JPH04333487A - エレベーター並びに制動装置 - Google Patents
エレベーター並びに制動装置Info
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- JPH04333487A JPH04333487A JP3104118A JP10411891A JPH04333487A JP H04333487 A JPH04333487 A JP H04333487A JP 3104118 A JP3104118 A JP 3104118A JP 10411891 A JP10411891 A JP 10411891A JP H04333487 A JPH04333487 A JP H04333487A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D59/00—Self-acting brakes, e.g. coming into operation at a predetermined speed
- F16D59/02—Self-acting brakes, e.g. coming into operation at a predetermined speed spring-loaded and adapted to be released by mechanical, fluid, or electromagnetic means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B1/00—Control systems of elevators in general
- B66B1/24—Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
- B66B1/28—Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical
- B66B1/32—Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical effective on braking devices, e.g. acting on electrically controlled brakes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D49/00—Brakes with a braking member co-operating with the periphery of a drum, wheel-rim, or the like
- F16D49/16—Brakes with two brake-blocks
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- F16D2121/18—Electric or magnetic
- F16D2121/20—Electric or magnetic using electromagnets
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベーター並びに制動
装置に係り、特に運転中の制動力を制御できるエレベー
ター並びに制動装置に関する。
装置に係り、特に運転中の制動力を制御できるエレベー
ター並びに制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエレベーターは、巻上機の駆動シ
ーブに巻掛けたロープに乗かごとつり合いおもりとをつ
るべ状に吊下げ、前記駆動シーブを回転させることによ
り前記乗かご及びつり合いおもりを昇降させている。そ
して、前記巻上機に制動装置を備え、前記巻上機の電動
機による電気ブレーキによって前記乗かごが目的階に着
床する寸前まで減速させ、その後前記制動装置を作動さ
せて乗かごを静止保持している。
ーブに巻掛けたロープに乗かごとつり合いおもりとをつ
るべ状に吊下げ、前記駆動シーブを回転させることによ
り前記乗かご及びつり合いおもりを昇降させている。そ
して、前記巻上機に制動装置を備え、前記巻上機の電動
機による電気ブレーキによって前記乗かごが目的階に着
床する寸前まで減速させ、その後前記制動装置を作動さ
せて乗かごを静止保持している。
【0003】ところで、エレベーターは、負荷の大小,
運転方向(上昇,下降)、速度によって制動距離が変化
して着床誤差を生じさせるので、制動装置の制動力を調
整することが行われている(特開昭54−51162
号公報)。
運転方向(上昇,下降)、速度によって制動距離が変化
して着床誤差を生じさせるので、制動装置の制動力を調
整することが行われている(特開昭54−51162
号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、乗か
ご着床時の制動力を調整することに関するものであるが
、非常停止時の制動力については配慮されておらず、特
に毎分300mを超える高速エレベーターにおいては、
非常停止時に駆動シーブが急停止することがあり、その
時ロープが駆動シーブ上を滑ってしまい、乗かごの停止
距離を長くする危険がある。前記ロープ滑りは、一旦滑
り始めると、前記ロープと前記駆動シーブ間の摩擦係数
が著しく低下するので、前記ロープの滑り量が異常に長
くなり、乗かご内の乗客に不安を与えることになる。
ご着床時の制動力を調整することに関するものであるが
、非常停止時の制動力については配慮されておらず、特
に毎分300mを超える高速エレベーターにおいては、
非常停止時に駆動シーブが急停止することがあり、その
時ロープが駆動シーブ上を滑ってしまい、乗かごの停止
距離を長くする危険がある。前記ロープ滑りは、一旦滑
り始めると、前記ロープと前記駆動シーブ間の摩擦係数
が著しく低下するので、前記ロープの滑り量が異常に長
くなり、乗かご内の乗客に不安を与えることになる。
【0005】本発明の第1の目的は、非常停止時におい
てもロープ滑りの生じないエレベーターを提供すること
にある。
てもロープ滑りの生じないエレベーターを提供すること
にある。
【0006】本発明の第2の目的は、非常停止時におい
ても大きな停止ショックが生じないエレベーターを提供
することにある。
ても大きな停止ショックが生じないエレベーターを提供
することにある。
【0007】本発明の第3の目的は、制動力の調整が簡
単に行い得る制動装置を提供することにある。
単に行い得る制動装置を提供することにある。
【0008】本発明の第4の目的は、大きな設置スペー
スを必要としない新規な制動装置を提供することにある
。
スを必要としない新規な制動装置を提供することにある
。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、制動力付勢手段と制動力開放手段とを有す
る制動装置を巻上機に備え、この巻上機の駆動シーブに
巻掛けたロープによって乗かごを昇降するように構成し
たエレベーターにおいて、前記制動装置に、前記制動力
付勢手段による制動力を低減する制動力低減手段を設け
たのである。
するために、制動力付勢手段と制動力開放手段とを有す
る制動装置を巻上機に備え、この巻上機の駆動シーブに
巻掛けたロープによって乗かごを昇降するように構成し
たエレベーターにおいて、前記制動装置に、前記制動力
付勢手段による制動力を低減する制動力低減手段を設け
たのである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、非常停止時に運転条件に応
じて制動力低減手段を動作させることができるので、制
動力付勢手段による制動力を適切に低減でき、その結果
、駆動シーブの急停止はなくなり、駆動シーブとロープ
間の滑りがなくなって乗かごを安全に停止させることが
できると共に、停止ショックも低減できる。また、制動
力の調整も制動力開放手段と制動力低減手段を選択して
動作させるので簡単に行うことができ、さらに前記制動
力低減手段を前記制動力開放手段に隣接して配設できる
ので、制動装置の設置スペースは従来と同じにすること
ができる。
じて制動力低減手段を動作させることができるので、制
動力付勢手段による制動力を適切に低減でき、その結果
、駆動シーブの急停止はなくなり、駆動シーブとロープ
間の滑りがなくなって乗かごを安全に停止させることが
できると共に、停止ショックも低減できる。また、制動
力の調整も制動力開放手段と制動力低減手段を選択して
動作させるので簡単に行うことができ、さらに前記制動
力低減手段を前記制動力開放手段に隣接して配設できる
ので、制動装置の設置スペースは従来と同じにすること
ができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1乃至図7につい
て説明する。一般に、エレベーターは、図3に示すよう
に、昇降路1の上部に形成した機械室2に設置した巻上
機3の駆動シーブ4及びビームプーリ5にロープ6を巻
掛け、このロープ6の両端に乗かご7及びつり合いおも
り8を連結して、つるべ式に吊下げている。勿論、図示
は省略しているが、前記乗かご7及びつり合いおもり8
は、前記昇降路1内に設置した案内レールによって上下
方向にのみ移動できるように案内されている。また、前
記乗かご7とつり合いおもり8からは両者に跨がるつり
合いロープ9が吊下げられ、吊下げ下端につり合いプー
リ10を巻掛けてロープの緩みをなくしている。さらに
、前記乗かご7からは照明用の電線や操作用あるいは各
種検出器用の信号線などをまとめたテールコード11が
引出され、前記昇降路1の壁に設けた接続箱12,配線
13を介して前記機械室2内に設けた制御装置14に接
続されている。この制御装置14からは建屋内に配線さ
れた電力線や信号線、さらには前記巻上機3に接続され
ている。
て説明する。一般に、エレベーターは、図3に示すよう
に、昇降路1の上部に形成した機械室2に設置した巻上
機3の駆動シーブ4及びビームプーリ5にロープ6を巻
掛け、このロープ6の両端に乗かご7及びつり合いおも
り8を連結して、つるべ式に吊下げている。勿論、図示
は省略しているが、前記乗かご7及びつり合いおもり8
は、前記昇降路1内に設置した案内レールによって上下
方向にのみ移動できるように案内されている。また、前
記乗かご7とつり合いおもり8からは両者に跨がるつり
合いロープ9が吊下げられ、吊下げ下端につり合いプー
リ10を巻掛けてロープの緩みをなくしている。さらに
、前記乗かご7からは照明用の電線や操作用あるいは各
種検出器用の信号線などをまとめたテールコード11が
引出され、前記昇降路1の壁に設けた接続箱12,配線
13を介して前記機械室2内に設けた制御装置14に接
続されている。この制御装置14からは建屋内に配線さ
れた電力線や信号線、さらには前記巻上機3に接続され
ている。
【0012】上記構成のエレベーターを運転するには、
前記巻上機3を駆動すれば、前記駆動シーブ4が回転し
、巻掛けたロープ6を介して前記乗かご7及びつり合い
おもり8を上下動させる。
前記巻上機3を駆動すれば、前記駆動シーブ4が回転し
、巻掛けたロープ6を介して前記乗かご7及びつり合い
おもり8を上下動させる。
【0013】前記巻上機3は、図1,図2に示すように
、前記駆動シーブ4を駆動する電動機16を有する。 この電動機16の回転子(図示せず)の回転軸17は、
前記機械室2の床上に設置したマシンビーム18上に固
定した軸受19A,19Bによって回転自在に支承され
、この回転軸17上に前記駆動シーブ4を取付けている
。勿論、前記電動機16の固定子も前記マシンビーム1
8に取付けられている。さらに、前記駆動シーブ4に隣
接して制動装置20が設けられている。この制動装置2
0は、前記制動シーブ4と一体に回転ドラム21が形成
され、この回転ドラム21を挾む位置に制動腕22A,
22Bが配置され、これらの下端は前記マシンビーム1
8にピンP1,P2を介して蝶番結合されている。また
、これら制動腕22A,22Bのほぼ前記回転軸17の
中心に対応する位置に、夫々ピンP3,P4を介して制
動沓23A,23Bが蝶番結合されている。これら各制
動沓23A,23Bの前記回転ドラム21に対向する面
は回転ドラムの周面に合致するように凹曲面に形成され
、表面にライニング材24が固定されている。
、前記駆動シーブ4を駆動する電動機16を有する。 この電動機16の回転子(図示せず)の回転軸17は、
前記機械室2の床上に設置したマシンビーム18上に固
定した軸受19A,19Bによって回転自在に支承され
、この回転軸17上に前記駆動シーブ4を取付けている
。勿論、前記電動機16の固定子も前記マシンビーム1
8に取付けられている。さらに、前記駆動シーブ4に隣
接して制動装置20が設けられている。この制動装置2
0は、前記制動シーブ4と一体に回転ドラム21が形成
され、この回転ドラム21を挾む位置に制動腕22A,
22Bが配置され、これらの下端は前記マシンビーム1
8にピンP1,P2を介して蝶番結合されている。また
、これら制動腕22A,22Bのほぼ前記回転軸17の
中心に対応する位置に、夫々ピンP3,P4を介して制
動沓23A,23Bが蝶番結合されている。これら各制
動沓23A,23Bの前記回転ドラム21に対向する面
は回転ドラムの周面に合致するように凹曲面に形成され
、表面にライニング材24が固定されている。
【0014】前記制動腕22A,22Bの上方には、両
者に跨るロッド25が貫通しており、このロッド25の
貫通端に圧縮ばね26A,26Bを嵌着している。この
圧縮ばね26A,26Bにより、前記制動腕22A,2
2Bの上部間隔は狭められ、これにより前記制動沓23
A,23Bは前記回転ドラム21の周面に押圧力P0
で押付けられる。これらの構成によって、制動力付勢手
段が構成される。
者に跨るロッド25が貫通しており、このロッド25の
貫通端に圧縮ばね26A,26Bを嵌着している。この
圧縮ばね26A,26Bにより、前記制動腕22A,2
2Bの上部間隔は狭められ、これにより前記制動沓23
A,23Bは前記回転ドラム21の周面に押圧力P0
で押付けられる。これらの構成によって、制動力付勢手
段が構成される。
【0015】このほか、上記制動力付勢手段の上方には
、前記圧縮ばね26A,26Bによる制動力を開放する
制動力開放手段27と、制動力を低減させる制動力低減
手段28とが設けられ、それらの構成は、電磁コイル3
3A,33Bに電流を流すことにより、鉄心が吸着し合
い、それにより押圧ロッド35A,35Bが駆動するよ
うに構成され、この押圧ロッド35A,35Bにより前
記制動腕22A,22Bを押広げるのである。また、図
4に示すように前記制動開放手段27と制動力低減手段
28とを構成してもよい。即ち、箱体を形成する継鉄2
9と、この継鉄29内に固定された固定鉄心30と、こ
の固定鉄心30と前記継鉄29を垂直に貫通するロッド
31と、このロッド31の上部に固定された可動鉄心3
2と、前記固定鉄心30の外周に設置された電磁コイル
33A(33B)と、前記ロッド31の下端に一端が当
接するレバー34A,34Bと、このレバー34A,3
4Bの他端に一端が当接し他端が前記制動腕22A,2
2Bに当接する押圧力ロッド35A,35Bとで構成さ
れている。尚、前記継鉄29にはフランジ29Fが設け
られており、このフランジ29Fを利用して前記軸受1
9B(図2)の固定部材に取付けている。また、前記継
鉄29の前記ロッド31及び前記可動鉄心32が貫通す
る位置には軸受部材B1,B2が施され移動し易くして
いる。前記固定鉄心30と前記可動鉄心32の対向する
面は、階段状に形成された凸状斜面30Sと凹状斜面3
2Sとなっている。前記レバー34A,34Bは前記継
鉄29のフランジ29FにピンP5,P6を介して蝶番
結合されている。上記構成としたので、電磁コイル33
A(33B)に励磁電流を供給すると、可動鉄心32は
固定鉄心30側に吸引されて移動し、ロッド31を押下
げる。ロッド31の下方への移動により、レバー34A
,34BはピンP5,P6を支点として二点鎖線のよう
に変位し、押圧ロッド35A,35Bを矢印b方向に移
動させる。前記電磁コイル33A(33B)が無励磁の
場合には、図1に示す前記圧縮ばね26A,26Bの力
によって押圧ロッド35A,35Bは矢印の方向に押さ
れ、可動鉄心32は図4に示す状態になる。
、前記圧縮ばね26A,26Bによる制動力を開放する
制動力開放手段27と、制動力を低減させる制動力低減
手段28とが設けられ、それらの構成は、電磁コイル3
3A,33Bに電流を流すことにより、鉄心が吸着し合
い、それにより押圧ロッド35A,35Bが駆動するよ
うに構成され、この押圧ロッド35A,35Bにより前
記制動腕22A,22Bを押広げるのである。また、図
4に示すように前記制動開放手段27と制動力低減手段
28とを構成してもよい。即ち、箱体を形成する継鉄2
9と、この継鉄29内に固定された固定鉄心30と、こ
の固定鉄心30と前記継鉄29を垂直に貫通するロッド
31と、このロッド31の上部に固定された可動鉄心3
2と、前記固定鉄心30の外周に設置された電磁コイル
33A(33B)と、前記ロッド31の下端に一端が当
接するレバー34A,34Bと、このレバー34A,3
4Bの他端に一端が当接し他端が前記制動腕22A,2
2Bに当接する押圧力ロッド35A,35Bとで構成さ
れている。尚、前記継鉄29にはフランジ29Fが設け
られており、このフランジ29Fを利用して前記軸受1
9B(図2)の固定部材に取付けている。また、前記継
鉄29の前記ロッド31及び前記可動鉄心32が貫通す
る位置には軸受部材B1,B2が施され移動し易くして
いる。前記固定鉄心30と前記可動鉄心32の対向する
面は、階段状に形成された凸状斜面30Sと凹状斜面3
2Sとなっている。前記レバー34A,34Bは前記継
鉄29のフランジ29FにピンP5,P6を介して蝶番
結合されている。上記構成としたので、電磁コイル33
A(33B)に励磁電流を供給すると、可動鉄心32は
固定鉄心30側に吸引されて移動し、ロッド31を押下
げる。ロッド31の下方への移動により、レバー34A
,34BはピンP5,P6を支点として二点鎖線のよう
に変位し、押圧ロッド35A,35Bを矢印b方向に移
動させる。前記電磁コイル33A(33B)が無励磁の
場合には、図1に示す前記圧縮ばね26A,26Bの力
によって押圧ロッド35A,35Bは矢印の方向に押さ
れ、可動鉄心32は図4に示す状態になる。
【0016】上記構成の制動力開放手段27の電磁コイ
ル33Aは、前記制御装置14を介して電源に接続され
、また前記制動力低減手段28の電磁コイル33Bは、
前記制御装置14を介して通常は電源に接続され、停電
時には予備電源に接続されるように構成されている。
ル33Aは、前記制御装置14を介して電源に接続され
、また前記制動力低減手段28の電磁コイル33Bは、
前記制御装置14を介して通常は電源に接続され、停電
時には予備電源に接続されるように構成されている。
【0017】ところで、図1に示すように、前記制動力
開放手段27の作動力Faは、前記制動沓23A,23
Bの回転ドラム21への押圧力P0 、云い代えれば前
記圧縮ばね26A,26Bによる圧力Psよりも大きく
なるように構成され、また前記制動力低減手段28の作
動力Fbは、前記作動力Faより小さい値となるように
差をもたせて構成されている。そして、前記制動力低減
手段28の電磁コイル33Bへの励磁電流の供給量は、
非常時の場合の乗かご7の運転方向,速度,積載量(荷
重)などの運転条件によって判定される。しかし、励磁
電流の供給量を経験的に算出して固定しておいてもよい
。
開放手段27の作動力Faは、前記制動沓23A,23
Bの回転ドラム21への押圧力P0 、云い代えれば前
記圧縮ばね26A,26Bによる圧力Psよりも大きく
なるように構成され、また前記制動力低減手段28の作
動力Fbは、前記作動力Faより小さい値となるように
差をもたせて構成されている。そして、前記制動力低減
手段28の電磁コイル33Bへの励磁電流の供給量は、
非常時の場合の乗かご7の運転方向,速度,積載量(荷
重)などの運転条件によって判定される。しかし、励磁
電流の供給量を経験的に算出して固定しておいてもよい
。
【0018】このため、制動装置20は、図5に示すよ
うに制動力TB が得られる。即ち、通常運転時の電気
ブレーキ作動後に乗かごを停止させる場合、制動力開放
手段27を動作させると作動力Faが発生して曲線S1
のように瞬時に所定の制動力T1 (100%)とな
るが、非常停止時に運転条件に応じた作動力Fbを発生
させた場合、曲線S2 のように低減率αだけ低減され
た制動力T2(1−α)となる。このような特性を有す
る制動装置20を運転条件に応じて動作させる場合の一
例を図6で説明する。図6では、運転条件の中で、乗か
ごの運転方向と積載量を用いて制動装置20の制動力を
可変に設定する場合である。図3のエレベーターにおい
て、非常停止指令があって制動装置20が作動する場合
にロープ6の滑り量が大きくなる運転条件は、無負荷積
載量の上昇運転、又は全負荷運転の下降運転時である。 この積載量の条件を無負荷に近い50%積載未満か、又
は全負荷に近い50%積載以上かの判定に置換えると図
6に示すフローチャートになる。つまり、乗かごが非常
制動する場合、その直前の運転条件が(1)上昇運転で
50%積載未満の場合と、(2)下降運転で50%積載
以上の場合には制動力T2(1−α)に設定し、それ以
外の運転条件では通常停止の場合と同様に制動力T1(
100%、α=0)を設定する。
うに制動力TB が得られる。即ち、通常運転時の電気
ブレーキ作動後に乗かごを停止させる場合、制動力開放
手段27を動作させると作動力Faが発生して曲線S1
のように瞬時に所定の制動力T1 (100%)とな
るが、非常停止時に運転条件に応じた作動力Fbを発生
させた場合、曲線S2 のように低減率αだけ低減され
た制動力T2(1−α)となる。このような特性を有す
る制動装置20を運転条件に応じて動作させる場合の一
例を図6で説明する。図6では、運転条件の中で、乗か
ごの運転方向と積載量を用いて制動装置20の制動力を
可変に設定する場合である。図3のエレベーターにおい
て、非常停止指令があって制動装置20が作動する場合
にロープ6の滑り量が大きくなる運転条件は、無負荷積
載量の上昇運転、又は全負荷運転の下降運転時である。 この積載量の条件を無負荷に近い50%積載未満か、又
は全負荷に近い50%積載以上かの判定に置換えると図
6に示すフローチャートになる。つまり、乗かごが非常
制動する場合、その直前の運転条件が(1)上昇運転で
50%積載未満の場合と、(2)下降運転で50%積載
以上の場合には制動力T2(1−α)に設定し、それ以
外の運転条件では通常停止の場合と同様に制動力T1(
100%、α=0)を設定する。
【0019】勿論、上記非常停止は、乗かご7の走行中
に乗客が瞬間的に乗かご7を揺ってガバナを誤動作させ
て停止させる場合や、機器の誤動作で停止する場合など
があるほか、停電により急停止する場合がある。この停
電時の場合には前記制動力低減手段28の電磁コイル3
3Bへの供電は、通常電源から予備電源に切換わり、上
述のような急停止を避けることができる。この予備電源
は、蓄電池や蓄電器を用いることができる。しかし、こ
れらは停電時に確実に機能するように、頻繁に保守点検
を行わねばならず、その管理に手間がかかる問題がある
。そこで、前記巻上機3の回転部分に発電機を取付け、
この発電機による電力を停電時に利用すれば上記頻繁に
保守点検は不要となる。尚、前記電磁コイル33Bは、
切換え手段を備えずに、常に予備電源に接続しておいて
もよい。
に乗客が瞬間的に乗かご7を揺ってガバナを誤動作させ
て停止させる場合や、機器の誤動作で停止する場合など
があるほか、停電により急停止する場合がある。この停
電時の場合には前記制動力低減手段28の電磁コイル3
3Bへの供電は、通常電源から予備電源に切換わり、上
述のような急停止を避けることができる。この予備電源
は、蓄電池や蓄電器を用いることができる。しかし、こ
れらは停電時に確実に機能するように、頻繁に保守点検
を行わねばならず、その管理に手間がかかる問題がある
。そこで、前記巻上機3の回転部分に発電機を取付け、
この発電機による電力を停電時に利用すれば上記頻繁に
保守点検は不要となる。尚、前記電磁コイル33Bは、
切換え手段を備えずに、常に予備電源に接続しておいて
もよい。
【0020】以上説明したように、本実施例によれば、
乗かごが急停止しようとしても、運転条件に応じた制動
が行えるので、ロープの滑りを抑制できると共に、乗客
への停止ショックを低減することができる。
乗かごが急停止しようとしても、運転条件に応じた制動
が行えるので、ロープの滑りを抑制できると共に、乗客
への停止ショックを低減することができる。
【0021】即ち、図7に示すように、通常は所定の速
度パターンSaにしたがって、加速,定速,減速で運転
されているが、いま非常停止指令Bがあった場合、制動
力低減手段を機能させないで制動力開放手段を動作させ
ると、制動力付勢手段により100%の制動力が発生す
る。この時乗かごの速度,方向,負荷などの運転条件が
ロープ滑りのない条件に合っていれば、減速特性Sbで
急速に停止する。しかし、非常停止指令Bから乗かご停
止までの時間t1 が短かいため停止ショックは大きく
、乗客に不安を与えることになる。一方、100%の制
動力が発生したときの運転条件が例えば軽負荷で上昇運
転時であった場合には、一旦は減速特性Sbに沿って減
速するが、乗かごよりも重くなったつり合いおもりが重
力方向に移動して慣性力が大きくなっているので、駆動
シーブの急減速に追従できず、駆動シーブとロープ間に
滑りが発生し、減速特性Scのように停止時間t3 が
長くなる。駆動シーブとロープ間に滑りが発生し停止時
間が長くなると云うことは、上昇運転の場合には、乗か
ごが最上階の停止位置を越えて機械室床下に衝突する危
険があり、下降運転の場合には昇降路ピットに設けた緩
衝器に乗かごが衝突する危険がある。このようなときに
、前記制動力開放手段を動作させずに、前記制動力低減
手段を動作させることにより、減速特性Sdのようにな
る。 即ち、制動力を低減させることにより、非常停止指令か
ら乗かご停止までの時間t2 は制動力100%の停止
時に比べて長くなるが、駆動シーブとロープ間の滑りは
発生しずらくなり、停止ショックも小さくなる。この時
の制動力低減率を通常運転時の減速パターンに近似の特
性に選定することにより、前記停止ショック及びロープ
滑りをなくすことができる。
度パターンSaにしたがって、加速,定速,減速で運転
されているが、いま非常停止指令Bがあった場合、制動
力低減手段を機能させないで制動力開放手段を動作させ
ると、制動力付勢手段により100%の制動力が発生す
る。この時乗かごの速度,方向,負荷などの運転条件が
ロープ滑りのない条件に合っていれば、減速特性Sbで
急速に停止する。しかし、非常停止指令Bから乗かご停
止までの時間t1 が短かいため停止ショックは大きく
、乗客に不安を与えることになる。一方、100%の制
動力が発生したときの運転条件が例えば軽負荷で上昇運
転時であった場合には、一旦は減速特性Sbに沿って減
速するが、乗かごよりも重くなったつり合いおもりが重
力方向に移動して慣性力が大きくなっているので、駆動
シーブの急減速に追従できず、駆動シーブとロープ間に
滑りが発生し、減速特性Scのように停止時間t3 が
長くなる。駆動シーブとロープ間に滑りが発生し停止時
間が長くなると云うことは、上昇運転の場合には、乗か
ごが最上階の停止位置を越えて機械室床下に衝突する危
険があり、下降運転の場合には昇降路ピットに設けた緩
衝器に乗かごが衝突する危険がある。このようなときに
、前記制動力開放手段を動作させずに、前記制動力低減
手段を動作させることにより、減速特性Sdのようにな
る。 即ち、制動力を低減させることにより、非常停止指令か
ら乗かご停止までの時間t2 は制動力100%の停止
時に比べて長くなるが、駆動シーブとロープ間の滑りは
発生しずらくなり、停止ショックも小さくなる。この時
の制動力低減率を通常運転時の減速パターンに近似の特
性に選定することにより、前記停止ショック及びロープ
滑りをなくすことができる。
【0022】ところで、図5において、曲線S1 は例
えば図3に示す乗かご7が満員(つり合いおもり8より
も乗かご重量が大)で、上昇運転している時に非常停止
指令があった場合の制動力T1 であり、この場合、つ
り合いおもり8よりも重くなっている乗かご7が重力に
さからって上昇するので減速度が大きくなるので、制動
力T1 を作用させても駆動シーブ4とロープ6間に滑
りの発生はなく、駆動シーブ4は停止する。しかし、乗
かご7に乗客がなく(乗かご重量よりもつり合いおもり
8の重量が大)、上昇運転している時に非常停止指令が
あった場合、上記制動力T1 で制動したとすると、乗
かご7よりも重いつり合いおもり8が重力方向に移動し
ているので慣性力が大きくなる。この状態で駆動シーブ
4の回転が急停止すると、ロープ6は駆動シーブ4上を
滑る。そのため、制動力T1 より弱めた制動力T2を
与えて前記駆動シーブ4の急停止を防止し、ロープ6の
滑りをなくしたのである。そして、制動力T2 は乗か
ご7が停止した後も、継続して作動させてもよく、乗か
ご停止後に100%制動力T1 に切換えて乗かご7を
支持するようにしてもよい。
えば図3に示す乗かご7が満員(つり合いおもり8より
も乗かご重量が大)で、上昇運転している時に非常停止
指令があった場合の制動力T1 であり、この場合、つ
り合いおもり8よりも重くなっている乗かご7が重力に
さからって上昇するので減速度が大きくなるので、制動
力T1 を作用させても駆動シーブ4とロープ6間に滑
りの発生はなく、駆動シーブ4は停止する。しかし、乗
かご7に乗客がなく(乗かご重量よりもつり合いおもり
8の重量が大)、上昇運転している時に非常停止指令が
あった場合、上記制動力T1 で制動したとすると、乗
かご7よりも重いつり合いおもり8が重力方向に移動し
ているので慣性力が大きくなる。この状態で駆動シーブ
4の回転が急停止すると、ロープ6は駆動シーブ4上を
滑る。そのため、制動力T1 より弱めた制動力T2を
与えて前記駆動シーブ4の急停止を防止し、ロープ6の
滑りをなくしたのである。そして、制動力T2 は乗か
ご7が停止した後も、継続して作動させてもよく、乗か
ご停止後に100%制動力T1 に切換えて乗かご7を
支持するようにしてもよい。
【0023】ところで、上記実施例において、前記制動
力付勢手段に圧縮ばね26A,26Bを用いたが、これ
に代えて電磁力あるいは液圧力により制動力を得るよう
にしてもよい。
力付勢手段に圧縮ばね26A,26Bを用いたが、これ
に代えて電磁力あるいは液圧力により制動力を得るよう
にしてもよい。
【0024】図8は、制動装置の他の実施例を示すもの
で、圧縮ばね26A,26Bを備えた制動力付勢手段の
圧力Psにより制動沓23A,23Bが回転ドラム21
へ押圧力P0 で押圧され制動力を発生する点及び制動
力開放手段27が作動力Faで上記制動力を開放する機
構及び作用は上記実施例と同じである。異なるのは制動
力低減手段36が油圧で駆動されている点である。この
制動力低減手段36は、油圧シリンダ37と油圧プラン
ジャ38とよりなり、油圧プランジャ38が一対の制動
腕22A,22Bを押広げるように配置されている。前
記油圧シリンダ37には流路39を経由して油圧ユニッ
ト40から圧油が供給,排出される。圧油供給時に前記
圧力Psに対向する作動力Fcが発生し、押圧力P0
を低減させる。この油圧ユニット40から供給される圧
油の制御云い代えれば作動力Fcの制御は、上記実施例
と同じように、乗かご7の運転条件に応じて行われる。 このような制御が行われる前記油圧ユニット40は、図
9に示すように、油タンク41内の作動油をフィルタ4
2を介して電動機43で駆動される油圧ポンプ44で吸
上げ、逆止弁45を通して圧送される。この逆止弁45
は制御弁46を介して前記流路39に接続されている。 一方、前記逆止弁45と前記制御弁46との間にはアキ
ュムレータ47が接続され、圧力スイッチ48で油圧を
チェックしている。また、前記制御弁46は前記油タン
ク41に油を戻す流路49が接続されており、さらに前
記油圧ポンプ44の吐出側はリリーフ弁50を介して前
記流路49に接続されている。上記構成の油圧ユニット
40の動作は、油圧ポンプ44で汲上げた作動油をアキ
ュムレータ47内に所定圧力を蓄積しておく。アキュム
レータ47内の圧力は、圧力スイッチ48でチェックさ
れその圧力に応じて電動機43を駆動,停止させている
。 いま、非常停止時に前記制動力低減手段36の油圧プラ
ンジャ38を駆動する必要が生じた場合には、前記制御
弁46を図示の状態から左側に移動させてアキュムレー
タ47の作動油を流路39に流入させ、図8の油圧シリ
ンダ37内に供給して油圧プランジャ38を移動させて
前記制動腕22A,22Bを圧縮ばね26A,26Bに
さからって押広げる。非常停止が完了した後は、制御弁
46を図9の状態に戻すことにより、油圧シリンダ37
内の作動油は、前記圧縮ばね26A,26Bによる油圧
プランジャ38の戻りにより排出され、前記流路39,
制御弁46,流路49を介して油タンク41に回収され
る。
で、圧縮ばね26A,26Bを備えた制動力付勢手段の
圧力Psにより制動沓23A,23Bが回転ドラム21
へ押圧力P0 で押圧され制動力を発生する点及び制動
力開放手段27が作動力Faで上記制動力を開放する機
構及び作用は上記実施例と同じである。異なるのは制動
力低減手段36が油圧で駆動されている点である。この
制動力低減手段36は、油圧シリンダ37と油圧プラン
ジャ38とよりなり、油圧プランジャ38が一対の制動
腕22A,22Bを押広げるように配置されている。前
記油圧シリンダ37には流路39を経由して油圧ユニッ
ト40から圧油が供給,排出される。圧油供給時に前記
圧力Psに対向する作動力Fcが発生し、押圧力P0
を低減させる。この油圧ユニット40から供給される圧
油の制御云い代えれば作動力Fcの制御は、上記実施例
と同じように、乗かご7の運転条件に応じて行われる。 このような制御が行われる前記油圧ユニット40は、図
9に示すように、油タンク41内の作動油をフィルタ4
2を介して電動機43で駆動される油圧ポンプ44で吸
上げ、逆止弁45を通して圧送される。この逆止弁45
は制御弁46を介して前記流路39に接続されている。 一方、前記逆止弁45と前記制御弁46との間にはアキ
ュムレータ47が接続され、圧力スイッチ48で油圧を
チェックしている。また、前記制御弁46は前記油タン
ク41に油を戻す流路49が接続されており、さらに前
記油圧ポンプ44の吐出側はリリーフ弁50を介して前
記流路49に接続されている。上記構成の油圧ユニット
40の動作は、油圧ポンプ44で汲上げた作動油をアキ
ュムレータ47内に所定圧力を蓄積しておく。アキュム
レータ47内の圧力は、圧力スイッチ48でチェックさ
れその圧力に応じて電動機43を駆動,停止させている
。 いま、非常停止時に前記制動力低減手段36の油圧プラ
ンジャ38を駆動する必要が生じた場合には、前記制御
弁46を図示の状態から左側に移動させてアキュムレー
タ47の作動油を流路39に流入させ、図8の油圧シリ
ンダ37内に供給して油圧プランジャ38を移動させて
前記制動腕22A,22Bを圧縮ばね26A,26Bに
さからって押広げる。非常停止が完了した後は、制御弁
46を図9の状態に戻すことにより、油圧シリンダ37
内の作動油は、前記圧縮ばね26A,26Bによる油圧
プランジャ38の戻りにより排出され、前記流路39,
制御弁46,流路49を介して油タンク41に回収され
る。
【0025】図10は、制動装置のさらに他の実施例を
示すもので、油圧により制動力低減手段を動作させる点
は上記図8に示す実施例と同じである。しかし、この実
施例は制動力低減手段が制動力開放手段を兼ねている点
に特徴がある。即ち、圧縮ばね26A,26Bによる制
動力付勢手段の圧力Psが制動腕22A,22Bを介し
て制動沓23A,23Bに押圧力P0 を発生させる機
構は前記各実施例と同じである。そして、制動力低減手
段51は油圧シリンダ52と油圧プランジャ53とより
なり、前記油圧シリンダ52内に流路39を介して油圧
ユニット40から油圧を供給,排出することにより前記
制動腕22A,22Bを広げるようにしている。ここで
、前記押圧力P0 を開放するための作動力と、押圧力
P0 を低減させるための作動力とを同一の油圧シリン
ダ52で発生させる。つまり、油圧シリンダ52による
作動力Fdを多段あるいは広い領域で可変できるように
、油圧ユニット40側で制御するのである。このような
構成の制動装置の制動力TB は、図11に示すように
なる。前記制動力低減手段51の油圧シリンダ52に油
圧を供給して制御腕22A,22Bを広げ、押圧力P0
を開放させれば、制動力は開放されて制動力開放手段
として機能し、また、油圧シリンダ52に油圧を供給し
なければ曲線S1 のように100%の制動力T1 が
得られる。さらに、運転条件により油圧シリンダ52へ
の油圧の供給量を制御すれば曲線S2,S3に示すよう
に低減率α1,α2の制動力T2,T3が得られる。
示すもので、油圧により制動力低減手段を動作させる点
は上記図8に示す実施例と同じである。しかし、この実
施例は制動力低減手段が制動力開放手段を兼ねている点
に特徴がある。即ち、圧縮ばね26A,26Bによる制
動力付勢手段の圧力Psが制動腕22A,22Bを介し
て制動沓23A,23Bに押圧力P0 を発生させる機
構は前記各実施例と同じである。そして、制動力低減手
段51は油圧シリンダ52と油圧プランジャ53とより
なり、前記油圧シリンダ52内に流路39を介して油圧
ユニット40から油圧を供給,排出することにより前記
制動腕22A,22Bを広げるようにしている。ここで
、前記押圧力P0 を開放するための作動力と、押圧力
P0 を低減させるための作動力とを同一の油圧シリン
ダ52で発生させる。つまり、油圧シリンダ52による
作動力Fdを多段あるいは広い領域で可変できるように
、油圧ユニット40側で制御するのである。このような
構成の制動装置の制動力TB は、図11に示すように
なる。前記制動力低減手段51の油圧シリンダ52に油
圧を供給して制御腕22A,22Bを広げ、押圧力P0
を開放させれば、制動力は開放されて制動力開放手段
として機能し、また、油圧シリンダ52に油圧を供給し
なければ曲線S1 のように100%の制動力T1 が
得られる。さらに、運転条件により油圧シリンダ52へ
の油圧の供給量を制御すれば曲線S2,S3に示すよう
に低減率α1,α2の制動力T2,T3が得られる。
【0026】このような制動力特性を有する制動装置を
用いれば、図12に示すフローチャートのような複数の
運転条件による制動制御が行える。ここに示す運転条件
は、エレベーター乗かごの速度,積載量、及び運転方向
である。ここで、速度による制動力低減率βと、積載量
による制動力低減率β′を図に示す如く定義し、これに
運転方向の条件を組合わせる。そして前記速度による制
動力低減率βと、積載量による制動力低減率β′を演算
し、制動力T1〜T3を設定する。このため、運転条件
の違いによる必要制動力をきめ細かく設定することがで
き、前述したような非常停止時のロープ滑り量を制御す
ることができる。
用いれば、図12に示すフローチャートのような複数の
運転条件による制動制御が行える。ここに示す運転条件
は、エレベーター乗かごの速度,積載量、及び運転方向
である。ここで、速度による制動力低減率βと、積載量
による制動力低減率β′を図に示す如く定義し、これに
運転方向の条件を組合わせる。そして前記速度による制
動力低減率βと、積載量による制動力低減率β′を演算
し、制動力T1〜T3を設定する。このため、運転条件
の違いによる必要制動力をきめ細かく設定することがで
き、前述したような非常停止時のロープ滑り量を制御す
ることができる。
【0027】図13は、上記実施例とは異なるディスク
型の制動装置を示すもので、その構成は次の通りである
。巻上機の固定部材3Bを貫通して回転軸54を延在し
、その回転軸54と同心的に軸と直交する端面を有する
固定体55を前記固定部材3Bに取付け、この固定体5
5の内径側に対向する前記回転軸54上にスプラインボ
ス56を取付け、このスプラインボス56上に表面にラ
イニング材を保持した回転円板57が軸方向にのみ移動
可能に係合されている。この回転円板57の一側面は前
記固定体55の端面に対向し、他側面側には円板状の接
極子58が位置している。さらにこの接極子58の外側
には鉄心59が位置している。前記接極子58と鉄心5
9とは前記固定体55に固定された前記回転軸54と平
行な複数のロッド(図示せず)により支持され、そのう
ち前記接極子58は軸方向に移動可能に支持されている
。また、前記鉄心59には前記回転軸54と同心となる
コイル60が装着され、前記接極子58を前記回転円板
57側に押圧する圧縮ばね61が数個所に装着されてい
る。さらに、前記固定体55の数個所には、前記接極子
58を前記鉄心59側に移動できる油圧ジャッキ62が
設置され、油の流路39を介して油圧ユニット40に接
続されている。この油圧ユニット40の構成及び動作は
、図9で説明した通りである。
型の制動装置を示すもので、その構成は次の通りである
。巻上機の固定部材3Bを貫通して回転軸54を延在し
、その回転軸54と同心的に軸と直交する端面を有する
固定体55を前記固定部材3Bに取付け、この固定体5
5の内径側に対向する前記回転軸54上にスプラインボ
ス56を取付け、このスプラインボス56上に表面にラ
イニング材を保持した回転円板57が軸方向にのみ移動
可能に係合されている。この回転円板57の一側面は前
記固定体55の端面に対向し、他側面側には円板状の接
極子58が位置している。さらにこの接極子58の外側
には鉄心59が位置している。前記接極子58と鉄心5
9とは前記固定体55に固定された前記回転軸54と平
行な複数のロッド(図示せず)により支持され、そのう
ち前記接極子58は軸方向に移動可能に支持されている
。また、前記鉄心59には前記回転軸54と同心となる
コイル60が装着され、前記接極子58を前記回転円板
57側に押圧する圧縮ばね61が数個所に装着されてい
る。さらに、前記固定体55の数個所には、前記接極子
58を前記鉄心59側に移動できる油圧ジャッキ62が
設置され、油の流路39を介して油圧ユニット40に接
続されている。この油圧ユニット40の構成及び動作は
、図9で説明した通りである。
【0028】上記構成の制動装置において、図示の状態
は回転円板57が固定体55と圧縮ばね61で押圧され
た接極子58とで挾持された状態であり、エレベーター
乗かごが停止している状態である。この状態から前記コ
イル60に励磁電流を流すと、前記接極子58は圧縮ば
ね61にさからって前記鉄心59に吸着し、前記固定体
55との間の挾持力を開放して前記回転円板57の回転
を自由にする。前記回転円板57の回転が自由であると
き、云い代えれば乗かごが走行中のときに非常停止指令
があると、その直前の乗かごの運転条件により、圧縮ば
ね61単独での100%制動力にするか、油圧ジャッキ
62と圧縮ばね61との併用により制動力を弱めるかし
て最適な制動力で停止させる。
は回転円板57が固定体55と圧縮ばね61で押圧され
た接極子58とで挾持された状態であり、エレベーター
乗かごが停止している状態である。この状態から前記コ
イル60に励磁電流を流すと、前記接極子58は圧縮ば
ね61にさからって前記鉄心59に吸着し、前記固定体
55との間の挾持力を開放して前記回転円板57の回転
を自由にする。前記回転円板57の回転が自由であると
き、云い代えれば乗かごが走行中のときに非常停止指令
があると、その直前の乗かごの運転条件により、圧縮ば
ね61単独での100%制動力にするか、油圧ジャッキ
62と圧縮ばね61との併用により制動力を弱めるかし
て最適な制動力で停止させる。
【0029】したがって、この種制動装置においても駆
動シーブとロープの滑りを防止し、停止ショックを低下
させることができる。
動シーブとロープの滑りを防止し、停止ショックを低下
させることができる。
【0030】尚、上記各実施例の制動装置は、従来から
ある制動装置に制動力低減手段を付加するだけなので、
その大きさは従来の構成とほとんど同じである。したが
って、制動装置の設置スペースを特別に増す必要はなく
、また、制動力の調整も選択的に行えるので容易である
。
ある制動装置に制動力低減手段を付加するだけなので、
その大きさは従来の構成とほとんど同じである。したが
って、制動装置の設置スペースを特別に増す必要はなく
、また、制動力の調整も選択的に行えるので容易である
。
【0031】尚、前記実施例において、制動装置に制動
力低減手段を設けた点を説明したが、作動力に差をもた
せた制動力開放手段を複数設けても同じ効果を達成でき
る。
力低減手段を設けた点を説明したが、作動力に差をもた
せた制動力開放手段を複数設けても同じ効果を達成でき
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、非
常停止時においてもロープ滑りがなく、停止ショックの
少ないエレベーターを得ることができ、また、制動装置
も従来の構成を大きく変更する必要はないので大きな設
置スペースを必要とせず、制動力調整が容易な制動装置
を得ることができる。
常停止時においてもロープ滑りがなく、停止ショックの
少ないエレベーターを得ることができ、また、制動装置
も従来の構成を大きく変更する必要はないので大きな設
置スペースを必要とせず、制動力調整が容易な制動装置
を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示すエレベーター用巻上機
の正面図である。
の正面図である。
【図2】図1に示すエレベーター用巻上機の右側面図で
ある。
ある。
【図3】エレベーターを示す概略図である。
【図4】制動力開放手段及び制動力低減手段の駆動部を
示す一部縦断面図である。
示す一部縦断面図である。
【図5】図1に示す制動装置の制動特性図である。
【図6】エレベーターの非常停止に伴う判定を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】エレベーターの速度特性図である。
【図8】本発明による制動装置の別の実施例を示す正面
図である。
図である。
【図9】図8に示す制動装置に用いる油圧ユニットの油
圧回路図である。
圧回路図である。
【図10】本発明による制動装置のさらに別の実施例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図11】図10に示す制動装置の制動特性図である。
【図12】エレベーターの非常停止に伴う判定を示す別
なフローチャートである。
なフローチャートである。
【図13】本発明による異なる種類の制動装置を示す断
面図である。
面図である。
3…巻上機、4…駆動シーブ、6…ロープ、7…乗かご
、8…つり合いおもり、14…制御装置、20…制動装
置、21…回転ドラム、26A,26B…圧縮ばね、2
7…制動力開放手段、28…制動力低減手段。
、8…つり合いおもり、14…制御装置、20…制動装
置、21…回転ドラム、26A,26B…圧縮ばね、2
7…制動力開放手段、28…制動力低減手段。
Claims (20)
- 【請求項1】制動力付勢手段と制動力開放手段とを有す
る制動装置を巻上機に備え、この巻上機の駆動シーブに
巻掛けたロープによって乗かごを昇降するように構成し
たエレベーターにおいて、前記制動装置の制動力付勢手
段による制動力を低減する制動力低減手段を設けたこと
を特徴とするエレベーター。 - 【請求項2】前記制動力付勢手段に制動力を低減する制
動力低減機能を持たせたことを特徴とする請求項1記載
のエレベーター。 - 【請求項3】前記制動力低減手段は電磁駆動機構を有す
ることを特徴とする請求項1記載のエレベーター。 - 【請求項4】前記制動力低減手段は油圧駆動機構を有す
ることを特徴とする請求項1記載のエレベーター。 - 【請求項5】前記制動力低減手段は一定の低減率を有す
ることを特徴とする請求項1記載のエレベーター。 - 【請求項6】前記制動力低減手段は多段の低減率を有す
ることを特徴とする請求項1記載のエレベーター。 - 【請求項7】前記制動力低減手段は可変の低減率を有す
ることを特徴とする請求項1記載のエレベーター。 - 【請求項8】前記制動装置は回転ドラムと、この回転ド
ラムの周面を挾持する一対の制動沓を有することを特徴
とする請求項1記載のエレベーター。 - 【請求項9】前記制動装置は回転するディスクと、この
ディスクを両面から挾持する一対の制動体を有すること
を特徴とする請求項1記載のエレベーター。 - 【請求項10】制動力付勢手段と制動力開放手段とを有
する制動装置を巻上機に備え、この巻上機の駆動シーブ
に巻掛けたロープによって乗かごを昇降するように構成
したエレベーターにおいて、前記制動力開放手段による
作動力を複数設定したことを特徴とするエレベーター。 - 【請求項11】制動力付勢手段と制動力開放手段とを有
する制動装置を巻上機に備え、この巻上機の駆動シーブ
に巻掛けたロープによって乗かごを昇降するように構成
したエレベーターにおいて、前記制動力開放手段を、作
動力の異なる複数の制動力開放手段で構成したことを特
徴とするエレベーター。 - 【請求項12】巻上機の駆動シーブに巻掛けたロープに
よって乗かごを昇降するように構成したエレベーターに
おいて、非常時の前記乗かごに対する制動力の増加を緩
やかにする手段を設けたことを特徴とするエレベーター
。 - 【請求項13】回転体に制動部材を押圧して制動力を得
、前記制動部材を前記回転体から離して制動力を開放す
るように構成した制動装置を巻上機に備え、この巻上機
の駆動シーブに巻掛けたロープによって乗かごを昇降す
るように構成したエレベーターにおいて、減速指令があ
ったとき前記制動部材の前記回転体への押圧力を制限す
る押圧力制限手段を設けたことを特徴とするエレベータ
ー。 - 【請求項14】制動力付勢手段と制動力開放手段とを有
する制動装置を巻上機に備え、この巻上機の駆動シーブ
に巻掛けたロープによって乗かごを昇降するように構成
したエレベーターにおいて、前記制動装置の制動力付勢
手段による制動力を低減する制動力低減手段を設けると
共に、前記乗かごの運転状況を判断する運転状況判断手
段を設け、この運転状況判断手段の指令により前記制動
力低減手段を作動させるようにしたことを特徴とするエ
レベーター。 - 【請求項15】制動力付勢手段と制動力開放手段とを有
する制動装置を巻上機に備え、この巻上機の駆動シーブ
に巻掛けたロープによって乗かごを昇降するように構成
したエレベーターにおいて、前記制動装置の制動力付勢
手段による制動力を低減する制動力低減手段を設けると
共に、この制動力低減手段を駆動する予備電源を設けた
ことを特徴とするエレベーター。 - 【請求項16】制動力付勢手段と制動力開放手段とを有
する制動装置を巻上機に備え、この巻上機の駆動シーブ
に巻掛けたロープによって乗かごを昇降するように構成
したエレベーターにおいて、前記制動装置の制動力付勢
手段による制動力を低減する制動力低減手段を設けると
共に、前記乗かごの運転状況を判断して前記制動力低減
手段を作動させる運転状況判断手段を設け、かつ前記制
動力低減手段を駆動する予備電源を設けたことを特徴と
するエレベーター。 - 【請求項17】制動力付勢手段と制動力開放手段とを有
する制動装置を巻上機に備え、この巻上機の駆動シーブ
に巻掛けたロープによって乗かごを昇降するように構成
したエレベーターにおいて、前記制動装置の制動力付勢
手段による制動力を低減する制動力低減手段を設けると
共に、この制動力低減手段を駆動する電源と予備電源と
を設け、かつ前記電源と予備電源との切換手段を設けた
ことを特徴とするエレベーター。 - 【請求項18】前記予備電源は前記巻上機によって駆動
される発電機であることを特徴とする請求項15,16
又は17記載のエレベーター。 - 【請求項19】電動機によって駆動される駆動シーブと
、この駆動シーブの回転が伝達される回転ドラムと、こ
の回転ドラムの周面を挾持する位置に設置され一端が回
転自在に支持された一対の制動腕と、この制動腕に夫々
揺動自在に支持され前記回転ドラムの周面に対向する制
動沓と、前記一対の制動腕の間隔を狭めて前記回転ドラ
ムの周面側に前記制動沓を押圧するばねと、運転時に前
記一対の制動腕の間隔を広げて前記ばねによる押圧力を
開放する手段とを有する巻上機を昇降路頂部の機械室に
備え、前記駆動シーブにロープを巻掛けて乗かごを昇降
させるようにしたエレベーターにおいて、前記巻上機に
、制動時に前記一対の制動腕の間隔を油圧によって広げ
て前記ばねによる押圧力を弱める手段を設けたことを特
徴とするエレベーター。 - 【請求項20】外部指令により制動力付勢手段による制
動力を低減するようにした制動装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3104118A JPH04333487A (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | エレベーター並びに制動装置 |
US07/879,988 US5244060A (en) | 1991-05-09 | 1992-05-08 | Elevator apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3104118A JPH04333487A (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | エレベーター並びに制動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04333487A true JPH04333487A (ja) | 1992-11-20 |
Family
ID=14372214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3104118A Pending JPH04333487A (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | エレベーター並びに制動装置 |
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Country | Link |
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US (1) | US5244060A (ja) |
JP (1) | JPH04333487A (ja) |
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