JPH02136579A - 電動圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は冷凍・空調用の密閉型電動圧縮機に関する。

（ロ）従来の技術 従来の圧縮機は実開昭６０−１７４４６１号公報に記載
されているように構成されている。ここで、この公報を
参考に従来例を説明する。第３図は従来の圧縮機の要部
縦断面であり、図において（１）は内部に電動要素（２
）を持つ容器、（４）はこの客器の開口を閉塞する蓋、
（５）はこの蓋に取付けられたハーメチックターミナル
で、このハーメチックターミナルは蓋＜４）に取付けら
れた密封端子（７）と、この密封端子にガラスシール（
８）を介して取付けられたピン（９〉と、このピンの容
器（１）内側の端部に取付けられた端子（１５〉とを持
っている。（１３）は圧縮要素（２）の固定子鉄心（１
４）の上部に設けられたエンドコイル、（１１）はこの
エンドコイルにつながっている引出線、（１６）はこの
引出線と端子（１５〉とを接続するリード線であり、こ
のノード線には端子（１５）をピンク９）に取付けると
きに取付は易いように多少長さに余裕がある。

このように構成された圧縮機では、まず最初に端子（１
５〉をビン（９）に取付け、次に蓋（４）を容器（１）
の開口を閉塞するように取付けている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 前述した圧縮機では、蓋で容器の開口を閉塞する前に、
端子をビンに取付ける作業が必要であり、この作業のた
めにリード線には、蓋を容器に取付けた状態で必要とす
る長さよりかなり余分の長さを必要としていた。

このため、余分の長さのリード線がたわんで容器に接触
し、蓋を容器に溶接する時の熱で損傷を受けることがあ
った。また、前記端子をビンに取付けたり、前記端子が
ビンから外れないように、あるいはリード線が容器に接
触しないようにして蓋を容器に取付けることは大変手間
がかかる作業でイ）あった。

この発明は、前記リード線を廃止し、かつ、組立を簡単
にした圧縮機を提供するものである。

（ニ）課題を解決するための手段 この発明は前述した課題を解決するための手段として、
少なくとも一方を開口させた筒状容器と、この筒状容器
の開口を閉塞する蓋と、前記筒状容器と蓋とで形成され
た容器と、この容器内に収納された電動要素とを有して
おり、前記蓋にはハーメチックターミナルが取付けられ
ており、このハーメチックターミナルはビンと、このビ
ンおよびリード線に接続されている端子とを持っており
、前記リード線は電動要素の引出線に接続されている圧
縮機において、前記端子を容器内に取付け、前記ビンを
蓋で開口を閉塞したときに端子と軸方向で一致する位置
に取付け、前記蓋で開口を閉塞したものである。

（ホ）作用 本発明の圧縮機およびその組立方法では、ハーメチック
ターミナルが取付けられている蓋で容器の開口を閉塞す
ると、この閉塞と同時にハーメチックターミナルに取付
けられたビンが容器内に取付けられた端子に接続される
。

（へ）実施例 本発明の一実施例を図面と共に説明する。第１図は本発
明による圧縮機の縦断面図、第２図は本発明による圧縮
機の要部縦断面図である。図において、（ロ）従来の技
術の欄で説明した構成要素に相当するものには同一の図
番をつけ、その詳しい説明は省略する。（１）は容器、
（２）は電動要素、り３）は圧縮要素、（４）は蓋、（
５）はハーメチックターミナル、（６）は吐出管、（７
）は密封端子、（８）はガラスシール、（９）は容器（
１）内側の先端部が円錐状に形成されているビン、（１
０）はこのビンの先端が挿入される端子で、この端子の
ビンの挿入される側はビンが挿入され易いように開きぎ
みになっており、かつ、この端子は引出線（１１）に接
続されている。（１２）は前記端子をエンドコイル（１
３）の上に固定するための固定部材であり、エンドコイ
ル（１３）および固定子鉄心（１４）に固定されている
。蓋（４）で容器（１）の開口を閉塞したときに、前記
ビン（９）はその先端が端子（１０）に達するような長
さを持ち、かつ、端子〈１０）に丁度接続するような位
置〔軸方向で一致するような位置〕に取付けられている
。

本発明による圧縮機の構成は以上であり、次に圧縮機の
組立について説明する。ハーメチックターミナルが取付
けられている蓋（４）で容器（１）の開口を閉塞すると
、これと同時にハーメチックターミナル（５）に取付け
られているビン（９）が端子＜１０）に挿入〔接続〕さ
れる。

このように本発明の圧縮機では、蓋（４）で容器（１）
の開口を閉塞すると同時にビン（９）と端子り１０）が
接続されるので、圧縮機の組立が容易となる。

また、端子（１０）をエンドフィル（１３）付近に取付
けることにより、リード線を廃止することができる。

（ト）発明の効果 本発明の電動圧縮機は以上のような構成を有しているの
で蓋で容器の開「１を閉塞すると、これと同時にハーメ
チックターミナルのビンが端子に接続されるので、圧縮
機の組立が容易となる。

また、端子が容器内に）［７付けられているので、従来
の圧縮機での端子と引出線とを接続するリード線を廃止
することができる。このため、リード線およびこのリー
ド線の取付作業を削除できるので価格の低減した圧縮機
を提供でき、リード線の破損による絶縁不良をなくすこ
とができるので信頼性の向上した圧縮機を提供すること
もできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による圧縮機の縦断面図、第２図は本発
明による圧縮機の要部縦断面図、第３図は従来の圧縮機
の要部縦断面図である。 （１）・・・容器、　（２）・・・電動要素、　（４）
・・・蓋、（５）・・・ハーメチックターミナル、　（
７）・・・密封端子、　（８）・・・ガラスシール、　
（９）・・・ピン、　（１０）・・・端子、　（１１）
・・・引出線、　（１２）・・・固定部材、（１３）・
・・エンドコイル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも一方を開口させた筒状容器と、この筒
   状容器の開口を閉塞する蓋と、前記筒状容器と蓋とで形
   成された容器と、この容器内に収納された電動要素とを
   有しており、前記蓋にはハーメチックターミナルが取付
   けられており、このハーメチックターミナルはピンと、
   このピンおよびリード線に接続されている端子とを持っ
   ており、前記リード線は電動要素の引出線に接続されて
   いる圧縮機において、前記端子は容器内に取付けられて
   おり、前記ピンは端子と軸方向で一致する位置に取付け
   られており、かつ、前記蓋で開口を閉塞したときに端子
   に接続される位置に前記ピンが取付けられていることを
   特徴とする電動圧縮機。