JPH0794856B2 - 自動変速機におけるクラツチ装置 - Google Patents

自動変速機におけるクラツチ装置

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JPH0794856B2
JPH0794856B2 JP60282584A JP28258485A JPH0794856B2 JP H0794856 B2 JPH0794856 B2 JP H0794856B2 JP 60282584 A JP60282584 A JP 60282584A JP 28258485 A JP28258485 A JP 28258485A JP H0794856 B2 JPH0794856 B2 JP H0794856B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動変速機、特にトルクコンバータと共に用
いられる自動車用自動変速機に係り、詳しくは自動変速
機におけるクラッチ装置の構造に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、自動変速機は2個のシングルプラネタリギヤユ
ニットを備え、両プラネタリユニットのサンギヤを共通
すると共に第1プラネタリギヤユニットのキャリヤと第
2プラネタリギヤユニットのリングギヤとを一体に連結
してなるいわゆるシンプソン方式にて構成されており、
第1プラネタリギヤユニットのリングギヤ及び/又はサ
ンギヤにクラッチにより選択的に入力し、かつプラネタ
リギヤユニットの所定回転要素をブレーキ又はワンウェ
イクラッチにて係止し、更に第1プラネタリギヤユニッ
トのキャリヤに一体に連結している第2のプラネタリギ
ヤユニットのリングギヤから出力して、前進3速を得て
いる。
また、従来、4速自動変速機は、上述2個のプラネタリ
ギヤユニットからなる3速自動変速機構を基本として、
該3速自動変速機構に1個のプラネタリギヤユニットか
らなるオーバドライブ(O/D)機構又はアンダードライ
ブ(U/D)機構を付設して、前進4速の変速段を得てい
る。
ところで、近時、例えば車輌のF・F(フロントエンジ
ン・フロントドライブ)化及び高馬力化等により、自動
変速機は、更に一層の小型化が要望されていると共に伝
達トルク容量の増大化が要望されいるが、上記O/D機構
等を付設して3個のプラネタリギヤユニットからなる4
速自動変速機では、上述要望を満たすことができない。
そこで、従来からのいわゆるシンプソン方式のプラネタ
リギヤユニットに2個のクラッチを追加して4速を得る
自動変速機構が、特開昭59-183147号公報にて提案され
ている。即ち、該自動変速機構は、従来のシンプソン方
式において一体に連結されている第1プラネタリギヤユ
ニットのサンギヤと第2プラネタリギヤユニットのサン
ギヤとの間に第3クラッチを介在すると共に、第1ギヤ
ユニットのサンギヤと第2ギヤユニットのキャリヤを第
4クラッチを介して連絡したものであり、第3クラッチ
を解離して第1ギヤユニットと第2ギヤユニットを分離
し、かつ第3クラッチを接続して該第2ギヤユニットの
キャリヤに入力を与えると共に、該第2ギヤユニットの
サンギヤを固定して、リングギヤからオーバドライブを
出力し、従来の3速に加えて4速を得るものである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、該改良シンプソン方式の自動変速機は、両プラ
ネタリギヤユニットをクラッチで分離しているので、両
プラネタリギヤユニットを一体化して配設することが困
難であると共に、多数のクラッチをまとめて設置するこ
とも困難である。従って、通常のシンプソン方式の3速
自動変速機構を、第3及び第4クラッチを追加して4速
自動機構とするには、極めて大きな変更を必要とし、3
速自動変速機構と4速自動変速機構とは別個に製造しな
ければならない。このため、部品及び組立てラインの共
通化が困難であり、多種少量生産では大幅なコストアッ
プを招き、近時の傾向である車種の多種類化及びワイド
バリエーション化に対応できない。
そこで、本発明は、第1及び第2のクラッチにより前進
3速後進1速を形成する自動変速機構に、第3のクラッ
チ等を付加することにより、容易に前進4速を達成し、
かつ第1のクラッチ操作用の油圧アクチュエータを構成
するフランジ部の外周側を利用して、第3のクラッチ操
作用の油圧アクチュエータを配置して、コンパクト性を
維持したままで前進4速を達成し得る自動変速機におけ
るクラッチ装置を提供することを目的とするものであ
る。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、トル
クコンバータ16の出力部に連結した入力部材5と、複数
のプラネタリギヤユニット2,3と、前記入力部材と該プ
ラネタリギヤユニットの複数の回転要素R1,Sとをそれぞ
れ連結する第1及び第2のクラッチC1,C2と、前記プラ
ネタリギヤユニットの適宜回転要素S,R2を係止する係止
手段B,Fと、前記プラネタリギヤユニットの所定回転要
素CRに連結する出力部材9と、を有し、前記第1及び第
2のクラッチ並びに前記係止手段の係脱により前進3速
後進1速を形成する自動変速機構を備え、 前記入力部材5と前記プラネタリギヤユニットの前記複
数の回転要素R1,Sと異なる回転要素R2とを連結する第3
のクラッチC0を設けることにより前進4速を達成する自
動変速機において、 前記入力部材5にフランジ部54を一体に連結し、かつ該
フランジ部の内周面先端部分に前記第1及び第3のクラ
ッチC1,C0を並設し、 該フランジ部54の内周側に、少なくとも前記第1のクラ
ッチ操作用の第1の油圧アクチュエータ66を配置し、か
つ該油圧アクチュエータが、前記フランジ部54の内周面
をシリンダとしてピストン部材62を摺動自在に嵌合して
なり、 前記フランジ部54の外周側に、前記第3のクラッチ操作
用の第3の油圧アクチュエータ96を配置し、かつ該油圧
アクチュエータは、前記フランジ部の外周側をシリンダ
として、外径側の一方側に延びたアーム93a及び内径方
向に延びる舌部99を有する可動部材93を摺動自在に配設
してなり、 前記第1の油圧アクチュエータのピストン部材62は、前
記フランジ部54の内周側を受圧面として該フランジ部の
一方側に摺動し前記第1のクラッチC1を操作し、 前記第3の油圧アクチュエータの可動部材93は、前記フ
ランジ部の外周側を受圧面としてフランジ部の他方側に
摺動し、外径側の一方側に延びたアーム及び内径方向に
延びる舌部を介して、前記第3のクラッチC0を操作して
なる、 自動変速機におけるクラッチ装置にある。
また好ましくは、前記第1の油圧アクチュエータを構成
する前記ピストン部材62は、その内周側先端部に前記第
2のクラッチC2が配置され、かつ該ピストン部材の内周
側に、該ピストン部材をシリンダとして第2のピストン
部材63を配置して、前記第2のクラッチ操作用の第2の
油圧アクチュエータ69を構成してなる。
更に、前記フランジ部54が段付鍔部54cを有し、該段付
鍔部の小径側外周面をシリンダとして、該シリンダに前
記可動部材93を摺動自在に嵌合して前記第3の油圧アク
チュエータ96を構成すると望ましい。
具体例には、自動変速機構102は第2図に示すように、
シングルプラネタリギヤユニット2及びデュアルプラネ
タリギヤユニット3を備え、かつこれら両プラネタリギ
ヤユニット2,3のキャリヤCR(CR1,CR2)同士及びサン
ギヤS(S1,S2)同士が一体に連結されている。更に、
エンジン出力軸15からトルクコンバータ16又はロックア
ップクラッチ17を介して連結している入力部材5が、第
1のクラッチC1を介してシングルプラネタリギヤユニッ
ト2のリングギヤR1に連結すると共に第2のクラッチC2
を介してサンギヤSに連結している。また、サンギヤS
が第1のブレーキB1にて直接制動されると共に第1のワ
ンウェイクラッチF1を介して第2のブレーキB2により一
方向の回転を規制され、またデュアルプラネタリギヤユ
ニット3のリングギヤR2が、第3のブレーキB3により直
接制動されると共に第2のワンウェイクラッチF2のより
一方向の回転を規制されている。
更に加えて、入力部材5が第3のクラッチC0を介してデ
ュアルプラネタリギヤ3のリングギヤR2に連結してお
り、また入力部材5とサンギヤSとの間に、サンギヤS
の回転が入力部材5の回転を超えないように規制する第
3のワンウェイクラッチF0を介在している。
そして、第1のクラッチC1がシングルプラネタリギヤユ
ニット2のリングギヤR1外径側でかつ前記フランジ部54
の内径側に配置され、また第2のクラッチC2がシングル
プラネタリギヤユニット2のリングギヤR1と軸方向に並
んで配置され、更に第3のワンウェイクラッチF0が第2
のクラッチC2の内径側に配置されている。
(ホ)作用 上述構成に基づき、第2図に示す4速自動変速機構102
は、第3図に示す作動表の通りに作動する。即ち、Dレ
ンジにおける1速状態は第1(フォワード)クラッチC1
を接続する。すると、入力部材(軸)5の回転は、クラ
ッチC1を介してシングルユニット2のリングギヤR1に伝
達され、かつこの状態では、デュアルユニット3のリン
グギヤR2は第2ワンウェイクラッチF2により回転が阻止
されているので、サンギヤSを逆方向に空転させながら
共通キャリヤCRが正方向に大幅減速回転され、該回転が
出力部材(ギヤ)9から取出される。また、2速状態で
は、第1クラッチC1の接続に加えて第2(セカンド)ブ
レーキB2が作動する。すると、サンギヤSがブレーキB2
に基づく第1ワンウェイクラッチF1の作動により回転が
停止され、従って入力部材5からのリングR1の回転は、
デュアルユニット3のリングギヤR2を正方向に空転させ
ながらキャリヤCRを正方向に減速回転し、該回転が出力
部材9に2速として取出される。また、3速状態は、第
1(フォワード)クラッチC1の接続に加えて第3クラッ
チC0(又は第2クラッチC2)が接続する。すると、入力
部材5の回転はクラッチC1を介してシングルユニット2
のリングギヤR1に伝達されると同時にクラッチC0を介し
てデュアルユニット3のリングギヤR2に伝達される。従
って、両プラネタリギヤユニット2,3の各要素は一体と
なって回転し、キャリヤCRから出力部材9に入力部材5
と同速回転が伝達される。なおこの際、第2ブレーキB2
はクラッチC0が係合するまで係止状態を維持して2速か
ら一旦1速状態に戻ることを阻止し、またクラッチC0
係合が完了してプラネタリユニット2,3が一体に回転し
た状態では、第3ワンウェイクラッチF0が同期回転す
る。そして、4速状態では、第1クラッチC1を解離する
と共に第1ブレーキB1を作動する。すると、入力部材5
の回転はクラッチC0を介してデュアルユニット3のリン
グギヤR2に伝達され、かつこの状態ではサンギヤSが停
止されているので、シングルユニットリングギヤR1を増
速空転しながらキャリヤCRは高速回転し、該高速回転が
オーバドライブ(O/D)として出力部材9に取出され
る。なお、3速から4速へのアップシフト時に、第1ブ
レーキB1の作動に先がけて第1クラッチC1を解離し、第
3ワンウェイクラッチF0によりサンギヤSの増速を阻止
する構成に基づき、第1ブレーキB1の係止作動に時間的
余裕を与え、作動タイミングを容易にすると共に、つか
み換えによるシフトショックを防止してシフトスムース
を図れる。更にこの際、第2ブレーキB2及び第1ワンウ
ェイクラッチF1を係合してもよい。また、同様に4速か
ら3速へのダウンシフト時に、第3ワンウェイクラッチ
F0の存在により、第1ブレーキB1解放によるサンギヤS
が入力部材5より高速に回転することを防止して、第1
クラッチC1の接続に時間的余裕を与え、作動タイミング
を容易にすると共に、つかみ換えによるシフトショック
を防止してシフトスムースを図れる。なお、3レンジは
Dレンジにおける1速、2速、3速と同様である。
更に、リバース(R)レンジでは、第2クラッチC2及び
第3(1st・リバース)ブレーキB3が作動する。する
と、入力部材5の回転はクラッチC2を介してサンギヤS
に伝達され、かつこの状態ではデュアルユニット3のリ
ングギヤR2が第3ブレーキB3の作動により固定されてい
るので、シングルユニット2のリングギヤR1を逆転させ
ながらキャリヤCRも逆転し、該キャリヤの逆転が出力部
材9に取出される。また、1レンジでは、Dレンジにお
ける1速状態に加えて第3ブレーキB3が作動する。従っ
て、エンジンブレーキ(入出力逆転)時、Dレンジにお
いてはワンウェイクラッチF2により伝動が断たれて空転
状態になるが、1レンジにおいてはブレーキB3によりリ
ングギヤR2が固定状態にあり、1速状態に保たれる。更
に、2レンジの1速はDレンジの1速と同じであり、ま
た2速は、Dレンジの2速状態に加えて第1(2ndコー
スト)ブレーキB1が作動する。すると、エンジンブレー
キ時、DレンジにおいてはワンウェイクラッチF1により
空転状態になるが、2レンジではブレーキB1によりサン
ギヤSが固定状態にあり、2速状態に維持される。
そして、第1のクラッチC1持続時、即ち前進走行時は、
油路を介して油圧アクチュエータ66の油室65に圧油が供
給される。すると、該油圧アクチュエータ66のピストン
を構成する可動部材62が、第1のクラッチC1に当接し
て、該クラッチC1を接続する。この状態では、入力部材
5と一体のフランジ部54の回転が、連結スプライン部か
ら第1のクラッチC1を介してリングギヤR1に伝達され
る。また、3速変速時は、第1のクラッチC1に加えて第
3のクラッチC0も接続するが、この際、油路cを介して
第3の油圧アクチュエータ96の油室98にも油圧が供給さ
れる。すると、フランジ部54の外周面をシリンダとし
て、可動部材93がピストンとなって第1図右方向に移動
し、舌99を介して第3のクラッチC0を接続・作動する。
この状態では、入力部材5と一体のフランジ部54の回転
は、連結スプライン部を介してデュアルプラネタリギヤ
のリングギヤR2に伝達され、プラネタリギヤユニット2,
3は一体に回転する。また、4速変速時は、第3のクラ
ッチC0が接続したままで、アクチュエータ66への油圧が
開放され、第1のクラッチが解離される。この状態で
は、第3のクラッチC0を介して入力部材5の回転がデュ
アルプラネタリギヤユニット3のリングギヤR2に伝達さ
れる。また、後進時は、第2のクラッチC2のみが接続さ
れるが、この際は、油圧アクチュエータ69の油室67のみ
に油圧が供給される。すると、ピストン部材63が、第2
のクラッチC2に当接して該クラッチC2のみを接続する。
(ヘ)実施例 以下、本発明を具体化した実施例について説明する。
なお、本発明の実施例を説明する前に、本発明の基礎と
なる3速自動変速機構を備えた自動変速機について説明
する。
3速自動変速機構部101を備えた自動変速機12は、第4
図に示すように、トルクコンバータ部31、3速自動変速
機構部101、付加変速部202及びディファレンシャル部35
を備えており、かつこれら各部は互に接合して一体に構
成されるトランスアクスルハウジング36、トランスアク
スルケース37及びトランスアクスルカバー39に収納され
ている。そして、コンバータ部31はトルクコンバータ16
及びロックアップクラッチ17からなり(第2図参照)、
エンジンクランクシャフトに連結している軸15から、ト
ルクコンバータ16内の油流又はロックアップクラッチ17
の接続を介して自動変速機構部101内の入力軸5に伝動
する。なお、トランスアクスルケース37の上部にバルブ
ボディ46が配設されており、また自動変速機構部101
トルクコンバータ部31との間部分にオイルポンプ47が設
置されている。
3速自動変速機構部101は、エンジン出力部より軸方向
に外側に向かってブレーキ部49、出力部50、プラネタリ
ギヤユニット部51そしてクラッチ部6が順に配置されて
おり、更にに入力軸5に被嵌して回転自在に中空軸53が
支持されている。そして、プラネタリギヤユニット部51
はシングルギヤユニット2とデュアルギヤユニット3か
らなり、シングルユニット2は中空軸53に形成されたサ
ンギヤS1、リングギヤR1、及びこれらギヤに噛合するピ
ニオンP1を支持したキャリヤCR1からなり、またデュア
ルユニット3は中空軸53に形成されたサンギヤS2、リン
グギヤR2、並びにサンギヤS2に噛合する第1ピニオンP2
及びリングギヤR2に噛合する第2ピニオンP2を互に噛合
するように支持するキャリヤCR2からなる。そして、こ
れら両ユニット2,3はサンギヤS1,S2が共に中空軸53に
形成された同歯数のギヤからなり(以下単にSと表
示)、またキャリヤCR1,CR2は3枚の側板にて一体に構
成されている(以下単にCRと表示)。なお、本実施例は
ピニオンP1とP2とを別体に構成したが、第2図に示すよ
うに、一体のロングピニオンPにて構成してもよく、か
つ両サンギヤS1,S2を共通に構成しもよい。また、ブレ
ーキ部49は、内径側から外径方向に向って順次第1ワン
ウェイクラッチF1、第2ブレーキB2そして第1ブレーキ
B1が配設されており、更に各ブレーキに隣接する位置に
はオイルポンプ47のケースに形成された油圧アクチュエ
ータ55,56が径方向に並設されている。なお、第1ブレ
ーキB1は中空軸53先端のフランジ部53aとアクスルケー
ス37と一体のポンプケース37aとの間に介在されてお
り、また第2ブレーキB2は第1ワンウェイクラッチF1
アウタレースとポンプケース37aとの間に介在し、かつ
第1ワンウェイクラッチF1は中空軸53と第2ブレーキB2
との間に介在している。
一方、出力部50は変速機構部101の略々中央部に位置し
ており、出力(カウンタドライブ)ギヤを有する出力部
材9を備えている。該出力部材9はそのボス部の外径を
アクスルケース37に一体に形成されている隔壁37bにベ
アリング57を介して回転自在にかつ軸方向移動不能に支
持されており、かつベアリング57は、隔壁37bにスプラ
イン結合されているアウタレース及びスペーサリングを
介在した2個のインナレースを有するダブルテーパドロ
ーラベアリングからなる。更に、アウタレースは段部を
有して軸方向に延びており、該延長部分は第2ワンウェ
イクラッチF2のインナレースに兼用されている。また、
デュアルユニット3のリングギヤR2とスプライン結合し
て軸方向に延びてワンウェイクラッチのアウタレースと
なる連結部材59が配置されており、これら両レースとの
間に第2ワンウェイクラッチF2が介在している。従っ
て、該ワンウェイクラッチF2はプラネタリギヤユニット
3とケース隔壁37bとの間にて軸方向に並んで、かつ該
ユニット3のリングギヤR2の略々内方に配置される。ま
た、リングギヤR2外周とアクスルケース37との間には第
3ブレーキB3が介在しており、かつ隔壁37b一側壁面部
にはシリンダが形成されて、かつ該シリンダにはピスト
ンからなる油圧アクチュエータ60が第2ワンウェイクラ
ッチF2との間で挾まれるように配設されている。更に、
該油圧アクチュエータ60は円筒状のくし歯形状からなる
アームを有しており、該アームは第2ワンウェイクラッ
チF2の外径側を通って軸方向に延びて、第3ブレーキB3
を制御すると共に、そのくし歯部分に戻しスプリングが
配設される。
そして、クラッチ部6は第1(フォワード)クラッチC1
及び第2(ダイレクト)クラッチC2を備えており、かつ
自動変速機構部101先端に位置してトランスアクスルカ
バー39部分に収納されている。また、入力軸5先端部に
はフランジ部54が一体に連結されており、該フランジ部
54には可動部材62が嵌合されており、更に該可動部材62
にはピストン部材63が嵌合している。また、可動部材62
は、その内径部分にてフランジ部54内周面からなるシリ
ンダとの間で油室65を構成すると共に、その外径部がフ
ランジ部54と相対回転のみを阻止するように連結されか
つ第1クラッチと僅少間隔d1をあけて対接しており、第
1クラッチC1用の油圧アクチュエータ66を構成してい
る。一方、ピストン部材63は、可動部材62内周面からな
るシリンダとの間にて油室67を構成すると共に反対面に
て第2クラッチC2と前記間隔d1より大きい間隔d2(d1
d2)を隔てて第2クラッチC2と対接しており、第2クラ
ッチC2用の油圧アクチュエータ69を構成している。な
お、油圧アクチュエータ66,69は、油室65,67内の圧油を
排出する際に遠心力にて抜けにくい構造になっているた
め、所定圧力にて排出するチェックバルブが設置されて
いる。更に、該ピストン部材63とフランジ連結ボス部5b
に固着されたリングとの間にはスプリング70が縮設され
ており、該スプリング70は両油圧アクチュエータ66,69
のピストン部材62,63に共通する戻しスプリングを構成
している。また、第1クラッチC1はフランジ部54外径側
内周とシングルユニット2のリングギヤR1外周との間に
介在しており、また第2クラッチC2は可動部材62の内周
と中空軸53先端に連結されたフランジ部53bとの間に介
在している。更に、戻しスプリング70は第2のクラッチ
C2の内径側にて、ピストン部材63とフランジ部53bとの
間に配置されている。
一方、付加変速部202はアクスルケース37に回転自在に
支持されているカウンタシャフト71を有しており、該シ
ャフト71の先端部分にはアンダードライブ(U/D)用の
シングルプラネタリギヤユニット26からなる副変速ユニ
ット22が装着されている。更に、該シャフト71にはディ
ファレンシャルドライブピニオン23が連結・支持されて
おり、また該ピニオン23の中空ボス部23a上にはカウン
タドライブギヤ9と噛合しているカウンタドリブンギヤ
21がベアリングにより回転自在に支持されている。ま
た、上記プラネタリギヤユニット26はサンギヤS3、ピニ
オンP3を支持しかつディファレンシャルドライブピニオ
ン23に連結しているキャリヤCR3、及びカウンタドリブ
ンギヤ21に一体に連結されているリングギヤR3からな
る。更に、サンギヤS3が形成されてるボス部材76がシャ
フト71に回転自在に支持されており、該ボス部材76には
フランジ部76aが結合されている。そして、ボス部材76
先端とアクスルケース37に連結されている連結部材37c
との間には第4(U/D)ワンウェイクラッチF3が介在し
ており、またフランジ部76aの外周にはバンドブレーキ
からなる第4(U/D)ブレーキB4が配設されている。ま
た、フランジ部76aの内周とギヤユニット26のキャリヤC
R3との間には第4(U/Dダイレクト)クラッチC3が介在
しており、かつ該クラッチC3はフランジ部76a内に形成
された油圧アクチュエータ77にて制御される。なお、キ
ャリヤCR3を構成する鍔付側板79の内側にアクチュエー
タ77戻り用のスプリング80が配設されている。
また、ディファレンシャル部35はアクスルケース37に回
転自在に支持されている左右フロントアクスル81,81
r、ディファレンシャルギヤユニット82及びリングギヤ
マウントケース83を備えている。マウントケース83は前
記ディファレンシャルドライブギヤ23と噛合しているリ
ングギヤ85を固着していると共に、ディファレンシャル
ギヤユニット82のデフピニオン86を支持してデフキャリ
ヤを構成している。また、ディファレンシャルギヤユニ
ット82は該ピニオン86と噛合している左右サイドギヤ87
l,87rを有しており、これらサイドギヤはそれぞれ左右
フロントアクスル81,81rに連結している。
ついで、上述変速機12の作動を、第5図に示す概略図及
び第6図に示す作動表に沿って説明する。
エンジントルクはトルクコンバータ部31を介して3速自
動変速機構部101の入力軸5に伝達される。そして、該
変速機構部101にて、第6図に示す作動表による各クラ
ッチC1,C2、各ブレーキB1,B2,B3及び各ワンウェイク
ラッチF1,F2の作動に基づき、前進3速及び後進1速を
得られ、該変速された回転がカウンタドライブギヤ9か
ら付加変速部202のカウンタドリブンギヤ21に伝達され
る。更に、該付加変速部202にて、クラッチC3、ブレー
キB4及びワンウェイクラッチF3の作動に基づき直結及び
U/Dに2変速される。そして、これら自動変速機構部101
と付加変速部202の変速が組合され、総合で前進4速
(最大組合せで6速が可能)が得られる。即ち、自動変
速機構部101が1速及び2速にありかつ付加変速部202
U/D状態にあって全体での1速、2速を得、ついで自動
変速機構部101が2速の状態で付加変速部202を直結に切
換えて全体での3速を得、そしてこの状態から自動変速
機構部101を3速に切換えて全体での4速を得る。そし
て、該前進4速回転は、ディファレンシャルドライブピ
ニオン23からディファレンシャル部35のリングギヤ85に
伝達され、更にディファレンシャルギヤユニット85にて
左右フロントアクスル81,81rに伝達されて前輪を駆動
する。
次に、第7図に基づき、本発明の実施例について説明す
る。
なお、本実施例は、先に説明した3速変速機構に第3の
クラッチC0及び第3のワンウェイクラッチを付加したも
のであって、クラッチ部のみが相違して他の部分は同一
なので、同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
自動変速機14(15)は4速自動変速機構部102を有して
おり、かつ該変速機構部102はその先端部分即ちトラン
スアクスルカバー39′にてカバーされる部分にクラッチ
部6′を有している。該クラッチ部6′は第1クラッチ
C1と軸方向の奥側に並んで第3クラッチC0が配設されて
おり、また戻しスプリング70とフランジ部53bとの間に
第3ワンウェイクラッチF0が配置されている。従って、
これら第3クラッチC。及びワンウェイクラッチF0は径
方向に異なる位置にあるので、3速自動変速機構部101
よりは軸方向に略々クラッチC0の幅だけ長く構成されて
いる。また、第1クラッチC1及び第2クラッチC2、更に
それらの油圧アクチュエータ62,63は先の3速自動変速
機構部101と略々同様であるが、第1クラッチC1と係合
しているリングギヤR1が軸方向に延びる連結部92を介し
て係合している点、及び第2クラッチC2と係合している
フランジ部53bの鍔部が軸方向に長く構成されている
点、更に入力軸5先端に結合されているフランジ部54が
軸方向に長く構成されている点で相違している。そし
て、該フランジ部54の外周に筒状の可動部材93が被嵌し
ており、該可動部材93はその一端部内周面がフランジ部
54に嵌合されている反力部材95に油密状に嵌合して、前
記フランジ部54の外周面をシリンダとしてダブルピスト
ンからなる第3クラッチC0用のアクチュエータ96を構成
している。更に、該可動部材93はフランジ部54の外径側
を延びるアームとなって、その先端にて第3クラッチC0
に当接し得る舌材99が内径方向に垂下・固定されてお
り、また該可動部材93の他端とフランジ部5aに固定され
たリングとの間には戻しスプリング100が縮設されてい
る。
また、該クラッチ部6′の一部変更した実施例につい
て、第1図に沿って詳細に説明する。
本実施例による第3クラッチC0用油圧アクチュエータ96
は単一油室98からなるシングルピストンを構成する可動
部材93を有しており、かつ該可動部材93のピストン部93
bはフランジ部54の外周面にて構成されるシリンダ96aに
沿って構成されている。更に、該可動部材93の先端部分
はフランジ部54の外径側に延びるアーム93aとなってお
り、その先端にて舌99が内径方向に垂下するように構成
されている。また、該舌99の基部とフランジ部54の環状
突出部54dとの間に戻しスプリング100が縮設されてい
る。また、シングルプラネタリギヤユニット2のリング
ギヤR1が軸方向に延びており、直接第1クラッチC1と係
合している。また、フランジ部54の立上り部にはアクチ
ュエータ96用の油路cが形成されており、カバー39′に
形成された環状鍔部39′aからボス部5bの油路を介して
アクチュエータ96に油圧が供給される。また、デュアル
プラネタリギヤユニット3のリングギヤR2はその外周面
にスプラインが形成されたおり、該スプラインには第3
のブレーキB3が係合していると共に、段付円筒状からな
る連結部材101が係合しており、更に該連結部材101の小
径部外周に形成されたスプラインには第3のクラッチC0
が係合している。
ついで、上述実施例の作動を、第8図に示す概略図、並
びに第9図及び第10図に示す作動表に沿って説明する。
トルクコンバータ部31を介して動力伝達される入力軸5
の回転は、4速自動変速機構部102にて、作動表による
各クラッチC1,C2,C0、各ブレーキB1,B2,B3及び各ワ
ンウェイクラッチF1,F2,F0の作動に基づき、前進4速
及び後進1速が得られる。なお、Rレンジ,2レンジ及び
Dレンジにおける1速、2速時は先に説明した3速自動
変速機構101と同様なので説明を省略する。即ち、Dレ
ンジにおける3速状態は、第1クラッチC1の接続に加え
て第3クラッチC0が接続する。すると、入力軸5の回転
はクラッチC1を介してシングルユニット2のリングギヤ
R1に伝達されると同時にクラッチC0を介してデュアルユ
ニット3のリングギヤR2に伝達される。従って、両プラ
ネタリギヤユニット2,3の各要素は一体となって回転
し、キャリヤCRからカウンタドライブギヤ9に入力軸5
と同速回転が伝達される。なおこの際、第2ブレーキB2
はクラッチC0が係合するまで係止状態を維持して2速か
ら一旦1速状態に戻ることを阻止し、またクラッチC0
係合が完了してプラネタリユニット2,3が一体に回転し
た状態では、第3ワンウェイクラッチF0が同期回転す
る。そして、4速状態では、第1クラッチC1を解離する
と共に第1ブレーキB1を作動する。すると、入力軸5の
回転はクラッチC0を介してデュアルユニット3のリング
ギヤR2に伝達され、かつこの状態ではサンギヤSが停止
されているので、シングルユニットリングギヤR1を増速
空転しながらキャリヤCRは高速回転し、該高速回転がオ
ーバドライブ(O/D)としてカウンタドライブギヤ9に
取出される。更に、該カウンタドライブギヤの変速回転
は、付加変速部202にて、作動表によるクラッチC3、ブ
レーキB4及びワンウェイクラッチF3の各作動に基づき直
結及びU/Dに変速される。そして、これら自動変速機構
部102及び付加変速部202の各変速が組合され、変速機全
体で前進5速段(14)又は前進6速(15)(最大組合せ
で8速が可能)が得られる。詳述すれば、4速自動変速
機構部101の1速と付加変速部202のU/Dの組合せで全体
で1速を得、ついで機構部102を1速にしたままで付加
変速部202を直結に切換えて全体で2速を得、更に機構
部102を2速にすると共に付加変速部202をU/Dに切換え
て全体で3速を得、ついで付加変速部202のみを直結に
切換えて全体で4速を得、そして該直結状態で、自動変
速機構部102を3速、4速に切換えて全体で5速、6速
を得るようにして、進速6速段の自動変速機15が得られ
る。また、該自動変速機15から、自動変速機構部102
1速で付加変速部202がU/Dからなる2速状態を削除し
て、前進5速段の自動変速機14が得られる。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によると、入力部材5に一
体に連結されたフランジ部54に、第1及び第3のクラッ
チC1,C0を並設し、かつ該フランジ部の内周側に少なく
とも第1のクラッチ操作用の第1の油圧アクチュエータ
66を、また該フランジ部の外周側に第3のクラッチ操作
用油圧アクチュエータ96を配置したので、軸方向及び径
方向のコンパクト性を維持したままで、僅かな変更によ
り3速自動変速機構101を4速自動変速機構102に変える
ことができる。また、これに基づき、複数の自動変速機
を、部品及び組立てラインを共通にして組立てることが
でき、設備の大幅な増加及びコストアップを招くことな
く、車種の多種類化及びワイドバリエーション他に対応
できる。更に、第1の油圧アクチュエータのピストン部
材62は、前記フランジ部54の内周側を受圧面として該フ
ランジ部の一方側に摺動し前記第1のクラッチC1を操作
し、また、第3の油圧アクチュエータの可動部材93は、
前記フランジ部の外周側を受圧面としてフランジ部の他
方側に摺動し、外径側の一方側に延びたアーム及び内径
方向に延びる舌部を介して、前記第3のクラッチC0を操
作するので、コンパクトに構成でき、特に自動変速機の
軸方向の長さを小さくして、F・F化等による搭載スペ
ースの狭小化に伴う搭載上の問題点をクリアすることが
できる。
更に、第1の油圧アクチュエータ66を構成するピストン
部材62の内周側に、該ピストン部材をシリンダとして第
2のピストン部材63を配置して、第2のクラッチ操作用
の第2の油圧アクチュエータ69を構成すると、更に確実
にコンパクト性を保持することができる。
また、フランジ部54が段付鍔部54cを有し、該段付鍔部
の小径側外周面にて第3のクラッチC0用油圧アクチュエ
ータ96のシリンダ96aを構成すると、クラッチC1,C0
び油圧アクチュエータ69,96の組立及び分解も容易とな
り、組立性及びメンテナンス性を向上できると共に、一
層のコンパクト化を図ることができる。
また、自動変速機構102が、シングルプラネタリギヤユ
ニット2及びデュアルプラネタリギヤユニット3を備
え、かつキャリヤCR同士及びサンギヤS同士を一体して
連結し、更にシングルプラネタリギヤユニット2のリン
グギヤR1を第1のクラッチC1を介してまたサンギヤSを
第2のクラッチC2を介して入力部材5に連結すると共に
キャリヤCRを出力部材9に連結し、更にデュアルプラネ
タリギヤユニット3のリングギヤR2を第3のクラッチC0
を介して入力部材5に連結し、そしてサンギヤS及びデ
ュアルプラネタリユニット3のリングギヤR2を係止手段
B1,B2,B3,F1,F2にて係止し、かつサンギヤSの回転
が入力部材5の回転を第3のワンウェイクラッチF0にて
超えないように規制し得るように構成すると、各クラッ
チC1,C2,C0とプラネタリギヤユニット2,3の連結が合
理的になり、自動変速機構102がコンパクトな構成にな
ることと相俟って、自動変速機を一層コンパクトに構成
できる。
更に、第1のクラッチC1をシングルギヤユニット2との
リングギヤR1の外径側でフランジ部54の内径側に、かつ
第2のクラッチC2を該リングギヤR1と軸方向に並んで、
更に第3のクラッチC0を第1のクラッチC1と軸方向奥側
に並べて、そして第3のワンウェイクラッチF0を第2の
クラッチC2の内径側に位置すると、無駄なスペースの生
じないように配置でき、更に一層のコンパクト化を達成
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要部を示す拡大断面図、第2図は本発
明を適用し得る4速自動変速機構を示す概略図、第3図
はその各要素の作動状態を示す図である。また、第4図
は本発明の基礎となる変速機を示す全体断面図、第5図
はその概略図、第6図はその各要素の作動状態を示す図
である。また、第7図は本発明による実施例を示す全体
断面図、第8図はその概略図、第9図及び第10図はその
異なる態様における各要素の作動状態を示す図である。 12,14,15……自動変速機、2……シングルプラネタリ
ギヤユニット、3……デュアルプラネタリギヤユニッ
ト、6,6′……クラッチ部、5……入力部材、9……出
力部材、101……(3速)自動変速機構(部)、102……
(4速)自動変速機構(部)、16……トルクコンバー
タ、201,202……付加変速部、37……(トランスアクス
ル)ケース、39′……(トランスアクスル)カバー、54
……フランジ部、54c……段付鍔部、62……可動部材
(ピストン部材)、62a……ピストン、63……(第2
の)ピストン部材、65……油室、66……(第1の)油圧
アクチュエータ、66a……シリンダ、67……油室、69…
…(第2の)油圧アクチュエータ、93……可動部材、93
a……アーム、93b……ピストン部、96……(第3の)油
圧アクチュエータ、98……油室、99……舌、100……戻
しスプリング、C1……第1のクラッチ、C2……第2のク
ラッチ、C0……第3のクラッチ、B1……第1のブレー
キ、B2……第2のブレーキ、B3……第3のブレーキ、F1
……第1のワンウェイクラッチ、F2……第2のワンウェ
イクラッチ、F0……第3のワンウェイクラッチ、R1
R2,R3……リングギヤ、S,S1,S2,S3……サンギヤ、
R1,S……複数の回転要素、P,P1,P2……キャリヤピニオ
ン、CR,CR1,CR2……所定回転要素(キャリヤ)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルクコンバータの出力部に連結した入力
    部材と、複数のプラネタリギヤユニットと、前記入力部
    材と該プラネタリギヤユニットの複数の回転要素とをそ
    れぞれ連結する第1及び第2のクラッチと、前記プラネ
    タリギヤユニットの適宜回転要素を係止する係止手段
    と、前記プラネタリギヤユニットの所定回転要素に連結
    する出力部材と、を有し、前記第1及び第2のクラッチ
    並びに前記係止手段の係脱により前進3速後進1速を形
    成する自動変速機構を備え、 前記入力部材と前記プラネタリギヤユニットの前記複数
    の回転要素と異なる回転要素とを連結する第3のクラッ
    チを設けることにより前進4速を達成する自動変速機に
    おいて、 前記入力部材にフランジ部を一体に連結し、かつ該フラ
    ンジ部の内周面先端部分に前記第1及び第3のクラッチ
    を並設し、 該フランジ部の内周側に、少なくとも前記第1のクラッ
    チ操作用の第1の油圧アクチュエータを配置し、かつ該
    油圧アクチュエータが、前記フランジ部の内周面をシリ
    ンダとしてピストン部材を摺動自在に嵌合してなり、 前記フランジ部の外周側に、前記第3のクラッチ操作用
    の第3の油圧アクチュエータを配置し、かつ該油圧アク
    チュエータは、前記フランジ部の外周側をシリンダとし
    て、外径側の一方側に延びたアーム及び内径方向に延び
    る舌部を有する可動部材を摺動自在に配設してなり、 前記第1の油圧アクチュエータのピストン部材は、前記
    フランジ部の内周側を受圧面として該フランジ部の一方
    側に摺動し前記第1のクラッチを操作し、 前記第3の油圧アクチュエータの可動部材は、前記フラ
    ンジ部の外周側を受圧面としてフランジ部の他方側に摺
    動し、外径側の一方側に延びたアーム及び内径方向に延
    びる舌部を介して、前記第3のクラッチを操作してな
    る、 自動変速機におけるクラッチ装置。
  2. 【請求項2】前記第1の油圧アクチュエータを構成する
    前記ピストン部材は、その内周側先端部に前記第2のク
    ラッチが配置され、かつ該ピストン部材の内周側に、該
    ピストン部材をシリンダとして第2のピストン部材を配
    置して、前記第2のクラッチ操作用の第2の油圧アクチ
    ュエータを構成してなる、 特許請求の範囲第1項記載の自動変速機におけるクラッ
    チ装置。
  3. 【請求項3】前記フランジ部が段付鍔部を有し、該段付
    鍔部の小径側外周面をシリンダとして、該シリンダに前
    記可動部材を摺動自在に嵌合して前記第3の油圧アクチ
    ュエータを構成してなる、 特許請求の範囲第1項記載の自動変速機におけるクラッ
    チ装置。
  4. 【請求項4】前記複数のプラネタリギヤユニットがシン
    グルプラネタリギヤユニット及びデュアルプラネタリギ
    ヤユニットであり、かっこれら両プラネタリギヤユニッ
    トのキャリヤ同士及びサンギヤ同士を一体に連結してな
    り、また前記係止手段がサンギヤを直接停止する第1の
    ブレーキ、該サンギヤを第1のワンウェイクラッチを介
    して停止する第2のブレーキ、デュアルプラネタリギヤ
    ユニットのリングギヤを停止する第3のブレーキ及び第
    2のワンウェイクラッチ、そしてサンギヤの回転を入力
    部材の回転を超えないように規制する第3のワンウェイ
    クラッチからなり、 更に前記出力部材に連結する所定回転要素がキャリヤで
    あり、また前記第1のクラッチが前記入力部材とシング
    ルプラネタリギヤユニットのリングギヤとを連結するク
    ラッチであり、かつ前記第2のクラッチが前記入力部材
    とサンギヤとを連結するクラッチであり、そして前記第
    3のクラッチが前記入力部材とデュアルプラネタリギヤ
    ユニットのリングギヤとを連結するクラッチである 特許請求の範囲第1項記載の自動変速機におけるクラッ
    チ装置。
  5. 【請求項5】前記第1のクラッチがシングルプラネタリ
    ギヤユニットのリングギヤ外径側でかつ前記フランジ部
    の内径側に位置し、また前記第2のクラッチがシングル
    プラネタリギヤユニットのリングギヤと軸方向に並んで
    位置し、更に前記第3のクラッチが前記第1のクラッチ
    と軸方向奥側に並んで位置し、更に前記第3のワンウェ
    イクラッチが前記第2のクラッチの内径側に位置してな
    る、 特許請求の範囲第4項記載の自動変速機におけるクラッ
    チ装置。
  6. 【請求項6】前記入力部材は、該トルクコンバータ側と
    反対側で前記フランジ部と一体に連結し、前記第1の油
    圧アクチュエータにて操作される第1のクラッチと、前
    記第3の油圧アクチュエータにて操作される前記第3の
    クラッチを前記フランジ部の内周側に隣接して配置し、
    前記第1の油圧アクチュエータのピストン部材はトルク
    コンバータ側に作動して前記第1のクラッチを係合し、
    前記第3の油圧アクチュエータの可動部材はトルクコン
    バータ側と反対側に作動して前記第3のクラッチを係合
    することを特徴とする、 特許請求の範囲第1項記載の自動変速機におけるクラッ
    チ装置。
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