JPH0567101B2 - - Google Patents

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JPH0567101B2
JPH0567101B2 JP60161314A JP16131485A JPH0567101B2 JP H0567101 B2 JPH0567101 B2 JP H0567101B2 JP 60161314 A JP60161314 A JP 60161314A JP 16131485 A JP16131485 A JP 16131485A JP H0567101 B2 JPH0567101 B2 JP H0567101B2
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JP
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signal
phase
circuit
memory
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JP60161314A
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JPS6139755A (ja
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Reonarudosu Fuerus Hendorikusu
Sen Chun Kaa
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
Koninklijke Philips Electronics NV
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Filing date
Publication date
Application filed by Philips Gloeilampenfabrieken NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Philips Gloeilampenfabrieken NV
Publication of JPS6139755A publication Critical patent/JPS6139755A/ja
Publication of JPH0567101B2 publication Critical patent/JPH0567101B2/ja
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
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    • H04L27/2003Modulator circuits; Transmitter circuits for continuous phase modulation
    • H04L27/2007Modulator circuits; Transmitter circuits for continuous phase modulation in which the phase change within each symbol period is constrained
    • H04L27/2017Modulator circuits; Transmitter circuits for continuous phase modulation in which the phase change within each symbol period is constrained in which the phase changes are non-linear, e.g. generalized and Gaussian minimum shift keying, tamed frequency modulation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F1/02Digital function generators
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    • H04L27/2021Modulator circuits; Transmitter circuits for continuous phase modulation in which the phase change per symbol period is not constrained
    • H04L27/2025Modulator circuits; Transmitter circuits for continuous phase modulation in which the phase change per symbol period is not constrained in which the phase changes in a piecewise linear manner within each symbol period
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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (A) 発明の背景 本発明は所定の記号周波数1/Tのデータ信号に
応答してほぼ一定の振幅と連続した位相φ(t)とを
有するアナログの角度変調信号を発生する回路で
あつて、この回路が、記号周波数で同期して、q
を2以上の整数として、周波数4q/Tを有するクロ ツク信号を生ずるクロツク回路と;クロツク信号
により制御され、補間カウンタを具備し、所定の
数の順次のデータ記号に応答し、周波数4q/Tを有 するアドレスを生ずるアドレツシング回路と、記
号周波数により制御され、データ記号に応答して
長さTの記号間隔の境界で位相φ(t)の値モジユロ
2πを特徴づける位相状態番号を生ずるカウンタ
とを具える制御回路と;上記制御回路に接続さ
れ、アドレス可能な記憶位置にクロツク信号によ
り決まる瞬時における信号cosφ(t)及びsinφ(t)を
表わすデイジタル数値を蓄わえるための第1の読
出し専用メモリを具備し、アドレツシング回路の
制御の下に第1の読出し専用メモリの記憶位置か
ら蓄わえられている値を読み出し、この読み出さ
れた値をデイジタル−アナログ変換して処理して
アナログの角度変調信号を形成する信号プロセツ
サと;を具える角度変調信号発生回路に関するも
のである。 このような回路は「アイ・イー・イー・イート
ランザクシヨンズ オン コミユニケーシヨン
ズ」(IEEE Transactions on Communications)
第COM−26巻第5号、1978年5月、第534〜542
頁(第15図参照)に載つているド・ヤーゲル
(De Jager)とデツカー(Dekker)のTFM
(Tamed Frequency Modulation)についての
論文と米国特許第4229821号(第18図参照)と
から既知である。長さTの1記号間隔でTFM信
号の位相φ(t)は±π/2以下の量しか変化せず、位
相φ(t)の値のモジユロ2πは基準瞬時t=0でφ
(t)を適当に選択すればこの間隔内で何時も同じ位
相カドラント〔yπ/2、(y+1)π/2〕(y=0
、 1、2又は3)内にとどまり、異なる位相カドラ
ントへの移行は記号間隔の境界でしか行なわれな
い。TFM信号の場合位相状態番号は位相カドラ
ント番号yモジユロ4である。而して従来技術の
回路ではこの位相カドラント番号はデータ記号に
より制御されるモジユロ4アツプ/ダウンカウン
タの計数位置として得られ、そこで信号プロセツ
サの第1の読出し専用メモリの読出しアドレスの
一部として用いられている。読出されたデイジタ
ル数値は2個のDAC回路(デイジタル−アナロ
グ変換回路)により2個のアナログ信号cosφ(t)
及びsinφ(t)に変換される。そしてこれらの2個の
アナログ信号が周波数4q/Tにある不所望の信号成 分及びその高調波を抑圧するための2個の低域フ
イルタを介してアナログ直角度変調回路に加えら
れ、そこで2個の積変調器により位相が直交して
いる2個の搬送波により乗算され、積変調器に接
続されている加算器によりTFM信号を得ている。 こうするとデイジタル信号処理部とアナログ信
号処理部のインタフエースが第1の読出し専用メ
モリの直後にくるから、これらの既知の回路は著
しいハイブリツド構造を有し、特に厳しい要求
が、2個の信号径路の振幅及び位相特性並びにそ
こで不可避的に生ずる直流電圧オフセツトを等し
くさせ、また2個の搬送波の位相を正確に直交さ
せ、不所望な振幅及び位相変動、不所望な側帯波
並びに不十分な搬送波の抑圧が出力側でTFM信
号内に生ずるのを防ぐことの両方の点で、アナロ
グ信号処理部の回路のインプリメンテーシヨンに
課される。 上述した欠点を除く一つの方法はアナログ直角
変調回路の構成要素(積変調器、搬送波発振器及
び加算器)をそれらの既知のデイジタル等価物で
置き換え、これらの等価物に信号サンプルをクロ
ツク信号の速度rq/Tで処理させ、こうして得られ るデイジタル直角変調回路を第1の読出し専用メ
モリに接続することである。こうするとデイジタ
ル部とアナログ部との間とのインタフエースは直
角変調回路の出力側にずれ、この結果TFM信号
を得るために一つのDAC回路だけが必要となる。
しかし、実用的なインプリメンテーシヨンを得る
にはこうして得られる主にデイジタル部から成る
構造も直角変調回路内で最高許容データ記号速度
1/Tを制限するデイジタル乗算器が必要なためな
お魅力に乏しい。 「フイリツプス ジヤーナル オブ リサー
チ」(Philips Journal of Research)第37巻第4
号、1982年、第165〜177頁に載つているチユン
(Chung)とゼエーヘルス(Zegers)のGTFM
(Generalized TFM)についての論文では搬送
波周波数に適当な値を選び(例えば、クロツク信
号の周波数4q/Tの1/4)、次に第1の読出し専用メ モリとデイジタル直角変調回路の機能を結合させ
ればこの制約を除けることが述べられている(第
169頁参照)。こうすると第1読出し専用メモリに
蓄わえられるデイジタル数値はアナログGTFM
信号のサンプルを表わし、この結果DAC回路を
直接第1の読出し専用メモリに接続できることに
なる。こうして得られる回路はモノリシツク集積
化するのに特に魅力的で、広範囲なデータ記号速
度、例えば、2.4kビツト/Sから72kビツト/s
迄を処理できる。而してこの技術は(G)TFM信号
の発生に限られるものではなく、種々の他の変調
方法、例えば、夫々「アイ・イー・イー・イー
トランザクシヨンズ オン コミユニケーシヨン
ズ」(IEEE Transactions on Communications)
第COM−29巻第3号、1981年3月、第210〜225
頁及び第226〜236頁に載つているオーリン
(Aulin)、リドベツク(Rydbeck)及びスンドベ
ルグ(Sundberg)の論文及びムイルウイーク
(Muilwijk)の論文に記載されているn−
PRCPM(n進Partial Response Continuous
Phase Modulation)及びCORPSK(Correlative
Phase Shift Keying)並びに「アイ・イー・イ
ー・イー トランザクシヨンズ オン コミユニ
ケーシヨンズ」(IEEE Transactions on
Communications)第COM−29巻第7号、1981
年7月、第1044〜1050頁に載つているムロタ
(Murota)及びヒラデ(Hirade)の論文に記載
されているGMSK(Gaussian Minimum Shift
Keying)で使用できる。しかし、この技術のい
くつかの用途では必要とされる記憶容量がなお障
害となる。 (B) 発明の要旨 本発明の目的は第1の読出し専用メモリの記憶
容量が相対的に小さくてすむモノリシツク集積化
するのに魅力的な構造を有する1記号間隔当りの
位相変化が±π/2ラジアン又はその整数倍に等し
い(G)TFM信号、GMSK信号並びにいくつかのタ
イプのCORPSK信号及びCPM信号を発生するた
めの章(A)の冒頭に載べたタイプの回路を提供する
にある。 この目的を達成するため、本発明によれば、第
1の読出し専用メモリを一つの予じめ定められた
番号に関連する位相φ(t)が減少しない場合の信号
cosφ(t)及びsinφ(t)を表わす値だけを蓄わえるよ
うに構成し;アドレツシング回路に前記所定の数
の順次のデータ信号に応答して前記の予じめ定め
られた位相状態番号に関連する位相φ(t)が減少し
ない場合のアドレスと変換標識信号とを生ずるア
ドレス変換器を設け;制御回路に更にクロツク信
号により制御され、位相状態番号に応答して第1
及び第2の選択信号を生ずるゼネレータを設け;
信号プロセツサを各クロツク瞬時において第1の
選択信号に応答して信号cosφ(t)及びsinφ(t)を表
わす2個の値の一方だけデイジタル−アナログ変
換器に選択的に加え、各クロツク瞬時において第
2の選択信号に応答してデイジタル−アナログ変
換器の出力サンプルの符号を選択的に反転するよ
うに構成し、これらの出力サンプルが搬送波周波
数q/Tでのアナログの角度変調信号のサンプルを
構成し、これにより低域フイルタを用いて上記出
力サンプルからアナログの角度変調信号を導き出
せるように構成したことを特徴とする。 図面につき本発明の実施例とその利点とを詳細
に説明する。 (C) 実施例の説明 C(1) 一般的説明 振幅がほぼ一定で、位相φ(t)が連続してい
る角度変調信号を発生する回路をTTFM信
号の場合につき説明したから、先ず第1図に
つきGTFM送信機の基本回路図を説明する。
この第1図の回路は米国特許第4229821号に
開示されているTFM送信機の基本回路の修
正例である。 第1図の送信機はデータ信号源1を具える
が、これはクロツク信号源2により同期をと
られる。記号速度1/Tでデータ信号源1から
取り出された二進データ信号は差動符号化回
路3を介して振幅がほぼ一定で、位相φ(t)が
連続な角度変調信号を発生する回路4に加え
られる。この角度変調信号は出力回路5を介
して伝送チヤネルに加えられる。出力回路5
では電力増幅と伝送チヤネルの周波数帯への
変換の両方が行なわれる。 第1図において角度変調信号発生回路4は
理想的な電圧制御発振器6を具備する周波数
変調器により構成される。VCO6の静止周
波数は何時も所望の(中間)搬送波周波数fc
に等しく、利得はπ/2Tラジアン/V・秒に等 しい。差動符号化された二進データ信号は前
変調フイルタ7を介してこの発振器6に加え
られる。この前変調フイルタ7はパーシヤル
レスポンス符号化回路8と低域フイルタ9
とを具えるが、その伝達関数は第3のナイキ
スト判定法を満足する。符号化回路8は2個
の遅延要素10,11を有するトランスバー
サルフイルタにより構成される。各遅延要素
は1記号期間Tに等しい時間遅延を生じ、
夫々A、B、Aに等しい重み付け因子を有す
る重み付け回路12,13及び14を介して
加算器15に接続される。これらの重み付け
因子A、Bは0から1迄の範囲にあり、条件
2A+B=1を満足する。TFMの場合はB=
0.5、従つてA=0.25である。 発振器6の出力側に生ずるGTFM信号S
(t)は次式で表わせる。 S(t)=sin〔wct+φ(t)〕 (1) 但し、wc=2πfcであり、fcは(中間)搬送
波周波数である。TFMにつき米国特許第
4229821号に示されているように位相φ(t)と
回路4に加えられる差動符号化二進データ信
号b(t)との間にはmを整数として瞬時t=
mTとt=mT+Tとの間の一記号期間Tに
亘る位相変化の量が次式で与えられるような
関係が存在する。 φ(mT+T)−φ(mT)=〔Ab(n-1)+Bb(n)+Ab(n
+1)
〕π/2(2) 但し、b(n)〔b(n)=1〕は記号間隔(mT、
mT+T)でのデータ信号b(t)の記号を表わ
す。加えて、この記号間隔(mT、mT+T)
内の瞬時tでの位相φ(t)の形は第3のナイキ
スト判定法を満足する低域フイルタ9の特定
の選択に依存するが、各選択毎にこの形は主
として前変調フイルタ7の出力側での式(2)に
述べられている3個の順次のデータ記号
b(n-1)、b(n)、b(n+1)をフイルタリングしたも
のにより決まることが示されている。 こうして得られるGTFM信号s(t)は無線
通信系で用いられる時のような出力回路5の
実用的な例で更に有効に処理する上で望まれ
る多くの特性を有している。第1図では、こ
の出力回路は周波数変換器として構成されて
おり、ミクサ段16、搬送波源17及び帯域
フイルタ18を具え、(中間)搬送波周波数
fcよりも高い搬送波周波数fpのGTFM信号Sp
(t)を得るようになつている。但し、Sp(t)は
wp=2πfpとして次式で表わせる。 sp(t)=sin〔wpt+φ(t)〕 (3) この目的で搬送波源17は振幅が一定で周
波数がfp−fcの搬送波信号を発生し、この搬
送波信号がミクサ段16で発振器6から出力
されるGTFM信号s(t)と混合され、その後
で帯域フイルタ18により和周波数(fp−fc
+fc=fpの混合産物を選択する。このGTFM
信号s(t)は振幅が一定であるから、出力回路
5の実用的な例で電力効率を高くするため非
線形の振幅伝達関数を有する要素を用いても
何等問題にはならない。加えて、帯域フイル
タ18は伝送チヤネルに加える信号を選択す
るに当つて特別厳しい要求を満足する必要も
ない。蓋し、GTFM信号s(t)はコンパクト
な電力密度スペクトルを有し、サイドローブ
は可成り低レベルであるからである。これと
対照的に、回路4を実際に作るに際しては発
振器6の静止周波数及び利得を規定された値
fc及びπ/2Tに保つためにアナログ回路(第1 図には図示せず)に非常に厳しい要求が課さ
れる。 アナログ回路の機能の制御に課される厳し
い要求に関連する問題は回路4を第2図に示
すように主としてデイジタル構造になるよう
にすれば回避できる。この方法では前変調フ
イルタリングを行なうのにデイジタル信号処
理技術を用い、第1図の前変調フイルタの所
望のインパルス応答g(t)の高位の値、特にp
を小さい奇数として長さpTの中央区間の値
だけを用いる。加えて、GTFM信号s(t)を
発生するのに直角変調を用いる。この例は(A)
章で述べたTFMについての刊行物から既知
の回路に基づいており、この回路は同じくそ
こで述べたGTFMについての刊行物に従つ
てデイジタル直角変調回路を用いることによ
り修正されている。 第2図の回路4はクロツク回路20を具え
るが、このクロツク回路20は第1図のクロ
ツク信号号源2の記号周波数1/Tで同期をと
られ、周波数 fs=1/Ts=4q/T (4) を有するクロツク信号を生ずる。但し、qは2
以上の整数である。加えて、回路4は制御回路
21を具えるが、この制御回路21にこのクロ
ツク信号で制御されるアドレツシング回路22
が含まれ、このアドレツシング回路22が補間
カウンタ23を具備し、周波数fs=4q/Tでアド レスを生ずると共に記号周波数1/Tにより制御
されるカウンタ24を具備し、記号間隔と境界
での位相φ(t)の値モジユロ2πを特徴づける位
相状態番号を生ずる。この制御回路21に信号
プロセツサ25が接続されており、この信号プ
ロセツサ25が2個のメモリ部26(1)及び26
(2)を有する第1の読出し専用メモリ26が含ま
れ、そのアドレス可能な記憶位置に周波数fs
クロツク信号により決まる瞬時ti ti=iTs (5) での信号cosφ(t)及びsinφ(t)を表わすデイジ
タル数値が蓄わえられる。但し、iは整数で
ある。メモリ部26(1)及び26(2)から読出さ
れた離散的な信号サンプルcos〔φ(ti)〕及び
sin〔φ(ti)〕はデイジタル直角変調器27で
処理され、 s(ti)=sin〔wcti+φ(ti)〕 (6) の形をした離散信号サンプルs(ti)を作り、
これがこれまたクロツク回路20で制御され
るDAC回路28に加えられ、対応するアナ
ログGTFM信号s(t)を生ずる。 アドレツシング回路22では第1図の符号
化回路3の差動符号化二進データ信号b(t)が
シフトレジスタの形態をした直並列変換器2
9に加えられる。このシフトレジスタ29の
内容は記号速度1WTでシフトされる。この
シフトレジスタ29はインパルス応答g(t)の
中央区間が限られる長さpTの記号期間の数
に等しいp個の要素を具える。この時長さT
の1記号間隔内での位相φ(t)の形は長さpT
に限られたこのインパルス応答g(t)と、シフ
トレジスタ29に蓄わえられているp個のデ
ータ記号とにより十分に定まり、従つて1記
号間隔内で2p個の位相φ(t)の形が可能とな。
第2図ではp=5にしてあり、従つて2p=25
=32である。この時記号間隔(mT、mT+
T)時に第1の読出し専用メモリ26を読む
ためにアドレツシング回路22により生ずる
アドトスの第1の部分はシフトレジスタ29
に蓄わえられているデータ記号b(n-2)
b(n-1)、b(n)、b(n+1)、b(n+2)により形成され
る。これらの読出しアドレスは速度fs=4q/T で生ずるが、補間因子4qは長さTの各記号
間隔で読出されるべき離散信号サンプルの数
である。この目的で、補間カウンタ23をモ
ジユロ4qカウンタとし、その計数入力端子
がクロツク回路20から周波数fs=4q/Tのク ロツク信号を受け取り、その計数位置が読出
しアドレスの第2の部分として機能するよう
にする。第2図ではq=4としてあり、従つ
て4q=16であり、カウンタ23はモジユロ
16カウンタである。 式(2)から結論されることであるが、瞬時t
=mTとt=mT+Tの間の位相φ(t)は量±
π/2ラジアンより大きくは変われず、この時
間間隔内では位相φ(t)の値モジユロ2πは基
準瞬時t=0においてφ(t)を適当に選択すれ
ば何時も同じ位相カドラント(yπ/2、(y+ 1)π/2〕(但し、y=0、1、2又は3)内 にとどまり、別の位相カドラントへの移行は
瞬時t=mT+Tでのみ可能である。位相状
態番号により記号間隔の境界での位相φ(t)の
値モジユロ2πを特徴づけるために、この場
合位相カドラント番号yモジユロ4を用いる
ことができる。式(2)から導びけることである
が、記号間隔(mT、mT+T)に対するカ
ドラント番号y(n)モジユロ4と、前の番号
y(n-1)モジユロ4と、データ信号b(n-1)、b(n)
の間には下記の表の関係が存在する。 【表】 第2図では位相状態番号として機能するカ
ドラント番号はカウンタ24を修正されたモ
ジユロ4アツプ/ダウンカウンタとして作
り、これに、シフトレジスタ29のデータ信
号b(n)を加え、その計数位置をカドラントy(n)
モジユロ4とし、この計数位置y(n)を前の計
数位置y(n-1)並びにデータ記号b(n-1)及びb(n)
に表に従つて関連させることにより得られ
る。メモリ部26(1)、26(2)に蓄わえられて
いる値は夫々信号cosφ(t)及びsinφ(t)を表わ
し、これらの信号は考えている記号間隔
(mT、mT+T)の位相カドラントφ(t)がど
こに位置するかを表示するカドラント番号
y(n)モジユロ4に依存するから、φ(t)の2p
32個の可能な形に対しcosφ(t)、sinφ(t)を表
わす値を各位相カドラント毎に蓄わえねばな
らない。この結果第2図のカドラント カウ
ンタ24の計数位置は読出しアドレスの第3
の部分を形成する。第2図ではこれらの読出
しアドレスは11ビツトの幅を有する(シフト
レジスタ29の内容の5ビツト、補間カウン
タ23の計数位置の4ビツト、カドラントカ
ウンタ24の2ビツト)。そしてこのアドレ
スはアドレスバス30を介して第1の読出し
専用メモリ26の両方のメモリ部26(1)及び
26(2)に加えられる。 メモリ部26(1)及び26(2)から読み出され
た離散信号サンプルcos〔φ(ti)〕及びsin〔φ
(ti)〕は直角変調器27に加えられ、そこで
デイジタル乗算器31及び32により、デイ
ジタル搬送波信号源33(これも周波数fs
4q/Tのクロツク信号で同期をとられる)から 出力される2個の位相が直角な搬送波の離散
信号サンプルsin(wcti)及びcos(wcti)が乗
算される。乗算器31,32の出力信号はデ
イジタル加算器34により加え合わされ、次
式で与えられるデイジタル和信号s(ti)を
生ずる。 s(ti)=cos〔φ(ti)〕sin(wcti
+sin〔φ(ti)〕cos(wcti)(7) これは次のように書ける。 s(ti)=sin〔wcti+φ(ti)〕 (8) 従つてDAC回路28の出力側には所望の
位相φ(t)を有するGTFM信号s(t)が得られ
る。 回路4は大部分デイジタル構造をしている
にもかゝわらず、第2図の構造を直接インプ
リメントすることは実用上あまり魅力的では
ない。蓋し、直角変調器27で必要とされる
デイジタル乗算器31,32が許しうる最高
のデータ記号速度1/Tを制限するからであ
る。章(A)で述べたGTFMについての刊行物
に従つてGTFM信号の信号サンプルs(ti
の周波数fs=1/Tsと(中間)搬送波周波数fc との間の比を適当に選べばこの制約は回避で
きる。今この(中間)搬送波周波数fcをサン
プリング速度fsの1/4、従つて、 fc=1/4fs=1/4Ts (9) に等しく選べば、瞬時ti=iTsにおける搬送
波サンプルにつき次式が成立する。 sin(wcti)=sin(2πfciTs)=sin(1/2iπ) cos(wcti)=cos(2πfciTs)=cos(1/2iπ)(10) そして信号サンプルs(ti)についての式
(7)は次のようになる。 s(iTs)=cos〔φ(iTs)〕sin(1/2iπ)+sin〔
φ(iTs)〕cos(1/2iπ)(11) この式(11)から±1又は0の名目的な乗算し
か必要でなく、直角変調にとつて物理的な乗
算器は必要でないことが結論される。更に、
整数iの各値につき、sin(1/2iπ)又はcos (1/2iπ)のいずれか一方がゼロではなく、両 方ともゼロではないのではなく、従つて、直
角変調にとつて物理的加算器も必要でないこ
とが結論される。この場合直角変調はサンプ
リング速度の半分に等しい速度1/2fcで行な
われる符号反転となる。而してこの符号反転
は直角変調で必要な符号を蓄わえられている
信号サンプルcos〔φ(iTs)〕及びsin〔φ
(iTs)〕の符号に入れることにより暗に第1
の読出し専用メモリ26で行なうことができ
る。(中間)搬送波周波数をこのように選ん
だため第2図で直角変調器27を省くことが
でき、DAC回路28を直接第1の読出し専
用メモリ26の2個のメモリ部26(1)及び2
6(2)に接続することができる。こうして得ら
れる回路4は特にモノリシツク集積化するの
に魅力的で、データ記号速度1/Tでクロツク
回路20の同期をセツトする以外に一切の他
の外部回路を必要とすることなく広範囲のデ
ータ記号速度1/T、例えば、2.4Kビツト/s
ないし72ビツト/sを処理できる。 しかし、電力消費が限られている移動無線
通信システムのような用途では、この第2図
の回路4での記憶容量に伴なう電力消費が未
だ障害となる。 上述したフアクタに加えて、この記憶容量
はGTEM信号のスペクトル内での雑音指数
を低くするという条件によつても決まる。而
してこの雑音指数はDAC回路28の不正確
さにより決まる。DAC回路28の入力側の
信号サンプルs(ti)を符号ビツトを含めて)
Mビツトで量子化し、各記号期間Tにおいて
4q個の信号サンプルs(ti)が生ずるとする
と、GTFM信号s(t)の正規化された電力密
度スペクトルP/T内にこの量子化により生ず
る雑音指数NFは次式ののように書ける。 NF=12q・22M-1 (12) (中間)搬送波周波数がfc=1/4fcである場 合はメモリ部26(1)及び26(2)に蓄わえられ
る値もMビツトで量子化される(加算器34
はこの場合除かれる)。この時雑音指数NF
は搬送波周波数fcについてのスペクトルP/T
のレベルよりも約90dB低いのが、これは、
前述したように4q=16の時、Mとして値M
=12が必要なことを意味する。この時読出し
専用メモリ26で必要な記憶容量は一般に次
のようになる。 2×4×2p×4q×Mビツト (13) 式(13)の因子2はメモリ部が2個であること
を表わし、因子4は位相カドラントの数を表
わし、因子2pはインパルス応答g(t)の中央区
間を長pTに限つた時の1記号期間T内で可
能な位相φ(t)の形の数を表わし、因子4qは
1記号期間T当りの信号サンプルの数を変わ
し、因子Mは信号サンプルを量子化する時の
ビツトの数を表わす。上述した値p=5、q
=16及びM=2を用いる時読出し専用メモリ
26で必要な記憶容量は49152ビツト(K=
1026ビツトとして48KROM)となる。 C(2) 第3図の実施例の説明 第3図は本発明に係る角度変調信号発生回
路4の第1の実施例のブロツク図であるが、
これはモノリシツク集積化するのに魅力的な
構造を有し、非常に広範囲なデータ記号速度
1/Tを処理でき、それでいて第2図の回路4
よりもずつと少ない記憶容量で第1の読出し
専用メモリ26を構成できる。第2図の要素
に対応する第3図の要素には同じ符号を与え
てある。 第3図では第1の読出し専用メモリ26が
カドラント番号y(n)=0の第1の位相カドラ
インで位相φ(t)の値を大きくする場合の信号
サンプルcos〔φ(ti)〕及びsin〔φ(ti)〕だけを
蓄わえるように構成されている。加えてアド
レツシング回路22はアドレス変換器35を
具えるが、これはシフトレジスタ29内のデ
ータ記号b(n-2)、b(n-1)、b(n)、b(n+1)、b(n+2)
に応答してメモリ26の読出しアドレスの新
しい第1の部分c(n-2)、c(n-1)、c(n+1)、c(n+2)
及びアツプ/ダウンカウンタとして構成され
ている補間カウンタ23のためのセンス標識
信号U/Dを生ずる。読出しアドレスの元の
第1の部分にあつたデータ記号b(n)は位相φ
(t)の値が増すとき何時も値b(n)=1を有し、
アドレス変換器35は、位相カドライン如何
にかゝわらず、また位相が増大するか減少す
るかにかゝわらず、このタイプの新しい第1
の部分しか生じないから、この新しい第1の
部分は値b(n)=+1に対応するデータ記号c(n)
=+1を含む必要はない。 第3図の制御回路21はまた周波数4q/T
のクロツク信号により制御され、カドラント
カウンタ24のカドラント番号y(n)に応答し
て2個の選択信号S1及びS2を生ずるゼネレー
タ36を含む。第3図の信号プロセツサ25
では第1の選択信号S1が2入力マルチブレク
サ37に加えられる。この2入力マルチプレ
クサ37は第1の読出し専用メモリ26のメ
モリ部26(1)及び26(2)に接続されており、
各クロツク瞬時tiにおいて第1の選択信号S1
の値に従つて2個の信号サンプルcos〔φ
(ti)〕及びsin〔φ(ti)〕の一方だけをDAC回
路28を与える。第3図ではまたマルチプレ
クサ37とDAC回路28との間に符号反転
器38が設けられているが、第2の選択信号
S2はこの符号反転器38に加えられ、各クロ
ツク瞬時tiにおいてこの第2の選択信号S2
値に従つてマルチプレクサ37の信号サンプ
ルの符号を反転したりしなかつたりする。従
つてDAC回路28には式(11)で、定義される
信号サンプルs(ti)が加えられる。 アドレス変換並びに信号サンプル及び選択
された信号サンプルの符号の夫々の選択が第
3図の回路4で行なわれる態様を第4図につ
き詳しく説明する。第4図のaは位相カドラ
ント〔yπ/2、(y+1)π/2〕(y=0、1、 2又は3)の各々で1記号間隔(mT、mT
+T)内の位相φ(t)が同じ形の曲線1,3,
5又は7に従つてyπ/2ラジアンから(y+ B)π/2ラジアン迄どのように増大するかを 示したものであるが、位相φ(t)は同じ形の曲
線1,3,5又は7に鏡映対称な曲線2,
4,6又ま8に従つて(y+B)π/2ラジア ンからyπ/2ラジアン迄減少することもでき る(対称の基準はt=mT+T/2をとる)。図 bでは縦軸に沿つてφの関数としてcosφ及
びsinφの形をとつている。図aのφ(t)と図b
のφでは同じスケールが使用されている。 第4図の図aの曲線1に従つて位相φ(t)が
0ラジアンからBπ/2ラジアン迄増大すを場 合の信号サンプルcos〔φ(ti)〕及びsin〔φ
(ti)〕の値しか第3図の読出し専用メモリ2
6のメモリ部26(1)及び26(2)には蓄わえら
れていないが、cosφ1及びsinφ1により示され
たこの蓄わえられている値を正とし、図bに
番号y=0の第1のカドラント(0、π/2) で太線により示した。第4図から明らかなよ
うに、番号y=0、1、2及び3の夫々のカ
ドラント(0、π/2)、(π/2、π)、(π、3/
2 π)及び(3/2π、2π)での曲線1〜8につ いては信号サンプルcos〔φ(ti)〕及びsin〔φ
(ti)〕と信号サンプルcosφ1及びsinφ1の蓄わ
えられている系列との間に下の表に従う関
係が存在する。この表にはまた2個のビツ
トy1y0でカドラント番号yを符号化したもの
も示されている。 【表】 それ故信号値cosφ1及びsinφ1の蓄わえられ
ている系列を全ての曲線1〜8に対して用い
ることができる。しかし、読出し専用メモリ
26が読出される方向は位相φ(t)が減少する
曲線2,4,6及び8の場合反転しなければ
ならない。 (t=mT+T/2を基準として)前述した ように鏡映対称になつているため、全ての曲
線1〜8につきメモリ26の読出しアドレス
の新しい第1の部分c(n+j)(j=−2、−1、
1、2)と元の第1の部分b(n+j)(j=−2、
−1、0、1、2)との間には次の形の関係
が存在する。 cn+jn n-j+bnbn+j (14) こゝでデータ記号c(n+j)、b(n+j)の値+1及
び−1は夫々論理値「1」及び「0」を有す
るビツトcn+j、bn+jにより示される。この時
補間カウンタ23の読出し方向はセンス標識
ビツトU/Dにより与えられるが、これにつ
いて次式が成立する。 U/D=bn (15) 従つて、補間カウンタはU/D=bn=「1」
の時カウント アツプし、U/D=bn=「0」
の時カウント ダウンする。 式(11)を s(iTs=sin〔iπ/2+φ(iTs)〕 (16) と書けば瞬時ti=iTsにおける信号サンプル
s(ti)=s(iTs)につき下の表の関係が存
在することが明らかとなる。 【表】 瞬時ti=iTsにおける信号サンプルs(ti
と夫々メモリ部26(1)及び26(2)に蓄わえら
れている信号値cosφ1及びsinφ1の系列との間
の関係は表ととを組み合わせて次の表
にすることにより見出される。この表で論
理信号fi1はiが偶数の時論理値「0」を有
し、iが奇数の時論理値「1」を有する。論
理信号fi2は値iがモジユロ4=0、1の時論
理値「0」を有し、モジユロ4=2、3の時
論理値「1」を有する。この表には選択信
号s1及びs2も含められているが、マルチプレ
クサ37は論理値s1=「1」の時メモリ部2
6(1)にある信号値cosφ1を選択し、符号反転
器38は論理値S2=「1」の時正の符号を有
するこの選択された信号値をDAC回路28
に加える。 表から論理選択信号S1及びS2につき次の
関係を導びつける。 s1=y0+fi1 (17) s2=〔1 01 i1+y1y0fi1〕fi2 (18) こゝではモジユロ2加算を示す。 【表】 式(14)及び(15)に基づき結論されることである
が、アドレス変換基35は各ビツトcn+j(j
=−2、−1、1、2)につき第5図に従い
ANDゲート41、NORゲート42及びOR
ゲート43を具備する副回路40を有する論
理回路として作れる。この時アドレス変換器
35は12個の論理ゲートとセンス標識ビツト
U/D=bnに対する1個のスルー接続とを
具える。 式(17)及び(18)に基づき結論されることである
が、選択信号発生器36は第6図に示すよう
な論理回路によつて作れる。必要な論理信号
fi1及びfi2は、それらの定義に従つて、モジユ
ロ4カウンタ44の第1及び第2段の出力側
に得られる。カウンタ44の計数入力端子は
クロツク回路20からサンプリング周波数fs
=4q/Tのクロツク信号を受け取る。従つて、 論理信号fi1及びfi2は周波数1/2fs及び1/4fs
クロツク信号である。これらの論理信号fi1
びfi2並びにカドラント カウンタ25から出
力されるカドラント番号yのビツトy1y0に応
答して、選択信号発生器36は排他的論理和
ゲート45により選択信号s1を形成し、2個
のNORゲート46及び47並びに1個の
ANDゲート48により夫々信号 1 0 1
i1及びy1y0fi1を形成する。これらの出力端
子はORゲート49に接続されており、最后
にORゲート49の出力信号と論理信号fi2
を受け取る排他的論理和ゲート50により選
択信号s2を形成する。 信号プロセツサ25で符号反転が行なわれ
る態様は読出し専用メモリ26に信号値
cosφ1及びsinφ1を蓄わえるのに使用される二
進表示のタイプに依存し、このタイプ自体が
DAC回路28で用いられる表示により決ま
る。種々の二進表示についての一般的規約は
正の符号に対し論理値「0」を用い、負の符
号に対し論理値「1」を用いることである。
DAC回路28で「補数」表示を用いる時は、
符号反転はMビツト(符号及び大きさビツ
ト)全ての補数をとることを意味する。この
時符号変換器38は第7図の回路図aに従つ
て作れる。こゝではMビツトの各々が排他的
論理和ゲート51(l)〜51(M)に加えられる。
これにはNOTゲート52を介して論理選択
信号s2も加えられる。符号ビツトが読出し専
用メモリ26に蓄わえられていない場合(上
述した場合は値cosφ1及びsinφ1が正である)
は、排他的論理和ゲートを省き、DAC回路
28に対する符号ビツトをNOTゲート52
の出力側にある論理信号 2により形成する
ことができる(第7図の一点鎖線)。DAC回
路28で「符号−大きさ」表示を用いる時
は、符号反転は符号ビツトだけの補数をとる
ことを意味する。この場合は符号反転器37
は第7図の回路図bに従つて作れるが、こゝ
では大きさビツトが変更を加えられずに運ば
れ、符号ビツトが排他的論理和ゲート53に
加えられる。そしてこの排他的論理和ゲート
53にはNOTゲート54を介して論理選択
信号s2も加えられる。この場合も符号ビツト
が読出し専用メモリ26に蓄わえられていな
い時は排他的論理和ゲート53を省き、
NOTゲート54の出力側にある論理信号 2
をDAC回路28に対する符号ビツトとして
用いることができる。 読出し専用メモリ26に符号ビツト蓄わえ
る必要がない時は、第7図の回路図cに従つ
て符号反転を行なうことができるが、こゝで
は単極DAC回路28′がマルチプレクサ37
から大きいビツトだけを受け取り、符号反転
器37を極性反転器として構成することがで
きる。この極性反転器は2位置スイツチ55
を具備し、この2位置スイツチ55がDAC
回路28′の出力端子を、選択信号s2が論理
値「1」であるか又は「0」であるかに依存
して、増幅器56の非反転入力端子(+)又
は反転入力端子(−)に接続する。 第4図の図aの曲線1に従つて位相が0ラ
ジアンからBπ/2ラジアン迄増大する場合に
値cosφ1及びsinφ1を蓄わえることについて云
えば、第2図と第3図の読出し専用メモリ2
6の間には差異がある。第2図の両方のメモ
リ部26(1)及び26(2)の各々ではこの時4q
=16個の信号サンプルが蓄わえられる。一層
具体的に云えば瞬時t=mTでのφ(t)の初期
値0ラジアンから瞬時t=mT+(4q−1)
Ts=mT+15Tsでのφ(t)の値迄であり、後者
を含む。しかし、瞬時t=mT+4qTs=mT
+16Ts=mT+Tでのφ(t)の最終値Byπ/2ラ
ジアンに対する2個の信号サンプルは存在し
ない。蓋し、これらの信号サンプルは両方の
メモリ部26(1)及び26(2)の異なる記憶位置
に蓄わえられるからである。詳しく云えば、
第4図の図aで曲線1と異なる曲線、例え
ば、曲線2に従つて初期値Bπ/2ラジアンか
ら変化する位相φ(t)の可能な形に対する2個
の信号サンプルが欠けている。これに対し第
3図の場合は、位相φ(t)が第4図の図aの曲
線1に従つて増大する時は、第2図の読出し
専用メモリ26の2個のメモリ部26(1)及び
26(2)の各々に蓄わえられているような4q
=16個の信号サンプルで十分である。しか
し、位相φ(t)が第4図の図aの曲線2に従つ
て減少する時は、第3図の場合に対しても曲
線1の場合に蓄わえられていた信号サンプル
を使わねばならない。この場合はφ(t)の値B
π/2ラジアンに対する2個の信号サンプル、
具体的に云えば瞬時t=mTでの信号サンプ
ルを利用しなければならない。しかし、この
時はφ(t)の値0ラジアンに対する2個の蓄わ
えられている信号サンプルが不要である。蓋
し、曲線2に従うφ(t)は瞬時t=mT+T迄
この値に達しないからである。 第3図で上述した事実を考慮に入れるた
め、2個のメモリ部26(1)及び26(2)の各々
に曲線1の場合に、位相φ(t)の初期値0ラジ
アン及び最終値Bπ/2ラジアンに対する信号
サンプルを含めて(4q+1)=17個の信号サ
ンプルを蓄わえ、補間カウンタ23を(4q
+1)=17としてモジユロ(4q+1)アツ
プ/ダウンカウンタの形態とする。この時補
間カウンタ23は曲線1の場合にアツプ/ダ
ウンカウンタとして働らき、センス標識ビツ
トU/D=「1」に応答する。このアツプカ
ウンタは計数位置0で計数を開始し、計数位
置(4q−1)=15で計数を終了する。曲線2
の場合はダウンカウンタとして働らき、符号
標識ビツトU/D=「0」に応答する。この
ダウンカウンタは計数位置4q=16でスター
トし、計数位置1で終了する。補間カウンタ
23の計数位置を読出し専用メモリ26に対
する読出しアドレスの第2の部分として用い
るから、いずれの場合もこの時メモリ部26
(1)及び26(2)から4q=16個の信号サンプル
の正しい系列が読出される。 こうして得られる回路4は第2図の回路4
と同じ有利な性質を有する。例えば、構造が
モノリシツク集積化するのに魅力的であり、
データ記号速度1/Tでクロツク回路20の同
期をとる以外に如何なる他の外部回路を必要
とせずに、広範囲なデータ信号速度1/Tを処
理できる。しかも同じ性質のGTFM信号に
対して読出し専用メモリ26に必要な記憶容
量がずつと小さくてすむ。この所要の記憶容
量を第2図の式(13)と同じように表わせば、こ
の記憶容量は一般に次のようになる。 2×2p-1×(4q+1)×(M−1)ビツト (19) この式で因子2はメモリ26(1)及び26(2)
が2個あることを表わし、因子2p-1はイン
パルス応答g(t)の中央区間をpTに限つた時
第1のカドラント内で増大する位相φ(t)の可
能な形の数を表わし、因子(4q+1)は1
記号期間T当り蓄わえられている信号サンプ
ルの数を表わし、因子(M−1)は信号サン
プルを量子化する際の大きさビツトの数を表
わす(何故ならば蓄わえられている信号サン
プルは今の場合何時も正であるから符号ビツ
トは不要なためである)。第2図のように値
p=5、4q=16及びM=12とすると、第3
図の読出し専用メモリ26で必要とされる記
憶容量は5984ビツトにしかならない(1K=
1024ビツトとして6KROMより小さい)。従
つて第2図と比較すると8倍以上だけ小さく
なつている。 第3図に示した構造の回路4は上述した
GTFM信号の発生に限定されるものではな
く、GSMK信号並びに1記号間隔当りの位
相の変化が±π/2ラジアン又はその整数倍に
等しいいく通りかのタイプのCORPSK及び
CPM信号のような種々のタイプの信号を発
生させるのにも用いることができる。これら
の場合全てにおいて、第1の読出し専用メモ
リ26の内容は関連する変調方法に適合させ
ねばならない。しかし、1記号間隔当りの位
相の変化が±π/2より大きな値になりえない
時は、これ以上の変更は必要でない。これ
は、例えば、GMSK並びに章(A)で述べた刊
行物でCORPSK(2−3、1+D)及び
CORPSK(2−3、1−D2)と呼ばれている
タイプのCORPSK及びTFMに対応する
CORPSK(2−5、(1+D)2)と呼ばれて
いるタイプのCORPSKについて成立する。
しかし、1記号間階当りの位相の変化が±
π/2の整数倍に達し得る場合は、いくらかの 変更を行なわねばならない。この後者の場合
を上述した刊行物でCORPSK(4−5)と呼
ばれているタイプのCORPSKについて説明
する(C(4)節の説明参照)。しかし、先ず、
読出し専用メモリ26で必要な記憶容量が更
に小さい第3図の変形例について述べる。 C(3) 第8図の実施例の説明 第8図は本発明に係る回路4の第2の実施
例のブロツク図であるが、これは多くの点で
第3図の回路4の一変形例と考えられる。第
3図の要素に対応する第8図の要素には同じ
符号を与えてある。 第3図と第8図の間の基本的差違は第1の
読出し専用メモリ26にcosφ(t)及びsinφ(t)
を表わす信号サンプルを蓄わえ、アドレスし
て各クロツク瞬間tiにおいて式(11)及び(16)に従
う正しい信号サンプルS(ti)を第1の選択
信号S1に応答してDAC回路28に加える仕
方にある(勿論符号は別とする。蓋し、この
符号は第2の選択信号S2に応答して決まるか
らである)。端的に云えば、この差違の結果
第3図においては、各信号サンプルS(ti
毎に正しい大きさ|S(ti)|の信号サンプル
が読出し専用メモリ26の2個のメモリ部2
6(1)及び26(2)の一方に蓄わえられるだけで
なく、使用されない他方のメモリ部に正しく
ない大きさの信号サンプルも蓄わえられる。
蓋し、選択信号S1に応答してマルチプレクサ
37で適当なメモリ部26(1)又は26(2)を選
択するからである。しかし、第8図ではこの
正しくない大きさの信号サンプルは使用され
ないだけでなく、第1の読出し専用メモリ2
6に蓄わえられない。第8図では、適当な信
号サンプルの選択が、一方ではメモリ26に
偶数クロツク瞬時ti=iTs(即ち、iが偶数
値)ではsinφ(t)の大きさを表わす値だけを蓄
わえ、奇数クロツク瞬時ti=iTs(即ち、iが
奇数値)ではcosφ(t)の大きさを表わす値だ
けを蓄わえ、他方ではシフトレジスタ29内
のデータ記号と第1の選択信号(その変更さ
れた役割の点で第8図ではS1′とする)とに
応答してアドレス変換器35でアドレス変換
を行なうことにより行なわれる。 このアドレス変換を行なう態様を第9図の
図a及びbにつき詳述するが、これらは多く
の点で第4図の図a及びbに対応する。特
に、第9図で番号y=0及びy=2を有する
第1及び第3のカドラント(0、π/2)及び (π、3/2π)にある夫々の曲線1,2及び 5,6は第4図のそれに対応する。これと対
照的に、第9図の番号y=1及びy=3を有
する第2及び第4のカドラント(π/2、π) 及び(3/2π、2π)内の夫々の曲線3′, 4′及び7′,8′は(π/2及び3/2π)を夫々 の対称の基準として)第1及び第3のカドラ
ント内の夫々の曲線2,1及び6,5の鏡映
対称となつている。 第8図の読出し専用メモリ26でも位相φ
(t)が第9図の図aの曲線1に従つて0ラジア
ンからBπ/2ラジアン迄増大する時の信号サ
ンプルの値、具体的に云えば、iが偶数の時
は値sin〔φ(ti)〕、iが奇数の時は値cos〔φ
(ti)〕しか蓄わえない。これらの値をここで
もsinφ1及びcosφ1で表わすが、これは第9図
のbの番号y=0を有する第1のカドラント
(0、π/2)に太線で示されている。第4図か ら表が導びかれたのと同じ方法で、第9図
から信号サンプルsin〔φ(ti)〕及びcos〔φ
(ti)〕と、今代りに蓄わえられている信号値
sinφ1及びcosφ1との間の関係についての次の
表が導びかれる。 【表】 この場合も蓄わえられている信号値sinφ1
及びcosφ1が第9図の全ての曲線に対して用
いられる。しかし、カドラント如何にかかわ
らず位相φ(t)が減少する時読出し専用メモリ
26を読み出す向きを反転する第4図の場合
と異なり、第9図の場合は、番号y=0及び
y=2を有する第1及び第3のカドラント内
の曲線2及び6に従つて位相φ(t)が減少する
場合並びに番号y=1及びy=3を有する第
2及び第4のカドラント内の曲線3′及び
7′に従つて位相φ(t)が増大する場合に続出
し方向を反転しなければならない。表は第
1及び第3のカドラントと第2及び第4のカ
ドラントとの間の違いをカドラント番号yの
最下位のビツトy0の論理値で表現している。 この最后の事実と第9図には2個のタイプ
の鏡映対称(t=mT+T/2と基準としての π/2、3/2π)がある事実とのため第9図では 全ての曲線につき第8図のメモリ26の読出
しアドレスの新らしい第1の部分C′n+jと元
の第1の部分bn+j(j=−2、−1、0、1、
2)との間の関係が次式 C′n+j0n n-j+bnbn+j〕+y0n
n+j+bnbn-j〕(20) で与えられること及び第8図の補間回路23
のセンス標識ビツトU/Dが次式 U/D=bny0 (21) で与えられることが結論される。表が表
及びから導びかれたのと同じようにして、
瞬時ti=iTsでの信号サンプルS(ti)とメモ
リ26に蓄わえられている信号値sinφ1及び
cosφ1との間の関係が表とを組み合わせ
て次表にすることにより見出せる。 【表】 表の論理信号fi1、fi2及びS2及び表と同
じ意味を有し、値も同じである。表の第1
の選択信号S1に応答して第3図の信号プロセ
ツサ25内のマルチプレクサ37により行な
われるような選択では、式(17)からも明らかな
ように論理信号fi1とカドラント番号yの最下
位のビツトy0との両方が働らく。表の第1
の選択信号S1′について云えば、論理信号fi1
の役割が第8図の信号プロセツサ25の読出
し専用メモリ26に信号値sinφ1及びcosφ1
蓄わえることにより引き継がれていることが
判かる。従つて、第8図ではカドラント番号
yのビツトy0の役目だけが残つている。しか
し、この残つている役目は、第8図のアドレ
ス変換器35での論理動作についての式(20)及
び(21)での機能の点で、ビツトy0自体によ
つて果たされる。従つて、第8図及び表で
の第1の選択信号S1′については、次の関係
が成立する。 S1′=y0 (22) また第2の選択信号S2については表から
導びかれる式(18)の関係が成立する。 式(22)及び(18)に基づき第6図の回路図
は、この回路図内の排他的論理和ゲート45
が用いられず、ビツトy0が直接選択信号
S1′として用いられる時(第6図の一点鎖
線)、第8図の選択信号発生器36を作るの
にも適用できる。 式(20)及び(21)に基づき結論されることで
あるが、第8図のアドレス変換器85は第1
0図の回路図に従う論理回路として作ること
ができる。この回路図では式(20)が次のように
書ける事実を利用している。 C′n+j0Cn+j+y0Cn-j(j=±1、±2) (23) ここでCn+jは式(14)で定義される。この結果
第10図のアドレス変換器35はj≠0(j
=0の場合はC′n+j=Cn=「1」の場合のビツ
トCn+jを形成するために第5図の回路図に従
う副回路40(j)を4個具える。加えて、第1
0図はビツトy0とNOTゲート62により得
られるビツト0とに応答して夫々式(23)
の項y0Cn-j及び0Cn+jを形成するために4
個のANDゲート60(j)と4個のANDゲート
61(j)とを具える。この時式(23)に従うビ
ツトC′n+jは4個のORゲート63(j)により形
成され、式(21)に従うビツトU/Dは1個
の排他的論理和ゲート64により形成され
る。これらの14個の論理ゲートに加えて、第
10図のアドレス変換器35は4個の副回路
40(j)内に各々3個の論理ゲート(第5図参
照)を具え、全部で26個の論理ゲートを具備
する。 第3図に比較して第8図の回路4は夫々偶
数のi及び奇数のiに対して信号値sinφ(ti
及びcosφ(ti)を交互に蓄わえる前述した方
法により読出し専用メモリ26の必要な記憶
容量が半分で済むという利点を有する。第8
図ではこの必要な記憶容量が 2p-1×(4q+1)×(M−1)ビツト (24) で済む。この式(24)は第2図及び第3図の
式(13)及び(19)と同じ方法で導かれる。第2図に
つき既に述べた値p=5、4q=16及びM=
12とすると第8図の読出し専用メモリ26で
必要な記憶容量は2992ビツトで済む(1K=
1024ビツトとして3KROMより小さい)。従
つて第2図と比較すれば16倍以上に小さくて
済む。 読出し専用メモリ26の内容を変えること
によりGTFMと異なる変調方法に適合させ
ることにつき前の節C(2)の最終段で述べたこ
とは第8図に示すような構造を有する回路4
にもあてはまる。しかし、この場合はこれら
の他の変調方法の場合は1記号間隔当りの位
相変化が±π/2ラジアン以下の値でなければ
ならないという制約がつく。この最后の制約
は第3図の構造については成立しない。 第3図と第8図の読出し専用メモリ26で
は第1のカドラント(0、π/2)で増大する 位相φ(t)の2p-1=16個の可能な形の各々に対
し(4q+1)17個の信号サンプルが蓄わえ
られるという事実の結果読出しアドレスの第
2の部分(補間回路23の計数位置)の幅が
4ビツトではなく5ビツトとなる。これは第
2図の読出し専用メモリ26に4q=16個の
信号サンプルを蓄わえる場合と同じである。
読出しメモリの通常の製作方法を考えるとこ
の記憶態様はあまり効果的でない。 通常の製作方法の読出し専用メモリを一層
有効に使う可能性は第1図のブロツク図で与
えられる。このブロツク図は第8図の信号プ
ロセツサ25及びアドレツシング回路22の
一変形例であり、ここでは信号サンプルを蓄
わえるためだけでなく、補間カウンタ23及
びアドレス変換器35を設けるためにも読出
し専用メモリを用いているが、これは所定の
機能を果たすのに簡単なプログラミングで済
み、このプラグラミングは実際には同じ機能
のための論理回路の設計及び製造をするのよ
りもずつとシンプルであるからである。 第11図の読出し専用メモリ26ではカド
ラント(0、π/2)で増大する位相φ(t)の 2p-1=16通りの可能な形の各々につき4q=16
個の信号サンプルが蓄わえられる。そしてこ
の16個のサンプルに対し補間回路23の計数
位置0〜(4q−1)=15がセンス標識ビツト
U/D=「1」の場合に読出しアドレスの第
2の部分を形成する。1記号間隔(mT、
mT+T)の最后の瞬時t=mT+Tにおけ
るφ(t)の値についての付加的信号サンプル
(これに対し第3図及び第8図では補間回路
23の計数位置4q=16がセンス標識ビツト
U/D=「0」の場合の読出しアドレスの第
2の部分を形成する)が第11図では第1の
読出し専用メモリ26に蓄わえられるのでは
なく、別個の第2の読出し専用メモリ70に
蓄わえられる。この時値p=5は一般に2p-1
=16個の付加的信号サンプルを必要とする
が、GTFM信号の場合はこれらの付加的サ
ンプルは4個の異なる値しかとれないことが
判明している。第11図ではこの事実を用い
て第2の読出し専用メモリ70を2個の小さ
な読出し専用メモリ70(1)及び70(2)に分割
し、付加的信号サンプルの4個の異なる値を
読出し専用メモリ70(2)に蓄わえ、この読出
し専用メモリ70(2)に対する2ビツト幅のア
ドレスを読出し専用メモリ70(1)の16個の記
憶位置に蓄わえている。これらの読出し専用
メモリ70(1)の16個の記憶位置に対するアド
レスは第11図ではアドレツシング回路22
内でアドレスバス71により形成される。こ
のアドレスバス71にはシフトレジスタ29
の3ビツトbn-1、bn、bn+1及び選択信号発生
器36の第1の選択信号S′1=y0のビツトy0
が加えられる。式(2)に基づき、これらの3ビ
ツトbn-1、bn、bn+1は各位相カドラントにお
いて位相φ(t)の最終値を決める。そして第2
図の図aから結論されることであるが、カド
ラント番号yの最下位のビツトy0がこれらの
最終値のどれを関連する位相カドラントで用
いねばならないかを決める。第1及び第2の
読出し専用メモリ26及び70を2入力マル
チプレクサ72に接続し、各クロツク瞬時ti
=iTsにおいて更に処理するために適当な信
号サンプルを運ぶ。この処理は第11図でも
第8図と同じように行なわれる。このマルチ
プレクサ72に対する制御信号は第11図の
アドレツシング回路22内の補間カウンタ2
3から導びかれる。 第3図及び第8図では補間カウンタ23は
モジユロ17のアツプ/ダウンカウンタとし
て作られ、ビツトU/D=「1」に応答して
初期位置0から最終位置15迄カウントアツ
プし、ビツトU/D=「0」に応答して初期
位置16から最終位置1迄カウントダウンす
る。第1の読出し専用メモリ26の読出しア
ドレスの第2の部分は5ビツトの幅を有す
る。第11図ではこの第2の部分の幅が4ビ
ツトしかないが、これは信号サンプルを第1
の読出し専用メモリ26に蓄わえる態様が修
正されているためである。第11図の補間カ
ウンタ23はここでは簡単なモジユロ16カウ
ンタ73により構成されており、その計数位
置(4ビツト)とアドレス変換器35のビツ
トU/Dとが組んで第3の32位置読出し専用
メモリ74に対するアドレスを形成する。そ
してこの第3の読出し専用メモリ74に第1
の読出し専用メモリ26に対する読出しアド
レスの4ビツト幅の第2の部分を蓄わえる。
この第2の部分は第3図及び第8図の補間カ
ウンタ23の計数位置の値モジユロ16の二
進表示に対応する。これはビツトU/D〕
「0」の場合これらの値は系列0、15、14、
…、3、2、1を通ることを意味する。この
時第11図のマルチプレクサ72に対する制
御信号はNORゲート75により得られる。
このNORゲート75は第3の読出し専用メ
モリ74の4個の出力ビツトとアドレス変換
器35のビツトU/Dとを受け取る。NOR
ゲート75の出力信号の論理値が「1」の時
だけマルチプレクサ72は第2の読出し専用
メモリ70の信号サンプルを通す(それ故こ
れはビツトU/D=「0」の時第3図と第8
図の計数位置16でだけ生ずる)。 更に、第11図ではアドレス変換器35も
64個の記憶位置を有する読出し専用メモリで
構成され、ここに第10図の4ビツトC′n+j
とビツトU/Dとが蓄わえられ、第10図の
5ビツトbn+jとビツトy0とがこれに対するア
ドレスを形成する。 前に何回も述べた値p=5、4q=16=24
びM=12を用いると、第11図では信号プロ
セツサ25の記憶容量が信号サンプルを蓄わ
えるために2892ビツトとなるが、この容量が
以下のように第1の読出し専用メモリ26
(ROM1)と第2の読出し専用メモリ70
(ROM2)とに振り分けられる。 ROM1 24×24×11 =2816ビツト ROM2 (24×2)+(22×11)
76ビツト(+ 2892ビツト 第11図のアドレツシング回路22では、
443ビツトの記憶容量が必要であるが、この
容量は補間回路23の第3の読出し専用メモ
リ74(ROM3)とアドレス変換器35を
形成する第4の読出し専用メモリ(ROM4)
とに次のように分配される。 ROM3 25×4=128ビツト ROM4 26×5=320ビツト(+ 448ビツト 第11図を第8図と比較する時は、最后に
述べた記憶容量を勘定に入れないで済む。蓋
し、第8図では第11図に示したアドレツシ
ング回路22を僅かに修正しただけで使える
からである(アドレスバス71を省き、
NORゲート75の出力端子をアドレスバス
80に接続する)。 第11図と第8図の間の差異はあまり第1
の読出し専用メモリ26の記憶位置に11ビツ
ト信号サンプルを蓄わえるのに必要な記憶容
量にはなく(第11図では2816ビツト、第8
図では2992ビツト)、むしろ第11図では記
憶位置に対するアドレスの幅が(4+4)=
8ビツトであるのに対し、第8図では(4+
5)=9ビツトであることにある。第8図に
ついて云えば、この結果読出し専用メモリの
内部構造は29=512個の記憶位置の数に基づ
き、そのうちの24×(24+1)=24×17=272
記憶位置だけが信号サンプルに蓄わえるのに
必要で、このため240個の記憶位置は作られ
ない。これに対し、第11図では読出し専用
メモリの内部構造は28=256個の記憶位置の
数に基づき、これらの記憶位置が全て信号サ
ンプルを蓄わえるのに必要で、全てインプリ
メントされる。斯くして、第11図は第8図
よりもずつと効率良く読出し専用メモリの慣
例のインプリメンテーシヨンを用いる。 C(4) 第12図の実施例の説明 第12図は本発明に係る回路の第3の実施
例のブロツク図である。これは特に章(A)で述
べた刊行物でCORPSK(4−5)と呼ばれ、
米国特許第4320499号に詳述されているタイ
プのCORPSK信号を発生するための回路4
のブロツク図である。第12図の回路4の構
造も大いに第3図の回路4の構造に対応する
から、第12図の説明は主として第3図に対
する修正を扱う。 CORPSK(4−5)は4レベルデータ記号
a(m)が搬送波信号の位相を変調し、従つて時
間間隔(mT、mT+T)における位相φ(t)
は次式で定義される量Δφ(m)だけ変わる。 Δφ(m)=φ(mT+T)−φ(mT)=k(m)π/2(25) ここでk(m)は5レベルデータ記号であり、
そのレベルは範囲−2、−1、0、1、2の
値をとり得る。位相変化Δφ(m)と、範囲0、
1、2、3の値をとれるデータ記号a(m)のレ
ベルとの間には下記の表のような関係があ
る。この表は2ビツトa1na0nで表わしたa(m)
のレベルの二進符号と、3ビツトhn、a1na0n
で表わしたk(m)のレベルの二進符号とを含む
が、この符号化はビツトa1n、a0nの一個での
誤差となるように選ぶ。 【表】 ビツト(m)はa(m)=0に対して値k(m)=+2
又はk(m)=−2のどちらが選ばれているかを
示す。この選択は先行する値φ(m−1)及
びφ(m−2)により決まり、斯くして下の
表に従つてk(m−1)及びk(m−2)に
よつて決まる。 【表】 k(m−1)=k(m−2)=0の場合は、a
(m)=0に対するk(m)の選択が更に早い値k
(m−3)、k(m−4)、…により決まる可能
性もある。しかし、このような伸長はほとん
ど何の利点ももたらさないから、表の最終
列に従つて固定選択を行なつた。更に詳しい
こは、前述した米国特許第4320419号を参照
されたい。ここでの表1と2が上述した表
とに対応する。これらの表と式(25)とか
ら信号発生の点でのCORPSK(4−5)と
GTFMとの間の最も重要な差異が明らかと
なる。 第1にCORPSK(4−5)の位相φ(t)は長
さTの1記号間隔内で±πラジアンの量だけ
変わり得る。従つてこの時間間隔内で位相φ
(t)の値モジユロ2πは基準瞬時t=0におい
て位相φ(t)を適当に選んでも何時も同じ位相
カドラント〔yπ/2、(y+1)π/2〕(y= 0、1、2又は3)にとどまるのではない。
この結果記号間隔の境界以外の瞬時で異なる
位相カドラントへの移行が生じ得る。従つて
記号間隔(mT、mT+T)の境界での位相
φ(t)の値モジユロ2πを特徴づけるために、
GTFM信号の場合のように一つのカドラン
ト番号y(m)モジユロ4を用いることはでき
ず、基準瞬時t=0においてφ(t)を適当に選
択した場合のこの記号間隔の初期値t=mT
での位相φ(t)の値モジユロ2πを特徴づける
位相状態番号Z(n)モジユロ4を用いることに
なる。φ(0)=0と選べば次の関係が成立す
る。 φ(mT)=〔Z(m)・π/2〕モジユロ2π(26) 式(25)から位相状態番号Z(n)モジユロ4は次
式で定義できることが結論される。 Z(m)=〔Z(n-1)+k(n-1)〕モジユロ4 (27) こうするとこの位相状態番号Z(m)を修正さ
れたモジユロ4アツプ/ダウンカウンタの計
数位置として得られる。このカウンタにはデ
ータ記号k(n-1)が加えられ、その計数位置Z
(m)は式(27)に従つて前の計数位置Z(n-1)
関係する。k(n-1)=+2とk(m−1)=−2
とは同じ番号Z(m)を生むから位相状態番号Z
(m)は直接データ記号a(m−1)から導びけ
る。表から明らかなように、2進符号を選
び、a(n-1)の2ビツトにビツトh(n-1)を結合す
ることによりk(n-1)の3ビツトを得られるが、
番号Z(m)の形成ではこのビツトhn-1は何の役
目もしない。第12図ではこの最後の方法を
用いて位相状態カウンタ24を制御し、2ビ
ツトZ1Z0での位相状態番号のZの符号化を2
ビツトy1y0でカドラント番号yを符号化する
前述したのと同じ方法で行なつている(表
参照)。 第2に、表が示すところによると値k(m)
=+2とk(m)=−2の間の選択は瞬時t=
mTに先行するデータ信号a(t)の歴史に依存
し、相関的に符号化されたデータ記号k(m)は
非線形予測に従つてデータ記号a(m)から導び
かれる。これはデータ記号a(m)を非線形符号
変換器に加えることにより行なわれるが、こ
の非線形符号変換器はデータ信号a(m)並びに
2個の先行する値k(n-1)及びk(n-2)に応答して
値k(m)を決める。このことについても前述し
た米国特許第4320499号(第10図参照)に
詳述されている。二進符号化を選んだ場合
は、a(m)の2ビツトに1ビツトのhnを結合
することによりk(m)の3ビツトが得られる
が、代りにデータ記号a(m)、a(m−1)及
びa(m−2)並びに先行するビツトhn-1
びhn-2の各1ビツトの2ビツトに応答してこ
のビツトhnを決めれば十分である。第12
図ではアドレツシング回路22に非線形相関
符号化回路80を挿入し、この非線形相関符
号化回路80がアドレスバス81を介してシ
フトレジスタ29内のデータの組{a}の3
個の最新の記号を受け取り、この組{a}に
対応するビツトの組{h}を生ずるようにす
ることによりこの最后の特徴を用いている。 説明をこれ以上複雑にしないために、第1
2図ではインパルス応答の中間区間を長さ
pT=3Tに限り、従つて組{a}は3個のデ
ータ記号a(m+1)、a(m)及びa(m−1)
しか含まないものと仮定する。この時符号化
回路80は第13図のa又はbの回路図に従
つて作れる。第13図のaの回路図は前述し
た米国特許第4320499号の第10図の回路図
と同じ構造を有する。 第13図の図aでは、符号化回路80は読
出し専用メモリ82を具え、ここにビツト
h(n+1)の可能な値を蓄わえる。幅が8ビツト
のアドレスをアドレスバス83を介してこの
読出し専用メモリ82に加えるが、このアド
レスは、前述したところに鑑み、データ記号
a(m+1)、a(m)及びa(m−1)の各々の
2ビツトと2個の先行するビツトhn及びhn-1
とから成らねばならない。後者のビツトhn
及びh(n-1)はシフトレジスタ84(これはこ
の場合2個の要素だけから成る)を読出し専
用メモリ82の出力側に接続することにより
得られる。組{a}が4個以上のデータ記号
を有する場合は、シフトレジスタ84は組
{h}に対して対応して多数の要素を有する
が、これ以上の符号化回路80の構造の修正
は不要である。表及びから簡単にビツト
hn+1のどの値を読出し専用メモリ82の記憶
位置に蓄わえねばならないかを導びくことが
できる。この読出し専用メモリ82は図aで
は記憶容量が28×1=256ビツトであるが、
図bではビツトhn+1はデータ記号a(m+1)
=0の時だけしか意味がなく、データ記号a
(m+1)≠0の場合はいつも論理値「0」
を有する事実を用いることにより、26×1=
64ビツトの記憶容量で十分である。それ故、
図bではデータ記号a(m+1)の2ビツト
はアドレスバス83に加えられず、ANDゲ
ート85に加えられる。ANDゲート85は
読出し専用メモリ82の出力側に接続されて
いるANDゲート86を制御し、従つてa(m
+1)=0の場合だけ「0」と異なる論理値
を有するビツトhn+1を運べる。 表によれば、値p=3とすると原理的に
は53=125個の異なる組合せk(m−1)、k
(m)、k(m+1)ができ、この結果位相状態
番号Z(m)の4個の可能な初期位相φ(mT)
モジユロ2πの各々につき1記号間隔(mT、
mT+T)内で125個の異なる位相φ(t)の形
があり得ることになる。しかし、表によれ
ば、125個の組合せのうち33個はキヤンセル
され、各位相状態番号Z(m)につき92個の異な
る位相φ(t)の形が可能である。これらの92個
の形は2個の群に分けられる。即ち、位相φ
(t)の値が初期位相φ(mT)に対し減少する
場合の群G(−)と位相φ(t)の値が初期位相
φ(mT)に対し減少しない場合のG(+)と
である。第12図のこれから先の説明をでき
るだけ簡単に保つため、k(m)=0の時の組合
せk(m−1)、k(m)、k?m+1)に対する
20個の可能な位相φ(t)の形が両方の群G(+)
及びG(−)に分けられることはなく、これ
らは全て群G(+)に属し、従つて群(+)
はk(m)=0、k(m)=+1及びk(m)=+2の時
56個の組合せを具え、群G(−)はk(m)=−
1及びk(m)〕=−2の時36個の組合せを具え
るものと仮定する。 第3図と同じように、第12図の第1の読
出し専用メモリ26は位相状態番号Z(m)=0
を有する初期位相φ(mT)=0モジユロ2πに
対し減少しない位相φ(t)の値、従つてZ(m)=
0の群G(+)に対する信号サンプルcos〔φ
(ti)〕だけをメモリ部26(1)に蓄わえ、メモ
リ部26(2)にsin〔φ(ti)〕だけを蓄わえるよ
うに構成されている。 同じく、第3図と同じように、第12図で
はアドレス変換器35がアドレスバス81上
のデータ記号{a}を付号化回路80の出力
側のビツトの組{h}と組合わせることによ
り形成されるデータ記号の組{k}に応答し
てメモリ26に対する読出しアドレスの新ら
しい第1の部分{k′}を生ずる。群G(+)
に対してはアドレス変換を行なう必要はな
い。従つてこの場合は{k′}={k}である。
群G(−)に対してはこのアドレス変換は組
{k}のデータ記号の各々の値の極性を反転
することを意味する。表はk(m)を最適に二
進符号化すると、a(m)の2ビツトa1n、a0n
位置を何時も交換してa0n、a1nにし、加えて
a(m)=0、従つて|k(m)|=2の時だけビツ
トh(n)の補正をとつてna0na1nにすることに
よりk(m)の値の極性反転を行なえることを示
している。 第3図と比較して異なる点は第12図のア
ドレス変換器35は変換標識信号として極性
標識ビツトP(論理値p=「1」は極性反転が
生じないことを示す)を生ずるが、第3図の
ように補間カウンタ23に対するセンス標識
ビツトU/Dを生じないことである。この結
果、第12図の補間カウンタ23は簡単なモ
ジユロ16カウンタの形をとる。最適なk(m)の
二進符号を行ない、群G(+)とG(−)への
上述したように選択された分割を行なつた場
合、極性反転はk(m)=−1及びk(m)=−2の
場合しか生じない。表はk(m)=−1の場合
はa(m)=1として論理値a1n=「1」及びa0n
=「0」を有する2ビツトa0na1nの生起によ
り一義的に特徴づけられ、k(m)=−2の場合
は論理値hn=「1」を有するビツトhnの生起
により特徴づけられることを示している。こ
れに基づいて、極性標識ビツトPに対し次の
論理関係が成立する。 P=(1n+a0nn (25) アドレス変換器35を論理回路として作る
場合は、このビツトPもアドレス変換自体に
使える。蓋し、上述した考察を強めれば組
{k′}の記号の各々のビツトh′、a′1、a′0を組
{k}の対応する記号のビツトh、a1、a0
の間には下記の論理関係が存在するからであ
る。 a1′=Pa1+a0 a0′=Pa0+a1 h′=h+a1a0 (26) ここで+はモジユロ2加算を示す。こうし
て3個のデータ記号k(m−1)、k(m)、k
(m+1)の各々に対して得られるビツトh′、
a1′、a0′を直接読出し専用メモリ26に対す
る読出しアドレスの新らしい第1の部分とし
て用いると、この新らしい第1の部分は9ビ
ツトの幅を有することになる。しかし、群G
(+)の56個の組合せを識別するためには新
らしい第1の部分の幅は6ビツトで十分であ
る(56<64=26)。従つて、このような論理
回路では、式(25)及び(26)の論理動作を
行なうためのゲートの他に、別の多数のゲー
トを用いて所望の6ビツト幅の究局の新らし
い第1の部分を得ることになる。それ故、構
造とプログラミングを簡単にする観点からは
アドレス変換器35を読出し専用メモリとし
て作る方が好ましい。 第12図ではアドレス変換器35により生
ずる極性標識ビツトPを選択信号発生器36
に加え、そこで2個の選択信号S1及びS2′を
発生するのに使用している。以下これを行な
う方法を第14図につき詳しく述べるが、こ
の第14図は多くの点で第4図に対応する。
第4図の図aと同じように、第14図の図a
は1記号間隔(mT、mT+T)内での位相
φ(t)の可能な変化の例を示す。但し、位相変
化の値は|Δφ(m)|=πラジアンを選んでい
る。図aの曲線(Z、P)又は(Z、)に
より指示されるが、ここでZ=Z(m)は初期位
相φ(mT)に対する位相状態番号であり、
Pは論理値「1」を有するアドレス変換器3
5の極性標識ビツトである。図a内の曲線は
全て同じ形を有し、曲線(0、P)、(1、
P)は夫々基準0及びπ/2につき曲線(0、
P)、(1、P)に対して鏡映対称になつてい
る。また第4図のbと同じように、cosφ及
びsinφの形を図aのφ(t)と同じスケールの縦
軸に沿うφの関数として図b及びcに示して
ある。図bはZ(m)=0の場合であり、図cは
Z(m)=1の場合である。 第12図の読出し専用メモリ26のメモリ
部26(1)及び26(2)にも第14図の図aの曲
線(0、P)に沿つて位相φ(t)が0ラジアン
からπラジアン迄増大する場合の信号サンプ
ルcos〔φ(ti)〕及びsin〔φ(ti)〕の値しか蓄わ
えられていない。これらの蓄わえられている
値はここでもcosφ1及びsinφ1と示し、第14
図の図bに太線で示す。この増大する位相φ
(t)の範囲φ1はここでは第4図のようにπ/2ラ
ジアンではなく、πラジアンである。この結
果ここではcosφ1及びsinφ1の符号も読出し専
用メモリ26に蓄わえる。 第14図の図cは蓄わえられている値
cosφ1及びsinφ1は位相状態番号Z(m)=1を有
する曲線(1、P)に対して用い得ることを
示す。このことは位相状態番号Z(m)=2及び
3を有する曲線(2、P)及び(3、P)に
ついても成立する。これらの曲線は図aに示
されていないが、これは図b及びcとコンパ
ラブルなこれらの曲線図を描くことにより容
易にチエツクできるからである。明らかにZ
=0、1、2及び3を有する曲線(Z、P)
につき信号サンプルcos〔φ(ti)〕及びsin〔φ
(ti)〕と蓄わえられている信号値cosφ1及び
sinφ1の系列との間には表と同じ関係が存
在する。但し、この表のビツトy1y2を有す
るカドラント番号yをビツトZ1Z0を有する位
相状態番号Zで置き換える。 読出し専用メモリ26に図aの曲線(0、
P)に対する信号値cos(−φ1)及びsin(−
φ1)の系列(これらの値は図bに破線で示
されている)だけが蓄わえられている場合
は、上述したところから結論されることであ
るが、Z=0、1、2及び3を有する曲線
(Z、)につき信号サンプルcos〔φ(ti)〕
及びsin〔φ(ti)〕とこの時蓄わえられている
値cos(−φ1)及びsin(−φ1)との間に表と
同じ関係が存在する(明らかにyをZで置き
換える)。この場合既知の関係 cos(−φ1)=cosφ1 sin(−φ1)=sinφ1 (27) を用いることにより簡単に実際に蓄わえられ
ている値cosφ1及びsinφ1との関係を得られ
る。(27)は直接図bから結論できる。即ち、
表で蓄わえられている信号値sinφ1を用い
る時は何時も符号を付加的に反転する。 表とを組合わせて表を導びいたのと
同じ方法で、こうして得られたP及び1
ついての表を表と組合わせることができ
る。Pの場合はこの結果表と同じ表が得ら
れ(勿論yをZで置き換える)、この結果第
3図と同じ選択信号S1及びS2が得られる。
の場合は表で蓄わえられている信号値
sinφ1を用い、この結果第1の選択信号の定
義からして論理値S1=「0」が生ずる時何時
も表で付加的符号反転を行なうことにより
求める表を得ることができる。の場合この
結果第1の選択信号S1は第3図と同じにな
り、第2の選択信号は第3図の第2の選択信
号S2に論理値S1=「0」の時付加的符号反転
を施すことにより得られる。 これらの事実に基づき、第12図の選択信
号発生器36は第15図の回路図に従つて作
れる。この選択信号発生器36は式(17)及び(18)
で定義されるような選択信号S1及びS2を生ず
る部分36(1)(これはy1y0をZ1Z0で代えて第
6図の選択信号発生器36と同じように作れ
る)と、符号反転器38に送る第2の選択信
号S2′を生ずる部分36(2)とから成る。ここ
でP及びS1が両方とも論理値「0」を有する
場合はS2′=2であり、それ以外の場合は全
てS2′=S2である。この目的で、部分86(2)
はアドレス変換器35の極性標識ビツトPと
部分6(1)の第1の選択信号S1とに応答して論
理信号・1を形成するNORゲート90
と、部分36(1)の第2の選択信号S2とNOR
ゲート90の論理信号・1とに応答して
第2の選択信号S2′を形成する排他的論理和
ゲート91とを具える。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術のGTFM送信機の基本ブロ
ツク図、第2図は第1図の送信機で使用するのに
適したGTFM信号発生回路の従来技術による一
例のブロツク図、第3図は本発明に係るGTFM
信号発生回路の第1の実施例のブロツク図、第4
図は第3図の回路で行なわれるアドレス変換と
夫々の選択とを説明するための説明図、第5図は
第3図の回路で用いるのに適したアドレス変換器
用回路の一実施のブロツク図、第6図は第3図の
回路で使用するのに適した選択信号発生器用副回
路の一実施例のブロツク図、第7図は第3図の回
路で用いるのに適した符号変換器のブロツク図、
第8図は本発明に係るGTFM信号発生回路の第
2の実施例のブロツク図、第9図は第8図の回路
で行なわれるアドレス変換と夫々の選択とを説明
するための説明図、第10図は第8図の回路で用
いるのに適したアドレス変換器の一実施例のブロ
ツク図、第11図は第8図のアドレツシング回路
と信号プロセツサの一変形例のブロツク図、第1
2図は本発明に係るCORPSK(4−5)信号発生
回路の第3の実施例のブロツク図、第13図は第
12図の回路で用いるのに適した非線形相関符号
化回路の2実施例のブロツク図、第14図は第1
2図の回路で行なわれる夫々の選択を説明するた
めの説明図、第15図は第12図の回路で用いる
のに適した選択信号発生器の一実施例のブロツク
図である。 1……データ信号源、2……クロツク信号源、
3……差動符号化回路、4……角度変調信号発生
回路、5……出力回路、6……VCO、7……前
変調フイルタ、8……パーシヤル レスポンス符
号化回路、9……低域フイルタ、10,11……
遅延要素、12,13,14……重み付け回路、
15……加算器、16……ミクサ段、17……搬
送波源、18……帯域フイルタ、20……クロツ
ク回路、21……制御回路、22……アドレツシ
ング回路、23……補間カウンタ、24……カウ
ンタ(カドラント カウンタ)、25……信号プ
ロセツサ、26……第1の読出し専用メモリ、2
7……デイジタル直角変調器、28……DAC回
路、29……直並列変換器(シフト レジスタ)、
31,32……デイジタル乗算器、33……デイ
ジタル搬送波信号源、34……加算器、35……
アドレス変換器、36……ゼネレータ(選択信号
発生器)、37……2入力マルチブレクサ、38
……符号反転器、40……副回路、41……
ANDゲート、42……NORゲート、43……
ORゲート、44……モジユロ4カウンタ、45
……排他的論理和ゲート、46,47……NOR
ゲート、48……ANDゲート、49……ORゲー
ト、50……排他的論理和ゲート、51……排他
的論理和ゲート、52……NOTゲート、53…
…排他的論理和ゲート、54……NOTゲート、
55……2位置スイツチ、56……増幅器、60
……ANDゲート、61……ANDゲート、62…
…NOTゲート、63……ORゲート、64……排
他的論理和ゲート、70……第2の読出し専用メ
モリ、71……アドレス バス、72……2入力
マルチプレクサ、73……モジユロ16カウンタ、
74……第3の読出し専用メモリ、75……
NORゲート、80……非線形相関符号化器、8
1……アドレス、バス、82……読出し専用メモ
リ、83……アドレス バス、84……シフト
レジスタ、85,86……ANDゲート、90…
…NORゲート、91……排他的論理和ゲート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の記号周波数1/Tのデータ信号に応答し
    てほぼ一定の振幅と連続した位相φ(t)とを有する
    アナログの角度変調信号を発生する回路であつ
    て、この回路が、 記号周波数で同期して、qを2以上の整数とし
    て、周波数4q/Tを有するクロツク信号を生ずるク ロツク回路と; クロツク信号により制御され、補間カウンタを
    具備し、所定の数の順次のデータ記号に応答し、
    周波数4q/Tを有するアドレスを生ずるアドレツシ ング回路と、記号周波数により制御され、データ
    記号に応答して長さTの記号間隔の境界で位相φ
    (t)の値モジユロ2πを特徴づける位相状態番号を
    生ずるカウンタとを具える制御回路と; 上記制御回路に接続され、アドレス可能な記憶
    位置にクロツク信号により決まる瞬時における信
    号cosφ(t)及びsinφ(t)を表わすデイジタル数値を
    蓄わえるための第1の読出し専用メモリを具備
    し、アドレツシング回路の制御の下に第1の読出
    し専用メモリの記憶位置から蓄わえられている値
    を読み出し、この読み出された値をデイジタル−
    アナログ変換して処理してアナログの角度変調信
    号を形成する信号プロセツサと; を具える角度変調信号発生回路において、 第1の読出し専用メモリを一つの予じめ定めら
    れた番号に関連する位相φ(t)が減少しない場合の
    信号cosφ(t)及びsinφ(t)を表わす値だけを蓄わえ
    るように構成し; アドレツシング回路に前記所定の数の順次のデ
    ータ信号に応答して前記の予じめ定められた位相
    状態番号に関連する位相φ(t)が減少しない場合の
    アドレスと変換標識信号とを生ずるアドレス変換
    器を設け; 制御回路に更にクロツク信号により制御され、
    位相状態番号に応答して第1及び第2の選択信号
    を生ずるゼネレータを設け; 信号プロセツサを各クロツク瞬時において第1
    の選択信号に応答して信号cosφ(t)及びsinφ(t)を
    表わす2個の値の一方だけをデイジタル−アナロ
    グ変換器に選択的に加え、各クロツク瞬時におい
    て第2の選択信号に応答してデイジタル−アナロ
    グ変換器の出力サンプルの符号を選択的に反転す
    るように構成し、これらの出力サンプルが搬送波
    周波数q/Tでのアナログの角度変調信号のサンプ ルを構成し、これにより低域フイルタを用いて上
    記出力サンプルからアナログの角度変調信号を導
    き出せるように構成したことを特徴とする角度変
    調信号発生回路。 2 信号プロセツサ内の第1の読出し専用メモリ
    が信号cosφ(t)を表わす値のための第1の部分と
    信号sinφ(t)を表わす値のための第2部分とを具
    え; 信号プロセツサが読出し専用メモリの上記第1
    及び第2の部分に接続され、第1の選択信号によ
    り制御される2入力マルチプレクサと、デイジタ
    ル−アナログ変換器と共に上記マルチプレクサに
    接続され且つ第2の選択信号により制御される直
    列回路の一部を構成する符号反転器とを具えるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の角度
    変調信号発生回路。 3 符号反転器をデイジタル−アナログ変換器の
    出力端子に接続された極性反転器とし、この極性
    反転器に反転入力端子及び非反転入力端子を有す
    る増幅器と、デイジタル−アナログ変換器の出力
    端子を第2の選択信号に応答して上記増幅器の2
    個の入力端子の一方に選択的に接続する2位置ス
    イツチとを設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載の角度変調信号発生回路。 4 長さTの1記号間隔当りの位相φ(t)の変化が
    ±π/2ラジアン以下であり、1記号間隔内で位相
    φ(t)がいつもカドラント番号yを有する同じ位相
    カドラント〔yπ/2、(y+1)yπ/2〕内にとど まる特許請求の範囲第2項記載の角度変調信号発
    生回路において、 信号プロセツサ内の第1の読出し専用メモリを
    カドラント番号y=0を有する第1の位相カドラ
    ント〔0、π/2〕内に位相φ(t)が減少しない場合 の信号cosφ(t)及びsinφ(t)の大きさを表わす値を
    蓄わえるように構成し、 位相状態番号を生ずるカウンタをモジユロ4ア
    ツプ/ダウンカウンタとし、その計数位置が2ビ
    ツトy1y0を有する各記号間隔に対する位相φ(t)の
    カドラント番号yモジユロ4を表わし、 補間カウンタをモジユロ(4q+1)アツプ/
    ダウンカウンタとし、その計数の向きをアドレス
    変換器の変換標識信号により制御することを特徴
    とする角度変調信号発生回路。 5 長さTの1記号間隔当りの位相φ(t)の変化が
    ±π/2ラジアン以下であり、1記号間隔内で位相
    φ(t)がいつもカドラント番号yを有する同じ位相
    カドラント〔yπ/2、(y+1)π/2〕内にとどま る特許請求の範囲第1項記載の角度変調信号発生
    回路において、 信号プロセツサ内の第1の読出し専用メモリを
    カドラント番号y=0を有する第1の位相カドラ
    ント〔0、π/2〕内で位相φ(t)が減少しない場合 の信号cosφ(t)の大きさを表わす値を第1のクロ
    ツク瞬時において蓄わえ、信号sinφ(t)の大きさを
    表わす値を第2のクロツク瞬時において蓄わえ、
    第1と第2のクロツク瞬時が交互に生起するよう
    に構成し、 位相状態番号を生ずるカウンタをモジユロ4ア
    ツプ/ダウンカウンタとし、その計数位置が2ビ
    ツトy1y0を有する各記号間隔に対し位相φ(t)のカ
    ドラント番号yモジユロ4を表わし、 選択信号発生器がカドラント番号yモジユロ4
    の最下位のビツトy0に対応する第1の選択信号を
    生じ、 アドレス変換器を前記所定の数の順次のデータ
    信号とカドラント番号yモジユロ4の最下位のビ
    ツトy0に対応する上記第1の選択信号の両方に応
    答してカドラント番号y=0を有する第1の位相
    カドラント〔0、π/2〕内で位相φ(t)が減少しな い場合のアドレスと変換標識信号とを生じ、 補間カウンタをモジユロ(4q+1)アツプ/
    ダウンカウンタとし、その計数の向きを上記変換
    標識信号で制御するように構成したことを特徴と
    する角度変調信号発生回路。 6 長さTの1記号間隔当りの位相φ(t)の変化が
    0ラジアン、±π/2ラジアン又はその整数倍に達
    し、1記号間隔の開始時の位相φ(t)が位相状態番
    号をZとしていつも値Z・(π/2)を有する特許請 求の範囲第2項記載の角度変調信号発生回路にお
    いて 信号プロセツサ内の第1の読出し専用メモリを
    位相状態番号Z=0を有する初期位相φ(t)=0ラ
    ジアンに対し減少しない位相φ(t)の値に対する信
    号cosφ(t)及びsinφ(t)を表わす値を蓄わえるよう
    に構成し、 位相状態番号を生ずるカウンタをモジユロ4ア
    ツプ/ダウンカウンタとし、その計数位置が2ビ
    ツトZ1Z0を有する各記号間隔の開始時の位相φ(t)
    の位相状態番号Zモジユロ4を表わし、 選択信号発生器を位相状態番号Zモジユロ4の
    2ビツトZ1Z0に応答して第1の選択信号を生じ、
    これらの2ビツトZ1Z0とアドレス変換器の変換標
    識信号とに応答して第2の選択信号を生ずるよう
    に構成したことを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の角度変調信号発生回路。 7 nレベルデータ記号に応答して角度変調信号
    を発生する特許請求の範囲第6項記載の角度変調
    信号発生回路において、 アドレツシング回路がまたkをnより大きいと
    してnレベルデータ記号をkレベルデータ記号に
    変換する非線形相関符号化回路を具え、 アドレス変換器を前記所定の数の順次のkレベ
    ルデータ記号に応答して位相状態番号Z=0を有
    する初期位相φ(t)=0ラジアンに対して位相φ(t)
    が減少しない場合のアドレスを生じ且つ選択信号
    発生器のために変換標識信号を生ずるように構成
    したことを特徴とする角度変調信号発生回路。
JP16131485A 1984-07-23 1985-07-23 角度変調信号発生回路 Granted JPS6139755A (ja)

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