JPH0692229B2 - 作業車 - Google Patents

作業車

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JPH0692229B2
JPH0692229B2 JP8749589A JP8749589A JPH0692229B2 JP H0692229 B2 JPH0692229 B2 JP H0692229B2 JP 8749589 A JP8749589 A JP 8749589A JP 8749589 A JP8749589 A JP 8749589A JP H0692229 B2 JPH0692229 B2 JP H0692229B2
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gear
braking
hydraulic
reverse rotation
switching valve
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照男 南
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンバイン等の作業車における旋回構造に関す
る。
〔従来の技術〕
作業車の1つであるコンバインにおいては、左右一対の
クローラ走行装置の中の選択された一方に制動を掛ける
油圧式の制動機構と、選択された前記一方のクローラ走
行装置を逆転させる油圧式の逆転機構を備えたものがあ
り、この場合、作動油を制動機構に供給するか逆転機構
に供給するか切換操作する切換弁と、人為操作式の可変
リリーフ弁とを直列に接続している。
これにより、切換弁を制動機構側に操作している信地旋
回状態において、可変リリーフ弁を操作することによ
り、制動機構の制動力を変更して信地旋回状態での旋回
半径を調節できるのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のような制動機構を用いての信地旋回に対して逆転
機構を用いて一方のクローラ走行装置を逆転させる超信
地旋回では、信地旋回に比べて旋回半径が非常に小さく
なる為にクローラ走行装置による土押しが激しく、その
駆動負荷が大きなものとなる。
従って、逆転機構を作動させるにはこの逆転機構に高圧
で一定の作動油を供給する必要があるが、前述の構造で
あると切換弁を逆転機構側に操作しても可変リリーフ弁
が逆転機構に接続されることになる。これにより、逆転
機構を作動させての超信地旋回中に可変リリーフ弁が誤
って操作されたりすると、逆転機構に供給される作動油
の圧力が変化して、逆転機構がうまく作動せず円滑な超
信地旋回が行えないような状態が生ずる。
本発明は制動機構を用いての信地旋回時での調節構造を
残しながら、逆転機構を用いての超信地旋回が円滑に行
われるように構成することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は以上のような作業車において、次のよう
に構成することにある。つまり、左右一対の走行装置の
中の選択された一方に制動を掛ける油圧式の制動機構
と、選択された一方の前記走行装置を逆転させる油圧式
の逆転機構とを備えると共に、ポンプからの作動油を前
記制動機構に供給し、且つ、人為操作可能な可変リリー
フ弁を制動機構に連通させる制動位置と、ポンプからの
作動油を前記逆転機構に供給し、且つ、前記可変リリー
フ弁と逆転機構との連通を断つ逆転位置とを備えた切換
弁を設けてあることにあり、その作用及び効果は次のと
おりである。
〔作用〕
前述のように構成すると、切換弁を制動位置に操作すれ
ば可変リリーフ弁が制動機構に連通するので、この可変
リリーフ弁を操作することによって制動機構の制動力を
変更調節できることになる。これに対して、切換弁を逆
転位置に操作すると前記可変リリーフ弁と逆転機構との
連通が断たれるので、逆転機構へはポンプ側からの一定
圧力の作動油が供給されることになる。
〔発明の効果〕
これにより、油圧式の逆転機構の作動が安定することに
なり、一方の走行装置を逆転させての超信地旋回が確実
円滑に行えるようになって作業車の旋回性能が向上し
た。
又、制動機構を用いての信地旋回において、制動力の変
更調節も可能である為に、従来構造の利点が損われるも
のではない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は作業車の1つであるコンバインの走行のミッシ
ョンケース(8)内の構造を示しており、エンジン(図
外)からの動力がテンションクラッチを備えたベルト伝
動機構(図示せず)を介して静油圧式無段変速装置
(1)の入力プーリー(2)に伝達されると共に、静油
圧式無段変速装置(1)の出力軸(3)からの動力が第
1伝動軸(4)からワンウェイクラッチ(5)及び出力
プーリー(7)を介して、第3図に示す刈取部(6)に
伝達されて行くのである。
前記第1伝動軸(4)からの動力は第1ギア(9)及び
第2ギア(10)を介して第2伝動軸(11)に伝達される
のであり、この第2伝動軸(11)には第1高速ギア(1
2)及び第1低速ギア(13)が相対回転自在に外嵌され
ると共に、シフトギア(14)がスプライン構造にてスラ
イド自在に外嵌されている。
これに対して、第3伝動軸(15)に固定された第2高速
ギア(16)及び第2低速ギア(17)が第1高速ギア(1
2)及び第1低速ギア(13)に咬み合っており、第3伝
動軸(15)には中速ギア(18)が固定されている。
以上の構造によりシフトギア(14)をスライド操作して
第1高速ギア(12)、中速ギア(18)、第1低速ギア
(13)に咬み合せることにより、動力を高中低の3段に
変速できるのであり、この動力は中速ギア(18)に咬み
合う第3ギア(19)に伝達される。
前記第3ギア(19)を支持する支持軸(20)には右サイ
ドギア(21R)及び左サイドギア(21L)が相対回転自在
に外嵌されると共に、左右の車軸(22L),(22R)の入
力ギア(23L),(23R)が左右サイドギア(21L),(2
1R)に常時咬み合っているのである。これにより、右又
は左サイドギア(21R),(21L)を第3ギア(19)に対
しスライド操作して咬合・離間させて、第3図に示すク
ローラ走行装置(24)のスプロケット(24a)に動力伝
達の入切操作を行うのであり、第3ギア(19)と左右サ
イドギア(21L),(21R)との間でサイドクラッチ(25
R),(25L)が構成されているのである。
次に一方の車軸(22R)又は(22L)に制動を掛ける構造
について詳述すると、同図に示すように、支持軸(20)
に右第4ギア(26R)及び左第4ギア(26L)が相対回転
自在にベアリング支持されると共に、第4伝動軸(27)
に固定された一対の第5ギア(29)が右第4ギア(26
R)及び左第4ギア(26L)に咬み合っている。そして、
第4伝動軸(27)の一端に制動機構(28)としての多板
油圧操作式のサイドブレーキが設けられており、右サイ
ドギア(21R)又は左サイドギア(21L)を第3ギア(1
9)より離間させ右第4ギア(26R)又は左第4ギア(26
L)に咬み合わせると共に、サイドブレーキ(28)を入
操作することによって、一方の車軸(22R)又は(22L)
に制動を掛けることができるのである。
次に一方の車軸(22R)又は(22L)を逆転させる構造に
ついて詳述すると、同図に示すように前記第3伝動油
(15)の第2高速ギア(16)に咬み合う第6ギア(62)
が第4伝動軸(27)に相対回転自在に外嵌されると共
に、第6ギア(62)と第4伝動軸(27)との間に逆転機
構(30)としての油圧クラッチが設けられている。これ
により、右サイドギア(21R)又は左サイドギア(21L)
を前述のように右第4ギア(26R)又は左第4ギア(26
L)に咬み合わせた状態で、油圧クラッチ(30)を入操
作すると第2高速ギア(16)からの動力が逆転状態で、
且つ、1/2に減速されて車軸(22R)又は(22L)に伝達
されて行くのである。
次に、左右サイドギア(21L),(21R)のスライド操作
を行う油圧シリンダ(31R),(31L)、サイドブレーキ
(28)及び油圧クラッチ(30)への作動油供給構造につ
いて詳述すると、第1図に示すようにポンプ(32)から
の作動油は第1切換弁(33)を介して左右サイドギア
(21L),(21R)に対する油圧シリンダ(31R),(31
L)に供給されると共に、油圧シリンダ(31R),(31
L)の側面からの油路(34)がサイドブレーキ(28)及
び油圧クラッチ(30)に対する第2切換弁(35)に接続
され、さらに第2切換弁(35)には可変リリーフ弁(3
6)が接続されている。又、リリーフ弁(61)はこの油
圧回路全体の圧力を安全許容圧に保つものである。
次に第1切換弁(33)、第2切換弁(35)、可変リリー
フ弁(36)の操作構造について詳述すると、第1図に示
すように機体操縦部(図示せず)に操作レバー(39)が
前後左右に操作自在に支持されると共に、その操作位置
が制御装置(38)に入力されている。これにより、例え
ば操作レバー(39)を右旋回側に(R1)まで操作する
と、制御装置(38)により第1切換弁(33)が操作され
て、油圧シリンダ(31R)に作動油が供給され右サイド
ギアアーム(46R)により、右サイドギア(21R)がスラ
イド操作されて右第4ギア(26R)に咬合する。これが
右サイドクラッチ(25R)の切状態であり、機体は右に
緩旋回して行く。
逆に、操作レバー(39)を左旋回側の(L1)にまで操作
すると第1切換弁(33)が操作され、油圧シリンダ(31
L)、左サイドギアアーム(46L)を介して左サイドギア
(21L)が左第4ギア(26L)に咬合する。これが左サイ
ドクラッチ(25L)の切状態であり、機体は左に緩旋回
して行く。又、油路(34)に設けられたシーケンス弁
(47)により、左右サイドギア(21L),(21R)が左右
第4ギア(26L),(26R)に完全に咬み合うのに必要な
圧力が油圧シリンダ(31R),(31L)に確保されるので
ある。
そして、操作レバー(39)を(R1),(L1)位置から
(R2),(L2)側に操作して行くと第2切換弁(35)が
制動位置(35a)から操作された状態で、全開状態とな
っていた可変リリーフ弁(36)が絞り開度閉側に操作さ
れて行く。この第2切換弁(35)の制動位置(35a)は
油路(34)からの作動油がサイドブレーキ(28)に供給
され、且つ、可変リリーフ弁(36)がサイドブレーキ
(28)に連通する位置である。これにより、(R1),
(L1)位置と(R2),(L2)の位置の範囲でサイドブレ
ーキ(28)が入操作されるのであり、この範囲内での操
作レバー(39)の操作位置に応じた可変リリーフ弁(3
6)のリリーフ圧により、サイドブレーキ(28)の制動
力を変更調節できるのである。そして、これが片側のク
ローラ走行装置(24)に制動を掛けた信地旋回状態であ
る。
そして、操作レバー(39)を(R1),(L1)位置から
(R2),(L2)の範囲で操作している状態において、操
作レバー(39)の逆転スイッチ(40)を押し操作すると
第2切換弁(35)が逆転位置(35b)に切換操作され
る。この逆転位置(35b)においては油路(34)からの
作動油が油圧クラッチ(30)に供給されるが、可変リリ
ーフ弁(36)と油圧クラッチ(30)との連通は断され
る。これにより、油路(34)からの一定高圧の作動油が
油圧クラッチ(30)に供給されることになり、油圧クラ
ッチ(30)が素早く、且つ、滑りなく入操作されること
になる。これが、片側のクローラ走行装置(24)が逆転
駆動される起信地旋回状態である。
以上のように、操作レバー(39)を(R1),(L1)位置
から(R2),(L2)位置の範囲内で操作しているとき
に、逆転スイッチ(40)による超信地旋回が行えるのは
第2図におけるシフトギア(14)を第1低速ギア(13)
に咬合させた低速状態の場合である。そして、シフトギ
ア(14)を中速ギア(18)に咬合させた中速状態では、
サイドブレーキ(28)が十分に効いた信地旋回時に逆転
スイッチ(40)を押し操作しないと、超信地旋回が行え
ないように構成している。つまり、油路(34)に圧力セ
ンサー(41)が設けられており、この圧力センサー(4
1)の検出値が設定以上の高圧の場合に逆転スイッチ(4
0)を押し操作すると、第2切換弁(35)が逆転位置(3
5b)に切換操作されるのである。
そして、第2図のシフトギア(14)を第1高速ギア(1
2)に咬合させた高速状態おいては、逆転スイッチ(4
0)を押し操作しても第2切換弁(35)は逆転位置(35
b)に切換操作されないのである。
そして、操作レバー(39)を(U)位置又は(D)位置
に操作すると、刈取部(6)昇降用の油圧シリンダ(6
0)に対する第3切換弁(37)が操作されて、刈取部
(6)の昇降操作が行えるのである((U)位置で刈取
部(6)上昇、(D)位置で刈取部(6)下降)。
本実施例はクローラ走行装置(24)を備えた作業車を示
しているが、本発明は装輪式の作業車(6輪車や8輪
車)に適用してもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る作業車の実施例を示し、第1図はコ
ンバインにおける第1、2、3切換弁及び可変リリーフ
弁の油圧回路図、第2図はミッションケースの縦断正面
図、第3図はコンバイン前半部の側面図である。 (24)……走行装置、(28)……制動機構、(30)……
逆転機構、(32)……ポンプ、(35)……切換弁、(35
a)……切換弁の制動位置、(35b)……切換弁の逆転位
置、(36)……可変リリーフ弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の走行装置(24),(24)の中の
    選択された一方に制動を掛ける油圧式の制動機構(28)
    と、選択された一方の前記走行装置(24)(24)を逆転
    させる油圧式の逆転機構(30)とを備えると共に、ポン
    プ(32)からの作動油を前記制動機構(28)に供給し、
    且つ、人為操作可能な可変リリーフ弁(36)を制動機構
    (28)に連通させる制動位置(35a)と、ポンプ(32)
    からの作動油を前記逆転機構(30)に供給し、且つ、前
    記可変リリーフ弁(36)と逆転機構(30)との連通を断
    つ逆転位置(35b)とを備えた切換弁(35)を設けてあ
    る作業車。
JP8749589A 1989-04-05 1989-04-05 作業車 Expired - Lifetime JPH0692229B2 (ja)

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