JP2567509B2 - 作業車の操向操作構造 - Google Patents

作業車の操向操作構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クローラ式や多輪式の走行装置を左右一対
備えた作業車の操向操作構造に関する。
〔従来の技術〕
前述のような作業車の一例として、クローラ式の走行
装置を装備したコンバインがある。このようなコンバイ
ンにおいては例えば実開平2−68272号公報に開示され
ているように、選択された一方の走行装置に制動を掛け
る油圧操作式のサイドブレーキ(前記公報の(28))
と、選択された一方の走行装置に逆転動力を伝達可能な
油圧クラッチ(前記公報の(30))とを備えているもの
がある。
これにより、サイドブレーキにて一方の走行装置に制
動を掛けることにより信地旋回が行えるのであり、油圧
クラッチにより一方の走行装置を逆転駆動することによ
って、さらに小半径で旋回が可能な超信地旋回が行える
のである。
〔発明が解決しようとする課題〕
コンバインが走行する水田は泥の硬軟や水の多少によ
り、表面の状態が大きく変化する。従って、水が多く表
面の泥が非常に軟らかい超湿田において一方の走行装置
を逆転駆動させて超信地旋回を行おうとした場合、クロ
ーラが表面の泥を掘ってしまい機体が下にもぐり込んで
しまうような状態が生ずる。
逆に、水が少なく表面の泥が非常に固い水田や舗装路
等において、一方の走行装置に制動を掛けた場合、制動
側の走行装置がスリップしてうまく信地旋回できない場
合が生ずる。
ここで本発明は作業車が走行する作業地の状態に関係
なく、うまく旋回及び操向操作が行えるようにすること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は、左右一対の走行装置を備えた作業車
の操向操作構造において次のように構成することにあ
る。つまり、 〔イ〕前記走行装置のうちの選択された一方に制動を掛
ける油圧操作式のサイドブレーキを備える。
〔ロ〕前記走行操作のうちの選択された一方に逆転動力
を伝達可能な油圧クラッチを備える。
〔ハ〕前記サイドブレーキ及び油圧クラッチへの入り操
作用の作動油供給系に対して、共通の昇圧調節機構を設
ける。
〔ニ〕人為操作用の操作レバーの操作位置に対応して前
記昇圧調節機構により、前記サイドブレーキ又は油圧ク
ラッチへの入り操作用の圧力が上昇操作されて行くよう
に、前記操作レバーと昇圧調節機構とを連係する。
〔ホ〕前記サイドブレーキが作動可能で前記油圧クラッ
チが作動不可の第1状態と、サイドブレーキが作動不可
で油圧クラッチが作動可能な第2状態とに切換可能な切
換手段を備える。
〔ヘ〕前記切換手段の第1状態での前記操作レバーの単
位操作量に対するサイドブレーキの制動トルクの増加量
と、前記切換手段の第2状態での前記操作レバーの単位
操作量に対する油圧クラッチの伝動トルクの増加量とに
おいて、制動トルクの増加量よりも伝動トルクの増加量
の方が大となるように、サイドブレーキの制動特性及び
油圧クラッチの伝動特性を設定する。
〔作 用〕
前述のように構成すれば、軟弱な作業地ではサイドブ
レーキが作動可能な第1状態に切換えればよい。このよ
うに、一方の走行装置を逆転できないようにして、機体
のもぐり込みをある程度避けることができる。
軟弱な作業地では地面から走行装置に掛かる抵抗は非
常に大きいので、一方の走行装置に制動を少し掛けたつ
もりでも、この走行装置が停止して小回りし過ぎる場合
がある。この場合、サイドブレーキ内の摩擦板の面積及
び枚数、摩擦板押圧用のピストンの大きさ及び個数、サ
イドブレーキ内の油路の状態等の設定によって、操作レ
バーの操作に基づいて昇圧調節機構により昇圧操作が行
われても、サイドブレーキの制動トルクがあまり上昇し
ないようになっている。これにより、操作レバーにより
サイドブレーキの制動トルクを微妙に調節して、一方の
走行装置を制動が掛かりながら回転する状態から略完全
に停止する状態に亘り変更して、旋回半径の微妙な調節
が行える。
逆に固い作業地では逆転用の油圧クラッチが作動可能
な第2状態に切換える。これにより、滑り易く固い作業
地状態でも走行装置を逆転駆動してやれば、走行装置の
スリップが少なくなり的確に旋回が行える。
この場合、逆転用の油圧クラッチ内の摩擦板の面積及
び枚数、摩擦板押圧用のピストンの大きさ及び個数、油
圧クラッチ内の油路の状態等の設定によって、前述のサ
イドブレーキの場合と同様に操作レバーによって昇圧操
作が行われると、サイドブレーキの場合とは逆に油圧ク
ラッチの伝動トルクが急速に上昇するようになってい
る。従って、操作レバーを操作し始めると比較的早く油
圧クラッチが入り状態となり、遅れなく旋回が行われる
のである。
〔発明の効果〕
以上のように、作業地の状態に応じてサイドブレーキ
が作動可能な状態、又は逆転用の油圧クラッチが作動可
能な状態を選択できるようになり、機体のもぐり込みや
旋回内側の走行装置のスリップ等を少なくすることがで
きた。
そして、サイドブレーキを用いての旋回時に、サイド
ブレーキの制動具合を変更しての旋回半径の微妙な調節
が容易に行えるようになり、又、一方の走行装置を遅れ
なく逆転駆動できるようになって旋回及び操向性能の向
上を図ることができた。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は作業車の1つであるコンバインの走行系のミ
ッションケース(8)内の構造を示しており、エンジン
(図外)からの動力がテンションクラッチを備えたベル
ト伝動機構(図示せず)を介して静油圧式無段変速装置
(1)の入力プーリー(2)に伝達されると共に、静油
圧式無段変速装置(1)の出力軸(3)からの動力が第
1ギヤ対(9)からワンウェイクラッチ(5)、第1伝
動軸(4)及び出力プーリー(7)を介して、第3図に
示す刈取部(6)に伝達されて行く。
第1ギヤ対(9)からの動力が第2ギヤ(10)を介し
て第2伝動軸(11)に伝達され、この第2伝動軸(11)
にシフトギヤ(14)がスプライン構造にてスライド自在
に外嵌されている。これに対し、第3伝動軸(15)には
低速ギヤ(17)及び中速ギヤ(18)が固定されると共
に、シフトギヤ(12)がスプライン構造にてスライド自
在に外嵌されている(第2図の状態はシフトギヤ(12)
が後述する第8ギヤ(41)に咬合している状態)。
以上の構造によりシフトギヤ(14)をスライド操作し
てシフトギヤ(12)、中速ギヤ(18)、低速ギヤ(17)
に咬合させることにより、動力を高中低の3段に変速で
きるのであり、この動力は中速ギヤ(18)に咬合する第
3ギヤ(19)に伝達される。
第3ギヤ(19)を支持する支持軸(20)には右サイド
ギヤ(21R)及び左サイドギヤ(21L)が相対回転自在に
外嵌されると共に、左右の車軸(22L),(22R)の入力
ギヤ(23R),(23L)が左右サイドギヤ(21L),(21
R)に常時咬合しているのである。これにより、右又は
左サイドギヤ(21R),(21L)を第3ギヤ(19)に対し
スライド操作し咬合・離間させて、第3図に示すクロー
ラ式の走行装置(24)の駆動スプロケット(24a)に対
し動力伝達の入切操作を行うのであり、第3ギヤ(19)
と左右サイドギヤ(21L),(21R)との間でサイドクラ
ッチ(25R),(25L)が構成されている。
次に一方の車軸(22R)又は(22L)に制動を掛ける構
造について説明する。第2図に示すように、支持軸(2
0)に右第4ギヤ(26R)及び左第4ギヤ(26L)が相対
回転自在にベアリング支持されると共に、第4伝動軸
(27)に固定された1対の第5ギヤ(29)が右第4ギヤ
(26R)及び左第4ギヤ(26L)に咬合している。そし
て、第4伝動軸(27)の一端に多板油圧操作式のサイド
ブレーキ(28)が設けられている。これにより、右サイ
ドギヤ(21R)又は左サイドギヤ(21L)を第3ギヤ(1
9)より離間させ右第4ギヤ(26R)又は左第4ギヤ(26
L)に咬合させると共に、サイドブレーキ(28)を入り
操作することによって、一方の車軸(22R)又は(22L)
に制動を掛けることができる。そして、これが信地旋回
状態である。
次に一方の車軸(22R)又は(22L)を逆転させる構造
について説明する。第2図に示すように、第6ギヤ(3
7)が第4伝動軸(27)に相対回転自在に外嵌されると
共に、第6ギヤ(37)と第4伝動軸(27)との間に油圧
クラッチ(30)が設けられている。これにより、シフト
ギヤ(12)を紙面左方にスライド操作して第6ギヤ(3
7)に直接咬合させた後に、右サイドギヤ(21R)又は左
サイドギヤ(21L)を前述のように右第4ギヤ(26R)又
は左第4ギヤ(26L)に咬合させた状態で、油圧クラッ
チ(30)を入り操作するとシフトギヤ(12)からの動力
が逆転状態で、且つ、1/2に減速されて車軸(22R)又は
(22L)に伝達されて行く。そして、これが超信地旋回
状態である。
以上の構造では、シフトギヤ(12)を第6ギヤ(37)
に直接咬合させると、シフトギヤ(12)がシフトギヤ
(14)から離れることになる。つまり、油圧クラッチ
(30)による超信地旋回が行える状態では、シフトギヤ
(14)をシフトギヤ(12)に咬合させての高速伝動が行
えないように構成されている。
次に一方の車軸(22R)又は(22L)を他方よりも低速
で正転駆動する構造について説明する。第2図に示すよ
うに、第5伝動軸(38)に第7ギヤ(40)及び第8ギヤ
(41)が固定されると共に、第7ギヤ(40)が第6ギヤ
(37)に咬合している。これにより、シフトギヤ(12)
を同図のように第8ギヤ(41)に咬合させた後に、右サ
イドギヤ(21R)又は左サイドギヤ(21L)を前述のよう
に右第4ギヤ(26R)又は左第4ギヤ(26L)に咬合させ
た状態で、油圧クラッチ(30)を入り操作するとシフト
ギヤ(12)からの動力が正転状態で、且つ、1/2に減速
されて車軸(22R)又は(22L)に伝達されて行く。そし
て、これが緩旋回状態である。
次に、左右サイドギヤ(21L),(21R)のスライド操
作を行う油圧クラッチ(31R),(31L)、サイドブレー
キ(28)及び油圧クラッチ(30)への作動油供給構造に
ついて説明する。第1図に示すようにポンプ(32)から
の作動油が第1切換弁(33)を介して、左右サイドギヤ
(21L),(21R)に対する油圧シリンダ(31R),(31
L)に供給されると共に、油圧クラッチ(31R),(31
L)の側面からの油路(34)が、サイドブレーキ(28)
及び油圧クラッチ(30)に対する第2切換弁(35)に接
続されている。さらに油路(34)には、サイドブレーキ
(28)及び油圧クラッチ(30)に対する可変リリーフ弁
(36)(昇圧調節機構に相当)が接続されている。
次に第1切換弁(33)、第2切換弁(35)、可変リリ
ーフ弁(36)の操作構造について説明する。第1図に示
すように、左右に操作自在な操作レバー(39)と第1切
換弁(33)及び可変リリーフ弁(36)が、機械的に連係
されている。又、第2切換弁(35)及び第2図のシフト
ギヤ(12)の操作用の切換レバー(13)(切換手段に相
当)が備えられている。
第1図に示す状態は切換レバー(13)を信地旋回位置
に操作している状態であり、シフトギヤ(12)が第8ギ
ヤ(41)に咬合すると共に、第2切換弁(35)がサイド
ブレーキ(28)への作動油の供給位置(35a)に操作さ
れている状態である(第1状態に相当)。この状態にお
いて、操作レバー(39)を中立位置(N)から右第1旋
回位置(R1)又は左第1旋回位置(L1)に操作すると、
第1切換弁(33)のみが操作されて油圧シリンダ(31
R)又は(31L)により右又は左の操作部(46R),(46
L)を介して、第3ギヤ(19)に咬合していた右又は左
サイドギヤ(21R),(21L)が第3ギヤ(19)から離さ
れて、右又は左第4ギヤ(26R),(26L)に咬合する。
この場合、可変リリーフ弁(36)は全開状態に在り、
サイドブレーキ(28)及び油圧クラッチ(30)の両者共
に切り状態となっている為、右又は左の車軸(22R),
(22L)への伝動が断たれた状態(サイドクラッチ(25
R)又は(25L)の切り状態)となり、機体は右又は左に
緩やかに旋回して行く。又、油路(34)に設けられてい
るシーケンス弁(47)は、右又は左サイドギヤ(21
R),(21L)が右又は左第4ギヤ(26R),(26L)に完
全に咬合するのに必要な圧力を、油圧シリンダ(31
R),(31L)に確保する為のものである。
次に操作レバー(39)を右又は左第1旋回位置
(R1),(L1)から右又は左第2旋回位置(R2),
(L2)に操作して行くと、右又は左サイドギヤ(21
R),(21L)が右又は左第4ギヤ(26R),(26L)に咬
合し、且つ、第2切換弁(35)がサイドブレーキ(28)
への作動油の供給位置(35a)に操作された状態で、可
変リリーフ弁(36)が全開状態から徐々に閉側に操作さ
れて行く。これにより、サイドブレーキ(28)が作用し
始めて右又は左の車軸(22R),(22L)に徐々に制動が
掛かって行き、機体は右又は左に信地旋回して行く。そ
して、操作レバー(39)の右又は左第2旋回位置
(R2),(L2)においてサイドブレーキ(28)の制動力
は最大となる。
この場合、サイドブレーキ(28)内の摩擦板の面積及
び枚数、摩擦板押圧用のピストンの大きさ及び個数、サ
イドブレーキ(28)内の油路の状態等の設定によって、
操作レバー(39)の操作に基づいて可変リリーフ弁(3
6)により昇圧操作が行われても、サイドブレーキ(2
8)の制動トルクがあまり上昇しないようになってい
る。これにより、操作レバー(39)によりサイドブレー
キ(28)の制動トルクを微妙に調節して、一方の操作装
置(24),(24)を、制動が掛かりながら回転する状態
から略完全に停止する状態に亘り変更して、旋回半径の
微妙な調節が行える。
次に、切換レバー(13)を超信地旋回位置に操作する
と、シフトギヤ(12)が第6ギア(37)に直接咬合する
ようにスライド操作されると共に、第2切換弁(35)が
油圧クラッチ(30)への作動油の供給位置(35b)に切
換操作される(第2状態に相当)。この状態で操作レバ
ー(39)を中立位置(N)から右又は左第1旋回位置
(R1),(L1)に操作すると、前述と同様に右又は左サ
イドクラッチ(25R),(25L)の切り状態が現出する。
次に操作レバー(39)を右又は左第1旋回位置
(R1),(L1)から右又は左第2旋回位置(R2),
(L2)に操作して行くと、右又は左サイドギヤ(21
R),(21L)が右又は左第4ギヤ(26R),(26L)に咬
合し、且つ、第2切換弁(35)が油圧クラッチ(30)へ
の作動油の供給位置(35b)に操作された状態で、前述
と同様に可変リリーフ弁(36)が全開状態から徐々に閉
側に操作されて行く。
この場合、逆転用の油圧クラッチ(30)内の摩擦板の
面積及び枚数、摩擦板押圧用のピストンの大きさ及び個
数、油圧クラッチ(30)内の油路の状態等の設定によっ
て、前述のサイドブレーキ(28)の場合と同様に操作レ
バー(39)によって昇圧操作が行われると、サイドブレ
ーキ(28)の場合とは逆に油圧クラッチ(30)の伝動ト
ルクが急速に上昇するようになっている。従って、操作
レバー(39)を操作し始めると比較的早く油圧クラッチ
(30)が入り状態となり、遅れなく旋回が行われるので
ある。
次に、切換レバー(13)を緩旋回位置に操作すると、
シフトギヤ(12)が第8ギヤ(41)に咬合するようにス
ライド操作されると共に、第2切換弁(35)が油圧クラ
ッチ(30)への作動油の供給位置(35b)に切換操作さ
れる。この状態で操作レバー(39)を中立位置(N)か
ら右又は左第1旋回位置(R1),(L1)に操作すると、
前述と同様に右又は左サイドクラッチ(25R),(25L)
の切り状態が現出する。
次に操作レバー(39)を右又は左第1旋回位置
(R1),(L1)から右又は左第2旋回位置(R2),
(L2)に操作して行くと、右又は左サイドギヤ(21
R),(21L)が右又は左第4ギヤ(26R),(26L)に咬
合し、且つ、第2切換弁(35)が油圧クラッチ(30)へ
の作動油の供給位置(35b)に操作された状態で、前述
と同様に可変リリーフ弁(36)が全開状態から徐々に閉
側に操作されて行く。これにより、右又は左の車軸(22
R),(22L)が1/2に減速されて正転駆動されるのであ
り、機体は右又は左に緩旋回して行く。
第4図に示すように第1伝動軸(4)用のベアリング
(16)を支持するリング部材(42)の上部に、円周方向
に沿う斜め広幅の切欠き(42a)が設けられている。こ
れにより、ミッションケース(8)の内壁面に沿って流
れる潤滑油が切欠き(42a)から第1伝動軸(4)内の
油路(4a)を通り、ワンウェイクラッチ(5)に送り込
まれるように構成している。
第4図に示す構造に替えて、第5図に示すようにリン
グ部材(42)を省略すると共に、ミッションケース
(8)の内壁面に切欠き(8a)を設ける構造としてもよ
い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る作業車の操向操作構造の実施例を示
し、第1図は操作レバー及び切換レバーと各部の連係状
態を示す図、第2図はミッションケースの概略正面図、
第3図はコンバインの前半部の側面図、第4図は刈取部
への第1伝動軸付近の縦断正面図、第5図は第4図の別
構造を示す縦断正面図である。 (13)……切換手段、(24)……走行装置、(27)……
サイドブレーキ、(30)……油路クラッチ、(36)……
昇圧調節機構、(39)……操作レバー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の走行装置(24),(24)を備え
    た作業車の操向操作構造であって、下記の〔イ〕〜
    〔ヘ〕に記載の構成を備えてある作業車の操向操作構
    造。 〔イ〕前記走行装置(24),(24)のうちの選択された
    一方に制動を掛ける油圧操作式のサイドブレーキ(28)
    を備える。 〔ロ〕前記走行装置(24),(24)のうちの選択された
    一方に逆転動力を伝達可能な油圧クラッチ(30)を備え
    る。 〔ハ〕前記サイドブレーキ(28)及び油圧クラッチ(3
    0)への入り操作用の作動油供給系に対して、共通の昇
    圧調節機構(36)を設ける。 〔ニ〕人為操作用の操作レバー(39)の操作位置に対応
    して前記昇圧調節機構(36)により、前記サイドブレー
    キ(28)又は油圧クラッチ(30)への入り操作用の圧力
    が上昇操作されて行くように、前記操作レバー(39)と
    昇圧調節機構(36)とを連係する。 〔ホ〕前記サイドブレーキ(28)が作動可能で前記油圧
    クラッチ(30)が作動不可の第1状態と、サイドブレー
    キ(28)が作動不可で油圧クラッチ(30)が作動可能な
    第2状態とに切換可能な切換手段(13)を備える。 〔ヘ〕前記切換手段(13)の第1状態での前記操作レバ
    ー(39)の単位操作量に対するサイドブレーキ(28)の
    制動トルクの増加量と、前記切換手段(13)の第2状態
    での前記操作レバー(39)の単位操作量に対する油圧ク
    ラッチ(30)の伝動トルクの増加量とにおいて、制動ト
    ルクの増加量よりも伝動トルクの増加量の方が大となる
    ように、サイドブレーキ(28)の制動特性及び油圧クラ
    ッチ(30)の伝動特性を設定する。
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