JPH0463701A - ホイールキャップまたはホイールキャップのセンターエンブレム - Google Patents
ホイールキャップまたはホイールキャップのセンターエンブレムInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
インモールド成形、即ち樹脂成形と同時に該成形品の表
面もしくは裏面に、図柄を転写絵付するようにしたホイ
ールキャップまたはホイールキャップのセンターエンブ
レムに関するものである。
けが施された樹脂成形品は、家電製品に限らす自動車の
内装部品としても多く採用されている。
ターエンブレム(以下、単にセンターエンブレムという
。)に前記のインモールド成形を適用しようとしても、
製品が使われる環境の違いにより、耐熱性や耐候性に大
きな問題点があって全く実用化することができなかった
。
面に、所望の図柄を絵付けするには次に示すような方法
が用いられていた。
面に、塗装を施した後に焼付乾燥をするか、あるいは樹
脂メツキ加工後に、さらに塗装をすることが行われてい
た。
ムの表面に、シルク印刷のような直接印刷方法を用いて
図柄を付けることが行われていた。
ムの表面に、ホントスタンピング箔を使用して熱と圧力
により図柄を絵付けするようにしたいわゆる成形後転写
印刷方法が用いられていた。
を有するものである。すなわち、第一の塗装方法では、
塗装色のみに限定されるため、装飾部品であるセンター
エンブレムにとって重要な光輝色、いわゆるメツキ調の
輝きを出すことか不可能である。また、塗装とメツキ加
工を組合わせたものにおいては、始めにメツキ加工をセ
ンターエンブレム表面の全面に施し、次にマスキングし
て塗装により着色するというものであるから、メツキ加
工のコストが非常に高くつばかつか、マスキングによる
塗装加工であるから細かいロゴパターン意匠の実現は不
可能であった。
であるという性格上、どうしても乾燥速度のおそい溶剤
を含んだインキを用いなければならないため、印刷後直
ちに成形品を積み重ねる等の取り扱いができないから、
印刷後にインキを乾燥させる工程を設けなければならず
、また、成形用樹脂の種類によってはインキ中の溶剤の
為に成形品表面にひびわれ等をおこし易いという問題点
があった。
ホットスタンピングによる転写印刷工程との2つの工程
を必要とするものでり、設備費の増加だけでなく、製品
コストも高価になるという問題点があった。
ずれも平面や単純な二次曲面を呈する成形品にしか図柄
を施すことが出来ず、微細な凹凸や曲面部を有す石窟体
形状の成形品には適用できないという大きな問題点があ
った。
ることにより、従来の方法におけるいずれの問題点も解
決すると共に、耐熱性や耐候性の向上を図り、且つ、依
匠性の向上釜びに低コスト化をも可能としたセンターエ
ンブレムを提供しようとするものである。
ールキャンプまたはホイールキャップのセンターエンブ
レムは、樹脂溶融温度が約280℃以上あるポリカーボ
ネイト樹脂、変性PPO樹脂等の耐熱性の高い樹脂材料
により成形されるホイール千ヤソプまたはホイールキャ
ップのセンターエンブレム(1)の樹脂層(1a)表面
に、ベースフィルム(2a)と剥離層(2b)と着色層
(2c)と接着層(2d)とからなる転写箔(2)をイ
ンモールド成形加工により一体成形すると共に、さらに
一体成形された転写箔の剥離層(2b)の表面に紫外線
吸収剤を含んだ透明樹脂材料(3)をコーティングした
ことを特徴とするものである。
ルキャップのセンターエンブレムは、樹脂溶融温度が約
280℃以上あるポリカーボネイト樹脂等の耐熱性が高
く、且つ紫外線吸収剤を含んた透明樹脂材料により成形
されるホイールギヤ。
の樹脂層(1a)裏面に、ベースフィルム(2a)と剥
離層(2b)と着色層(2c)と接着層(2d)とから
なる転写箔(2)をインモールド成形加工により一体成
形したことを特徴とするものである。
キャンプまたはホイールキャップのセンターエンブレム
において、転写箔(2)の接着層(2d)は、インモー
ルド成形時の樹脂溶融温度に耐える耐熱性(約300℃
以上)を「すものである。
インモールド成形により作られたセンターエンブレムで
あり、該センターエンブレムの樹脂層(1a)には、耐
熱性の優れた樹脂材料を用いると共に、転写箔(2)を
表面に転写する場合には、転写箔(2)の表面に紫外線
吸収剤を含む透明樹脂材料(3)でコーティングし、ま
た、転写箔(2)を裏面に転写する場合には、前記樹脂
層(1a)に紫外線吸収剤を含ませることにより、耐熱
性や耐候性にすぐれたものとなっている。
し得なかった微細な凹凸やロゴパターンを正確に表現す
ることが出来から、曲面部を有する立体形状の成形品に
適用することができる。
いて、第1図〜第3図に基づいて詳細に説明する。
ンモールド成形装置(図示せず。)によって、射出成形
と同時にセンターエンブレムの表面に絵付けが施こされ
た本発明の一実施例を示す縦断側面図であり、 センターエンブレム(1)は、樹脂溶融温度が約280
℃以上あるポリカーボネイト樹脂、変性PPO樹脂等の
耐熱性の高い樹脂材料により成形される樹脂層(1a)
と、該樹脂層(1a)の表面にインモール成形加工によ
り一体化された転写1(2)(但し、ベースフィルム(
2a)はインモールド成形加工後に取り除かれる。)と
、該転写箔(2)の表面にコーティングされた紫外線吸
収剤を含んた透明樹脂材料(3)とからなっている。
ンモールド成形加工時に転写箔を連続して送り込むため
のベースフィルム(2a)と、転写表面の耐摩耗性に優
れ、且つベースフィルムからの離型性に優れた樹脂材か
らなる剥離層(2b)と、アルミ蒸着面を母材とする光
輝膜や塗装面によって絵柄が施された着色層(2c)と
、前記の樹脂層(1a)に溶着される接着層(2d)と
からなっている。
有する樹脂材料としたのは、車両走行中に絶えず受ける
ブレーキ熱の影響を避けるためである。
は、その厚みが約0.02mmになっており、着色層(
2c)のうち、特にアルミ蒸着面が日射光に含まれてい
る紫外線や雨水により侵されてアルミ部分のみが透明に
なるという退色現象を防止するためのものである。なお
、発明者の確認結果によれば、前記紫外線吸収剤を含ん
だ透明樹脂材料(3)を有しないものにおいては、耐候
性評価(サンシャインウェザメーターB、P63℃降水
18m1n/120m1n)において約100hにてそ
の傾向があられれているが、紫外線吸収剤を含んだ透明
樹脂材料(3)をコーティングしたものでは、上記と同
じ評価方法で800hを満足することが出来た。
れた他の実施例を示す縦断側面図であり、センターエン
ブレム(1)は、耐熱性が高く、且つ紫外線吸収剤を含
んだ透明樹脂材料により成形される樹脂層(1a)と、
該樹脂層(1a)の裏面にインモール成形加工により一
体化された前記実施例(第2図)に示したものと全く同
様の転写箔(2)とからなっている。
透明樹脂材料により成形される樹脂層(1a)は、その
厚みが約1.5mmになっており、前記の実施例と同様
に転写箔の着色層(2c)のうち、特にアルミ蒸着面の
退色現象を防止するためのものである。また、本実施例
のように転写箔をセンターエンブレムの裏面に設けたも
のにおいては、アルミ蒸着面によってブレーキ熱のうち
の輻射熱を反射させる作用があるので、センターエンブ
レムの耐熱性も向上させることができる。
得ることができた。
材(1a)の温度は約300℃位に達して、この樹脂材
(1a)の温度が直接転写箔(2)の接着層(2d)に
かかるため、転写箔の接着層(2d)としては、インモ
ールド成形時の樹脂溶融温度に耐える耐熱性(約300
℃以上)を備えたものを使用するのが望ましい。
はセンターエンブレムについて説明したが、これをセン
ターオーナメントに適用できるのは言うまでもない。
は、そのm1M層(1a)に耐熱性の優れた樹脂材料を
用い、また、センターエンブレムの樹脂層(1a)に紫
外線吸収剤を含ませるか、あるいは転写箔(2)の表面
を紫外線吸収剤を含む透明樹脂材料(3)でコーティン
グすることにより、耐熱性や耐候性を向上させ、初めて
センターエンブレムにインモールド成形加工を適用でき
るようにしたものである。
なし得なかった微細な凹凸やロゴパターンを、曲面部を
有する立体形状の成形品に正確に表現することが出来か
ら、より完成度の高い表面意匠を可能にするものである
。
行えるため、加工工程の短縮や製品コストの低減か図れ
、その実用的効果は極めて大なるものである。
側面図。第3図は、他の実施例を示す縦断側面図 (1)ホイールキャップのセンターエンブレム(1a)
樹脂層 (2)転写箔(2a)ベースフィルム (2b)剥離層 (2c)着色層(2d)接着
層 (3)透明樹脂材料
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)樹脂溶融温度が約280℃以上あるポリカーボネイ
ト樹脂、変性PPO樹脂等の耐熱性の高い樹脂材料によ
り成形されるホィールキャップまたはホィールキャップ
のセンターエンブレム(1)の樹脂層(1a)表面に、
ベースフィルム(2a)と剥離層(2b)と着色層(2
c)と接着層(2d)とからなる転写箔(2)をインモ
ールド成形加工により一体成形すると共に、さらに一体
成形された転写箔の剥離層(2b)の表面に紫外線吸収
剤を含んだ透明樹脂材料(3)をコーティングしたこと
を特徴とするホィールキャップまたはホィールキャップ
のセンターエンブレム。 2)樹脂溶融温度が約280℃以上あるポリカーボネイ
ト樹脂等の耐熱性が高く且つ紫外線吸収剤を含んだ透明
樹脂材料により成形されるホィールキャップまたはホィ
ールキャップのセンターエンブレム(1)の樹脂層(1
a)裏面に、ベースフィルム(2a)と剥離層(2b)
と着色層(2c)と接着層(2d)とからなる転写箔(
2)をインモールド成形加工により一体成形したことを
特徴とするホィールキャップまたはホィールキャップの
センターエンブレム。 3)転写箔(2)の接着層(2d)は、インモールド成
形時の樹脂溶融温度に耐える耐熱性(約300℃以上)
を有すものである請求項1または2記載のホィールキャ
ップまたはホィールキャップのセンターエンブレム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2174260A JP2981475B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | ホイールキャップまたはホイールキャップのセンターエンブレム |
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Publications (2)
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JPH0463701A true JPH0463701A (ja) | 1992-02-28 |
JP2981475B2 JP2981475B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=15975528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2174260A Expired - Lifetime JP2981475B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | ホイールキャップまたはホイールキャップのセンターエンブレム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2981475B2 (ja) |
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- 1990-06-29 JP JP2174260A patent/JP2981475B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2981475B2 (ja) | 1999-11-22 |
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