JPH06103767A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

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Publication number
JPH06103767A
JPH06103767A JP5147833A JP14783393A JPH06103767A JP H06103767 A JPH06103767 A JP H06103767A JP 5147833 A JP5147833 A JP 5147833A JP 14783393 A JP14783393 A JP 14783393A JP H06103767 A JPH06103767 A JP H06103767A
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JP
Japan
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row
row decoder
address signal
word line
memory device
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Application number
JP5147833A
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English (en)
Inventor
Sei-Seung Yoon
世昇 尹
Moon-Gone Kim
文坤 金
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Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】メモリセルを選択駆動する際の消費電流をより
少なくできるようなメモリセル選択回路により動作電流
が一段と減少した半導体メモリ装置の提供。 【構成】特に非マルチプレクストアドレス形のメモリ装
置で、一本のワード線について同数のメモリセルをもつ
ように均等に二分割して分割ワード線LWL及びUWL
とし、各分割ワード線を同一のデコーディング信号を入
力とする専用のローデコーダLRD及びURDにそれぞ
れ接続する。そしてカラムアドレス信号中の最上位ビッ
トのアドレス信号CA7に基づいて動作するローデコー
ダ選択器56によりローデコーダのうちの一方のみがエ
ネーブルされるように制御して分割ワード線のうちのい
ずれか一つのみが選択されるようにしている。したがっ
てメモリセルの選択駆動の際に充電/放電の行われるビ
ット線数は従来の半分とされ、これにより消費電流が半
減することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体メモリ装置に関
し、特に非マルチプレクストアドレス(non-multiplexe
d address )メモリ装置のメモリセル選択回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】多数のメモリセルを有してなるメモリセ
ルアレイを備えた半導体メモリ装置において特定のメモ
リセルを選択する一般的な公知技術として、ローアドレ
ス(row address )信号とカラムアドレス(column add
ress)信号を利用する方法が知られている。すなわち、
ローアドレス信号をデコーディングして多数のワード線
のうちのいずれか一つを選択し、そしてカラムアドレス
信号をデコーディングして多数のビット線のうちのいず
れか一つを選択することで、一つのメモリセルを選択で
きる。
【0003】マルチプレクストアドレス(multiplexed
address )メモリ装置においては、ローアドレス信号と
カラムアドレス信号が同一の入力端子を介して時間差を
もって入力されるようになっている。一方、非マルチプ
レクストアドレスメモリ装置、例えばPSRAM(Pseu
do SRAM)では、アドレス信号の入力端子の数がロ
ー及びカラムアドレス信号の数を加えたものと等しくさ
れ、ローアドレス信号とカラムアドレス信号がそれぞれ
の入力端子を通じて同時に入力されるようになってい
る。
【0004】図5に示すメモリ装置は非マルチプレクス
トアドレスメモリ装置の一例で、4メガビットのPSR
AMの構成を概略的にブロック図で示している。
【0005】メモリセルアレイ10は、2048本のワ
ード線及び256×8(=2048)本のビット線から
なるマトリックス内に2048×256×8(=4,1
94,304)個のメモリセルを有している。ローアド
レスバッファ12は、ローアドレス信号の入力端子を通
じて入力されるTTLレベルのローアドレス信号A0〜
A10を入力としてCMOSレベルのローアドレス信号
RA0〜RA10を出力する。カラムアドレスバッファ
14は、カラムアドレス信号の入力端子を介して入力さ
れるTTLレベルのカラムアドレス信号A11〜A18
を入力としてCMOSレベルのカラムアドレス信号CA
0〜CA7を出力する。ローデコーダ16及びカラムデ
コーダ18は、ローアドレスバッファ12及びカラムア
ドレスバッファ14からローアドレス信号RA0〜RA
10及びカラムアドレス信号CA0〜CA7をそれぞれ
受け入れ、これらをデコーディングしてワード線及びビ
ット線を選択する。センスアンプ・I/Oゲート20
は、ビット線からデータを読み出すセンスアンプと、及
びセンスアンプで読み出されるデータを8本のデータ入
力/出力線に伝達するI/Oゲートとを備えている。
【0006】そして、データ入力バッファ22は、デー
タ入力/出力端子I/O1〜I/O8を介して入力され
るデータをデータ入力/出力線に伝達する。データ出力
バッファ24は、センスアンプからデータ入力/出力線
に伝達された読出データをデータ入力/出力端子I/O
1〜I/O8に出力する。
【0007】また、リフレッシュ制御器26はリフレッ
シュ動作を制御し、リフレッシュタイマ28はリフレッ
シュマスタクロックを提供する。リフレッシュカウンタ
30は、リフレッシュ制御器26によって制御されリフ
レッシュアドレス信号を生成してローデコーダ16に供
給する。制御信号発生回路31は、外部から供給される
制御信号バーCE、バーOE/バーRFSH、バーWE
を組み合わせて各部の動作に必要な制御信号を発生す
る。
【0008】したがって、同図に示すメモリ装置は、2
56本のビット線を有する8個のメモリカラムブロック
をもち、各メモリカラムブロックは相互に2048本の
ワード線を共有するようになっている。また、PSRA
Mのメモリセルは一つのトランジスタと一つのキャパシ
タとからなるダイナミック形のセルである。このダイナ
ミック形のセルとワード線WL及びビット線BLとの関
係を図6に示す。この図6は、図5のメモリセルアレイ
10の一部分を具体的に示している。同図に示すような
メモリセルアレイの構造はよく知られている公知技術な
ので、その説明は省略する。
【0009】図7に、従来技術によるワード線選択回路
の一例をブロック図で示す。この図7は、図5における
一つのメモリカラムブロックに相当するメモリセルアレ
イと、カラムデコーダ及びローデコーダとの関係を示す
ブロック図である。
【0010】2048本のワード線WL0〜WL204
7は8個のグループに分けられ、各ワード線グループは
それぞれのローデコーダ32、34、36に接続され
る。すなわち、同図に示すメモリカラムブロックは更に
8個のローブロックに分けられ、各ローブロックには
1:1でローデコーダ32、34、36が提供されてい
る。このローデコーダ32、34、36は、ローアドレ
ス信号の中のブロック選択アドレス信号によりいずれか
一つだけが動作可能になり、動作可能になったローデコ
ーダでローアドレス信号のうちワード線選択アドレス信
号がデコーディングされていずれか一つのワード線が選
択駆動される。
【0011】一方、256本のビット線BL0〜BL2
55はカラムデコーダ38に接続されており、カラムデ
コーダ38が8個のカラムアドレス信号CA0〜CA7
をデコーディングして256本のビット線の中のいずれ
か一つを選択する。
【0012】したがって図7に示すメモリカラムブロッ
クは、全体で2048×256(=524,288)個
のダイナミック形のメモリセルを有している。
【0013】図7において、特定のメモリセルを選択駆
動するために一つのワード線が選択されると、その選択
されたワード線に接続された256個のメモリセルが全
て活性化されることになり、これら活性化されたメモリ
セルのデータは対応するビット線に伝達されるため、2
56本のビット線BL0〜BL255が全て充電及び放
電動作を行なうことになってしまい無駄な電力を消費す
ることになる。
【0014】すなわち、特定のメモリセルにアクセスす
るために所定のワード線が選択されると、このワード線
を共有するメモリセルに接続されたビット線の全部が充
電/放電動作を行うことになり、それにより多量のビッ
ト線充電/放電電流が流れるようになる。その結果、メ
モリセルを動作させる際のビット線充電/放電電流、セ
ンスアンプ駆動電流、及びワード線駆動電流等を含むメ
モリセル動作電流が、メモリ装置の容量が増えれば増え
るほど増加するという短所がある。したがって、特に、
バッテリー電源を使用する携帯用コンピュータ、例えば
ラップトップやノートブックコンピュータ等に使用され
る高集積メモリ装置においては、動作電流の減少が必須
課題とされているので、このような問題点の解決が要求
されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、より少量の動作電流ですむような半導体メモリ装
置を提供することにある。また本発明の他の目的は、ダ
イナミック形のメモリセルを有する非マルチプレクスト
アドレスメモリ装置において、メモリセルの選択駆動に
必要な動作電流をより少なくできるようなメモリセル選
択回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、特にダイナミック形メモリセルを有
する非マルチプレクストアドレスメモリ装置について、
一本のワード線を同数のメモリセルをもつように均等に
少なくとも二分割して分割ワード線とすると共に、各分
割ワード線を同一のデコーディング信号を入力とするそ
れぞれのローデコーダに接続し、そして分割ワード線の
うちいずれか一つのみが選択されるようにカラムアドレ
ス信号の中で最上位ビットのアドレス信号を用いてロー
デコーダのうちのいずれか一つのみがエネーブルされる
ようにすることを一つの特徴とする。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て詳細に説明する。図1に、本発明によるワード線選択
回路の一実施例のブロック図を示す。この図1は図7と
同様に、図5に示すメモリセルアレイのうちの一つのメ
モリカラムブロックに相当するメモリセルアレイとカラ
ムデコーダ及びローデコーダとの関係を示している。し
たがって、図7と同数のメモリセル(524,288
個)とビット線(256本)を有していることが分か
る。
【0018】図1に示すようにメモリカラムブロック
は、256本のビット線を両分して第1メモリカラムブ
ロック40と第2メモリカラムブロック42とに分けら
れている。第1メモリカラムブロック40は、2048
本の分割ワード線LWL0〜LWL2047と128本
のビット線BL0〜BL127とからなるマトリックス
内に2,048×128(=262,144)個のダイ
ナミック形メモリセルを有し、第2メモリカラムブロッ
ク42は、2048本の分割ワード線UWL0〜UWL
2047と128本のビット線BL128〜BL255
からなるマトリックス内に2,048×128(=26
2,144)個のダイナミック形メモリセルを有する。
【0019】第1及び第2メモリカラムブロック40、
42に位置する分割ワード線は、一つのワード線を同数
のメモリセルを有するように両分するような方法で製造
されている。そして2048本の第1メモリカラムブロ
ック40の分割ワード線LWL0〜LWL2047、及
び2048本の第2メモリカラムブロック42の分割ワ
ード線UWL0〜UWL2047はそれぞれ8個のグル
ープに分けられており、第2メモリカラムブロック42
に位置する8個の分割ワード線グループはそれぞれロー
デコーダURD1〜URD8に1:1で接続され、また
第1メモリカラムブロック40に位置する8個の分割ワ
ード線グループはそれぞれローデコーダLRD1〜LR
D8に1:1で接続されている。尚、以下の説明ではロ
ーデコーダLRD1〜LRD8を第1デコーダグルー
プ、ローデコーダURD1〜URD8を第2ローデコー
ダグループとする。
【0020】これら第1ローデコーダグループと第2ロ
ーデコーダグループを相互に相補的にエネーブルさせる
ように制御するローデコーダ選択器56が提供されてい
る。このローデコーダ選択器56は、カラムアドレス信
号の中の最上位ビットMSBのアドレス信号CA7と、
リフレッシュ動作を指定するリフレッシュ制御信号φR
FSHとを組み合わせて生成される制御信号CARFi
を第2ローデコーダグループに供給すると共に、その反
転信号バーCARFiを第1ローデコーダグループに供
給し、第1ローデコーダグループと第2ローデコーダグ
ループが相互に相補的にエネーブルされるようにする。
【0021】そして、第1ローデコーダグループと第2
ローデコーダグループには同一のローアドレス信号が印
加され、それによりローアドレス信号の中のブロック選
択アドレス信号によりローデコーダURD1〜URD8
のうちのいずれか一つとそれに対応するローデコーダL
RD1〜LRD8のうちのいずれか一つと(すなわち、
URD1とLRD1、URD2とLRD2、…)が選択
されるようになっている。
【0022】ただし、制御信号CARFi、バーCAR
Fiのレベルを同時に、例えば論理“ハイ”とし、第1
ローデコーダグループと第2ローデコーダグループが同
時にエネーブルされるようにすることも可能で、このと
きには、第1メモリカラムブロック40の分割ワード線
と第2メモリカラムブロック42の分割ワード線とは相
互につながったものと同様に働く。したがって、図1に
示すワード線は、第1メモリカラムブロック40用と第
2メモリカラムブロック42用とに二分されてそれぞれ
の分割ワード線として動作する一方で、メモリセルのリ
フレッシュ動作時には図7に示す従来のメモリカラムブ
ロックと同様に動作して従来同様のリフレッシュ動作を
実行するこも可能である。
【0023】図2に、図1に示すようなローデコーダの
具体的な回路の実施例を示す。この例のローデコーダ
は、制御ノードCNに共通チャネルを介して電源電圧V
ccを伝達するPチャネル伝達ゲート58と、制御ノー
ドCNと接地電圧Vss端との間にチャネルが直列接続
された4個のNチャネルトランジスタ60、62、6
4、66とを有している。そして、それぞれのソース端
子が接地電圧Vss端に接続され、ゲート端子が制御ノ
ードCNに接続された4個のNチャネルトランジスタ7
8、80、82、84の各ドレイン端子と、それぞれの
ドレイン端子に後述のプリデコーダから入力される信号
φXi(i=0〜3)を一つずつ受け、制御ノードCN
に接続されたインバータ76の出力をゲート端子に受け
る4個のNチャネルトランジスタ68、70、72、7
4の各ソース端子とが1:1で接続された4個の接続ノ
ードN0、N1、N2、N3に、1:1で分割ワード線
UWL0〜UWL3(LWL0〜LWL3)がそれぞれ
接続される。
【0024】したがって、制御ノードCNが論理“ロ
ウ”の状態を維持すると分割ワード線UWL0〜UWL
3(LWL0〜LWL3)には信号φX0〜φX3が伝
達され、反対に制御ノードCNが論理“ハイ”の状態を
維持すると分割ワード線UWL0〜UWL3(LWL0
〜LWL3)は全部接地電圧Vss端に接続するように
なる。また、制御ノードCNと接地電圧Vss端との間
に直列接続されてNAND動作を行う4個のNチャネル
トランジスタ60、62、64、66のうち、Nチャネ
ルトランジスタ60、62、及び64のゲート端子はロ
ーアドレス信号をデコーディングして得られるDRA2
3、DRA45、DRA67によって制御され、Nチャ
ネルトランジスタ66のゲート端子はローデコーダ選択
器56から出力される制御信号CARFi(バーCAR
Fi)により制御される。したがって、制御信号CAR
Fi(バーCARFi)が論理“ハイ”を維持する場合
にのみこのローデコーダはエネーブルとなる。尚、図1
に示す各ローデコーダはそれぞれ256本のワード線を
制御するので、ローデコーダの実際的な構造は図2に示
すローデコーダが64個含まれるような構造で、それぞ
れが信号φXi(i=0〜3)を共有することにより6
4×4(=256)本のワード線を制御することが分か
る。
【0025】図3に、図2に示すブースティングレベル
の信号φXiを供給するロープリデコーダの回路の実施
例を示す。この例のロープリデコーダ回路は、ノーマル
動作モードか又は冗長モードかを選択する動作制御部9
6と、ローアドレス信号を入力としてNOR動作を行な
うデコーディング部98と、このデコーディング部98
により制御され所定のレベルにブースティングされた信
号φXiを出力する出力部100とから構成される。
【0026】デコーディング部98は、各チャネルの両
端がノードN10と接地電圧Vss端との間に接続さ
れ、それぞれのゲート端子にローアドレス信号RA0、
RA1、RA8、RA9、RA10を一つずつ受けるN
チャネルトランジスタ86、88、90、92、94を
有する。この5個のNチャネルトランジスタはNOR動
作を行い、それによるローアドレス信号RA8、RA
9、RA10のデコーディングによってブロック選択、
すなわち図1の第1ローデコーダグループ及び第2ロー
デコーダグループのそれぞれ一つのローデコーダが選択
されるようになり、またローアドレス信号RA0及びR
A1のデコーディングにより4個のブースティング信号
φXi(i=0〜3)の中の一つが論理“ハイ”にエネ
ーブルされる。
【0027】実際の回路におけるロープリデコーダは、
デコーダプリチャージ信号φDPX、冗長エネーブル信
号φRRE、アドレス信号RA0、RA1、RA8、R
A9、RA10、及びブーストされたマスタクロックφ
Xを入力とする図3に示すような回路が8個含まれてい
ることが分かり、したがって図1に示すローデコーダに
はこの例のようなロープリデコーダが1:1で提供され
る。
【0028】図4に、図1に示すローデコーダ選択器5
6の具体回路の実施例を示す。この例のローデコーダ選
択器56は、リフレッシュ制御信号φRFSHを第1入
力端子の入力とし、カラムアドレス信号の中の最上位ビ
ットアドレス信号CA7を第2入力端子の入力とする第
1NORゲート102と、リフレッシュ制御信号φRF
SHを第1入力端子の入力とし、カラムアドレス信号C
A7をインバータ104を介して第2入力端子の入力と
する第2NORゲート106と、第1NORゲート10
2の出力を反転させて信号CARFiを出力するインバ
ータ108と、第2NORゲート106の出力を反転さ
せて信号バーCARFiを出力するインバータ110と
から構成される。
【0029】リフレッシュ制御信号φRFSHが論理
“ロウ”を維持するときには、第1NORゲート102
及び第2NORゲート106の出力はカラムアドレス信
号CA7により制御される。すなわち、カラムアドレス
信号CA7が論理“ハイ”で印加されるときには第1N
ORゲート102の出力が論理“ロウ”となり、第2N
ORゲート106の出力が論理“ハイ”となるので、イ
ンバータ108から出力される制御信号CARFiは論
理“ハイ”、インバータ110から出力される制御信号
バーCARFiは論理“ロウ”となる。一方、カラムア
ドレス信号CA7が論理“ロウ”で印加されるときには
第1NORゲート102の出力が論理“ハイ”、第2N
ORゲート106の出力が論理“ロウ”となるので、制
御信号CARFiは論理“ロウ”、制御信号バーCAR
Fiは論理“ハイ”となる。
【0030】リフレッシュ制御信号φRFSHが論理
“ハイ”で印加される場合には、カラムアドレス信号中
の最上位ビットアドレス信号CA7は影響せず、第1N
ORゲート102及び第2NORゲート106の各出力
は論理“ロウ”となるので、制御信号CARFi、バー
CARFiは論理“ハイ”で出力される。
【0031】以上の説明から分かるように、図1に示す
メモリカラムブロックは、全部で16個のブロックにさ
らに分割されてアクセス動作が行われ、それにより、ノ
ーマルのアクセス動作では、一本のワード線が選択され
るときに充電又は放電が生じるビット線の数は256本
のビット線の半分の128本である。したがって従来に
比べてビット線の充電/放電電流は半分に減少するよう
になる。
【0032】このような動作は、一本のワード線を同数
のメモリセルを有するように少なくとも2本の分割ワー
ド線に分割して各分割ワード線に同一のデコーディング
信号を入力とするローデコーダをそれぞれ接続するよう
にし、そして分割ワード線のいずれか一つのみが選択さ
れるように、カラムアドレス信号の中で最上位ビットア
ドレス信号を利用して2個のローデコーダのうちのいず
れか一つだけをエネーブルさせることで達成される。
【0033】図1に示す実施例においては、一つのカラ
ムアドレス信号と16個のローデコーダを利用して16
個のブロックで分割動作させる場合を例として説明し
た。しかし、カラムアドレス信号及びローデコーダを追
加してより多いブロックに分離することも可能である。
すなわち、N個のカラムアドレス信号を用いて2N 個の
ブロックに細分化し、それぞれのブロックごとにローデ
コーダを追加すればメモリセルアレイを2N 個のブロッ
クに分割することができる。このようにすると、メモリ
セルを動作させるためのビット線の充電/放電電流、ビ
ット線のセンスアンプ駆動電流、及びワード線駆動電流
等を含むメモリセル動作電流は、おおよそ1/2N に減
少するので、メモリセルの動作電流を大幅に減少させる
ことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明に係るメ
モリセル選択回路を用いることで、動作電流を大幅に減
少させることができ、しかもそれにより、電流消費によ
って発生される接地電圧端のノイズ等も減少させるとい
う優れた効果を奏する。したがって、半導体メモリ装置
のより一層の低消費電力化を実現でき、コンピュータの
ダウンサイジング等に大きく寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメモリセル選択回路の一実施例を
示すブロック図。
【図2】図1中のローデコーダの具体的実施例を示す回
路図。
【図3】図2に示すローデコーダのためのロープリデコ
ーダの具体的実施例を示す回路図。
【図4】図1中のローデコーダ選択器の具体的実施例を
示す回路図。
【図5】非マルチプレクストアドレスメモリ装置の一例
を示すブロック図。
【図6】図5中のメモリセルアレイの要部詳細を示す回
路図。
【図7】従来技術によるメモリセル選択回路の一例を示
すブロック図。
【符号の説明】
38 カラムデコーダ 40 第1メモリカラムブロック 42 第2メモリカラムブロック 56 ローデコーダ選択器 LRD1〜8 ローデコーダ URD1〜8 ローデコーダ LWL0〜2047 分割ワード線 UWL0〜2047 分轄ワード線 BL0〜255 ビット線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体メモリ装置に関
し、特に非マルチプレクストアドレス(nonmul
tiplexed address)メモリ装置のメモ
リセル選択回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多数のメモリセルを有してなるメモリセ
ルアレイを備えた半導体メモリ装置において特定のメモ
リセルを選択する一般的な公知技術として、ローアドレ
ス(row address)信号とカラムアドレス
(column address)信号を利用する方法
が知られている。すなわち、ローアドレス信号をデコー
ディングして多数のワード線のうちのいずれか一つを選
択し、そしてカラムアドレス信号をデコーディングして
多数のビット線のうちのいずれか一つを選択すること
で、一つのメモリセルを選択できる。
【0003】マルチプレクストアドレス(multip
lexed address)メモリ装置においては、
ローアドレス信号とカラムアドレス信号が同一の入力端
子を介して時間差をもって入力されるようになってい
る。一方、非マルチプレクストアドレスメモリ装置、例
えばPSRAM(Pseudo SRAM)では、アド
レス信号の入力端子の数がロー及びカラムアドレス信号
の数を加えたものと等しくされ、ローアドレス信号とカ
ラムアドレス信号がそれぞれの入力端子を通じて同時に
入力されるようになっている。
【0004】図5に示すメモリ装置は非マルチプレクス
トアドレスメモリ装置の一例で、8ビットを一括入力す
る4メガビットのPSRAMの構成を概略的にブロック
図で示している。
【0005】メモリセルアレイ10は、2048本のワ
ード線及び256×8(=2048)本のビット線から
なるマトリックス内に2048×256×8(=4,1
94,304)個のメモリセルを有している。ローアド
レスバッファ12は、ローアドレス信号の入力端子を通
じて入力されるTTLレベルのローアドレス信号A0〜
A10を入力としてCMOSレベルのローアドレス信号
RA0〜RA10を出力する。カラムアドレスバッファ
14は、カラムアドレス信号の入力端子を介して入力さ
れるTTLレベルのカラムアドレス信号A11〜A18
を入力としてCMOSレベルのカラムアドレス信号CA
0〜CA7を出力する。ローデコーダ16及びカラムデ
コーダ18は、ローアドレスバッファ12及びカラムア
ドレスバッファ14からローアドレス信号RA0〜RA
10及びカラムアドレス信号CA0〜CA7をそれぞれ
受け入れ、これらをデコーディングしてワード線及びビ
ット線を選択する。センスアンプ・I/Oゲート20
は、ビット線からデータを読み出すセンスアンプと、及
びセンスアンプで読み出されるデータを8本のデータ入
力/出力線に伝達するI/Oゲートとを備えている。
【0006】そして、データ入力バッファ22は、デー
タ入力/出力端子I/O1〜I/O8を介して入力され
るデータをデータ入力/出力線に伝達する。データ出力
バッファ24は、センスアンプからデータ入力/出力線
に伝達された読出データをデータ入力/出力端子I/O
1〜I/O8に出力する。
【0007】また、リフレッシュ制御器26はリフレッ
シュ動作を制御し、リフレッシュタイマ28はリフレッ
シュマスタクロックを提供する。リフレッシュカウンタ
30は、リフレッシュ制御器26によって制御されリフ
レッシュアドレス信号を生成してローデコーダ16に供
給する。制御信号発生回路31は、外部から供給される
制御信号バーCE、バーOE/バーRFSH、バーWE
を組み合わせて各部の動作に必要な制御信号を発生す
る。
【0008】したがって、同図に示すメモリ装置は、2
56本のビット線を有する8個のメモリカラムブロック
に分割して考察でき、各メモリカラムブロックは相互に
2048本のワード線を共有するようになっている。ま
た、PSRAMのメモリセルは一つのトランジスタと一
つのキャパシタとからなるダイナミック形のセルであ
る。このダイナミック形のセルとワード線WL及びビッ
ト線BLとの関係を図6に示す。この図6は、図5のメ
モリセルアレイ10の一部分を具体的に示している。同
図に示すようなメモリセルアレイの構造はよく知られて
いる公知技術なので、その説明は省略する。
【0009】図7に、従来技術によるワード線選択回路
の一例をブロック図で示す。この図7は、上述した一つ
のメモリカラムブロックに相当するメモリセルアレイ
と、カラムデコーダ及びローデコーダとの関係を示すブ
ロック図である。
【0010】2048本のワード線WL0〜WL204
7は8個のグループに分けられ、各ワード線グループは
それぞれのローデコーダ32、34、…、36に接続さ
れる。すなわち、同図に示すメモリカラムブロックは更
に8個のローブロックに分けられ、各ローブロックには
各々ローデコーダ32、34、…、36が提供されてい
る。このローデコーダ32、34、…、36は、ローア
ドレス信号の中のブロック選択ビットによりいずれか一
つだけが動作可能になり、動作可能になったローデコー
ダでローアドレス信号のうちワード線選択ビットがデコ
ーディングされていずれか一つのワード線が選択駆動さ
れる。
【0011】一方、256本のビット線BL0〜BL2
55はカラムデコーダ38に接続されており、カラムデ
コーダ38が8ビットのカラムアドレス信号CA0〜C
A7をデコーディングして256本のビット線の中のい
ずれか一つを選択する。
【0012】したがって図7に示すメモリカラムブロッ
クは、全体で2048×256(=524,288)個
のダイナミック形のメモリセルを有している。
【0013】図7において、特定のメモリセルを選択駆
動するために一つのワード線が選択されると、その選択
されたワード線に接続された256個のメモリセルが全
ビット線BL0〜BL255に接続されることにな
り、これら接続されたメモリセルのデータは対応するビ
ット線に伝達されるため、256本のビット線BL0〜
BL255が全て充電及び放電動作を行うことになって
しまい無駄な電力を消費することになる。
【0014】すなわち、特定のメモリセルにアクセスす
るために所定のワード線が選択されると、このワード線
を共有するメモリセルに接続されたビット線の全部が充
電/放電動作を行うことになり、それにより多量のビッ
ト線充電/放電電流が流れるようになる。その結果、メ
モリセルを動作させる際のビット線充電/放電電流、セ
ンスアンプ駆動電流、及びワード線駆動電流等を含むメ
モリセル動作電流が、メモリ装置の容量が増えれば増え
るほど増加するという短所がある。したがって、特に、
バッテリー電源を使用する携帯用コンピュータ、例えば
ラップトップやノートブックコンピュータ等に使用され
る高集積メモリ装置においては、動作電流の減少が必須
課題とされているので、このような問題点の解決が要求
されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、より少量の動作電流ですむような半導体メモリ装
置を提供することにある。また本発明の他の目的は、ダ
イナミック形のメモリセルを有する非マルチプレクスト
アドレスメモリ装置において、メモリセルの選択駆動に
必要な動作電流をより少なくできるようなメモリセル選
択回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、従来1本として使用されていたワー
ド線を、同数のメモリセルをもつようにして均等に少な
くとも二分割し、この分割されたワード線に対してそれ
ぞれローデコーダを設けると共に、これらローデコーダ
のうちの一方のローデコーダをカラムアドレス信号の中
の特定ビットが論理“ハイ”のときのみ動作させ、他方
のローデコーダを前記特定ビットが論理“ロウ”のとき
のみ動作させるようにし、かつ、一方のローデコーダの
出力を伝送するワード線グループに、前記特定ビットが
論理“ロウ”のとき選択接続されないビット線に連結さ
れたメモリセルを接続すると共に、他方のローデコーダ
の出力を伝送するワード線グループに、前記特定ビット
が論理“ハイ”のとき選択接続されないビット線に連結
されたメモリセルを接続するようにし、そしてローデコ
ーダに同一のローアドレス信号を入力するようにして、
非動作中のローデコーダにワード線を介して接続されて
いるメモリセルがビット線と接続されないようになって
いることを主な特徴としている。
【0017】このような本発明を効果的に利用するため
には、メモリセルの幾何学的配置構造において、前記特
定ビットの論理値に従って同時に非接続となるビット線
グループに連結されたメモリセルグループの中に他のメ
モリセルが混在することがないように、各メモリセルグ
ループごとに集中的に配置することが好ましい。
【0018】
【作用】このような構成とすることで、同時にビット線
に接続されるメモリセルの個数を少なくとも半分とする
ことができ、したがって、読出し・書込みに伴う充電/
放電電流を減少させられるようになる。しかも、メモリ
セルを各グループごとに集中的に配置しておけば、ワー
ド線を短くすることも可能となり、動作速度を向上させ
られる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て詳細に説明する。図1に、本発明によるワード線選択
回路の一実施例のブロック図を示す。この図1は図7と
同様に、図5に示すメモリセルアレイのうちの一つのメ
モリカラムブロックに相当するメモリセルアレイとカラ
ムデコーダ及びローデコーダとの関係を示している。し
たがって、図7と同数のメモリセル(524,288
個)とビット線(256本)を有していることが分か
る。
【0020】図1に示すようにメモリカラムブロック
は、256本のビット線を二分して第1メモリカラムブ
ロック40と第2メモリカラムブロック42とに分けら
れている。第1メモリカラムブロック40は、2048
本の分割ワード線LWL0〜LWL2047と128本
のビット線BL0〜BL127とからなるマトリックス
内に2,048×128(=262,144)個のダイ
ナミック形メモリセルを有し、第2メモリカラムブロッ
ク42は、2048本の分割ワード線UWL0〜UWL
2047と128本のビット線BL128〜BL255
からなるマトリックス内に2,048×128(=26
2,144)個のダイナミック形メモリセルを有する。
【0021】第1及び第2メモリカラムブロック40、
42に位置する分割ワード線は、一つのワード線を同数
のメモリセルを有するように二分するような方法で製造
されている。そして2048本の第1メモリカラムブロ
ック40の分割ワード線LWL0〜LWL2047、及
び2048本の第2メモリカラムブロック42の分割ワ
ード線UWL0〜UWL2047はそれぞれ8個のグル
ープに分けられており、第2メモリカラムブロック42
に位置する8個の分割ワード線グループはそれぞれロー
デコーダURD1〜URD8に1:1で接続され、また
第1メモリカラムブロック40に位置する8個の分割ワ
ード線グループはそれぞれローデコーダLRD1〜LR
D8に1:1で接続されている。尚、以下の説明ではロ
ーデコーダLRD1〜LRD8を第1デコーダグルー
プ、ローデコーダURD1〜URD8を第2ローデコー
ダグループとする。
【0022】これら第1ローデコーダグループと第2ロ
ーデコーダグループを相互に相補的に動作させるように
制御するローデコーダ選択器56が提供されている。こ
のローデコーダ選択器56は、カラムアドレス信号の中
の最上位ビットMSBのアドレス信号CA7と、リフレ
ッシユ動作を指定するリフレッシユ制御信号φRFSH
とを組み合わせて生成される制御信号CARFiを第2
ローデコーダグループに供給すると共に、その反転信号
バーCARFiを第1ローデコーダグループに供給し、
第1ローデコーダグループと第2ローデコーダグループ
が相互に相補的に動作するようにする。
【0023】そして、第1ローデコーダグループと第2
ローデコーダグループには同一のローアドレス信号が印
加され、それによりローアドレス信号の中のブロック選
択アドレス信号によりローデコーダURD1〜URD8
のうちのいずれか一つとそれに対応するローデコーダL
RD1〜LRD8のうちのいずれか一つと(すなわち、
URD1とLRD1、URD2とLRD2、…)が選択
されるようになっている。
【0024】ただし、制御信号CARFi、バーCAR
Fiのレベルを同時に、例えば論理“ハイ”とし、第1
ローデコーダグループと第2ローデコーダグループが同
時に動作するようにすることも可能で、このときには、
第1メモリカラムブロック40の分割ワード線と第2メ
モリカラムブロック42の分割ワード線とは相互につな
がったものと同様に働く。したがって、図1に示すワー
ド線は、第1メモリカラムブロック40用と第2メモリ
カラムブロック42用とに二分されてそれぞれの分割ワ
ード線として動作する一方で、メモリセルのリフレッシ
ユ動作時には図7に示す従来のメモリカラムブロックと
同様に動作して従来同様のリフレッシュ動作を実行する
こも可能である。
【0025】図2に、図1に示すようなローデコーダの
具体的な回路の実施例を示す。この例のローデコーダ
は、制御ノードCNに共通チャネルを介して電源電圧V
ccを伝達するPチャネル伝達ゲート58と、制御ノー
ドCNと接地電圧Vss端との間にチャネルが直列接続
された4個のNチャネルトランジスタ60、62、6
4、66とを有している。そして、それぞれのソース端
子が接地電圧Vss端に接続され、ゲート端子が制御ノ
ードCNに接続された4個のNチャネルトランジスタ7
8、80、82、84の各ドレイン端子と、それぞれの
ドレイン端子に後述のプリデコーダから入力される信号
φXi(i=0〜3)を一つずつ受け、制御ノードCN
に接続されたインバータ76の出力をゲート端子に受け
る4個のNチャネルトランジスタ68、70、72、7
4の各ソース端子とが1:1で接続された4個の接続ノ
ードN0、N1、N2、N3に、1:1で分割ワード線
UWL0〜UWL3(LWL0〜LWL3)がそれぞれ
接続される。
【0026】したがって、制御ノードCNが論理“ロ
ウ”の状態を維持すると分割ワード線UWL0〜UWL
3(LWL0〜LWL3)には信号φX0〜φX3が伝
達され、反対に制御ノードCNが論理“ハイ”の状態を
維持すると分割ワード線UWL0〜UWL3(LWL0
〜LWL3)は全部接地電圧Vss端に接続するように
なる。また、制御ノードCNと接地電圧Vss端との間
に直列接続されてNAND動作を行う4個のNチャネル
トランジスタ60、62、64、66のうち、Nチャネ
ルトランジスタ60、62、及び64のゲート端子はロ
ーアドレス信号をデコーディングして得られるDRA2
3、DRA45、DRA67によって制御され、Nチャ
ネルトランジスタ66のゲート端子はローデコーダ選択
器56から出力される制御信号CARFi(バーCAR
Fi)により制御される。したがって、制御信号CAR
Fi(バーCARFi)が論理“ハイ”を維持する場合
にのみこのローデコーダは動作する。尚、図1に示す各
ローデコーダはそれぞれ256本のワード線を制御する
ので、ローデコーダの実際的な構造は図2に示すローデ
コーダが64個含まれるような構造で、それぞれが信号
φXi(i=0〜3)を共有することにより64×4
(=256)本のワード線を制御することが分かる。
【0027】図3に、図2に示すブーストされた信号φ
Xiを供給するロープリデコーダの回路の実施例を、4
個中の1個について代表的に示す。この例のロープリデ
コーダ回路は、ノーマル動作モードか又は冗長モードか
を選択する動作制御部96と、ローアドレス信号を入力
としてNOR動作を行なうデコーディング部98と、こ
のデコーディング部98により制御され所定のレベルに
ブーストされた信号φXiを出力する出力部100とか
ら構成される。
【0028】デコーディング部98は、各チャネルの両
端がノードN10と接地電圧Vss端との間に接続さ
れ、それぞれのゲート端子にローアドレス信号RA0、
RA1、RA8、RA9、RA10を一つずつ受けるN
チャネルトランジスタ86、88、90、92、94を
有する。この5個のNチャネルトランジスタはNOR動
作を行い、それによるローアドレス信号RA8、RA
9、RA10のデコーディングによってブロック選択、
すなわち図1の第1ローデコーダグループ及び第2ロー
デコーダグループのそれぞれ一つのローデコーダが選択
されるようになり、またローアドレス信号RA0及びR
A1の印加方法により4個の出力信号φXi(i=0〜
3)の中の一つが論理“ハイ”に遷移するすなわち、
図3に示すようにローアドレス信号RA0及びRA1を
印加する場合、反転RA0及びRA1を印加する場合、
RA0及び反転RA1を印加する場合、反転RA0及び
反転RA1を印加する場合の各場合に応じて信号φX
0、φX1、φX2、φX3が出力される。
【0029】実際の回路におけるロープリデコーダは、
デコーダプリチャージ信号φDPX、冗長エネーブル信
号φRRE、アドレス信号RA0、RA1、RA8、R
A9、RA10、及びブーストされたマスタクロックφ
Xを入力とする図3に示すような回路が8個含まれてい
ることが分かり、したがって図1に示すローデコーダに
はこの例のようなロープリデコーダが各々対応して 提供
される。
【0030】図4に、図1に示すローデコーダ選択器5
6の具体回路の実施例を示す。この例のローデコーダ選
択器56は、リフレッシュ制御信号φRFSHを第1入
力端子の入力とし、カラムアドレス信号の中の最上位ビ
ットアドレス信号CA7を第2入力端子の入力とする第
1NORゲート102と、リフレッシュ制御信号φRF
SHを第1入力端子の入力とし、カラムアドレス信号C
A7をインバータ104を介して第2入力端子の入力と
する第2NORゲート106と、第1NORゲート10
2の出力を反転させて信号CARFiとして出力するイ
ンバータ108と、第2NORゲート106の出力を反
転させて信号バーCARFiとして出力するインバータ
110とから構成される。
【0031】リフレッシュ制御信号φRFSHが論理
“ロウ”を維持するときには、第1NORゲート102
及び第2NORゲート106の出力はカラムアドレス信
号CA7により制御される。すなわち、カラムアドレス
信号CA7が論理“ハイ”で印加されるときには第1N
ORゲート102の出力が論理“ロウ”となり、第2N
0Rゲート106の出力が論理“ハイ”となるので、イ
ンバータ108から出力される制御信号CARFiは論
理“ハイ”、インバータ110から出力される制御信号
バーCARFiは論理“ロウ”となる。一方、カラムア
ドレス信号CA7が論理“ロウ”で印加されるときには
第1NORゲート102の出力が論理“ハイ”、第2N
ORゲート106の出力が論理“ロウ”となるので、制
御信号CARFiは論理“ロウ”、制御信号バーCAR
Fiは論理“ハイ”となる。
【0032】リフレッシュ制御信号φRFSHが論理
“ハイ”で印加される場合には、カラムアドレス信号中
の最上位ビットアドレス信号CA7は影響せず、第1N
ORゲート102及び第2NORゲート106の各出力
は論理“ロウ”となるので、制御信号CARFi、バー
CARFiは論理“ハイ”で出力される。
【0033】以上の説明から分かるように、図1に示す
メモリカラムブロックは、全部で16個のブロックにさ
らに分割されてアクセス動作が行われ、それにより、ノ
ーマルのアクセス動作では、一本のワード線が選択され
るときに充電又は放電が生じるビット線の数は256本
のビット線の半分の128本である。したがって従来に
比べてビット線の充電/放電電流は半分に減少するよう
になる。
【0034】このような動作は、一本のワード線を同数
のメモリセルを有するように少なくとも2本の分割ワー
ド線に分割して各分割ワード線に同一のデコーディング
信号を入力とするローデコーダをそれぞれ接続するよう
にし、そして分割ワード線のいずれか一つのみが選択さ
れるように、カラムアドレス信号の中で最上位ビットア
ドレス信号を利用して2個のローデコーダのうちのいず
れか一つだけをエネーブルさせることで達成される。
【0035】図1に示す実施例においては、一つのカラ
ムアドレス信号と16個のローデコーダを利用して16
個のブロックで分割動作させる場合を例として説明し
た。しかし、カラムアドレス信号及びローデコーダを追
加してより多いブロックに分離することも可能である。
すなわち、N個のカラムアドレス信号を用いて2個の
ブロックに細分化し、それぞれのブロックごとにローデ
コーダを追加すればメモリセルアレイを2のブロック
に分割することができる。このようにすると、メモリセ
ルを動作させるためのビット線の充電/放電電流、ビッ
ト線のセンスアンプ駆動電流、及びワード線駆動電流等
を含むメモリセル動作電流は、おおよそ1/2に減少
するので、メモリセルの動作電流を大幅に減少させるこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明に係るメ
モリセル選択回路を用いることで、動作電流を大幅に減
少させることができ、しかもそれにより、電流消費によ
って発生される接地電圧端のノイズ等も減少させるとい
う優れた効果を奏する。したがって、半導体メモリ装置
のより一層の低消費電力化を実現でき、コンピュータの
ダウンサイジング等に大きく寄与できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの入力端子を介して同時に入力
    されるローアドレス信号及びカラムアドレス信号をそれ
    ぞれデコーディングしてワード線及びビット線を駆動
    し、特定のダイナミック形メモリセルを選択駆動するよ
    うになった半導体メモリ装置において、 同一のローアドレス信号をデコーディングしてそれぞれ
    に接続されたワード線のうちいずれか一つをエネーブル
    させる少なくとも2個のローデコーダと、 カラムアドレス信号のうちの少なくともいずれか一つの
    論理レベルに対応してローデコーダのうちいずれか一つ
    のみが動作できるように制御するローデコーダ選択器と
    を有することを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 ローデコーダ選択器は、カラムアドレス
    信号の中で最上位ビットのアドレス信号の論理レベルに
    対応してローデコーダのうちいずれか一つを動作可能に
    するようにされている請求項1記載の半導体メモリ装
    置。
  3. 【請求項3】 ローデコーダ選択器は、メモリセルのリ
    フレッシュモードで全てのローデコーダをエネーブルさ
    せるようにされている請求項2記載の半導体メモリ装
    置。
  4. 【請求項4】 ダイナミック形メモリセルを有する非マ
    ルチプレクストアドレスメモリ装置において、 ロー方向に配列されるダイナミック形メモリセルを少な
    くとも均等に二分割してそれぞれ駆動する分割ワード線
    からなる少なくとも2個の分割ワード線グループと、 これら分割ワード線グループに1:1で対応し、同一の
    ローアドレス信号をデコーディングして対応する分割ワ
    ード線グループ内のいずれか一つの分割ワード線を選択
    駆動する少なくとも2個のローデコーダと、 カラムアドレス信号のうちの少なくとも一つの論理レベ
    ルに対応して前記ローデコーダの中でいずれか一つのみ
    を動作可能にするローデコーダ選択器とを備えているこ
    とを特徴とする非マルチプレクストアドレスメモリ装
    置。
  5. 【請求項5】 ローデコーダ選択器は、カラムアドレス
    信号の中で最上位ビットのアドレス信号の論理レベルに
    対応してローデコーダのうちいずれか一つを動作可能に
    するようにされている請求項4記載の非マルチプレクス
    トアドレスメモリ装置。
  6. 【請求項6】 ローデコーダ選択器は、メモリセルのリ
    フレッシュモードで全てのローデコーダをエネーブルさ
    せるようにされている請求項5記載の非マルチプレクス
    トアドレスメモリ装置。
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