JP2530944Y2 - 水銀接点リレー - Google Patents
水銀接点リレーInfo
- Publication number
- JP2530944Y2 JP2530944Y2 JP4755890U JP4755890U JP2530944Y2 JP 2530944 Y2 JP2530944 Y2 JP 2530944Y2 JP 4755890 U JP4755890 U JP 4755890U JP 4755890 U JP4755890 U JP 4755890U JP 2530944 Y2 JP2530944 Y2 JP 2530944Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mercury contact
- shield plate
- contact relay
- electrostatic shield
- coil bobbin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は水銀接点リレーに関し、特に静電シールド板
を収容するコイルボビンの形状を改良した水銀接点リレ
ーに関する。
を収容するコイルボビンの形状を改良した水銀接点リレ
ーに関する。
従来、かかる水銀接点リレーは、コイルボビンの中心
に薄い静電シールド板を有する水銀接点スイッチを配置
することにより構成されている。
に薄い静電シールド板を有する水銀接点スイッチを配置
することにより構成されている。
第４図（ａ）〜（ｃ）はそれぞれ従来の一例を説明す
るための水銀接点リレーにおけるコイルボビンの断面図
と静電シールド板および水銀接点スイッチに絶縁手段を
施した状態の斜視図である。
るための水銀接点リレーにおけるコイルボビンの断面図
と静電シールド板および水銀接点スイッチに絶縁手段を
施した状態の斜視図である。
第４図（ａ）に示すように、従来の水銀接点リレーは
巻線（コイル）を巻回するコイルボビン1Aを有してお
り、そのボビン1Aは水銀接点スイッチ（図示省略）を収
納するための窓部12とコイルを巻回する巻線筒部13とを
形成し、両側の下部にスイッチ端子７を植設している。
巻線（コイル）を巻回するコイルボビン1Aを有してお
り、そのボビン1Aは水銀接点スイッチ（図示省略）を収
納するための窓部12とコイルを巻回する巻線筒部13とを
形成し、両側の下部にスイッチ端子７を植設している。
また、第４図（ｂ）に示すように、通常の静電シール
ド形水銀接点リレーは銅板からなり且つ引出しリード６
を形成した静電シールド板10を有している。この静電シ
ールド板10は水銀接点スイッチのステム部との短絡を避
けるために、引出しリード６が形成された側の入口へ絶
縁テープ16を貼り付けている。
ド形水銀接点リレーは銅板からなり且つ引出しリード６
を形成した静電シールド板10を有している。この静電シ
ールド板10は水銀接点スイッチのステム部との短絡を避
けるために、引出しリード６が形成された側の入口へ絶
縁テープ16を貼り付けている。
更に、第４図（ｃ）に示すように、絶縁テープ16を用
いないときは、水銀接点スイッチ３のステム部５の周囲
に絶縁チューブ17をかぶせる。
いないときは、水銀接点スイッチ３のステム部５の周囲
に絶縁チューブ17をかぶせる。
このように、従来の水銀接点リレーは静電シールド板
10の内面に絶縁テープ16を貼るか、あるいは水銀接点ス
イッチ３のステム部５に絶縁チューブ17をかぶせ、静電
シールド板10を水銀接点スイッチ３の周りに巻きつけた
後、コイルボビン1Aに挿入し、スイッチ端子７へ半田接
続している。尚、ここでは、コイル端子および静電シー
ルド板10の接地端子については、省略している。
10の内面に絶縁テープ16を貼るか、あるいは水銀接点ス
イッチ３のステム部５に絶縁チューブ17をかぶせ、静電
シールド板10を水銀接点スイッチ３の周りに巻きつけた
後、コイルボビン1Aに挿入し、スイッチ端子７へ半田接
続している。尚、ここでは、コイル端子および静電シー
ルド板10の接地端子については、省略している。
上述した従来の水銀接点リレーは、絶縁テープや絶縁
チューブを用いるため、半田付け作業における半田ゴテ
の熱や力により絶縁テープや絶縁チューブを破壊させる
ので、絶縁耐圧の劣化が生じたり、工事に際しての注意
が必要であり、更には半田付け後の絶縁テープや絶縁チ
ュープの破損チェックが必要であるので、半田付け作業
の際の能率低下や原価高等をもたらすという欠点があ
る。
チューブを用いるため、半田付け作業における半田ゴテ
の熱や力により絶縁テープや絶縁チューブを破壊させる
ので、絶縁耐圧の劣化が生じたり、工事に際しての注意
が必要であり、更には半田付け後の絶縁テープや絶縁チ
ュープの破損チェックが必要であるので、半田付け作業
の際の能率低下や原価高等をもたらすという欠点があ
る。
本考案の目的は、かかる絶縁耐圧の向上と作業能率の
向上等を実現できる水銀接点リレーを提供することにあ
る。
向上等を実現できる水銀接点リレーを提供することにあ
る。
本考案の水銀接点リレーは、水銀接点スイッチと、前
記水銀接点スイッチをシールドし引出しリードを形成し
た静電シールド板と、巻線筒部および前記静電シールド
板を収納するために前記巻線筒部の内部に同軸状に形成
したシールド板筒部を有するコイルボビンとを含んで構
成される。
記水銀接点スイッチをシールドし引出しリードを形成し
た静電シールド板と、巻線筒部および前記静電シールド
板を収納するために前記巻線筒部の内部に同軸状に形成
したシールド板筒部を有するコイルボビンとを含んで構
成される。
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第１図（ａ），（ｂ）はそれぞれ本考案の概略を説明
するための水銀接点リレーの斜視図およびその内部に用
いる静電シールド板の斜視図である。
するための水銀接点リレーの斜視図およびその内部に用
いる静電シールド板の斜視図である。
第１図（ａ）に示すように、本実施例の水銀接点リレ
ーは巻線２を有し窓部４を形成したコイルボビン１と、
このコイルボビン１の窓部４から中央を貫通するように
配置される水銀接点スイッチ３と、外部接続のためにコ
イルボビン１の側面に植設されたスイッチ端子7,接地端
子８および巻線端子９とを備えている。これらのスイッ
チ端子7,接地端子８および巻線端子９は、それぞれ水銀
接点スイッチ３のステム部５のリードと、図示していな
い静電シールド板の引出しリード６と、コイルボビン１
に巻回された巻線２の引出しリードと接続される。
ーは巻線２を有し窓部４を形成したコイルボビン１と、
このコイルボビン１の窓部４から中央を貫通するように
配置される水銀接点スイッチ３と、外部接続のためにコ
イルボビン１の側面に植設されたスイッチ端子7,接地端
子８および巻線端子９とを備えている。これらのスイッ
チ端子7,接地端子８および巻線端子９は、それぞれ水銀
接点スイッチ３のステム部５のリードと、図示していな
い静電シールド板の引出しリード６と、コイルボビン１
に巻回された巻線２の引出しリードと接続される。
また、第１図（ｂ）に示すように、水銀接点スイッチ
３の周囲にかぶせられる静電シールド板10は引出しリー
ド６が図示のように形成される。
３の周囲にかぶせられる静電シールド板10は引出しリー
ド６が図示のように形成される。
第２図（ａ）〜（ｃ）はそれぞれ本考案の第一の実施
例を説明するための水銀接点リレーにおけるコイルボビ
ンの両側面図およびＡ−Ａ線断面図である。
例を説明するための水銀接点リレーにおけるコイルボビ
ンの両側面図およびＡ−Ａ線断面図である。
第２図（ａ）〜（ｃ）に示すように、本実施例におけ
るコイルボビン１は一側面に小さな窓部４および引出し
リード孔11を形成し、他の側面に大きな窓部12を形成し
ている。しかも、このコイルボビン１は小さな窓４を形
成した側面から巻線筒部13の径よりも小さく且つ静電シ
ールド板10を収納する同軸状のシールド板筒部14を形成
している。この静電シールド板10を収納するためのシー
ルド板筒部14は静電シールド板10を簡単に挿入固定でき
且つ水銀接点スイッチ３のステム部５と完全に遮断、す
なわち絶縁できる。
るコイルボビン１は一側面に小さな窓部４および引出し
リード孔11を形成し、他の側面に大きな窓部12を形成し
ている。しかも、このコイルボビン１は小さな窓４を形
成した側面から巻線筒部13の径よりも小さく且つ静電シ
ールド板10を収納する同軸状のシールド板筒部14を形成
している。この静電シールド板10を収納するためのシー
ルド板筒部14は静電シールド板10を簡単に挿入固定でき
且つ水銀接点スイッチ３のステム部５と完全に遮断、す
なわち絶縁できる。
第３図（ａ）〜（ｃ）はそれぞれ本考案の第二の実施
例を説明するための第２図（ａ）〜（ｃ）と同様の両側
面図およびＢ−Ｂ線断面図である。
例を説明するための第２図（ａ）〜（ｃ）と同様の両側
面図およびＢ−Ｂ線断面図である。
第３図（ａ）〜（ｃ）に示すように、本実施例におけ
るコイルボビン１はシールド板筒部15の一端を長くし、
静電シールド板10の引出しリード６と水銀接点スイッチ
３との遮断（絶縁）をより確実にしたことにある。その
他の構造については、前述した第一の実施例と同一であ
るので、説明を省略する。
るコイルボビン１はシールド板筒部15の一端を長くし、
静電シールド板10の引出しリード６と水銀接点スイッチ
３との遮断（絶縁）をより確実にしたことにある。その
他の構造については、前述した第一の実施例と同一であ
るので、説明を省略する。
要するに、この第二の実施例においては、シールド板
筒部15が巻線筒部13の外側に且つスイッチ端子７に近づ
いて一部分が突出している。
筒部15が巻線筒部13の外側に且つスイッチ端子７に近づ
いて一部分が突出している。
以上説明したように、本考案の水銀接点リレーは、コ
イルボビンの一部に静電シールド板を収納するための筒
部を設けることにより、静電シールド板の引出しリード
と水銀接点スイッチのステム部を確実に遮断でき、絶縁
テープや絶縁チューブを不要にし、また半田付け作業中
における半田ゴテの熱や力による絶縁テープや絶縁チュ
ーブの破損から派生するリレー特性の絶縁劣化を皆無に
するとともに作業能率の向上および原価低減を実現でき
るという効果がある。
イルボビンの一部に静電シールド板を収納するための筒
部を設けることにより、静電シールド板の引出しリード
と水銀接点スイッチのステム部を確実に遮断でき、絶縁
テープや絶縁チューブを不要にし、また半田付け作業中
における半田ゴテの熱や力による絶縁テープや絶縁チュ
ーブの破損から派生するリレー特性の絶縁劣化を皆無に
するとともに作業能率の向上および原価低減を実現でき
るという効果がある。
第１図（ａ），（ｂ）はそれぞれ本考案の概略を説明す
るための水銀接点リレーの斜視図およびその内部に用い
る静電シールド板の斜視図、第２図（ａ）〜（ｃ）それ
ぞれ本考案の第一の実施例を説明するための水銀接点リ
レーにおけるコイルボビンの両側面図およびＡ−Ａ線断
面図、第３図（ａ）〜（ｃ）はそれぞれ本考案の第二の
実施例を説明するための第２図（ａ）〜（ｃ）と同様の
両側面図およびＢ−Ｂ線断面図、第４図（ａ）〜（ｃ）
はそれぞれ従来の一例を説明するための水銀接点リレー
におけるコイルボビンの断面図と静電シールド板および
水銀接点スイッチに絶縁手段を施した状態の斜視図であ
る。 １……コイルボビン、２……巻線、３……水銀接点スイ
ッチ、4,12……窓部、５……ステム部、６……引出しリ
ード、７……スイッチ端子、８……接地端子、９……巻
線端子、10……静電シールド板、11……引出しリード
孔、13……巻線筒部、14,15……シールド板筒部。
るための水銀接点リレーの斜視図およびその内部に用い
る静電シールド板の斜視図、第２図（ａ）〜（ｃ）それ
ぞれ本考案の第一の実施例を説明するための水銀接点リ
レーにおけるコイルボビンの両側面図およびＡ−Ａ線断
面図、第３図（ａ）〜（ｃ）はそれぞれ本考案の第二の
実施例を説明するための第２図（ａ）〜（ｃ）と同様の
両側面図およびＢ−Ｂ線断面図、第４図（ａ）〜（ｃ）
はそれぞれ従来の一例を説明するための水銀接点リレー
におけるコイルボビンの断面図と静電シールド板および
水銀接点スイッチに絶縁手段を施した状態の斜視図であ
る。 １……コイルボビン、２……巻線、３……水銀接点スイ
ッチ、4,12……窓部、５……ステム部、６……引出しリ
ード、７……スイッチ端子、８……接地端子、９……巻
線端子、10……静電シールド板、11……引出しリード
孔、13……巻線筒部、14,15……シールド板筒部。
Claims (3)
- 【請求項１】水銀接点スイッチと、前記水銀接点スイッ
チをシールドし引出しリードを形成した静電シールド板
と、巻線筒部および前記静電シールド板を収納するため
に前記巻線筒部の内部に同軸状に形成したシールド板筒
部を有するコイルボビンとを含むことを特徴とする水銀
接点リレー。 - 【請求項２】請求項１記載の前記シールド板筒部は、前
記コイルボビンの一側面より前記巻線筒部の内部に同軸
状に且つ一部分だけ形成されていることを特徴とする水
銀接点リレー。 - 【請求項３】請求項１記載の前記シールド板筒部は、前
記巻線筒部の外側に且つスイッチ端子に近づいて一部分
が突出していることを特徴とする水銀接点リレー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4755890U JP2530944Y2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | 水銀接点リレー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4755890U JP2530944Y2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | 水銀接点リレー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH048241U JPH048241U (ja) | 1992-01-24 |
| JP2530944Y2 true JP2530944Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=31563593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4755890U Expired - Lifetime JP2530944Y2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | 水銀接点リレー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2530944Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1085602C (zh) * | 1997-05-30 | 2002-05-29 | 住友电木株式会社 | 密封容器 |
-
1990
- 1990-05-07 JP JP4755890U patent/JP2530944Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH048241U (ja) | 1992-01-24 |
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