JP2892056B2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JP2892056B2
JP2892056B2 JP1294827A JP29482789A JP2892056B2 JP 2892056 B2 JP2892056 B2 JP 2892056B2 JP 1294827 A JP1294827 A JP 1294827A JP 29482789 A JP29482789 A JP 29482789A JP 2892056 B2 JP2892056 B2 JP 2892056B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/62Gearings having three or more central gears
    • F16H3/66Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another
    • F16H3/666Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another with compound planetary gear units, e.g. two intermeshing orbital gears
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/003Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds
    • F16H2200/0043Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds the gear ratios comprising four forward speeds

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用の自動変速機に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、自動車用の自動変速機は、複数のプラネタリギ
ヤセット、該プラネタリギヤセットの各要素に接続され
たブレーキ、クラッチ等の摩擦係合要素を有しており、
各摩擦係合要素を選択的に係合することによって各変速
段を実現している。
すなわち、一般に自動変速機は2個のシングルプラネ
タリギヤユニットを備え、両プラネタリギヤユニットの
サンギヤを共通とするとともに第1プラネタリギヤユニ
ットのキャリヤと、第2プラネタリギヤユニットのリン
グギヤを一体に連結して形成したシンプソン方式によっ
て前進3速を実現している。
さらに、4速を実現するために、上記2個のプラネタ
リギヤユニットからなる3速自動変速機構を基本とし
て、該3速自動変速機構に1個のプラネタリギヤユニッ
トからなるオーバドライブ機構又はアンダドライブ機構
を付設している。
ところが、最近、車両のF・F(フロントエンジン・
フロントドライブ)化等により、自動変速機の軸方向寸
法を短縮する必要性が高まっている。
そこで、上記3速の自動変速機構と、オーバドライブ
機構又はアンダドライブ機構を2軸化して、それぞれの
軸を平行に配設したものが提供されている(特開昭62−
141343号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成の自動変速機においては、二
つの軸上には3速の自動変速機構、及びオーバドライブ
機構又はアンダドライブ機構が配設されているので、軸
方向寸法を小さくすることができるが、オーバドライブ
機構又はアンダドライブ機構が配設される分だけ自動変
速機の重量が大きくなってしまう。
本発明は、上記従来の自動変速機の問題点を解決し
て、軸方向寸法を小さくすることができ、重量を小さく
することができる自動変速機を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) そのために、本発明の自動変速機においては、シング
ルプラネタリギヤと、該シングルプラネタリギヤと隣接
させて配設され、第1、第2の歯車要素が、前記シング
ルプラネタリギヤの第1、第2の歯車要素と一体的に連
結されたデュアルプラネタリギヤと、流体伝動装置の出
力部材と連結された入力軸と、該入力軸と前記シングル
プラネタリギヤ及びデュアルプラネタリギヤとの間に配
設された連結部材とを有する。
そして、係脱に伴って前記入力軸と連結部材とを選択
的に連結する第1クラッチと、係脱に伴って前記連結部
材と前記シングルプラネタリギヤの第3の歯車要素とを
選択的に連結する第3クラッチと、係脱に伴って前記連
結部材と前記デュアルプラネタリギヤの第3の歯車要素
とを選択的に連結する第4クラッチと、係脱に伴って前
記両第1の歯車要素とケースとを選択的に連結する第1
ブレーキと、係脱に伴って前記デュアルプラネタリギヤ
の第3の歯車要素とケースとを選択的に連結する第2ブ
レーキと、前記両第2の歯車要素と連結された出力ギヤ
とを有する。
本発明の他の自動変速機においては、さらに、係脱に
伴って前記入力軸と前記両第1の歯車要素との間を選択
的に連結する第2クラッチを有する。
そして、該第2クラッチと、前記第1クラッチと、第
3クラッチ及び第4クラッチとの間に前記シングルプラ
ネタリギヤ及びデュアルプラネタリギヤが配置される。
(作用及び発明の効果) 本発明によれば、前記のように自動変速機にいては、
シングルプラネタリギヤと、該シングルプラネタリギヤ
と隣接させて配設され、第1、第2の歯車要素が、前記
シングルプラネタリギヤの第1、第2の歯車要素と一体
的に連結されたデュアルプラネタリギヤと、流体伝動装
置の出力部材と連結された入力軸と、該入力軸と前記シ
ングルプラネタリギヤ及びデュアルプラネタリギヤとの
間に配設された連結部材とを有する。
そして、係脱に伴って前記入力軸と連結部材と選択的
に連結する第1クラッチと、係脱に伴って前記連結部材
と前記シングルプラネタリギヤの第3の歯車要素とを選
択的に連結する第3クラッチと、係脱に伴って前記連結
部材と前記デュアルプラネタリギヤの第3の歯車要素と
を選択的に連結する第4クラッチと、係脱に伴って前記
両第1の歯車要素とケースとを選択的に連結する第1ブ
レーキと、係脱に伴って前記デュアルプラネタリギヤの
第3の歯車要素とケースとを選択的に連結する第2ブレ
ーキと、前記両第2の歯車要素と連結された出力ギヤと
を有する。
この場合、シングルプラネタリギヤ及びデュアルプラ
ネタリギヤを配設することによって前進4速の変速機構
を得るようにしているので、自動変速機の軸方向寸法を
小さくすることができる。また、オーバドライブ機構又
はアンダドライブ機構を別の軸上に配設する必要がない
ので、自動変速機の重量を小さくすることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図は本発明の自動変速機のスケルトンを示す図、
第2図は本発明の自動変速機の断面図である。
本発明が適用される4速自動変速機Aは、ロックアッ
プクラッチL/Cを有するトルクコンバータ50、4速変速
ギヤ機構1、減速機構51及びデファレンシャル装置52を
有している。
4速変速ギヤ機構1は、シングルプラネタリギヤ10及
びデュアルプラネタリギヤ11を結合させて形成されるプ
ラネタリギヤユニット12を有しており、かつ該ギヤユニ
ット12のサンギヤS1,S2同士が一体に形成されたサンギ
ヤSにより構成されている。さらに、該サンギヤS1,S2
に噛合するピニオンP1,P1′はキャリアCRが共通となっ
ていて、また該ピニオン及びデュアルプラネタリギヤ11
のリングギヤ(以下、「大リングギヤ」と言う。)R2に
噛合するピニオンP2を支持するキャリヤCRも一体に構成
されている。
そして、トルクコンバータ50の出力部材から延びてい
る入力軸15が第1のクラッチC1を介して連結部材16に連
結しているとともに、第2のクラッチC2を介してサンギ
ヤSに連結している。さらに、連結部材16とシングルプ
ラネタリギヤ10のリングギヤ(以下、「小リングギヤ」
と言う。)R1との間に第3のクラッチC3及び第2のワン
ウェイクラッチF0が介在しており、また該連結部材16と
大リングギヤR2との間に第4のクラッチC0が介在してい
る。
また、上記サンギヤSはバンドブレーキからなる第1
のブレーキB1により係止され得るように構成されてお
り、また大リングギヤR2とケース17との間には第2のブ
レーキB2及び第1のワンウェイクラッチF1が介在してい
る。さらに、キャリアCRは変速ギヤ機構1の略々中央部
に位置する出力ギヤ13を連結している。
また、減速機構51はケースに回転自在に支持されてい
るカウンタシャフト54を有しており、該シャフト54に
は、上記出力ギヤ13に常時噛合している大ギヤ53、及び
小ギヤ55が固定されている。また、デファレンシャル装
置52は、互いに噛合するデフピニオン56及び左右サイド
ピニオンはそれぞれ左右フロントアクスル59a,59bに固
定されている。また、デフピニオン56はケースに回転自
在に支持されているデフキャリア60に支持されており、
かつ該デフキャリヤ60には前記小ギヤ55に常時噛合して
いるリングギヤ61が取り付けられている。
第3図は本発明の自動変速機の油圧制御装置を示す図
である。
図において、油圧制御装置Uは、クラッチC1,C2,C3,C
0及びブレーキB1,B2をそれぞれ操作する油圧サーボC1,C
2,C3,C0,B1,B2を有しており、かつこれら油圧サーボの
内、第1のクラッチ用油圧サーボC1、第2のクラッチ用
油圧サーボC2、第4のクラッチ用油圧サーボC0及び第1
のブレーキ用油圧サーボB1にはそれぞれ各サーボと並列
にアキュムレータ21,22,23,24が配設されている。
さらに、図中62は運転者による各レンジへの操作によ
り、それぞれ油路が切換えられるマニュアルバルブであ
り、ライン圧油路PLをDレンジにてDポート、2レンジ
にてD,2ポート、1レンジにてD,2,1ポート、そしてRレ
ンジにてRポートに連通するように切り換えられる。
また、3はスロットル圧及びRレンジポート等からの
油圧により作動して、ポンプ63からの油圧を適宜調圧し
てライン圧を発生するプライマリレギュレータバルブで
あり、また5はリニアソレノイドバルブからなり、スロ
ットル開度等に基づく電気信号により制御されて所定ス
ロットル圧(PT)を発生するスロットル圧コントロール
バルブである。
該スロットル圧コントロールバルブ5は図示しない制
御部からの電気信号により操作されるソレノイド5a、入
力ポート5b及び出力ポート5cを有しており、出力ポート
5cからのスロットル圧PTはプライマリレギュレータバル
ブ3のスロットル圧ポート3aに供給されるとともに、ア
キュムレータコントロールバルブ20のフィードバックポ
ート20cが供給される。
また、65はソレノイドモジュレータバルブであり、ラ
イン圧を適宜調圧してスロットル圧コントロールバルブ
5の入力ポート5bに供給する。さらに、アキュムレータ
コントローラバルブ20は入力ポート20aの外、調圧ポー
ト20b、フィードバックポート20cを有しており、調圧ポ
ート20bからの油圧が上記アキュムレータ21〜24の背圧
室71〜74に供給されている。
また、これらアキュムレータ21〜24はピストン61〜64
を有しており、該ピストン61〜64の正面にて各油圧サー
ボに連通するアキュムレータ室91〜94が構成され、また
ピストンの背面にてアキュムレータ室と同受圧面積から
なる背圧室71〜74が構成される。該ピストン61〜64正面
には、アキュムレータ21により例示されるように比較的
短いスプリング66、比較的長いスプリング67が設置され
ている。
また、これらアキュムレータ71〜74はすべて同じ形状
からなり、同一部品が共用して用いられている。
なお、第3のクラッチ用油圧サーボC3はモジュレータ
バルブ68が介在しており、また第2のブレーキ用油圧サ
ーボB2は直接ライン圧が供給される場合とモジュレータ
バルブを介してモジュレータ圧が供給される場合とがあ
り、これら油圧サーボC3,B2は共にアキュムレータを介
在して設けられていない。
また、1−2シフトバルブ36、2−3シフトバルブ37
及び3−4シフトバルブ39が配設されており、1−2シ
フトバルブ36及び3−4シフトバルブ39は第2のソレノ
イドバルブSL2により制御され、また2−3シフトバル
ブ37は第1のソレノイドバルブSL1により制御される。
すなわち、1−2シフトバルブ36はソレノイドバルブ
SL2からの制御油圧が作用する制御油室36d、Dレンジポ
ートに連通しているライン圧供給ポート36a、出力ポー
ト36b、ドレーンポート36c、さらにB2ポート36e、ロー
モジュレータポート36f及び拘束用制御油室36gを有して
おり、2,3,4速時に下半位置にあり、かつ1速時に上半
位置に切り換えられる。
また、2−3シフトバルブ37は、ソレノイドバルブSL
1からの制御油圧が作用する制御油室37d、上記1−2シ
フトバルブ36の出力ポートからの油路aに連通している
入力ポート37a、油路bを介して第4のクラッチ用油圧
サーボC0に連通する出力ポート37b、ドレーンポート37
c、さらに1レンジ拘束用制御油室37e、Dレンジライン
圧供給ポート37f、上記1−2シフトバルブ36の拘束用
制御油室36gに連通するポート37h、ポート37i及びドレ
ーンポート37jを有しており、12速時に下半位置にあ
り、かつ3,4速時に上半位置に切り換えられる。
また、3−シフトバルブ39は、ソレノイドバルブSL2
からの制御油圧が作用する制御油室39f、C0ポート39a、
B1リリースポート39b及びドレーンポート39e、さらに前
記ポート37iに連通している拘束用制御油室39g、2レン
ジ拘束用制御油室39h、C3ポート39i、ドレーンポート39
jを有しており、1,2,3速時に下半位置にあり、かつ4速
時に上半位置に切り換えられる。
また、30はB1モジュレータバルブであり、上記1−2
シフトバルブ36の出力ポート36bからの油路aに連通し
ているライン圧供給ポート30b、調圧ポート30a、フィー
ドバックポート30d、さらに拘束用制御油室30c及びアキ
ュムレータコントロールバルブ20の調圧20bに連通して
いる制御油室30eを有しており、制御油室30cに拘束用制
御油圧が作用していない状態にあっては、ライン圧供給
ポート30bからのライン圧を所定割合にて減圧して調圧
ポート30aに出力する。
さらに、32はB1モジュレータコントロールバルブであ
り、上記2−3シフトバルブ37のポート37iからの油路
gに連通する第1の入力ポート32d、前記3−4シフト
バルブ39のポート39cからの油路hに連通している第2
の入力ポート32a及び上記B1モジュレータバルブ30の拘
束用制御油室30cに連通している出力ポート32bそして油
圧サーボC0に油路cを介して連通している制御油室32c
の解放状態にあって、第1の入力ポート32dと出力ポー
ト32bとを連通し、該制御油室32cへの油圧供給状態にあ
って、第2の入力ポート32aと出力ポート32bとを連通す
る。
また、2−3シフトバルブ37の出力ポート37bと第4
のクラッチ用油圧C0との間を連通する油路bを分岐して
2−3タイミングバルブ33は出力ポート37bに連通する
入力ポート33a、3−4シフトバルブ39のポート39aに連
通する出力ポート33b及び油圧サーボC0に連通している
第1の制御油室33d及びアキュムレータコントロールバ
ルブ20の調圧ポート20bに連通している第2の制御油室3
0cを有しており、油圧サーボC0の油圧が所定圧に上昇す
ると、入力33aと出力ポート33bを連通する。
さらに、油圧サーボC0とポート39aとを連通する油路
dに油圧サーボC0からポート39aへの流れを許容するチ
ェックボール40が介在しており、かつ該油路dから上記
油路bに連通する油路eにポート39aからポート37bへの
油の排出を許容するチェックボール41を介在している。
なお、75はロックアップクラッチコントロールバル
ブ、76はロックアップクラッチモジュレータバルブ、SL
3はロックアップクラッチ制御用ソレノイドバルブであ
って、第4の作動表における二重丸を付した変速段にお
いて、適宜制御される。また、77はセカンドレギュレー
タバルブであり、さらに80はC3タイミングバルブであ
る。
次に、本実施例による作用について説明する。
マニュアルバルブ62はDレンジに操作した状態での1
速時において、第4図に示すように第1のソレノイドバ
ルブSL1のみがオンしてドレーン状態にあり、第2のソ
レノイドバルブSL2はオフで供給状態にある。
この状態では、1−2シフトバルブ36は制御油室36d
に油圧が供給されているため上半位置にあり、かつ2−
3シフトバルブ37は制御油室37dの油圧が解放されるた
め下半位置にある。そして3−4シフトバルブ39は、制
御油室39fに油圧が供給されているが、2−3シフトバ
ルブ37のライン圧供給ポート37fからのライン圧が拘束
用制御油室39gに供給されて下半位置に拘束される。
したがって、マニュアルバルブ62のDレンジポートか
らライン圧が第1のクラッチ用油圧サーボC1に供給され
るだけで、他の油圧サーボには油圧が供給されていな
い。
この時、制御部からの信号に基づきスロットル圧コン
トロールバルブ5が適宜作動して所定スロットル圧PT
発生する。さらに、該スロットル圧PTはアキュムレータ
コントロールバルブ20の信号ポート20cに供給され、入
力ポート20aに供給されたライン圧がフィードバック圧
により所定割合に減圧され、該減圧された油圧が出力ポ
ート20bから各アキュムレータ21〜24の背圧71〜74に供
給される。
これにより、油圧サーボC1に連通するアキュムレータ
21は第1のクラッチC1の係合特性に対応して背圧室71
油圧がスロットル圧コントロールバルブ5に基づき適正
に制御されて、該クラッチC1は滑らかに係合する。
なお、スロットル圧コントロールバルブ5の制御に基
づき、プライマリレギュレータバルブ3によるライン圧
及び他の油圧サーボ22〜24の背圧室72〜74も同時に調圧
されるが、他のクラッチC0,C2,C3及びブレーキB1,B2は
非係合状態にあって何ら影響を受けることがない。
そして、該第1のクラッチC1が係合し、かつ第1及び
第2のワンウェイクラッチF1,F0が係合する1速状態に
あっては、入力軸15の回転は、第1のクラッチC1及び第
2のワンウェイクラッチF0を介して小リングギヤR1に伝
達され、かつこの状態では第1のワンウェイクラッチF1
により大リングギヤR2の回転が阻止されているので、サ
ンギヤSが空転させながらキャリアCRは大幅に減速さ
れ、該減速回転が出力ギヤ13から取り出される。そし
て、該出力ギヤ13の回転は減速機構51にて減速され、さ
らにデファレンシャル装置52により左右アクセルシャフ
ト59a,59bに伝達される。
また、2速状態にあっては、第1のソレノイドバルブ
SL1に加えて第2のソレノイドバルブSL2がオンする。す
ると、2−3シフトバルブ37及び3−4シフトバルブ39
は下半位置に保持された状態で1−2シフトバルブ36は
制御油室36dの油圧解放により下半位置に切り換えられ
る。この状態では、Dレンジポートのライン圧がライン
圧供給ポート36a及び出力ポート36bを介して油路aに供
給され、さらにB1モジュレータバルブ30のライン圧ポー
ト30bに供給される。
また、2−3シフトバルブ37はDレンジからのライン
圧供給ポート37fとポート37jを連通した状態にあり、該
Dレンジからのライン圧供給ポート37fからのライン圧
は、ポート37i及び油路油路gを介してB1モジュレータ
コントロールバルブ32の第1の入力ポート32dに供給さ
れ、かつ1,2速状態においては、該コントロールバルブ3
2は上半位置にあって、入力ポート32dの油圧は出力ポー
ト32bを介してB1モジュレータバルブ30の拘束用制御油
室30cに供給されている。
したがって、該モジュレータバルブ30は左半位置に拘
束された状態にあり、上記ライン圧供給ポート30bのラ
イン圧はそのまま調圧ポート30aに出力され、該ライン
圧は油路fを介して第1のプレーキ用油圧サーボB1のブ
レーキ係止用油圧室31に供給される。これにより、第1
のブレーキB1のバンド62をライン圧に基づく強い力によ
り締め付ける。
また、上述Dレンジへのシフト時と同様に、1→2速
アップシフト時もスロットルコントロールバルブ5が制
御部からの電気信号により適宜調圧され、さらに該スロ
ットル圧によりライン圧がアキュムレータ21〜24の背圧
室71〜74に供給される。これにより、B1ブレーキ油圧サ
ーボB1は、そのアキュムレータ24が適宜背圧制御される
ことにより、該ブレーキB1の係合特性に合わせて適宜調
整されて、第1のブレーキB1は滑らかに係合する。
なお、この際他のクラッチC1,C2,C0用アキュムレータ
21,22,23も背圧制御されるが、第2のクラッチC2及び第
4のクラッチC0は解放状態にあって何ら影響を受けるこ
とはなく、かつ第1のクラッチC1はスロットル圧変化に
基づくライン圧の変化に伴って油圧サーボC1の油圧が変
化するが、該クラッチC1は既に係合した静摩擦状態にあ
り、かつ係合油圧はクラッチのトルク負荷に対してかな
り高い値にあり、該クラッチC1が滑るようなことはな
い。
そして、第1のクラッチC1に加えて第1のブレーキB1
が係合し、かつ第2のワンウェイクラッチF0が係合する
2速状態にあっては、入力軸15の回転は第1のクラッチ
C1及び第2のワンウェイクラッチF0を介して小リングギ
ヤR1に伝達され、かつ第1のブレーキB1によりサンギヤ
Sが停止されているので、該小リングギヤR1の回転は大
リングギヤR2を空転しながらキャリアCRから2速回転と
して取り出される。
なお、該1→2変速にあっては、第1のワンウェイク
ラッチF1がオーバランして、つかみ換えによるシフトシ
ョックの発生を防止している。
さらに、3速状態においては、第2のソレノイドバル
ブSL2はオン状態を維持され、かつ第1のソレノイドバ
ルブSL1がオフ状態に切り換わる。
この状態では、1−2シフトバルブ36及び3−4シフ
トバルブ39が下半位置に保持された状態で、2−3シフ
トバルブ37がその制御油圧37dの油圧供給により上半位
置に切り換わる。これにより、1−2シフトバルブポー
ト36a,36bを介して供給されている油路aのライン圧は
入力ポート37a及び出力ポート37bを介して油路bに連通
され、更に第4のクラッチ用油圧サーボC0及びそのアキ
ュムレータ23のアキュムレータ室93に供給される。
また、2−3シフトバルブ37のポート37iがDレンジ
からのライン圧供給ポート37fに連通している状態から
ドレーンポート37cに切り換わり、これによりB1モジュ
レータコントロールバルブ32の第1の入力ポート32dへ
の油圧はドレーンされる。
また、油圧サーボC0に供給された油圧が油路cを通っ
てC3タイミングバルブ80の拘束用制御油室80bに作用
し、該バルブ80を右半位置に切り換える。これにより、
3−4シフトバルブ39のライン圧ポート39dからのライ
ン圧がポート39iを通ってC3タイミングバルブの入力ポ
ートに供給され、さらに出力ポート及びモジュレータバ
ルブ68を経て第3のクラッチ用油圧サーボC3に供給され
る。
そして、第4のクラッチ用油圧サーボC0及びそのアキ
ュムレータ23の油圧が所定値に上昇すると、該油圧が2
−3タイミングバルブ33の第1の制御油室33dに作用す
ることに基づき該バルブ33が上半位置に切り換わり、油
圧bからの油圧はライン圧供給ポート33a及び出力ポー
ト33bを介して速やかに油路dに供給され、更に3−4
シフトバルブ39のポート39a,39bを介して第1のブレー
キ用油圧サーボB1のブレーキ解放用油圧室35に供給され
る。
さらに、この状態にあっては、油圧サーボC0の油圧は
油路cを介してB1モジュレータコントロールバルブ32の
制御室32cに作用し、該バルブを左半位置に切り換える
が、3−4シフトバルブ39のポート39cがドレーンポー
ト39eに連通した状態にあり、B1モジュレータコントロ
ールバルブ32はその第1の入力ポート32dと同様に第2
の入力ポート32aもドレーン状態にあり、したがって、B
1モジュレータバルブ30は調圧状態にあって、ライン圧
供給ポート30bのライン圧がフィードバックポート30dの
フィートバック圧により所定割合にて減圧され、該モジ
ュレータ圧が油路fを介して第1のブレーキ用油圧サー
ボB1のブレーキ係止用油圧室31に作用する。
これにより、該油圧サーボB1はブレーキ解放用油圧室
35に作用するライン圧がブレーキ係止用油圧室31に作用
しているモジュレータ圧に打ち勝ってピストンを移動
し、バンドブレーキB1を解放する。この際、アキュムレ
ータ2に連通している油圧サーボC0の油圧が高まり、そ
の状態で2−3タイミングバルブ33が切り換わってブレ
ーキ解放用油圧室35に油圧が速やかに供給されて、第1
のブレーキB1が第4のクラッチC0の係合に先立って解放
することが防止され、瞬間的にでも1速状態に戻ること
が防止される。
さらに、2→3速変速に際し、前述と同様にスロット
ル圧コントロールバルブ5が電気信号により適宜制御さ
れ、さらに該スロットル圧によりライン圧がアキュムレ
ータコントロールバルブ20を介して調圧され、該調圧さ
れた油圧がアキュムレータ21〜24の背圧室71〜74に供給
されるとともに、2−3タイミングバルブ33の第2の制
御油室33dに供給される。
これにより、前述と同様にスロットル圧コントロール
バルブ5に基づくアキュムレータ背圧制御が行われ、ク
ラッチC0の係合特性に対応するように油圧サーボC0の油
圧が調圧され、滑らかに該クラッチC0が係合するととも
に、タイミングバルブ33の切換えタイミングが適正に調
整され、第4のクラッチC0の係合と第1のブレーキB1の
解放のタイミングが適正に合わせられる。
また、同時にB1モジュレータバルブ30の制御油室30e
にもアキュムレータコントロールバルブの出力ポート20
bからの油圧が供給され、該モジュレータバルブう30か
らのモジュレータ圧を高める方向に適宜調圧する。そし
て、該調圧された油圧は油路fを介してブレーキ解放用
油圧室31に供給され、上述タイミングバルブ33の制御と
対応して、該ブレーキB1の解放時を適正に調整する。
そして、第1のクラッチC1に加えて第3のクラッチC3
及び第4のクラッチC0が係合し、かつ第1のブレーキB1
が解放する3速状態にあっては、入力軸15の回転は、第
2のワンウェイクラッチF0及び第3のクラッチC3を介し
て小リングギヤR1に伝達されるとともに、第4のクラッ
チC0を介して大リングギヤR2に伝達され、プラネタリギ
ヤユニット12が一体となる一体回転がキャリアCRから出
力ギヤ13に取り出される。
この際、第4のクラッチC0及び第1のブレーキB1との
つかみ換えを生ずるが、上述したように適正なタイミン
グがとられるとともに、他の変速段を経由する変速は阻
止され、シフトショックを生ずることはない。
また、第3のクラッチC3も同時に係合するが、該クラ
ッチC3は第2のワンウェイクラッチF0と並列になってい
るので、該クラッチC3の係合タイミングは遅くて足り
る。
次に、4速状態においては、第1ソレノイドバルブSL
1のオフに加えて第2のソレノイドバルブSL2もオフ状態
に切り換わる。この状態にあっては、2−3シフトバル
ブ37が上半位置に保持され、3−4シフトバルブ39はそ
の制御室39fに制御油室が供給されて、上半位置に切り
換わり、また1−2シフトバルブ36はその制御油室36d
に供給されるが、2−3シフトバルブ37のライン圧供給
ポート37fのライン圧がポート37hを通って拘束用制御油
室36gに供給されており、下半位置に維持されている。
これにより、3−4シフトバルブ39のB1リリーフポート
39bがドレーンポート39eと連通して、第1のブレーキ用
油圧サーボB1のブレーキ解放用油圧室31がドレーンされ
る。
なお、前記3速において第4のクラッチ用油圧サーボ
C0に油圧が供給されるため、油路cを介してB1モジュレ
ータコントロールバルブ32の制御油室32cに油圧が供給
され、該バルブ32は第2の入力ポート32a及び出力ポー
ト32bが連通した状態にある下半位置に切り換えられた
状態となる。この状態で、4速において、3−4シフト
バルブ39が切り換えられ、ライン圧供給ポート39dがポ
ート39cに連通すると、ライン圧はポート39d,39c及びB1
モジュレータコントロールバルブのポート32a,32bを通
ってB1モジュレータバルブ30の拘束用制御油室30cに供
給され、すなわちライン圧ポート30bと調圧ポート30aを
直通したライン圧供給状態に切り換える。
したがって、油路aからのライン圧はポート30b及び3
0aを通ってそのまま油路fに導かれ第1のブレーキ用油
圧サーボB1のブレーキ係止用油圧室31の供給油圧はモジ
ュレータ圧からライン圧に切り換わる。
この際、前述と同様にスロットル圧コントロールバル
ブ5の電気制御に基づきアキュムレータ24の背圧室74
供給油圧を制御してシフトスムースを図ることもできる
が、ブレーキ解放用油圧室35からのドレーン油圧をオリ
フィス83a,83b,83c等により調整することにより、第1
のブレーキB1の係合を制御するようにしている。
さらに、3−4シフトバルブ39のC3タイミングポート
39iがドレーンポート39jに連通することにより、第3の
油圧サーボC3の油圧はチェックボール85及びC3タイミン
グバルブ80、3−4シフトバルブ39のポート39j及び39j
を介してドレーンされる。
なお、4速状態にあってはスロットル圧コントロール
バルブ5が制御部からの電気信号により高めに調圧さ
れ、アキュムレータコントロールバルブ20からの出力圧
であるアキュムレータ背圧が高めに設定される。
そして、第1のクラッチC1及び第4のクラッチC0が係
合状態にあるとともに、第1のブレーキB1が係止状態に
切り換えられ、かつ第3のクラッチC3が解放状態に切り
換えられる4速状態にあっては、入力軸15の回転は第4
のクラッチC0を介して大リングギヤR2に伝達され、かつ
第1のブレーキB1によりサンギヤSが係止されているの
で、該大リングギヤR2の回転はリングギヤR1を空転しな
がらキャリアCRを高速回転し、該回転が出力ギヤ13に伝
達される。
なお、この際第1のブレーキB1の係止とともに第3の
クラッチC3の解放が行われるが、第3のクラッチC3を早
めに解放しても第2のワンウェイクラッチF0により3速
状態は維持され、したがって、第1のブレーキB1の係止
をオリフィス83a〜83cにより遅めに制御することにより
つかみ換えによるシフトショックの発生は防止される。
一方、4→3速にダウンシフトする際、前述したよう
に3−4シフトバルブ39が下半位置に切換えられ、ポー
ト39a,39bを通って第1のブレーキ用油圧サーボB1のブ
レーキ解放用油圧室35に油路bからの油圧が供給される
とともに、ライン圧供給ポート39dのライン圧がポート3
9i,C3タイミングバルブ80及びC3モジュレータバルブ68
を介して第3のクラッチ用油圧サーボC3に供給される。
この際、油圧サーボB1のブレーキ解放用油圧室35への
リリース油圧がオリフィス83b,83c等を介して制御さ
れ、かつ第2のワンウェイクラッチF0のオーバランから
係止に切り換わるためシフトスムーズを行うことができ
る。
また、3→2速にダウンシフトする際、前述したよう
に2−3シフトバルブ37が下半位置に切り換えられ、C0
ポート37bをドレーンポート37cに連通する。すると、ま
ず油圧サーボB1のブレーキ解放用油圧室35の油圧がポー
ト39b,30a、油路d、チェックボール41、油路eそして
油路b及びポート37bを通ってドレーンポート37cからド
レーンされ、そして第3のクラッチ用油圧サーボC0の油
圧がアキュムレータ23のアキュムレータ室93の油圧とと
もに油路b及びポート37bを介してドレーンポート37cか
らドレーンされる。
これにより、第4のクラッチC0の解放が第1のブレー
キB1の係止に対して遅くなり、第4のクラッチC0及び第
1のブレーキB1が共に解放する1速状態を経由する変
速、すなわち3→1→2速のような変速作動が防止され
る。
なお、3→2速ダウンシフトに際し、C3タイミングバ
ルブ80がその拘束用制御油室80bから油圧サーボC0に基
づく油圧が解放されることにより左半位置に切り換えら
れ、油圧サーボC3の油圧がチェックポール85を介してC3
タイミングバルブ80のドレーンポートから排出される。
さらに、2→1速にダウンシフトする際、1−2シフ
トバルブ36が上半位置に切換えられ、その出力ポート36
bがドレーンポート36cに連通するように切り換えられ
る。したがって、第1のブレーキ用油圧サーボB1のブレ
ーキ係止用油圧室31の油圧は油路f、B1モジュレータバ
ルブ30のポート30a,30b、並びにチェックボール99、油
路a及びポート36bからドレーンポート36cに排出され
る。
そして、4→2速にキックダウンする際、3−4シフ
トバルブ39が下半位置に切換えられるとともに、2−3
シフトバルブ37も下半位置に切換えられる。これによ
り、第4のクラッチ用油圧サーボC0の油圧が油路b及び
ポート37bを通ってドレーンポート37cから排出されると
ともに、第1のブレーキ用油圧サーボB1のブレーキ解放
用油圧室35の油圧がポート39a,39b、油路d、チェック
ボール41、油路e,a及びポート37bを通ってドレーンポー
ト37cから排出される。
この際、B1モジュレータコントロールバルブ32は油圧
サーボC0に基づく制御油室32cの油圧が解放されて右半
位置に切り換わるとともに、第1の入力ポート32aがド
レーンされて、一時的にB1モジュレータバルブ30の拘束
用制御油室30cの拘束圧が解放され、該バルブ30はモジ
ュレータバルブ圧を発生するが、直ちに2−3シフトバ
ルブ37のポート37iを介してコントロールバルブ32のポ
ート32Dにライン圧が供給され、さらに該ライン圧はポ
ート32bを介して拘束用制御油室30Cに供給されて、B1
ジュレータバルブ30をライン圧供給状態に拘束する。
これにより、第1のブレーキB1は解放作動を経ること
なく、係合状態を維持され、1動作にて素早くかつ滑ら
かにダウンシフトされる。
一方、マニュアルバルブ62をRレンジに操作すると、
Rレンジポートからのライン圧が第2のクラッチ用油圧
サーボC2及びそのアキュムレータ22に供給される。この
際、前述と同様にスロットル圧コントロールバルブ5が
制御部からの電気信号により適宜調圧され、さらにアキ
ュムレータコントロールバルブ20に作用し、ライン圧を
減圧した油圧がアキュムレータ21〜24の背圧室71〜74
供給され、アキュムレータ22を背圧制御することによ
り、油圧サーボC2の油圧が第2のクラッチC2の係合特性
に対応して制御され、N→R又はD→Rの切換え時のシ
フトスムースが図られる。
さらに、該リバースレンジにあって、車両が所定速度
例えば7km/H以下の実質的停止状態にある場合は、1−
2シフトバルブ36は上半位置にあって、Rレンジポート
からのライン圧が2方向チェックバルブを経てポート36
f及び36eを介して第2のブレーキ用油圧サーボB2に供給
される。
そして、第2のクラッチC2及び第2のブレーキB2が係
合しているリバース状態にあっては、入力軸15の回転は
第2のクラッチC2を介してサンギヤSに伝達され、さら
に第2のブレーキB2により大リングギヤR2が停止されて
いるので、該サンギヤSの回転は小リングギヤR1を逆方
向に空転させながら、キャリアCRに逆回転して伝達し、
該逆回転が出力ギヤ13から取り出される。
また、リバースレンジであって、車両が所定速度以上
にて惰性走行している場合、第2のソレノイドバルブSL
1がオンして1−2シフトバルブ36が下半位置に切り換
わる。この状態にあっては、第2のブレーキ用油圧サー
ボB2に油圧が供給されず、上述したリバース状態になら
ない。
一方、マニュアルバルブ62を2レンジに操作すると、
2レンジポートからのライン圧が3−4シフトバルブ39
の拘束用制御油室39hに供給され、該バルブ39が上半位
置、すなわち4速位置になることが阻止される。
また、2レンジポートからのライン圧がC3タイミング
バルブ80の拘束用制御油室80bに供給され、該バルブ80
を右半位置に保持して、1,2,3速時は第3のクラッチ用
油圧サーボC3に常に油圧を供給する。
これにより、第3のクラッチC3を介して入力軸15と小
リングギヤR1とを連結し、コースト時における第2のワ
ンウェイクラッチF0のオーバランニングによる惰性走行
を排して、エンジンブレーキを作動させる。
さらに、マニュアルバルブ62を1レンジに操作する
と、1レンジポートからのライン圧を2−3シフトバル
ブ37の拘束用制御油室37eに供給して、該バルブが上半
位置、すなわち3,4速位置になることが阻止される。ま
た、1レンジポートからのライン圧はローモジュレータ
バルブ79により減圧され、該モジュレータ圧が2方向チ
ェックバルブを経て1−2シフトバルブ36のポート36f
に供給されるとともに、1速時に第2のブレーキ用油圧
サーボB2にモジュレータ圧が供給される。
なお、上述の実施例は、B1モジュレータコントロール
バルブ32を用いているが必ずしも該コントロールバルブ
は必要としない。
このように、シングルプラネタリギヤ10及びデュアル
プラネタリギヤ11を配設するだけで、前進4速の変速機
構を得ることができるので、自動変速機の軸方向寸法を
小さくすることができる。また、オーバドライブ機構又
はアンダドライブ機構を別の軸上に配設する必要がない
ので、自動変速機の重量を小さくすることができる。
上記連結部材16とシングルプラネタリギヤ10のリング
ギヤR1とを選択的に連結する第3のクラッチC3、及び第
2のワンウェイクラッチF0が配設されるので、3速から
4速にアップシフトするときに第3のクラッチC3を解放
すると第2のワンウェイクラッチF0がロックされ、第1
のブレーキB1を係合させると前記第2のワンウェイクラ
ッチF0がフリー状態になり、シフトショックが軽減され
る。
そして、ケース17とデュアルプラネタリギヤ11のリン
グギヤR2とを選択的に連結する第1のワンウェイクラッ
チF1が配設されるので、1速から2速にアップシフトす
るときに、つかみ換えによるシフトショックが発生する
のが防止される。
さらに、連結部材16とデュアルプラネタリギヤ11のリ
ングギヤR2とを選択的に連結する第4のクラッチC0が、
シングルプラネタリギヤ10のリングギヤR2に隣接する位
置に配設されるので、第4のクラッチC0と第3のクラッ
チC3とで部品を共用化することができ、自動変速機の軸
方向寸法を小さくすることができる。しかも、上記第4
のクラッチC0と第3のクラッチC3とを連結するためのク
ラッチシリングが不要になるので、入力軸15側に回転数
センサを配設することができる。
また、上記ケース17とサンギヤS1,S2を選択的に連結
する第1のブレーキB1と、上記入力軸15と上記サンギヤ
S1,S2とを選択的に連結する第2のクラッチC2とが隣接
させて配設され、第1のブレーキB1及び第2のクラッチ
C2とシングルプラネタリギヤ10及びデュアルプラネタリ
ギヤ11との間に上記出力ギヤ13が配設されるので、自動
変速機の軸方向寸法を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動変速機のスケルトンを示す図、第
2図は本発明の自動変速機の断面図、第3図は本発明の
自動変速機の油圧制御装置を示す図、第4図は本発明の
自動変速機の作動表を示す図である。 A……自動変速機、B1……第1のブレーキ、B2……第2
のブレーキ、C0……第4のクラッチ、C1……第1のクラ
ッチ、C2……第2のクラッチ、C3……第3のクラッチ、
1……変速ギヤ機構、5……スロットル圧コントロール
バルブ、10……シングルプラネタリギヤ、11……デュア
ルプラネタリギヤ、17……ケース、15……入力軸、13…
…出力ギヤ、30……B1モジュレータバルブ、32……B1
ジュレータコントロールバルブ、33……2−3タイミン
グバルブ、36……1−2シフトバルブ、37……2−3シ
フトバルブ、39……3−4シフトバルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−259253(JP,A) 特開 昭63−145846(JP,A) 特開 昭63−297844(JP,A) 特開 昭62−141343(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 3/44 - 3/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シングルプラネタリギヤと、該シングルプ
    ラネタリギヤと隣接させて配設され、第1、第2の歯車
    要素が、前記シングルプラネタリギヤの第1、第2の歯
    車要素と一体的に連結されたデュアルプラネタリギヤ
    と、流体伝動装置の出力部材と連結された入力軸と、該
    入力軸と前記シングルプラネタリギヤ及びデュアルプラ
    ネタリギヤとの間に配設された連結部材と、係脱に伴っ
    て前記入力軸と連結部材とを選択的に連結する第1クラ
    ッチと、係脱に伴って前記連結部材と前記シングルプラ
    ネタリギヤの第3の歯車要素とを選択的に連結する第3
    クラッチと、係脱に伴って前記連結部材と前記デュアル
    プラネタリギヤの第3の歯車要素とを選択的に連結する
    第4クラッチと、係脱に伴って前記両第1の歯車要素と
    ケースとを選択的に連結する第1ブレーキと、係脱に伴
    って前記デュアルプラネタリギヤの第3の歯車要素とケ
    ースとを選択的に連結する第2ブレーキと、前記両第2
    の歯車要素と連結された出力ギヤとを有することを特徴
    とする自動変速機。
  2. 【請求項2】係脱に伴って前記入力軸と前記両第1の歯
    車要素との間を選択的に連結する第2クラッチを有する
    とともに、該第2クラッチと、前記第1クラッチ、第3
    クラッチ及び第4クラッチとの間に前記シングルプラネ
    タリギヤ及びデュアルプラネタリギヤが配置される請求
    項1に記載の自動変速機。
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