JPH0759493A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JPH0759493A
JPH0759493A JP5212655A JP21265593A JPH0759493A JP H0759493 A JPH0759493 A JP H0759493A JP 5212655 A JP5212655 A JP 5212655A JP 21265593 A JP21265593 A JP 21265593A JP H0759493 A JPH0759493 A JP H0759493A
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line
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reel
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Akio Yamazaki
昭夫 山崎
Kazuya Nanbu
一弥 南部
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Daiwa Seiko Co Ltd
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B17/00Measuring arrangements characterised by the use of infrasonic, sonic or ultrasonic vibrations
    • G01B17/02Measuring arrangements characterised by the use of infrasonic, sonic or ultrasonic vibrations for measuring thickness

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、魚釣用リールに関し、糸巻面の凹
凸の影響を受けずに正確な糸長計測を可能とした魚釣用
リールを提供することを目的とする。 【構成】 リール本体に、釣糸の糸巻面に圧接し、送信
手段からの超音波ビームを受信手段に反射させる反射板
を、スプール糸巻径の増減に応じスプールと直交方向へ
変位可能に取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣糸の繰出糸長を計測
する糸長計測装置を備えた魚釣用リールの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特願平2−3949
2号(特開平3−223614号),特願平3−386
71号(特開平4−276510号)又は特願平3−1
77960号(特開平5−23083号)や特願平3−
187456号(特開平5−30882号)等の多くの
出願に於て、送信手段から釣糸の糸巻面に超音波ビーム
を発射し、この反射波を受信手段で受信することにより
糸巻径を計測して糸長を演算しこれを表示する魚釣用リ
ールの糸長計測装置を開示した。
【0003】これらの糸長計測装置は、リール本体に回
転可能に支持されたスプールの回転を検出するセンサ
と、当該センサから出力されるパルス信号をアップ及び
ダウンカウントするアップ/ダウンカウンタと、スプー
ルに巻回された釣糸の糸巻面に超音波ビームを発射する
送信手段と、糸巻面から反射する超音波ビームの反射波
を受信する受信手段と、送信手段から発射された超音波
が受信手段に受信されるまでの時間を計測する計時手段
と、当該計時手段で計測された時間を糸巻径に比例した
電気信号に変換する糸巻径検出手段と、糸巻径検出手段
からの糸巻径データと上記アップ/ダウンカウンタの計
数値とを基に糸長を演算する演算手段と、演算手段で演
算された糸長を表示する表示器とを備え、送信手段とし
ての超音波センサから発射された超音波ビームが受信手
段たる超音波センサに受信されるまでの時間を計時手段
で測定して、これを糸巻径に変換することにより釣糸の
糸長計測を可能としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し、釣糸は直径が1
mm以下の極細とはいえ、釣糸がスプールに巻回されて糸
巻径が形成されているためその糸巻面は凹凸状であり、
超音波センサから糸巻面までの距離にはばらつきが生じ
ている。
【0005】そのため、上述した従来の糸長計測装置で
は、超音波ビームはそのばらつきをそのまま測定してし
まうこととなり、僅かな誤差とはいえ超音波センサから
発射された超音波ビームが受信手段たる超音波センサに
受信されるまでの時間に影響が出て正確な糸長計測が行
えない虞があった。
【0006】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、上述した従来の糸長計測装置に改良を加え、糸巻面
の凹凸の影響を受けずに正確な糸長計測を可能とした魚
釣用リールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明は、リール本体に回転可能に支持されたスプ
ールの回転を検出するセンサと、当該センサから出力さ
れるパルス信号をアップ及びダウンカウントするアップ
/ダウンカウンタと、スプールに巻回された釣糸の糸巻
面に超音波ビームを発射する送信手段と、糸巻面から反
射する超音波ビームの反射波を受信する受信手段と、送
信手段から発射された超音波が受信手段に受信されるま
での時間を計測する計時手段と、当該計時手段で計測さ
れた時間を糸巻径に比例した電気信号に変換する糸巻径
検出手段と、糸巻径検出手段からの糸巻径データと上記
アップ/ダウンカウンタの計数値とを基に糸長を演算す
る演算手段と、演算手段で演算された糸長を表示する表
示器とからなる糸長計測装置を備えた魚釣用リールに於
て、上記リール本体に、釣糸の糸巻面に圧接し、送信手
段からの超音波ビームを受信手段に反射させる反射板
を、スプール糸巻径の増減に応じスプールと直交方向へ
変位可能に取り付けたものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、釣糸の繰出しや巻取りによっ
てスプールに巻回された糸巻径は増減するが、糸巻径の
増減に応じ反射板が糸巻面に圧接し乍らスプールと直交
方向へ変位する。
【0009】そして、送信手段から糸巻面に向かって超
音波ビームが発射されると、超音波ビームは糸巻面に圧
接する反射板で反射してその反射波が受信手段で受信さ
れるので、従来と同様、超音波ビームが受信手段に受信
されるまでの時間が計時手段で計測される。そして、糸
巻径検出手段により、計時手段で計測された時間が糸巻
径に比例した電気信号に変換され、この糸巻径信号とア
ップ/ダウンカウンタで計数されたスプールの回転数を
基に釣糸の糸長が演算処理されて、その数値が繰出糸長
として表示器に表示されることとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例に係る魚釣用リール
の一部切欠き平面図、図2は当該魚釣用リールの断面
図、図3はその背面図を示し、図に於て、1はスプール
軸3を介してリール本体5に回転可能に支持されたスプ
ール、7は手動ハンドルで、当該手動ハンドル7による
回転力が右側板9内に装着した周知のギヤ減速機構(図
示せず)によりスプール1に伝達されて、釣糸11の繰
出しや巻取りが行われるようになっている。
【0011】13は糸長計測装置を収容する制御機構収
容体で、当該制御機構収容体13は所定間隔を開けて対
向する右側板9と左側板15との間に組み付けられてお
り、本実施例に係る魚釣用リールは、従来と同様の糸長
計測装置が装着されている。そして、その操作パネル1
7上には、糸長計測装置で計測された釣糸11の糸長を
デジタル表示する表示器19が配設されている。
【0012】21はスプール1の後方に位置するリール
本体5の支柱で、当該支柱21は両側板9,15間に架
設されてサミングバーとして機能するようになってい
る。そして、指先の感触を良好なものとするため、その
上面は図2に示すように丸みを帯び、又、下面は平坦に
形成されて後端がリール本体5の後方へ突出した形状と
なっている。
【0013】そして、支柱21の下面に図4の如きセン
サ支持体23が取り付き、当該センサ支持体23のスプ
ール対向面25に設けられた2つのセンサ取付孔27
に、超音波センサ29,31が夫々スプール1の糸巻面
33に対向して取り付けられている。
【0014】センサ支持体23は、図4に示すように上
下一対の分割センサ支持体23a,23bで構成されて
おり、スプール1に対向するスプール対向面25の中央
にはV字状のセンサ開口面25aが形成されている。そ
して、両分割センサ支持体23a,23bを上下から接
合してこれらをビス(図示せず)で固定すれば、センサ
開口面25aに2つのセンサ取付孔27が開口し、そし
て、各センサ取付孔27に夫々超音波センサ29,31
を装着すれば、両超音波センサ29,31がV字状に配
置されて超音波センサ29から発射した超音波ビームの
反射波を超音波センサ31が良好に受信できるようにな
っている。
【0015】而して、上記センサ支持体23の取付け
は、図4の如く分割センサ支持体23aの両側部に取り
付けた取付片35を側板9,15にビス(図示せず)で
固定することによってなされる。そして、図2の如く斯
様にセンサ支持体23を支柱21の下面に取り付けたと
き、センサ支持体23が上方へ傾いて超音波センサ2
9,31がスプール軸3の軸心に向くように、取付片3
5はセンサ支持体23に対し所定の角度を以って取り付
けられている。
【0016】又、センサ支持体23を支柱21の下面に
取り付けたときに、当該センサ支持体23はそのスプー
ル対向面25が支柱21のスプール側先端部21aより
も後方へ配置されるようになっており、斯様にスプール
対向面23を支柱21のスプール側先端部21aより後
方へ変位させることによって、仕掛けの巻上げ時に釣糸
11からスプール1の後方に飛散する海水が支柱21で
遮られてセンサ開口面25aに海水がかからないように
なっている。
【0017】尚、超音波センサ29,31は極めて近接
して配置されるため、図4に示すようにその外周には、
超音波センサ29,31同士の共振を防ぐ発泡ウレタン
製の共振部材37と、超音波センサ29,31同士や外
来ノイズを防ぎ、センサ本来の性能を維持するためのフ
レキシブル基板からなるシールド材39が巻回されてい
る。そして、センサ取付孔27内に超音波センサ29,
31を装着したとき、夫々の表面29a,31aはセン
サ開口面25aと面一とされている。
【0018】従って、上述したように仕掛けの巻上げ時
に、スプール1の後方に飛散する海水が支柱21で遮ら
れてセンサ開口面25aにかかることがないので、超音
波センサ29,31の夫々の表面29a,31aにも海
水がかかることがない。
【0019】そして、図2に示すように上記センサ支持
体23の外周を覆って、保護カバー41がリール本体5
にビス止めされている。保護カバー41は、魚釣用リー
ルの落下や外力からセンサ支持体23を保護するもの
で、図2の如くセンサ支持体23の外周に当接する断面
略L字状に成形されて、図5に示すようにビス43で側
板9,15の取付部45にビス止めされている。
【0020】又、図5の如く保護カバー41のスプール
側先端41aの中央は、上記センサ開口面25aに沿っ
てV字状に形成されているが、当該スプール側先端41
aよりもセンサ開口面25aがm寸法(1〜3mm位)だ
けスプール1側に突出しており、斯様にセンサ開口面2
5aをm寸法だけスプール1側に突出させることによっ
て、超音波センサ29,31の表面29a,31aが汚
れたときに、保護カバー41を取り外すことなく各表面
29a,31aを綿棒等で清浄することができるように
なっている。
【0021】而して、本実施例は、上述した構造に加
え、釣糸11の糸巻面33に圧接し、超音波センサ29
から発射された超音波ビームを超音波センサ31に反射
させる反射板47を、スプール糸巻径の増減に応じスプ
ール1と直交方向へ変位可能に取り付けたものである。
【0022】即ち、図2中、49はリール本体5を釣竿
(図示せず)に取り付けるためにスプール1と直交する
方向に設けたリール本体5の取付脚で、当該取付脚49
に反射板47が移動可能に取り付けられている。
【0023】反射板47は断面略く字状に成形されてお
り、取付脚49に取り付くその一片47aには、反射板
47の折曲部51から長孔53が取付脚49に沿って穿
設されると共に、その端部には内方へL字状に折曲した
折曲片55が長孔53と同軸上に設けられている。又、
取付脚49には、長孔53を挿通するビス57によって
スプリング保持ブラケット59が螺着されており、当該
スプリング保持ブラケット59によって反射板47が取
付脚49に移動可能に取り付けられている。
【0024】そして、スプリング保持ブラケット59と
上述した折曲片55との間にはスプリング61が張架さ
れており、反射板47は当該スプリング61のばね力で
矢印A方向へ付勢されてその他片47bが、超音波セン
サ29,31と対向する糸巻面33に常時圧接し、そし
て、スプール糸巻径の増減に応じ反射板47が、長孔5
3に沿って二点鎖線で示すようにスプール1と直交方向
へ変位し乍ら、超音波センサ29から発射された超音波
ビームを超音波センサ31に反射させるようになってい
る。
【0025】尚、反射板47は、常時糸巻面33に軽く
圧接する構造であって、その圧接力は釣糸11の繰出し
や巻取りに影響を及ぼさないようにスプリング61のば
ね力が設定されている。又、スプール回転数の検出手段
は図示していないが、既述した特願平2−39492号
(特開平3−223614号)の検出手段やその他の公
知技術で構成されている。
【0026】その他、図2中、63は周知のレベルワイ
ンダ機構である。本実施例はこのように構成されている
から、釣糸11の繰出しや巻取りによってスプール1に
巻回された糸巻径は増減するが、図2に示すように、糸
巻径の増減に応じ反射板47が糸巻面33に圧接し乍ら
スプール1と直交方向へ変位することとなる。
【0027】そして、超音波センサ29から糸巻面33
に向かって超音波ビームが発射されると、超音波ビーム
は糸巻面33に圧接する反射板47で反射してその反射
波が超音波センサ31で受信されるので、従来と同様、
超音波ビームが超音波センサ31に受信されるまでの時
間が計時手段で計測される。そして、糸巻径検出手段に
より、計時手段で計測された時間が糸巻径に比例した電
気信号に変換され、この糸巻径信号とアップ/ダウンカ
ウンタで計数されたスプール1の回転数を基に釣糸11
の糸長が演算処理されて、その数値が繰出糸長として表
示器19にデジタル表示されることとなる。
【0028】このように、本実施例は、釣糸11の糸巻
面33に圧接し、超音波センサ29から発射された超音
波ビームを超音波センサ31に反射させる反射板47
を、スプール糸巻径の増減に応じスプール1と直交方向
へ変位可能に取り付けたので、本実施例によれば、釣糸
11の糸巻面33が凹凸状であっても、その影響を受け
ずに超音波センサ29から発射された超音波ビームは反
射板47で反射するため、従来の如く超音波センサ2
9,31から反射板47までの距離にばらつきが生じる
ことがなく、その結果、従来に比し正確な糸長計測が可
能となった。
【0029】又、本実施例によれば、仕掛けの巻上げで
スプール1に釣糸11が巻回されると、釣糸11からス
プール1の後方に海水が飛散するが、支柱21のスプー
ル側先端21aがスプール1側に突出して超音波センサ
29,31の表面29a,31aに飛散しようとする海
水を当該支柱21が遮るので、超音波センサ29,31
の表面29a,31aへの海水の付着が防止される。
【0030】然も、超音波センサ29,31の外周に、
超音波センサ29,31同士の共振やノイズを防ぐ共振
部材37とシールド材39を巻回し、更に又、図5の如
くセンサ支持体23のセンサ開口面25aを保護カバー
41よりもm寸法だけスプール1側に突出させて、保護
カバー41を取り外すことなく超音波センサ29,31
の表面29a,31aを綿棒等で容易にできるようにし
たので、従来に比し超音波センサ29,31の性能を高
精度に維持して糸長計測を常に良好に行うことができる
こととなった。
【0031】図6は本発明の第二実施例を示し、本実施
例は上記第一実施例に代えて、反射板をリール本体5の
上方からスプール1の糸巻面33に圧接させたものであ
る。即ち、図中、65は断面略く字状に成形された反射
板で、超音波センサ29,31と対向する糸巻面33に
圧接するその一片65aはやや湾曲した構造となってい
る。
【0032】そして、本実施例に係る魚釣用リールは、
糸長計測装置を収容する制御機構収容体67がリール本
体5の後方へ延設されており、その裏面に、反射板65
の他片65bに穿設した長孔69に凸部71aが嵌合す
るブラケット71がビス57で螺着されて、反射板65
がリール本体5の前後方向、即ち、スプール1と直交す
る方向へ変位可能に移動可能に取り付けられている。そ
して、他片65bの端部には、制御機構収容体67の裏
面に設けた凹部73内へ直角に折曲する突片75が形成
されており、当該突片75と凹部73の一側壁73aと
の間に、糸巻面33に圧接する反射板65を常時矢印A
方向へ付勢するスプリング61が張架されている。
【0033】尚、その他の構成は上記第一実施例と同様
であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの
説明は省略する。本実施例に係る魚釣用リールはこのよ
うに構成されているから、釣糸11の繰出しや巻取りに
よってスプール1に巻回された糸巻径は増減し、そし
て、これに伴い、図6の如く反射板65が糸巻面33に
圧接し乍らスプール1と直交方向へ変位することとな
る。
【0034】そして、超音波センサ29から糸巻面33
に向かって超音波ビームが発射されると、超音波ビーム
は糸巻面33に圧接する反射板65で反射してその反射
波が超音波センサ31で受信されるので、従来と同様、
超音波ビームが超音波センサ31に受信されるまでの時
間が計時手段で計測される。そして、糸巻径検出手段に
より、計時手段で計測された時間が糸巻径に比例した電
気信号に変換され、この糸巻径信号とアップ/ダウンカ
ウンタで計数されたスプール1の回転数を基に釣糸11
の糸長が演算処理されて、その数値が繰出糸長として表
示器19にデジタル表示されることとなる。
【0035】従って、本実施例によっても、超音波セン
サ29から発射された超音波ビームが反射板65で反射
して超音波センサ31で受信されるため、糸巻面33の
凹凸による影響を受けることがなくなり、因って、上記
第一実施例と同様、所期の目的を達成することが可能で
ある。
【0036】尚、上記各実施例を始め、既述した従来の
糸長計測装置は、いずれも超音波ビームの送,受信手段
として超音波センサ29,31を用いているが、寒冷地
に於ける海水の凍結による超音波センサ29,31の性
能低下がこの種の糸長計測装置に於ける大きな課題とし
て残されている。
【0037】凍結は釣り道具全般に起き得る現象ではあ
るが、特に超音波センサの表面に凍結が発生すると著し
く性能に影響がでてしまう。これは、超音波センサ自身
が振動を利用した部品てあって、超音波センサの表面に
異物が付着すること、ましてや海水の凍結は、性能上致
命的な結果を招くこととなる。
【0038】そこで、図7及び図8に示す第三実施例の
ように、超音波センサ29,31の外周にニクロム線等
の電熱線77を巻回すると共に、例えば操作パネル17
に環境温度を検知する温度センサ79を配設して、或る
温度以下になると制御手段の指令で超音波センサ29,
31を電熱線77で暖めて凍結を防止すればよい。
【0039】而して、斯かる実施例によれば、超音波セ
ンサ29,31の凍結による性能低下を防止することが
できるので、寒冷地での釣りに於て正確な糸長計測が可
能となる。そして、この技術は、既述した従来の糸長計
測装置に適用することが可能である。
【0040】又、本出願人は、先に特願平5−1913
15号に於て、既述した従来の糸長計測装置の改良とし
て、使用環境の温度変化による糸長計測の誤差を解消し
た魚釣用リールの糸長計測装置を開示したが、本発明は
当該糸長計測装置に適用することができることは勿論で
あり、本発明を特願平5−191315号の糸長計測装
置に適用すれば、より正確な糸長計測を行うことが可能
となろう。
【0041】更に上記説明では、2個の超音波センサ2
9,31を使用した例について述べたが、既述の特願平
2−39492号(特開平3−223614号)のよう
に送信手段と受信手段を1個の超音波センサで構成して
もよい。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、釣糸の糸
巻面に圧接し、送信手段から発射された超音波ビームを
受信手段に反射させる反射板を、スプール糸巻径の増減
に応じスプールと直交方向へ変位可能に取り付けたの
で、本発明によれば、釣糸の糸巻面の凹凸の影響を受け
ることがなく、従来に比し正確な糸長計測が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る魚釣用リールの一部
切欠き平面図である。
【図2】図1に示す魚釣用リールの断面図である。
【図3】図1に示す魚釣用リールの背面図である。
【図4】センサ支持体の全体斜視図である。
【図5】図1に示す魚釣用リールの底面図である。
【図6】本発明の第二実施例に係る魚釣用リールの断面
図である。
【図7】本発明の第三実施例に係る魚釣用リールの一部
切欠き平面図である。
【図8】電熱線が巻回された超音波センサの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 スプール 5 リール本体 11 釣糸 21 支柱 23 センサ支持体 27 センサ取付孔 29,31 超音波センサ 33 糸巻面 47,65 反射板 49 取付脚 53,69 長孔 59 スプリング保持ブラケット 61 スプリング 71 ブラケット 77 電熱線 79 温度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に回転可能に支持されたスプ
    ールの回転を検出するセンサと、当該センサから出力さ
    れるパルス信号をアップ及びダウンカウントするアップ
    /ダウンカウンタと、スプールに巻回された釣糸の糸巻
    面に超音波ビームを発射する送信手段と、糸巻面から反
    射する超音波ビームの反射波を受信する受信手段と、送
    信手段から発射された超音波が受信手段に受信されるま
    での時間を計測する計時手段と、当該計時手段で計測さ
    れた時間を糸巻径に比例した電気信号に変換する糸巻径
    検出手段と、糸巻径検出手段からの糸巻径データと上記
    アップ/ダウンカウンタの計数値とを基に糸長を演算す
    る演算手段と、演算手段で演算された糸長を表示する表
    示器とからなる糸長計測装置を備えた魚釣用リールに於
    て、上記リール本体に、釣糸の糸巻面に圧接し、送信手
    段からの超音波ビームを受信手段に反射させる反射板
    を、スプール糸巻径の増減に応じスプールと直交方向へ
    変位可能に取り付けたことを特徴とする魚釣用リール。
JP5212655A 1993-08-27 1993-08-27 魚釣用リール Expired - Lifetime JP2848506B2 (ja)

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