細に説明する。
【0026】図2は書替え前後のデータパターン例であ
るが、一例として、1ブロックのサイズを4番地(アド
レス)とし、1番地あたりの入出力ビット数を8ビット
としている。ここで状態(イ)は書替え前の記憶データ
を示し、状態(ロ)および(ハ)は書替え後のデータを
示す。
【0027】図2において丸○印で囲まれた“1”また
は“0”で示された値は、書替前後で変更のあるデータ
を示す。状態(イ)から(ロ)へのデータ書替えパター
ン例T1は、データを書替えるビットの中に、データ書
込み動作(データ“0”に変換)が必要なビットと消去
動作(データ“1”に変換)が必要なビットの両者を含
む例である。このような場合、1ブロックが消去動作を
行う最小単位であるため、まずブロック全体を消去(ブ
ロック全体をデータ“1”に変換)し、その後必要なビ
ットに対しデータ書込み動作(データ“0”に変換)を
行うことにより、データ書替え動作を完了する。前述し
たようにさらにプレライト動作を必要とするものもあ
る。一般的なデータ書替え動作は、書替え前後のデータ
パターンのいかんにかかわらず一意にこのデータ書替え
方式により行われている。
【0028】一方、状態(イ)から(ハ)へのデータ書
替えパターン例T2は、データを書替えるビットのすべ
てがデータ書込み動作(データ“0”に変換)のみ必要
とし、消去動作(データ“1”に変換)を必要としない
例である。このような場合は消去動作が不要であるた
め、書替え前のデータパターンに直接所望のデータを書
込めばよい。
【0029】一般的にデータ書替え動作の中には、この
ようにデータ書込み動作前のプレライト動作や消去動作
を省略して所望のデータ書込み動作のみを実行すればよ
い場合が多々あり、本発明では、データ書替え動作の前
にプレライト動作や消去動作の必要性を判定し、上記の
データ書替えパターン例T2のようにこれらの動作が不
要である場合、データ書込み回数や消去回数の無駄な増
加を抑止できる。
【0030】次に上述の第1のシステムに適用されて本
発明の第1の実施例を構成するコンパレータ10の第1
の例について図面を参照して詳細に説明する。
【0031】図3(A)を参照すると、本発明のデータ
書替えを有効とする条件を示すビット毎の真理値状態が
示されている。ここで、Aは書替え前の記憶データであ
り、Bは入力データ、すなわち書替え後のデータであ
る。AおよびBはコンパレータに入力され、本発明のデ
ータ書替えが有効となる場合に、出力Yが“1”になる
ものとする。この出力Yは、イネーブル信号となり、
“1”はアクティブ状態を示す。
【0032】データ論理を本例のように仮定すれば、図
2のデータ書替えパターン例T2でも明らかなように、
本発明のデータ書替えが有効となるのは、ブロック内の
対応するすべてのビットにおいて、書替え前後のデータ
が等しいかあるいは書替え後のデータが小さい場合とな
る。これをビット毎に真理値表で示すと図3(A)のよ
うになり、出力Yについての論理式は、Y=AとBとの
否定論理積およびこの否定論理積とBとの否定論理積と
なる。回路構成の一例としてナンド(NAND)回路を
用いた最小構成が図3(B)に示される。
【0033】図1および図3(B)を参照すると、コン
パレータ10の第1の例は、メモリセルからカラムゲー
ト4を介して与えられる記憶データAとデータレジスタ
7から与えられる入力データBとの否定論理積をとるナ
ンドゲート11,およびこのナンドゲート11の出力と
入力データBとの否定論理積をとるナンドゲート12を
備えている。このようにして得られた対応するビット毎
の出力Yがブロック内のすべてにおいて“1”であれ
ば、本発明のEEPROMのデータ書替えが有効とな
り、有効であるという比較判定結果がコンパレータ10
から出力される。この方法はビット毎の出力Yを、ブロ
ック内のすべてについて論理積(AND)をとれば容易
に実現できる。なお本発明は、本実施例に限らずデータ
論理や出力Yの論理を反転させたもの、回路構成の異な
るものなどが考えられるが、その構成を実現することは
本実施例と同様に容易であり、説明は省略する。
【0034】上述で得られた比較判定結果は、図1に示
されるコンパレータ10からコントロール回路9へ転送
され、上記第1の実施例において比較判定結果が“1”
である場合はデータ書込み動作前のプレライト動作や消
去動作を省略して所望のデータ書込み動作のみを実行
し、比較判定結果が“0”である場合はプレライト動作
や消去動作を行った後所望のデータ書込み動作を実行す
る。
【0035】次に本発明の第2の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0036】上述の第1の実施例はブロック単位で比較
判定結果を出力する技術である。
【0037】これに対し、本発明の第2の実施例はアド
レス単位で比較結果を出力する技術である。
【0038】すなわち、本発明の第2の実施例は、デー
タ書込み動作前のプレライト動作や消去動作を省略して
所望のデータ書込み動作のみを行う場合に、データ書込
み動作が必要となるアドレスのみをさらに選択してデー
タ書込み動作を実行することに特徴がある。
【0039】図2を参照すると、本発明の第2の実施例
は、データ書替えが有効となるデータ書替えパターン例
T2において、(x+2)番地のデータは書替え前後で
不変であり、x、(x+1)、および(x+3)番地を
選択してデータ書込み動作を実行する。
【0040】図4を参照すると、本発明の第2の実施例
の特徴は、上述の技術を具体化するために、イネーブル
信号Yにイネーブル信号Y′を追加している。
【0041】図4(A)には、上述のデータ書替えを有
効とする条件を示すビット毎の真理値状態が示されてい
る。図4(A)に示すA,BおよびYは、図3(A)で
示されたものと同じく書換前の記憶データA,入力デー
タである書換え後のデータB,第1の実施例でのデータ
書替の有効となる条件を満たしたときのイネーブル信号
Yである。第2の実施例の特徴であるY′が“1”とな
るのは、以下の場合である。データ書込み動作前のプレ
ライト動作や消去動作を省略して所望のデータ書込み動
作のみを行う場合に、データ書込み動作が必要となるビ
ット、つまりデータ“1”を“0”に変換するビットの
みが出力Y′=“1”となる。この条件を満たす論理式
は、Y′=Bの反転信号とAとの論理積となり、回路構
成の一例が図4(B)に示される。
【0042】図1および図4(B)を参照すると、コン
パレータ10の第2の例は、メモリセルからカラムゲー
ト4を介して与えられる記憶データAとデータレジスタ
7から与えられる入力データBとの否定論理積をとるナ
ンドゲート11,このナンドゲート11の出力と入力デ
ータBとの否定論理積をとるナンドゲート12,入力デ
ータBの否定論理をとるインバータ13,およびこのイ
ンバータ13の出力と記憶データAの論理積をとるアン
ドゲート14を備えている。
【0043】この例では、対応するビット毎の出力Yが
ブロック内のすべてにおいて“1”であるときに限り、
出力Y′が“1”となるビットを1つ以上有するアドレ
スについてのみデータ書込み動作を実行する。この結
果、データ書込み動作前のプレライト動作や消去動作を
省略して所望のデータ書込み動作のみを行う場合に、デ
ータ書込み動作が必要となるアドレスのみをさらに選択
してデータ書込み動作を実行することができる。具体的
には、出力Yについてブロック内のすべての論理積(A
ND)をとり、出力Y′についてはアドレス毎に論理和
(OR)をとり、それぞれコンパレータ10からコント
ロール回路9へ出力する。
【0044】出力Yについてブロック内のすべての論理
積結果が“1”となる場合に、出力Y′についてアドレ
ス毎にとられた論理和が“1”となるアドレスをカラム
ゲート4およびデータレジスタ7に送出し選択的にデー
タ書込み動作を実行する。
【0045】本発明の第2の実施例では、データ書込み
動作前のプレライト動作や消去動作を省略した場合に、
データ書込み動作が必要なアドレスのみを選択して実行
する手段を備えるため、データ書込み回数の無駄な増加
を第1の実施例以上に抑え、本発明の例えばEEPRO
Mの信頼性劣化をさらに抑えることができる。
【0046】次に、本発明の第3の実施例および第4の
実施例の適用される第2のシステムについて図面を参照
して詳細に説明する。
【0047】本発明の第1の実施例は、図1に示される
コンパレータ10内にブロック内のビット数と同じ数図
3(B)に示される比較回路を備えている。
【0048】これに対し、本発明の第3の実施例および
第4の実施例の適用される第2のシステムは、例えば1
番地分のビット数と同じ数の比較回路をコンパレータ1
0内に備え、内部クロック信号などの制御により、カラ
ムゲート4およびデータレジスタ7からの記憶データお
よび入力データをアドレス順にコンパレータ10に取込
み、比較判定結果をパイプライン的に出力する構成であ
る。
【0049】図5を参照すると、本発明の第3の実施例
は、外部チップイネーブルのローアクティブ/CE信号
に基いて発生された内部クロックに応答してブロック内
先頭アドレスを格納しパイプラインの1段目に位置する
アドレスラッチ5,この内部クロックに応答して入力デ
ータを格納し、パイプラインの1段目に位置するデータ
レジスタ7,アドレスラッチ5からのアドレスに基いて
記憶データを出力し、パイプラインの2段目に位置する
メモリセルアレイ1,パイプラインの3段目に位置しメ
モリセルアレイ1からの1番地分の記憶データとデータ
レジスタ7からの入力データの大小を比較するコンパレ
ータ10,およびパイプラインの4段目に位置しこのコ
ンパレータ10からのビット毎の1番地分の論理積、ま
たはこの論理積およびビット毎の1番地分の論理和を受
けるコントロール回路9を備えている。
【0050】本発明の第3の実施例は、この第2のシス
テムにおいてコンパレータ10に図3に示される第1の
例を適用したものである。すなわち、図3(B)に示さ
れた番地に対応するバイト毎のコンパレータ10からの
対応するビット毎の出力Yのバイト(番地)内の論理積
(YADD )がとられ、さらにコントロール回路9で各番
地のコンパレータ10の出力の論理積がとられる。この
論理積で“1”が出力されると、データ書込動作前のプ
レライト動作や消去動作を省略できる。
【0051】本発明の第4の実施例は、上述の第2のシ
ステムにおいてコンパレータ10に図4に示される第2
の例を適用したものである。
【0052】すなわち、図4(B)に示された番地毎の
コンパレータ10からの対応するビット毎の出力Yのバ
イト(番地)内の論理積(YADD )に加え、対応するビ
ット毎の出力Y′のバイト内の論理和(Y′ADD )がと
られ、それぞれがコンパレータ10からオトロール回路
9に出力される。
【0053】次に図5に示された第2のシステムの動作
について図6を参照して詳細に説明する。
【0054】図5および図6を参照すると、書替えるべ
きブロックの先頭アドレスを内部クロックに応答してア
ドレスラッチ5に格納する(ステップ202)ととも
に、対応する1バイトのデータをデータレジスタ7に該
内部クロックに応答して格納する(ステップ203)。
アドレスラッチ5に格納されたアドレスはブロック内最
終アドレスまで1ずつ増加されてアドレスラッチ5に格
納される(ステップ204および205)。
【0055】このアドレスラッチ5に格納されたアドレ
スによりメモリセルアレイ1中のセルにデータレジスタ
7内の例えば図2(a)に示されるデータに相当するデ
ータが入力され記憶される。この動作はブロック内の全
てのアドレスに対して行なわれる。この動作の終了を検
出したとき(ステップS204)、図2(イ)に示され
たデータに相当するデータのメモリアレイ1からの読出
し動作に移る。すなわち、書替えられたブロック内の先
頭アドレスがアドレスラッチ5に格納されメモリセルア
レイ1がアクセスされる(ステップS206)。このラ
ッチ5への格納と並行して図2(ロ)に示されたデータ
に相当するデータがデータレジスタ7に格納される。こ
のデータレジスタ7からのデータおよびステップS20
6でアクセスされたメモリセルアレイ1のセルからのデ
ータがコンパレータ10に与えられる(ステップS20
7)。このコンパレータ10では対応する全ビットのす
べてが記憶データ≧入力データの関係にあるか否かを判
定する(ステップS208)。この条件は上述のとおり
論理積で実現される。あるアドレスに対応するバイト内
の全ビットの大小比較がブロック内で行われ(ステップ
S209)、しかもアドレス毎に行われる(ステップS
210)。コンパレータ10で対応するビット1つでも
「記憶データ≧入力データ」の関係を満足していなけれ
ば(ステップS208)、プレライト動作および消去動
作を行う(ステップS211)。このあとでデータ書込
み動作が行われる(ステップS212)。
【0056】しかし、コンパレータ10でブロック内の
ビット全てが「記憶データ≧入力データ」の関係を満足
すれば、ステップS211のプレライト動作および消去
動作を省略してデータ書込み動作を行うことができる
(ステップS212)。
【0057】本発明の第3および第4の実施例の基礎と
なる第2のシステムは、コンパレータ10内の比較回路
の数を1番地分のビット数と同じ数に抑えつつ、データ
書込み動作前のプレライト動作や消去動作の必要がない
場合、これらプレライト動作や消去動作を省略してブロ
ック内の全アドレスまたは選択された一部のアドレスに
対して所望のデータ書込みを行うことにより、内部制御
回路の構成が第1および第2の実施例より多少複雑にな
る反面、特にブロックの容量が大きい場合に、コパレー
タの回路構成の削減の効果をもたらす。
【0058】
【発明の効果】本発明は、EEPROMのデータ書替え
動作において、データ書込み動作前のプレライト動作や
消去動作の必要がない場合にそれらの動作を省略して、
ブロック内の全アドレスまたは選択された一部アドレス
に対して所望のデータ書込み動作のみを実行する手段を
備えるため、データ書込み回数や動作のみを実行する手
段を備えるため、データ書込み回数や消去回数の無駄な
増加を抑えることにより、EEPROMに与えられるデ
ータ書替え回数の制限値への到達を遅延させ、これらの
回数増加を要因のひとつとするEEPROMの信頼性劣
化を抑える効果があり、また平均のデータ書替え時間を
短縮する効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に適用される第1のシス
テムを示す図である。
【図2】書替え前後のデータパターン例を示す図であ
る。
【図3】図1に示される第1のシステムのコンパレータ
10に適用され第1の実施例を形成するコンパレータの
第1の例を示す図である。
【図4】図1に示される第1のシステムのコンパレータ
10に適用され第2の実施例を形成するコンパレータの
第2の例を示す図である。
【図5】図3に示された第1の例をコパレータに適用し
て第3の実施例を形成し、図4に示された第2の例をコ
ンパレータに適用して第4の実施例を形成する第2のシ
ステムを示す図である。
【図6】図5に示された第2のシステムの動作を説明す
るための図である。
【図7】従来の電気的に消去および書込み可能な不揮発
性半導体メモリの構成を示す図である。
【図8】図7に示されたメモリの動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 2 ロウデコーダ 3 カラムデコーダ 4 カラムゲート 5 アドレスラッチ 6 アドレスバッファ 7 データレジスタ 8 入出力バッファ 9 コントロール回路 10 コンパレータ 11,12 ナンド回路 13 インバータ 14 アンド回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書替え前の1かたまりのデータおよび書
    替え後の1かたまりのデータを大小比較し比較されたす
    べてのビットが消去を不要とするか否かを判定する比較
    手段と、 この比較手段で比較されたすべてのビットが消去を不要
    とすると判定されたときデータ書込み動作前の消去動作
    を省略して前記比較手段で判定対象となったデータの書
    込みを行う手段とを含むことを特徴とする電気的に消去
    および書込み可能な不揮発性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 書替え前の1かたまりのデータおよび書
    替え後の1かたまりのデータの大小を比較し1かたまり
    のデータのすべてのビットが消去を不要とする場合に書
    込み対象のアドレスを指定する比較手段と、 データ書込み動作前の消去動作を省略して前記コンパレ
    ータで指定されたアドレスのみを選択してデータ書込み
    を行う手段とを含むことを特徴とする電気的に消去およ
    び書込み可能な不揮発性半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 前記比較手段は書替前の1かたまりのデ
    ータおよび書替後の1かたまりのデータの大小比較をア
    ドレス単位で順次行うことを特徴とする請求項1または
    2記載の電気的に消去および書込み可能な不揮発性半導
    体メモリ。
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