JPH0510087A - トンネルの合流方法および分岐方法 - Google Patents

トンネルの合流方法および分岐方法

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JPH0510087A
JPH0510087A JP3190624A JP19062491A JPH0510087A JP H0510087 A JPH0510087 A JP H0510087A JP 3190624 A JP3190624 A JP 3190624A JP 19062491 A JP19062491 A JP 19062491A JP H0510087 A JPH0510087 A JP H0510087A
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tunnel structure
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広志 風間
Atsuo Onoe
篤生 尾上
Hiroyuki Hotta
洋之 堀田
Kenichi Nakagawa
健一 中川
Makoto Hasegawa
誠 長谷川
Tsukasa Kondo
司 近藤
Takashi Yoshimura
隆 吉村
Hidetake Ishizaki
秀武 石崎
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 トンネル構造体2A,2Bが多数の小径トン
ネル4によって構成されたトンネルT1,T2を合流さ
せるにあたり、一方のトンネル構造体2Bにより中壁1
2を直線状に形成する。この中壁12を形成するにあた
っては、トンネル構造体2Bを構成する小径トンネル4
の配列を変えないようにする。トンネルの分岐は上記の
逆の要領にて行う。 【効果】 中壁12を常に直線状に形成できる。これに
より、中壁12の支持体としての機能(信頼性等)を高
められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルの合流方法お
よび分岐方法に係わり、特に、トンネル構造体自体が多
数の小口径トンネル構造物により構成された大断面トン
ネルに適用して好適な、トンネルの合流方法および分岐
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、トンネル工法としては既に様々な
ものが提供されている。これらトンネル工法のうち、特
にシールド工法は硬岩以外のあらゆる地山に適用でき、
しかも地上施設に影響を与えず、地下深部の施工が可能
である等の利点を有するため、近年特にその施工実績が
増加している。また近年では、地下の利用ニーズが高ま
り、それに伴いトンネルもその大断面化が要求されてき
ている。そして、上記シールドトンネルにおいても、そ
のようなトンネルの大断面化の要求に応えるべく大口径
のものが施工されるようになってきており、最近では外
径14m 以上となるシールド機も計画されている。
【0003】しかしながら、上記のようにシールドトン
ネルはほとんどあらゆる地盤に対して使用することがで
き、かつ大深度にも向くといった利点を有するものの、
下記の如き欠点がある。すなわち、シールド機はその掘
削径が大径となると、一般に、W=2.5D2〜3.5D2
(D:シールド機外径,W:シールド機重量)の関係で
重量が増加すると言われており、このように大形化され
たシールド機は単に重量が極めて重くなるばかりでな
く、製作,仮組み,運搬,現場組立,現場設備等のあら
ゆる面で人手およびコストが急激に嵩むものとなる。ま
た、特にこのような超大形シールド機においては、工場
設備等の関係で、試運転の実施さえ極めて困難な状況に
あるのが現状となっている。また、特に、シールド工法
によってトンネルの合流部・分岐部の施工を行うことは
不可能であった。このため従来では、シールドトンネル
においても、そのような合流・分岐部についてはNAT
M工法あるいは開削工法により実施するか、あるいはこ
のように合流・分岐が必要なトンネルについては当初よ
りNATM工法で施工するように計画していた。NAT
M工法では、断面形状の変更、分岐部施工が自由である
からである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、周知の
如くNATMトンネルは切羽や掘削地山の崩壊防止を図
りながら掘り進めていくものであるため、大断面となる
とそのための付帯工事が大掛かりとなり多大な工数が掛
かるものとなる。また、特に大深度では地下水対策のた
めに薬注等の補助工法が必須であり、しかも薬注作業は
非常に高価であるばかりでなく、これら薬注を実施して
も完全な遮水は臨むことができない、といった問題を含
んでいる。また、それら分岐部を開削工法で行う方法で
は、地表に於いて広大な用地を必要とする上、特に大深
度では山留め支保工が大規模となると共に掘削土量も膨
大なものとなり、しかも、地中に地下鉄,下水等の構造
物が存在する場合には施工できないといった多々の問題
が生ずる。
【0005】ところで本発明者等は、上記の如き弊害を
生ずることなくトンネルの大断面化が図れるトンネルと
して、第32図に示す如きトンネルを先に発明し、既に
出願した(特願平2−4074号明細書「大断面トンネ
ルおよびその構築方法」)。このトンネルの概略を説明
すると、該トンネル30は、アーチ状または筒状に形成
され地山の土圧に抗して内部空間を形成するトンネル構
造体2と、該トンネル構造体2の内側に形成されるトン
ネル空間3とからなる大断面トンネルにおいて、前記ト
ンネル構造体2を、多数の小口径トンネル構造物4,
4,…を連設することにより構築したものである。小口
径トンネル構造物4は、例えばシールドトンネル工法あ
るいは推進管トンネル工法等により構築される。そし
て、この大断面トンネル30は、それら多数の小口径ト
ンネル構造物4により構成された前記トンネル構造体2
を地山G内に予め構築した後、該トンネル構造体2によ
り囲まれた部分を掘削してトンネル空間3を形成するこ
とにより構築するものとしている。また、トンネル構造
体2を構成する前記各小口径トンネル構造物4は、隣合
うものどうしでその覆工体8どうしが重合(オーバーラ
ップ)することにより該覆工体8が一体に形成されたも
のとなっている。
【0006】上記の大断面トンネル30によれば、例え
ば小口径トンネル構造物4をシールドトンネルにより構
成した場合、小径なるシールド機により低コストにて大
断面トンネルを構築することができる。しかも、前記覆
工体8が一体化されることにより強固なトンネル構造体
2を実現でき、さらには、シールド工法を適用できる全
ての地山に適用できる、等の優れた効果を奏するものと
なる。
【0007】さらに、本発明者は、上記の如き構造を有
する大断面トンネルの合流および分岐方法についても先
に発明し、既に出願した(特願平2−181294号明
細書「トンネルの合流方法および分岐方法」)。
【0008】上記トンネルの合流・分岐方法によれば、
上記の如く優れた利点を有する大断面トンネルを極めて
合理的に合流・分離させることができる。しかしなが
ら、本発明者等は、さらなる鋭意研究の結果、上記トン
ネルの合流・分岐方法をさらに改良することにより、構
造上より有利な施工が望めるとの知見を得るに至った。
すなわち上記方法は、トンネルを合流させる際、合流途
中において双方のトンネル構造物間に中壁を形成し、こ
の中壁によって土圧を支持させるものであるが、中壁を
形成する特に初期の段階において中壁がジグザグ(断
面)形状となる部分が生ずる。かかる問題を解消するこ
とにより構造的にさらに有利な合流(分岐)を実現する
ことができるのである。このように本発明は、本発明者
等が先にした発明に関連してなされたもので、シールド
トンネルおよびNATMトンネルがそれぞれ抱える上述
の弊害を一挙解消し、特に大断面トンネルに適用して好
適なトンネルの合流方法および分岐方法を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るトンネル
の合流方法は、アーチ状または筒状の閉環断面に形成さ
れ地山の土圧に抗して内部空間を形成するトンネル構造
体と、該トンネル構造体の内側に形成されるトンネル空
間とから構成され、しかも前記トンネル構造体が、多数
の小口径トンネル構造物がそれらの径方向に重合するよ
うに連設されることにより構成されて成る複数のトンネ
ルを合流させて所定断面を有する1つのトンネルに形成
するトンネルの合流方法であって、前記各トンネルの進
路を、これら各トンネルの軸線が相対的に漸次接近して
最終的に1本に収束するように変更し、上記トンネル進
路の変更により各トンネルが漸次近接し前記各トンネル
構造体どうしが接触するようになったら、それら互いに
接触する双方のトンネル構造体のうち少なくとも一方の
トンネル構造体の断面形状を、該トンネル構造体を構成
する小口径トンネル構造物の閉環配列を保ったまま前記
一方のトンネル構造体と接触する部分が直線状となるよ
う変化させてゆき、該直線状部分を双方のトンネル構造
体の中壁と成し、各トンネル構造体の前記中壁以外の曲
面部については該曲面部を構成する小口径トンネル構造
物の重合状態を一定に保持したまま曲率半径を漸次大き
くしてゆき、最終的に、所定の曲率半径を有する一つの
トンネル構造体を構成することを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項2に係るトンネルの合流方法は、請
求項1記載のトンネルの合流方法において、前記中壁
を、互いに合流するトンネル構造体のうち一方のトンネ
ル構造体により形成し、該一方のトンネル構造体と合流
する他方のトンネル構造体については、該トンネル構造
体を構成する小口径トンネル構造物の閉環配列を一部を
絶ち切って開環させるとともに該開環による開口部を前
記一方のトンネル構造体が順次形成していく前記中壁に
より閉塞させることを特徴とするものである。
【0011】請求項3に係るトンネルの分岐方法は、ア
ーチ状または筒状に形成され地山の土圧に抗して内部空
間を形成するトンネル構造体と、該トンネル構造体の内
側に形成されるトンネル空間とから成り、しかも前記ト
ンネル構造体が、多数の小口径トンネル構造物がそれら
の径方向に重合するように連設されることにより構成さ
れて成るトンネルの分岐方法であって、少なくとも前記
トンネルの分岐前において、予め前記トンネル空間内
に、前記トンネル構造体を構成する前記小口径トンネル
構造物と略同径の小口径トンネル構造物を正面断面視直
線状に複数連設することにより中壁を形成して前記トン
ネル空間を複数の空間に分割し、前記トンネルの分岐開
始点より、前記中壁を構成して直線状に配列されていた
前記小口径トンネル構造物を、分岐・独立させるべき特
定な一つのトンネル構造体の曲面部を成すよう該特定の
トンネル構造体側に順次移動させていくことにより前記
中壁を徐々に短縮していき、かつ該特定のトンネル構造
体の曲面部の曲率半径を漸次小さくしていく一方、前記
特定のトンネル構造体と前記中壁を介して隣接する他の
トンネル構造体を前記中壁を順次短縮していくのに伴わ
せて曲面部の曲率半径を漸次小さくしてゆき、これによ
って前記複数に分割したトンネル空間をそれぞれ互いに
離間させてゆき、最終的に、前記中壁を構成していた小
口径トンネル構造物と、分岐前のトンネル構造体を構成
していた小口径トンネル構造物とにより、それぞれ独立
したトンネル構造体を有したトンネルを構成することを
特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明に係るトンネルの合流方法は、トンネル
構造体が多数の小口径トンネル構造物の連設体により構
成されたトンネルどうしを合流させるものである。合流
させるべきトンネルどうしが相対的に接近し、双方のト
ンネル構造体が違いに接触するようになったら、双方の
トンネル構造体の断面形状を変化させていく。このと
き、少なくとも一方のトンネル構造体については、他方
のトンネル構造体と接触する部分が正面断面視直線状に
なるようにその断面形状を変化させていく。この直線状
部分は、双方のトンネルの中壁となるもので、互いのト
ンネルが漸次接近するに従って長くなってゆく。また、
それに伴い双方のトンネル構造体の曲面部分はそのR
(曲率半径)を大きくしていく。ただし、このとき、上
記一方のトンネル構造体(中壁を形成するトンネル構造
体)を構成する小口径トンネル構造物の配列関係(隣り
どうしの関係)は変えないようにする。つまり、この中
壁を形成するトンネル構造体を構成している小口径トン
ネル構造物の連なりは終始絶ち切らないようにする。双
方のトンネルは、上記中壁を徐々に長くしていくに従っ
て互いの軸間距離が小さくなっていく。やがて、双方の
トンネル構造体の曲面部どうしは、互いに連続したひと
つの所定形状のものとなる。この時点でトンネルの合流
が完成される。内部に残った中壁は、合流完了後、必要
に応じて撤去してもよい。
【0013】上記合流方法によるときには、中壁を成長
させていく段階において、該中壁を常時直線状に維持す
ることが可能となる。これにより、合流途中の双方のト
ンネルの土圧支持体として充分な作用を期待できるよう
になる。
【0014】一方、本発明に係るトンネルの分岐方法
は、上記トンネルの合流方法の逆を行うことにより1つ
のトンネルを複数のトンネルに分離されるものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1ないし図9は本発明の請求項1,2に係
るトンネルの合流方法の一実施例を、またそれと同時に
本発明の請求項3に係るトンネルの分岐方法の一実施例
を示すものである。これらの図のうち、図1はトンネル
の合流部(分岐部)近傍を一部断面にして見た斜視図、
図2は図1に示した部分の平面図である。また、図3は
図2におけるl−l線,図4は同じくm−m線,図5は
n−n線,図6はo−o線,図7はp−p線,図8はq
−q線,図9はr−r線にそれぞれ沿った断面に対応し
たものとなっている。
【0016】まず、本発明の請求項1に係る発明である
トンネルの合流方法について説明する。図3ないし図9
において、図3および図4は合流直前にある2本のトン
ネル、すなわち第1のトンネルT1および第2のトンネ
ルT2を、図9は合流が完全に完了された後のトンネル
Tを示している。また、図5ないし図8はそれぞれ合流
途中にあるトンネルを示したものとなっている。本実施
例では、図3に示すように2本のトンネルT1,T2に
おいて第2のトンネルT2は第1のトンネルT1よりも
大径のものとなっている。これら第1・第2のトンネル
T1,T2は共に、先に図32に示したものと同構成の
ものである。すなわち、第1のトンネルT1について説
明すれば、該第1のトンネルT1は、全体として筒状に
形成され地山Gの土圧に抗して内部空間を形成するトン
ネル構造体2Aと、該トンネル構造体2Aの内部に形成
される第1のトンネル空間3Aと、から構成されてい
る。前記トンネル構造体2Aは、構築すべき第1のトン
ネルT1の長手方向に形成された多数の小口径トンネル
構造物4,4,…がそれらの径方向に連設されることに
より構成されている。本実施例においては、これら小口
径トンネル構造物4,4,…が径方向に環状に閉環配設
されることにより、このトンネル構造体2Aは全体的に
断面円形の筒状を成している。また、これら小口径トン
ネル構造物4,4,…の一つひとつは、本実施例ではシ
ールドトンネルにより構成されたものとなっている。す
なわち、図10に示すように、これら小口径トンネル構
造物4は、多数のセグメント5,5,…により組み立て
られた筒状構造体6と、該筒状構造体6の背面側に後打
ちされたコンクリートあるいはモルタル等の裏込め硬化
充填材7とから成る覆工体8により覆工されたものとな
っている。ただしここで、前記筒状構造体6の、シール
ド機によって掘削された掘削穴9の内径に対する径は、
通常一般のシールドトンネルと比べた場合に小径のもの
となっている。また、前記各小口径トンネル構造物4
は、隣り合う小口径トンネル構造物4との離間寸法が小
口径トンネル構造物4自身の外径より小さく設定されて
おり、これにより、互いに隣接する小口径トンネル構造
物4の前記裏込め硬化充填材7どうしは互いに重合した
ものとなっている。そして、これにより、各小口径トン
ネル構造物4,4,…は連続して一体化されたものとな
っている。
【0017】第2のトンネルT2も上記第1のトンネル
T1と同構造である。なお、図3に示す構成において、
各小口径トンネル構造物4の外径は例えば4m、第1の
トンネルT1の内径(第1のトンネル空間3Aの径)は
例えば20m、第2のトンネルT2の内径(第2のトン
ネル空間3Bの径)は例えば24m としている。
【0018】前記第1のトンネルT1を構築するには、
初めに、多数の小口径トンネル構造物4,4,…より成
るトンネル構造体2Aを地山G内に先行構築する。この
トンネル構造体2Aの構築は下記の工程により行う。す
なわちまず、図3に示す如き完成時状態において互いに
隣接する小口径トンネル構造物4,4,…のうち、一つ
置きに配列されるもの(先行小口径トンネル構造物4
A)を先行構築する(図11参照)。
【0019】これら先行小口径トンネル構造物4Aの構
築は、各小口径トンネル構造物4をここではシールドト
ンネルより構成したものであるから、通常一般のシール
ド工法と同要領により行うことができる。すなわち図1
5に示すように、シールド機10を、その前面に設けた
カッタ11により地山Gを掘削しながら推進させるとと
もに、シールド機10の後方にて掘削穴9内に円弧状の
セグメント5,5,…をリング状に組み上げてゆき筒状
構造体6を形成していく。ただし、この場合、前記シー
ルド機10としてテールボイドの極めて大きいものを使
用し、これにより筒状構造体6は、掘削穴9内径に対し
て小径に形成されたものとなっている。筒状構造体6が
形成された部分については、その背面側空隙すなわち筒
状構造体6と掘削穴9との間に前記裏込め硬化充填材7
を打設する。これによって覆工体8が完成される。な
お、同図15中矢印は、裏込め硬化充填材7の打設状態
を示すものである。
【0020】上記方法により、図12に示すように先行
小口径トンネル構造物4A,4A,…が地山G内に形成
されたならば、次いでそれら各先行小口径トンネル構造
物4Aの間に後行小口径トンネル構造物4B,4B,…
を形成する。図13に示すように、該後行小口径トン
ネル構造物4Bの形成工程も前記先行小口径トンネル構
造物4Aと同様である。ただし、先行小口径トンネル構
造物4A,4A,…の離間距離は上述した如く小口径ト
ンネル構造物4自身の径寸法よりも小さく設定されてい
るので、2本の先行小口径トンネル構造物4A,4A間
に後行小口径トンネル構造物4Bを形成する際には、地
山Gと共に、両側の先行小口径トンネル構造物4A,4
Aを構成する前記裏込め硬化充填材7の一部をも同時に
掘削 (切削)するものとする。その際、先行小口径ト
ンネル構造物4Aを構成する前記筒状構造体6が小径に
形成されているので、この筒状構造体6と干渉すること
なく裏込め硬化充填材7のみを切削するすることが可能
である。
【0021】そして、上記の如くシールド機10にて2
つの先行小口径トンネル構造物4A,4A間を掘削する
とともに、その掘削穴9内に筒状構造体6を組み立てて
ゆき、その後その背面側に裏込め硬化充填材7を打設す
れば、図14に示すように、先行小口径トンネル構造物
4A,4A,…と連続した後行小口径トンネル構造物4
B,4B,…が形成され、これによりトンネル構造体2
Aが構築される。
【0022】そして、上記の如くこれら小口径トンネル
構造物4,4,…によりトンネル構造体2Aが構築され
たならば、地山Gにおける該トンネル構造体2Aにより
囲繞された部分を掘削して前記第1のトンネル空間3A
を形成すれば、第1のトンネルT1が完成する。トンネ
ル構造体2Aの内部地山の掘削は、通常一般に使用され
る掘削機によればよい。この際、前記トンネル構造体2
Aが既に地山G内に構築され、これにより地山Gが支持
されているので、支保工等、補強のための付帯工事を一
切行うことなく、あるいは極めて簡便な補強工事のみで
安全に掘削することができる。
【0023】第2のトンネルT2の構築も上記第1のト
ンネルT1と同要領である。
【0024】さて、上記の如き構成とされた第1のトン
ネルT1と第2のトンネルT2とを合流させるには、下
記の如くすればよい。まず、図1あるいは図2に示す如
く、合流させるべき第1のトンネルT1と第2のトンネ
ルT2の進路を、これら両トンネルT1,T2の軸線が
相対的に漸次接近し、最終的に1本に収束するよう変更
する。図4は図2におけるm−m線に沿う断面を見たも
ので、上記の進路変更により両トンネルT1,T2が近
接している状態を示しているものである。
【0025】上記双方のトンネルT1,T2がさらに接
近すると、やがて両トンネルT1,T2のトンネル構造
体2A,2Bが接触するようになる。この状態となった
ならば、その接触部において、第1および第2のトンネ
ルT1,T2をそれぞれ構成するトンネル構造体2A,
2Bの構成体を以下に変化させていく。
【0026】図5は合流初期の状態を示したものであ
る。この図に示すように、まず第1のトンネルT1のト
ンネル構造体(一方のトンネル構造体)2Aの閉環状態
を解く。すなわち、該トンネル構造体2Aを形成してい
る小口径トンネル構造物4,4,…の配列を、第2のト
ンネルT2のトンネル構造体(他方のトンネル構造体)
2Bに隣接する側で絶ち切る。そして、この小口径トン
ネル構造物4の配列が一部切られることによりできた開
口は第2のトンネルT2のトンネル構造体2Bにより塞
ぐようにする。この図5において、トンネル構造体2A
を構成する小口径トンネル構造物4,4,…のうち符号
4′,4′で示すものは、図4に示すように合流前にあ
っては互いに重合し、閉環したトンネル構造体2Bを構
成していたものである。また、この状態にあって、第1
のトンネルT1のトンネル構造体2Aの曲面部のR(曲
率半径)は図4に示した状態より僅かに大きくなってい
る。
【0027】図6は、図5の状態からさらに双方のトン
ネルT1,T2が接近した状態を示したものである。こ
の状態では、第2のトンネルT2のトンネル構造体2B
の断面形状が変化している。すなわち、第1のトンネル
T1のトンネル構造体2Aと接触する部分が直線状とな
っており、かつ曲面部のRは図5に示したときの状態よ
りも大きくなっている。ただし、このトンネル構造体2
Bを構成している小口径トンネル構造物4,4,…の配
列は図4,図5に示す状態から変わっておらず、このト
ンネル構造体2Bは閉環状態を維持している。このトン
ネル構造体2Bの直線状となった部分は、双方のトンネ
ル構造物2A,2Bの略中央部に位置して双方のトンネ
ル空間3A,3Bを仕切る中壁12となるものである。
この中壁12は、これら合流途中にあるトンネル構造物
2A,2Bにかかる土圧を支持する。
【0028】一方、第1のトンネルT1のトンネル構造
体2Aは、第2のトンネルT2のトンネル構造体2Bと
の軸間距離が縮まり曲面部のRが大きくなるに従って、
開口端(すなわち前記小口径トンネル構造物4′,
4′)から続く小口径トンネル構造物4,4,…が徐々
に前記中壁12に沿うように第1のトンネル空間3Aの
内方に入り込んでいく。
【0029】また、双方のトンネル構造体2A,2Bの
曲面部のRを漸次大きくしていく際には、各小口径トン
ネル構造物4,4,…間の重合率つまり重合部の寸法
は、図1に示した合流前の状態と同一となるよう保持す
る。
【0030】図7は上記2本のトンネルT1,T2の軸
線の離間距離がさらに接近した状態を示している。図7
の状態では中壁12を構成する小口径トンネル構造物4
の数がさらに増え、それに伴いトンネル構造体2Bの曲
面部のRも大きくなっている。一方、トンネル構造体2
Aの方も曲面の部のRが大きくなり、それに伴い中壁1
2側に入り込む小口径トンネル構造物4の数が増加して
いる。そして、双方のトンネル構造体2A,2Bの曲面
部が徐々に滑らかに連続した形状となる。
【0031】両トンネルT1,T2の軸線が完全に一致
した状態においては、図8に示すように、第1のトンネ
ルT1のトンネル構造体2Aの曲面部と第2のトンネル
T2のトンネル構造体2Bの曲面部とが同一のRを描
き、完全に1つの円を構成する。つまり、これにより、
1つの円筒形状を成した新たなトンネル構造体2が形成
されたこととなる。この状態では、中壁12はトンネル
構造体2の中央部に位置されている。また、かかる状態
にあっても、第2のトンネルT2を形成するトンネル構
造体2Bは小口径トンネル構造物4の配列を変えないも
のとなっている。
【0032】ここで、この図8において示されている小
口径トンネル構造物4,4,…の数の合計は52個であ
り、図3に示した第1のトンネルT1と第2のトンネル
T2を構成する小口径トンネル構造物4と同数となって
いる。そして、実施例では、前記トンネル構造体2の内
径は30m のものとなっている。
【0033】そして、上記の如く完全な筒状を形成した
所定のトンネル構造体2が構築されるようになったなら
ば、以降は、該トンネル構造体2をトンネル外殻とする
トンネルTを長手方向に構築してゆけばよい。
【0034】その際、トンネル構造体2Bが構成する前
記中壁12および、その中壁12に沿って内方に配置さ
れたトンネル構造体2Aの小口径トンネル構造物4,
4,…については、上記の如きトンネル構造体2が形成
された時点でその構築をストップさせてもよい。その場
合には、図9に示す如く、トンネル空間3が1つとなっ
たトンネルTが形成される。また、上記の実施例におい
ては、図6〜図8に示すように、トンネル構造体2Aの
曲面部のRを大きくしていくに従って該トンネル構造体
2Aの開口端に沿う部分を中壁12に沿わせてトンネル
空間3Aの内方に形成するものとした(つまり、その部
分についてはいわば中壁12が二重となった状態となっ
ている)。しかしながら、上記説明した方法によれば、
トンネル構造体2Bの構成する中壁12は常に直線状と
され、土圧に対して充分抵抗できるので、中壁12に沿
う小口径トンネル4は構築しなくともよい。
【0035】以上のように、上記トンネルの合流方法に
よれば、多数の小口径トンネル構造物4の連設体により
構成され優れた利点を有するトンネルT1,T2を極め
て合理的に合流させることができる。また、トンネルT
1,T2の合流にあたっては、上記のように中壁12を
形成しながら行うものとしたので、合流途中にあるトン
ネル構造体がこの中壁12に支持され、土圧に対する全
体の強度が常に保たれるものとなる。しかもその際、中
壁12を、双方のトンネル構造体2A,2Bのうちの少
なくとも一方のトンネル構造体2Bの一部により構成す
るようにし、かつ該トンネル構造体2Bの小口径トンネ
ル構造物4の閉環配列を終始崩さないようにしたので、
中壁12を常時(特に合流初期の段階においても)直線
状に形成することが可能となる。これにより、該中壁1
2については合流中のトンネル構造体の土圧支持体とし
て充分な機能を持たせることができるものとなる。
【0036】さらに、トンネルの内部構成上、前記中壁
12が邪魔となるようなときには、合流が完全に完成さ
れない途中にあっても、適宜な補強を行うことによって
該中壁12の一部または全部を撤去することも可能であ
る。なお、この場合の例を、後に説明する。
【0037】さらに実施例では、第1のトンネルT1と
第2のトンネルT2の大きさを異なるものとしている
が、これら両トンネルT1,T2は同一径のものであっ
ても無論よい。また、上記例においては、第1のトンネ
ルT1(トンネル構造体2A)と第2のトンネルT2
(トンネル構造体2B)とを合流させる際、トンネル構
造体2Aの閉環配列を解いて一部を開口させる如く施工
するものとしたが、例えば前記第1のトンネルT1(ト
ンネル構造体2B)が上記例のものよりも大径であった
ような場合には、図8の状態においてトンネル構造体2
Bを小口径トンネル構造物4′,4′のところで絶ち切
る必要はない。つまり、トンネル構造体2Aについて小
口径トンネル構造物4,4,…の閉環配列を解く必要は
ない。また、第1のトンネルT1および第2のトンネル
T2は上記例のものと同一で、合流後のトンネルTの径
が上記例のものよりも小さいような場合も然りである。
【0038】またさらに、実施例では、第1・第2の2
本のトンネルT1,T2を合流させる場合についてのみ
説明したが、上記方法により3本以上のトンネルT1,
T2,T3,…を合流させることも可能である。
【0039】次に、図16ないし図23のものは、合流
前の第1および第2のトンネルT1,T2を構成するト
ンネル構造体2A,2Bのその他の構成例を示したもの
である。これらの図において上記実施例のものと同じ構
成要素には同一符号を付してその説明を省略するものと
する。以下、これら各図に示したものについて説明す
る。
【0040】図16のものは、各小口径トンネル構造物
4を構成する覆工体8の内部、つまりこの場合では筒状
構造体6の内部空間内をコンクリート15で充填したも
のである。
【0041】図17のものは、各小口径トンネル構造物
4のうち、先行小口径トンネル構造物4Aの覆工体8
を、後行小口径トンネル構造物4Bとの重なり部におい
て非重なり部よりも肉厚に形成したものである。
【0042】図18のものは、小口径トンネル構造物4
の覆工体8の内部に、小口径トンネル構造物4の連設方
向に延びた補強部材16を設けたものである。符号19
は補強部材16を定着させるナットである。また、本構
成のものでは、後行小口径トンネル構造物4Bのテール
ボイドは先行小口径トンネル構造物4Aのテールボイド
に対し小さいものとしている。
【0043】図19のものは、上記図18のものにおい
て前記補強部材16どうしを接続金具17およびつなぎ
部材18を介して接続することにより補強部材16を一
体化させたものである。
【0044】図20のものは、上記図19のものにおい
て覆工体8の内部にコンクリート15を充填したもので
ある。
【0045】図21のものは、各小口径トンネル構造物
4の覆工体8を、セグメント覆工法に因らず場所打ちラ
イニング工法により形成したものである。なお図示のも
のは、覆工体8を上記図17のものと同様の形状として
いる。
【0046】さらに、図22のものは、トンネル構造体
2を構成する小径トンネル4,4,…のうち先行小口径
トンネル構造物4Aを次の図23に示した構造としたも
のである。図23に示す先行小口径トンネル構造物4A
は、覆工体8を全て特殊セグメント5′,5′,…によ
り構成したものである。この特殊セグメント5′は、前
述のセグメント5と裏込め硬化充填材7とにより構成さ
れる覆工体8におけるセグメント5に相当する部分がR
C造(鉄筋コンクリート造)または鋼製の高強度部5a
となっており、裏込め硬化充填材7に相当する部分が無
筋コンクリート部5bとなったものである。すなわち、
後行小口径トンネル構造物4Bの構築の際には該先行小
口径トンネル構造物4Aの前記無筋コンクリート部5b
の部分を切削するようにしたものである。ちなみにこの
場合には、先行小口径トンネル構造物4Aの構築の際
に、現場打ちコンクリートの打設が必要なくなると共
に、均一な品質がのものが確実に得られるものとなる。
【0047】上記実施例に述べたトンネルの合流方法
は、トンネルT1,T2を構成するトンネル構造体2
A,2Bがそれぞれ上記何れの構造のものであっても同
様に適用することができる。
【0048】次に、図24ないし図30は、上記実施例
において説明したトンネルの合流方法において、双方の
トンネルT1,T2の内部構造の一構成例とともに、ト
ンネルT1,T2を上記方法により合流させる際の該内
部構造の合成例を示したものである。ここで、これら図
24〜図30の7つの図は、先の図3〜図9の7つの図
に各々対応している。
【0049】これら図24ないし図30において、符号
20A,20Bは各トンネルT1,T2内にそれぞれ構
成された内部構造体である。これら内部構造体20A,
20Bはそれぞれ路盤21,22を上下2段に形成して
いる。各路盤21,22の上面(路面)には、第1のト
ンネルT1においては2列、また第2のトンネルT2に
おいては3列の車線23,23,…が形成されている。
【0050】図26に示す状態までは、内部構造体20
A,20Bについては合流前と何等変わるところがな
い。図27の状態では、双方の内部構造体20A,20
Bが、両トンネル構造体2A,2Bの略中央部で柱状構
造体25を介してつながっている。かかる状態とするに
は、トンネル構造体2A,2Bが先の図6に示した状態
となった後、前記中壁12を撤去しながら前記柱状構造
体25を構築し、この柱状構造体25によって前記中壁
12の機能を持たせる。つまり、土圧支持を担わせる。
また、各トンネル構造体2A,2Bの内面には二次覆工
26を施し、トンネル構造体2A,2B全体の耐力を高
めている。
【0051】図28に示す状態では、前記柱状構造体2
5を形成せずに双方の内部構造体20A,20Bを内部
構造体20として完全に一体に形成している。これは、
双方のトンネル構造体2A,2Bが近接し、前記柱状構
造体25を形成することが(車線23を確保する上で)
難しくなってきたこと、およびそれら両トンネル構造体
2A,2Bが近接したことにより両トンネル構造体2
A,2Bの構成する曲面部のRが全体としてかなり円に
近づき、それによりトンネル構造体全体として土圧に対
する耐力が高まったことに基づく。ただし、この状態で
は土圧に対する強度は充分ではない。そこで、図に示す
ように、内部構造体20をトンネル内の上部の方におい
ても形成しトンネル構造体2を補強するとともに、双方
のトンネル構造体2A,2Bの接触部付近を構成してい
る小口径トンネル構造物4については例えば先の図18
に示した如き構造とし、トンネル構造体中央部付近の強
度を高めた構成としている。
【0052】図29では、内部構造体20による路盤2
1,22は完成状態となり、等間隔で並ぶ5列ずつの車
線23,23,…を上下に形成している。また、この状
態では、トンネル構造体2が略円形に形成され、これに
より土圧に対する略充分な強度が発現するため、図28
の状態において設けていた補強部材16は取り除かれた
構造となっている。
【0053】図30は図29に続く最終段階で、図29
の段階ではまだ残っていた中壁12等が撤去され、トン
ネル空間3の内部には小口径トンネル構造物4が一切残
らない構成とされている。
【0054】本発明に係るトンネルの合流方法による場
合の内部構造体20の構築は、例えば上記の如くして達
成することが可能である。
【0055】さらに、上記実施例においては、トンネル
構造体2A,2B が縦断面において小口径トンネル構
造物4のみによって構成されたものについて説明した
が、本発明に係るトンネルの合流方法は、図31に示す
ように例えばトンネル空間3A,3B の一部(図示例の
ものは上半部)のみが上記の如く小口径トンネル構造物
4,4,…により構成されたものに対しても上記同様に
適用することが可能である。なお、この図31に示すト
ンネルTでは、トンネル底部(インバート部)にコンク
リート27を打設したものとなっている。
【0056】次に、本発明に係るトンネルの分岐方法の
一例について説明する。本発明に係るトンネルの分岐方
法は、概略的には上記説明したトンネルの合流方法の逆
の作業を行うことによって達成される。すなわち、分岐
すべき元のトンネルが上記図9に示したトンネルTであ
ったと仮定すると、図8,図7,図6,図5は分岐途中
の状況を示したもの、そして図4,図3に示すものが分
岐完了されたトンネルT1,T2となる。
【0057】本発明に係るトンネルの分岐方法の一実施
例についてさらに詳しく説明すれば、図9に示すトンネ
ルTを分岐させるには、少なくとも、該トンネルTの分
岐開始点より手前で、該トンネルTを構成するトンネル
構造体2の内部に、図8に示す如く中壁12を直線状に
形成する。この中壁12は、小口径トンネル構造物4,
4,…を径方向に連設することにより構成する。中壁1
2を構成する各小口径トンネル構造物4,4,…は、ト
ンネルの分岐途中において順次、第2のトンネルT2の
トンネル構造体2Bの曲面部に供給されていく。さら
に、この中壁12のほかにも、図8に示すようにこの中
壁12に沿って複数の小口径トンネル構造物4,4,…
を余分に構築しておく。これら中壁12に沿って構築し
た小口径トンネル構造物4,4,…は、トンネルの分岐
途中において順次、第1のトンネルT1のトンネル構造
体2Aを構成していくものとなる。
【0058】ここで、前記中壁12を構成する小口径ト
ンネル構造物4,4,…、およびその中壁12に沿う小
口径トンネル構造物4,4,…は、トンネルTのトンネ
ル構造体2と同時に当初より形成しておいてもよい。す
なわち、トンネル構造体2は多数の小口径トンネル構造
物4,4,…の連設体より成るものであるが、それら各
小口径トンネル構造物4は、前記シールド機10,1
0,…をそれぞれ図示しない立坑より発進させることに
より構築する。その際に、前記中壁12を構成する小口
径トンネル構造物4用のシールド機および、中壁12に
沿う小口径トンネル構造物4用のシールド機も、その立
坑より同時に発進させるわけである。分岐以前の区間に
おいて中壁12が不要である場合には、トンネル空間3
を形成すべくトンネル構造体2の内部を掘削する際に中
壁12等を取り壊せばよい。中壁12が存在しても支障
とならない場合には、中壁12はそのまま残し、トンネ
ル構造体2のための補強体として機能させてもよい。ま
た、前記トンネルTの分岐開始前において、中壁12を
構成する小口径トンネル構造物4,4,… および、そ
の中壁12と隣接される小口径トンネル構造物4,4,
…を構築するシールド機発進用の立坑をトンネルTの構
築進路途中に新たに形成可能である場合には、中壁12
等はその立坑より構築するようにしてもよい。そのよう
にした場合には、中壁12が必要ない区間(分岐前のト
ンネルT)において中壁12を設ける無駄を省くことが
できる。
【0059】図8のように、トンネルTの分岐開始前に
おいてトンネル構造体2の内部に中壁12を構築するこ
とにより、トンネルTのトンネル空間3は第1のトンネ
ル空間3Aと第2のトンネル空間3Bと分割される。
【0060】上記状態となったならば、前記トンネル構
造体2が長手方向に進むに従って、前記中壁12を構成
する小口径トンネル構造物4,4,…を、分岐により独
立させるべき特定な一つのトンネル構造体、すなわちこ
の場合では第2のトンネルT2を形成すべきトンネル構
造体2B側に順次供給していく(図7,図6参照)。ま
たそれと同時に、中壁12に沿って予め形成していた小
口径トンネル構造部4,4,…を、同じく図7,図6に
示すように、第1のトンネルT1を形成すべきトンネル
構造体2A側に順次供給していく。そして、上記各操作
に伴い、同図7,図6に示すように、両トンネル構造体
2A,2Bの曲面部のRを漸次小さくしていく。
【0061】図6は、上記2つのトンネル空間3A,3
Bの軸線距離がさらに離間し、この状態では、前記中壁
12を構成する小口径トンネル構造物4,4,…および
中壁12に隣接した小口径トンネル構造物4,4,…の
数が図7に示したものよりさらに減り、かつ、両トンネ
ル構造体2A,2Bの曲面部のRが一層小さくなる。
【0062】そして、やがて2つのトンネル空間3A,
3Bの軸線がさらに離間し、前記中壁12を構成してい
た小口径トンネル構造物4,4,…の全てが第2のトン
ネルT2のトンネル構造体2Bの曲面部を構成するよう
になり、かつ、中壁12に隣接していた小口径トンネル
構造物4,4,…の全てが第1のトンネルT1のトンネ
ル構造体2Aの曲面部を構成するようになった時点で、
2つのトンネル構造体2A,2Bが完全に独立し、第1
のトンネルT1と第2のトンネルT2とが完成し、前記
トンネルTの分岐が完了する(図4)。本実施例では、
内径30m の前記トンネルTが、内径がそれぞれ20
m,24mの2本のトンネルT1,T2に分岐される。
【0063】上記したトンネルの分岐方法に伴う内部構
造体20の分岐については、例えば、先に図24〜図3
0に示した施工と逆の施工を行うことにより可能であ
る。
【0064】以上のように、上記トンネルの分岐方法に
よれば、大断面にして優れた利点を有するトンネルTを
極めて合理的に分岐させることができる。また、分岐に
あたっては、初めにトンネル空間3内に中壁12を形成
し、トンネルの分岐が完了するまで該中壁12によりト
ンネル構造物2を支持するので、分岐途中においてトン
ネル構造体2を大掛かりな補強をすることなく、あるい
は全く補強を行うことなくトンネルTの分岐施工が可能
となる。
【0065】しかも、上記中壁12は、分岐途中におい
て特定の一つのトンネル構造体(実施例ではトンネル構
造体2B)側に供給していくので、中壁12を常時(特
に分岐の後期段階においても)直線状に維持・形成する
ことが可能となる。したがって、分岐途中において双方
のトンネル構造体2A,2Bの略中央部に位置して土圧
支持を担う支持体として充分な作用をこの中壁12に持
たせることが可能となる。
【0066】なお、上記のトンネルの分岐方法において
も、該方法の適用されるトンネルが図5に示したものに
限られるものではなく、例えば先に図16ないし図2
3、および図31に示した構造のトンネル等にも無論同
様に適用できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係るト
ンネルの合流方法によれば、多数の小口径トンネル構造
物を連設することにより形成され、優れた利点を有する
トンネルを、極めて合理的に合流させることができる。
また、トンネルの合流にあたっては、合流させるべきト
ンネルをそれぞれ構成するトンネル構造体の重なり部を
中壁としてトンネル空間内に形成するため、合流途中に
あるトンネル構造体を該中壁により支持することがで
き、トンネル構造体全体の強度を常に維持することがで
きる。しかもその際、前記中壁は、合流させるべきトン
ネル構造体のうちの一方のトンネル構造体の一部により
構成するようにし、それにより一方のトンネル構造体の
小口径トンネル構造物の閉環配列は終始崩さないように
したので、中壁を常時(特に合流初期の段階において
も)直線状に形成することが可能となり、これにより、
該中壁については合流中のトンネル構造体の土圧支持体
として充分な機能を持たせることができるものとなる。
【0068】また、請求項2に係るトンネルの合流方法
によれば、例えば合流させるべき2つのトンネルの径が
異なる場合、あるいは合流後のトンネルを合流前の各ト
ンネルに対して拡径するような場合等においても請求項
1記載の合流方法を用いることができ、以て上記同一の
効果を同様に奏することができる。
【0069】請求項3に係るトンネルの分岐方法によれ
ば、多数の小口径トンネル構造物を連設することにより
形成され、優れた利点を有するトンネルを合理的に分離
させることができのは無論、分岐させたトンネルの断面
も自由に設定することができる。しかも、上記中壁は、
分岐途中において特定の一つのトンネル構造体側に供給
していくので、中壁を常時(特に分岐の後期段階におい
ても)直線状に維持・形成することが可能となる。した
がって、分岐途中において双方のトンネル構造体の略中
央部に位置して土圧支持を担う支持体として充分な作用
をこの中壁に持たせることが可能となる。そして、上記
トンネルの合流方法と相まって、上記構造により優れた
作用を発揮する大断面トンネルの各種要求に対する順応
性を大きく高めることができ、これにより、上記構造の
大断面トンネルの優位性を一層高めることができる、と
いった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトンネルの合流方法および分岐方
法の一実施例を地盤等と共に一部断面で示す斜視図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明に係るトンネルの合流方法および分岐方
法の一実施例を示すもので、合流前(または分岐後)の
トンネルを示す正面断面図である。
【図4】当実施例によるトンネルの合流方法および分岐
方法を示すもので、合流直前(分岐直後)のトンネルを
示す正面断面図である。
【図5】当実施例によるトンネルの合流方法および分岐
方法を示すもので、合流途中(または分岐途中)にある
トンネルを示す正面断面図である。
【図6】当実施例によるトンネルの合流方法および分岐
方法を示すもので、合流途中(または分岐途中)にある
トンネルを示す正面断面図である。
【図7】当実施例によるトンネルの合流方法および分岐
方法を示すもので、合流途中(または分岐途中)にある
トンネルを示す正面断面図である。
【図8】当実施例によるトンネルの合流方法および分岐
方法を示すもので、合流途中(または分岐途中)にある
トンネルを示す正面断面図である。
【図9】合流完了後(または分岐開始前)のトンネルを
示す正面断面の図である。
【図10】本発明に係るトンネル構造体の一例を示す部
分正面断面図である。
【図11】図10に示したトンネル構造体の構築方法の
一例を示したもので小口径トンネル構造物を示す正面断
面図である。
【図12】トンネル構造体の構築方法の一例を示すもの
で、小口径トンネル構造物を図11に続いて示す正面断
面図である。
【図13】トンネル構造体の構築方法の一例を示すもの
で、小口径トンネル構造物を図12に続いて示す正面断
面図である。
【図14】トンネル構造体の構築方法の一例を示すもの
で、小口径トンネル構造物を図13に続いて示す正面断
面図である。
【図15】小口径トンネル構造物をシールド機と共に示
す側断面図である。
【図16】本発明が適用されるトンネルのトンネル構造
体の他の構成例を示したもので、トンネル構造体の部分
正面断面図である。
【図17】本発明が適用されるトンネルのトンネル構造
体の他の構成例を示したもので、トンネル構造体の部分
正面断面図である。
【図18】本発明が適用されるトンネルのトンネル構造
体の他の構成例を示したもので、トンネル構造体の部分
正面断面図である。
【図19】本発明が適用されるトンネルのトンネル構造
体の他の構成例を示したもので、トンネル構造体の部分
正面断面図である。
【図20】本発明が適用されるトンネルのトンネル構造
体の他の構成例を示したもので、トンネル構造体の部分
正面断面図である。
【図21】本発明が適用されるトンネルのトンネル構造
体の他の構成例を示したもので、トンネル構造体の部分
正面断面図である。
【図22】本発明が適用されるトンネルのトンネル構造
体の他の構成例を示したもので、トンネル構造体の部分
正面断面図である。
【図23】図22に示したトンネル構造体における小口
径トンネル構造物を示した正面図である。
【図24】図3に示したトンネル構造体の内部に内部構
造体を構築してなるトンネルの正面断面図である。
【図25】図4に示したトンネル構造体の内部に内部構
造体を構築してなるトンネルの正面断面図である。
【図26】図5に示したトンネル構造体の内部に内部構
造体を構築してなるトンネルの正面断面図である。
【図27】図6に示したトンネル構造体の内部に内部構
造体を構築してなるトンネルの正面断面図である。
【図28】図7に示したトンネル構造体の内部に内部構
造体を構築してなるトンネルの正面断面図である。
【図29】図8に示したトンネル構造体の内部に内部構
造体を構築してなるトンネルの正面断面図である。
【図30】図9に示したトンネル構造体の内部に内部構
造体を構築してなるトンネルの正面断面図である。
【図31】本発明が適用されるその他のトンネルを示し
た全体正面断面図である。
【図32】本出願人が先に発明した大断面トンネルを示
す全体正面断面図である。
【符号の説明】
G 地山 T トンネル T1 第1のトンネル T2 第2のトンネル 2,2A,2B トンネル構造体 3 トンネル空間 3A 第1のトンネル空間 3B 第2のトンネル空間 4 小口径トンネル構造物 12 中壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 健一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 長谷川 誠 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 近藤 司 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 吉村 隆 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 石崎 秀武 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーチ状または筒状の閉環断面に形成さ
    れ地山の土圧に抗して内部空間を形成するトンネル構造
    体と、該トンネル構造体の内側に形成されるトンネル空
    間とから構成され、しかも前記トンネル構造体が、多数
    の小口径トンネル構造物がそれらの径方向に重合するよ
    うに連設されることにより構成されて成る複数のトンネ
    ルを合流させて1つのトンネルに形成するトンネルの合
    流方法であって、 前記各トンネルの進路を、これら各トンネルの軸線が相
    対的に漸次接近して最終的に1本に収束するように変更
    し、 上記トンネル進路の変更により各トンネルが漸次近接し
    前記各トンネル構造体どうしが接触するようになった
    ら、それら互いに接触する双方のトンネル構造体のうち
    少なくとも一方のトンネル構造体の断面形状を、該トン
    ネル構造体を構成する小口径トンネル構造物の閉環配列
    を保ったまま前記一方のトンネル構造体と接触する部分
    が直線状となるよう変化させてゆき、該直線状部分を双
    方のトンネル構造体の中壁と成し、 各トンネル構造体の前記中壁以外の曲面部については、
    該曲面部を構成する小口径トンネル構造物の重合状態を
    一定に保持したまま曲率半径を漸次大きくしてゆき、 最終的に、所定の曲率半径を有した一つのトンネル構造
    体を構成することを特徴とするトンネルの合流方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトンネルの合流方法にお
    いて、前記中壁を、互いに合流するトンネル構造体のう
    ち一方のトンネル構造体により形成し、該一方のトンネ
    ル構造体と合流する他方のトンネル構造体については、
    該トンネル構造体を構成する小口径トンネル構造物の閉
    環配列を一部を絶ち切って開環させるとともに該開環に
    よる開口部を前記一方のトンネル構造体が順次形成して
    いく前記中壁により閉塞させることを特徴とするトンネ
    ルの合流方法。
  3. 【請求項3】 アーチ状または筒状に形成され地山の土
    圧に抗して内部空間を形成するトンネル構造体と、該ト
    ンネル構造体の内側に形成されるトンネル空間とから成
    り、しかも前記トンネル構造体が、多数の小口径トンネ
    ル構造物がそれらの径方向に重合するように連設される
    ことにより構成されて成るトンネルの分岐方法であっ
    て、 少なくとも前記トンネルの分岐前において、予め前記ト
    ンネル空間内に、前記トンネル構造体を構成する前記小
    口径トンネル構造物と略同径の小口径トンネル構造物を
    正面断面視直線状に複数連設することにより中壁を形成
    して前記トンネル空間を複数の空間に分割し、 前記トンネルの分岐開始点より、前記中壁を構成して直
    線状に配列されていた前記小口径トンネル構造物を、分
    岐・独立させるべき特定な一つのトンネル構造体の曲面
    部を成すよう該特定のトンネル構造体側に順次移動させ
    ていくことにより前記中壁を徐々に短縮していき、かつ
    該特定のトンネル構造体の曲面部の曲率半径を漸次小さ
    くしていく一方、前記特定のトンネル構造体と前記中壁
    を介して隣接する他のトンネル構造体を、前記中壁を順
    次短縮していくのに伴わせて曲面部の曲率半径を漸次小
    さくしてゆき、これによって前記複数に分割したトンネ
    ル空間をそれぞれ互いに離間させてゆき、 最終的に、前記中壁を構成していた小口径トンネル構造
    物と、分岐前のトンネル構造体を構成していた小口径ト
    ンネル構造物とにより、それぞれ独立したトンネル構造
    体を有したトンネルを構成することを特徴とするトンネ
    ルの分岐方法。
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