JPH08203206A - ディスク再生装置の信号処理回路 - Google Patents

ディスク再生装置の信号処理回路

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JPH08203206A
JPH08203206A JP7241068A JP24106895A JPH08203206A JP H08203206 A JPH08203206 A JP H08203206A JP 7241068 A JP7241068 A JP 7241068A JP 24106895 A JP24106895 A JP 24106895A JP H08203206 A JPH08203206 A JP H08203206A
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control signal
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和年 清水目
Mamoru Akita
秋田  守
Shinobu Nakamura
忍 中村
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    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/28Speed controlling, regulating, or indicating

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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転性外乱や高速アクセスに強いディスク再
生装置の信号処理回路を提供する。 【解決手段】 アナログPLL回路110に基準周波数
を与える手段としてVCO113を用い、このVCO1
13に対してスピンドルの回転速度の基準速度に対する
速度エラーに応じた制御電圧を回転速度計測回路111
によって与えるようにし、このVCO113によって与
えられる発振周波数に基づいてアナログPLL回路11
0で基準クロックを発生するとともに、この基準クロッ
クに基づいてディジタルPLL回路120で再生クロッ
クPLLCKを発生する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)やMD(ミニディスク)と称されるディジタ
ル・オーディオ・ディスク等の情報記録ディスク(以
下、単にディスクと称する)を再生するディスクプレー
ヤ等のディスク再生装置の信号処理回路に関し、特にデ
ィスクからの再生信号に同期した再生クロックを生成
し、この再生クロックに基づいて再生信号に対する処理
信号を行うディスク再生装置の信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル・オーディオ・ディスク、例
えばCD方式のディスクでは、EFM(Eight to Forte
en Modulation)と呼ばれる変調方式が採られている。こ
のEFM信号を復調する際には、ディスクから読み取っ
たRF信号を波形整形することによって得られる2値の
パルス列信号に基づいてクロック(以下、再生クロック
と称する)を生成し、この再生クロックを用いて復調処
理が行われる。この再生クロックの生成には、一般的
に、PLL(Phase Locked Loop)回路が用いられてい
る。
【0003】この再生クロックの生成に用いられるPL
L回路の従来例を図14に示す。図14において、クリ
スタル発振子41の発振周波数はプリスケーラ42で1
/M(Mは整数)に分周され、位相比較器43の一入力
となる。位相比較器43は、VCO(電圧制御発振器)
44の発振周波数をプリスケーラ45で1/N(Nは整
数)に分周して得られる周波数信号を他入力とし、両周
波数信号の位相を比較しその位相差信号を出力する。こ
の位相差信号は、ローパスフィルタ(LPF)46を経
てVCO44の制御電圧となる。VCO44は、この制
御電圧に応じて発振周波数が変化する。このVCO44
の発振出力は、最終的に得る再生クロックPLLCKの
L(整数)倍の基準クロックとして導出されるととも
に、プリスケーラ45を経て位相比較器43の他入力と
なる。
【0004】上記の回路構成では、位相比較器43の2
つの入力信号の位相が一致するように回路が動作し、そ
の結果、2つの入力信号の周波数も一致することにな
る。ここで、一例として、クリスタル発振子41の発振
周波数を16.9344MHzと仮定し、M=24、N
=49とすると、以下の関係が成り立つ。すなわち、
【数1】 (PLLCK×L)/N=16.9344MHz/M より、
【数2】(PLLCK×L)/N=16.9344MH
z×N/M=34.5744MHz となる。
【0005】ところで、この再生クロックPLLCKの
周波数を4.3218MHzとすると、
【数3】 34.5744MHz=4.3218MHz×8 となる。すなわち、L=8となる。ここで、16.93
44MHzはサンプリング周波数fsをCD方式と同じ
周波数、即ち44.1kHzとした場合、384×fs
となる。さらに、4.3218MHzはCD方式でEF
M信号をPWM変調するときのチャネルクロック周波数
であり、この3周期から11周期まで1周期ステップで
EFM信号はPWM変調されている。34.5744M
Hzはこのチャネルクロックの8倍の周波数である。
【0006】このチャネルクロックの8倍の周波数を持
つ基準クロックは、ディジタルPLL回路52に与えら
れる。このディジタルPLL回路52は、周波数エラー
計測回路47、ローパフィルタ48、位相エラー計測回
路49、加算器50及びディジタルVCO51からな
り、基準クロックに基づいて再生クロックPLLCKを
発生するとともに、この再生クロックPLLCKに対す
るEFM信号の周波数エラー及び位相エラーを検出し、
その周波数エラー及び位相エラーに基づいて再生クロッ
クPLLCKの周波数及び位相を制御する構成となって
いる。ここで、EFM信号は、ディスクから読み取られ
たRF信号が波形整形によって2値化されて得られる信
号である。この2値化信号は、チャネルクロックの周期
をTとすると、nT(但し、nは3〜11の整数)で変
化する信号である。
【0007】上記構成の従来のPLL回路においては、
クリスタル精度でスピンドルの目標回転数を作るととも
に、実際のスピンドルの回転数を計測し、目標回転数と
の差を0にするサーボループを形成する一方、PLLの
センター周波数をスピンドルが目標回転数で回転した場
合のEFM信号に合わせて設定し、この周波数を中心に
±f(キャプチャー/ロックレンジ)の周波数範囲でP
LLが正常にロックできるようにシステムが設計されて
いた。
【0008】ここで、PLL回路のキャプチャー/ロッ
クレンジについて、図15の特性図に基づいて説明す
る。スピンドル回転数が目標回転数よりも遅い状態から
回転を上げてゆくと、PLLの入力周波数が上がってい
くので、図15で動作点は右に移動する。そして、C-
で示された周波数に達すると突然ロックし、さらに回転
を上げていくとL+ 点までロックを保ち、それ以上に速
くなるとロックが外れる。逆に、この状態から回転を下
げていくと、C+ で突然ロックし、L- までロックを保
つという特性を示す。
【0009】このL- からL+ までの周波数範囲をロッ
クレンジといい、これはPLLのもつゲインで決まる。
一方、C- からC+ までの周波数範囲をキャプチャーレ
ンジといい、これは必ずロックレンジよりも狭くなる。
このキャプチャー/ロックレンジ±fは広い程良いので
あるが、従来のPLL回路では、周波数変位で約5%程
度であった。これは、例えば11Tと10Tの信号にお
いて、もし5%ずれた10.5TのEFM信号が入力さ
れた場合、10Tの周期が長くなったのか、11Tの周
期が短くなったのか正しく判断できなくなるためであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のPLL回路では、スピンドルの回転速度を目標速度に
なるように常に制御し、この速度に設定された時にPL
Lがロックすることにより、正常にデータを再生できる
ようになっていた。ただし、実際のスピンドルの回転速
度は目標値よりずれることになるので、このずれ量をカ
バーするために、上述したように、PLLのキャプチャ
ー/ロックレンジ±fがある程度必要となっていた。
【0011】しかしながら、例えば屋外でのCDプレー
ヤの使用状態において、ディスクの回転方向又は反回転
方向にプレーヤ本体を回転させた場合、回転運動の慣性
のためピックアップとの相対速度が大きくずれることに
より、スピンドルの回転速度が目標速度より大きくず
れ、キャプチャー/ロックレンジ±fの中に入らなくな
るため、PLLのロックが外れ、音楽が途絶えるなど、
回転性外乱に弱く、また、高速アクセスに弱い等の問題
があった。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、回転性外乱や高速アクセスに強
いディスク再生装置の信号処理回路を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ディスクからの再生信号に同期した再生
クロックを生成し、この再生クロックに基づいて前記再
生信号に対する信号処理を行うディスク再生装置の信号
処理回路であって、前記再生信号に基づいてスピンドル
の回転速度を検出し、基準速度に対する速度エラーに応
じた制御信号を発生する回転速度計測手段と、前記制御
信号に応じて発振周波数が変化する発振手段と、前記発
振手段の発振周波数に基づいて所定周波数の基準クロッ
クを発生する第1のPLL回路と、前記基準クロックに
基づいて前記再生クロックを発生し、この再生クロック
に対する前記再生信号の周波数エラー及び位相エラーを
検出し、その周波数エラー及び位相エラーに基づいて前
記再生クロックの周波数及び位相を制御する第2のPL
L回路とを有する。
【0014】また、本発明は、ディスクからの再生信号
に同期した再生クロックを生成し、この再生クロックに
基づいて前記再生信号に対する信号処理を行うディスク
再生装置の信号処理回路であって、前記再生信号に基づ
いてスピンドルの回転速度を検出し、基準速度に対する
速度エラーに応じた制御信号を発生する回転速度計測手
段と、切換制御信号に応じて遮断周波数が可変で、当該
遮断周波数をもって前記制御信号の所定周波数域のみを
抽出して出力するフィルタ手段と、前記フィルタ手段か
ら出力された制御信号に応じて発振周波数が変化する発
振手段と、前記発振手段の発振周波数に基づいて所定周
波数の基準クロックを発生する第1のPLL回路と、前
記基準クロックに基づいて前記再生クロックを発生し、
この再生クロックに対する前記再生信号の周波数エラー
及び位相エラーを検出し、その周波数エラー及び位相エ
ラーに基づいて前記再生クロックの周波数及び位相を制
御する第2のPLL回路と、前記発振出力および基準ク
ロックを受けて回転加速度を検出する加速度検出手段
と、前記検出された加速度とあらかじめ設定した加速度
との比較結果に応じた前記切換制御信号を前記フィルタ
手段に出力する制御手段とを有する。
【0015】また、本発明のディスク再生装置の信号処
理回路によれば、ディスクからの再生信号を受けて、デ
ィスクの回転速度の目標回転速度に対する速度エラーを
検出し、この速度エラーに応じた速度制御信号を出力す
る速度制御信号生成手段と、切換制御信号に応じて遮断
周波数が可変で、当該遮断周波数をもって前記速度制御
信号の所定周波数域のみを抽出して出力するフィルタ手
段と、発振出力が前記フィルタ手段から出力された速度
制御信号に応じて変化し、その発振出力を前記速度制御
信号生成手段にシステムクロックとして供給する発振手
段と、前記発振出力の基準クロックに対する位相差を検
出してその位相差に応じてディスクの回転速度を制御す
る速度制御手段と、前記発振出力および基準クロックを
受けて回転加速度を検出する加速度検出手段と、前記検
出された加速度とあらかじめ設定した加速度との比較結
果に応じた前記切換制御信号を前記フィルタ手段に出力
する制御手段とを有する。
【0016】また、本発明のディスク再生装置の信号処
理回路によれば、ディスクからの再生信号を受けて、デ
ィスクの回転速度の目標回転速度に対する速度エラーを
検出し、この速度エラーに応じた速度制御信号を出力す
る速度制御信号生成手段と、発振出力が前記速度制御信
号に応じて変化する発振手段と、前記発振出力の基準ク
ロックに対する位相差を検出してその位相差に応じてデ
ィスクの回転速度を制御する速度制御手段と、前記発振
出力および前記基準クロックのいずれか一方を切換制御
信号に応じて選択して前記信号処理手段にシステムクロ
ックとして供給する選択手段と、前記発振出力および基
準クロックを受けて回転加速度を検出する加速度検出手
段と、前記検出された加速度とあらかじめ設定した加速
度との比較結果に応じた前記切換制御信号を前記選択手
段に出力する制御手段とを有する。
【0017】本発明の信号処理回路によれば、回転速度
計測手段は、ディスクからの再生信号に基づいてスピン
ドルの回転速度を検出し、基準速度に対する速度エラー
を0にするような信号を、発振手段たとえばVCOにそ
の制御電圧として与える。これにより、VCOはスピン
ドルの回転数に比例して発振周波数が変化する。このV
COの発振周波数は第1のPLL回路の基準周波数とな
る。第1のPLL回路は、この基準周波数に基づいて基
準クロックを発生し、第2のPLL回路はこの基準クロ
ックに基づいて周波数及び位相の制御を行いつつ再生ク
ロックを発生する。
【0018】また、本発明の信号処理回路によれば、加
速度検出手段が、ディスクの回転速度変化、すなわち加
速度を検出する。制御手段は、検出加速度が設定加速度
より大きい場合は、フィルタ手段、たとえばLPFの遮
断周波数を高くし、検出加速度が設定加速度より小さい
場合は前記フィルタ手段の遮断周波数を低くするような
切換制御信号を生成する。これにより、いかなる再生状
態においても最適なフィルタの遮断周波数を設定でき
る。
【0019】また、本発明の信号処理回路によれば、加
速度検出手段が、ディスクの回転速度変化、すなわち加
速度を検出する。制御手段は、検出加速度が設定加速度
より小さい場合は、基準クロックを選択させ、検出加速
度が設定加速度より大きい場合は、発振出力を選択させ
る切換制御信号を生成する。これにより、強い外乱が加
わっても音楽等を連続して再生できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、例えばCDプレーヤに適用
された本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細
に説明する。なお、本発明は、CDプレーヤへの適用に
限定されるものではなく、MDプレーヤなどディスクプ
レーヤ全般に適用し得るものである。
【0021】第1の実施形態 図1は、本発明が適用されるCDプレーヤの制御系の第
1の実施形態を示す構成図である。図1において、ディ
スク(CD)1はスピンドルモータ2によって回転駆動
され、その記録情報は光学式ピックアップ(以下、単に
ピックアップと称する)3によって読み取られる。ピッ
クアップ3は、レーザダイオード4、このレーザダイオ
ード4から発せられるレーザ光ビームをディスク1の信
号記録面上に情報読取用光スポットとして集束させる対
物レンズ5、ディスク1からの反射光ビームの進行方向
を変える偏光ビームスプリッタ6、この反射光ビームを
受光するフォトディテクタ7等によって構成され、スレ
ッド送りモータ(図示せず)を駆動源としてディスク半
径方向において移動自在に設けられている。
【0022】ピックアップ3にはさらに、図示しない
が、ディスク1の記録トラックに対して情報読取用光ス
ポットをディスク半径方向において移動させるトラッキ
ングアクチュエータと、対物レンズ5のその光軸方向に
おいて移動させるフォーカスアクチュエータとが内蔵さ
れている。このピックアップ3の出力信号は、I(電
流)/V(電圧)アンプ8で電流信号から電圧信号に変
換され、さらにRFイコライズ回路9で波形整形された
後、DSP(Digital Signal Processor)回路10に供給
される。
【0023】次に、このDSP回路10における信号処
理について説明する。先ず、PLLアシンメトリ補正回
路11にて、アシンメトリ(asymmetry) の補正が行わ
れ、2値のEFM信号が得られる。ここで、アシンメト
リとは、RF信号のアイパターンの中心が振幅の中心か
らずれる状態を言う。PLLアシンメトリ補正回路11
は、2値の信号エッジに基づいて再生クロックPLLC
Kを生成するPLL回路を内蔵している。このPLL回
路の構成の詳細については後で説明する。
【0024】次に、EFM復調回路12において、EF
M信号が復調され、ディジタルオーディオのデータと、
エラー訂正・検出用のパリティになるとともに、フレー
ム同期信号のすぐ後ろに入っているサブコードが復調さ
れる。このサブコードは、サブコード処理回路13を経
てコントローラ20に供給される。コントローラ20
は、CPUによって構成されている。EFM復調後のデ
ータは一端RAM14に格納され、エラー訂正回路15
によってエラー訂正・検出用のパリティに基づいてエラ
ー訂正が行われる。エラー訂正後のデータは、デ・イン
ターリーブ回路16にてCIRC(Cross Interleave Re
ed-Solomon Code)のインターリーブが解かれ、L/Rc
hのオーディオ信号として出力される。
【0025】DSP回路10にはさらに、スピンドルモ
ータ2の回転制御をなすスピンドル・サーボ信号処理回
路18が設けられている。DSP回路10は、クリスタ
ル発振子21の高精度の発振出力に基づいて各種のクロ
ックを発生するクロック発生器17を内蔵し、各クロッ
クに基づいて各種の信号処理を行う。なお、光学系サー
ボ信号処理回路22は、ピックアップ3の動作に関連す
る各サーボ系、即ち情報読取用光スポットをディスク1
の記録トラックに追従させるためのトラッキングサーボ
系、当該光スポットをディスク1の信号記録面上に常に
集束させるためのフォーカスサーボ系およびピックアッ
プ3のディスク半径方向における位置制御をなすための
スレッドサーボ系を制御するためのものである。
【0026】次に、PLLアシンメトリ補正回路11に
内蔵された本発明の特徴部分であるPLL回路について
説明する。図2は、このPLL回路の一構成例を示す回
路図である。図2において、回転速度計測回路111
は、EFM信号に基づいてスピンドルモータ2(以下、
単にスピンドルと称する)の回転速度を検出し、基準速
度に対する速度エラーを0にする制御信号を発生するも
のであり、その具体的な回路構成については後述する。
この制御信号は、ローパスフィルタ112で高い周波数
成分がカットされてVCO113にその制御電圧として
供給される。VCO113の発振周波数は、プリスケー
ラ114で1/M(Mは整数)に分周され、位相比較器
115の一入力となる。
【0027】位相比較器115は、VCO116の発振
周波数をプリスケーラ117で1/N(Nは整数)に分
周して得られる周波数信号を他入力とし、両周波数信号
の位相を比較することによりその位相差信号を出力す
る。この位相差信号は、ローパスフィルタ118で高い
周波数成分がカットされてVCO116にその制御電圧
として供給される。このVCO116の発振周波数は、
最終的に得る再生クロックPLLCKのL倍(Lは整
数)の基準クロックとして導出されるとともに、プリス
ケーラ117を経て位相比較器115の他入力となる。
以上により、基準クロックを発生するアナログPLL回
路(第1のPLL回路)110が構成されている。
【0028】基準クロックの周波数は、先述したよう
に、34.5744MHzであり、チャネルクロックの
8倍(L=8)の周波数である。この基準クロックは、
周波数エラー計測回路121、ローパスフィルタ12
2、位相エラー計測回路123、加算器124及びディ
ジタルVCO125からなるディジタルPLL回路(第
2のPLL回路)120に与えられる。このディジタル
PLL回路120において、周波数エラー計測回路12
1及び位相エラー計測回路123に入力されるEFM信
号は、先述したように、チャネルクロックの周期をTと
すると、nT(正し、nは3〜11の整数)で変化する
2値の信号である。
【0029】つまり、EFM信号の変化点から変化点ま
での時間がnTと一致するならば、このときのEFM信
号の周波数エラーは0と言える。換言すれば、EFM信
号の周期を決定しているスピンドルの回転数が目標回転
数で回転していることを意味する。ここで、もしスピン
ドルの回転数が目標回転数よりも10%遅い回転数であ
る場合、EFM信号の3Tの信号は3.3Tとなるし、
4Tの信号は4.4Tとなる。周波数エラー計測回路1
21は、この基準クロックを1/8に分周して目標値の
周期Tを作り、その整数(3〜11)倍した点からEF
Mの変化点がどれだけずれているかを計測することによ
り、EFM信号の周波数エラーを計測する構成となって
いる。
【0030】この周波数エラー計測回路121で計測さ
れたEFM信号の周波数エラーは、次段のローパスフィ
ルタ122で高い周波数成分がカットされることによ
り、真の周波数ずれ量となる。この周波数ずれ量の情報
は、加算器124に介してディジタルVCO125に与
えれらる。ディジタルVCO125は、基準クロックを
通常は8分周しており、もし入力された周波数ずれ量の
情報が周波数を上げることを指示する情報の場合には分
周数を小さくしてその発振周波数を上げ、逆に周波数を
下げることを指示する情報の場合には分周数を大きくし
て発振周波数を下げる構成となっている。
【0031】このジィジタルVCO125の周波数信号
は、再生クロックPLLCKとして導出される。この再
生クロックPLLCKは、上述したように、EFM信号
が基準周波数よりずれた分と、同じ比率で周波数がずれ
るように制御され、EFM信号に含まれるTの周波数と
一致する。また、再生クロックPLLCKは、位相エラ
ー計測回路123にフィードバックされる。位相エラー
計測回路123は、EFM信号と再生クロックPLLC
Kとの位相差を計測し、その位相差に応じた制御電圧を
加算器124を介してディジタルVCO125に与える
ことで、EFM信号と再生クロックPLLCKとの位相
差を0にするように制御する。
【0032】上述したように、アナログPLL回路11
0の基準周波数を発生する発振器としてVCO113を
用いる一方、EFM信号の回転速度を回転速度計測回路
111で検出し、基準速度に対する速度エラーを0にす
る制御電圧をVCO113に与えるようにしたことによ
り、VCO113,VCO116共にスピンドルの回転
数に比例して発振周波数が変化することになる。例え
ば、スピンドルの回転数が基準回転数のときはVCO1
13の発振周波数は16.9344MHzであり、VC
O116の発振周波数は34.5744MHzとなる。
【0033】今、スピンドルの回転数が基準回転数より
もx%遅いとすると、VCO113,VCO116共に
x%低い発振周波数となる。これに伴い、ディジタルP
LL回路120もx%低い周波数をセンターに±fのキ
ャプチャー/ロックレンジを持つことになる。その結
果、システム全体としては、非常に広い範囲で追従でき
るPLL回路を形成できる。これにより、従来のPLL
回路では、キャプチャー/ロックレンジが周波数変位で
約5%程度であったのに対し、本実施例によるPLL回
路によれば、数百%の速度変位でも十分にロックできる
ことになる。
【0034】図3は、回転速度計測回路111の具体的
な回路構成の一例を示すブロック図である。図3に示す
ように、回転速度計測回路111は、スピンドルの回転
速度をおおよその精度に引き込むラフサーボ(引込みサ
ーボ)回路1110と、このラフサーボ回路1110に
よる引込み後に精度の高い制御を行う速度サーボ回路1
120と、サーボ切換えスイッチ1130と、ゲイン設
定回路1140とから構成されている。
【0035】ラフサーボ回路1110では、先ず11T
計測回路1111において、ディスク1からの再生信号
であるEFM信号中のフレーム同期相当部分の周期の計
測が、図1のVCO113より供給されるクロックに基
づいている。これにより、ディスク1内の最小周波数信
号11Tを検出することができる。そして、この信号1
1Tに基づいてピークホールド回路1112で所定周期
Ta内でのピーク値をホールドし、さらにこのホールド
したピーク値中のボトム値をボトムホールド回路111
3で周期Taよりも大なる周期Tb内でホールドする処
理を行うことにより、再生フレーム同期信号の検出が行
われる。このピークホールド及びボトムホールドによる
再生フレーム同期信号の検出は、例えば特公平1−35
419号公報に開示された公知の技術である。これによ
れば、ドロップアウトに起因するノイズ等の影響を排除
しつつ本来の再生フレーム同期信号を確実に検出するこ
とができる。
【0036】この再生フレーム同期信号は、サーボ切換
えスイッチ1130を経てゲイン設定回路1140でゲ
イン設定された後、図2のローパスフィルタ112を介
してVCO113の制御電圧となる。これにより、ラフ
サーボ回路1110によって速度制御ループが形成さ
れ、スピンドルが任意の回転のときでも、VCO113
の発振周波数は信号11Tに対して丁度11Tと判断さ
れるような周波数に設定される。その結果、図2のPL
L回路がロックするため、ディスク1から情報を再生す
ることが可能となり、再生フレーム同期信号に基づいて
これと同じ周期の再生クロックWFCKが図示しない回
路にて生成される。
【0037】この時点でサーボ切換えスイッチ1130
がラフサーボ回転1110側から速度サーボ回路112
0側へ切り換えられる。速度サーボ回路1120は、再
生クロックWFCKの周期を、図2のVCO113より
供給されるクロックに基づいて計測する周期計測回路1
121によって構成されている。この周期計測回路11
21は、再生クロックWFCKの周期を計測し、基準周
波数7.35kHzの周期に対する差分を速度エラーと
して出力する。この速度エラーは、サーボ切換えスイッ
チ1130を経てゲイン設定回路1140でゲイン設定
された後、図2のローパスフィルタ112を介してVC
O113の制御電圧となる。これにより、高精度の速度
制御ループが形成され、スピンドルの回転数に比例して
VCO113の発振周波数が決定する。
【0038】以上説明したように、本第1の実施形態に
よれば、アナログPLL回路110(第1のPLL回
路)に基準周波数を与える手段としてVCO113を用
い、このVCO113に対してスピンドルの回転速度の
基準速度に対する速度エラーに応じた制御電圧を与える
一方、このVCO113によって与えられる発振周波数
に基づいて第1のPLL回路で基準クロックPLLCK
×Lを発生するとともに、この基準クロックに基づいて
ディジタルPLL回路120(第2のPLL回路)で再
生クロックPLLCKを発生するように構成したので、
上記VCO113及び第1のPLL回路内のVCO11
6共にスピンドルの回転数に比例して発振周波数が変化
することになることから、システム全体として非常に広
いキャプチャー/ロックレンジのPLL回路を実現でき
ることになる。
【0039】その結果、例えば屋外でのディスクプレー
ヤの使用状態において、ディスクの回転方向又は反回転
方向にプレーヤ本体を回転させた場合とか、アクセス時
に大きなトラックジャンプが発生した場合等、スピンド
ルの回転速度が目標値に対して大きくずれるような場合
であっても、PLLのロックが殆ど外れることがないた
め、常にデータを読むことができるとともに、高速アク
セルが可能となる。これは換言すると、スピンドルサー
ボが比較的ルーズでも問題ないことを意味し、サーボゲ
インを低く出来ることをも意味する。したがって、スピ
ンドルサーボの消費電力を低く抑えることが可能とな
る。
【0040】第2の実施形態 図4は、本発明が適用されるCDプレーヤの制御系の第
2の実施形態を示す構成図であって、第1の実施形態を
示す図1と同一構成部分は同一符号をもって表してい
る。すなわち、1はディスク、2はスピンドル、3はレ
ーザダイオード4、対物レンズ5、偏光ビームスプリッ
タ6、フォトディテクタ7を有するピックアップ、8は
I/Vアンプ、9はRFイコライザ、10aはPLLア
シンメトリ補正回路11、EFM復調回路12、サブコ
ード処理回路13、RAM14、エラー訂正回路15、
デ・インタリーブ回路16、クロック発生器17a、ス
ピンドル・サーボ信号処理回路18からなるDSP回
路、20aはコントローラ、22は光学系サーボ信号処
理回路22をそれぞれ示している。
【0041】そして、本実施形態においては、スピンド
ル・サーボ信号処理回路18からのサーボエラー信号
は、LPF(ローパスフィルタ)23を介してVCO
(電圧制御発振器)24に、その制御信号として供給さ
れる。このVCO24の発振出力VCOCKは、切換ス
イッチ25の一方の入力となる。切換スイッチ25は、
クリスタル発振器26で発生される例えば16.934
4MHz(44.1kHz×384)の固定クロックを
他方の入力とし、コントローラ20aによって切り換え
制御されることにより、VCO24の発振出力VCOC
Kおよび16.9344MHzの固定クロックのいずれ
かを選択し、クロック発生器17に供給する。
【0042】クロック発生器17aは、クリスタル発振
器26の固定クロックが供給されたときは固定周波数の
システムクロックを発生し、VCO24の発振出力VC
OCKが供給されたときはその発振出力に応じて周波数
が可変なシステムクロックを発生する。
【0043】また、VCO24の発振出力VCOCK
は、1/M分周器27で1/Mに分周されて位相比較器
28の一入力となる。また、クリスタル発振器26の固
定クロックは、1/M分周器29で1/Nに分周されて
基準クロックとして位相比較器28の他入力となる。な
お、M,Nは共に任意の値をとり得る変数であり、コン
トローラ20aによって、適当な値に設定される。
【0044】位相比較器28は、1/M分周器27の分
周出力と1/N分周器29の分周出力との位相差を検出
し、この位相差に応じた位相差信号を出力する。この位
相差信号は、LPF30を介してスピンドル2の駆動信
号としてスピンドルドライバ31に供給される。
【0045】上記構成においては、切換スイッチ25が
クリスタル発振器26の固定クロックを選択したとき
は、システムクロックが16.9344MHzに固定と
なる。一方、切換スイッチ25がVCO24の発振出力
VCOCKを選択したときは、スピンドル・サーボ信号
処理回路18から出力されるサーボエラー信号が0にな
るようにシステムクロックが変化することになる。すな
わち、ディスク1の回転速度が比較的ルーズであって
も、その回転速度に追従してシステムクロックが変化す
ることになる。
【0046】さらに、VCO24の発振出力VCOCK
は、加速度検出器32に供給される。加速度検出器32
には、クリスタル発振器26の出力クロックの周波数を
1/L分周、たとえば1/8分周した信号XTW、並び
に図示しないフレームシンク保護回路で生成される信号
LOCKが供給される。
【0047】加速度検出器32は、入力信号VCOCK
およびXTWに基づいて加速度を検出して、検出した加
速度とコントローラ20aからあらかじめ与えられる設
定加速度および信号LOCKに基づいて、LPF23の
カットオフ周波数を切り換えるための信号SCFを生成
してコントローラ20aに出力する。そして、コントロ
ーラ20aは、例えば検出加速度が設定加速度より大き
い場合、その速度変化に追従させるため、LPF23の
カットオフ周波数を高くし、検出加速度が設定加速度よ
り小さい場合、LPF23のカットオフ周波数を低くす
るように制御する。
【0048】以下、この加速度検出系を設けた信号処理
回路の原理、構成及び機能について、図面を参照しつつ
さらに詳細に説明する。
【0049】図4におけるVCO24の前段のLPF2
3としては、非常に低ノイズのフィルタが望まれる。つ
まり、このフィルタ出力にノイズが含まれた場合、その
ノイズ電位にVCOが反応し、発振周波数のCNレシオ
が悪化する。このためPLLのCNRも悪化し、結局プ
レアビリティーが劣化してしまう。例えば再生データの
エラーレイトが大きくなる。これを解決するには、ノイ
ズ成分を検証させる必要があり、それにはLPF23の
カットオフ周波数を可能な限り低くする必要がある(例
えば1Hz以下)。しかし、カットオフを低くした場合
に問題となるのは、スピンドル2の回転速度が大きく変
化した場合、大きな時定数のLPFでは変化に追従でき
ないという問題がある。つまり、回転速度の変化にVC
Oの発振周波数の変化が追いついていけず、その周波数
差がPLLのキャプチャーレンジを越えた時、PLLの
ロックが外れてしまう。スピンドル2の回転速度が大き
く変化することを予測できる場合は、マイコン制御でL
PFのカットオフ周波数を切り換えることが可能である
が、変化を予測できない場合はカットオフ周波数を切り
換えることができない。
【0050】本第2の実施形態は、どのような状況下で
もロックを外さないよう、自動的にLPFのカットオフ
周波数を切り換え、回転速度変化に対する最適のカット
オフ周波数を選択する手段として加速度検出に基づく信
号処理回路を提供するものである。勿論この場合、若干
のプレアビリティー悪化は避けられないものの、PLL
のロックが外れ、データが全く読めなくなってしまうこ
とに比べた場合こちらの方が格段に良い。
【0051】図4において、VCO24は発振周波数が
スピンドル2の線速度に比例して変化する。つまり、こ
の周波数を計測することで、線速度を知ることができ
る。さらに一定間隔でこの線速度の差を計測したなら、
これは速度の差分であり加速度である。線速度が一定で
回転している場合、この加速度は略ゼロである。しか
し、外乱や大きなトラックジャンプを行った場合、線速
度は大きく変化することになる。この時の加速度を常に
計測しておき、ある基準以上になった場合、フィルタの
カットオフ周波数を高くするための信号を生成する。こ
うすることで少なくともPLLがアンロックすることを
保護できる。
【0052】ところで、VCOの発振周波数がスピンド
ル線速度と比例関係が成り立つのはPLLがロックして
いる場合のみである。例えばトラバースの最中などEF
M信号が正しく得られない場合、VCOの発振周波数か
らスピンドルの線速度を予測できない。このような場
合、スピンドルの線速度は大きくズレたためにPLLの
ロックが外れたと判断して良い。つまり、PLLが外れ
ている場合はカットオフ周波数を高くすれば良い。そし
て、このロックが外れているか否かを判断する信号とし
ては、上述した図示しないフレームシンク保護回路で生
成されるLOCK信号を使う。この信号LOCKは、再
生フレームシンクが正しく再生されていることを示す信
号で、長期間にわたり連続してフレームシンクが再生さ
れない時のみローレベルとなる信号である。信号LOC
Kがローレベルの場合は強制的にカットオフ周波数の高
い方を選択し、ハイレベルの場合は加速度によってカッ
トオフ周波数を選択するように構成する。
【0053】図5、図6はそれぞれスピンドルの回転速
度が大きく変化した場合の説明である。図5ではディス
クの外周を再生していた状態から、内周へトラバースし
た場合について示している。CLV記録されているディ
スクでは、ディスクの全ての位置で線速度が一定になる
が、そのためには内周では回転速度が速く、外周では回
転速度が遅くなる。図5に示すように、トラバースして
いる間は、EFM信号が正しく得られないため回転速度
が不定になる。トラバースを終了し内周の目的トラック
に到達した時点で、EFM信号は正しく再生され、その
トラック位置で線速度を一定にするための制御が行われ
る。具体的には、回転速度を上昇させることになる。こ
の時の線速度の時間差分をとると図5中曲線αで示す加
速度が得られる。このケースでは、マイコンでトラバー
スを指示するわけであり、当然マイコンで大きな速度変
化が生ずることを予測することができる。
【0054】次に、図6は再生中のプレーヤに回転性外
乱が加えられた場合について説明したものである。この
図では線速度を示している。例えばディスクの回転方向
と同じ向きにプレーヤを回転させた場合、線速度は低下
する。その後データの不足した分を補うため線速度は一
時期標準速より高くなる。この場合の加速度を同図中に
曲線αで示している。
【0055】図7は以上の原理に基づく加速度検出器3
2の具体的な構成例を示すブロック図で、図8は図7の
加速度検出器32のタイミングチャートを示している。
加速度検出器32は、図7に示すように、フリップフロ
ップ3201〜3203、排他的論理和ゲート3204
〜3208、nビットカウンタ3209、nビットレジ
スタ3210,3211、インバータ3211〜321
4、加算器3215、ナンドゲート3216、インクリ
メンタ3217、およびコンパレータ3218により構
成されている。
【0056】このような構成において、クリスタル発振
器26で生成されたクロック信号CKを1/L分周した
信号XTWがフリップフロップ3201の入力端Dに入
力され、VCO24の発振出力VCOCKがフリップフ
ロップ3201〜3203およびnビットカウンタ32
09、nビットレジスタ3210のクロック入力として
供給される。この例では、信号XTWの周期は、図8に
示すように、クロック信号CKの周期の8倍にしてある
が特に理由はなく、精度との関係できまる。この信号X
TWの立ち上がりと、立ち下がりの両エッジ微分が取ら
れて、その結果がLD信号としてnビットレジスタ32
10のロード(Load)端子、nビットカウンタ32
09のリセット(Rset)端子、およびフリップフロ
ップ3203のイネーブル(EN)端子に供給される。
【0057】ここで、信号VCOCKは、上述したよう
に、スピンドルの線速度に比例する信号であることか
ら、結局、nビットカウンタ3209は、LD信号から
次のLD信号までの区間に信号VCOCKが何周期存在
するか計測していることになる。換言すれば、nビット
カウンタ3209のカウント値はスピンドルの線速度に
比例するものである。nビットカウンタ3209がカウ
ントを終了した時点で、その計測値は次段のnビットレ
ジスタ3210に取り込まれる。つまり、nビットのカ
ウンタ3209とレジスタ3210は、ΔTの時間差で
の線速度を表すことになる。さらにnビットレジスタ3
210の出力端QA,QB,QC,QDからの出力は、
インバータ3211〜3214でレベルが反転されて、
加算器3215の入力端B0〜B4にそれぞれ入力され
る。加算器3215の他の入力端A0〜A5にはnビッ
トカウンタ3209の出力が加えられ、同時にキャリー
インCIにより+1される。よって、ここの回路では引
き算が行われ、ΔV(線速度変化)を求めていることに
なる。
【0058】さらに、この加算器3215の出力は絶対
値変換される。つまりこの回路の目的は速度変化の大き
いことを検出すれば良いわけで、加速度の正負は今問題
にしていない。さらに、その出力はマグニチュードコン
パレータ3218の入力端A0〜A3に供給され、コン
パレータ3218の他の入力端B0〜B3にはあらかじ
めコントローラ20aによりnビットレジスタ3211
に設定されたレジスタ3211の出力が加えられる。比
較の結果、もし加速度(絶対値)が設定値より大きい場
合、コンパレータ3218のOUT端子よりハイレベル
の信号が出力される。この出力はLD信号でフリップフ
ロップ3203に取り込まれる。そして、フリップフロ
ップ3203の出力がハイレベルであれば、コントロー
ラ20aで設定した加速度以上の力が加わったことを意
味し、その速度変化に追従させるため、コントローラ2
0aにより図1のVCO24の前段のLPF23のカッ
トオフ周波数を高くし、逆にフリップフロップ3203
の出力がローレベルであれば、カットオフ周波数を低く
するような周波数の切り換え制御が行われる。
【0059】図7において、フリップフロップ3203
のプリセット端子PSに信号LOCKが加えられている
が、この意味は信号LOCKがローレベルの場合トラバ
ース中とかの理由でEFM信号が正常にとれていない
か、PLLがアンロック状態であり、いずれにせよフィ
ルタのカットオフを高くして追従性を良くしておくこと
を意味する。
【0060】なお、このフリップフロップ3203の出
力から実際のフィルタの周波数を切り換える方法として
は、上述したCPU等のコントローラを経由して行って
も、他の専用の回路で行っても良い。また、図9は、図
8のタイミングチャートで示す動作時のスピンドルの線
速度が変化した場合の例を示している。
【0061】また、上述した加速度検出に基づくLPF
のカットオフ周波数の切換制御について、PLLアシン
メトリ補正回路にも同様に適用できる。図10は、この
加速度検出に基づくLPFのカットオフ周波数の切換制
御を適用したPLLアシンメトリ補正回路11aの構成
例を示すブロック図で、図2と同一構成部分は同一符号
をもって表している。
【0062】この回路11aでは、VCO113の発振
出力をVCOCKとして、図7と同様の構成を有する加
速度検出器32aに供給するように構成されている。図
2に示すPLLアシンメトリ補正回路11においてはV
CO113の前段のLPF112は非常に低ノイズのフ
ィルタであることが望まれる。
【0063】上述したと同様に、このフィルタ出力にノ
イズが含まれた場合、そのノイズ電位にVCO113が
反応し、発振周波数のCNレシオが悪化する。このため
PLLのCNRも悪化し、結局プリアビリティーが劣化
してしまう。例えば再生データのエラーレイトが大きく
なる。これを解決するには、この場合もノイズ成分を検
証させる必要があり、それにはLPFのカットオフ周波
数を可能な限り低くする必要がある(例えば1Hz以
下)。しかし、カットオフ周波数を低くした場合、問題
となるのは、スピンドル2の回転速度が大きく変化した
場合、大きな時定数のLPFでは変化に追従できないと
いう問題がある。つまり、回転速度の変化にVCO11
3の発振周波数の変化が追いついていけず、その周波数
差がPLLのキャプチャーレンジを越えた時、PLLの
ロックが外れてしまう。
【0064】図2の回路では、スピンドルの回転速度が
大きく変化することを予測できる場合は、マイコン制御
でLPF112のカットオフ周波数を切り換えることが
可能であるが、変化を予測できない場合はカットオフ周
波数を切り換えられない。そこで、どのような状況下で
もロックを外さないよう、図10に示すように、自動的
にLPF112のカットオフ周波数を切り換え、回転速
度変化に対する最適のカットオフ周波数を選択するよう
に、加速度検出に基づくLPFのカットオフ周波数の切
換制御を適用している。勿論この場合も、若干のプレア
ビリティーの悪化は避けられないものの、PLLのロッ
クが外れ、データが全く読めなくなってしまう事に比べ
た場合こちらの方が格段に良い。
【0065】図10の回路も、図4の回路と同様の理論
の基づいて構成されている。すなわち、VCO113は
発振周波数がスピンドルの線速度に比例して変化する。
つまり、この周波数を計測することで、線速度を知るこ
でができ、さらに一定間隔でこの線速度の差を計測した
なら、これは速度の差分であり加速度である。線速度が
一定で回転している場合、この加速度は略ゼロである。
しかし、外乱や大きなトラックジャンプを行った場合、
線速度は大きく変化することになる。この時の加速度を
常に計測しておき、ある基準以上になった場合、フィル
タのカットオフ周波数を高くするための信号を生成す
る。こうすることで少なくともPLLがアンロックする
ことを保護できる。
【0066】また、VCO113の発振周波数がスピン
ドル線速度と比例関係が成り立つのはPLLがロックし
ている場合のみである。例えばトラバースの最中などE
FM信号が正しく得られない場合、VCOの発振周波数
からスピンドルの線速度を予測できない。このような場
合、スピンドルの線速度は大きくズレたためにPLLの
ロックが外れたと判断して良い。つまり、図4の回路の
場合と同様に、PLLが外れている場合はカットオフ周
波数を高くすれば良い。このロックが外れているかいな
いかを判断する信号としては図示しないフレームシンク
保護回路で生成される信号LOCKを用いることも同様
である。
【0067】以上説明したように、本第2の実施形態に
よれば、再生中常に回転速度の変化量つまり、加速度を
計測し、これに基づいてローパスフィルタのカットオフ
周波数を変化させるようにしたので、いかなる再生状態
においても最適なフィルタカットオフ周波数を設定で
き、ひいては高速アクセスを実現できる利点がある。
【0068】第3の実施形態 ディスクプレーヤで再生中に回転性外乱が加わったと
き、スピンドルの回転速度が大きく変わり、PLLがア
ンロックし、データを再生できない状態に陥ることがあ
り、この時、正常に戻るまで無音状態となる。本第3の
実施形態は、かかる無音状態の発生を防止するためのも
のであり、スピンドル回転線速度変化から、加速度を計
測して、外乱を検出、その結果から再生モードを切り換
えて、無音になることを防止するものである。
【0069】すなわち、本第3の実施の形態は、加速度
検出結果に基づいて、切換スイッチ25の切換制御を行
うことにより、上記無音状態の発生を防止し、またその
状態を早期に回復させるものである。回路構成として
は、図4と等価であり、コントロール回路20aの切換
スイッチ25に対する制御が異なる。したがって、ここ
では具体的な回路構成についての説明は省略する。
【0070】以下に、第3の実施形態に至った経緯およ
び具体的な構成、機能について図面を参照しつつさらに
詳細に説明する。
【0071】図4の回路のように、再生信号処理回路全
体をスピンドルの回転速度に追従させるものでは、回転
数が変化すると再生される音楽のピッチも変化する。こ
れは任意の回転速度でも連続的にデータ再生が可能であ
る(これを以下、モードAと称する)。また、図1およ
び図2の回路のように、スピンドル2の回転数に追従す
る広いキャプチャーレンジを持つPLLを備えた回路を
用いるモード(以下、モードBと称する)では再生デー
タレートは一定になり、音楽にいわゆるワウは生じない
ものの時間軸補正(TBC)のメモリがオーバー/アン
ダーフローを起こし易く連続再生が困難である。
【0072】ところで、一般のCDプレーヤでは再生中
にディスクの回転方向に沿ってプレーヤを回転させる
と、プレーヤとの相対的な線速度が大きく変化し、EF
M信号の周波数スペクトルがシフトし、PLLがアンロ
ック状態に陥りデータを再生できなくなっていた。これ
に対し、図1の回路ではキャプチャーレンジを大幅に拡
大できたものの、モードAでは常にワウ・フラッターが
存在し、音楽ディスクを再生するには向かない。なお、
ESPプレーヤであればワウは時間軸補正(TBC)さ
れるので問題ない。また、モードBでは、キャプチャー
レンジは広く、ワウも発生しないが、デ・インターリー
ブと時間軸補正に併用しているメモリは容量が小さく、
オーバーフローやアンダーフローになりやすい。それが
起こると音楽を連続して再生することができない。この
メモリ容量を大きくすると、オーバーフローやアンダー
フローになりずらくなるものの、それはESPとほぼ同
じ構成になりLSIのコストアップになる。以上の理由
から、モードAもモードBもESPディスクマンやCD
ROM以外の音楽再生プレーヤではアンチローリング性
能を改善する有効な利用方法が無いことから、本発明の
第3の実施形態を構成するに至った。
【0073】本発明の説明に先立って線速度と加速度、
フレームシフト量について、図11〜図13を参照しつ
つ説明する。図11は、外乱によるスピンドルの線速度
変化と加速度との関係を示している。この図11の場
合、時間t0より前では標準線速度でスピンドルが回転
しており、そこに回転性外乱がt0〜t1の区間一定の
力(加速度)が加わっている。時間t1後外乱は消え、
スピンドルサーボ系は安定点に回復するような制御が行
われるが、この安定点は目的の線速度になるように制御
するのではなく、TBCRAMのフレームジッターマー
ジンが最大になるように制御される。つまり、CDでは
スピンドル2のワウフラを訂正するためにRAMを使い
時間軸補正を行っており、もしスピンドルの回転速度が
速くなるとTBCRAM内のデータは増加し、逆の場合
は減少する。これらのケースで、ある限界(フレームジ
ッターマージン)を越えるとTBCRAMはオーバーフ
ロー/アンダーフローを起こす。このマージンがデータ
の増減に対し最大になるようサーボ制御が行われる。
【0074】さて、t0〜t1の区間一定の力が加わっ
たと仮定したことで、実際の線速度はリニアに増加す
る。時間t1において外乱が消えても、図11では、そ
の後マイナスの力が時間t3まで加わっている。この力
は、システムのサーボ系が自動的に制御したものであ
る。つまり、前述のように、フレームジッターマージン
が最大になるように回転制御した結果に他ならない。再
度説明すると、線速度はt0〜t1の外乱により上昇
し、t1において線速度が最大になっている。この後線
速度を低下させるため、逆側の力が制御系より発生す
る。その力により、線速度は減少し時間t2の時点で線
速度は標準速度に戻る。
【0075】しかし、その後も線速度は減少を続け標準
速度以下になっている。この理由はt0〜t2の区間に
再生されたデータは標準速度より速いため、その分TB
CRAMの中に増加し続けており、結局この線速度の積
分値に比例し、RAM上に残っていることになる。この
増加分のデータはRAM上のフレームジッターマージン
を減少させている。そこでサーボ系は、時間t2の後
も、さらに減速制御を続け、標準線速度よりマイナスに
制御する。そして、RAM上のデータを減少させ、フレ
ームジッターマージンを最大にするべく制御が続けられ
る。結局時間t3の時点でRAM上のフレームジッター
マージンが最大になり、系は安定する。
【0076】図12は、サーボゲインが一定な場合に異
なる外乱印加時のスピンドル線速度変化を示す図であっ
て、外乱の強さが違った場合に系が安定するまでについ
て示している。図中に示すAのケースもBのケースもサ
ーボゲインは同じと仮定している。この図12から分か
るように、強い外乱Bの方が弱い外乱Aの方よりも積分
値が大きい。当然であるが強い外乱が加わり、フレーム
ジッターマージンを積分値が越えると、RAMのオーバ
ーフローが発生する。逆に外乱の大きさ(加速度)から
RAMのオーバーフローを予測できることを意味する。
【0077】また、図13は、同じ大きさの外乱が加え
られた場合で、サーボゲインが異なる場合の外乱による
スピンドル線速度変化を示す図である。この図13から
分かるように、同じ外乱であればゲインの大きい方が系
が安定するまでの時間は短くてすみ、かつ積分値につい
ても同様にゲインの大きい方がフレームシフト量が小さ
い。しかし、通常状態でサーボに最適なゲインは、この
場合のゲインとは異なる。つまり、サーボの位相余裕や
ゲイン余裕は充分サーボ帯域で取れることが必要であ
る。結局外乱が印加された時だけゲインを変更し回復の
時間の短縮を図ることになる。
【0078】いずれにしても加速度を検出することで、
ゲインを切り換え、外乱に対する影響を最小にできる。
【0079】本第3の実施形態は、外乱の強さを、加速
度を計測することにより求め、外乱のない状態では前述
のモードBでCDプレーヤを再生し、外乱が加わった場
合、その大きさがRAMオーバーフローを起こさない程
度の弱いものであれば、単にサーボゲインを大きくし、
回復を早める。一方、もしRAMオーバーフローを起こ
す強い外乱が加わった場合は、サーボゲインを大きく
し、さらに前述のモードAに再生モードを切り替え、一
瞬ピッチは変わるものの、RAMオーバーフローを起こ
し、音楽にノイズが入ったり、途切れたりする重大な事
態に陥ることを保護するものである。ここで一番重要な
ことは、ある強さ以上の外乱が加わったことでモードB
からモードAに再生モードを切り換えることであり、ゲ
インの切り換えはそれ程重要ではない。
【0080】図4と等価な具体的な回路にあっては、切
換スイッチ25をクリスタル発振器26の出力側に接続
した場合モードBとなり、VCO24の出力側に接続し
た場合モードAとなる。また、加速度検出器32の構成
も図7の回路と同様の構成を有しており、加速度検出器
32の出力をコントローラ20aで常に監視する。例え
ば、あらかじめ設定しておいた加速度より、強い外乱が
加えられた場合、加速度検出器32はハイレベルの信号
をコントローラ20aに出力する。そして、このハイレ
ベルの出力が一定時間続いたら、まずサーボゲインをア
ップさせ、さらにある一定時間経過してもまだハイレベ
ルの出力が続いていたならモードAに切り換えるように
制御する。
【0081】これにより、モードAやモードBのワイド
キャプチャーモードをディスクマンなどのアンチローリ
ング性能の改善を図れ、さらにその状況を早期に回復さ
せるべく制御も可能になる。つまり、スピンドル回転制
御系に力が加わっていないときモードBで音楽再生し、
何らかの力が加わり、メモリーがオーバー/アンダーフ
ローになりそうな場合、モードAに切り換える。この結
果、外乱のない状態ではワウのない音楽再生ができ、強
い外乱が加わった場合のみ、モードAに切り換え、音楽
を連続して再生することができる。もちろんその場合、
一瞬音のピッチがずれてしまうものの、全く音楽が無音
状態になってしまうことに比べたら、格段に前者の方が
良い。また、外乱を検出したなら、それに最適なサーボ
特性に切り換えることができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1のPLL回路(アナログPLL回路)に基準周波数
を与える手段としてVCOを用い、このVCOに対して
スピンドルの回転速度の基準速度に対する速度エラーに
応じた制御電圧を与える一方、このVCOによって与え
られる発振周波数に基づいて第1のPLL回路で基準ク
ロックを発生するとともに、この基準クロックに基づい
て第2のPLL回路(ディジタルPLL回路)で再生ク
ロックを発生する構成としたことにより、上記VCO及
び第1のPLL回路内のVCO共にスピンドルの回転数
に比例して発振周波数が変化することになるので、シス
テム全体として非常に広いキャプチャー/ロックレンジ
のPLL回路を実現できることになる。
【0083】その結果、例えば屋外でのディジクプレー
ヤの使用状態において、ディスクの回転方向又は反回転
方向にプレーヤ本体を回転させた場合とか、アクセス時
に大きなトラックジャンプが発生した場合等、スピンド
ルの回転速度が目標値に対して大きくずれるような場合
であっても、PLLのロックが殆ど外れることがないた
め、常にデータを読むことができるとともに、高速アク
セルが可能となる。これは換言すると、スピンドルサー
ボが比較的ルーズでも問題ないことを意味し、サーボゲ
インを低くできることをも意味する。したがって、スピ
ンドルサーボの消費電力を低く抑えることが可能とな
る。
【0084】また、再生中常に回転速度の変化量つま
り、加速度を計測することでフィルタのカットオフ周波
数を変化させるようにしたので、いかなる再生状態にお
いても最適なフィルタカットオフ周波数を設定でき、ひ
いては高速アクセスを実現できる利点がある。
【0085】さらに、モードAやモードBのワイドキャ
プチャーモードをディスクマンなどのアンチローリング
性能の改善を図れ、さらにその状況を早期に回復させる
ことができ、強い外乱が加わっても音楽を連続して再生
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるCDプレーヤの制御系の第
1の実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明に係るPLLアシンメトリ補正回路の一
例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る回転速度計測回路の一例を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明が適用されるCDプレーヤの制御系の第
2の実施形態を示す構成図である。
【図5】トラバース前後の回転速度および加速度の変化
を示す図である。
【図6】外乱による回転速度および加速度の変化を示す
図である。
【図7】本発明に係る加速度検出器の具体的な構成例を
示す図である。
【図8】図7の回路のタイミングチャートである。
【図9】スピンドルの加速度変化を示す図である。
【図10】第2の実施形態に係るPLLアシンメトリ補
正回路の構成例を示す図である。
【図11】外乱によるスピンドルの線速度変化と加速度
との関係を示す図である。
【図12】サーボゲインが一定な場合に異なる外乱印加
時のスピンドル線速度変化を示す図である。
【図13】同じ大きさの外乱が加えられた場合で、サー
ボゲインが異なる場合の外乱によるスピンドル線速度変
化を示す図である。
【図14】従来例を示すブロック図である。
【図15】PLL回路の特性図である。
【符号の説明】
1…ディスク 2…スピンドルモータ 3…ピックアップ 10…DSP回路 11,11a…PLLアシンメトリ補正回路 110…アナログPLL回路 111…回転速度計測回路 112,118…ローパスフィルタ(LPF) 113,116…VCO(電圧制御発振器) 114…1/M分周器 115…位相比較器 117…1/N分周器 120…ディジタルPLL回路 121…周波数エラー計測回路 122…ローパスフィルタ 123…位相エラー計測回路 125…ディジタルVCO 12…EFM復調回路 18…スピンドル・サーボ信号処理回路 20,20a…コントローラ 22…光学系サーボ信号処理回路 23,30…ローパスフィルタ(LPF) 24…VCO(電圧制御発振器) 25…切換スイッチ 26,26a…クリスタル発振器 27…1/M分周器 28…位相比較器 29…1/N分周器 32,32a…加速度検出器 3201〜3203…フリップフロップ 3204〜3208…排他的論理和ゲート 3209…nビットカウンタ 3210,3211…nビットレジスタ 3211〜3214…インバータ 3215…加算器 3216…ナンドゲート 3217…インクリメンタ 3218…コンパレータ 33…1/L分周器

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクからの再生信号に同期した再生
    クロックを生成し、この再生クロックに基づいて前記再
    生信号に対する信号処理を行うディスク再生装置の信号
    処理回路であって、 前記再生信号に基づいてスピンドルの回転速度を検出
    し、基準速度に対する速度エラーに応じた制御信号を発
    生する回転速度計測手段と、 前記制御信号に応じて発振周波数が変化する発振手段
    と、 前記発振手段の発振周波数に基づいて所定周波数の基準
    クロックを発生する第1のPLL回路と、 前記基準クロックに基づいて前記再生クロックを発生
    し、この再生クロックに対する前記再生信号の周波数エ
    ラー及び位相エラーを検出し、その周波数エラー及び位
    相エラーに基づいて前記再生クロックの周波数及び位相
    を制御する第2のPLL回路とを有するディクス再生装
    置の信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記回転速度計測手段は、スピンドルの
    回転速度の基準速度に対する速度差を検出する第1の検
    出手段と、前記再生信号の周期の基準周期に対する周期
    差を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段に
    より速度差情報を前記制御信号として出力した後、前記
    第2の検出手段により周期差情報を前記制御信号として
    出力する切換え手段とを有する請求項1記載のディスク
    再生装置の信号処理回路。
  3. 【請求項3】 ディスクからの再生信号に同期した再生
    クロックを生成し、この再生クロックに基づいて前記再
    生信号に対する信号処理を行うディスク再生装置の信号
    処理回路であって、 前記再生信号に基づいてスピンドルの回転速度を検出
    し、基準速度に対する速度エラーに応じた制御信号を発
    生する回転速度計測手段と、 切換制御信号に応じて遮断周波数が可変で、当該遮断周
    波数をもって前記制御信号の所定周波数域のみを抽出し
    て出力するフィルタ手段と、 前記フィルタ手段から出力された制御信号に応じて発振
    周波数が変化する発振手段と、 前記発振手段の発振周波数に基づいて所定周波数の基準
    クロックを発生する第1のPLL回路と、 前記基準クロックに基づいて前記再生クロックを発生
    し、この再生クロックに対する前記再生信号の周波数エ
    ラー及び位相エラーを検出し、その周波数エラー及び位
    相エラーに基づいて前記再生クロックの周波数及び位相
    を制御する第2のPLL回路と、 前記発振出力および基準クロックを受けて回転加速度を
    検出する加速度検出手段と、 前記検出された加速度とあらかじめ設定した加速度との
    比較結果に応じた前記切換制御信号を前記フィルタ手段
    に出力する制御手段とを有するディクス再生装置の信号
    処理回路。
  4. 【請求項4】 前記回転速度計測手段は、スピンドルの
    回転速度の基準速度に対する速度差を検出する第1の検
    出手段と、前記再生信号の周期の基準周期に対する周期
    差を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段に
    より速度差情報を前記制御信号として出力した後、前記
    第2の検出手段により周期差情報を前記制御信号として
    出力する切換え手段とを有する請求項3記載のディスク
    再生装置の信号処理回路。
  5. 【請求項5】 前記速度制御手段は、前記発振出力を可
    変分周比にて分周する第1の分周手段と、前記基準クロ
    ックを可変分周比にて分周する第2の分周手段と、前記
    第1および第2の分周手段の各分周出力の位相差を検出
    する位相比較手段とを有する請求項3記載のディスク再
    生装置の信号処理回路。
  6. 【請求項6】 前記加速度検出手段は、前記基準クロッ
    ク内における前記発振手段の発振出力の周期を計測する
    周期計測手段と、前記周期計測手段の計測結果に基づい
    て速度変化を求める速度変化算出手段と、速度変化の大
    きさとあらかじめ設定した値とを比較し、その結果を前
    記制御手段に出力する比較手段とを有する請求項3記載
    のディスク再生装置の信号処理回路。
  7. 【請求項7】 前記制御回路は、検出加速度が設定加速
    度より大きい場合は前記フィルタ手段の遮断周波数を高
    くし、検出加速度が設定加速度より小さい場合は前記フ
    ィルタ手段の遮断周波数を低くするような前記切換制御
    信号を生成し出力する請求項3記載のディスク再生装置
    の信号処理回路。
  8. 【請求項8】 ディスクからの再生信号を受けて、ディ
    スクの回転速度の目標回転速度に対する速度エラーを検
    出し、この速度エラーに応じた速度制御信号を出力する
    速度制御信号生成手段と、 切換制御信号に応じて遮断周波数が可変で、当該遮断周
    波数をもって前記速度制御信号の所定周波数域のみを抽
    出して出力するフィルタ手段と、 発振出力が前記フィルタ手段から出力された速度制御信
    号に応じて変化し、その発振出力を前記速度制御信号生
    成手段にシステムクロックとして供給する発振手段と、 前記発振出力の基準クロックに対する位相差を検出して
    その位相差に応じてディスクの回転速度を制御する速度
    制御手段と、 前記発振出力および基準クロックを受けて回転加速度を
    検出する加速度検出手段と、 前記検出された加速度とあらかじめ設定した加速度との
    比較結果に応じた前記切換制御信号を前記フィルタ手段
    に出力する制御手段とを有するディスク再生装置の信号
    処理回路。
  9. 【請求項9】 前記速度制御手段は、前記発振出力を可
    変分周比にて分周する第1の分周手段と、前記基準クロ
    ックを可変分周比にて分周する第2の分周手段と、前記
    第1および第2の分周手段の各分周出力の位相差を検出
    する位相比較手段とを有する請求項8記載のディスク再
    生装置の信号処理回路。
  10. 【請求項10】 前記加速度検出手段は、前記基準クロ
    ック内における前記発振手段の発振出力の周期を計測す
    る周期計測手段と、前記周期計測手段の計測結果に基づ
    いて速度変化を求める速度変化算出手段と、速度変化の
    大きさとあらかじめ設定した値とを比較し、その結果を
    前記制御手段に出力する比較手段とを有する請求項8記
    載のディスク再生装置の信号処理回路。
  11. 【請求項11】 前記制御回路は、検出加速度が設定加
    速度より大きい場合は前記フィルタ手段の遮断周波数を
    高くし、検出加速度が設定加速度より小さい場合は前記
    フィルタ手段の遮断周波数を低くするような前記切換制
    御信号を生成し出力する請求項8記載のディスク再生装
    置の信号処理回路。
  12. 【請求項12】 ディスクからの再生信号を受けて、デ
    ィスクの回転速度の目標回転速度に対する速度エラーを
    検出し、この速度エラーに応じた速度制御信号を出力す
    る速度制御信号生成手段と、 発振出力が前記速度制御信号に応じて変化する発振手段
    と、 前記発振出力の基準クロックに対する位相差を検出して
    その位相差に応じてディスクの回転速度を制御する速度
    制御手段と、 前記発振出力および前記基準クロックのいずれか一方を
    切換制御信号に応じて選択して前記信号処理手段にシス
    テムクロックとして供給する選択手段と、 前記発振出力および基準クロックを受けて回転加速度を
    検出する加速度検出手段と、 前記検出された加速度とあらかじめ設定した加速度との
    比較結果に応じた前記切換制御信号を前記選択手段に出
    力する制御手段とを有するディスク再生装置の信号処理
    回路。
  13. 【請求項13】 前記速度制御手段は、前記発振出力を
    可変分周比にて分周する第1の分周手段と、前記基準ク
    ロックを可変分周比にて分周する第2の分周手段と、前
    記第1および第2の分周手段の各分周出力の位相差を検
    出する位相比較手段とを有する請求項12記載のディス
    ク再生装置の信号処理回路。
  14. 【請求項14】 前記加速度検出手段は、前記基準クロ
    ック内における前記発振手段の発振出力の周期を計測す
    る周期計測手段と、前記周期計測手段の計測結果に基づ
    いて速度変化を求める速度変化算出手段と、速度変化の
    大きさとあらかじめ設定した値とを比較し、その結果を
    前記制御手段に出力する比較手段とを有する請求項12
    記載のディスク再生装置の信号処理回路。
  15. 【請求項15】 前記制御回路は、検出加速度が設定加
    速度より小さい場合は基準クロックを選択させ、検出加
    速度が設定加速度より大きい場合は、発振出力を選択さ
    せる前記切換制御信号を生成し出力する請求項12記載
    のディスク再生装置の信号処理回路。
  16. 【請求項16】 前記制御回路は、検出加速度が設定加
    速度より小さい場合は、基準クロックを選択させる前記
    切換制御信号を生成し出力する、検出加速度が設定加速
    度より大きい場合は、その状態が一定期間続いたとき
    は、サーボゲインを上昇させ、さらに一定期間経過しも
    検出加速度が設定加速度より大きい場合は発振出力を選
    択させる前記切換制御信号を生成し出力する請求項12
    記載のディスク再生装置の信号処理回路。
  17. 【請求項17】 ディスクからの再生信号を受けて、デ
    ィスクの回転速度の目標回転速度に対する速度エラーを
    検出し、この速度エラーに応じた速度制御信号を出力す
    る速度制御信号生成手段と、 第1の切換制御信号に応じて遮断周波数が可変で、当該
    遮断周波数をもって前記速度制御信号の所定周波数域の
    みを抽出して出力するフィルタ手段と、 発振出力が前記フィルタ手段から出力された速度制御信
    号に応じて変化する発振手段と、 前記発振出力の基準クロックに対する位相差を検出して
    その位相差に応じてディスクの回転速度を制御する速度
    制御手段と、 前記発振出力および前記基準クロックのいずれか一方を
    第2の切換制御信号に応じて選択して前記信号処理手段
    にシステムクロックとして供給する選択手段と、 前記発振出力および基準クロックを受けて回転加速度を
    検出する加速度検出手段と、 前記検出された加速度とあらかじめ設定した加速度との
    比較結果に応じた前記第1の切換制御信号を前記フィル
    タ手段に出力し、第2の切換制御信号を前記選択手段に
    出力する制御手段とを有するディスク再生装置の信号処
    理回路。
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