JPH0482877A - トリハロイミダゾール誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺虫、殺ダニ剤 - Google Patents

トリハロイミダゾール誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺虫、殺ダニ剤

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JPH0482877A
JPH0482877A JP3688690A JP3688690A JPH0482877A JP H0482877 A JPH0482877 A JP H0482877A JP 3688690 A JP3688690 A JP 3688690A JP 3688690 A JP3688690 A JP 3688690A JP H0482877 A JPH0482877 A JP H0482877A
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Hiroki Tomioka
広樹 富岡
Toshihiko Yano
俊彦 矢野
Takao Ishiwatari
石渡 多賀男
Naonori Hirata
直則 平田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、新規なトリハロイミダゾールR導体、その製
造法およびそれを有効成分とする殺虫、殺ダニ剤に関す
る。
〈従来の技術〉 これまである種のトリハロイミダゾール誘導体が殺虫剤
の有効成分として用いられ得ることは、ベルギー特許第
788,755号明細書等に、殺ダニ剤としては、西ド
イツ特許第2,081,400号明細書等に、体外寄生
虫剤としては、西ドイツ特許第1,950,991号明
細書等にそれぞれ記載がある。
また、1−n−ペンチルオキシメチル−2゜4 、5−
)ジクロロイミダゾールが殺虫剤、とりわけゴキブリ用
殺虫剤の有効成分として用いられ得ることは、イギリス
特許第1,816,665号明細書および米国特許第8
,674.874号明細書等に記載されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、これらの化合物は、殺虫、殺ダニ剤の有
効成分として必ずしも常に充分なものであるとはいえな
い。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは、上記の状況に鑑み、よりすぐれた殺虫、
殺ダニ効力を有する化合物を見出すべく鋭意検討を重ね
た結果、一般式CI)〔式中、Rはアルキル基、アルキ
ニル基またはハロアルキニル基を表わす。〕 で示されるトリハロイミダゾール誘導体(以下、本発明
化合物と記す。)が、 1、きわめて高い殺虫、殺ダニ効力を有する。
2、ノックダウン効力、致死効力双方ともに優れる。
3、ピレスロイド低感受性害虫に対し、顕著な殺虫、殺
ダニ効力を発揮する。
4、燻煙剤としての効力が高い。
等の全く新しい殺虫、殺ダニ特性を有することを見出し
、本発明に至った。
本発明化合物は、網翅目害虫、半翅目害虫、双翅目害虫
等の各種衛生害虫、農業害虫等多くの害虫および有害ダ
ニ類に対して殺虫、殺ダニ効力を有し、特にチャバネゴ
キブリ、ワモンゴキブリ、クロゴキブリ、トビイロゴキ
ブリ、コバネゴキブリ等のゴキブリ類に有効である。
したがって、本発明化合物は、多くの場面で問題となる
害虫および有害ダニ類に対して有効な殺虫、殺ダニ剤の
有効成分として用いることができる。
一般式〔1〕で示される本発明化合物は、ベルギー特許
第788.755号明細書および西ドイツ特許第1,9
50,991号明細書に記載されている方法に準じて製
造することができる。
すなわち、2−ブロモ−4,5−ジクロロイミダゾール
と一般式[1’lD Y −R(fD 〔式中、Rは前記と同じ意味を表わす。〕で示されるハ
ロゲン化物とを、脱ハロゲン化水素剤の存在下に反応さ
せることにより製造することができる。
反応に供する試剤の量は、2−ブロモ−4゜5−ジクロ
ロイミダゾール1当量に対して、ハロゲン化物〔■〕1
〜2当量、脱ハロゲン化水素剤は1〜8当量であり、こ
れらを溶媒中、0〜150°Cで1〜24時間程度反応
させる。
原料となる2−ブロモ−4,5−ジクロロイミダゾール
は、米国特許第8,409,606号明細書に記載され
ている製造法によって容易に製造することができる。
上記の本反応に用いられる電媒としては、たとえばヘキ
サン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪族
炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタ
ン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化
炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコ
ールジメチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン
、シクロヘキサノン等のケトン類、蟻酸エチル、酢酸エ
チル、酢酸ブチル、炭酸ジエチル等のエステル類、ニト
ロエタン、ニトロベンゼン等のニトロ化物、アセトニト
リル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ピリジン、
トリエチルアミン、N、N−ジエチルアニリン、トリブ
チルアミン、Nメチルモルホリン等の第三級アミン類、
ホルムアミド、N、N−ジメチルホルムアミド、N I
N−ジメチルアセトアミド等の酸アミド類、ジメチルス
ルホキシド、スルホラン等の硫黄化合物等あるいはそれ
らの混合物があげられる。
脱ハロゲン化水素剤としては、たとえばピリジン、トリ
エチルアミン、N 、 N−ジエチルアニリン等の有機
塩基、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアル
カリ金属アルコール類等があげられる。
反応終了後は、通常の後処理を行ない、必要ならばクロ
マトグラフィー、蒸留、再結晶等によって精製すること
ができる。
本発明化合物を殺虫、殺ダニ剤の有効成分として用いる
場合は、通常、固体担体、液体担体、ガス状担体、餌等
と混合するか、あるいは蚊取線香やマント、ノブレート
等の基材に含浸し、必要あれば界面活性剤、その他の製
剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、水中懸濁
剤拳水中乳濁剤等のフロアブル剤、粒剤、粉剤、エアゾ
ール、蚊取線香・電気蚊取マットeノーマット等の加熱
燻蒸剤、自己燃焼型燻煙剤・化学反応型燻煙剤・電熱型
燻煙剤等の加熱燻煙剤、樹脂蒸散剤、含浸紙蒸散剤等の
非加熱蒸散剤、フォッギング等の煙霧剤、LJLV剤、
毒餌等に製剤して使用する。
これらの製剤には、有効成分として本発明化合物を、通
常、重量比で0.001〜95%含有する。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、たとえば粘
土類(カオリンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ベ
ントナイト、フバサミクレ、酸性白土等)、タルク類、
セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫
黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥
料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)等の微粉末ある
いは粒状物等があげられ、液体担体としては、たとえば
水、アルコール類(エタノール、メタノール等)、ケト
ン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、芳香族炭化
水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサ
ン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢
酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類、(アセトニト
リル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジイソプ
ロピルエーテル、ジオキサン等)、酸アミド類(N、N
−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミ
ド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリ
クロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチルスルホキシド
、大豆油、綿実油等の植物油等があげられ、ガス状担体
、すなわち噴射剤としては、たとえばフロンガス、ブタ
ンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル、
炭酸ガス等があげられる。
界面活性剤としては、たとえばアルキル硫酸エステル類
、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸
塩、アルキルアリールエーテル類およびそのポリオキシ
エチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル類、多
価アルコールエステル類、糖アルコール誌導体等があげ
られる。
固着剤や分散剤等の製剤用補助剤としては、たとえばカ
ゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん粉、アラビアガム
、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誌導体
、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類
等)があげられ、安定剤としては、たとえばPAP(酸
性リン酸イソプロピル)、BHT(2゜6−シーter
t−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−t
ert−ブチル−4−メチルフェノールト3−tert
−フチルー4−メトキシフェノールとの混合物)、植物
油、鉱物油、界面活性剤、脂肪酸またはそのエステル等
があげられる。
蚊取線香の基材としては、たとえば木粉、粕粉等の植物
生粉末とタブ粉、スターチ、グルティン等の結合剤との
混合物等があげられる。
電気蚊取マントの基材としては、たとえばコツトンリン
ターまたはコツトンリンターとパルプとの混合物のフィ
ブリルを板状に固めたもの等があげられる。
自己燃焼型燻煙剤の基材としては、たとえば硝酸塩、亜
硝酸塩、グアニジン塩、塩素酸カリウム、ニトロセルロ
ーズ、エチルセルローズ、木粉等の燃焼発熱剤、アルカ
リ金属塩、アルカリ土類金属塩、重クロム酸塩、クロム
酸塩等の熱分解刺激剤、硝酸カリウム等の酸素供給剤、
メラミン、小麦デンプン等の支燃剤、珪藻土等の増量剤
、合成糊料等の結合剤等があげられる。
化学反応型燻煙剤の基材としては、たとえばアルカリ金
属の硫化物、多硫化物、水硫化物、含水塩、酸化カルシ
ウム等の発熱剤、炭素質物質、炭化鉄、活性白土等の触
媒剤、アゾジカルボンアミド、ベンゼンスルホニルヒド
ラジド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ポリス
チレン、ポリウレタン等の有機発泡剤、天然繊維片、合
成繊維片等の充填剤等があげられる。
電熱型燻煙剤の基材としては、たとえば多孔セラミック
板、アスベスト板、パルプ板、多孔性ガラス材料等があ
げられる。
非加熱蒸散剤の基材としては、たとえば熱可塑性樹脂、
11庫紙、和紙等があげられる。
毒餌の基材としては、たとえば穀物粉、植物精油、糖、
結晶セルローズ等の餌成分、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デ
ヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の誤食防止剤、
チーズ香料、タマネギ香料、ビーナツツオイル等の誘引
剤等があげられる。
フロアブル剤(水中懸濁剤または水中乳濁剤)の製剤は
、一般に1〜75伽の有効成分化合物を0.5〜15%
の分散剤、0.1〜10%の懸濁助剤(たとえば、保護
コロイドやチクソトロピー性を付与する化合物)、0〜
10%の適当な補助剤(たとえば、消泡剤、防錆剤、安
定化剤、展着剤、浸廼助剤、凍結防止剤、防菌剤、防黴
剤等)を含む水中で微小に分散させることによって得ら
れる。水の代わりに有効成分化合物がほとんど溶解しな
い油を用いて油中懸濁剤とすることも可能である。保護
コロイドとしては、たとえばゼラチン、カゼイン、ガム
類、セルロースエーテル、ポリビニルアルコール等が用
いられる。チクソトロピー性を付与する化合物としては
、たとえばベントナイト、アルミニウムマグネシウムシ
リケート、キサンタンガム、ポリアクリル酸等があげら
れる。
このようにして得られる製剤は、そのままであるいは水
等で希釈し′C用いる。また、他の殺田剤、殺ダニ剤、
殺線出剤、土壌害虫防除剤、害虫忌避剤、殺菌剤、除草
剤、植物生長調節剤、誂 共力剤、肥料、土壌改良剤l混合して、または混合せず
に同時に用いることもできる。
本発明化合物を農業用殺虫、殺ダニ剤の有効成分として
用いる場合、その施用gは通常10アールあたり5〜5
00 y、乳剤、水和剤、フロアブル剤等を水で希釈し
て施用する場合、その施用濃度は10〜20001)p
mであり、粒剤、粉剤等は何ら希釈することなく、製剤
のままで施用する。また、家庭・防疫用殺虫、殺ダニ剤
の有効成分として用いる場合、乳剤、水和剤、フロアブ
ル剤等は水で10〜i o、 o o o ppmに希
釈して施用し、油剤、エアゾール、燻蒸剤、燻煙剤、煙
霧剤、LILV剤、毒餌等についてはそのまま施用する
これらの施用量、施用濃度は、いずれも製剤の種類、施
用時期、施用場所、施用方法、害虫の種類、被害程度等
の状況によって異なり、上記の範囲にかかわることなく
増加させたり、減少させたりすることができる。
く実施例〉 以下、本発明を製造例、製剤例および試験例により、さ
らに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
まず、本発明化合物の製造例を示す。
製造例1 (本発明化合物(1)の製造)2−ブロモ−
4,5−ジブロモイミダゾール(1,08&、5ミリモ
ル)と水素化ナトリウム(0,12f、5ミリモル)と
から調製された2ブロモ−4,5−ジクロロイミダゾー
ルのナトリウム塩のDMF溶液(10m/りに室温でヨ
ウ化メチル(0,71y、5ミリモル)を滴下し加えた
。室温で4時間撹拌後、水(100rn1)を加えた。
エーテル(50m)で2回佃出し、硫酸マグネシウムで
乾燥させた。濃縮して得られた油状物をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し、1−メチル−2−ブロモ−4,
5−ジクロロイミダゾール0.929を得た。
m、p、72.5°に のような製造法によって製造した化合物のいくつかを第
1表に示す。
第  1  表 一般式 %式% 次に製剤例を示す。なお、本発明化合物は第1表に記載
の化合物番号で示し、部は重量部を表わす。
製剤例1 乳剤 化合物(1)〜(4)の各々10部をキシレン85部お
よびジメチルホルムアミド35部に溶解シ、ポリオキシ
エチレンスチリルフェニルエーテル14部およびドデシ
ルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌
混合して各々の10%乳剤を得る。
製剤例2 水和剤 化合物(1)20部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、
リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素
微粉末20部および珪藻土54部を混合した中に加え、
ジュースミキサーで撹拌混合して20%水和剤を得る。
製剤例3 粒剤 化合物(3)5部に合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト
30部およびクレー55部を加え、充分撹拌混合する。
ついで、これらの混合物に適当量の水を加え、さらに撹
拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して5%粒剤を得る。
製剤例4 粉剤 化合物(2)1部を適当量のアセトンに溶解し、これに
合成含水酸化珪素微粉末5部、PAPo、8部およびク
レー93.7部を加え、ジュースミキサーで撹拌混合し
、アセトンを蒸発除去して1%粉剤を得る。
製剤例570アブル剤 化合物(4) 20部とソルビタントリオレエート1.
5部とを、ポリビニルアルコール2部を含ム水溶液28
.5部と混合し、サンドグラインダーで微粉砕(粒径8
μ以下)した後、この中に、キサンタンガム0.05部
およびアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を
含む水溶液40部を加え、さらにプロピレングリコール
10部を加えて撹拌混合して20%水中懸濁剤を得る。
製剤例6 油剤 化合物(1)〜(4)の各々0.1部をトリクロロエタ
ン10部に溶解し、これを灯油899部に混合して各々
の0.1%油剤を得る。
製剤例7 油性エアゾール 化合物(1) 0.1部、テトラメスリン02部、dフ
ェノスリン0.1部、トリクロロエタン10部および灯
油59.6部を混合俗解し、エアゾール容器に充填し、
バルブ部分を取りmけた後、該バルブ部分を通じて噴射
剤(液化石油ガス)30部を加圧充填して油性エアゾー
ルを得る。
製珂例8 蚊取線香 化合物(2) 0.89にd−アレスリンo、ayを加
え、アセトン20m1に浴解し、蚊取線香用担体(タブ
粉:粕粉:木扮を4:8:8の割合で混合)99.49
と均一に撹拌混合した後、水12〇−を加え、充分練り
合せたものを成型乾燥して蚊取線香を得る。
製剤例9 加熱燻煙剤 化合物(1)〜(4)の各々100■を適量のアセトン
に溶解し、4. Ocm X 4. Ocrn1厚さ1
.2 cmの多孔セラミック板に含浸させて各々の加熱
燻煙剤を得る。
次に本発明化合物が、殺虫、殺ダニ剤の有効成分として
有用であることを試験例により示す。
なお、本発明化合物は第1表の化合物番号で示し、比較
対照に用いた化合物は第2表の化合物記号で示す。
第  2  表 試験例1 製剤例1に準じて得られた下記本発明化合物の乳剤の、
水によるio、ooo倍希釈液(10ppm ) 10
0−を180−ポリカップに入れ、アカイエカ絡合幼虫
20頭を放飼した。餌を与えて飼育し、8日後にその生
死を調査し、死出率を求めた(2反復)。その結果を第
3表に示す。
第  8  表 試験例2 直径5.5−のポリエチレンカップの底に同大の濾紙を
敷き、製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、
水による200倍希釈液(500ppm )0.7 m
l!を濾紙上に滴下し、餌としてショ糖30Ilvを均
一に入れた。その中にピレスロイド低感受性系統のイエ
バエ雌成虫10頭を放ち、蓋をして48時間後にその生
死を調査し、死出率を求めた(2反復)。その結果を第
4表に示す。
第  4  表 板上に局所施用し、処理薬量が1μf/頭となるように
した。処理後、供試虫をポリエチレンカップ内に入れ、
水と餌を与え、8日後にその生死を調査し、死出率を求
めた(1群10頭2反復)。
その結果を第5表に示す。
第  5  表 試験例3 供試化合物の各々をアセトンで所定濃度(0,1%W/
V )に希釈し、チャバネゴキブリ雄成虫に対し、1頭
あたりその希釈液1μβずつを胸部膜試験例4 70crn立方のガラスチャンバー(0,84i)の底
部の4隅に、内側面にバターを塗布したポリエチレンカ
ップ(内径10ctn、高さ8m)を1つずつ計4個設
置し、それぞれのカップの中に、ピレスロイド低感受性
系統のチャバネゴキブリ成虫を雄10頭2連、雌10頭
を2連となるように放飼した。チャンバーの中央底部に
電気加熱器を設置し、その上に製剤例9に準じて得られ
た供試化合物の多孔セラミック板マットの燻煙剤(薬量
1B、7W9/Vツトt40”9/yr/’)を置き、
20分間通電し、約200 ’cに加熱した。通電開始
80分後、供試虫の入ったカップをチャンバーから取り
出し、水および餌を与え、2日後に生死数を調査し、死
去率を算出した(2反復)。
その結果を第6表に示す。
第  6  表 試験例5 播種7日後の鉢植ツルナシインゲン(初生葉期)に、−
葉当り10頭のニセナδハダニの雌成虫を寄生させ、2
5゛Cの恒温室に置いた。6日後、製剤例1に準じて得
られた供試化合物の乳剤の、水による200倍希釈液(
500ppm)を、ターンテーブル上で1鉢当り15−
散布し、同時に同波2mlを土壌潅注した。8日後にそ
れぞれの植物のハダニによる被害程度を調査した(2反
復)。効果判定基準は :はとんど被害が認められない。
+:少し被害が認められる。
廿:無処理区と同様の被害が認められる。
とじた。その結果を第7表に示す。
第  7  表 〈発明の効果〉 本発明化合物は、網翅目害虫、半翅目害虫、双翅目害虫
等の各種害虫類や、ハダニ類等の有害ダニ類に対し優れ
た殺虫、殺ダニ効力を示す。
(25完)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rはアルキル基、アルキニル基ま たはハロアルキニル基を表わす。〕 で示されるトリハロイミダゾール誘導体。
  2. (2)2−ブロモ−4,5−ジクロロイミダゾールと一
    般式 Y−R 〔式中、Rはアルキル基、アルキニル基ま たはハロアルキニル基を表わし、Yはハロ ゲン原子を表わす。〕 で示されるハロゲン化物とを、脱ハロゲン化水素剤の存
    在下に反応させることを特徴とする請求項1記載のトリ
    ハロイミダゾール誘導体の製造法。
  3. (3)請求項1記載のトリハロイミダゾール誘導体を有
    効成分として含有することを特徴とする殺虫、殺ダニ剤
JP3688690A 1990-02-16 1990-02-16 トリハロイミダゾール誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺虫、殺ダニ剤 Pending JPH0482877A (ja)

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