JPS6394093A

JPS6394093A - 密閉型回転式圧縮機

Info

Publication number: JPS6394093A
Application number: JP61238508A
Authority: JP
Inventors: Isamu Shoji; 庄司　勇; Katsuyuki Takeda; 勝幸武田
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1986-10-07
Filing date: 1986-10-07
Publication date: 1988-04-25
Also published as: JPH0357318B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野式圧縮機に関する。

（ロ）従来の技術一般に、回転式圧縮機は、往復動式圧縮機と比較して振
動が少なく、クランクの偏心量も小さくてすむために特
に密閉型の圧縮機においては機体の小型化に好適である
。

しかし、従来の密閉型回転式圧縮機では円筒状の密閉ケ
ースに圧縮装置と該圧縮装置を駆動するための電動機と
を単に圧入したものが殆どであり、圧縮機の機体の小型
化、特に、圧縮機の全高の低減には意がつくされていな
かった。

そこで、従来、特開昭５８−１５００９２号公報に開示
され第６因に示すように、密閉ケース３０の側壁に取り
付けられる電動機３１への給電用ターミナル３２を、電
動機３１の下部コイルエンド３３とシリンダブロック３
４の凹所３５と密閉ケース３０の底蓋３６とで囲まれる
空間を利用して配設することにより、密閉ケースの背高
さの低減を図り、圧縮機の小型化に対処したものがある
。

（ハ）発明が解決しようとする問題点しかしながら上記の構成によると、給電用ターミナル３
２が密閉ケース３ｏの底蓋３６に近接して装管キれ、し
かも、シリンダブロック３４の圧入部における側壁に固
着されているため、密閉ケース１の側壁にターミナル３
２の孔３７を形成する場合、穿孔時の応力が密閉ケース
３ｏの下部開口部やシリンダブロック３４の圧入部に影
習し易く、下部開口部や圧入部で密閉ケース３ｏが歪み
、真円度が狂い易いという問題があった。この問題は、
筒状のケース本体と底蓋３６を溶接する際の歩留りを悪
化させたり、ケース本体とシリンダブロック３４の嵌合
を悪くしたりする結果を招き、溶接作業性や信頼性を低
下することとなる。

また、斯る構成は、ケース本体と底蓋３６との溶接部と
、ターミナル３２が接近しているため、ターミナル３２
が溶接時の熱的影響を受は易く、ターミナル３２の絶縁
部の品質を低下させるという問題もあり、更に、ターミ
ナル３２の位置が低いことから、該ターミナルの外側端
子ピン３８に接続されるリード線が、床に接触し易く損
傷する危険があった。

本発明は斯る点に鑑みなされたもので、密閉ケースの高
さ低減とこれによる圧縮機の小型化といった従前の利便
さを保ちつつ、密閉ケースの溶接部や該ケースのシリン
ダブロックとの圧入部における精度を高め、溶接作業性
や信頼性を向上させると共に、電動機の保護特性も良好
にすることを目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段本発明は、円筒状の密閉ケースと、該密閉ケースの中心
軸と軸線を平行にして圧入された′Ｗｆ、動機と、該電
動機により駆動される回転式の冷媒圧縮装置とからなり
、冷媒圧縮装置は密閉ケースに圧入されるシリンダブロ
ックを有し、かつ、前記密閉ケースの側壁に、電動機へ
の給電用ターミナルを、電ｒＥＪ機とシリンダブロック
と密閉ケースとで囲まれた空間を利用して配設してなり
、更に、密閉ケースの外壁にはターミナルを囲むフェン
スが設けられ、前記ターミナルの外側端子ピンに電動機
の始動リレーと熱動ａ電器を装着している密閉型回転式
圧縮機において、前記電動機の下部コイルエンドの外周
面と対向する位置にある密閉ケースの側壁に、外方へ向
って突出する突出部を設け、この突出部に前記給電用タ
ーミナルを装着する一方、前記フェンスに、駆動継電器
の感温面が当接する舌片を形成したものである。

（ホ）作用本発明の密閉型回転式圧縮機は上記の構成により、密閉
ケースの側壁に装着される給電用ターミナルを、電動機
とシリンダブロックと密閉ケースとで囲まれる空間を利
用して配設することにより、密閉ケースの背高さを低減
し圧縮機を小型にするといった従前の利便さを保ちつつ
、下部コイルエンドの外周面と対向する位置の側壁を外
方へ突出許せ、この突出部にターミナルを装着すること
により、給電用ターミナルを、前記空間に対応する側壁
のなるべく上方で装着させることができるようにして、
ターミナルの孔の穿孔時の応力で、ケース本体の下部開
口やシリンダブロックの圧入部が歪むのを低減し、該下
部開口や圧入部における密閉ケースの真円度を向上させ
て、密閉ケースの溶接作業性やシリンダブロックの嵌合
精度を高めたものである。のみならず、フェンスに駆動
継電器の感温面が当接する舌片を形成したことにより、
ケースの側壁に突出部を形成しても、駆動継電器がケー
スから浮き上ったりすることがなくなり、電動機の保護
性能を向上できるものである。

（へ）実施例以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

１はケース本体１ａとこの本体の上下開口を閉室する上
蓋１ｂ及び下蓋１ｃとからなる密閉ケースである。２は
密閉ケース１の中心軸と軸線を平行にして該ケースに圧
入された電動機である。この電動機は、コイル３を巻装
したステータ４と、後述する回転軸５に嵌合されてステ
ータ４内を回転するロータ６とからなり、前記コイルの
下部コイルエンド３ｂはその外径が上部コイルエンド３
ａより小きくなるように形成されている。７は回転軸５
を介して前記電動機２により駆動される回転式の冷媒圧
縮装置であり、この装置は、密閉ケース１に圧入された
円柱形のシリンダブロック８と、シリンダ８ａの開口を
閉室する端板９，１０と、前記回転軸５に挿入されシリ
ンダ８ａ内を偏心回転するローラ１１と、このロータに
常時その先端を当接きれてシリンダ８ａ内を高圧側と低
圧側に区分するベーン１２とから構成されている。１３
は、電動機２の下部コイルエンド３ｂの外周面と対向す
る位置の密閉ケース１の側壁に形成された突出部であり
、この突出部は座押し加工によって側壁の面から外方へ
向ってｓ、　ｓｍ＋ｎ程度突出するように形成されてお
り、かつ、中央に孔１４が形成されている。１５は前記
突出部１３の孔１４を貫通して該突出部に装着きれた給
電用ターミナルである。すなわち、このターミナルは、
電動＠２の下部コイルエンド３ｂと、シリンダブロック
８と、密閉ケース１の側壁とで囲まれた空間を利用して
配設され、しかも、突出部１３の分だけ外方ヘズした位
置で装ｆｌａれている。１６は密閉ケース１の外壁でタ
ーミナル１５を囲むように該ケースに固着されたフェン
スである。このフェンスには図示しないカバーが装着さ
れ後述する電装部品の保護ボックスを構成する。１７は
前記ターミナル１５の外側端子ビン１８．１９に接続さ
れた電動機２の始動リレーである。２１は同じくターミ
ナル１５の外側端子ピン２０に接続され、連結ホルダー
２２により前記リレー１７に一体的に結合された駆動継
電器である。また、前記フェンス１６には、駆動継電器
２１の感温面が当接する舌片２３が一体的に曲げ加工さ
れている。

このように構成された密閉型回転式圧縮機において、密
閉ケース１の側壁に固着される給電用ターミナル１５は
、電動機２の下部コイルエンド３ｂと、シリンダブロッ
ク８と、密閉ケース１の側壁とで囲まれた空間を利用し
て配設されるため、従前のように、密閉ケース１の背高
さを低減することができ、圧縮機を小型にできることは
もとより、下部コイルエンド３ｂの外周面と対向する位
置の側壁に突出部１３を設け、この突出部にターミナル
１５を装着したこと、及び、下部コイルエンド３ｂの外
径を小さくしたことにより、給電用ターミナル１５を、
前記空間に対応する側壁のできる限り上方に装着するこ
とができ、ターミナル１５の孔１４の穿孔時に、穿孔応
力がケース本体１ａの下部開口やシリンダブロック８の
圧入部分になるべく伝わらないようにして、該ケースの
下部開口や圧入部の歪みを低減し、密閉ケース１の真円
度を向上させて、密閉ケース１の溶接作業性やシリンダ
ブロック８の底金精度を高めることができる。また、こ
こで、給電用ターミナル１５の位置を、電動機２０巻線
間の境目となるへこみ部に対応させれば、上述した効果
が一層高められる。更に、ターミナル１５の密閉ケース
１内側の端子ビン２４の長さを短くすることも有効であ
る。

また、給電用ターミナル１５を上記空間に対応する側壁
のなるべく上方に配置できたことにより、ケース本体１
ａと底蓋１ｃとの溶接時に該ターミナルへ伝わる熱を少
なく押えることができ、ターミナル１５の絶縁部におけ
る品質を低下させることはなく、更に、ターミナル１５
の外側端子ピン１８，１９．２０に接続される電装部品
のリード線が床に接触して損傷するのも低減できる。

また、フェンス１６に駆動継電器２１の感温面が当接す
る舌片２３を形成したことにより、ケース１の（ＩＩ壁
に突出部１３を形成しても、駆動継電器２１がケース１
から浮き上ったりすることはなく、圧縮機の加熱状態を
正確に検知して電動機の保護性能を向上できる。

（））発明の効果以上のように本発明は、円筒状の密閉ケースと、該密閉
ケースの中心軸と軸線を平行にして圧入された電動機と
、該電動機により駆動される回転式の冷媒圧縮装置とか
らなり、冷媒圧縮装置は密閉ケースに圧入されるシリン
ダブロックを有し、かつ、前記密閉ケースの側壁に、電
動機への給電用ターミナルを、電動機とシリンダブロッ
クと密閉ケースとで囲まれた空間を利用して配設してな
り、更に、密閉ケースの外壁にはターミナルを囲むフェ
ンスが設けられ、前記ターミナルの外側端子ピンに電＠
機の始動リレーと駆動継電器を装管している密閉型回転
式圧縮機において、前記電動機の下部コイルエンドの外
周面と対向する位置にある密閉ケースの側壁に、外方へ
向って突出する突出部を設け、この突出部に前記給電用
ターミナルを装管する一方、前記フェンスに、駆動継電
器の感温面が当接する舌片を一体形成したものであるか
ら、密閉ケースの背高さ低減という従前の利便さを保ち
つつ、給電用ターミナルを、前記空間のなるべく上方に
配置することができ、ターミナル用孔の穿孔時の応力が
、ケース本体の下部開口やシリンダブロックとの圧入部
分に伝わって該下部開口や圧入部分が歪むのを低減し、
密閉ケースの真円度を向上させて、密閉ケースの溶接作
業やシリンダブロックの底金精度を高めることができる
。のみならず、フェンスに駆動継電器の感温面が当接す
る舌片を形成したことにより、ケースの側壁に突出部を
形成しても、駆動継電器がケースから浮き上ったりする
ことはなく、圧縮機の加熱状態を正確に検知して電動機
の保護性能を向上できる。

【図面の簡単な説明】第１図乃至第５図は本発明の実施例を示し、第１図は密
閉型回転式圧縮機の縦断面図、第２図は同じく密閉型回
転式圧縮機の側面図、第３図は同じく圧縮機の要部正面
図、第４図及び第５図はフェンスの側面図と正面図、第
６図は従来例を示す密閉型回転式圧Ｗ３機の縦断面図で
ある。１・・・密閉ケース、　２・・・電動機、　３ｂ・・・
下部コイルエンド、　７・・・冷媒圧縮装置、　８・・
・シリンダブロック、　　１３・・・突出部、　　１５
・・・給電用ターミナル、　　１６・・・フェンス、　
　１７・・・始動リレー、　２１・・・駆動継電器、　
　２３・・・舌片。出願人　三洋電機株式会社外１名代理人　弁理士　西野卓嗣　外１名９ｉＳ　　ｌ　図第２図１ｂ第　３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）円筒状の密閉ケースと、該密閉ケースの中心軸と
軸線を平行にして圧入された電動機と、該電動機により
駆動される回転式の冷媒圧縮装置とからなり、冷媒圧縮
装置は密閉ケースに圧入されるシリンダブロックを有し
、かつ、前記密閉ケースの側壁に、電動機への給電用タ
ーミナルを、電動機とシリンダブロックと密閉ケースと
で囲まれた空間を利用して配設してなり、更に、密閉ケ
ースの外壁にはターミナルを囲むフェンスが設けられ、
前記ターミナルの外側端子ピンに電動機の始動リレーと
駆動継電器を装着している密閉型回転式圧縮機において
、前記電動機の下部コイルエンドの外周面と対向する位
置にある密閉ケースの側壁に、外方へ向って突出する突
出部を設け、この突出部に前記給電用ターミナルを装着
する一方、前記フェンスに、熱動継電器の感温面が当接
する舌片を形成したことを特徴とする密閉型回転式圧縮
機。