JPH0795537B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0795537B2
JPH0795537B2 JP62014712A JP1471287A JPH0795537B2 JP H0795537 B2 JPH0795537 B2 JP H0795537B2 JP 62014712 A JP62014712 A JP 62014712A JP 1471287 A JP1471287 A JP 1471287A JP H0795537 B2 JPH0795537 B2 JP H0795537B2
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正勝 ▲吉▼田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、結晶欠陥の少ないイオン注入層を形成するこ
とができる半導体装置の製造方法に関するものである。
従来の技術 超LSIの半導体基板に素子を形成する方法として、半導
体基板にイオン注入法によりキャリア源となる不純物を
注入し、アニールによって活性化を行い、p型層あるい
はn型層を形成する方法は、不純物濃度および深さの制
御性が良いことから、広く用いられている。しかし、イ
オン注入法は、不純物のイオン粒子を10keV〜500keVの
高エネルギーで半導体基板中に注入するため、多くの結
晶欠陥を生じさせる。したがって、良好な多くの結晶性
を持つ注入層を形成するためには、1000℃以上の高温の
熱処理(アニール)が必要となる。例えば、n−チャン
ネルMOSLSIのソース・ドレイン領域の形成は、Si(10
0)面のp型10〜20Ω・cmのp型Si基板の(100)結晶方
位面のものに砒素(As)イオンを、加速エネルギー40ke
Vで、注入量5×1015個/cm2の注入を行って形成してい
る。注入後の活性化は、1000℃の温度で約30分の通常の
電気炉(FA)によるアニール法で行われている。この場
合の注入層の接合深さは約0.2μmでシート抵抗値は約4
0Ω/□となり、この場合のAs原子の注入量に対する電
気的活性化率は60〜70%と低い。また注入層のアニール
後の残留欠陥も多い。
発明が解決しようとする問題点 イオン注入後のアニール温度は、高温で行えば活性化が
良くなり、結晶欠陥も減少するが、注入層からの不純物
拡散が生じ、接合深さが深くなり、接合容量の増大、ゲ
ート実効長の減少など不都合を生じる。また低温で行え
ば、接合深さが浅くできるが、活性化が低く、結晶欠陥
が多量残留する。さらに微細化が進み、メガビットのダ
イナミック・ランダム・アクセスメモリ(DRAM)プロセ
スでは、接合深さを浅くする必要がある。この実施方法
の一例として、イオン注入後のアニールをアニール時間
が20〜30分程度の長時間による通常の電気炉を用いる方
法ではその温度を900℃〜800℃の低温にしなければなら
ない。しかし、このような低温では注入されたイオンの
活性化は、900℃では約30%,800℃では約25%であり、1
000℃での60〜70%,1100℃での90%という通常の場合の
活性化率と比較すると、非常に小さく、残留欠陥も多
い。このため、素子を形成した場合にこの接合での電流
のリークやキャリアのライフタイムの劣化が大きな問題
となる。
問題点を解決するための手段 本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板にイオン
注入を行なった後、1000℃を越えない温度まで注入一次
欠陥を回復させ、イオン注入で形成されたアモルファス
層を単結晶化させるための第一の熱処理を行なってか
ら、第一の熱処理での温度よりも高くかつ1050℃を越え
ない温度で1〜500秒間、第二の熱処理を行なうことを
特徴とする。
そして、第二の熱処理においては、たとえばランプアニ
ール法を使用する。
作用 この低温で長時間のアニールと高温で短時間の2段階ア
ニールによって、注入層からの不純物拡散を抑え、活性
化が高く、注入層の結晶欠陥を少なくする結晶性の良い
注入層を形成することができる。
実施例 本発明の方法によるイオン注入層のアニール法につい
て、Si基板にAsイオン注入を行った注入層を例に、第1
図のプロセス・ステップにより、説明する。
第1図のステップ1で、p型10〜20Ω・cmのSi(100)
基板を用い、次に、ステップ2で、選択酸化膜の形成法
によりイオン注入窓を形成する。次いで、ステップ3
で、イオン注入法により、Asイオンを加速エネルギー40
keVまたは20keVで注入量5×1015個/cm2の注入を行
う。次に、ステップ4で、第一のアニールとして電気炉
(FA)によりN2ガス中で1000℃で20分のアニールを行っ
た。この第一のアニール後に、残留する欠陥を熱波信号
を用いて測定した。この結果を第2図のFA後の所にプロ
ットした。縦軸の熱波信号強度(単位TWユニット)は注
入層の欠陥量にほぼ比例している。この測定法ではSi基
板の表面から深さ約3μmまでの欠陥量の積算値を測定
している。熱波信号の測定値は、40keVで注入した試料
については20keVで注入した試料よりかなり大きな値を
示し、欠陥量が多いことを示している。次にステップ5
では、第二のアニールとして、短時間アニール法(RT
A)の一つであるハロゲンランプを用いたランプアニー
ルにより、N2中で1050℃の温度で10秒のアニールを行っ
た。第二のアニール後同じく残留欠陥を熱波信号により
測定した。
第二のアニール後の熱波信号を第2図[FA+RTA(I
I)]に示したが、第一アニール後の熱波信号値[FA]
に比較して、大幅な減少を示している。これは注入層の
欠陥量が大幅に減少したことを示している。この欠陥量
の減少は加速エネルギー40keVと20keVとも見られた。比
較のため第二の短時間アニールを900℃の温度で実施し
た場合の熱波信号強度を[FA+RTA(I)]に示した
が、この場合には逆に増加を示した。
このようにして形成されたAs注入層の接合深さは、FAの
みの場合、FA+RTA(II)の場合も同じ0.2μmであっ
た。これは、第二のアニールでは短時間のため高温であ
ってもほとんど注入層からのAsの拡散が起らないことを
示している。Asの拡散では、第二のアニール時間が500
秒を越えて長くなると、第一の電気炉によるアニールと
同程度のアニール時間になることから、接合深さの増大
が顕著になり、浅い接合の形成には好ましくない。ま
た、それが1秒よりも短時間になるとアニール効果が乏
しくなるので、やはり好ましくない。
発明の効果 本発明の方法によれば、注入一次欠陥を回復させ、イオ
ン注入で形成されたアモルファス層を単結晶化させる温
度で、かつ1000℃を越えない温度で第一の熱処理を行な
い、さらに第二の熱処理をそれよりも高くかつ1050℃を
越えない温度で1〜500秒間行なうので、イオン注入層
の結晶欠陥を大幅に減少させるとともに、このイオン注
入層からの不純物の拡散を抑えることができるので、浅
い接合で結晶性の良好な不純拡散層を形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法によりイオン注入層のアニールを
行うプロセスを説明するためのステップ分解図、第2図
は電気炉アニール(FA)による第一のアニール後と、ラ
ンプアニール(RTA)による第二のアニール後に測定し
た熱波信号強度の特性図である。 1……Si基板準備ステップ、2……パターン形成ステッ
プ、3……イオン注入ステップ、4……第一アニールス
テップ、5……第二アニールステップ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板にイオン注入を行なった後、10
    00℃を越えない温度で注入一次欠陥が回復し、イオン注
    入で形成されたアモルファス層が単結晶化する時間、第
    一の熱処理を行ない、その後、前記第一の熱処理時の温
    度より高く、1050℃を越えない温度で第二の熱処理を1
    〜500秒間行なうことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】第二の熱処理においてランプアニール法を
    使用することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記
    載の半導体装置の製造方法。
JP62014712A 1987-01-23 1987-01-23 半導体装置の製造方法 Expired - Lifetime JPH0795537B2 (ja)

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