JP2510172B2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JP2510172B2 JP61293664A JP29366486A JP2510172B2 JP 2510172 B2 JP2510172 B2 JP 2510172B2 JP 61293664 A JP61293664 A JP 61293664A JP 29366486 A JP29366486 A JP 29366486A JP 2510172 B2 JP2510172 B2 JP 2510172B2
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動変速機、特にトルクコンバータと共に
用いられる自動車用自動変速機に係り、詳しくは該自動
変速機における自動変速機構の構造に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、自動変速機は2個のシングルプラネタリギヤ
ユニットを備え、両プラネタリユニットのサンギヤを共
通すると共に第1プラネタリギヤユニットのキャリヤと
第2プラネタリギヤユニットのリングギヤとを一体に連
結してなるいわゆるシンプソンタイプにて構成されてお
り、第1プラネタリギヤユニットのリングギヤ及び/又
はサンギヤにクラッチにより選択的に入力し、かつプラ
ネタリギヤユニットの所定回転要素をブレーキ又はワン
ウェイクラッチにて係止し、更に第1プラネタリギヤユ
ニットのキャリヤに一体に連結している第2のプラネタ
リギヤユニットのリングギヤから出力して、前進3速を
得ている。
また、従来、4速自動変速機は、上述2個のプラネタ
リギヤユニットからなる3速自動変速機構を基本とし
て、該3速自動変速機構に1個のプラネタリギヤユニッ
トからなるオーバドライブ(O/D)機構又はアンダード
ライブ(U/D)機構を付設して、前進4速の変速段を得
ている。
そして、O/D機構を付設するものは、該O/D機構の出力
部材即ちリングギヤを3速自動変速機構の入力部材にて
軸状に連結してなり、軸方向に長い構成になっている。
一方、U/D機構を付設するものは、3速自動変速機構の
出力軸先方端(入力部分から遠い方向の端)にカウンタ
ドライブ(出力)ギヤを設置し、該ギヤから、3速自動
変速機構に並行に配置されているU/D機構に動力伝達す
るように構成されている。
ところで、近時、例えば車輌のF・F(フロントエン
ジン・フロントドライブ)化及び高馬力化等により、自
動変速機は、更に一層の小型化が要望されているが、上
記O/D機構等を付設して3個のプラネタリギヤユニット
からなる4速自動変速機では、上述要望を満たすことが
できない。
そこで、第1及び第2のサンギヤ、該第1のサンンギ
ヤに噛合するロングピニオン、該ロングピニオンに噛合
すると共に第2のサンギヤに噛合するショートピニオ
ン、上記ロングピニオン及びショートピニオンを支持す
るキャリヤ、及び上記ロングピニオンと噛合するリング
ギヤからなる、いわゆるラビニョタイプのプラネタリギ
ヤユニットにおいて、入力軸とキャリヤとを断接するク
ラッチを追加し、前進4速を得る自動変速機が案出され
ている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 ところで、前記シンプソンタイプの自動変速機構は、
変速機構の一端から入力し他端に出力する、直線状の伝
動系路からなるものであり、両ギヤユニットが分離され
ていることと相俟って、軸方向に長い構成となって、上
述一層の小型化に対応することができない。また、上述
ラビニョタイプの自動変速機は、上述シンプソンタイプ
の自動変速機に比しては軸方向寸法を短縮できるが、上
述近時の要望を満たすにはまだ充分ではなく、更に先端
部分に出力部材又は油圧ポンプが位置するため、交換・
変更の容易な機構先端部分にクラッチを配置することが
困難で、3速自動変速機構と4速自動変速機構とは別個
に製造しなければならない。このため、部品及び組立て
ラインの共通化が困難であり、多種少量生産では大幅な
コストアップを招き、近時の傾向である車種の多種類化
及びワイドバリエーション化に対応できない。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明は、上述問題点を解消することを目的とするも
のであって、例えば第1図を参照して示すと、プラネタ
リギヤユニット2、該ギヤユニットの適宜回転要素とそ
れぞれクラッチを介して連結する入力軸5、所定回転要
素R1に連結する出力部材9、及び適宜回転要素S1,CR1
係止する係止手段を有する自動変速機構を備えている。
そして、出力部材9は、入力軸5に被覆するようにして
自動変速機構の略々中央部に配置されている。更に、自
動変速機構が3速変速機構101の場合、プラネタリギヤ
ユニット2の軸方向最外側部に、後述する第1の(フォ
ワード)クラッチC1が配置されている(第1図線l-lの
下半分参照)。
一方、自動変速機構が4速変速機構102の場合、第1
のクラッチC1の更に軸方向外側に、オーバドライブ時に
作動する第3のクラッチC0が配置されている(第1図線
l-lの上半分参照)。
また、プラネタリギヤユニット2は、第1図、第2図
及び第4図に示すように、第1及び第2のサンギヤS1,S
2、該第1のサンギヤS1に噛合するロングピニオンP1
該ロングピニオンP1に噛合すると共に第2のサンギヤS2
に噛合するショートピニオンP2、ロングピニオンP1及び
ショートピニオンP2を支持するキャリヤCR1、及びロン
グピニオンP1と噛合するリングギヤR1からなる。
そして、3速自動変速機構101は、第1図(線l-lの下
方分)及び第2図に示すように、第1のサンギヤS1が係
止手段(例えば第1のブレーキB1)にて適宜係止され、
かつキャリヤCR1が係止手段(例えば第2のブレーキB2
及び第1のワンウェイクラッチF1)にて適宜係止され
る。更に、入力軸5が第1の(フォワード)クラッチC1
を介して第2のサンンギヤS2に連結すると共に第2のク
ラッチC2を介して第1のサンギヤS1に連結しており、ま
たリングギヤR1が出力部材9に連結している。そして、
前記第1のクラッチC1が前記入力軸5の先端に設けられ
たフランジ部5cに連結され、かつ前記自動変速機構の軸
方向最外側から、前記第1のクラッチC1、前記第2のサ
ンギヤS2及びショートピニオンP2が位置する側を前記軸
方向最外側とした前記プラネタリギヤユニット2及び前
記キャリヤCR1を係止する係止手段B2,F1、前記出力部材
9、そして前記第2のクラッチC2及び前記第1のサンギ
ヤS1を係止する係止手段B1、の順に配列・配置してな
る。
一方、4速自動変速機構102は、第1図(線l-lの上半
分)及び第4図に示すように、3速自動変速機構101
加えて、第1のクラッチC1の更に軸方向外側に、入力軸
5とキャリヤCR1を連結する第3のクラッチC0が配設さ
れている。そして、前記第1のクラッチC1が、前記入力
軸5の先端に設けられたフランジ部5cに連結され、かつ
前記第3のクラッチC0が、該フランジ部に固定されたハ
ブ部5dと、前記第1のクラッチの外径側を通って前記キ
ャリヤから延びているドラム94との間に介在・配置さ
れ、更に前記自動変速機構の軸方向最外側から、前記第
3のクラッチC0、前記第1のクラッチC1、前記第2のサ
ンギヤS2及びショートピニオンP2が位置する側を前記軸
方向最外側とした前記プラネタリギヤユニット2及び前
記キャリヤを係止する係止手段B2,F1、前記出力部材
9、そして前記第2のクラッチC2及び前記第1のサンギ
ヤを係止する係止手段B1、の順に配列・配置してなる。
(ホ)作用 上述構成に基づき、3速自動変速機構101は、クラッ
チC1,2及び係止手段B1,B2,F1の適宜作動により、前進3
速・後進1速の各変速段に変速し、また4速自動変速機
構102は、クラッチC1,C2,C0及び係止手段B1,B2,F1の適
宜作動により、先進4速・後進1速の各変速段に変速
し、それぞれ出力部材9から付加変速部に伝達される。
更に、具体的に説明すると、第1図(線l-lの下半
分)及び第2図に示す3速自動変速機構101は、第3図
に示す作動表の通りに作動する。
即ち、1速状態では第1の(フォワード)クラッチC1
が接続する。すると、入力軸5の回転は該クラッチC1
介して第2のサンギヤS2に伝達され、かつこの状態では
第1のワンウェイクラッチF1にてキャリヤCR1の回転が
阻止されているので、該サンギヤS2の回転は、ショート
ピニオンP2及びロングピニオンP1を介してリングギヤR1
に減速回転として伝達され、該減速回転が出力部材9に
伝達される。
また、2速状態では、第1のクラッチC1の接続に加え
て第1の(セカンド)ブレーキB1が作動する。すると、
ロングピニオンP1が第1のブレーキB1の作動にて停止さ
れている第1のサンギヤS1に基づきその自転が阻止され
ているので、クラッチC1に基づく第2のサンギヤS2の回
転はショートピニオンP2を自転しながらキャリヤCR1
回転し、更に該回転がロングピニオンP1を介してリング
ギヤR1に伝達され、そして出力部材9に伝達される。
また、3速状態では、第1のクラッチC1の接続に加え
て第2のクラッチC2も接続する。すると、入力軸5の回
転は第1のクラッチC1を介して第2のサンギヤS2に伝達
されると共に、第2のクラッチC2を介して第1のサンギ
ヤS1に伝達され、従ってプラネタリギヤユニット2が一
体に回転して、該入力軸5と同一回転が出力部材9に伝
達される。
そして、リバース(REV)レンジでは、第2のクラッ
チC2及び第2の(1st・リバース)ブレーキB2が作動す
る。すると、入力軸5の回転はクラッチC2を介して第1
のサンギヤS1に伝達され、更にブレーキB2によりキャリ
ヤCRが停止されていることに基づき、該サンギヤS1の回
転はロングピニオンP1を介して逆回転としてリングギヤ
R1に伝達され、該逆回転が出力部材9に伝達される。
また、コースト時における1速状態では、ワンウェイ
クラッチF1がフリー状態になるが、第1のクラッチC1
接続に加えて第2のブレーキB2を作動させると、キャリ
ヤCR1は該ブレーキB2により固定状態となり、1速状態
が保たれてエンジンブレーキが有効に作動する。
一方が、第1図(線l-lの上半分)及び第4図に示す
4速自動変速機構部102は、第5図に示す作動表の通り
に作動する。なお、1速、2速及びリバース時は先に説
明した3速自動変速機構部103と同様である。
即ち、3速状態では、第1のクラッチC1の接続に加え
て第3のクラッチC0が接続する。すると、第1のクラッ
チC1を介して第2のサンギヤS2が回転すると共に、第3
のクラッチC0を介してキャリヤCR1が回転し、これによ
りギヤユニット2が一体となって回転して、該一体回転
が出力部材9に伝達される。
また、4速状態では、第3のクラッチC0を接続状態に
保って、かつ第1のブレーキB1を作動する。すると、ク
ラッチC0を介してキャリヤCR1が回転すると共に、ブレ
ーキB1に基づく第1のサンギヤS1の停止によりロングピ
ニオンP1が自転し、該キャリヤCRとピニオンP1の回転が
重畳されてリングギヤR1に増速回転として取出され、該
O/D回転が出力部材9に伝達される。
そして、上述3速自動変速機構101及び4速自動変速
機構102において、リングギヤR1の回転は、略々中央部
に位置する出力部材9に伝達され、更に該出力部材(カ
ウンタドライブギヤ)から付加変速部に出力される。
(ヘ)実施例 以下、本発明を具体化した実施例について説明する。
3速自動変速機構部101を備えた自動変速機12は、第
1図(l-lに対して下半分)に示すように、トルクコン
バータ部31、3速自動変速機構部101、付加変速部20
1(又は202)及びディファレンシャル部35を備えてお
り、かつこれら各部は互に接合して一体に構成されるト
ランスアクスルハウジング39、トランスアクスルケース
37及びトランスアクスルカバー36に収納されている。そ
して、コンバータ部31はトルクコンバータ16及びロック
アップクラッチ17からなり、エンジンクランクシャフト
15(第2図)から、トルクコンバータ16内の油流又はロ
ックアップクラッチ17による機械的接続を介して自動変
速機構部101内の入力軸5に伝動する。なお、トランス
アクスルケース37の上部にバルブボディ46が配設されて
ており、また自動変速機構部101とトルクコンバータ部3
1との間部分にオイルポンプ47が設置されている。
3速自動変速機構部101は、エンジン出力部より軸方
向に外側に向かって制御部49、出力部50、プラネタリギ
ヤユニット部51そしてクラッチ部6が順に配置されてい
る。
そして、プラネタリギヤユニット部51は、2個のサン
ギヤS1,S2、1個のリングギヤR1及びロングピニオンP1
及びショートピニオンP2を支持してなるキャリヤCRから
なるプラネタリギヤユニット2を備えており、第1のサ
ンギヤS1はそのボス部53が入力軸5に被嵌して制御部49
に延びていると共に、ロングピニオンP1に噛合してい
る。また、リングギヤR1は該ロングピニオンP1に噛合し
ていると共に、サンギヤボス部53に回転自在に支持され
ている連結部材54を介して出力部材(カウンタドライブ
ギヤ)9のボス部9aにスプライン結合している。また、
第2のサンギヤS2はショートピニオンP2に噛合してお
り、かつ該ショートピニオンP2はロングピニオンP1に噛
合している。
また、制御部49は、第2のクラッチC2及び第1のブレ
ーキB1を有している。そして、第2のクラッチC2は入力
軸5から立上がっているフランジ部5aとサンギヤボス部
53の先端から立上がっているフランジ部53aとの間に介
在しており、また該クラッチC2に対して前記フランジ53
aの反対側にシリンダ部材53bが配設されている。更に、
該シリンダ部材53bにはピストン部材48が嵌挿している
と共に、該ピストン部材48背面と止めリングとの間にス
プリング55が介在されており、これらにより第2のクラ
ッチC2用の油圧アクチュエータを構成している。また、
フランジ部53aの外方端部分にはブレーキ用ドラム53cが
固定されており、該ドラムにはバンドブレーキからなる
第1のブレーキB1が接離し得る。
一方、出力部50は変速機構部101の略々中央部に位置
しており、ボス部9a及び出力(カウンタドライブ)ギヤ
9cを有する出力部材9を備えている。該出力部材9はそ
のボス部9aの外径をアクスルケース37に一体に形成され
ている隔壁37bにベアリング57を介して回転自在にかつ
軸方向移動不能に支持されており、かつベアリング57は
隔壁37bにスプライン結合されているアウタレース及び
スペーサリングを介在した2個のインナレースを有する
ダブルテーパドローラベアリングからなる。一方、前記
キャリヤCR1から、ロングピニオンP1及びリングギヤR1
を覆うように、ドラム58が延びており、該ドラム58とケ
ース37との間には多板からなる第2のブレーキB2及び第
1のワンウェイクラッチF1が配設されている。そして、
ケース隔壁37bの一側面にはピストン部材60が嵌合され
て第2のブレーキB2用のアクチュエータを構成してお
り、また該ピストン部材60とアウタレースに固定されて
いるリングとの間には戻しスプリング64が装着されてい
る。
そして、クラッチ部6は第1の(フォワード)クラッ
チC1を備えており、かつ自動変速機構部101先端に位置
してトランスアクスルカバー36部分に収納されている。
また、入力軸5先端部にはフランジ部5cが一体に連結さ
れており、該フランジ部5cには可動部材62が嵌合されて
おり、クラッチC1用の油圧アクチュエータを構成してい
る。また、クラッチC1はフランジ部5cの内径部と第2の
サンギヤS2に固定されているフランジ部65の外径部との
間に介在されており、またピストン部材62の背面と止め
リングとの間に戻しスプリング63が縮設されている。
一方、付加変速部202は、第1図(線n-nの上半分)に
示すように、アクスルケース37に回転自在に支持されて
いるカウンタシャフト71を有しており、該シャフト71の
先端部分にはアンダードライブ(U/D)用のシングルプ
ラネタリギヤユニット26が装着されている。更に、該シ
ャフト71にはディファレンシャルドライブピニオン23が
連結・支持されており、また該シャフト71上にはカウン
タドライブギヤ9と噛合しているカウンタドリブンギヤ
21がベアリングにより回転自在に支持されている。ま
た、上記プラネタリギヤユニット26はサンギヤS3、ピニ
オンP3を支持しかつシャフト71に連結してるキャリヤCR
3、及びカウンタドリブンギヤ21に一体に連結されてい
るリングギヤR3からなる。更に、サンギヤS3が形成され
てるボス部材76がシャフト71に回転自在に支持されてお
り、該ボス部材76にはフランジ部76a及び76bが結合され
ている。そして、フランジ部76bには第4の(U/D)ブレ
ーキB4が配設されており、かつ該ブレーキB4はケース37
に形成されて油圧アクチュエータ74にて制御される。ま
た、フランジ部76aの内周とギヤユニット26のキャリヤC
R3との間には第4の(U/Dダイレクト)クラッチC3が介
在しており、かつ該クラッチC3はフランジ部76a内に形
成された油圧アクチュエータ77にて制御される。なお、
図中79,80はそれぞれ油圧アクチュエータ74,77の戻しス
プリングである。
また、ディファレンシャル部35はディファレンシャル
ギヤユニット82及びリングギヤマウントケース83を備え
ている。マウントケース83は前記ディファレンシャルド
ライブギヤ23と噛合しているリングギヤ85を固着してい
ると共に、ディファレンシャルギヤユニット82のデフピ
ニオン86を支持してデフキャリアを構成している。ま
た、ディファレンシャルギヤユニット82は、該ピニオン
86と噛合している左右サイドギヤ84l,84rを有してお
り、これらサイドギヤはそれぞれ、左右フロントアクス
ル87l,87rを結合し得る。
また、第1図線n-nの下半分には、付加変速部201とし
て、カウンタドリブンギヤ21とディファレンシャルドラ
イブギヤ23と一体に連結して構成した単なる減速ギヤ機
構27を用いたものを示す。
ついで、上述実施例の作動を、第6図に示す概略図及
び第7図に示す作動表に沿って説明する。
エンジントルクはトルクコンバータ16又はロックアッ
プクラッチ17を介して3速自動変速機構部101の入力軸
5に伝達される。そして、該変速機構部101にて、前述
した第3図に示す作動表による各クラッチC1,C2、各ブ
レーキB1,B2及びワンウェイクラッチF1の作動に基づ
き、前進3速及び後進1速を得られ、該変速された回転
がカウンタドライブギヤ9から付加変速部202のカウン
タドリブンギヤ21に伝達される。更に、該付加変速部20
2にて、第7図に示す作動表によるクラッチC3及びブレ
ーキB4の作動に基づき直結及びU/Dに2変速される。そ
して、これら自動変速機構部101と付加変速部202の変速
が組合され、総合で前進4速(最大組合せで6速が可
能)が得られる。即ち、自動変速機構部101が1速及び
2速にありかつ付加変速部202がU/D状態にあって全体で
の1速、2速を得、ついで自動変速機構部101が2速の
状態で付加変速部202を直結に切換えて全体での3速を
得、そしてこの状態から自動変速機構部101を3速に切
換えて全体での4速を得る。そして、該前進4速回転
は、ディファレンシャルドライブピニオン23からディフ
ァレンシャル部35のリングギヤ85に伝達され、更にディ
ファレンシャルギヤユニット86にて左右フロントアクス
ル87l,87rに伝達されて前輪を駆動する。
次に、第1図(線l-lの上半分)に基づき、4速自動
変速機構部102を備えた自動変速機12について説明す
る。なお、本自動変速機は、先に説明した実施例と自動
変速機構部のクラッチ部6のみが相違しているので、他
の部分の説明は省略する。
自動変速機12は4速自動変速機構部102を有してお
り、かつ該変速機構部102はその先端部分即ちトランス
アクスルカバー36にてカバーされる部分にクラッチ部6
を有している。該クラッチ部6は第1のクラッチC1の軸
方向外側に並んで第3のクラッチC0が配設されており、
従って、3速自動変速機構部101よりは軸方向に略々ク
ラッチC0の幅だけ長く構成されている。また、トランス
アクスルカバー36に形成された鍔部36aにはフランジ部9
0が支持されており、該フランジ部90にはピストン部材9
1が嵌合して第3のクラッチC0用の油圧アクチュエータ
を構成していると共に、該フランジ部90の外径側にドラ
ム94が固着されており、該ドラム94は第1のクラッチC1
の外径を通ってその先端部がギヤユニット2のキャリヤ
CR1からの立上り部材100にスリット噛合いにて結合され
ている。また、該フランジ部90と入力軸5のフランジ部
5cに固定されたハブ部5dとの間に前記第3のクラッチC0
が介在しており、またその内径側に油圧アクチュエータ
91用の戻しスプリング92が配設されている。
ついで、上述実施例の作動を、第8図に示す概略図及
び第9図に示す作動表に沿って説明する。
トルクコンバータ部31を介して動力伝達される入力軸
5の回転は、4速自動変速機構部102にて、前述した第
5図に示す作動表による各クラッチC1,C2,C0、各ブレー
キB1,B2及びワンウェイクラッチF1の作動に基づき、前
進4速及び後進1速が得られる。更に、該変速回転は、
付加変速部202にて、第9図に示す作動表によるクラッ
チC3及びブレーキB4の各作動に基づき直結及びU/Dに変
速される。そして、これら自動変速機構部102及び付加
変速部202の各変速が組合され、変速機全体が前進5速
段(最大組合せで8速が可能)が得られる。即ち、4速
自動変速機構部101の1速と付加変速部20のU/Dの組合せ
で全体で1速を得、付加変速部20をU/Dにしたままで、
更に自動変速機構部102を2速にすると全体で2速を
得、ついで自動変速機構部102を2速にしたままで付加
変速部202のみを直結に切換えて全体で3速を得、そし
て該直結状態で、自動変速機構部102を3速、4速に切
換えて全体が4速、5速を得るようにして、前進5速段
の自動変速機12が得られる。
なお、3速自動変速機構部101及び4速自動変速機構
部102と単なる減速ギヤ機構26からなる付加変速部201
組合わせて、それぞれ前進3速及び4速の自動変速機を
構成してもよい。
ついで、第10図に基づき、一部変更した実施例につい
て説明する。
本実施例による自動変速機構103は、第1のサンギヤS
1の回転が入力軸5の回転より速く回転することを規制
する第3のワンウェイクラッチF0を設けたものであり、
他の点は先に説明した4速自動変速機構102と同様であ
る。
即ち、サンギヤボス部53から延びているフランジ部53
bに結合してボス部53dを、ケース37dに回転自在に配置
する。また、入力軸5から延びているクラッチハブ5aの
内径にスプライン5eを形成し、該スプライン5eにアウタ
ーレースを係合し、かつ上記ボス部53dをインナーレー
スとして、第3のワンウェイクラッチF0が配置されてい
る。なお、該ワンウェイクラッチF0と並んで、第2のク
ラッチC2用油圧アクチュエータ48の戻しスプリング55が
配設されている。
そして、該第3のワンウェイクラッチF0は、3速から
4速へのアップシフト時に、第1のブレーキB1の作動に
先がけて第1のクラッチC1を解放し、第3のワンウェイ
クラッチF0により第1のサンギヤS1の増速を阻止する構
成に基づき、第1のブレーキB1の係止作動に時間的余裕
を与え、作動タイミングを容易にすると共に、つかみ換
えによるシフトショックを防止して、シフトスムースが
図れる。
また同様に、4速から3速へのダウンシフト時に、第
3のワンウェイクラッチF0が第1のブレーキB1の解放に
よるサンギヤS1が入力軸5より高速に回転することを防
止して、第1のクラッチC1の接続に時間的余裕を与え、
作動タイミングを容易にすると共に、つかみ換えによる
シフトショックを防止して、シフトスムースが図れる。
なお、上述実施例は、クラッチハブ5aとボス部53dと
の間に、第3のワンウェイクラッチF0を配置したが、こ
れを、入力軸5とサンギヤボス部53との間に直接配置し
てもよい。
ついで、第11図に基づき、一部変更した実施例につい
て説明する。
本実施例による自動変速機構104は、第1のサンギヤS
1の一方向回転を規制する第2のワンウェイクラッチF2
を介して該サンギヤS1の回転を停止する第3のブレーキ
B3を設けたものであり、他の点は先に説明した3速自動
変速機構101又は4速自動変速機構103と同様である。
即ち、サンギヤボス部53に第2のワンウェイクラッチ
F2のインナレースをスプライン結合し、また該ワンウェ
イクラッチF2のアウターレースが外径方向に延びて連結
部101を構成している。そして、該連結部101とケース37
との間に多板からなる第3のブレーキB3が配設される。
また、ケース隔壁37bのギヤ9c側面がシリンダとなって
おり、該シリンダに第3のブレーキ用ピストン部材102
が嵌合されている。更に、該ピストン部材102から、ギ
ヤ9cの外径を通ってブレーキB3に向けてくし歯状のアー
ム102aが延びており、また該くし歯の隙間部分に戻しス
プリング103が配設されている。なお、該アーム102aは
カウンタドライブギヤ9cがカウンタドリブンギヤ21に噛
合する部分では削除されている。
そして、第12図に概略図にて示す本実施例による4速
自動変速機構104は、第13図の作動表に示すように作動
する。
また、第14図に概略図にて示す本実施例による4速自
動変速機構105は、第15図の作動表に示すように作動す
る。
即ち、Dレンジにおける2速状態は、第1のクラッチ
C1に加えて第3のブレーキB3が作動する。すると、第1
のサンギヤS1がブレーB3に基づく第2のワンウェイクラ
ッチF2の作動により回転が停止され、入力軸5からの第
2のサンギヤS2の回転はショートピニオンP2を介してキ
ャリヤCR1を回転し、該回転がロングピニオンP1を介し
てリングギヤR1に伝達され、そしてカウンタドライブギ
ヤ9に2速として取出される。また、3速状態は、第1
のクラッチC1に加えて第3のクラッチC0又は第2のクラ
ッチC2を接続し、入力軸5と一体回転をギヤ9に伝達す
る。この際、第2のワンウェイクラッチF2の存在によ
り、第3のブレーキB3の作動及び解放タイミングは余裕
があり、つかみ換えによるシフトショックを防止して、
シフトスムースを図ることができる。従って、本実施例
では、すべてのシフトにワンウェイクラッチを介在し
て、すべての変速段でのシフトスムースを図ることがで
きる。
なお、2レンジでは、第1のブレーキB1を作動して、
サンギヤS1を停止し、コースト時にても2速状態を維持
する。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によると、自動変速機構
10…が、第1及び第2のサンギヤS1,S2、第1のサンギ
ヤS1に噛合するロングピニオンP1、該ロングピニオンP1
に噛合すると共に第2のサンギヤS2に噛合するショート
ピニオンP2、ロングピニオンP1及びショートピニオンP2
を支持するキャリヤCR1、及びロングピニオンP1と噛合
するリングギヤR1からなる1組のプラネタリギヤユニッ
ト2からなるので、コンパクト化特に軸方向の短縮化を
図ることができ、更に入力軸5に連結する2個のクラッ
チC1,C2で3速自動変速機構を得られ、入力軸に連結す
る第3のクラッチC0を上記クラッチに加えた3個のクラ
ッチで4速自動変速機構を得られ、更に両自動変速機構
に共通して、2個の回転要素を適宜係止する係止手段
B1,B2(F1,F0,B3,F2)で足り、かつリングギヤR1に連結す
る出力部材9を入力軸5に被嵌するようにして自動変速
機構の略々中央部に配置されることに基づき、前記クラ
ッチ及び係合手段が合理的に配置されることと相俟っ
て、コンパクト化特に軸方向の短縮化を図ることができ
る。
更に、コンパクトな構成の前記プラネタリギヤユニッ
ト2と、前述した各クラッチ及び係合手段の合理的な配
置と相俟って、自動変速機構の軸方向の短縮化を図るこ
とができるものでありながら、該自動変速機構の略々中
央部に出力部材9を配置したので、自動変速機の側面視
3角形の最高位置となってサイドメンバー等と干渉し易
いカウンタシャフト部分を、前記自動変速機構部分より
更に凹ます等の軸方向の短縮化を図ることができ、車搭
載性能を向上することができる。
また、出力部材9が自動変速機構の略々中央部に配置
されるので、軸方向外側部に出力部材を配置したものに
比し、ギヤノイズが外部に漏れにくく、かつアクスルハ
ウジング36と共振することを防止して、低騒音化を図る
ことができる。
更に、3速自動変速機構にあっては、第1のクラッチ
C1が軸方向最外側に位置して、最も接近しやすい所にあ
るので、前進クラッチとして伝達トルク容量に大きく影
響される第1のクラッチC1を、4速自動変速機構への変
更時等に対応して容易に変更が可能であり、かつ同じ入
力軸5から連結する第3のクラッチC0用の設置場所を提
供しやすく、また4速自動変速機構にあっては、第1の
クラッチC1の更に外側に第3のクラッチC0を配置するの
で、該第3のクラッチC0は極めて接近しやすい位置にあ
って、容易に付設して4速自動変速機構を達成し得ると
共に、取外して3速自動変速機構とすることも極めて容
易に行うことができ、多くの車輌ニーズに対応できると
共に、製造設備及び部品の共通化を図ることができ、車
種の多様数化に伴う多種少量生産に、大きなコストアッ
プを伴うことなく対応することができる。
また、第1のワンウェイクラッチF1、第2のワンウェ
イクラッチF2、そして第3のワンウェイクラッチF0(4
速自動変速機構103,105の場合)を設置すると、変速に
際してワンウェイクラッチを介して行うことができ、つ
かみ換えによるシフトショックをなくして、シフトスム
ースを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動変速機を示す断面図で、その
l-l線及びn-n線の上下にて異なる機構を示すものであ
る。第2図はその3速自動変速機構を示す概略図、第3
図はその各要素の作動を示す図である。第4図はその4
速自動変速機構を示す概略図、第5図はその各要素の作
動を示す図である。第6図は自動変速機の一実施例を示
す概略図、第7図はその各要素の作動状態を示す図であ
る。第8図は自動変速機の他の実施例を示す概略図、第
9図はその各要素の作動を示す図である。第10図は一部
変更した自動変速機構を示す断面図である。第11図は更
に変更した自動変速機構を示す断面図、第12図はその概
略図、第13図はその各要素の作動を示す図である。そし
て、第14図はそれを4速自動変速機構に適用した概略
図、第15図はその各要素の作動を示す図である。 11,12……自動変速機、2……プラネタリギヤユニッ
ト、6……クラッチ部、5……入力軸、9……出力部
材、9a……ボス部、9c……出力(カウンタドライブ)ギ
ヤ、101,104……(3速)自動変速機構(部)、102,1
03,105……(4速)自動変速機構(部)、201,202……
付加変速部、36……トランスアクスルカバー、37……
(トランスアクスル)ケース、37b……隔壁、C1……第
1のクラッチ、C2……第2のクラッチ、C0……第3のク
ラッチ、B1……第1のブレーキ、B2……第2のブレー
キ、B3……第3のブレーキ、F1……第1のワンウェイク
ラッチ、F2……第2のワンウェイクラッチ、F0……第3
のワンウェイクラッチ、R1……リングギヤ、S1……第1
のサンギヤ、S2……第2のサンギヤ、P1……ロングピニ
オン、P2……ショートピニオン、CR1……キャリヤ。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラネタリギヤユニット、該ギヤユニット
    の適宜回転要素とそれぞれクラッチを介して連結する入
    力軸、上記ギヤユニットの所定回転要素に連結する出力
    部材、及び上記ギヤユニットの適宜回転要素を係止する
    係止手段を有する自動変速機構を備えてなる自動変速機
    において、 前記プラネタリギヤユニットが、第1及び第2のサンギ
    ヤ、第1のサンギヤに噛合するロングピニオン、該ロン
    グピニオンに噛合すると共に前記第2のサンギヤに噛合
    するショートピニオン、上記ロングピニオン及びショー
    トピニオンを支持するキャリヤ、及び上記ロングピニオ
    ンと噛合するリングギヤを有し、 前記係止手段にて係止し得る回転要素が前記第1のサン
    ギヤ及び前記キャリヤであり、また前記出力部材に連結
    する所定回転要素が前記リングギヤであり、そして前記
    入力軸が第1のクラッチを介して前記第2のサンギヤに
    連結すると共に第2のクラッチを介して前記第1のサン
    ギヤに連結してなり、 前記出力部材が、前記入力軸に被嵌するようにして前記
    自動変速機構の略々中央部に配置され、 前記第1のクラッチが前記入力軸の先端に設けられたフ
    ランジ部に連結され、かつ前記自動変速機構の軸方向最
    外側から、前記第1のクラッチ、前記第2のサンギヤ及
    びショートピニオンが位置する側を前記軸方向最外側と
    した前記プラネタリギヤユニット及び前記キャリヤを係
    止する係止手段、前記出力部材、そして前記第2のクラ
    ッチ及び前記第1のサンギヤを係止する係止手段、の順
    に配列・配置してなる、 自動変速機。
  2. 【請求項2】前記係止手段が、前記第1のサンギヤの回
    転を停止する第1のブレーキ、前記キャリヤの回転を停
    止する第2のブレーキ及び該キャリヤの一方向回転を規
    制する第1のワンウェイクラッチである特許請求の範囲
    第1項記載の自動変速機。
  3. 【請求項3】前記係止手段が、前記第1のサンギヤの回
    転を停止する第1のブレーキ、前記キャリヤの回転を停
    止する第2のブレーキ、該キャリヤの一方向回転を規制
    する第1のワンウェイクラッチ、そして前記第1のサン
    ギヤの一方向回転を規制する第2のワンウェイクラッチ
    を介して該サンギヤの回転を停止する第3のブレーキで
    ある特許請求の範囲第1項記載の自動変速機。
  4. 【請求項4】プラネタリギヤユニット、該ギヤユニット
    の適宜回転要素とそれぞれクラッチを介して連結する入
    力軸、上記ギヤユニットの所定回転要素に連結する出力
    部材、及び上記ギヤユニットの適宜回転要素を係止する
    係止手段を有する自動変速機構を備えてなる自動変速機
    において、 前記プラネタリギヤユニットが、第1及び第2のサンギ
    ヤ、第1のサンギヤに噛合するロングピニオン、該ロン
    グピニオンに噛合すると共に前記第2のサンギヤに噛合
    するショートピニオン、上記ロングピニオン及びショー
    トピニオンを支持するキャリヤ、及び上記ロングピニオ
    ンと噛合するリングギヤを有し、 前記係止手段にて係止し得る回転要素が前記第1のサン
    ギヤ及びキャリヤであり、更に前記出力部材に連結する
    所定回転要素が前記リングギヤであり、そして前記入力
    軸が、第1のクラッチを介して前記第2のサンギヤに連
    結すると共に第2のクラッチを介して前記第1のサンギ
    ヤに連結し、かつ第3のクラッチを介し前記キャリヤに
    連結してなり、 前記出力部材が、前記入力軸に被嵌するようにして前記
    自動変速機構の略々中央部に配置され、 前記第1のクラッチが、前記入力軸の先端に設けられた
    フランジ部に連結され、かつ前記第3のクラッチが、該
    フランジ部に固定されたハブ部と、前記第1のクラッチ
    の外径側を通って前記キャリヤから延びているドラムと
    の間に介在・配置され、 更に前記自動変速機構の軸方向最外側から、前記第3の
    クラッチ、前記第1のクラッチ、前記第2のサンギヤ及
    びショートピニオンが位置する側を前記軸方向最外側と
    した前記プラネタリギヤユニット及び前記キャリヤを係
    止する係止手段、前記出力部材、そして前記第2のクラ
    ッチ及び前記第1のサンギヤを係止する係止手段、の順
    に配列・配置してなる、 自動変速機。
  5. 【請求項5】前記係止手段が、前記第1のサンギヤの回
    転を停止する第1のブレーキ、前記キャリヤの回転を停
    止する第2のブレーキ及び該キャリヤの一方向回転を規
    制する第1のワンウェイクラッチである特許請求の範囲
    第4項記載の自動変速機。
  6. 【請求項6】前記係止手段が、前記第1のサンギヤの回
    転を停止する第1のブレーキ、前記キャリヤの回転を停
    止する第2のブレーキ、該キャリヤの一方向回転を規制
    する第1のワンウェイクラッチ、そして前記第1のサン
    ギヤの回転が入力軸の回転より速くなることを規制する
    第3のワンウェイクラッチである特許請求の範囲第4項
    記載の自動変速機。
  7. 【請求項7】前記係止手段が、前記第1のサンギヤの回
    転を停止する第1のブレーキ、前記キャリヤの回転を停
    止する第2のブレーキ、該キャリヤの一方向回転を規制
    する第1のワンウェイクラッチ、前記第1のサンギヤの
    回転が入力軸の回転より速くなることを規制する第3の
    ワンウェイクラッチ、そして前記第1のサンギヤの一方
    向回転を規制する第2のワンウェイクラッチを介して該
    サンギヤの回転を停止する第3のブレーキである特許請
    求の範囲第4項記載の自動変速機。
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