JPH0850758A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JPH0850758A
JPH0850758A JP6183796A JP18379694A JPH0850758A JP H0850758 A JPH0850758 A JP H0850758A JP 6183796 A JP6183796 A JP 6183796A JP 18379694 A JP18379694 A JP 18379694A JP H0850758 A JPH0850758 A JP H0850758A
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frequency
signal
linear velocity
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JP6183796A
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Toru Miura
徹 三浦
Mitsumasa Kubo
充正 久保
Tsuguaki Mashita
著明 真下
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Original Assignee
Teac Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は光ディスク再生装置に関し、シーク
時間を短縮し、かつ、データ転送速度を低下させないこ
とを目的とする。 【構成】 切換手段5はシーク動作時に加減速信号生成
手段6による加減速信号を選択し,再生動作時に線速度
一定制御信号を選択しディスク駆動手段4に供給する。
ビット周波数情報生成手段7は再生ディジタル信号のビ
ット周波数に応じ測定ビット周波数情報を生成し、ビッ
ト周波数設定手段8は測定ビット周波数情報に応じ設定
用ビット周波数情報を生成し正規ビット周波数に近づ
け、読み出し基準クロック生成手段9は設定用ビット周
波数情報に応じ読み出し基準クロックを生成する。再生
用PLL回路10は設定用ビット周波数情報で自走周波
数を設定され同期クロックを生成し、線速度一定制御手
段12は読み出し基準クロックと同期クロックを位相比
較し線速度一定制御信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置に係り、
特に、CD−ROM等のCLV記録方式の光ディスクを
再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CD−ROMと呼ばれる光ディ
スク(以下、単にディスクと記す)は、オーディオ用の
CD(コンパクトディスク)と同様に、ディジタル信号
(データ)がEFM(Eight to Fourteen Modulation)
と呼ばれる変調方式で記録されている。
【0003】CD−ROMでは、単位ビット及び単位フ
レームの時間とディスク上の記録長が、ディスク内周と
外周で同一である。従って、従来のCD−ROM再生装
置では、光ピックアップによりディスクが線速度一定
(CLV)に走査されるように、光ピックアップのディ
スク半径方向の位置に応じてディスクの回転速度を変え
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、CLV
方式のCD−ROM再生装置では、ディスクの回転速度
を光ピックアップのディスク半径方向の位置に対応した
速度に制御する。このため、目標アドレスにシークを行
う場合は、スピンドルモータの回転数を、現在アドレス
における回転数から目標アドレスにおける回転数まで制
御する必要がある。
【0005】図8は、従来のCLV方式のCD−ROM
再生装置での、シーク動作の説明図を示す。
【0006】従来の一般的なCD−ROM再生装置で
は、ディスク上の任意のアドレスをアクセスして再生す
る場合には、光ピックアップが目標トラック付近に達し
た後、実際に読み出したEFM信号によってディスクの
回転制御を行う。このため、離れたトラックへ光ピック
アップを移動させてアクセスするシーク動作時には、ピ
ックアップの移動時間にディスク回転数を制御する時間
を加えた時間を要し、シーク時間が長くなる問題があっ
た。
【0007】図8(B)の例では、時刻t0 でピックア
ップを移動開始後、時刻t1 でピックアップの移動を停
止してから、読み出したEFM信号を用いて、正規の線
速度となるようにディスクの回転数を制御しており、時
刻t3 で初めて読み出したEFM信号に同期してデータ
を再生可能となる。このように、ディスク回転数を制御
する時間t1 〜t3 が長く、シーク時間が長くなる。
【0008】そこで、ピックアップの移動中に、ディス
クの回転数を制御する方法が提案されている。例えば、
ディスク半径方向位置に対するディスク回転数を予め記
憶しておき、シーク動作時には、光ピックアップの移動
中に、目標トラックでの回転数になるようにディスクの
回転数を制御する方法、また、ピックアップの移動距離
に応じた時間だけディスクを加減速する方法が提案され
ている。
【0009】しかし、光ピックアップの移動後に、光ピ
ックアップで読み出したEFM信号に同期してデータを
再生可能となるためには、ディスク回転数を目標トラッ
クでの正規回転数に対して数%内に調整する必要があ
り、この回転数の調整時間の分、シーク時間が長くなる
という問題がある。
【0010】図8(C)の例では、時刻t0 〜t1 のピ
ックアップ移動中に、ディスクの回転数を制御してい
る。時刻t1 以後は、読み出したEFM信号を用いて、
正規の線速度となるようにディスクの回転数を制御して
おり、時刻t2 で初めて読み出したEFM信号に同期し
てデータを再生可能となる。このように、ディスク回転
数を正規回転数に対して数%内に調整する時間t1 〜t
2 が必要で、その分、シーク時間が長くなる。
【0011】また、CLVディスクをCAV(角速度一
定)で制御する方法が提案されている。しかし、この方
法では、内外周でのビットレートの差が最大2.5倍と
なり、データの転送速度の上限をCLV方式と同等とし
た場合、平均転送速度が低くなる問題がある。
【0012】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、シーク動作時のシーク時間を短縮でき、かつ、デー
タ転送速度を低下させることがない光ディスク装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図を示す。クロック情報を含むディジタル信号が記録
密度一定に記録された光ディスク1から、光ピックアッ
プ2により再生信号が生成される。ディジタル化手段3
は、再生信号をディジタル化した再生ディジタル信号を
生成する。
【0014】ディスク駆動手段4は、光ディスク1を回
転制御信号に基づいて回転駆動する。
【0015】加減速信号生成手段6は、ピックアップ2
の移動中に光ディスク1の回転速度の加速又は減速を行
うための加減速信号を生成する。
【0016】切換手段5は、シーク動作時における光ピ
ックアップ2の移動時には加減速信号を選択し、再生デ
ータを生成する再生動作時には光ディスク1を一定の基
準線速度に制御するための線速度一定制御信号を選択し
て、回転制御信号として出力する。
【0017】ビット周波数情報生成手段7は、再生ディ
ジタル信号を用いて、再生ディジタル信号のビット周波
数に対応した測定ビット周波数情報を生成する。
【0018】ビット周波数設定手段8は、測定ビット周
波数情報に対応した設定用ビット周波数情報を生成した
後、測定ビット周波数情報と、正規のビット周波数に対
応した標準ビット周波数情報とを基に、ビット周波数を
正規のビット周波数に近づけるように補正した設定用ビ
ット周波数情報を生成する。
【0019】読み出し基準クロック生成手段9は、再生
動作時における光ピックアップ2に対する光ディスク1
の基準線速度を決め,また,再生ディジタル信号から再
生データを生成するのに用いられる基準クロックとし
て、設定用ビット周波数情報が示すビット周波数に比例
した周波数の読み出し基準クロックを生成する。
【0020】再生用PLL回路10は、設定用ビット周
波数情報が示すビット周波数を、内蔵の可変周波数発振
器の自走周波数に設定されて、再生ディジタル信号に位
相同期した同期クロックを生成する。
【0021】線速度一定制御手段12は、読み出し基準
クロックと同期クロックとを位相比較して得られた位相
誤差信号を、読み出し基準クロックにより決まる基準線
速度を維持させるための線速度一定制御信号として、切
換手段5に供給する。
【0022】再生データ生成手段11は、再生ディジタ
ル信号から、同期クロックと読み出し基準クロックを用
いて、再生データを生成する。
【0023】請求項2の発明では、前記ビット周波数設
定手段は、前記再生ディジタル信号に対して前記再生用
PLL回路が同期不能となることがなく、かつ、前記同
期クロックに対して前記線速度一定制御手段が位相誤差
信号を生成不能とならないように、前記光ディスクの回
転速度の追従時間に合わせて、所定補正量ずつビット周
波数を補正して、設定用ビット周波数情報を生成する構
成とする。
【0024】
【作用】請求項1の発明では、光ピックアップの移動中
に、加減速信号により光ディスクの回転速度を制御し、
光ピックアップの移動終了の直後に、測定ビット周波数
情報を基に、再生ディジタル信号のビット周波数に一致
した自走周波数を設定されるため、再生用PLL回路
は、極短時間で、再生ディジタル信号に同期することが
できる。また、光ディスクの基準線速度を決める読み出
し基準クロックを、測定ビット周波数情報を基に、極短
時間で生成することができる。
【0025】このため、光ピックアップの移動終了後、
極短時間で、データの再生動作が可能となり、従来装置
に比べて、シーク時間を短縮することを可能とする。
【0026】また、一定線速度でデータの再生動作を行
うため、従来のCLV方式の再生装置同様のデータ転送
速度を得ることを可能とする。
【0027】更に、測定ビット周波数情報と標準ビット
周波数情報を基にして、自走周波数と読み出し基準クロ
ックの周波数が補正されるため、データの再生中に、正
規の線速度に補正することができる。これにより、デー
タ転送速度を、正規のデータ転送速度に合わせることを
可能とする。
【0028】請求項2の発明では、再生用PLL回路の
同期可能な周波数範囲を広くすることなく、また、線速
度一定制御手段の動作可能な位相差範囲を広くすること
なく、正常に、光ディスクの線速度を、正規の線速度ま
で補正することを可能とする。
【0029】
【実施例】図2は本発明の第1実施例のCD−ROM再
生装置の構成図を示す。CD−ROMディスク(以下、
単にディスクと記す)21は、ディジタル信号がEFM
方式で、全領域でビット密度一定で記録されており、C
LVで再生すれば一定のビットレートで再生される。
【0030】ディスク駆動手段は、スピンドルモータ2
3とスピンドルモータドライバ24から構成される。
【0031】光ディスク21は、スピンドルモータ23
により直接回転駆動される。スピンドルモータ23は、
FGパルスジェネレータを備えており、FGパルスは、
スピンドルモータドライバ24に供給される。
【0032】スピンドルモータドライバ24は、後述す
るスピンドルモータサーボ回路44から供給される回転
数制御電圧(回転数制御信号)に応じて、スピンドルモ
ータの回転数を制御する。また、スピンドルモータサー
ボ回路44から回転数制御電圧の供給を停止された場合
(回転数制御電圧が0V)には、システムクロックを分
周して得られる基準信号とFGパルスとを、周波数比較
及び位相比較して、スピンドルモータ23を、直前の回
転数で定速回転するように制御する。
【0033】ピックアップ制御部27は、CPU46の
指令に従って、ピックアップ26(光ピックアップ)の
フォーカス制御、トラッキング制御,及びピックアップ
26をディスク21の半径方向に移動させるシーク制御
を行う。また、ピックアップ制御部27は、ピックアッ
プ26のディスク21の半径方向の移動距離に対応する
タコパルスを生成する。
【0034】ピックアップ制御部27は、通常の再生動
作時には、ピックアップ26がディスク21のトラック
に追従するように制御し、シーク動作時には、ピックア
ップ26を目標トラック方向に移動させるように制御す
る。
【0035】CPU(中央処理装置)46は、シーク動
作時には、タコパルスを用いてピックアップ26の移動
量を把握し、現在トラックから目標トラックまでの距離
だけピックアップ26が移動するまで、ピックアップ2
6の移動動作を行わせる。
【0036】なお、トラッキング誤差信号を利用して、
ピックアップ26の移動量を把握する方式としてもよ
い。
【0037】ピックアップ26は、レーザビームをディ
スク21のトラックに照射して、その反射光を検出する
ことにより、ディスク21に記録されている信号を読み
取り、再生信号を出力する。
【0038】ディジタル化回路34(ディジタル化手
段)は、ピックアップ26から供給される再生信号を増
幅及び波形整形して、再生ディジタル信号としてのEF
M信号を生成する。なお、CPU46から供給されるコ
ントロール信号により、動作のオン・オフが制御され、
トラッキング及びフォーカシングがオンとなり、ピック
アップ26が信号を再生可能となった時点で動作がオン
とされる。
【0039】再生用PLL回路36は、ディジタル化回
路34から供給されるEFM信号に対して位相同期し
て、同期クロックを生成する。同期クロックは、EFM
信号のビットクロックである。
【0040】再生用PLL回路36は、VCO(電圧制
御発振器),EFM信号とVCOクロックを位相比較す
る位相比較器,位相比較器の出力に接続されたローパス
フィルタ、ローパスフィルタから供給される位相誤差電
圧を増幅し、周波数制御電圧としてVCOに供給する増
幅器等を備えている。
【0041】VCOの自走周波数は、自走周波数を指定
する自走周波数制御データにより設定される。自走周波
数制御データは、後述する周波数設定回路40から供給
される。VCOは、自走周波数制御データにより自走周
波数を設定され、かつ、位相誤差電圧に応じて周波数を
制御されたVCOクロックを生成する。
【0042】再生用PLL回路36は、VCOクロック
をそのまま同期クロックとして出力する。自走周波数
が、EFM信号のビット周波数に対して、周波数引込み
可能な範囲内に設定されると、EFM信号に正しく同期
した、同期クロックが生成される。
【0043】同期検出回路37は、同期クロックとEF
M信号を供給されて、再生PLL回路36が、EFM信
号に同期した正しい同期クロックを生成しているかどう
かを判定し、同期判定信号を出力する。より具体的に
は、ディスク21に記録されているフレーム同期パター
ンである,“11T/11T/2T”(ここで、Tは、
1ビットの周期とする)のパルスからなるパターンを検
出し、同期クロックと同期パターンとが同期しているか
を判定し、同期判定信号を出力する。
【0044】本実施例のCD−ROM再生装置では、デ
ータの再生動作時には、ディスク21の全領域におい
て、シーク動作終了後の短時間を除いて、規定の一定線
速度でデータの再生を行う。
【0045】11T測定回路39(ビット周波数情報生
成手段)は、EFM信号中の最も長いパルスである11
Tを検出して、11Tの長さを高速のシステムクロック
を用いて測定する。測定結果の11T測定データは、後
述する周波数設定回路40とCPU46に供給される。
【0046】図3は、11T測定回路39の構成図を示
す。マーク長ピーク検出回路71は、EFM信号の1フ
レーム以上の検出周期で、生EFM信号中の最も長いパ
ルス、即ち、同期信号の11Tを検出して、11Tの時
間幅を一定周波数のシステムクロックでカウントしたカ
ウント値を、ピーク値データとして出力する。
【0047】マーク長ピーク検出回路71で生成された
ピーク値データは、ドロップアウト等により、11Tの
時間幅を示すデータではない可能性がある。そこで、ピ
ーク値平均回路72,最小ピーク値検出回路73,誤検
出判定回路74により、正しいピーク値データ(11T
測定データ)のみを出力する。
【0048】ピーク値平均回路72は、マーク長ピーク
検出回路71からピーク値データを供給されて、一定サ
ンプル数のピーク値データを平均した平均値データを出
力する。最小ピーク値検出回路73は、ピーク値平均回
路72で平均した同一サンプル中の、最小データを検出
する。この平均値データと最小データは、誤検出判定回
路74に供給される。
【0049】誤検出判定回路74は、平均値データと最
小データとを比較して、両者の差が基準値以下ならば正
常と判定し、基準値より大きい場合は異常と判定する。
正常と判定した場合には、平均値データを、正しい11
T測定データとして出力する。
【0050】なお、更に、最大データを検出する最大ピ
ーク値検出回路を設け、平均値データと最小データ及び
最大データとを比較して、正常か異常かを判定する構成
としてもよい。
【0051】11T測定データは、ピックアップ26の
走査位置におけるディスク21の線速度に反比例し、従
って、EFM信号のビット周波数に反比例する。
【0052】周波数設定回路40は、11T測定回路3
9から11T測定データを供給され、CPU46から
は、後述する周波数補正命令を供給される。周波数設定
回路40は、11T測定データに対応したEFM信号の
ビット周波数を求め、設定用ビット周波数とする。この
設定用ビット周波数を自走周波数として指定する、自走
周波数制御データを生成して、再生用PLL回路36に
供給する。また、同時に、読み出し基準クロックの周波
数を指定する基準クロック制御データを生成して、後述
する基準クロック発生回路41に供給する。この基準ク
ロック制御データの指定する周波数は、設定用ビット周
波数に比例している。
【0053】ビット周波数設定手段は、周波数設定回路
40とCPU46で構成される。CPU46から周波数
補正命令を受けた場合には、11T測定データに対応し
て求めた設定用ビット周波数を所定周波数だけ補正す
る。この補正した設定用ビット周波数を指定する自走周
波数制御データを生成し、補正した設定用ビット周波数
に比例した基準クロック制御データを生成する。
【0054】基準クロック発生回路41(読み出し基準
クロック生成手段)は、基準クロック制御データが指定
する周波数の読み出し基準クロックを生成して、後述す
る信号処理回路42、スピンドルモータサーボ回路44
に供給する。信号処理回路42では、復調後のデータの
読み出しに読み出し基準クロックが使用される。スピン
ドルモータサーボ回路44では、読み出し基準クロック
が、スピンドルモータ23の回転数を制御する基準とな
る。
【0055】信号処理回路42(再生データ生成手段)
は、ディジタル化回路34からEFM信号を供給され、
再生用PLL回路36から同期クロックが供給され、同
期検出回路37から同期判定信号が供給され、基準クロ
ック発生回路41から読み出し基準クロックを供給され
る。
【0056】信号処理回路42は、再生用PLL回路3
6がEFM信号に同期しているときに、同期クロックを
用いてEFM信号の復調処理を行う。復調処理により、
14ビットのデータであるEFM信号は、8ビットのデ
ータに変換されて、内蔵のバッファRAMに格納され
る。この後、読み出し基準クロックを用いて、バッファ
RAMに格納された復調データが、読み出しデータとし
て読み出される。読み出しデータは、上位装置に供給さ
れる。
【0057】スピンドルモータサーボ回路44は、同期
クロック、読み出し基準クロックが供給される。また、
CPU46から加減速D/A45に供給された加減速制
御データは、加減速電圧に変換されて、スピンドルモー
タサーボ回路44に供給される。
【0058】スピンドルモータサーボ回路44は、再生
動作時には、同期クロックと読み出し基準クロックを夫
々分周して略同一の周波数に変換した後、位相比較し
て、CLV制御を行うためのCLV制御電圧を生成し
て、回転数制御電圧として出力する。また、スピンドル
モータサーボ回路44は、シーク動作時には、加減速制
御D/A45から供給される加減速電圧を、回転数制御
電圧として出力する。再生動作時におけるCLV制御
と、シーク動作時における加減速制御は、CPU46に
より切り換えられる。回転数制御電圧は、スピンドルモ
ータドライバ24に供給される。
【0059】図4は、スピンドルモータサーボ回路44
の一例の構成図を示す。スピンドルモータサーボ回路4
4は、分周器101,102、位相比較器103、ロー
パスフィルタ104、スイッチ105、加算器106か
ら構成される。
【0060】分周器101,102は、夫々、同期クロ
ックと読み出し基準クロックを分周して、略同一周波数
の信号に変換して、位相比較器103に供給する。相比
較器103は、分周器101,102から供給される信
号を位相比較して、位相誤差電圧を生成する。この位相
誤差電圧は、ローパスフィルタ104とスイッチ105
を介して、加算器106の一方の入力端子に供給され
る。加算器106の他方の入力端子には、加減速制御D
/A45から、加減速電圧が供給される。加算器106
の出力電圧が、回転数制御電圧として、スピンドルモー
タドライバ24に供給される。
【0061】線速度一定制御手段は、分周器101,1
02、位相比較器103、ローパスフィルタ104から
構成される。また、加減速信号生成手段は、CPU46
と加減速制御D/A45から構成される。また、切換手
段は、スイッチ105、加算器106、CPU46から
構成される。
【0062】通常の再生動作時には、CPU46からの
切換信号により、スイッチ105がオンとなる。また、
CPU46からの加減速制御データは0Vを指定し、加
減速電圧は0Vとなる。このため、ローパスフィルタ1
04から出力されたCLV制御電圧が、回転数制御電圧
として、スピンドルモータドライバ24に供給される。
これにより、読み出し基準クロックの周波数で決まる基
準線速度を維持するように、スピンドルモータ23の回
転数が制御される。
【0063】シーク動作時の、ピックアップ26の移動
時には、CPU46からの切換信号により、スイッチ1
05がオフとなる。同時に、CPU46からの加減速制
御データは所定の加速電圧値又は減速電圧値を指定し、
加減速電圧が加算器106に供給される。このため、加
減速電圧が、回転数制御電圧として、スピンドルモータ
ドライバ24に供給される。これにより、ピックアップ
26の移動中に、スピンドルモータ23が加速又は減速
制御される。
【0064】加減速電圧による加減速が終了した時点
で、CPU46は、加減速制御データで0Vを指定し、
加減速電圧は0Vとなる。この際、スピンドルモータド
ライバ24は、FGパルスを用いて、加減速停止時の回
転数を維持するように、スピンドルモータ23を制御す
る。この後、再生用PLL回路36がEFM信号に同期
した時点で、スイッチ105がオンにされて、以後、C
LV制御の状態となる。
【0065】また、CPU46は、シーク動作時には、
ピックアップ制御部27に指令を与えて、ピックアップ
26の目標トラックへの移動を行わせる。なお、CPU
46は、再生動作時に信号処理回路42から供給される
アドレスデータを、トラック位置の判定等に用いる。
【0066】次に、第1実施例のCD−ROM再生装置
の動作について説明する。通常の再生動作時や、上位装
置からの動作指令を待つ待機時には、CPU46は、ス
イッチ105をオンにしており、0Vを指定する加減速
制御データを加減速制御D/A45に供給している。こ
れにより、再生動作時には、CLV制御電圧が、回転数
制御電圧としてスピンドルモータドライバ24に供給さ
れて、読み出し基準クロックで決まる基準線速度を維持
するように、スピンドルモータ23が制御される。
【0067】図5は、シーク動作時の動作手順を示すフ
ローチャートである。CPU46が、上位装置から目標
アドレスへのシーク及び再生の命令を受信すると、シー
ク動作が開始される。
【0068】CPU46は、ステップ101にて、目標
アドレスまでのトラック数を算出する。ステップ102
にて、算出したトラック数から、目標トラックにおける
スピンドルモータ23の回転数を演算により求める。更
に、現在トラックと目標トラックにおけるスピンドルモ
ータ23の回転数差から、加速電圧又は減速電圧(加減
速電圧)と、印加時間を演算により求める。
【0069】この後、CPU46は、ステップ103に
て、スピンドルモータサーボ回路44のスイッチ105
をオフにし、ステップ102で求めた加減速電圧を指定
する加減速制御データを、加減速制御D/A45に供給
する。これにより、CLV制御がオフとなり、加減速電
圧がスピンドルモータドライバ24に印加されて、スピ
ンドルモータ23の加減速制御が開始される。
【0070】同時に、CPU46は、ステップ104
で、ピックアップ制御部27に指令して、トラッキング
サーボをOFFにさせ、ピックアップ26の目標アドレ
ス方向への移動を開始させる。ピックアップ26の移動
中、上記の加減速電圧により、スピンドルモータ23の
加減速制御が行われる。ピックアップ26をディスク2
1の外周方向に移動する場合には、スピンドルモータ2
3は減速制御され、ピックアップ26をディスク21の
内周方向に移動する場合には、スピンドルモータ23は
加速制御される。
【0071】ステップ105では、CPU46は、内蔵
のタイマにより、加減速電圧の印加時間が経過するのを
監視し、印加時間が経過した時点でステップ106に進
む。
【0072】設定した印加時間が経過したステップ10
6では、CPU46は、0Vを指定する加減速制御デー
タを加減速D/A45に供給して、加減速電圧を0Vに
する。これにより、スピンドルモータドライバ24に供
給される回転数制御電圧は0Vとなり、加減速電圧の印
加が停止される。スピンドルモータドライバ24は、前
記のように、FGパルスを用いて、加減速電圧の印加が
停止された時点でのスピンドルモータの回転数を維持す
るように、スピンドルモータ23を制御する。
【0073】ステップ107で、CPU46は、タコパ
ルスから、ピックアップ26の移動量が、ステップ10
1で算出したトラック数に達したことを確認した後、ピ
ックアップ制御部27に指令して、ピックアップの移動
を停止させた後、トラッキングサーボをONにさせる。
【0074】トラッキングサーボがONになると、ディ
ジタル化回路34により、EFM信号が得られる。11
T測定回路39は、EFM信号から、11Tを検出し
て、11T測定データを周波数設定回路40とCPU4
6に供給する。
【0075】周波数設定回路40は、11T測定データ
からビット周波数を求めて設定用ビット周波数とし、こ
の設定用ビット周波数を自走周波数に指定する自走周波
数制御データを再生用PLL回路36に供給する。これ
により、再生用PLL回路36は、EFM信号に同期し
て、同期クロックを生成する。
【0076】また、周波数設定回路40は、同時に、1
1T測定データから求めた設定用ビット周波数に比例し
た周波数を指定する、基準クロック制御データを基準ク
ロック発生回路41に供給する。これにより、基準クロ
ック発生回路41は、設定用ビット周波数に比例した読
み出し基準クロックを生成する。
【0077】このようにして、ピックアップ26の移動
終了後、EFM信号が生成されると、再生用PLL回路
36は、極短時間でEFM信号に位相同期することがで
き、また、EFM信号のビット周波数に対応した周波数
の読み出し基準クロックが、同時に生成される。
【0078】信号処理回路42は、再生用PLL回路3
6がEFM信号に同期した時点から、同期クロック、読
み出し基準クロックを用いて、EFM信号の復調処理、
読み出し処理を行うことが可能となる。
【0079】CPU46は、正規の線速度、従って正規
のビット周波数に対応する標準11Tデータを、内蔵R
OMに記憶している。ステップ108では、CPU46
は、11T測定データと標準11Tデータとの差を求め
て、正規のビット周波数と11T測定データで示される
実際のビット周波数との差を、周波数補正値として計算
する。
【0080】ステップ109では、CPU46は、同期
判定信号により、再生用PLL回路36がEFM信号に
同期したかどうかを判断する。再生用PLL回路36が
EFM信号に同期したことを確認すると、ステップ11
0にて、スピンドルモータサーボ回路44のスイッチ1
05をオンにする。これにより、読み出し基準クロック
を基準とした、CLV制御電圧が、回転数制御電圧とし
て、スピンドルモータドライバ24に供給されて、CL
V制御がオンとなる。
【0081】スピンドルモータ23の加減速制御の結
果、目標トラックにおける正規の回転数に対して回転数
のずれがある場合、このずれに応じて、11Tデータは
標準11Tデータに対して差を生じ、読み出し基準クロ
ックもこれに応じて正規の線速度(従って、正規のビッ
ト周波数)に対応する標準周波数からずれる。
【0082】スピンドルモータ23は、加減速電圧の印
加が停止された時点での11T測定データに対応する読
み出し基準クロックを基に、一定線速度を維持するよう
に制御される。このため、11T測定データが標準11
Tデータからずれていると、維持される線速度も正規の
線速度からずれた状態となる。
【0083】ステップ111〜113では、CPU46
から周波数設定回路40に対する周波数補正命令によ
り、読み出し基準クロックの周波数と、自走周波数を補
正することにより、このスピンドルモータ23の回転数
のずれを補正し、正規の線速度となるようにしている。
【0084】CPU46は、周波数設定回路40に周波
数補正命令を与えて、読み出し基準クロックの周波数と
再生用PLL回路36の自走周波数を決める基となる設
定用ビット周波数を、1ステップごとに少しずつ補正す
る。
【0085】ステップ111では、ステップ108で算
出した周波数補正値から、ステップ112にて現在まで
に補正した周波数の合計補正量を引いた残り補正量を、
基準誤差と比較する。この比較の結果、残り補正量が基
準誤差以下である場合、それ以上の補正は不要と判断し
て、補正を終了する。この時点で、シーク動作の処理が
終了する。この比較の結果、残り補正量が基準誤差より
大きい場合、ステップ112での周波数の補正を続け
る。
【0086】ステップ112では、CPU46は、1ス
テップ分の補正量だけビット周波数を上げることを指令
する周波数補正命令を、周波数設定回路40に供給す
る。この1ステップ分の補正量は、再生用PLL回路3
6とスピンドルモータサーボ回路44が脱調しない程度
の小さい値に設定する。
【0087】周波数補正命令を供給された、周波数設定
回路40は、読み出し基準クロックの周波数と再生用P
LL回路36の自走周波数を決める基となる設定用ビッ
ト周波数を、1ステップ分だけ上げる。これにより、自
走周波数制御データが指定する自走周波数は、ビット周
波数の補正量だけ上昇し、基準クロック制御データが指
定する読み出し基準クロックの周波数は、ビット周波数
の補正量に比例して上昇する。
【0088】なお、周波数設定回路40は、ピックアッ
プ26の移動終了後、最初に供給された11T測定デー
タの値を保持し、この保持した11T測定データから求
めた設定用ビット周波数に対して、周波数補正命令を受
ける度に、1ステップずつ、周波数を補正する。従っ
て、周波数の補正により変化した11T測定データは、
使用しない。
【0089】ステップ112では、新たに補正した1ス
テップ分の補正量を以前に補正済の補正量に加算して、
合計補正量の値を更新しておく。
【0090】ステップ113では、1ステップの周波数
の補正の後、スピンドルモータ23が追従するように、
一定の待ち時間を設けている。待ち時間が経過すると、
ステップ111に戻って、周波数の補正処理を続ける。
【0091】図6は、本実施例のCD−ROM再生装置
におけるシーク動作を説明するタイミング図である。図
6(A)は、ピックアップ26の移動のオン,オフを示
し、図6(B)は、スピンドルモータ23の回転数を示
し、図6(C)は、再生用PLL回路36の生成する同
期クロックの周波数を示す。
【0092】図6は、ディスク21の外周から内周にシ
ークする場合の例で、時刻t0 でピックアップ26を移
動開始し、同時に加減速電圧によるスピンドルモータ2
3の加減速制御を開始している。時刻t1 で加減速電圧
の印加を停止し、同時に、ピックアップ26の移動を停
止している。時刻t1 の直後に、ディジタル化回路34
により、EFM信号が生成される。この直後に11T測
定回路39により、11T測定データが生成されて、再
生用PLL回路36は、周波数設定回路40により、E
FM信号のビット周波数を自走周波数に設定される。ま
た、基準クロック発生回路41により、11T測定デー
タに対応した読み出し基準クロックが生成される。
【0093】このようにして、再生用PLL回路36
は、時刻t1 〜t2 の極短時間で、EFM信号に同期す
ることができ、時刻t2 以降、信号処理回路42は、デ
ータの復調処理、読み出し処理が可能となる。
【0094】CPU46による周波数の補正を開始する
までの、時刻t2 〜t3 (実際には、極短時間でよい)
では、スピンドルモータ23は、読み出し基準クロック
により決まる一定の基準線速度を維持するように制御さ
れる。図6の例では、ピックアップ26の移動終了時点
で、スピンドルモータの回転数が正規の回転数より低く
なっており、時刻t2 〜t3 では、正規の線速度より低
い基準線速度が維持されている。
【0095】時刻t3 〜t4 では、図5で説明したよう
に、CPU46の周波数補正命令により、再生用PLL
回路36の自走周波数と読み出し基準クロックの周波数
が1ステップずつ補正され、これに従って、スピンドル
モータ23の回転数と同期クロックの周波数が補正され
ている。この補正により、時刻t4 で、スピンドルモー
タ23は、目標トラックでの正規回転数に達している。
以後の再生動作中に、スピンドルモータ23は、スピン
ドルモータサーボ回路44により、正規の線速度を維持
するように制御される。
【0096】上記のように、第1実施例のCD−ROM
再生装置では、ピックアップ26の移動終了の直後に、
11T測定データを基に、実際のビット周波数に一致し
た自走周波数を設定されるため、再生用PLL回路36
は、極短時間で、EFM信号に同期することができる。
また、読み出し処理に用いられ、ディスク21の基準線
速度を決める読み出し基準クロックを、11T測定デー
タを基に、極短時間で生成することができる。
【0097】このため、ピックアップ26の移動終了
後、極短時間で、データの再生動作が可能となり、従来
装置に比べて、シーク時間を短縮することができる。
【0098】また、データの再生動作時には、CLV制
御の状態で、データの再生動作を行うため、従来のCL
V方式のCD−ROM再生装置同様の、データ転送速度
を得ることができる。
【0099】更に、11T測定データと標準11Tデー
タを基にして、CPU46の周波数補正命令により、自
走周波数と読み出し基準クロックの周波数を補正するた
め、データの再生中に、正規の線速度に補正することが
できる。これにより、データ転送速度を、正規のデータ
転送速度に補正するとこができる。
【0100】なお、11T測定データと標準11Tデー
タから得られる周波数補正値を基にして、加減速電圧と
印加時間の計算方法を補正することにより、以後のシー
ク動作時には、ピックアップ26の移動終了時のスピン
ドルモータ23の回転数のずれをより小さくすることが
できる。この加減速制御の最適化により、一層シーク時
間を短縮することができる。
【0101】また、加減速電圧と印加時間の計算方法の
補正は、CD−ROM再生装置にディスク21が装着さ
れた直後に、ディスク21のTOC部を読み取る際に引
き続いて行うようにすることで、実際のアクセス時に
は、加減速制御の最適化が完了しているようにすること
もできる。
【0102】なお、CPU46から周波数設定回路40
に対する指令により、自走周波数制御データが指定する
指定する周波数と、基準クロック制御データが指定する
周波数を、規定の周波数に固定させることにより、通常
の音楽用CD(CD−DA)の再生に対応させることが
できる。
【0103】図7は、本発明の第2実施例のCD−RO
M再生装置に設ける、周波数補正指示回路110の説明
図を示す。第2実施例は、この周波数補正指示回路11
0と周波数の補正処理を除いて、第1実施例と同様であ
る。
【0104】周波数補正指示回路110は、閾値電圧+
Saと、スピンドルモータサーボ回路44の位相比較器
103から生成される位相誤差電圧を比較する比較器1
11aと、閾値電圧−VSbと、前記位相誤差電圧を比較
する比較器111bと、比較器111a,111bの出
力信号の論理和をとるオア回路112から構成される。
【0105】比較器111aは、位相誤差電圧が閾値電
圧+VSaを越えるとき、Hレベルの信号を出力し、位相
誤差電圧が閾値電圧+VSa以下のとき、Lレベルの信号
を出力する。一方、比較器111bは、位相誤差電圧が
閾値電圧−VSbを下回る負の値のとき、Hレベルの信号
を出力し、位相誤差電圧が閾値電圧−VSb以上のとき、
Lレベルの信号を出力する。
【0106】オア回路112は、比較器111a,11
1bの出力信号の論理和をとり、周波数補正指示信号と
して出力する。位相誤差電圧が、閾値電圧+VSa以下
で、かつ、閾値電圧−VSb以上のとき、周波数補正指示
信号は、Lレベルとなる。この周波数補正指示信号は、
CPU46に供給される。
【0107】第2実施例では、CPU46は、シーク動
作時における、第1実施例の図5のステップ111〜1
13に対応する周波数補正処理において、1ステップの
周波数補正の後、周波数補正指示信号を監視して、周波
数補正指示信号がLレベルとなった時点で、次の1ステ
ップの周波数補正に移る。
【0108】閾値電圧+VSa,−VSbは、同期クロック
の周波数(現在のEFM信号のビット周波数)と、補正
された設定用ビット周波数(読み出し基準クロックの周
波数に対応している)との周波数差が、続けて1ステッ
プの周波数補正を続けて行っても、再生用PLL回路3
6とスピンドルモータサーボ回路44が脱調しない程度
の周波数差のときに、周波数補正指示信号がLレベルと
なるような値に設定しておく。
【0109】第2実施例では、1ステップの周波数補正
の度に、タイマで決めた一定の待ち時間を設けている第
1実施例に比べて、より短時間で、周波数の補正を完了
させることができる。
【0110】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
光ピックアップの移動終了後に、再生用PLL回路は、
極短時間で再生ディジタル信号に同期することができ、
また、読み出し基準クロックを、測定ビット周波数情報
を基に、極短時間で生成することができるため、光ピッ
クアップの移動終了後、極短時間でデータの再生動作が
可能となり、従来装置に比べて、シーク時間を短縮する
ことができる。
【0111】また、一定線速度でデータの再生動作を行
うため、従来のCLV方式の再生装置同様のデータ転送
速度を得ることができる。
【0112】更に、測定ビット周波数情報と標準ビット
周波数情報を基にして、自走周波数と読み出し基準クロ
ックの周波数が補正されるため、ディスクの線速度を正
規の線速度に補正することができ、データ転送速度を正
規のデータ転送速度に合わせることができる。
【0113】請求項2の発明によれば、再生用PLL回
路の同期可能な周波数範囲を広くすることなく、また、
線速度一定制御手段の動作可能な位相差範囲を広くする
ことなく、正常に、光ディスクの線速度を正規の線速度
まで補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のCD−ROM再生装置の
構成図である。
【図3】11T測定回路の構成図である。
【図4】スピンドルモータサーボ回路の構成図である。
【図5】シーク動作時の動作手順を示すフローチャート
である。
【図6】本実施例におけるシーク動作を説明するタイミ
ング図である。
【図7】本発明の第2実施例における、周波数補正指示
回路の説明図である。
【図8】従来のCLV方式のCD−ROM再生装置で
の、シーク動作の説明図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ピックアップ 3 ディジタル化手段 4 ディスク駆動手段 5 切換手段 6 加減速信号生成手段 7 ビット周波数情報生成手段 8 ビット周波数設定手段 9 読み出し基準クロック生成手段 10 再生用PLL回路 11 再生データ生成手段 12 線速度一定制御手段 21 光ディスク 23 スピンドルモータ 24 スピンドルモータドライバ 26 光ピックアップ 27 ピックアップ制御部 34 ディジタル化回路 36 再生PLL回路 37 同期検出回路 39 11T測定回路 40 周波数設定回路 41 基準クロック発生回路 42 信号処理回路 44 スピンドルモータサーボ回路 45 加減速制御D/A 46 CPU 71 マークピーク長検出回路 72 ピーク値平均回路 73 最小ピーク値検出回路 74 誤検出判定回路 101,102 分周器 103 位相比較器 104 ローパスフィルタ 105 スイッチ 106 加算器 110 周波数補正指示回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック情報を含むディジタル信号が記
    録密度一定に記録された光ディスクから光ピックアップ
    により再生された再生信号をディジタル化した再生ディ
    ジタル信号を基に、再生データを生成する光ディスク装
    置において、 前記光ディスクを回転制御信号に基づいて回転駆動する
    ディスク駆動手段と、 前記光ピックアップの移動中に前記光ディスクの回転速
    度の加速又は減速を行うための加減速信号を生成する加
    減速信号生成手段と、 シーク動作時における前記光ピックアップの移動時には
    前記加減速信号を選択し、再生データを生成する再生動
    作時には前記光ディスクを一定の基準線速度に制御する
    ための線速度一定制御信号を選択して、前記回転制御信
    号として出力する切換手段と、 前記再生ディジタル信号を用いて、前記再生ディジタル
    信号のビット周波数に対応した測定ビット周波数情報を
    生成するビット周波数情報生成手段と、 前記測定ビット周波数情報に対応した設定用ビット周波
    数情報を生成した後、前記測定ビット周波数情報と、正
    規のビット周波数に対応した標準ビット周波数情報とを
    基に、ビット周波数を正規のビット周波数に近づけるよ
    うに補正した設定用ビット周波数情報を生成するビット
    周波数設定手段と、 再生動作時における前記光ピックアップに対する前記光
    ディスクの基準線速度を決め、また、再生ディジタル信
    号から再生データを生成するのに用いられる基準クロッ
    クとして、前記設定用ビット周波数情報が示すビット周
    波数に比例した周波数の読み出し基準クロックを生成す
    る読み出し基準クロック生成手段と、 前記設定用ビット周波数情報が示すビット周波数を、内
    蔵の可変周波数発振器の自走周波数に設定されて、前記
    再生ディジタル信号に位相同期した同期クロックを生成
    する再生用PLL回路と、 前記読み出し基準クロックと前記同期クロックとを位相
    比較して得られた位相誤差信号を、前記読み出し基準ク
    ロックにより決まる基準線速度を維持させるための前記
    線速度一定制御信号として、前記切換手段に供給する線
    速度一定制御手段とを有することを特徴とする光ディス
    ク再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ビット周波数設定手段は、前記再生
    ディジタル信号に対して前記再生用PLL回路が同期不
    能となることがなく、かつ、前記同期クロックに対して
    前記線速度一定制御手段が位相誤差信号を生成不能とな
    らないように、前記光ディスクの回転速度の追従時間に
    合わせて、所定補正量ずつビット周波数を補正して、設
    定ビット周波数情報を生成することを特徴とする請求項
    1記載の光ディスク再生装置。
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