JP2922348B2 - 表面波音速測定器 - Google Patents

表面波音速測定器

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JP2922348B2
JP2922348B2 JP3327380A JP32738091A JP2922348B2 JP 2922348 B2 JP2922348 B2 JP 2922348B2 JP 3327380 A JP3327380 A JP 3327380A JP 32738091 A JP32738091 A JP 32738091A JP 2922348 B2 JP2922348 B2 JP 2922348B2
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JP
Japan
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belt
measured
probe
acoustic wave
surface acoustic
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JP3327380A
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JPH07239224A (ja
Inventor
孝三 前田
昇 大平
直人 山田
重昭 舘野
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Mitsubishi Electric Corp
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表面波を用いて円形
断面を有する被測定物の外周を測定するときに、あらか
じめ表面波伝播速度を求めるための表面波音速測定器
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の表面波音速測定器を示す図
であり、図において1は被測定物、2は被測定物1の表
面に沿う可とう性を有するベルト、3はこのベルト2の
1端を固定するブラケット、4はこのブラケット3を固
定するマグネットホルダ、5は上記ブラケット3に取り
付けられた反射板、6は上記ベルト2の他端を固定する
プローブハウジング、7はこのプローブハウジング6に
収納固定される表面波プローブ、8はこの表面波プロー
ブ7と被測定物1との間に配置されたコンタクトラバ
ー、9はこのコンタクトラバー8を保持し上記プローブ
ハウジング6に取り付けられたシュウである。
【0003】従来の表面波音速測定器は上記のように構
成され、被測定物1の外周を測定するには、ベルト2が
円周方向に沿うように位置を決め、マグネットホルダ4
を被測定物1の表面に固定する。この時、マグネットホ
ルダ4に固定されたブラケット3は被測定物1の軸方向
に平行となり同時に反射板5も被測定物1の軸方向に平
行にかつその表面に接触する。すでにベルト2が円周方
向に沿っているので、その可とう性を利用して被測定物
1の表面に正しく接するようにしベルト2の他端にある
プローブハウジング6に取り付けられたシュウ9を被測
定物1に押し付けると、コンタクトラバー8が圧縮され
ながら被測定物1の表面に倣い、プローブハウジング6
及び表面波プローブ7が正しく位置決めされる。こうし
て表面波プローブ7及びコンタクトラバー8を介して被
測定物1に伝わった表面波は、被測定物表面に反射源が
ある場合はそこで反射する性質があるので、被測定物1
ベルト2に沿う円周表面を伝播し、ベルト2により
定の距離を保持した反射板5で反射し逆の経路をたどり
再び表面波プローブ7に入射する。従ってこの間の時間
Tを計測し表面波プローブ7と反射板5との距離Lより
L/Tを求めることにより、表面波の音速Vが既知とな
り、さらに1周を回る表面波の時間T’を計測すること
により、T’×Vにより被測定物1の外周を測定するこ
とができることになる。なお、時間T及びT’の計測は
あらかじめコンタクトラバー8及び表面波プローブ7内
の伝播時間は差し引いてあるものとし、真に被測定物1
の表面上での伝播時間を計測する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の音
速校正器では、一旦マグネットホルダ4を被測物1に固
定するため、測定位置を変更する際いちいち磁力を解除
しなければならない。また可とう性のベルト2の両端に
重量物が付いているのでベルトが折れたり曲がったりす
るためその取り扱いに注意を要する。さらにマグネット
ホルダ4を使用しているため強磁性体の被測定物以外で
は使用できないという問題点があった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、測定位置の変更が容易にでき、
可とう性のベルトに負荷がかからないようにでき、さら
には強磁性体以外の表面波が伝播できる被測定物であれ
ば材質を選ばない表面波音速測定器を得ることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る表面波音
速測定器は、円形断面を有する棒状、あるいはパイプ状
の被測定物の外周を、表面波を用いて測定するため、あ
らかじめ被測定物に対する表面波の伝播する音速を求め
る音速測定器において、被測定物の表面に沿う可とう性
を有する一定長のベルトと、このベルトの一端を固定す
る第1のベルト保持具と、この第1のベルト保持具を取
り付けるブロックと、このブロックに取り付けられ測定
時に被測定物に接触することができる反射板と、上記ブ
ロックを回転支持するシャフトと、このシャフトを支持
するスライドブロックと、このスライドブロックをスラ
イドさせるスライドシャフトと、上記ベルトを、測定し
ない時には真直に延ばすようにスライドブロックを常に
スライドシャフト先端方向に押し付けるよう作用するば
ねと、上記ベルトの他端を固定する第2のベルト保持具
と、この第2のベルト保持具に取り付けられかつ表面波
プローブを収納するプローブハウジングと、上記表面波
プローブと被測定物との間に配置されたコンタクトラバ
ーと、このコンタクトラバーを保持し、上記プローブハ
ウジングに取り付けられたシュウと、上記プローブハウ
ジングを回転支持するピンと、このピンを固定するアー
ムと、上記スライドシャフトと上記アームを固定するボ
ディと、このボディに取り付けられたハンドルとを備
え、上記コンタクトラバーと反射板とが一定距離離れた
位置でベルトに対して固定されているものである。
【0007】
【作用】この発明における表面波音速測定器は、表面波
が伝播する被測定物の表面に沿って可とう性を有する一
定長のベルトを、測定時に被測定物に対して押し付ける
ことにより、ボディに固定されたスライドシャフト上を
スライドブロックが移動し、シャフトの周りをブロック
が回転する。このブロックの回転により、反射板が被測
定物に倣い押し付けられて接触するため、反射板及びコ
ンタクトラバーが被測定物に対して一定距離を保ってベ
ルトに対して固定され、表面波プローブからコンタクト
ラバーを介して伝わる表面波が被測定物の円周表面上を
伝播し、反射板において反射して逆の経路を経て表面波
プローブに入射する。これによって、反射板とコンタク
トラバーとの2点間の表面波の伝播時間を計測すること
により、校正用の音速を求めることができる。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例について説明す
る。図1はこの発明の正面図、図2は平面図であり、図
3は表面波プローブ部の断面図である。図において、2
および5〜9は上記従来装置と全く同一のものである。
10はベルト2を固定する第1のベルト保持具、11は
上記第1のベルト保持具10を取り付けるブロック、1
2はこのブロック11を回転支持するシャフト、13は
このシャフト12を固定するスライドブロック、14は
このスライドブロック13をスライドさせるスライドシ
ャフト、15は上記ベルト2を引っ張るように働くば
ね、16は上記ベルト2の他端を固定する第2のベルト
保持具、17はこの第2のベルト保持具16に取り付け
られたプローブハウジング6を回転支持するピン、18
はこのピン17を固定するアーム、19は上記スライド
シャフト14と上記アーム18を固定するボディ、20
はこのボディに取り付けられたハンドルである。
【0009】前記のように構成された表面波音速測定器
においては、ボディ19に固定されたアーム18及びア
ーム18に固定されたピン17によりプローブハウジン
グ6が回転しシュウ9が被測定物1に倣い、コンタクト
ラバー8が圧縮され表面波プローブ7からの表面波の伝
播が可能となる。一方、ハンドル20により被測定物1
にベルト2を押し付けることにより、ボディ19に固定
されたスライドシャフト14上をスライドブロック13
が、ベルト2が被測定物1に倣うことにより移動しなが
ら、最終的には、スライドブロック13に固定されたシ
ャフト12の周りをブロック11が回転し反射板5が被
測定物1に押し付けられて接触する。こうして表面波プ
ローブ7及びコンタクトラバー8を介して被測定物1に
伝わった表面波は、被測定物1の表面に反射源がある場
合はそこで反射する性質があるので、被測定物1の円周
表面を伝播し、ベルト2により所定の距離を保持した状
態で被測定物1に押し付けられて接触している反射板5
で反射することによって、反射された表面波が逆の経路
を経て表面波プローブ7に入射することになる。
【0010】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、ハンドルを持ち被測定物にコンタクトラ
バー、ベルト、反射板が接触するように押し付けること
により、反射板及びコンタクトラバーが被測定物に対し
容易に一定の距離を確保でき、またボディにて重量部を
支持しているのでベルトへの負荷がないことから、ベル
トが折れたり曲がったりすることがない。また、表面波
が伝播するものであれば、被測定物がどんな材質であっ
ても伝播速度を測定することができ、材質を選ばないと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】この発明の一実施例を示す平面図である。
【図3】この発明の一実施例を示す表面波プローブ部の
断面図である。
【図4】従来の音速校正器を示す鳥瞰図である。
【符号の説明】
2 ベルト 5 反射板 6 プローブハウジング 7 表面波プローブ 8 コンタクトラバー 9 シュウ 10 第1のベルト保持具 11 ブロック 12 シャフト 13 スライドブロック 14 スライドシャフト 15 ばね 16 第2のベルト保持具 17 ピン 18 アーム 19 ボディ 20 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 直人 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会 社 鎌倉製作所内 (72)発明者 舘野 重昭 鎌倉市上町屋730番地 三菱電機エンジ ニアリング株式会社 鎌倉事業所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 17/00 G01N 29/22 G01S 7/526

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形断面を有する棒状、あるいはパイプ
    状の被測定物の外周を、表面波を用いて測定するため、
    あらかじめ被測定物に対する表面波の伝播する音速を求
    める表面波音速測定器において、被測定物の表面に沿う
    可とう性を有する一定長のベルトと、このベルトの一端
    を固定する第1のベルト保持具と、この第1のベルト保
    持具を取り付けるブロックと、このブロックに取り付け
    られ測定時に被測定物に接触することができる反射板
    と、上記ブロックを回転支持するシャフトと、このシャ
    フトを支持するスライドブロックと、このスライドブロ
    ックをスライドさせるスライドシャフトと、上記ベルト
    を、測定しない時には真直に延ばすようにスライドブロ
    ックを常にスライドシャフト先端方向に押し付けるよう
    作用するばねと、上記ベルトの他端を固定する第2のベ
    ルト保持具と、この第2のベルト保持具に取り付けられ
    かつ表面波プローブを収納するプローブハウジングと、
    上記表面波プローブと被測定物との間に配置されたコン
    タクトラバーと、このコンタクトラバーを保持し、上記
    プローブハウジングに取り付けられたシュウと、上記プ
    ローブハウジングを回転支持するピンと、このピンを固
    定するアームと、上記スライドシャフトと上記アームを
    固定するボディと、このボディに取り付けられたハンド
    ルとを備え、上記コンタクトラバーと反射板とが一定距
    離離れた位置でベルトに対して固定されていることを特
    徴とする表面波音速測定器
JP3327380A 1991-12-11 1991-12-11 表面波音速測定器 Expired - Lifetime JP2922348B2 (ja)

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JPH07239224A JPH07239224A (ja) 1995-09-12
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5127574B2 (ja) * 2008-06-03 2013-01-23 株式会社日立エンジニアリング・アンド・サービス ガイド波を用いた検査方法
JP6892605B2 (ja) * 2018-01-26 2021-06-23 日本電信電話株式会社 超音波速度算出装置及び超音波速度算出方法

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