JPH0996517A - 魚釣用リールの巻径検出装置、魚釣用リールの巻径検出方法および魚釣用リールの巻径検出装置に用いる超音波反射装置 - Google Patents

魚釣用リールの巻径検出装置、魚釣用リールの巻径検出方法および魚釣用リールの巻径検出装置に用いる超音波反射装置

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JPH0996517A
JPH0996517A JP7253496A JP25349695A JPH0996517A JP H0996517 A JPH0996517 A JP H0996517A JP 7253496 A JP7253496 A JP 7253496A JP 25349695 A JP25349695 A JP 25349695A JP H0996517 A JPH0996517 A JP H0996517A
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JP
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ultrasonic
fishing
reeled
diameter
reel
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JP7253496A
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Toshiyuki Hirahara
俊之 平原
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプールに巻取られた釣糸の巻径を検出する
際の誤差が少なく、かつ、製造の容易な魚釣用リールの
巻径検出装置等を提供する。 【解決手段】 反射治具60は、超音波センサ収納部5
0に取付けられる。基準反射時間設定処理では、超音波
送波センサ54で発生した超音波は、反射治具60の計
測路(計測路長ds)を通り超音波受波センサ56に到
達する。これに要した時間を基準反射時間tsという。
巻径演算処理および繰出/巻取糸長演算処理では、発生
した超音波はスプール24に巻取られた釣糸表面52で
反射され超音波受波センサ56に到達する。この所要時
間tを測定する。釣糸表面52までの距離dは、d=d
s・(t/ts)/2。距離dに基づき、釣糸の巻径D
を算出し、巻径Dとスプール24の回転数とに基づい
て、釣糸の巻取糸長等を算出する。外気温を測定するこ
となく正確な巻取糸長等を測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は魚釣用リールの巻
径検出装置、魚釣用リールの巻径検出方法および魚釣用
リールの巻径検出装置に用いる超音波反射装置に関し、
特に、超音波を利用した巻径検出に関する。
【0002】
【従来技術】特開平7−39284号公報には、超音波
を利用して、スプールに巻取られた釣糸の巻径を検出す
る魚釣用リール2が開示されている。魚釣用リール2の
一部を示す図8を用いて概略説明する。魚釣り用リール
2は、超音波センサ4、6および温度センサ8を内蔵し
た筐体10を備えている。
【0003】超音波センサ4から発せられた超音波は、
スプール12に巻取られた釣糸の表面14で反射され、
時間t後に、超音波センサ6に到達する。温度センサ8
は、そのときの筐体10内部の温度Tinを測定する。
【0004】筐体10内部の温度Tinを測定することに
より、その温度Tinにおける音速Vを知ることができ
る。音速Vを知り、時間tを知ることにより、超音波セ
ンサ4、6から釣糸の表面14までの距離dを求めるこ
とができる。距離dを求めることにより、既知の寸法C
より、スプールに巻取られた釣糸の巻径Dを検出するこ
とができる。
【0005】このようにして検出した釣糸の巻径Dと、
回転センサ(図示せず)により検出したスプール12の
回転数とにより、釣糸の巻取糸長または繰出糸長を算出
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
魚釣用リール2には、次のような問題点があった。魚釣
用リール2においては、温度センサ8は筐体10の内部
に配置されている。したがって、温度センサ8は筐体1
0内部の温度Tinを測定することになる。このため、筐
体10内部の温度Tinと、超音波の伝播経路の外気温と
が、等しい場合には問題はない。
【0007】しかしながら、夏期の炎天下における自動
車のトランク等は60℃〜70℃になることもあるた
め、トランク内に置かれた魚釣用リール2の筐体10内
部の温度Tinもかなり高温になっている。このため、ト
ランク等から取り出した魚釣用リール2をすぐに使用す
るような場合には、筐体10内部の温度Tinが外気温と
大きく異なる状況で、温度計測が行なわれることにな
る。
【0008】このような場合には、計測された温度Tin
から算出した音速Vと実際の音速と、が異なるため、算
出した釣糸の巻径Dと実際の巻径とが異なる。この結
果、釣糸の巻取糸長または繰出糸長を算出する際、誤差
が生ずることとなる。
【0009】仮にこのような問題を解決し得たとして
も、温度センサ8自体の特性のバラ付きによる誤差を排
除することはできない。また、温度センサ8の組込の手
間や、検査の手間を排除することもできない。
【0010】この発明は、このような従来の魚釣用リー
ルの問題点を解決し、スプールに巻取られた釣糸の巻径
を検出する際の誤差が少なく、かつ、製造の容易な魚釣
用リールの巻径検出装置、魚釣用リールの巻径検出方法
および魚釣用リールの巻径検出装置に用いる超音波反射
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の魚釣用リール
の巻径検出装置は、スプールに巻取られた釣糸表面に対
して超音波を発する超音波発信器、スプールに巻取られ
た釣糸表面で反射された反射超音波を受波する超音波受
信器、を備え、予め設定された演算式にしたがって、超
音波発信器が超音波を発してから超音波受信器が反射超
音波を受波するまでの所要時間に基づいて、スプールに
巻取られた釣糸の巻径を検出する魚釣用リールの巻径検
出装置において、予め決められた長さの計測路における
超音波の伝播に要する時間に基づいて、前記演算式を決
定する演算式決定手段を備えたこと、を特徴とする。
【0012】請求項2の魚釣用リールの巻径検出装置
は、請求項1の魚釣用リールの巻径検出装置において、
前記超音波発信器から前記超音波受信器に至る超音波の
伝播経路に対して挿入・抜去可能な超音波反射装置を用
いて、予め決められた長さの計測路における超音波の伝
播に要する時間を求めるよう構成したこと、を特徴とす
る。
【0013】請求項3の魚釣用リールの巻径検出装置に
用いる超音波反射装置は、請求項2の魚釣用リールの巻
径検出装置に用いる超音波反射装置であって、魚釣用リ
ールに対して着脱可能に構成したこと、を特徴とする。
【0014】請求項4の魚釣用リールの巻径検出方法
は、スプールに巻取られた釣糸表面に対して超音波を発
し、スプールに巻取られた釣糸表面で反射された反射超
音波を受波し、超音波を発してから反射超音波を受波す
るまでの所要時間と、予め決められた長さの計測路にお
ける超音波の伝播に要する時間とに基づいて、スプール
に巻取られた釣糸の巻径を検出するよう構成したこと、
を特徴とする。
【0015】
【発明の効果】請求項1の魚釣用リールの巻径検出装置
および請求項4の魚釣用リールの巻径検出方法は、超音
波を発してから反射超音波を受波するまでの所要時間
と、予め決められた長さの計測路における超音波の伝播
に要する時間とに基づいて、スプールに巻取られた釣糸
の巻径を検出するよう構成したことを特徴とする。
【0016】したがって、既知の計測路の長さと、その
計測路における超音波の伝播に要する時間とから、直
接、音速を求め、求めた音速に基づいて、釣糸の巻径を
算出することができる。このため、気温の関数として音
速を算出する場合のように気温を測定する必要がない。
この結果、気温測定にともなう誤差が生ずるおそれはな
い。また、温度センサの組込の手間や、検査の手間がか
からない。
【0017】すなわち、スプールに巻取られた釣糸の巻
径を検出する際の誤差が少なく、かつ、製造の容易な魚
釣用リールの巻径検出装置および魚釣用リールの巻径検
出方法を実現することができる。
【0018】請求項2の魚釣用リールの巻径検出装置
は、請求項1の魚釣用リールの巻径検出装置において、
超音波発信器から超音波受信器に至る超音波の伝播経路
に対して挿入・抜去可能な超音波反射装置を用いたこと
を特徴とする。
【0019】したがって、予め決められた長さの計測路
における超音波の伝播に要する時間を計測する際、釣糸
表面までの距離を計測するための超音波発信器および超
音波受信器を、ともに兼用することができる。また、超
音波の伝播経路に対して、超音波反射装置を挿入・抜去
するという簡単な動作により、両計測を切換えることが
できる。すなわち、さらに簡易な構造、簡易な動作によ
り、誤差の少ない巻径の検出が可能となる。
【0020】請求項3の魚釣用リールの巻径検出装置に
用いる超音波反射装置は、魚釣用リールに対して着脱可
能に構成したことを特徴とする。
【0021】したがって、計測路における超音波の伝播
に要する時間を求める場合以外のときは、魚釣用リール
から超音波反射装置を外しておくことができる。このた
め、スプールの回転数と繰出糸長との関係を求める初期
の動作時にのみ、超音波反射装置を魚釣用リールに取付
け、以後、該関係に基づいてスプールの回転数から繰出
糸長を算出する通常の動作時には、超音波反射装置を魚
釣用リールから取り外しておくことができる。すなわ
ち、通常の動作時にコンパクトである魚釣用リールを実
現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図2に、この発明の一実施形態に
よる巻径検出装置を備えた魚釣用リール20の正面図を
示す。図3は、図2における断面P1−P1を示す図面
である。図2に示すように、魚釣用リール20は、リー
ル本体22、スプール24、制御ユニット26を備えて
いる。
【0023】スプール24は、リール本体22に対し回
転可能に支持されるとともに、電動モータ(図示せず)
または手動ハンドル28により駆動され、釣糸を巻取り
または繰出す。
【0024】制御ユニット26は、図6のブロック図に
示すように、演算式決定手段であるCPU30の他、メ
モリ32、タイマ34、入出力インタフェース36、超
音波制御回路38を備えている。制御ユニット26は、
図3によく表われているように、リール本体22の上部
に設けられた筐体44内に収納されている。図2に示す
ように、筐体44の上面には液晶表示部46、入力操作
部48が設けられている。筐体44のスプール24側は
凸状に形成された超音波センサ収納部50を構成してい
る。
【0025】図3に示すように、超音波センサ収納部5
0には、スプール24に巻取られた釣糸表面52に対し
て超音波を発する超音波発信器である超音波送波センサ
54と、釣糸表面52で反射された反射超音波を受波す
る超音波受信器である超音波受波センサ56とが収納さ
れている。
【0026】図6に示す超音波送波センサ54、超音波
受波センサ56、制御ユニット26により、巻径検出装
置である巻径検出ユニット40を構成している。
【0027】図1に、魚釣用リール20に超音波反射装
置である反射治具60を取付けた状態における、断面P
1−P1を示す図を示す。反射治具60は、魚釣用リー
ル20の超音波センサ収納部50にビス58を用いて取
付けられる。
【0028】図4および図5に、超音波センサ収納部5
0に取付けられた状態の反射治具60の構成を示す。図
5Bに示すように、反射治具60は、取付けアーム62
および治具本体64を有している。取付けアーム62と
治具本体64との間に超音波センサ収納部50を挟み込
むように配置したのち、取付けアーム62に設けられた
ネジ穴62aにビス58を捩じ込むことにより、反射治
具60を魚釣用リール20に取付ける。
【0029】治具本体64には、それぞれほぼ円筒状に
形成された計測路である第1通路66、第2通路68、
第3通路70および第4通路72が、この順に連続する
ように設けられている。第1通路66の一端66aは開
放されており、魚釣用リール20に取付けられた状態で
は、超音波センサ収納部50に収納された超音波送波セ
ンサ54の送波口54aにあてがわれる。同様に、第4
通路72の一端72aも開放されており、取付け状態で
は、超音波受波センサ56の受波口56aにあてがわれ
る。
【0030】第1通路66と第2通路68との間に、1
次反射面74が設けられている。同様に、第2通路68
と第3通路70との間に2次反射面76が、第3通路7
0と第4通路72との間に3次反射面78が、それぞれ
設けられている。また、第2通路68と第3通路70と
の合流点近傍には、通気孔80が設けられている。
【0031】つぎに、図7のフローチャートを参照しつ
つ、図6に示すブロック図に基づいて、魚釣用リール2
0の取扱手順および巻径検出ユニット40の動作を説明
する。まず、操作者は入力操作部48(図2参照)に設
けられたモード入力キー(図示せず)を操作することに
より、所望のモードを入力する(ステップS2)。
【0032】設定モードを選択した場合、操作者は、魚
釣用リール20の超音波センサ収納部50に、ビス58
を用いて反射治具60を取付ける(図1参照)(ステッ
プS6)。取付けが完了すると(ステップS8)、操作
者は入力操作部48(図2参照)に設けられた取付確認
用キー(図示せず)を操作する(ステップS10)。
【0033】CPU30は、モード入力キーおよび取付
確認用キーのキー入力を監視しており(ステップS4、
S10)、設定モードが選択され、かつ、取付確認用キ
ーが押された場合は、メモリ32に記憶されたプログラ
ムにしたがい、基準反射時間設定処理を行なう(ステッ
プS12)。
【0034】基準反射時間設定処理は、つぎのようにし
て行なわれる。まず、図6に示すように、CPU30
は、入出力インタフェース36、超音波制御回路38を
介して、超音波送波センサ54を駆動し、超音波を発生
させる。発生した超音波は、図5に示すように、超音波
センサ収納部50に取付けられた反射治具60の第1通
路66、第2通路68、第3通路70、第4通路72を
通り、超音波受波センサ56に戻る。この間、超音波
は、反射治具60の1次反射面74、2次反射面76、
3次反射面78において、順次、反射される。
【0035】超音波受波センサ56により感知された超
音波は、図6に示すように、超音波制御回路38により
適当な信号に処理された後、入出力インタフェース36
を介して、CPU30に伝達される。
【0036】CPU30は、タイマ34を用いて、超音
波送波センサ54が超音波を発してから超音波受波セン
サ56が反射超音波を受波するまでの時間を測定する。
この測定した時間を基準反射時間tsという。なお、こ
の実施例においては、第2通路68と第3通路70との
合流点近傍に、通気孔80を設けている。したがって、
計測路内に外気が自由に出入りする。このため、上述の
基準反射時間tsの測定にあたり、外気温をよりいっそ
う反映させることができる。
【0037】基準反射時間設定処理を終了した後、ビス
58を緩め、超音波センサ収納部50から反射治具60
を取り外し、図3に示す状態にしておく。
【0038】基準反射時間設定処理が終了すると(ステ
ップS14)、CPU30は、再びモード入力キーを監
視する。モード入力キーが押され(ステップS2)、釣
りモードが選択されると(ステップS4)、CPU30
は巻径演算処理および繰出/巻取糸長演算処理を行なう
(ステップS16)。
【0039】巻径演算処理および繰出/巻取糸長演算処
理は、つぎのようにして行なわれる。基準反射時間設定
処理の場合同様、図6に示すように、CPU30は、ま
ず、入出力インタフェース36、超音波制御回路38を
介して、超音波送波センサ54を駆動し、超音波を発生
させる。この処理においては、発生した超音波はスプー
ル24に巻取られた釣糸表面52で反射される。反射超
音波は超音波受波センサ56により感知され、基準反射
時間設定処理の場合同様、超音波制御回路38により適
当な信号に処理された後、入出力インタフェース36を
介して、CPU30に伝達される。
【0040】CPU30は、基準反射時間設定処理の場
合同様、タイマ34を用いて、超音波送波センサ54が
超音波を発してから超音波受波センサ56が反射超音波
を受波するまでの所要時間tを測定する。
【0041】超音波送波センサ54および超音波受波セ
ンサ56から釣糸表面52までの距離dは、音速Vと測
定した所要時間tを用いれば次式で表わすことができ
る。
【0042】d=V・t/2。
【0043】一方、基準反射時間設定処理において求め
た基準反射時間tsを用いれば、前述の反射治具60の
第1通路66、第2通路68、第3通路70および第4
通路72の合計長さを計測路長dsとした場合、音速V
は次式で表わされる、 V=ds/ts。
【0044】上の2式から音速Vを消去すれば、 d=ds・(t/ts)/2。
【0045】したがって、スプール24に巻取られた釣
糸の巻径Dは、超音波送波センサ54および超音波受波
センサ56からスプール24の中心軸までの距離をC
(既知)とすれば、次式により算出することができる、 D=2(C−d)。
【0046】CPU30は、このようにして求めた釣糸
の巻径Dと、回転センサ(図示せず)により検出したス
プール24の回転数nとに基づいて、釣糸の巻取糸長ま
たは繰出糸長を算出する。
【0047】また、このようにして求めた回転数nと釣
糸の巻取糸長または繰出糸長との関係をメモリ32に記
憶させておき、以後、回転数nが入力されれば巻取糸長
または繰出糸長を出力するよう構成することもできる。
【0048】なお、上述の実施形態においては、反射治
具60の第2通路68と第3通路70との合流点近傍に
通気孔80を設けるよう構成したが、通気孔80を他の
部分に設けるよう構成することもできる。さらに、通気
孔80を設けないよう構成することもできる。
【0049】また、反射治具60の計測路の形状、反射
治具60自体の形状も、上述の実施形態に限定されるも
のではない。
【0050】また、上述の実施形態においては、反射治
具60を魚釣用リール20に対し、着脱可能に構成した
場合を例に説明したが、反射治具60を魚釣用リール2
0に対し着脱不能に構成することもできる。たとえば、
図5Bにおいて、ビス58の替りに角部90にヒンジ
(図示せず)を設けて、魚釣用リール20と反射治具6
0とを結合することもできる。ヒンジを設けることによ
り、反射治具60を図中Q方向に揺動することで、反射
治具60を超音波の伝播経路(図3におけるR1および
R2)に対して、挿入または抜去することができる。
【0051】この場合、挿入または抜去の動作を、操作
者が行なうよう構成してもよいし、プログラムにより自
動的に行なうよう構成してもよい。このように構成する
ことにより、スプール24に巻く釣り糸を交換した場合
等、再度基準反射時間設定処理が必要となった場合であ
っても、反射治具60を取付けまたは取り外す必要がな
い。また、反射治具60を紛失するおそれもない。
【0052】さらに、魚釣用リール20に対し反射治具
60を固定的に設けるとともに、伝播経路(図3におけ
るR1およびR2)を伝播する超音波の一部を分波し、
分波した超音波を反射治具60に導くことにより、基準
反射時間設定処理を行なうよう構成することもできる。
【0053】また、魚釣用リール20に対し反射治具6
0を固定的に設けるとともに、基準反射時間設定処理専
用の超音波送波センサおよび超音波受波センサを、別途
設けるよう構成することもできる。
【0054】なお、上述の実施形態においては、CPU
30を用いて、巻径検出装置の各機能を実現した場合を
例に説明したが、この発明は、当該各機能の一部または
全部を、ハードウェアロジックにより実現する場合にも
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による巻径検出装置を備
えた魚釣用リールに、反射治具を取付けた状態における
P1−P1断面を表わす図面である。
【図2】この発明の一実施形態による巻径検出装置を備
えた魚釣用リールの正面図である。
【図3】この発明の一実施形態による巻径検出装置を備
えた魚釣用リールのP1−P1断面を表わす図面であ
る。
【図4】この発明の一実施形態による巻径検出装置を備
えた魚釣用リールに、反射治具を取付けた状態をV1か
ら見た図面である。
【図5】この発明の一実施形態による巻径検出装置を備
えた魚釣用リールに、反射治具を取付けた状態をV2か
ら見た図面および断面P2−P2を示す図面である。
【図6】この発明の一実施形態による巻径検出装置であ
る巻径検出ユニットの構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の一実施形態による巻径検出装置を備
えた魚釣用リールの操作手順および動作を表わすフロー
チャートである。
【図8】従来の魚釣用リールの一部を表わす平面図であ
る。
【符号の説明】
24・・・・・スプール 50・・・・・超音波センサ収納部 52・・・・・釣糸表面 54・・・・・超音波送波センサ 56・・・・・超音波受波センサ 60・・・・・反射治具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプールに巻取られた釣糸表面に対して超
    音波を発する超音波発信器、 スプールに巻取られた釣糸表面で反射された反射超音波
    を受波する超音波受信器、 を備え、 予め設定された演算式にしたがって、超音波発信器が超
    音波を発してから超音波受信器が反射超音波を受波する
    までの所要時間に基づいて、スプールに巻取られた釣糸
    の巻径を検出する魚釣用リールの巻径検出装置におい
    て、 予め決められた長さの計測路における超音波の伝播に要
    する時間に基づいて、前記演算式を決定する演算式決定
    手段を備えたこと、 を特徴とする魚釣用リールの巻径検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1の魚釣用リールの巻径検出装置に
    おいて、 前記超音波発信器から前記超音波受信器に至る超音波の
    伝播経路に対して挿入・抜去可能な超音波反射装置を用
    いて、予め決められた長さの計測路における超音波の伝
    播に要する時間を求めるよう構成したこと、 を特徴とする魚釣用リールの巻径検出装置。
  3. 【請求項3】請求項2の魚釣用リールの巻径検出装置に
    用いる超音波反射装置であって、 魚釣用リールに対して着脱可能に構成したこと、 を特徴とする魚釣用リールの巻径検出装置に用いる超音
    波反射装置。
  4. 【請求項4】スプールに巻取られた釣糸表面に対して超
    音波を発し、 スプールに巻取られた釣糸表面で反射された反射超音波
    を受波し、 超音波を発してから反射超音波を受波するまでの所要時
    間と、予め決められた長さの計測路における超音波の伝
    播に要する時間とに基づいて、スプールに巻取られた釣
    糸の巻径を検出するよう構成したこと、 を特徴とする魚釣用リールの巻径検出方法。
JP7253496A 1995-09-29 1995-09-29 魚釣用リールの巻径検出装置、魚釣用リールの巻径検出方法および魚釣用リールの巻径検出装置に用いる超音波反射装置 Pending JPH0996517A (ja)

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JP7253496A Pending JPH0996517A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 魚釣用リールの巻径検出装置、魚釣用リールの巻径検出方法および魚釣用リールの巻径検出装置に用いる超音波反射装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6561033B2 (en) * 2000-06-26 2003-05-13 Daiwa Seiko, Inc. Line length measuring device for fishing reel

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