JPH09279978A - 大断面トンネルの構築方法 - Google Patents

大断面トンネルの構築方法

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JPH09279978A
JPH09279978A JP8095729A JP9572996A JPH09279978A JP H09279978 A JPH09279978 A JP H09279978A JP 8095729 A JP8095729 A JP 8095729A JP 9572996 A JP9572996 A JP 9572996A JP H09279978 A JPH09279978 A JP H09279978A
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JP
Japan
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tunnel
constructed
section
shield
constructing
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JP8095729A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kawaguchi
博行 川口
Hiroshi Kazama
広志 風間
Shinji Seki
伸司 関
Kazuo Miyazawa
和夫 宮沢
Hiroyuki Kubo
裕之 久保
Hisao Arai
久雄 荒井
Fusao Kawakami
房男 川上
Yasuhiko Shigeta
安彦 重田
Atsuo Onoe
篤生 尾上
Hisashi Takenaka
久 竹中
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工を円滑に行って工期の短縮化と低コスト
化を図ることのできる大断面トンネルの構築方法を提供
することを課題とする。 【解決手段】 複数の矩形シールドトンネル13を周方
向に隣接させて構築することによってトンネル構造体1
1を構築した後、内方の地山G2を掘削することによっ
て大断面トンネル10を構築する構成とした。そして、
トンネル構造体11を構築するに際しては、まず、矩形
シールドトンネル13を先行構築した後、先行構築した
矩形シールドトンネル13の裏込充填材17を掘削する
ことによって、後行構築する矩形シールドトンネル13
の一部を先行構築した矩形シールドトンネル13に重合
させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大断面を有した断
面視矩形状のトンネルを構築するに際して用いて好適な
大断面トンネルの構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、トンネルの構築には、シ
ールド掘削機で地山を掘削し、その後方においてシール
ド掘削機と略同径のトンネルを構築するシールド工法が
多用されている。しかしながらシールド工法では、大断
面のトンネルを構築しようとすると、当然のことながら
それに用いるシールド掘削機が大型化し、この結果、シ
ールド掘削機の製作、運搬、現場組立等のあらゆる面に
おいて人手およびコストが嵩むものとなってしまう。
【0003】このため、近年では、大断面のトンネルの
形状に沿って小径トンネルを多数構築することによっ
て、これら小径トンネルから大断面のトンネル構造体を
形成する工法が開発されている。
【0004】ところで、特に内部に大空間を有する大断
面トンネルを構築しようとした場合、図15に示すよう
に、断面円形のトンネル構造体1を構築し、その内方に
所定寸法の空間Sを形成していたのでは、空間Sに対し
てトンネル構造体1が大きいために、大断面トンネルT
を構築するに要する用地が広く必要となってコストが嵩
んだり、用地確保ができない場合には所定寸法の空間S
を形成することができないといった問題がある。
【0005】このため、図16に示すように、断面視矩
形の大断面トンネルT’を構築することにより、所定寸
法の空間Sを形成するためには必要最小限の用地を確保
すればよく、これによりコストの低減を図れることか
ら、このような断面視矩形の大断面トンネルT’の構築
工法が各種開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の大断面トンネルおよびその構築方法に
は、以下のような問題が存在する。図16に示したよう
な断面視矩形の大断面トンネルT’の覆工体となるトン
ネル構造体2を構築するに際しては、トンネル構造体2
の四辺を構成する水平部2a、鉛直部2bを、それぞれ
シールド掘削機でセグメントを断面視ロ字状に組むこと
によって構築した後、互いに隣接する水平部2aと鉛直
部2bどうしを、継手部Aにおいて接続する必要があ
る。これには、図17(a)に示すように、トンネル構
造体2の水平部2aと鉛直部2bとを別々に構築した
後、まずこれら水平部2aと鉛直部2bとの間の地盤G
1を薬液注入あるいは凍結工法等を用いて地盤改良す
る。続いて、図17(b)に示すように、水平部2aを
構築する際にその端部に組み込んでおいた接続部土留材
3を鉛直部2bに向けて押し出す。そして、接続部土留
材3を鉛直部2bに到達させた後、水平部2aと鉛直部
2bのセグメント4を撤去し、鉛直部2b側に接続用ブ
ラケット5を取り付ける。このようにして水平部2aと
鉛直部2bとを一体に接続した後、図17(c)に示す
ように、その内方に鉄筋6等を配し、コンクリート7を
打設することによってトンネル構造体2が完成する。
【0007】このような工法においては、まず、接続部
土留材3を押し出すようになっているが、水平部2aを
構築するに際しては、その外周にモルタル等の裏込充填
材(図示なし)が注入されているため、接続部土留材3
の押し出しは困難である。また、継手部Aに止水および
強度増加のために、地盤G1を薬液注入や凍結工法等で
地盤改良するようになっているが、言うまでもなくこの
ような地盤改良には時間とコストがかかり、しかも完全
な止水効果を得ることは困難である。さらに、水平部2
aと鉛直部2bとを接続するに際しては、継手部Aの地
山を掘削し、ここに鉄筋を配筋組立するが、このときに
は水平部2aと鉛直部2bのそれぞれの側面を形成する
セグメント4を一部解体撤去しなければならない。これ
らセグメント4は、そもそも地山の土圧・地下水圧に対
抗してトンネル空間を保持するものであるため、セグメ
ント4を撤去するに際しては他の支保工等を設ける必要
があり、これには手間がかかる。またこのような支保工
等の設置を、水平部2a,鉛直部2bの軸線方向に長い
区間で行うには、支保工が大掛かりなものとなってしま
うため、短い区間に区切って順次施工を行う必要があ
り、これも工期の長期化とコストの増大を招いてしま
う。
【0008】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、施工を円滑に行って工期の短縮化と低コス
ト化を図ることのできる大断面トンネルの構築方法を提
供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
複数の断面視矩形のシールドトンネルを周方向に隣接さ
せて構築することにより、大断面トンネルの覆工体とな
るトンネル構造体を構築した後、前記トンネル構造体の
内方の地山を掘削してここに空間を形成することによっ
て大断面を有したトンネルを構築する構成とし、前記ト
ンネル構造体を構築するに際しては、まず、断面視矩形
のシールド掘削機で地山に孔を掘削し、該孔内にセグメ
ントを断面視矩形に組み上げ、周囲地山と該セグメント
との空隙に裏込充填材を充填することによって一のシー
ルドトンネルを先行構築し、この後に先行構築した前記
一のシールドトンネルに隣接させて他のシールドトンネ
ルを後行構築するときに、前記一のシールドトンネルに
隣接する地山とともに、先行構築した前記シールドトン
ネルの前記裏込充填材をシールド掘削機で掘削した後、
ここにセグメントを断面視矩形に組み上げ、周囲地山お
よび前記先行構築したシールドトンネルと前記セグメン
トとの間に裏込充填材を充填することによって、後行構
築する前記他のシールドトンネルの一部を先行構築した
前記一のシールドトンネルに重合させることを特徴とし
ている。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の大
断面トンネルの構築方法において、前記トンネル構造体
を構築した後、前記先行構築したシールドトンネルと後
行構築したシールドトンネルとが互いに隣接する部分の
前記セグメントを取り外し、さらにこの部分の裏込充填
材を撤去することによって、前記トンネル構造体の内部
を断面周方向に貫通させ、しかる後に、該トンネル構造
体の前記セグメント内に鉄筋,鋼材等の補強材を配置
し、さらにコンクリートを打設することを特徴としてい
る。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項2記載の大
断面トンネルの構築方法において、前記トンネル構造体
の内部の貫通作業と、前記補強材の配置作業と、コンク
リートの打設作業とを、前記各シールドトンネルの掘進
方向において少なくとも前記セグメント一つおき以上で
行い、しかる後に残る部分で前記各作業を繰り返して行
うことによって、前記トンネル構造体を掘進方向に連続
させることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る大断面トンネ
ルの構築方法の第一および第二の実施の形態を、図1な
いし図13を参照して説明する。
【0013】[第一の実施の形態]図1に示すものは大
断面トンネル10の構築途中の状態を示すもので、この
大断面トンネル10は、周囲の地山からの土圧に抗する
ための覆工体であるトンネル構造体11と、該トンネル
構造体11の内方の地山G2を掘削することによって形
成される内部空間(空間)12とから構成されている。
【0014】トンネル構造体11は、略鉛直面内に位置
する両側の側壁部11a,11aと、これら側壁部11
a,11aの上端部,下端部間にそれぞれ設けられて略
水平面内に位置する上面11b,下面11cとから構成
されて、全体として断面視略ロ字状をなしている。この
トンネル構造体11は、断面視矩形の矩形シールドトン
ネル(シールドトンネル)13が周方向に複数配置され
て、これらが一体化された構成からなっている。そし
て、このようなトンネル構造体11内には、互いに隣接
する矩形シールドトンネル13,13の接続部に図示し
ない鉄筋が配筋され、さらにその内部に図示しないコン
クリートが打設される構成となっている。ここで、上記
大断面トンネル10の径方向の寸法は、例えば、内部空
間12が、それぞれ横8m、縦9m程度、矩形シールド
トンネル13の厚さが3m程度のものとなっている。
【0015】次に、このような大断面トンネル10の構
築方法について説明する。これには、まず、トンネル構
造体11を構成する矩形シールドトンネル13,13,
…のうち、上面11b,下面11cを構成する矩形シー
ルドトンネル13A,13Bを順次先行構築する。これ
には、断面視矩形のシールド掘削機(図示なし)の前面
に備えたカッタで地盤中に矩形の孔15A,15Bを削
孔していき、その後方で鋼製のセグメント16,16,
…をそれぞれ断面視矩形に組み立て、さらに組み立てた
セグメント16,16,…の外周面と孔15の内周面と
の間にコンクリートやモルタル、ファイバーコンクリー
ト等の裏込充填材17を充填する。
【0016】次いで、先行構築した矩形シールドトンネ
ル13A,13Bにそれぞれ隣接す地山を掘削してここ
に矩形シールドトンネル13C,13Dを構築する。図
2(a)に示すように、このときに用いるシールド掘削
機20は、前面に地山を掘削するための図示しないカッ
タが備えられるとともに、側面にコンクリート等を切削
することのできるコンクリート切削機構21が備えられ
ている。このシールド掘削機20で、図1に示した矩形
シールドトンネル13C,13Dを構築すべき位置の地
山を掘進して孔15C,15Dを削孔していくときに
は、その側面に備えたコンクリート切削機構21で、先
行構築した矩形シールドトンネル13A,13Bの側面
の裏込充填材17の一部(図1中符号(イ)、(ロ)の
部分)を切削する。この後、この孔15C,15D内
に、それぞれセグメント16,16,…を所定形状に組
み立て、その外側に裏込充填材17を充填することによ
り、矩形シールドトンネル13C,13Dが構築され
る。この状態で、矩形シールドトンネル13C,13D
は、裏込充填材17によって、先行構築した矩形シール
ドトンネル13A,13Bに強固に一体化されたことに
なる。
【0017】次いで、トンネル構造体11の側面11
a,11aを構成する矩形シールドトンネル13E,1
3Fを構築する。図2(b)に示すように、このときに
用いるシールド掘削機22は、前面に地山を掘削するた
めの図示しないカッタが備えられ、その上下面にコンク
リート等を切削することのできるコンクリート切削機構
23,23が備えられている。このシールド掘削機22
で、図1に示した矩形シールドトンネル13E,13F
を構築すべき位置の地山を掘進して孔15E,15Fを
削孔していくときには、その上下面に備えたコンクリー
ト切削機構23,23で、先行構築した矩形シールドト
ンネル13A,13B,13C,13Dの上面あるいは
下面の裏込充填材17の一部(図1中符号(ハ)、
(ニ)、(ホ)、(ヘ)の部分)を切削する。この後、
この孔15E,15F内に、それぞれセグメント16,
16,…を所定形状に組み立て、その外側に裏込充填材
17を充填することにより、矩形シールドトンネル13
E,13Fが構築される。この状態で、矩形シールドト
ンネル13E,13Fは、裏込充填材17によって、先
行構築した矩形シールドトンネル13A,13B,13
C,13Dにその一部が重合して強固に一体化されたこ
とになる。
【0018】続いて、構築したトンネル構造体11内
に、以下のようにして鉄筋(図示なし)の配筋、および
コンクリート(図示なし)の打設を行う。まず、図3に
示すように、トンネル構造体11において、矩形シール
ドトンネル13,13どうしが互いに隣接する部分にお
いて、その接続部に位置するセグメント16を取り外
す。このときに、セグメント16の取り外しは、各矩形
シールドトンネル13が連続する方向において、一つお
きのセグメントリングごとに行うようにする。このよう
にしてセグメント16を取り外すと、互いに隣接する矩
形シールドトンネル13,13の裏込充填材17が露出
するので、続いて、図4に示すように、ここに開口部2
5を形成する。このとき、コアボーリング等を用い、ト
ンネル構造体11の外周側と内周側とに接する部分25
a,25bが略アーチ状となるよう開口する。このよう
に、開口部25の形成を一つおきのセグメントリング毎
に行い、かつ開口部25の形状を略アーチ状とすること
により、各開口部25が安定し、施工の間、鉄筋などで
補強を図らなくとも周囲地盤からの土水圧および反力に
抗することが可能となる。このようにして互いに隣接す
る矩形シールドトンネル13,13間に開口部25を形
成することによって、トンネル構造体11内がその断面
周方向に連続して貫通した状態となる。
【0019】続いて、図5に示すように、互いに隣接す
る矩形シールドトンネル13,13の接続部の開口部2
5に、鉄筋(補強材)26を配筋した後、さらにコンク
リート27を打設する。
【0020】この後、図6に示すように、既に鉄筋26
の配筋、コンクリート27の打設を行った部分以外の、
トンネル構造体11の残りの部分について、前記と同様
にして、セグメント16の取り外し、開口部28の形成
を行う。続いて、図7に示すように、接続部の開口部2
8への鉄筋26の配筋、コンクリート27の打設を行
う。これにより、トンネル構造体11の全長にわたっ
て、互いに隣接する矩形シールドトンネル13,13の
接続部への鉄筋26の配筋、およびコンクリート27の
打設が完了した状態となる。
【0021】この後は、必要に応じて、トンネル構造体
11のセグメント16内への鉄筋(図示なし)の配筋、
コンクリート(図示なし)の打設を行うようにする。
【0022】しかる後には、図1に示したように、トン
ネル構造体11の内方の地山G2を掘削し、ここに内部
空間12を形成することにより所定形状の大断面トンネ
ル10の構築が完了する。
【0023】上述したように、大断面トンネル10の構
築方法では、複数の矩形シールドトンネル13を周方向
に隣接させて構築することによってトンネル構造体11
を構築した後、内方の地山G2を掘削することによって
大断面トンネル10を構築する構成となっている。そし
て、トンネル構造体11を構築するに際しては、まず、
矩形シールドトンネル13を先行構築した後、先行構築
した矩形シールドトンネル13の裏込充填材17を掘削
することによって、後行構築する矩形シールドトンネル
13の一部を先行構築した矩形シールドトンネル13に
重合させる構成となっている。さらに先行構築した矩形
シールドトンネル13と後行構築した矩形シールドトン
ネル13とが互いに隣接する部分のセグメント16を取
り外し、裏込充填材17を撤去することによって、トン
ネル構造体11の内部を周方向に貫通させ、しかる後
に、トンネル構造体11内に鉄筋26を配筋し、さらに
コンクリート27を打設する構成となっている。これに
より、十分な剛性を有する大断面トンネル10のトンネ
ル構造体11を構築することができる。このようにして
先行構築した矩形シールドトンネル13の裏込充填材1
7を掘削して矩形シールドトンネル13を後行構築する
ことにより、先行構築した矩形シールドトンネル13と
後行構築した矩形シールドトンネル13とが一体化され
るので、互いに隣接する矩形シールドトンネル13,1
3どうしを接合するときにも、従来のように薬液注入に
よる地盤改良を行うことなく、また支保工を用いること
もなく、地山の土圧・地下水圧に対抗することができ
る。従って、円滑かつ効率よく大断面トンネル10を構
築することができ、これにより、工期の短縮化、コスト
低減、さらには安全性の向上といった効果を得ることが
できる。
【0024】また、互いに隣接する矩形シールドトンネ
ル13どうしの貫通作業と、鉄筋26の配筋作業と、コ
ンクリート27の打設作業とを、トンネル構造体11の
軸線方向において少なくともセグメントリング一つおき
に行い、しかる後に残る部分で前記各作業を繰り返して
行うことによってトンネル構造体11を軸線方向に連続
させる構成となっている。これにより、前記各作業中に
おいては、互いに隣接する矩形シールドトンネル13ど
うしの貫通をまだ行っていない部分、または既にコンク
リート27の打設までが完了している部分によって、ト
ンネル構造体11の安定を図ることができ、安全に作業
を行うことができる。
【0025】なお、上記第一の実施の形態において、開
口部25,28に鉄筋26を配筋する構成としたが、こ
れら開口部25,28を補強するために鋼材を配する構
成としてもよい。この場合、図8に示すように、開口部
25’の上下の部分25a’と下面25b’とを略アー
チ状とせずに直線状に形成する。この開口部25’を形
成するために例えばコアボーリングで形成した複数の孔
に、各孔よりも若干小径の補強用鋼棒29aを挿入す
る。そして、この補強用鋼棒29aの両端部を、一方の
矩形シールドトンネル13のセグメント16と、他方の
矩形シールドトンネル13のセグメント16とに、それ
ぞれ略U字状の鋼棒止め治具29bで固定する。各鋼棒
止め治具29bは、ボルトで固定したり、セグメント1
6が鋼製のものである場合には溶接することも可能であ
る。このようにして開口部25’の上下の部分25
a’,25b’を補強用鋼棒29a,29a,…で補強
することにより、ここを略アーチ状とする場合(図4参
照)よりも補強強度を高めて、周囲の土圧や水圧に抗す
ることができる。しかも、補強用鋼棒29a,29a,
…を用いる場合には上下の部分25a’,25b’を直
線状とすることができるので、この部分を略アーチ状と
する場合(図4参照)に比較して、開口部25’を大き
く取ることができる。さらには、これら補強用鋼棒29
a,29a,…を鉄筋の変わりに用いることも可能であ
る。なお、上記補強用鋼棒29aについては、その断面
形状、材質等を問うものではなく、例えば中空のパイプ
材を用いてもよく、必要とされる補強強度に応じて適宜
選択すればよい。
【0026】[第二の実施の形態]次に、構築すべき大
断面トンネルとして、例えば上下2層構造のトンネルを
例に挙げて説明する。図9に示すように、構築すべき大
断面トンネル30は、周囲の地山からの土圧に抗する覆
工体としてのトンネル構造体31と、該トンネル構造体
31の内方に形成された上下2段の内部空間(空間)3
2、33とから構成されている。
【0027】トンネル構造体31は、略鉛直面内に位置
する両側の側壁部31a,31aと、これら側壁部31
a,31aの上端部,下端部間にそれぞれ設けられて略
水平面内に位置する上面31b,下面31cと、側壁部
31a,31aの中間部間に設けられて上下の内部空間
32、33を仕切る仕切面31dとから構成されて、全
体として断面視略日字状をなしている。このトンネル構
造体31は、複数の矩形シールドトンネル(シールドト
ンネル)35が断面周方向に隣接配置され、これらが一
体化された構成からなっている。
【0028】各矩形シールドトンネル35は、鋼製のセ
グメント36と、該セグメント36と地山との間に充填
された裏込充填材37とから構成されている。
【0029】そして、このようなトンネル構造体31内
には、その全周にわたって鉄筋39が配筋され、さらに
その内部にはコンクリート40が打設された構成となっ
ている。
【0030】次に、このような大断面トンネル30の構
築方法について説明する。これには、図10に示すよう
に、まずトンネル構造体31の側壁部31a,31a
と、上面31b,下面31c,仕切面31dとが交差す
る部分に、矩形シールドトンネル35A,35B,35
C,35D,35E,35Fを順次先行構築する。この
ときには、断面視矩形のシールド掘削機(図示なし)の
前面に備えたカッタで地盤中に矩形の孔41A,41
B,41C,41D,41E,41Fを削孔していき、
その後方で鋼製のセグメント36,36,…を所定形状
に組み立て、さらに組み立てたセグメント36,36,
…の外周面と孔41A,41B,41C,41D,41
E,41Fの内周面との間にコンクリートやモルタル、
ファイバーコンクリート等の裏込充填材37を充填す
る。
【0031】ここで、矩形シールドトンネル35A,3
5B,35C,35D,35E,35Fは、トンネル構
造体31の側壁部31a,31aを構成する矩形シール
ドトンネル35G,35H,35J,35Kと接する部
分に凹部42が形成されるようセグメント36が組まれ
ており、この部分は他の部分に比較して裏込充填材37
の厚さが厚くなるようになっている。
【0032】次いで、トンネル構造体31の側壁部31
a,31aを構成する矩形シールドトンネル35G,3
5H,35J,35Kと、上面31b,下面31c,仕
切面31dをそれぞれ構成する矩形シールドトンネル3
5L,35M,35Nとを、以下のようにして順次後行
構築する。このとき、矩形シールドトンネル35G,3
5H,35J,35Kを構築するときに用いるシールド
掘削機22(図2参照)には、上下面にコンクリート切
削機構23,23が備えられている。そして、このシー
ルド掘削機22の前面に備えられている図示しないカッ
タで前方の地山を掘削するとともに、コンクリート切削
機構23,23で、図11に示すように、隣接する矩形
シールドトンネル35A,35B,35C,35D,3
5E,35Fの裏込充填材37を切削する。この後、図
12に示すように、その後方でセグメント36,36,
…を組み立て、その外側に裏込充填材37を充填するこ
とにより、矩形シールドトンネル35G,35H,35
J,35Kが構築される。
【0033】また、矩形シールドトンネル35L,35
M,35Nを構築するときに用いるシールド掘削機(図
示なし)には、前面に地山を掘削するカッタを備えると
ともに、左右両側にコンクリート切削機構(図示なし)
が備えられている。そして、図11に示したように、こ
のシールド掘削機(図示なし)で前方の地山を掘削する
とともに、左右両側に備えたコンクリート切削機構(図
示なし)で隣接する矩形シールドトンネル35A,35
B,35C,35D,35E,35Fの裏込充填材37
を切削する。この後、図12に示したように、後方でセ
グメント36,36,…を組み立て、その外側に裏込充
填材37を充填することにより、矩形シールドトンネル
35L,35M,35Nが構築される。
【0034】この状態で、先行構築した矩形シールドト
ンネル35A,35B,35C,35D,35E,35
Fと、後行構築した矩形シールドトンネル35G,35
H,35J,35Kと、さらに後行構築した矩形シール
ドトンネル35L,35M,35Nとが強固に一体化さ
れたことになる。
【0035】この後は、図9に示したように、前記第一
の実施の形態と同様にして、構築したトンネル構造体3
1内に、鉄筋39の配筋、およびコンクリート40の打
設充填を行う。これには、図13に示すように、矩形シ
ールドトンネル35,35,…どうしが互いに隣接する
部分において、セグメント36,36を取り外した後、
その部分の裏込充填材37を撤去して開口部43を形成
する。このようにしてトンネル構造体31を断面周方向
に連続するよう貫通させる。この後に、図9に示したよ
うに、トンネル構造体31内に、断面方向全周にわたっ
て鉄筋39を配筋し、さらにコンクリート40を打設充
填する。なお、上記セグメント36の取り外し、開口部
43の形成、鉄筋39の配筋、コンクリートの打設充填
は、トンネル構造体31が連続する方向において、セグ
メントリング一つおきごとに行った後、残りの部分で同
様に行うようにする。これにより、トンネル構造体31
の全長が構築されたことになる。
【0036】しかる後には、トンネル構造体31の内方
の地山を掘削し、ここに内部空間32,33を形成する
ことにより、所定形状の大断面トンネル30の構築が完
了する。
【0037】上述した大断面トンネル30の構築方法で
は、前記第一の実施の形態と同様の方法を適用すること
により、上下2層構造の大断面トンネル30を構築する
ことができ、しかもそのときに第一の実施の形態と同様
に、工期の短縮化、コスト低減、安全性の向上といった
効果を得ることができる。しかも、先行構築する矩形シ
ールドトンネル35A,35B,35C,35D,35
E,35Fのセグメント36に凹部42を形成してお
き、35G,35H,35J,35Kを後行構築すると
きに、この凹部42の部分の裏込充填材37を切削する
構成とした。これにより、裏込充填材37の厚さを全体
に厚くする場合に比較して、裏込充填材37の使用量を
減少させることができる。しかも、矩形シールドトンネ
ル35G,35H,35J,35K,35L,35M,
35Nを後行構築するときには、先行構築した矩形シー
ルドトンネル35A,35B,35C,35D,35
E,35Fが両側にあるので、シールド掘削機での反力
を取りやすく、掘削方向の制御を容易に行うことができ
る。
【0038】なお、上記第二の実施の形態において、補
強材として、鉄筋39に代えて鋼材を用いることも可能
である。また、例えば矩形シールドトンネル35A,3
5B,35C,35D,35E,35Fを先行構築した
後、矩形シールドトンネル35L,35M,35Nを後
行構築し、その後に矩形シールドトンネル35G,35
H,35J,35Kを構築する構成としてもよい。
【0039】なお、上記第一または第二の実施の形態に
おいて、大断面トンネル10を単層構造とし、大断面ト
ンネル30を上下2層構造としたが、これ以外に3層以
上の構成であってもよい。さらには、その断面形状につ
いても、完全な矩形状に限定するものではなく、その一
部を湾曲形状とする等、他の形状としてもよい。また、
トンネル構造体11、31を構成するセグメント16、
36に関しては、その断面構造や材質を問うものではな
い。また、セグメント16、36内への鉄筋の配筋やコ
ンクリートの打設についても、前記第一の実施の形態の
如く、接続部のみとしてもよいし、第二の実施の形態の
如く全断面にわたって施すようにしてもよい。
【0040】また、大断面トンネル10、30の施工に
際しては、矩形シールドトンネル13A,13B、35
A,35B,35C,35D,35E,35Fを先行構
築し、矩形シールドトンネル13C,13D、35G,
35H,35J,35K,35L,35M,35Nを後
行構築する構成としたが、先行構築あるいは後行構築す
るシールドトンネルの位置は上記形態に限定するもので
はなく適宜決定すればよい。また、シールドトンネルの
先行構築時、後行構築時には、全てのシールドトンネル
を並行して同時施工してもよいし、また順次施工するよ
うにしてもよくこの場合にはその施工順序を何ら問うも
のではない。同様に、接続部のセグメント16,36の
取り外し、裏込充填材17,37の撤去等についても、
その施工順序は何ら問うものではなく、作業効率を優先
すればよい。
【0041】また、矩形シールドトンネル13、35を
構築するに際し、図2(a)に示したように、側面にコ
ンクリート切削機構21を備えたシールド掘削機20
や、図2(b)に示した上下両面にコンクリート切削機
構23,23を備えたシールド掘削機22を用いる構成
としたが、必要に応じ、これ以外のタイプのシールド掘
削機を用いてもよい。例えば、一側面だけでなく両側面
にコンクリート切削機構を備えたものや、図14(a)
に示すシールド掘削機50のように、上面の両側にコン
クリート切削機構51,51を備えたものや、図14
(b)に示すシールド掘削機52のように、上面と側面
の2カ所にコンクリート切削機構53,54を備えたも
のなどであってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る大
断面トンネルの構築方法によれば、複数の断面視矩形の
シールドトンネルを周方向に隣接させて構築することに
よりトンネル構造体を構築した後、内方の地山を掘削す
ることによって大断面を有したトンネルを構築する構成
とし、前記トンネル構造体を構築するに際しては、ま
ず、一の前記シールドトンネルを先行構築した後、先行
構築した前記シールドトンネルを構成する裏込充填材を
地山とともに掘削することによって、後行構築するシー
ルドトンネルの一部を前記先行構築したシールドトンネ
ルに重合させる構成となっている。そして、請求項2に
係る大断面トンネルの構築方法によれば、先行構築した
シールドトンネルと後行構築したシールドトンネルとが
互いに隣接する部分のセグメントを取り外し、さらにこ
の部分の裏込充填材を撤去することによってトンネル構
造体の内部を断面周方向に貫通させ、しかる後に、該ト
ンネル構造体内に鉄筋を配筋し、さらにコンクリートを
打設する構成となっている。これにより、十分な剛性を
有する大断面トンネルを構築することができる。このよ
うにして、先行構築したシールドトンネルと後行構築し
たシールドトンネルが一体化されるので、この後に、こ
れら互いに隣接するシールドトンネルどうしを接合する
ときにも、従来のように薬液注入による地盤改良を行う
必要がなくなり、円滑かつ効率よく大断面トンネルのト
ンネル構造体を構築することができ、これにより、工期
の短縮化、コスト低減、さらには安全性の向上といった
効果を得ることができる。
【0043】請求項3に係る大断面トンネルの構築方法
によれば、トンネル構造体の内部の貫通作業と、鉄筋の
配筋作業と、コンクリートの打設作業とを、各シールド
トンネルの掘進方向において少なくともセグメント一つ
おき以上で行い、しかる後に残る部分で前記各作業を繰
り返して行うことによってトンネル構造体を掘進方向に
連続させる構成となっている。これにより、前記各作業
中においては、トンネル構造体の貫通をまだ行っていな
い部分、または既に鉄筋の配筋およびコンクリートの打
設が完了している部分によって、トンネル構造体の安定
を図ることができ、安全に作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大断面トンネルの構築方法を適用
して構築中の大断面トンネルの第一の形態を示す立断面
図である。
【図2】前記大断面トンネルの構築に用いるシールド掘
削機を示す正面図である。
【図3】前記大断面トンネルの構築工程を示す図であっ
て、シールドトンネルどうしが隣接する部分のセグメン
トを取り外した状態を示す正断面図および側断面図であ
る。
【図4】同、裏込充填材を撤去した状態を示す正断面図
および側断面図である。
【図5】同、鉄筋を配筋しさらにコンクリートを打設し
た状態を示す正断面図および側断面図である。
【図6】同、図5に続く状態を示す側断面図である。
【図7】同、トンネル構造体の構築が完了した状態を示
す側断面図である。
【図8】同、裏込充填材を撤去した状態で、開口部を補
強する方法の他の一例を示す正断面図および側断面図で
ある。
【図9】本発明に係る大断面トンネルの構築方法を適用
して構築した大断面トンネルの第二の形態を示す立断面
図である。
【図10】前記大断面トンネルの構築工程を示す図であ
って、一部のシールドトンネルを先行構築した状態を示
す正断面図である。
【図11】同、他のシールドトンネルを後行構築するた
め地山に削孔した状態を示す正断面図である。
【図12】同、先行構築したシールドトンネルと後行構
築したシールドトンネルとを一体化した状態を示す正断
面図である。
【図13】同、互いに隣接するシールドトンネルどうし
の接合部において、セグメントを取り外し、裏込充填材
を撤去した状態を示す正断面図である。
【図14】本発明に係る大断面トンネルの構築方法に用
いるシールド掘削機の他の例を示す正面図である。
【図15】従来の大断面トンネルの一例を示す立断面図
である。
【図16】従来の断面視矩形の大断面トンネルの一例を
示す立断面図である。
【図17】図16に示した大断面トンネルの構築方法を
示す工程図である。
【符号の説明】
10,30 大断面トンネル 11,31 トンネル構造体 12,32,33 内部空間(空間) 13,35 矩形シールドトンネル(シールドトンネ
ル) 15A,15B,15C,15D,15E,15F,4
1A,41B,41C,41D,41E,41F 孔 16,36 セグメント 17,37 裏込充填材 20,22 シールド掘削機 26,39 鉄筋(補強材) 27,40 コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮沢 和夫 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 久保 裕之 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 荒井 久雄 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 川上 房男 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 重田 安彦 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 尾上 篤生 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 竹中 久 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の断面視矩形のシールドトンネルを
    周方向に隣接させて構築することにより、大断面トンネ
    ルの覆工体となるトンネル構造体を構築した後、前記ト
    ンネル構造体の内方の地山を掘削してここに空間を形成
    することによって大断面を有したトンネルを構築する構
    成とし、 前記トンネル構造体を構築するに際しては、まず、断面
    視矩形のシールド掘削機で地山に孔を掘削し、該孔内に
    セグメントを断面視矩形に組み上げ、周囲地山と該セグ
    メントとの空隙に裏込充填材を充填することによって一
    のシールドトンネルを先行構築し、 この後に先行構築した前記一のシールドトンネルに隣接
    させて他のシールドトンネルを後行構築するときに、前
    記一のシールドトンネルに隣接する地山とともに、先行
    構築した前記シールドトンネルの前記裏込充填材をシー
    ルド掘削機で掘削した後、ここにセグメントを断面視矩
    形に組み上げ、周囲地山および前記先行構築したシール
    ドトンネルと前記セグメントとの間に裏込充填材を充填
    することによって、後行構築する前記他のシールドトン
    ネルの一部を先行構築した前記一のシールドトンネルに
    重合させることを特徴とする大断面トンネルの構築方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の大断面トンネルの構築方
    法において、前記トンネル構造体を構築した後、前記先
    行構築したシールドトンネルと後行構築したシールドト
    ンネルとが互いに隣接する部分の前記セグメントを取り
    外し、さらにこの部分の裏込充填材を撤去することによ
    って、前記トンネル構造体の内部を断面周方向に貫通さ
    せ、しかる後に、該トンネル構造体の前記セグメント内
    に鉄筋,鋼材等の補強材を配置し、さらにコンクリート
    を打設することを特徴とする大断面トンネルの構築方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の大断面トンネルの構築方
    法において、前記トンネル構造体の内部の貫通作業と、
    前記補強材の配置作業と、コンクリートの打設作業と
    を、前記各シールドトンネルの掘進方向において少なく
    とも前記セグメント一つおき以上で行い、しかる後に残
    る部分で前記各作業を繰り返して行うことによって、前
    記トンネル構造体を掘進方向に連続させることを特徴と
    する大断面トンネルの構築方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010063695A (ko) * 1999-12-24 2001-07-09 이관희 대형단면을 갖는 지하터널의 분할구축공법
CN104265301A (zh) * 2014-07-23 2015-01-07 上海隧道工程股份有限公司 矩形顶管大角度斜交进洞施工方法
CN110863515A (zh) * 2019-12-17 2020-03-06 中铁二局集团有限公司 一种共墙隧道群的底部回填结构及其施工方法

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KR20010063695A (ko) * 1999-12-24 2001-07-09 이관희 대형단면을 갖는 지하터널의 분할구축공법
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