JPH05246967A - α−ナフチルプロピオン酸アミドのジアステレオアイソマー - Google Patents

α−ナフチルプロピオン酸アミドのジアステレオアイソマー

Info

Publication number
JPH05246967A
JPH05246967A JP3012280A JP1228091A JPH05246967A JP H05246967 A JPH05246967 A JP H05246967A JP 3012280 A JP3012280 A JP 3012280A JP 1228091 A JP1228091 A JP 1228091A JP H05246967 A JPH05246967 A JP H05246967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
levo
naphthyl
group
methoxy
hydroxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3012280A
Other languages
English (en)
Inventor
Vincenzo Cannata
カンナタ ビンチェンツオ
Giancarlo Tamerlani
タメルラーニ ジアンカルロ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alfa Wasserman SpA
Original Assignee
Alfa Wasserman SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alfa Wasserman SpA filed Critical Alfa Wasserman SpA
Publication of JPH05246967A publication Critical patent/JPH05246967A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C61/00Compounds having carboxyl groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
    • C07C61/12Saturated polycyclic compounds
    • C07C61/125Saturated polycyclic compounds having a carboxyl group bound to a condensed ring system
    • C07C61/13Saturated polycyclic compounds having a carboxyl group bound to a condensed ring system having two rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C51/487Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to chemical modification

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Fertilizers (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) : 【化22】 ( R1 :炭素数が1〜6の直鎖もしくは分枝鎖アルキル
基、 R2 :水素原子またはハロゲン原子、 R4 :第1も
しくは第2アルコール残基であり、 -NH2 ラジカルとい
っしょになって光学活性なd-もしくはlevo- β- アミノ
アルコールを形成する)で示されるα- ナフチルプロピ
オン酸アミドのジアステレオアイソマーである化合物。 【効果】 α- ナフチルプロピオン酸のラセミ混合物の
技術的・経済的に有効な分割法における重要な中間体で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、一般式(I) : 【0002】 【化4】 【0003】(式中、 R1 は炭素数が1〜6の直鎖もし
くは分枝鎖アルキル基、 R2 は水素原子またはハロゲン
原子、 R4 は第1もしくは第2アルコール残基であり、
-NH2ラジカルといっしょになって光学活性なd-もしく
はlevo- β- アミノアルコールを形成し、式: 【0004】 【化5】 【0005】または式: 【0006】 【化6】 【0007】(式中、 R5 は炭素数1〜6の直鎖もしく
は分枝鎖アルキル基、炭素数1〜4の第1ヒドロキシア
ルキル基、フェニル基、ヒドロキシフェニル基、フェニ
ルメチル基、ヒドロキシフェニルメチル基、ナフチル基
またはインドリル基、 R6 は炭素数1〜6の直鎖もしく
は分枝鎖アルキル基、フェニル基、ヒドロキシフェニル
基、ジヒドロキシフェニル基または(4-ヒドロキシ-3-
メチル)-フェニル基を表わす)で表わされる基を表わ
し、(d,d) 、(levo,d)、(d,levo)および(levo ,levo)
の各組合わせの最初の記号はα- ナフチルプロピオン酸
残基の不斉炭素に関し、二番目の記号はアミノアルコー
ル残基の不斉炭素に関する)で示されるα- ナフチルプ
ロピオン酸アミドのジアステレオアイソマーである化合
物に関する。 【0008】 【従来の技術】一般式(V) : 【0009】 【化7】 【0010】(式中、 R1 は炭素数が1〜6の直鎖もし
くは分枝鎖アルキル基、 R2 は水素原子またはハロゲン
原子を表わす)で示されるα -ナフチルプロピオン酸
は、その生物学的特性が文献によって知られている。す
なわち、ナフチル核に結合した不斉炭素原子の存在によ
って、α- ナフチルプロピオン酸はラセミ混合物および
対応するd もしくはlevoの光学活性異性体の両方の形で
存在することが可能である。 【0011】一般式(V) において R1 がメチル基で R2
がハロゲン原子である化合物のd 異性体、すなわち米国
特許第3904682 号明細書に記載され、ナプロキセン(IN
N,国際非専有名(International Nonproprietary Name))
として国際的に知られているd-2-(O- メトキシ-2- ナフ
チル)-プロピオン酸は、その非常にすぐれた消炎活性に
よって顕著な重要性を有する。 【0012】その製法は、文献、とりわけ主に特許文献
中に数多く報告されている。通常これらの製法は、d,le
vo-2-(6-メトキシ-2- ナフチル)-プロピオン酸またはそ
の前駆体を合成し、ひきつづいてシンコニジン、デヒド
ロアビエチルアミン(dehydroabietylamine)、N-メチル
-D- グルカミンまたはN-アルキル-D- グルカミンのよう
な光学活性な有機塩基との塩を形成して光学対掌体に分
割することを意図している(フランス特許出願公開第 2
035846号公報、米国特許第3683015 号、同第4246164
号、同第4246193 号および同第4423244 号各明細書参
照)。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】これらの分割法は、す
べて多かれ少なかれ重大な欠点を有する。たとえば、所
望の純度で所望の異性体の塩をうるために何回か再結晶
を行なうことがしばしば必要であり、さらに、分割され
る混合物の純度が分割それ自体に著しく影響する。 【0014】これらの欠点を回避するために、ナプロキ
セン、および一般に光学活性なα-ナフチルプロピオン
酸の立体特異的合成(ヨーロッパ特許出願公開第81993
号および同第110671号各公報参照)が試みられている。
しかし、われわれの経験によると、これらの方法はグリ
ニャール試薬を用いたり、光学純度が必ずしも充分に高
くないことや、光学活性な中間体を用いる必要があるな
どの多くの問題を含んでいるように思われる。 【0015】それゆえ、α- ナフチルプロピオン酸の技
術的および経済的に有効な分割法がなお必要である。 【0016】 【課題を解決するための手段】本発明の化合物は、α-
ナフチルプロピオン酸のラセミ混合物の光学分割法のた
めに重要な中間体である。 【0017】すなわち、本発明の化合物は、一般式(I
I): 【0018】 【化8】 【0019】(式中、 R1 および R2 は前記と同じ、 R
3 はハロゲン原子、炭素数1〜8のアルコキシ基、ハロ
ゲン原子もしくはフェニル基もしくはハロゲン原子とフ
ェニル基の両方で置換された炭素数1〜8のアルコキシ
基、炭素数2〜6の脂肪族アシロキシ基、ベンゾイロキ
シ基、置換されたベンゾイロキシ基、スルホニロキシ
基、ベンゼンスルホニロキシ基、4-メチル -ベンゼンス
ルホニロキシ基および2-イミダゾリルカルボニロキシ基
よりなる群から選ばれた基を表わす)で示されるα- ナ
フチルプロピオン酸誘導体の実質的なラセミ混合物を、
一般式(III) : 【0020】 【化9】【0021】(式中、 R4 は第1もしくは第2アルコー
ルの残基であり、 -NH2 ラジカルといっしょになって光
学活性なd-もしくはlevo- β- アミノアルコールを形成
し、式: 【0022】 【化10】 【0023】または式: 【0024】 【化11】 【0025】(式中、 R5 は炭素数1〜6の直鎖もしく
は分枝鎖アルキル基、炭素数1〜4の第1ヒドロキシア
ルキル基、フェニル基、ヒドロキシフェニル基、フェニ
ルメチル基、ヒドロキシフェニルメチル基、ナフチル基
またはインドリル基、 R6 は炭素数1〜6の直鎖もしく
は分枝鎖アルキル基、フェニル基、ヒドロキシフェニル
基、ジヒドロキシフェニル基または(4-ヒドロキシ-3-
メチル)-フェニル基を表わす)で示されるβ- アミノア
ルコールのd-もしくはlevo- エナンチオマーと反応させ
て、一般式(IV): 【0026】 【化12】 【0027】(式中、 R1 、 R2 および R4 ならびにd
、levoは前記と同じ)で示されるアミドのジアステレ
オアイソマーの対をえ、えられたアミドのジアステレオ
アイソマーの対を、適当な溶媒または溶媒系中で1モル
過剰量の強塩基で処理することによってアミドの単一の
ジアステレオアイソマーのうちの1つに、ほとんど定量
的に分割することでえられる。 【0028】こうしてえられた本発明の化合物を酸加水
分解することによって光学活性なα- ナフチルプロピオ
ン酸をえることができる。 【0029】 【実施例】本発明の化合物の製造およびこれを酸加水分
解することによるα- ナフチルプロピオン酸の光学分割
法は、つぎのような化学反応式であらわすことができ
る。 【0030】 【化13】【0031】 【化14】 【0032】 【化15】【0033】一般式(IV)および一般式(I) に関して(d,
d) 、(levo,d)、(d,levo)および(levo ,levo) の各組
合わせの最初の記号はα -ナフチルプロピオン酸残基の
不斉炭素に関し、一方、二番目の記号はアミノアルコー
ル残基の不斉炭素に関する。 【0034】一般式(II)で表わされる出発物質は、本発
明の目的を達成するために、 R1 が炭素数1〜6の直鎖
もしくは分枝鎖アルキル基、 R2 が水素原子またはハロ
ゲン原子、 R3 がハロゲン原子、またはハロゲン原子も
しくはフェニル基もしくはハロゲン原子とフェニル基の
両方で任意に置換された炭素数1〜8のアルコキシ基で
あるのが好ましい。 【0035】叙上の反応式によれば、本発明の化合物の
製造の第1工程は、一般式(II): 【0036】 【化16】 【0037】(式中、 R1 、 R2 および R3 は前記と同
じ)であらわされるα- ナフチルプロピオン酸誘導体の
実質的なラセミ混合物を一般式(III) : 【0038】 【化17】 【0039】(式中、 R4 は前記と同じ)であらわされ
る光学活性なβ- アミノアルコールと反応させることに
よってアミドのジアステレオアイソマーの対を生成する
ことである。 【0040】本明細書に記載した光学分割法のために有
用であると認められる光学活性なβ- アミノアルコール
は、一般式 R4 −NH2 であらわされる化合物を選択する
ことによって、限定されることがない。 【0041】この光学分割法に非常に良好な結果をもた
らす光学活性なβ- アミノアルコールには、d およびle
vo-2- アミノ-1- プロパノール、d およびlevo-2- アミ
ノ-1- ブタノール、d およびlevo-2- アミノ-3- メチル
-1- ブタノール、d およびlevo-2- アミノ-4- メチル-1
- ペンタノール、d およびlevo-2- アミノ-1- ペンタノ
ール、d およびlevo-2- アミノ-1- ヘキサノール、d お
よびlevo-2- アミノ-1- ヘプタノール、d およびlevo-2
- アミノ-1- オクタノール、d およびlevo-2- アミノ-
3,3- ジメチル-1- ブタノール、d およびlevo-1- アミ
ノ-2- プロパノール、d およびlevo-1- アミノ-2- ブタ
ノール、d およびlevo-1- アミノ-3- メチル-2- ブタノ
ール、d およびlevo-1- アミノ-3,3- ジメチル-2- ブタ
ノール、d およびlevo-1- アミノ-2- ペンタノール、d
およびlevo-1- アミノ-4- メチル-2- ペンタノール、d
およびlevo-1- アミノ-2- ヘキサノール、d およびlevo
-1- アミノ-2- ヘプタノール、d およびlevo-1- アミノ
-2- オクタノール、d およびlevo-2- アミノ-2- フェニ
ルエタノール、d およびlevo-2- アミノ-2-(4-ヒドロキ
シフェニル)-エタノール、d およびlevo-2- アミノ-1-
フェニルエタノール、d およびlevo-2- アミノ-2-(3-ヒ
ドロキシフェニル)-エタノール、d およびlevo-2- アミ
ノ-3- フェニル-1- プロパノール、d およびlevo-2- ア
ミノ-3-(4-ヒドロキシフェニル)-1-プロパノール、d お
よびlevo-2- アミノ-2-(1-ナフチル)-エタノール、d お
よびlevo-2- アミノ-1-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-エ
タノールおよびd およびlevo-2- アミノ-1-(4-ヒドロキ
シ-3- メトキシフェニル)-エタノールがあげられる。 【0042】とくに良好な結果をもたらすとくに好まし
いβ- アミノアルコールは、一般式(III) において R4
が 【0043】 【化18】 【0044】残基または 【0045】 【化19】 【0046】残基であり、該残基中 R5 および R6 が炭
素数1〜6の直鎖もしくは分枝鎖アルキルラジカルであ
るものである。 【0047】一般式 R4 −NH2 で表わされる他の光学活
性なβ- アミノアルコールも、本明細書中にとくに言及
しなかったが本発明の範囲に含まれる。 【0048】実際には、一般式(II)で表わされる化合物
の実質的なラセミ混合物の1モルが一般式(III) であら
わされる光学活性なd もしくはlevo- β- アミノアルコ
ールの約1〜約10モル当量と、有機溶媒の任意の存在
下、周囲温度から反応混合物の沸点のあいだの温度にお
いて反応させられる。 【0049】この反応には多くの溶媒、たとえば炭素数
6〜9の直鎖もしくは環式炭化水素;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ニトロベンゼンおよびその類似化合物の
ような芳香族炭化水素;塩化メチル、塩化メチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素、ブロモホルム、1,1,2,2-テト
ラクロロエタンおよびその類似化合物のようなハロゲン
化炭化水素;モノおよびジアルキルアミド;脂肪族ケト
ン;テトラヒドロフラン;ジヒドロピラン;テトラヒド
ロピラン;エチレンもしくはプロピレングリコールおよ
びそれに対応するモノもしくはジ- (C1 〜2 )アルキル
エーテル、酢酸エチル、酢酸ブチルおよびその類似化合
物、およびそれらの混合物が適している。 【0050】好ましい溶媒は、炭素数1〜4の芳香族炭
化水素およびハロゲン化炭化水素である。 【0051】アミド化反応の行なわれる温度は重大では
なく、およそ室温から反応混合物の沸点のあいだの温度
で変化させてよい。出発物質である一般式(II)であらわ
される化合物がハロゲン化物( R3 がハロゲン原子のば
あい)であるときには反応は周囲温度において良好に進
行するが、一方、出発物質である一般式(II)であらわさ
れる化合物の R3 がハロゲン原子もしくはフェニル基も
しくはハロゲン原子とフェニル基の両方で任意に置換さ
れた炭素数1〜8のアルコキシラジカルであるときは一
層高い反応温度が必要とされることが実験的に観察され
た。しかしながら、第4級水酸化アンモニウム、アルカ
リ金属もしくはアルカリ土類金属水素化物もしくはアミ
ド、またはアルカリ金属(C1 〜4 )アルコキサイドのよ
うな強塩基の存在下で反応を行なえば、必要な温度を下
げることができる。そのようなアルカリ剤は、その量を
広範囲に変化させて加えることができ、好ましくは一般
式(II)であらわされる化合物の約3〜約15モルパーセン
トのモル量で加えられる。このばあいには、アミド化反
応は周囲温度から約50℃のあいだの温度において有利に
行なわれる。 【0052】一般式(II)であらわされる化合物がα- ナ
フチルプロピオン酸ハロゲン化物であるときは、反応の
進行にともなって生じる酸性度を妨げるために有機塩基
の存在することが必要である。該有機塩基は、d-もしく
はlevo- β- アミノアルコールそのものであるか、また
はトリ- (C1 〜4 )アルキルアミン、ピリジンまたはピ
コリンなどの第4級有機塩基であってよい。 【0053】これらの反応の収率はほとんど定量的であ
り、いかなるばあいも80%より下がることはない。 【0054】一般式(IV): 【0055】 【化20】【0056】(式中、 R1 、 R2 および R4 ならびにd
、levoは前記と同じ)であらわされるアミドのジアス
テレオアイソマーの対が生成され、これは用いた光学活
性なβ-アミノアルコールがd-異性体であるかlevo- 異
性体であるかにしたがって[(d,d)+(levo,d)] の対かま
たは[(d,levo)+(levo ,levo) ]の対でありうる。こ
のようにしてえられたアミドのジアステレオアイソマー
の対は、望むなら単離し特質を明らかにすることができ
る。または、工程(B) にしたがって本発明の化合物であ
るアミドの単一のジアステレオアイソマーへの分割を同
じ反応環境において直接行なうこともできる。 【0057】分割は、一般式(IV)であらわされるアミド
のジアステレオアイソマーの対、[(d,d)+(levo,d)] も
しくは[(d,levo)+(levo ,levo) ]を適当な溶媒また
は溶媒系、たとえば芳香族炭化水素、炭素数1〜4のハ
ロゲン化炭化水素、炭素数1〜6のアルコール、モノも
しくはジアルキルアミド、脂肪族ケトン、テトラヒドロ
フラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピランおよびそ
の類似化合物またはそれらの混合物中に溶解または懸濁
させることによって行なわれる。溶液または懸濁液は、
50℃から混合物の沸点のあいだの温度に加熱され、つぎ
に前もって決めた温度にもってゆき、少なくとも1モル
量の強アルカリ塩基を加える。ひきつづいて反応混合物
を、強アルカリ塩基を加えたときの温度から反応混合物
の沸点のあいだの温度に約30分から約12時間のあいだた
もつ。強アルカリ塩基の添加が行なわれるときの温度範
囲は重大ではなく、本質的に用いた溶媒または溶媒系に
依存する。たとえば溶媒がトルエンのような芳香族炭化
水素であるときは、アルカリ剤の添加は50〜80℃のあい
だの温度で行なわれる。適当なアルカリ剤は、ナトリウ
ムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シド、ナトリウムイソプロポキシド、カリウムt-ブトキ
シドおよびその類似化合物のようなアルカリアルコキシ
ド;第4級水酸化アンモニウム;水素化ナトリウム、水
素化カリウム、水素化カルシウムおよび水素化マグネシ
ウムのようなアルカリまたはアルカリ土類金属水素化
物;ナトリウムアミド、カリウムアミド、カルシウムア
ミドおよびその類似化合物のようなアルカリまたはアル
カリ土類金属アミドであることがわかった。用いるアル
カリ塩基の量は、広い範囲にわたって変化させてよい。
好ましくは、分割されるアミドのジアステレオアイソマ
ーの対の1モル当量に対して約1〜約2モル当量のアル
カリ塩基が用いられる。アルカリ塩基の添加は、不活性
ガス雰囲気下、たとえばチッ素雰囲気下で行なうのが好
ましい。 【0058】反応混合物は、塩基の添加が行なわれると
きの温度から反応混合物の沸点のあいだの温度に約30分
から約12時間のあいだ加熱され、その際、生成物の大部
分が析出する。さらに徐々に冷却することによって析出
が完了し、析出した固体を濾過し、つぎに水または酸水
溶液で処理するか、または水または無機酸もしくは有機
酸の水溶液を反応溶媒中に直接加えることによって本発
明の化合物である一般式(I) であらわされるアミドの単
一のジアステレオアイソマーを回収することができる。 【0059】叙上の分割法でえられた(d,d) 、(levo,
d)、(d,levo)または(levo ,levo) のアミドの単一のジ
アステレオアイソマーは、たとえば適当な溶媒、たとえ
ば分割工程に用いられ酢酸のような弱酸の少量が加えら
れた溶媒から再結晶させることによってさらに精製する
ことができる。 【0060】この工程における本発明の化合物であるア
ミドの単一のジアステレオアイソマーの収率は非常に高
い。事実、ジアステレオアイソマーの対の中に含まれて
いる単一のジアステレオアイソマーにもとづいてではな
く、出発物質のアミドのジアステレオアイソマーの対に
もとづいて計算して80%よりも下回ることは決してな
い。いいかえると、アミドのジアステレオアイソマーの
対である[(d,d)+(levo,d)]または[(d,levo)+(levo
,levo) ]は、この方法で分割されてジアステレオア
イソマー中に含まれている単一のジアステレオアイソマ
ーの最大量、すなわち0.5 モルではなく、少なくとも0.
85モルを与える。 【0061】α- ナフチルプロピオン酸の実質的なラセ
ミ混合物と光学活性なd-もしくはlevo- β- アミノアル
コールとのアミドが分別結晶によって分割しうるという
事実は全く新規である。ラセミ性のα- ナフチルプロピ
オン酸のある種のアミドはオランダ特許出願公開第7512
107 号公報に記載されており、該公報には該アミドが対
応する光学対掌体に分割できることも記載されている。
しかしながら、アミノアルコールとのアミドの例は全く
報告されておらず、さらにこの分割法は、理論的に(こ
の点でもまた具体的な例は報告されていない)本発明の
化合物を中間体として用いる方法と完全に異なる仕方で
行なわれる。 【0062】特開昭56-95140号公報には、光学活性なβ
- アミノアルコールの異性体とのアミドの2つのジアス
テレオアイソマーの対をクロマトグラフィーにかけて分
離することによりd,levo-2-(6-メトキシ-2- ナフチル)-
プロピオン酸を対応する光学対掌体に分割する試みが記
載されている。しかしながら、この方法もまた本発明の
化合物を中間体として用いる方法と完全に異なり、さら
にこの方法は、工業的な規模でクロマトグラフィーが行
なわれたばあいに費用、時間および空間が高くつくこと
から考えると、当業者にとってはかなり投機的な方法で
あるように思われる。 【0063】さらに、本発明の化合物を中間体として用
いる方法を用いれば一般式(V) : 【0064】 【化21】 【0065】(式中、 R1 および R2 は前記と同じ)で
あらわされる光学活性なα- ナフチルプロピオン酸の最
終前駆物質を、文献から知られる古典的な分割法によっ
てえられるよりもはるかに高い収率でうることができる
ことも指摘されなければならない。事実、文献中のこれ
らの方法はすべて光学活性な有機塩基との塩のジアステ
レオアイソマーの対の生成にもとづいているが、いずれ
の方法においても、分割される塩のジアステレオアイソ
マーの対にもとづいて計算して50%より高い収率で所望
の単一のジアステレオアイソマーがえられることはな
い。 【0066】前記の方法においては、一般式(V) であら
わされる酸の前駆物質である本発明の化合物のアミドの
ジアステレオアイソマーが、出発物質のアミドのジアス
テレオアイソマーの対にもとづいて計算して85%より高
い収率で常にえられる。代表的な例においては、これに
限られるものではないが、たとえば一般式(IV)であらわ
されるアミドのジアステレオアイソマーの対において R
1 がメチル基、 R2 が水素原子、 R4 がlevo-2- アミノ
-1- ブタノールのアルコール残基であり、用いた塩基が
ナトリウムメトキシドであり、溶媒がトルエンとメタノ
ールとの混合物であるときに、N-[levo-2-(1-ヒドロキ
シ)-ブチル]d-2-(6-メトキシ-2- ナフチル)-プロピオン
アミドが、出発物質のアミドのジアステレオアイソマー
の対にもとづいて計算して94%の収率でえられた。 【0067】本発明の化合物をひきつづき加水分解(工
程(C))することにより、90%より高い収率で光学活性な
α- ナフチルプロピオン酸がえられる。 【0068】一般式(V) であらわされる光学活性なα-
ナフチルプロピオン酸をうるために、工程(B) でえられ
た一般式(I) であらわされる本発明の化合物が、たとえ
ば濃無機酸もしくは希無機酸を用いて酸加水分解され、
必要なら所望の最終生成物を最大純度でうるためにさら
に精製される。 【0069】一般式(IV)であらわされる化合物において
R2 がハロゲン原子であるときは、たとえば米国特許第
4423244号明細書に記載された水素化の手順を用いて該
ハロゲン原子を水素原子で触媒的に置換することも可能
である。 【0070】つぎに本発明を実施例を用いてさらに詳し
く説明するが、本発明はもとよりこれらに限られるもの
でない。なお、以下の実施例において旋光度の測定はパ
ーキン エルマー(Perkin Elmer) 241装置を用いて行な
った。出発物質である一般式(II)であらわされる化合物
は文献に公知の方法にしたがって製造した。一般式(II
I) であらわされる光学活性なβ- アミノアルコールは
市販のものを用いるかまたは文献に公知の方法にしたが
って製造した。 【0071】参考例1 N-[d-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d,levo-2-(6-メトキシ
-2- ナフチル)-プロピオンアミド[(d,d)+(levo,d)]の
製造 塩化メチレン500ml 中のd,levo-2-(6-メトキシ-2- ナフ
チル)-プロピオン酸塩化物203g(0.815モル)を、塩化メ
チレン1000mlにd-2-アミノ-1- ブタノール164ml(1.74モ
ル)を溶かした溶液に滴下して加え、そのあいだ温度を
20℃にたもった。添加終了15分後、水1000mlを加え酸性
にした。有機層を分離し、中性になるまで水で洗浄し、
ひきつづき硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を蒸発さ
せたあと油状残渣がえられ、これをテトラクロロエチレ
ン500ml で集めた。濾過して標題の化合物 213.9g (収
率:87%)をえた。 【0072】 【数1】【0073】(c=1%、メタノール中) 融点: 105〜 126.5℃ 参考例2 N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d,levo-2(6-メト
キシ -2-ナフチル)-プロピオンアミド[(d,levo)+(lev
o ,levo) ]の製造 塩化メチレン500ml 中のd,levo-2-(6-メトキシ-2- ナフ
チル)-プロピオン酸塩化物200g(0.803モル)を、塩化メ
チレン500ml 中にlevo-2- アミノ-1- ブタノール73.8ml
(0.78 モル)およびトリエチルアミン108.7ml(0.78モ
ル)を溶かした溶液に室温で滴下して加えた。30分後、
反応混合物に水1000mlを加え、その際、固体が生成しは
じめた。おだやかに加熱することによってこの固体を溶
解し、溶液をつぎに冷却し、有機層を分離し、水で洗浄
して硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を蒸発させたのち
残渣がえられ、これを前実施例に記載したようにして処
理した。標題の化合物の収量は205.4gで収率は85%であ
った。 【0074】 【数2】 【0075】(c=1%、メタノール中) 融点: 102〜 125℃ 参考例3 N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d,levo-2-(6-メト
キシ -2-ナフチル)-プロピオンアミド[(d,levo)+(lev
o ,levo) ]の製造 d,levo-2-(6-メトキシ -2-ナフチル)-プロピオン酸メチ
ルエステル10g (0.041モル)をlevo-2- アミノ-1- ブタ
ノール20ml(0.212モル)と混合し、混合物をチッ素雰囲
気下で130 ℃に8時間加熱した。室温に冷却し水100ml
を加えたのち、溶液を酸性にした。固体がえられ、これ
を濾過し、水で洗浄し、テトラクロロエチレンから再結
晶させた。収量は10.7g で収率は86.8%であった。 【0076】 【数3】 【0077】(c=1%、メタノール中) 参考例4 N-[d-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d,levo-2-(5-ブロモ-6
- メトキシ-2- ナフチル)-プロピオンアミド[(d,d)+(l
evo,d)]の製造 d,levo-2-(5-ブロモ-6- メトキシ -2-ナフチル)- プロ
ピオン酸塩化物154.6g(0.471モル)を塩化メチレン500m
l 中に溶解させ、えられた溶液を、塩化メチレン500ml
にd-2-アミノ-1- ブタノール47.2ml(0.50 モル)および
トリエチルアミン104ml(0.74モル)を溶解させた溶液に
徐々に滴下して加え、そのあいだ温度を20℃にたもっ
た。添加終了15分後、反応混合物に水1000mlを加え、6N
塩酸を用いて酸性にし、その際、固体がえられた。えら
れた固体を水で、ついで塩化メチレンで洗浄し、最後に
乾燥させた。標題の化合物の収量は163.6gで収率は91.3
%であった。 【0078】 【数4】 【0079】(c=1%、メタノール中) 融点:143 〜147 ℃ 参考例5 N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d,levo-2-(5-ブロ
モ-6- メトキシ -2-ナフチル)-プロピオンアミド[(d,l
evo)+(levo ,levo) ]の製造 d,levo-2-(5-ブロモ-6- メトキシ -2-ナフチル)- プロ
ピオン酸3-ブロモ-2,2- ジメチル- プロピルエステル51
g (0.111モル)をlevo-2- アミノ-1- ブタノール75ml
(0.795モル)中に懸濁させ、反応混合物をチッ素雰囲気
下で16時間、130℃に加熱した。冷却後、反応混合物に
塩化メチレン200ml および水400ml を加え、ついで6N塩
酸を用いて酸性にした。懸濁液がえられ、これを10℃に
冷却し、生成した固体を濾過し、まず水で、つぎに塩化
メチレンで洗浄し、最後に酢酸エチルから再結晶させ
た。標題の化合物の収量は34g で収率は80.6%であっ
た。 【0080】 【数5】 【0081】(c=1%、メタノール中) 融点: 143〜 146℃ 参考例6 N-[d-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d,levo-2-(6-メトキシ
-2- ナフチル)-プロピオンアミド[(d,d)+(levo,d)]の
製造 d,levo-2-(6-メトキシ-2- ナフチル)-プロピオン酸メチ
ルエステル90g(0.37モル)を無水トルエン360ml 中に注
ぎ、えられた混合物を30分間還流し、その際、溶媒45ml
を留去した。90℃に冷却しd-2-アミノ-1- ブタノール45
ml(0.47 モル)を加えたのち、えられた溶液を再び30分
間還流し、さらにトルエン45mlを留去した。反応混合物
をつぎに25℃に冷却し、チッ素雰囲気下で30%(W/W) メ
タノール溶液8ml(0.043モル)を加え、室温で一夜間攪
拌した。塩酸の3%水溶液180mlを加え80℃に15分間加
熱したのち、反応混合物を5℃に冷却し、沈澱した固体
を濾過し、まず水で、つぎにトルエンで洗浄し、最後に
真空乾燥して実施例1でえられた化合物と同じ化合物10
8gをえた。メチルエステルにもとづいて計算した収率は
理論的に96%であった。 【0082】実施例1 N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d-2-(6- メトキシ
-2-ナフチル)-プロピオンアミド[(d,levo)]の製造 無水トルエン500ml 中にN-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブ
チル]-d,levo-2-(6-メトキシ-2- ナフチル)-プロピオン
アミド50g (0.166モル)を含有する懸濁液をチッ素雰囲
気下で50℃に加熱し、つぎにメタノール中のナトリウム
メトキシド(0.189モル)の30%(W/W) 溶液34mlを加え
た。まず可溶化がおこり、ついで析出した。反応混合物
を攪拌しながら50℃に1時間たもち、つぎに溶媒を留去
しながら温度を105 ℃まで上昇させた。ひきつづき反応
混合物を40℃に冷却し、水200ml を加え、50℃に加熱
し、つぎに5℃に冷却して多量の沈澱をえた。えられた
沈澱を濾過し、水で、つぎにトルエンで洗浄し、最後に
真空乾燥した。純粋なN-[levo-2-(1-ヒドロキシ)- ブ
チル]-d-2-(6- メトキシ -2-ナフチル)-プロピオンアミ
ド[(d,levo)]47g をえ、その 【0083】 【数6】 【0084】(c=1%、メタノール中)で融点は 125〜
126 ℃であった。薄層クロマトグラフィーは他のジアス
テレオアイソマーの存在を示さなかった。出発物質のア
ミドのジアステレオアイソマー混合物にもとづいて計算
した収率は94%であった。 【0085】実施例2 N-[d-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-levo-2-(6-メトキシ-2
- ナフチル)-プロピオンアミド[(levo,d)]の製造 無水トルエン500ml 中にN-[d-2-(1-ヒドロキシ)-ブチ
ル]-d,levo-2-(6-メトキシ-2- ナフチル)- プロピオン
アミド50g (0.166モル)を含有する懸濁液をチッ素雰囲
気下で50℃に加熱し、つぎにナトリウムメトキシド粉末
8.17g(0.151 モル)およびメタノール中のナトリウムメ
トキシドの30%(W/W) 溶液5.8ml(0.032 モル)を加え
た。反応混合物を攪拌しながら70℃に1時間たもち、つ
ぎに50℃に冷却し、水200ml を加えた。混合物を約5℃
に冷却し、1時間後にえられた沈澱を濾過し、水で、つ
ぎにトルエンで洗浄し、真空乾燥して純粋なN-[d-2-(1-
ヒドロキシ)-ブチル]-levo-2-(6-メトキシ -2-ナフチ
ル)-プロピオンアミド[(levo,d)]46.5g をえた。生成
物の 【0086】 【数7】 【0087】(c=1%、メタノール中)で融点は 123〜
124℃であった。薄層クロマトグラフィーは他のジアス
テレオアイソマーの存在を示さなかった。出発物質のア
ミドのジアステレオアイソマー混合物にもとづいて計算
した収率は93%であった。 【0088】実施例3 N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d-2-(5- ブロモ -
6-メトキシ -2-ナフチル)-プロピオンアミド[(d,lev
o)]の製造 N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d,levo-2-(5-ブロ
モ-6- メトキシ-2- ナフチル)-プロピオンアミド40g
(0.105モル)をトルエン600ml 中に懸濁し、沸点に加熱
し、蒸留して溶媒200ml を除去した。ひきつづき60℃に
冷却し、チッ素雰囲気下でメタノール4mlおよびナトリ
ウムメトキシド6g (0.111モル)を加えた。反応混合物
を攪拌しながら60℃に1時間たもち、つぎに30℃に冷却
し、水200ml を加え、この温度で30分間攪拌したのち2
℃に冷却した。結晶沈澱物をつぎに濾過し、水で、つぎ
にトルエンで洗浄し、真空乾燥した。純粋なN-[levo-2
-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d-2-(5- ブロモ-6- メトキシ
-2- ナフチル)-プロピオンアミド37.4g をえ、その 【0089】 【数8】 【0090】(c=1%、メタノール中)で融点は153 〜
155 ℃であった。薄層クロマトグラフィーは他のジアス
テレオアイソマーの存在を示さなかった。出発物質のア
ミドのジアステレオアイソマー混合物にもとづいて計算
した収率は93.5%であった。 【0091】実施例4 N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d-2-(5-ブロモ -
6-メトキシ -2-ナフチル)-プロピオンアミド[(d,lev
o)]の製造 無水トルエン 800ml中にd,levo-2-(5-ブロモ-6- メトキ
シ-2- ナフチル)-プロピオン酸n-ブチルエステル112g
(0.306モル)およびlevo-2- アミノ-1- ブタノール31.7
3g(0.356モル)を加え、反応混合物を50℃に加熱し、チ
ッ素雰囲気下でメタノール10mlおよびナトリウムメトキ
シド21.8g (0.404モル)を加えた。反応混合物を70℃に
加熱し、軽度の真空下で溶媒を留去した。ひきつづき反
応混合物を30℃に冷却し、水300ml を加え、この温度で
30分間攪拌したのちさらに5℃に冷却し、沈澱を濾過し
た。固体をフィルター上において水で、つぎにトルエン
で洗浄し、ひきつづき真空乾燥した。純粋なN-[levo-2
-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d-2-(5- ブロモ-6- メトキシ
-2- ナフチル)-プロピオンアミド105gをえ、その 【0092】 【数9】 【0093】(c=1%、メタノール中)で融点は153 〜
155 ℃であった。薄層クロマトグラフィーは他のジアス
テレオアイソマーの存在を示さなかった。n-ブチルエス
テルおよびd,levo-2-(5-ブロモ-6- メトキシ-2- ナフチ
ル)-プロピオン酸にもとづいて計算した収率は90%であ
った。 【0094】実施例5 N-[d-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-levo-2-(5-ブロモ -6-
メトキシ -2-ナフチル)-プロピオンアミド[(levo,d)]
の製造 levo-2- アミノ-1- ブタノールのかわりにd-2-アミノ-1
- ブタノールを用い、実施例10に記載したのと同様の操
作を行なって純粋なN-[d-2- (1-ヒドロキシ)-ブチル]-
levo-2-(5-ブロモ-6- メトキシ -2-ナフチル)-プロピオ
ンアミド102.7gをえ、その 【0095】 【数10】 【0096】(c=1%、メタノール中)で融点は152 〜
154 ℃であった。薄層クロマトグラフィーは他のジアス
テレオアイソマーの存在を示さなかった。出発物質のエ
ステルのラセミ混合物にもとづいて計算した収率は88%
であった。 【0097】実施例6 N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d-2-(5- ブロモ-6
- メトキシ-2- ナフチル)-プロピオンアミド[(d,lev
o)]の製造 トルエン300ml 中にN-[levo-2-(1-ヒドロキシ) -ブチ
ル]-d,levo-2-(5-ブロモ-6- メトキシ-2- ナフチル)-プ
ロピオンアミド20g (0.052モル)を懸濁し、反応混合物
を沸点に加熱し、その際、溶媒100ml を留去した。ひき
つづき反応混合物をチッ素雰囲気下で70℃に冷却し、メ
タノール中のナトリウムメトキシドの30%(W/W) 溶液14
ml(0.077モル)を加えた。温度を50℃に約2時間たも
ち、縮合物約20mlを除去した。ひきつづき反応混合物を
5℃に冷却し、水100ml を加え、55℃に加熱し、最後に
徐々に周囲温度に冷却した。沈澱した固体を濾過し、ま
ず水で、つぎにトルエンで洗浄し、真空乾燥した。純粋
なN-[levo-2-(1-ヒドロキシ)- ブチル]-d-2-(5- ブロ
モ-6- メトキシ-2- ナフチル)-プロピオンアミド[(d,l
evo)]17.4g をえ、その 【0098】 【数11】 【0099】(c=1%、メタノール中)で融点は153 〜
155 ℃であった。薄層クロマトグラフィーは他のジアス
テレオアイソマーの存在を示さなかった。出発物質のア
ミドのジアステレオアイソマー混合物にもとづいて計算
した収率は87%であった。 【0100】実施例7 N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d-2-(5- ブロモ-6
- メトキシ-2- ナフチル)-プロピオンアミド[(d,lev
o)]の製造 トルエン300ml 中にN-[levo-2-(1-ヒドロキシ)- ブチ
ル]-d,levo-2-(5-ブロモ-6- メトキシ-2- ナフチル)-プ
ロピオンアミド20g (0.052モル)を含有する懸濁液を加
熱還流して溶媒100ml を留去した。つぎにチッ素雰囲気
下で反応混合物を50℃に冷却し、つぎにメタノール4ml
およびカリウムt-ブトキシド7.4g(0.066モル)を加え
た。反応混合物を攪拌しながら50℃に3時間たもち、つ
ぎに30℃に冷却し、水100ml を加え、攪拌しながらこの
温度に約30分間たもった。反応混合物をさらに20℃に冷
却したのち、沈澱した固体を濾過し、水で、つぎにトル
エンで洗浄し、真空乾燥した。純粋なN-[levo-2-(1-ヒ
ドロキシ)- ブチル]-d-2-(5- ブロモ-6- メトキシ-2-
ナフチル)-プロピオンアミド[(d,levo)]18.3g をえ、
その 【0101】 【数12】 【0102】(c=1%、メタノール中)で融点は153 〜
155 ℃であった。薄層クロマトグラフィーは他のジアス
テレオアイソマーの存在を示さなかった。出発物質のア
ミドのジアステレオアイソマー混合物にもとづいて計算
した収率は91.5%であった。 【0103】実施例8 N-[d-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-levo-2-(5-ブロモ-6-
メトキシ-2- ナフチル)-プロピオンアミド[(levo,d)]
の製造 トルエン300ml 中にN-[d-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d,
levo-2-(5-ブロモ-6-メトキシ-2- ナフチル)-プロピオ
ンアミド20g (0.052モル)を懸濁し、混合物を加熱還流
して溶媒100ml を留去した。つぎにチッ素雰囲気下で反
応混合物を70℃に冷却し、メタノール2mlおよびナトリ
ウムメトキシド3.1g(0.057モル)を加え、70℃の温度に
1時間たもった。反応混合物をひきつづき周囲温度に冷
却し、つぎに水 100mlおよび32%塩酸水溶液5mlを加え
た。混合物をさらに5℃に冷却して固体を濾過によって
回収し、水で洗浄し、真空乾燥してアミドの単一のジア
ステレオアイソマー[(d,levo)]18g をえ、その 【0104】 【数13】 【0105】(c=1%、メタノール中)で融点は153 〜
155 ℃であった。薄層クロマトグラフィーは他のジアス
テレオアイソマーの存在を示さなかった。出発物質のア
ミドのジアステレオアイソマー混合物にもとづいて計算
した収率は90%であった。 【0106】応用例1 d-2-(6- メトキシ-2- ナフチル)-プロピオン酸の製造 水140ml および48%(W/W) 硫酸22mlよりなる混合物中に
N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d-2-(6- メトキシ
-2- ナフチル)-プロピオンアミド30g (0.1モル)を懸濁
し、えられた懸濁液を攪拌しながら98℃に13時間加熱し
た。60℃に冷却したのち、固体を濾過し、50℃の水で洗
浄し、水150ml 中に懸濁し、30%(W/W)水酸化ナトリウ
ムを用いてpHを10にした。こうしてえられた溶液を塩化
メチレン25mlで2回抽出した。水層に水100ml を加え、
つぎに濾過した。透明な濾液を40℃に加熱し、6N塩酸水
溶液でpH3まで徐々に酸性にした。えられた懸濁液を60
℃に15分間加熱し、つぎに濾過した。固体を60℃の温水
で洗浄し、真空乾燥した。純粋なd-2-(6- メトキシ-2-
ナフチル)-プロピオン酸20.2g をえ(収率:88%)、そ
の 【0107】 【数14】 【0108】(c=1%、クロロホルム中)であった。 【0109】応用例2 d-2-(5- ブロモ-6- メトキシ-2- ナフチル)-プロピオン
酸の製造 水 273mlおよび32%(W/W) 塩酸水溶液29.32 mlよりなる
混合物中にN-[levo-2-(1-ヒドロキシ)- ブチル]-d-2-
(5- ブロモ-6- メトキシ -2-ナフチル)-プロピオンアミ
ド74g (0.194モル)を懸濁し、24時間加熱還流した。懸
濁液を40℃に冷却し、濾過した。固体を40℃の水で洗浄
し、水400ml 中に懸濁し、30%(W/W) 水酸化ナトリウム
を用いてpHを10にした。こうしてえられた溶液を塩化メ
チレン50mlで3回抽出し、濾過した。えられた透明な溶
液を50℃に加熱し、32%(W/W)塩酸水溶液でpHを徐々に
3にした。反応混合物を攪拌しながらこの温度に30分間
たもち、濾過し、固体を50℃の水100ml で洗浄し、真空
乾燥した。純粋な生成物54.6g をえ(収率:91%)、そ
の 【0110】 【数15】 【0111】(c=1%、クロロホルム中)であった。 【0112】 【発明の効果】本発明の化合物であるα- ナフチルプロ
ピオン酸アミドの単一のジアステレオアイソマーは前記
の方法により容易に製造されたジアイステレオアイソマ
ーの対から適当な溶媒または溶媒系を用いることにより
容易に分割され、その収率は非常に高い。 【0113】また、本発明の化合物を加水分解すること
により、重要な化合物であるα- ナフチルプロピオン酸
の光学異性体を容易に、経済的にえることができる。 【0114】すなわち、本発明の化合物はα- ナフチル
プロピオン酸のラセミ混合物の技術的・経済的に有効な
分割法における重要な中間体である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジアンカルロ タメルラーニ イタリア共和国、ボローニャ市、40044 ポンテッチオ マルコーニ、ビア ポレツ ターナ ヌメロ 78/6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(I) : 【化1】 (式中、 R1 は炭素数が1〜6の直鎖もしくは分枝鎖ア
    ルキル基、 R2 は水素原子またはハロゲン原子、 R4
    第1もしくは第2アルコール残基であり、 -NH2ラジカ
    ルといっしょになって光学活性なd-もしくはlevo- β-
    アミノアルコールを形成し、式: 【化2】 または式: 【化3】 (式中、 R5 は炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝鎖アル
    キル基、炭素数1〜4の第1ヒドロキシアルキル基、フ
    ェニル基、ヒドロキシフェニル基、フェニルメチル基、
    ヒドロキシフェニルメチル基、ナフチル基またはインド
    リル基、 R6 は炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝鎖アル
    キル基、フェニル基、ヒドロキシフェニル基、ジヒドロ
    キシフェニル基または(4-ヒドロキシ-3- メチル)-フェ
    ニル基を表わす)で表わされる基を表わす)で示される
    α- ナフチルプロピオン酸アミドのジアステレオアイソ
    マーである化合物。 2 N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d-2-(6- メト
    キシ-2- ナフチル)-プロピオンアミドである特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。 3 N-[d-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-levo-2-(6-メト
    キシ-2- ナフチル)-プロピオンアミドである特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。 4 N-[levo-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-d-2-(5ブロモ
    -6- メトキシ -2-ナフチル)-プロピオンアミドである特
    許請求の範囲第1項記載の化合物。 5 N-[d-2-(1-ヒドロキシ)-ブチル]-levo-2-(5-ブロ
    モ-6- メトキシ -2-ナフチル)-プロピオンアミドである
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。
JP3012280A 1984-11-22 1991-02-01 α−ナフチルプロピオン酸アミドのジアステレオアイソマー Pending JPH05246967A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT23689A/84 1984-11-22
IT23689/84A IT1196334B (it) 1984-11-22 1984-11-22 Processo per la risoluzione ottica di miscugli racemi di acidi alfanaftil-propionici

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60262359A Division JPS61129148A (ja) 1984-11-22 1985-11-21 α‐ナフチルプロピオン酸のラセミ混合物の光学分割法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05246967A true JPH05246967A (ja) 1993-09-24

Family

ID=11209167

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60262359A Pending JPS61129148A (ja) 1984-11-22 1985-11-21 α‐ナフチルプロピオン酸のラセミ混合物の光学分割法
JP3012280A Pending JPH05246967A (ja) 1984-11-22 1991-02-01 α−ナフチルプロピオン酸アミドのジアステレオアイソマー

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60262359A Pending JPS61129148A (ja) 1984-11-22 1985-11-21 α‐ナフチルプロピオン酸のラセミ混合物の光学分割法

Country Status (20)

Country Link
US (1) US4622419A (ja)
EP (1) EP0182279B1 (ja)
JP (2) JPS61129148A (ja)
KR (1) KR860004003A (ja)
AT (1) ATE50558T1 (ja)
AU (1) AU591880B2 (ja)
CA (2) CA1264765A (ja)
DE (2) DE3576152D1 (ja)
DK (1) DK537485A (ja)
ES (1) ES8609194A1 (ja)
FI (1) FI83074C (ja)
GR (1) GR852798B (ja)
HU (2) HU204247B (ja)
IL (1) IL76952A (ja)
IT (1) IT1196334B (ja)
NO (1) NO162815C (ja)
NZ (1) NZ214137A (ja)
PT (1) PT81530B (ja)
YU (1) YU45288B (ja)
ZA (1) ZA858383B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533671A (ja) * 2004-04-20 2007-11-22 ラティオファルム ゲー・エム・ベー・ハー クロピドグレルの立体選択的な製造方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU611699B2 (en) * 1987-07-31 1991-06-20 American Home Products Corporation Naphthalene propionic acid derivatives
US4937373A (en) * 1988-12-08 1990-06-26 Hoffmann-La Roche Inc. Substituted naphthalene carboxylic acids
US5196575A (en) * 1992-02-19 1993-03-23 Hoechst Celanese Corp. Supercritical separation of isomers of functional organic compounds at moderate conditions
IT1271800B (it) * 1994-12-27 1997-06-09 Zambon Spa Processo di preparazione degli enantiomeri dell'acido 2- (2-fluoro- 4-bifenil) propionico
DE19624604A1 (de) * 1996-06-20 1998-01-02 Hoechst Ag Verfahren zur Herstellung chiraler, nicht racemischer (4-Aryl-2,5-dioxoimidazolidin-1-yl)essigsäuren
US5936118A (en) * 1997-04-04 1999-08-10 Albemarle Corporation Process for chiral enrichment of optically active carboxylic acids or salts or esters thereof
WO2005040766A1 (de) * 2003-10-27 2005-05-06 Holzindustrie Leitinger Gesellschaft M.B.H. Verfahren zur qualitätssicherung von langholz
USD815946S1 (en) 2016-04-25 2018-04-24 Piramal Glass-Usa, Inc. Bottle

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS569514A (en) * 1979-07-02 1981-01-31 Hiroomi Makita Method of and apparatus for filling back soil and compaction by soil improving machine

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3683015A (en) * 1970-11-04 1972-08-08 Norman H Dyson Resolution of 2-(6-methoxy-2-naphthyl)propionic
CH641432A5 (de) * 1978-07-19 1984-02-29 Syntex Pharma Int Verfahren zur aufspaltung von racemischer 6-methoxy-alpha-methyl-2-naphthalinessigsaeure in die optischen antipoden.
JPS5822139B2 (ja) * 1979-12-28 1983-05-06 日清製粉株式会社 dl−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロピオン酸の光学分割法
IT1154663B (it) * 1980-07-30 1987-01-21 Alfa Chimica Italiana Spa Procedimento per la risoluzione in antipodi ottici di miscele di acidi d- e l-2-(6-metossi-2-naftil)-propionico
FI831820L (fi) * 1982-05-27 1983-11-28 Syntex Pharma Int Foerfarande foer framstaellning av d-2-(6-metoxi-2-naftyl)-propionsyra och dess farmaceutiskt godtagbara salter samt av nya mellanprodukter anvaenda vid deras framstaellning
IT1208109B (it) * 1983-11-23 1989-06-06 Alfa Chem Ital Procedimento per la risoluzione ottica di acidi arilpropionici

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS569514A (en) * 1979-07-02 1981-01-31 Hiroomi Makita Method of and apparatus for filling back soil and compaction by soil improving machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533671A (ja) * 2004-04-20 2007-11-22 ラティオファルム ゲー・エム・ベー・ハー クロピドグレルの立体選択的な製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DK537485D0 (da) 1985-11-21
FI83074C (fi) 1991-05-27
DE3576152D1 (de) 1990-04-05
FI854596A0 (fi) 1985-11-21
YU179585A (en) 1987-12-31
YU45288B (en) 1992-05-28
FI83074B (fi) 1991-02-15
NO854659L (no) 1986-05-23
FI854596A (fi) 1986-05-23
NO162815C (no) 1990-02-21
AU591880B2 (en) 1989-12-21
JPS61129148A (ja) 1986-06-17
PT81530B (pt) 1987-11-11
CA1264765A (en) 1990-01-23
NO162815B (no) 1989-11-13
ATE50558T1 (de) 1990-03-15
DE182279T1 (de) 1987-05-21
IT1196334B (it) 1988-11-16
DK537485A (da) 1986-05-23
IT8423689A0 (it) 1984-11-22
IL76952A (en) 1989-12-15
US4622419A (en) 1986-11-11
EP0182279A1 (en) 1986-05-28
PT81530A (en) 1985-12-01
NZ214137A (en) 1989-07-27
GR852798B (ja) 1986-03-19
ES549118A0 (es) 1986-09-01
ES8609194A1 (es) 1986-09-01
HU910941D0 (en) 1991-10-28
HU204247B (en) 1991-12-30
AU5025685A (en) 1986-05-29
KR860004003A (ko) 1986-06-16
HUT40065A (en) 1986-11-28
ZA858383B (en) 1986-06-25
CA1276177C (en) 1990-11-13
EP0182279B1 (en) 1990-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2700024B2 (ja) α−アリール飽和脂肪族カルボン酸
KR100794091B1 (ko) 2-에톡시-3-(4-히드록시페닐)프로판산 및 그의 유도체의 (s)-거울상이성질체의 제조 방법
JPH05246967A (ja) α−ナフチルプロピオン酸アミドのジアステレオアイソマー
JPH11511742A (ja) 1−アミノインダン−2−オールによるキラル酸分離プロセス
US4585595A (en) Optically active derivatives of mercaptoisobutyric acid and methods of preparation thereof
JPH0337539B2 (ja)
KR900001006B1 (ko) α-나프틸 프로피온산 라세미 혼합물의 광학분할방법
US4724102A (en) Optical resolution of racemic mixtures of alpha-naphthylpropionic acids and derivatives of said acids
JPH0680617A (ja) 光学活性ジヒドロスフィンゴシン類の製造方法
JPH032134B2 (ja)
JPH0395127A (ja) カルボン酸のラセミ化法
JP2617960B2 (ja) 光学活性カルボン酸をつくる立体異性化方法
JP2572774B2 (ja) カルボン酸の合成方法
JP3766463B2 (ja) 2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン酸の鏡像異性体の製造方法
JPH0776199B2 (ja) 光学活性アミノ酸の合成方法
RU2015953C1 (ru) Способ расщепления рацемата 2,2-диметилциклопропанкарбоновой кислоты
JP3010694B2 (ja) 2―(3―ベンゾイル)フェニルプロピオン酸のラセミ化法
JPH0417938B2 (ja)
JPH07107033B2 (ja) 光学活性な3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩およびその製造方法
JPH07291895A (ja) 光学的に活性なα−(ヒドロキシフェノキシ)アルカンカルボン酸及びその誘導体の製造方法
JPH0119376B2 (ja)
JP2003137835A (ja) (r)−3−ヒドロキシ−3−(2−フェニルエチル)ヘキサン酸の製造方法
EP0432204A4 (en) Derivatives and precursors of captopril and its analogues
JPH0662505B2 (ja) α−イソプロピル−p−クロロフェニル酢酸エステル類およびその製造法
JPS6345653B2 (ja)