JPH049150Y2 - - Google Patents

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JPH049150Y2
JPH049150Y2 JP5629086U JP5629086U JPH049150Y2 JP H049150 Y2 JPH049150 Y2 JP H049150Y2 JP 5629086 U JP5629086 U JP 5629086U JP 5629086 U JP5629086 U JP 5629086U JP H049150 Y2 JPH049150 Y2 JP H049150Y2
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JP
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slide
core
mold
cavity
gate
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JP5629086U
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、射出成形金型のスライドコアの改良
に関するものである。
従来の技術 従来のスライドコアは、例えば実開昭58−
26525号公報、同59−19317号公報、同59−35019
号公報で開示されるような構造になつている。
これらのスライドコアは金型の型開き時に型に
対してスライドし、ゲートを切断する作用をなす
ものである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記実開昭58−26525号の開示
するものは、スライドコアと共にゲートを切断す
る部分が型開きと同時にスライドコアと分離し始
めるので、ゲートの剪断不良を生ずるおそれがあ
る。そのため、ゲートの断面積を大きくすること
ができず、ひけを生じるおそれがあり、また寸法
安定性が悪くなるおそれがある。
また、実開昭59−19317号のものは、スライド
コアをゲートの伸び方向に引張る構成となつてお
るので、白化、むしり跡等を生じるおそれがあ
る。
さらに、実開昭59−35019号のものは、前記実
開昭58−26525号のものと同様な位置にゲートが
存するので、これを同様な問題を有している。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するため、コア及び
雌型等からなる射出成形金型のスライドコアにお
いて、上記コアに対してスライド可能であると共
に相互に離反する方向へスライド可能な第1と第
2のスライドコアから成つており、第1のスライ
ドコアにはトンネルゲート部が設けられていると
共に該第1のスライドコアは上記コアに形成され
た空洞中に部分的に入つていて該空洞の開口縁と
接するスライド面に上記トンネルゲート部の開口
を備えており、第1と第2のスライドコアの離反
しうる接触部には上記トンネルゲート部に連通す
るランナ部が分割形成されており、かつ第1と第
2のスライドコアには型開き時に第1のスライド
コアを上記コアの空洞の方へスライドさせる一
方、第2のスライドコアを反対方向にスライドさ
せるアンギユラピンと夫々係合せしめられる孔が
設けられている構成を採用している。
作 用 射出成形後、型開きを行なう時、第1のスライ
ドコアと共にゲートを剪断する部分は第1のスラ
イドコアと分離しない。このため第1のスライド
コアはそのスライドの間、コアの空洞の開口縁と
常時接触し、ゲートは的確に剪断される。また、
ゲートの剪断箇所も一定している。
第1のスライドコアのスライド動作はアンギユ
ラピンと孔との係合によつてなされ、第1のスラ
イドコアは型開き時にコアの空洞の方へスライド
し、一方第2のスライドコアはそれと異なる方向
にスライドする。このため両スライドコアの分離
可能な接触部が開き、ランナ部が型開きされてラ
ンナが型外へ排出される。ランナに引きずられて
ゲートの排出されることになる。
実施例 本考案の一実施例を第1図ないし第6図に基づ
いて説明する。
射出成形金型は第1図ないし第4図のように構
成されており、通常のものと同様にコア1及び雌
型2を備え、またコア1と雌型2との間にはスラ
イドコアの装着及び移動のための〓間が設けられ
ている。
しかし、本考案においてはスライドコアは第1
と第2のスライドコア3,4から成つており、こ
れらは相互にスライド可能に組み合わされてい
る。
第1のスライドコア3は略直方体形に作られ、
その長手方向すなわちスライド方向に沿つた角部
が切欠されてそこに略直方体形の空所5が設けら
れている。また、その空所5は雌型2と反対側に
て該コア1下に潜り込んで小空所6となつてい
る。そして、該小空所6から雌型2側の方に向つ
てトンネルゲート部7が貫通している。
第2のスライドコア4は上記第1のスライドコ
ア3の空所5及び小空所6に該当する大きさ及び
形状に形成され、上記小空所6に相当する箇所が
第1のスライドコア3と分離可能な階段状の接触
部8となつており、ここには上記トンネルゲート
部7に連通するランナ部9が第1のスライドコア
3側の接触部10との間で分割形成されている。
また、ランナ部9の始端に相当する箇所にはスプ
ルー部11が形成されている。
一方、コア1には第1と第2のスライドコア
3,4のスライド案内面12が設けられているほ
か、第1のスライドコア3の一部が入る空洞13
が設けられている。この空洞13の横断面は第1
のスライドコア3の横断面と略一致しており、そ
の開口縁14は第1のスライドコア3の一方のス
ライド面15と接している。上記トンネルゲート
部7の開口16はこのスライド面15に覗いてお
り、また型締め時においてキヤビテイ17のコア
1側の面に接近した箇所に覗いている。その開口
16の大きさは4〜6mm2であり、これよりも小さ
ければひけを生じたり、寸法安定性が悪くなり、
またそれよりも大きければ、ゲートの破断が困難
になる。また、より望ましくは4.5mm2である。
第1と第2のスライドコア3,4には、斜孔1
8、19が夫々逆傾斜で設けられている。これら
の孔18,19はアンギユラピン20,21と係
合するもので、アンギユラピン20,21は雌型
2に夫々の孔18,19の傾斜と一致するよう固
定されている。
これにより、型締めがなされたときは第1と第
2のスライドコア3,4は第1図の位置に至る
が、型開きされたときは第4図の位置まで相互に
逆方向のコア1上をスライドし、停止する。
なお、符号22はコア1に設けられたエジエク
タピンである。
しかして、合成樹脂の射出成形に際しては、第
1図の如く型締めされた後、溶融合成樹脂が第5
図の如く型内に射出される。第5図において、符
号23はスプルー、符号24はランナ、符号25
はゲート符号26は成形品であり、注入された溶
融合成樹脂はこの順序で流れて行く。
次いで型開きがなされると、アンギユラピン2
0の作用で第6図示の如く第1のスライドコア3
が矢印A方向にスライドしてそのスライド面15
とコア1の空洞13の開口縁14との間でゲート
25を剪断する。また同時に第2のスライドコア
4が矢印B方向にスライドし、ランナ部9の型開
きを行なうと共にゲート25とランナ24とスプ
ルー23とを一体で引張つてゲート25をトンネ
ルゲート部7内から引き抜き、スプルー23をエ
ジエクタ22直上に持ち来たらす。
その後、エジエクタ22が作動してスプルー2
3をスプルー部11から押し出し、型外へ排除す
る。
考案の効果 本考案は以上のような構成及び作用からなるの
で、ゲートの切断を白化、むしり跡等を生じるこ
となく剪断により行なうことができる。また、こ
のことはゲート部の断面積を大きくしうることを
意味するもので、ゲート部の断面積をできるだけ
大きくして樹脂の流動性を高め、内部圧力を高め
てひけ等を防止し外観向上を達成することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案のスライドコアの一実施例を示し、
第1図及び第2図は夫々第3図の−線、−
線断面図、第3図はスライドコアを有する射出
成形金型をその雌型を除いて示す部分切欠平面
図、第4図は型開き時における第1図と同様な断
面図、第5図は射出成形の直後を示す第1図と同
様な断面図、第6図は型開き直後を示す第5図と
同様な断面図である。 1……コア、2……雌型、3……第1のスライ
ドコア、4……第2のスライドコア、7……トン
ネルゲート部、9……ランナ部、13……空洞、
14……開口縁、15……スライド面、16……
開口、18,19……孔、24……ランナ、25
……ゲート、26……成形品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コア及び雌型等からなる射出成形金型のスライ
    ドコアにおいて、上記コアに対してスライド可能
    であると共に相互に離反する方向へスライド可能
    な第1と第2のスライドコアから成つており、第
    1のスライドコアにはトンネルゲート部が設けら
    れていると共に該第1のスライドコアは上記コア
    に形成された空洞中に部分的に入つていて該空洞
    の開口縁と接するスライド面に上記トンネルゲー
    ト部の開口を備えており、第1と第2のスライド
    コアの離反しうる接触部には上記トンネルゲート
    部に連通するランナ部が分割形成されており、か
    つ第1と第2のスライドコアには型開き時に第1
    のスライドコアを上記コアの空洞の方へスライド
    させる一方、第2のスライドコアを反対方向にス
    ライドさせるアンギユラピンと夫々係合せしめら
    れる孔が設けられていることを特徴とする射出成
    形金型のスライドコア。
JP5629086U 1986-04-15 1986-04-15 Expired JPH049150Y2 (ja)

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JP5629086U JPH049150Y2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15

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JP5629086U JPH049150Y2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15

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JPS62167617U JPS62167617U (ja) 1987-10-24
JPH049150Y2 true JPH049150Y2 (ja) 1992-03-06

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