JPH06114894A - 射出成形用金型装置 - Google Patents

射出成形用金型装置

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JPH06114894A
JPH06114894A JP26257092A JP26257092A JPH06114894A JP H06114894 A JPH06114894 A JP H06114894A JP 26257092 A JP26257092 A JP 26257092A JP 26257092 A JP26257092 A JP 26257092A JP H06114894 A JPH06114894 A JP H06114894A
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JP
Japan
Prior art keywords
gate
injection
molded product
cut block
block
Prior art date
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Pending
Application number
JP26257092A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadanobu Matsuoka
禎宣 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH06114894A publication Critical patent/JPH06114894A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ゲート部を有するとともに充填作
業位置とゲート切断位置との間をスライド自在に設けら
れたゲートカットブロックを具備して成る射出成形用金
型装置に関するもので、射出成形品からゲートを切断し
た際の痕跡に起因する、上記射出成形品における外観品
質の低下を未然に防止し得る射出成形用金型装置を提供
することを目的とする。 【構成】 本発明では、ゲートカットブロック10に、
該ゲートカットブロック10が充填作業位置に占位した
状態において製品キャビティー1Aの縁部端面1Aaに
おける成形品内方側の縁部と連通するトンネルゲート部
1Bを設けるとともに、上記ゲートカットブロック10
を充填作業位置からゲート切断位置へスライドさせる際
に、該ゲートカットブロック10を製品キャビティー1
Aの縁部端面1Aaにおける成形品外方側から成形品内
方側に向けて移動させるよう構成することによって上記
目的を達成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形用金型装置に関
し、詳しくはゲート部を有するとともに、充填作業位置
とゲート切断位置との間をスライド自在に設けられたゲ
ートカットブロックを具備して成る射出成形用金型装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示した従来の射出成形用金型装置
AにおけるゲートカットブロックBには、固定型Cに設
けられたスプルーDに連通するランナー部Baと、固定
型Cと可動型Eとの間に画成された製品キャビティーF
に連通するゲート部Bbとが設けられており、上記ゲー
トカットブロックBは、可動型Eに設けられたアクチュ
エータGで進退されるカムブロックHの動作に基づい
て、図4(a)に示す充填作業位置と図4(b)に示す
ゲート切断位置との間をスライドする。製品キャビティ
ーFの内部に充填した溶融樹脂が凝固した時点で、固定
型Cと可動型Eとの型締め圧力を解放し、上記ゲートカ
ットブロックBを図中上方、すなわち製品キャビティー
Fにおいて成形された射出成形品Iの外側方向へスライ
ドさせ、上記射出成形品IからゲートJを切断すること
によって、ランナーKおよびスプルーLの除去を実施し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
射出成形用金型装置Aでは、ゲートカットブロックBの
ゲート部Bbが、製品キャビティーFにおける成形品外
方側と連通しているため、ゲートカットブロックBを射
出成形品Iの外側方向へスライドさせてゲートJを切断
した際、切断箇所における樹脂材料の延びた部分が、射
出成形品Iの外側にバリと成って形成されることがあ
り、射出成形品の外観品質を著しく損なってしまう不都
合があった。本発明は上記実状に鑑みて、射出成形品か
らゲートを切断した際の痕跡に起因する、上記射出成形
品における外観品質の低下を未然に防止し得る射出成形
用金型装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明に関わる射
出成形用金型装置では、ゲートカットブロックに、該ゲ
ートカットブロックが充填作業位置に占位した状態にお
いて製品キャビティーの縁部端面における成形品内方側
の縁部と連通するトンネルゲート部を設けるとともに、
上記ゲートカットブロックを充填作業位置からゲート切
断位置へスライドさせる際に、該ゲートカットブロック
を製品キャビティーの縁部端面における成形品外方側か
ら成形品内方側に向けて移動させるよう構成することに
よって上記目的を達成している。
【0005】
【作用】上記構成によれば、射出成形品におけるゲート
の切断箇所は、上記成形品における縁部端面の成形品内
方側に位置するため、上記ゲートの切断箇所にバリが生
じた場合であっても射出成形品の外観品質を損なうこと
はない。
【0006】
【実施例】以下、一実施例を示す図面に基づいて、本発
明を詳細に説明する。
【0007】図1ないし図3に、本発明に関わる射出成
形用金型装置を、合成樹脂から成る自動車部品を射出成
形するための金型装置に適用した例を示す。
【0008】図3に明示するように、本発明に関わる射
出成形用金型装置1は、固定側取付板2にスペーサブロ
ック3を介して装着された固定型4と、可動側取付板5
にスペーサブロック6および受板7を介して装着された
可動型8とを具備しており、互いに型締めされた上記固
定型4と可動型8との間には、製品キャビティー1Aが
画成されている。
【0009】上記固定型4にはスプルー4Aが設けられ
ている一方、上記可動型6には上記スプルー4Aと製品
キャビティー1Aとに対向する部位に、ゲートカットブ
ロック10が配設されており、このゲートカットブロッ
ク10には、図1に明示するように、互いに連通するラ
ンナー部10Aとトンネルゲート部10Bとが形成され
ている。
【0010】また、上記ゲートカットブロック10は、
可動型8における型開閉方向と略直交する方向に沿って
スライド自在に設置されており、可動型8に固設された
アクチュエータ20によるカムブロック21の進退動作
に基づいて、図1(a)に示した充填作業位置と、図1
(b)に示したゲート切断位置との間を移動する。
【0011】ここで、図1(a)に示すように、上記ゲ
ートカットブロック10が充填作業位置に占位している
状態では、上記ランナー部10Aが固定型4のスプルー
4Aに連通している一方、上記トンネルゲート部10B
は製品キャビティー1Aの縁部端面1Aaにおける製品
内方側の縁部、すなわち図中における下方側の縁部と連
通している。
【0012】上記ゲートカットブロック10が充填作業
位置からゲート切断位置へ移動する際、上記ゲートカッ
トブロック10は製品キャビティー1Aの縁部端面1A
aにおける図中上方側、すなわち製品キャビティー1A
において成形される射出成形品の外方側から、上記射出
成形品の内方側、すなわち図中下方側に向けて移動さ
れ、上記ゲートカットブロック10がゲート切断位置に
占位した状態では、該ゲートカットブロック10におけ
るトンネルゲート部10Bの開口は、図1(b)に示す
ように製品キャビティー1Aに対する射出成形品の内方
側に占位する。
【0013】また、上記ゲートカットブロック10に
は、ランナー部10Aに臨む態様でエジェクターピン3
0の一端部が貫挿されており、このエジェクターピン3
0は図3に示すように上記可動型8の移動方向に対して
傾斜し、かつ受板7および可動型8を貫通して延在する
とともに、上記ゲートカットブロック10のスライド動
作に追従し得るよう、エジェクタープレート31に対し
て揺動可能にピン結合されている。
【0014】なお、図3中における符号32,33,3
4、および符号35は、それぞれ上記エジェクタープレ
ート31に取り付けられた各エジェクターピン、および
リターンピンを示している。
【0015】固定型3に対して可動型4を所定の圧力で
型締めするとともに、上記ゲートカットブロック10を
図1(a)に示す充填作業位置に占位させた状態で、図
示していない射出成形機による溶融樹脂の射出を実施す
ると、固定型4におけるスプルー4A、およびゲートカ
ットブロック10におけるランナー部10Aとゲート部
10Bとを介して、製品キャビティー1Aの内部に溶融
樹脂が充填される。
【0016】上記製品キャビティー1A内における溶融
樹脂の凝固が進行し、かつ溶融樹脂が柔軟性を失う以前
の適宜な時期に、上記固定型4に対する可動型8の型締
め圧力を解放し、次いでアクチュエータ20によりカム
ブロック21を右行させ、ゲートカットブロック10を
充填作業位置から図1(b)に示すゲート切断位置まで
移動させる。
【0017】かくすることによって、製品キャビティー
1Aにおいて成形された射出成形品100から、ゲート
カットブロック10において成形されたゲート50aが
切断されることとなる。
【0018】ここで、先にも述べたように、上記ゲート
カットブロック10が充填作業位置からゲート切断位置
へ移動する際、上記ゲートカットブロック10における
トンネルゲート10Bは、製品キャビティー1Aの縁部
端面1Aa、言い換えれば該製品キャビティー1Aで成
形された射出成形品100における縁部端面100aの
内方側縁部から、上記射出成形品100に対する内方側
へと移動する。
【0019】このため、上記ゲート50aの切断時にお
いて、射出成形品100に対する切断箇所の樹脂材料が
延びることによってバリが形成された場合であっても、
上記バリは射出成形品100における縁部端面1Aaの
内方側縁部に、該射出成形品100の内方側へ向けて延
びることとなる。
【0020】かくして、射出成形品100の縁部端面1
Aaにバリが形成された場合であっても、上記射出成形
品100を外方側から見たかぎりにおいては、その外観
からバリは見えず、もって上記射出成形品100におけ
る外観品質の低下が未然に防止されることとなる。ま
た、自動車部品を構成している上記射出成形品100
を、その縁部端面100aを他の部品に当接させて組み
付けた後には、上記バリは射出成形品100に隠れてし
まい外部に露呈することはない。
【0021】上記ゲートカットブロック10によってゲ
ート50aを切断し、次いで固定型4から可動型8を離
隔させて型を開いたのち、図示していないエジェクター
ピンの突出動作によって、射出成形品100は可動型8
から型抜きされる。
【0022】一方、図2に示すように、射出成形品10
0から切り離されてゲートカットブロック10に残留す
るゲート50a、ランナー50b、およびスプルー50
cから成るスクラップ50は、上述したように傾斜して
延びるエジャクターピン30の突出動作に基づいて、上
記ゲートカットブロック10から抜き落とされて排除さ
れる。
【0023】射出成形品100およびスクラップ50を
取り出したのち、図1(a)に示すように、再び固定型
4と可動型8とを型締めして製品キャビティー1Aを画
成するとともに、上記ゲートカットブロック10を充填
作業位置に占位させることによって、次なる射出成形作
業に対する待機状態となる。
【0024】なお、本発明に関わる射出成形用金型装置
は、実施例に示した自動車部品を射出成形するための金
型装置のみならず、種々の射出成形品を成形するための
金型装置としても有効に適用し得ることは言うまでもな
い。
【0025】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に関わる
射出成形用金型装置では、ゲートカットブロックに、該
ゲートカットブロックが充填作業位置に占位した状態に
おいて製品キャビティーの縁部端面における成形品内方
側の縁部と連通するトンネルゲート部を設けるととも
に、上記ゲートカットブロックを充填作業位置からゲー
ト切断位置へスライドさせる際に、該ゲートカットブロ
ックを製品キャビティーの縁部端面における成形品外方
側から成形品内方側に向けて移動させるよう構成したの
で、射出成形品におけるゲートの切断箇所は、上記成形
品における縁部端面の成形品内方側に位置し、しかも上
記ゲートの切断箇所にバリが生じた場合であっても、該
バリは成形品内方側に向けて延びるために成形品の外観
からはバリが見えず、もって上記射出成形品における外
観品質の低下を未然に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、それぞれ本発明に関わ
る射出成形用金型装置を示す概念的な要部断面図。
【図2】本発明に関わる射出成形用金型装置を示す要部
断面図。
【図3】本発明に関わる射出成形用金型装置を示す概念
的な全体断面図。
【図4】(a)および(b)は、それぞれ従来の射出成
形用金型装置を示す概念的な要部断面図。
【符号の説明】
1…射出成形用金型装置、 1A…製品キャビティー、 1Aa…縁部端面、 4…固定型、 4A…スプルー、 8…可動型、 10…ゲートカットブロック、 10A…ランナー部、 10B…トンネルゲート部、 30…エジェクターピン、 100…射出成形品、 100a…縁部端面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート部を有するとともに、上記ゲ
    ート部を介してスプルー部と製品キャビティーとを連通
    させる充填作業位置と、上記ゲート部が製品キャビティ
    ーから離隔するゲート切断位置との間をスライド自在に
    設けられたゲートカットブロックを具備して成る射出成
    形用金型装置であって、 上記充填作業位置に占位した状態において上記製品キャ
    ビティーの縁部端面における成形品内方側の縁部と連通
    するトンネルゲート部を有するとともに、上記充填作業
    位置から上記ゲート切断位置へスライドする際、上記製
    品キャビティーの縁部端面における成形品外方側から成
    形品内方側に向けて移動されるゲートカットブロックを
    具備して成ることを特徴とする射出成形用金型装置。
JP26257092A 1992-09-30 1992-09-30 射出成形用金型装置 Pending JPH06114894A (ja)

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JP26257092A Pending JPH06114894A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 射出成形用金型装置

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JP (1) JPH06114894A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068589A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Daiwa Can Co Ltd ライナー射出成形装置および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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